JP2017224548A - レバー操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 節度ピンを備えるレバー操作装置において、レバー部を操作する際のがたつきをより一層有効に抑制する。【解決手段】 操作体20の動作部22のガイド穴22a内には節度ピン23が挿入されており、その先端は、ケーシング11内のカム部12の被当接面に当接する当接端部23aである。操作体20のレバー部21を操作して動作部22の先端部の位置が変化すると、被当接面上で当接端部23aが摺動する。節度ピン23の外周面には第一の傾斜面(ピン外周傾斜面23b)が、ガイド穴22aの内周面で第一の傾斜面の対向位置には第二の傾斜面(ガイド穴内周傾斜面22b)があり、これらは、その法線方向が、レバー部21の揺動方向に対して傾斜している。節度ピン23は、第一の傾斜面と第二の傾斜面とが当接するように、ガイド穴22a内に付勢されている。【選択図】 図1

Description

本発明はレバー操作装置に関し、特に、自動車等の車両においてドライバにより操作されるレバー操作装置に関する。
ドライバが操作する車両用の操作具として、例えば、ステアリングハンドルの近くに設置されるレバー操作装置がある。このようなレバー操作装置は、一般的には、レバー部の先端部側に回動可能に軸支される動作部が位置し、この動作部の先端面には、ガイド穴が形成され、このガイド穴内に節度ピンが付勢されて挿入されている。また、節度ピンの進退方向には、両側部が節度ピン側に高くなり、中央が最も低くなる谷状の被当接面を有するカム部が設けられており、通常は、節度ピンが被当接面の中央の谷底に当接している。レバー部を揺動操作すると、付勢された節度ピンが被当接面の谷底から何れかの側部に摺動しながら移動し、その抵抗によってレバー部の回動に節度が与えられる。
このような構成のレバー操作装置では、基本的に、ガイド穴の内径は節度ピンを進退動作可能に内挿できるように、当該節度ピンの外径よりも少し大きく設定される。ところが、ガイド穴の内径が大きいことから、ガイド穴の内周面と節度ピンの外周面との間には必然的に隙間が生じる。このような隙間の発生は、レバー部の操作にがたつきを生じさせる。
そこで、従来から、レバー部を操作するときのがたつきの抑制を図るレバー操作装置が種々提案されている。例えば、特許文献1には、操作レバー(レバー部)の先端部側の穴(ガイド穴)に出没可能に組み込まれ、スプリング(節度ばね)により付勢された円筒状の節度ピース(節度ピン)を備え、スプリングを座屈させることにより、円筒状の節度ピースを傾ける構成のレバースイッチ装置(レバー操作装置)が開示されている。節度ピースが傾けられることで、その外周面の先端側と基端側とをガイド穴の内周面に当接させる。これにより、ガイド穴の内周面と節度ピースの外周面との隙間を無くし、操作のがたつきの抑制を図っている。
特開2001−266707号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、節度ピース(節度ピン)が傾斜した方向以外の方向については、ガイド穴の内周面と節度ピースの外周面との間に隙間が生じてしまう。例えば、特許文献1では、スプリング(節度ばね)の座屈により、節度ピースの先端側の下部および基端側の上部をガイド穴の内面に当接させている。したがって、節度ピースは、外周面の上下で当接しているものの、上下以外の外周面には隙間が生じる。そのため、隙間が生じている方向に操作レバー(レバー部)を操作すると、がたつきが生じてしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、節度ピンを備えるレバー操作装置において、レバー部を操作する際のがたつきをより一層有効に抑制することを目的とする。
本開示に係るレバー操作装置は、前記の課題を解決するために、基端側が回動可能に軸支され、先端部にガイド穴が設けられる動作部と、当該動作部の基端側に設けられ、その操作により前記動作部の先端部の位置を変化させるレバー部と、 前記動作部の先端部に対向する位置に設けられ、前記レバー部の操作方向に沿って広がる谷状の被当接面を有するカム部と、前記動作部の前記先端部の位置に応じて、所定の信号を検出する検出部と、進出方向に付勢された状態で前記ガイド穴内に進退自在に挿入され、前記カム部の前記被当接面に当接する当接端部を先端に有し、当該当接端部は、前記動作部の前記先端部の位置が変化することにより、前記被当接面上で摺動する節度ピンと、を備え、前記節度ピンは、その外周面に第一の傾斜面を有するとともに、前記ガイド穴は、その内周面のうち前記第一の傾斜面に対向する位置に第二の傾斜面を有し、これら第一の傾斜面および第二の傾斜面は、その法線方向が、前記レバー部の操作方向に対して傾斜しており、前記節度ピンは、当該節度ピンの前記第一の傾斜面と前記ガイド穴の前記第二の傾斜面とが当接する方向に付勢されている構成である。
前記構成によれば、節度ピンの外周面およびガイド穴の内周面には、前記レバー部の操作方向に対して傾斜する方向に面する傾斜面がそれぞれ設けられている。そして、節度ピンは、当該節度ピンに設けられる第一の傾斜面とガイド穴に設けられる第二の傾斜面との隙間が実質的に当接するように付勢されて、ガイド穴内に挿入されている。そのため、節度ピンをガイド穴に挿入すると、節度ピンは、第一の傾斜面でガイド穴の第二の傾斜面に当接するため、ガイド穴における第二の傾斜面となる部位に、節度ピンにおける第一の傾斜面となる部位が嵌合したような状態となる。
これにより、レバー部を操作したときにも、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接状態が保持される。そのため、第一の傾斜面および第二の傾斜面以外の領域には、節度ピンの良好な進退移動を可能とする隙間が保持されるとともに、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接が保持されることにより、良好な節度感をもってレバー部を操作することができる。その結果、レバー部の操作時のがたつきを有効に抑制し、操作感触を良好なものとすることができる。
本発明では、以上の構成により、節度ピンを備えるレバー操作装置において、レバー部を操作する際のがたつきをより一層有効に抑制することができる、という効果を奏する。
本開示の実施の形態1に係るレバー操作装置の模式的な構成例を示す分解斜視図である。 (A)は、図1に示すレバー操作装置が備えるケーシングの下方斜視図であり、(B)は、(A)に示すケーシングの下面図である。 (A)は、図1に示すレバー操作装置の横断面図であり、(B)は、図1に示すレバー操作装置の縦断面図である。 (A)〜(C)は、図1に示すレバー操作装置が備える節度ピンが、動作部のガイド穴に挿入された状態を説明する模式図である。 図3(B)に示すレバー操作装置におけるカム部に対する節度ピンの当接状態を説明する部分縦断面図である。 (A)〜(H)は、図4(A)〜(C)に示す節度ピンおよびガイド穴の変形例を示す模式図である。 本開示の実施の形態2に係るレバー操作装置の模式的な構成例を示す縦断面図である。
本開示に係るレバー操作装置は、基端側が回動可能に軸支され、先端部にガイド穴が設けられる動作部と、当該動作部の基端側に設けられ、その操作により前記動作部の先端部の位置を変化させるレバー部と、前記動作部の先端部に対向する位置に設けられ、前記レバー部の操作方向に沿って広がる谷状の被当接面を有するカム部と、前記動作部の前記先端部の位置に応じて、所定の信号を検出する検出部と、進出方向に付勢された状態で前記ガイド穴内に進退自在に挿入され、前記カム部の前記被当接面に当接する当接端部を先端に有し、当該当接端部は、前記動作部の前記先端部の位置が変化することにより、前記被当接面上で摺動する節度ピンと、を備え、前記節度ピンは、その外周面に第一の傾斜面を有するとともに、前記ガイド穴は、その内周面のうち前記第一の傾斜面に対向する位置に第二の傾斜面を有し、これら第一の傾斜面および第二の傾斜面は、その法線方向が、前記レバー部の操作方向に対して傾斜しており、前記節度ピンは、当該節度ピンの前記第一の傾斜面と前記ガイド穴の前記第二の傾斜面とが当接する方向に付勢されている構成である。
前記構成によれば、節度ピンの外周面およびガイド穴の内周面には、前記レバー部の操作方向に対して傾斜する方向に面する傾斜面がそれぞれ設けられている。そして、節度ピンは、当該節度ピンに設けられる第一の傾斜面とガイド穴に設けられる第二の傾斜面との隙間が実質的に当接するように付勢されて、ガイド穴内に挿入されている。そのため、節度ピンをガイド穴に挿入すると、節度ピンは、第一の傾斜面でガイド穴の第二の傾斜面に当接するため、ガイド穴における第二の傾斜面となる部位に、節度ピンにおける第一の傾斜面となる部位が嵌合したような状態となる。
これにより、レバー部を操作したときにも、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接状態が保持される。そのため、第一の傾斜面および第二の傾斜面以外の領域には、節度ピンの良好な進退移動を可能とする隙間が保持されるとともに、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接が保持されることにより、良好な節度感をもってレバー部を操作することができる。その結果、レバー部の操作時のがたつきを有効に抑制し、操作感触を良好なものとすることができる。
前記構成のレバー操作装置においては、前記カム部において、前記被当接面の広がり方向を横方向とし、当該横方向に直交するとともに前記被当接面から見て前記節度ピン側となる方向を高さ方向とし、前記横方向および前記高さ方向に直交する方向を縦方向としたときに、前記節度ピンの前記第一の傾斜面および前記ガイド穴の前記第二の傾斜面は、前記縦方向の一方に偏在し、前記被当接面は、前記縦方向の他方の縁部から一方の縁部に向かって当該被当接面の高さが低くなるように、傾斜している構成であってもよい。
また、前記構成のレバー操作装置においては、前記節度ピンは、筒状であり、その内部空間に付勢部材が挿入されているとともに、前記内部空間は、前記節度ピンの前記当接端部の中心から前記進出方向に延びる当接中心線から偏心して位置しており、前記節度ピンの前記第一の傾斜面および前記ガイド穴の前記第二の傾斜面は、前記当接中心線を基準として、前記内部空間の偏心方向の逆方向に偏在している構成であってもよい。
また、前記構成のレバー操作装置においては、前記節度ピンは、その前記外周面において、前記レバー部の操作方向に沿って互いに対をなす位置に、前記第一の傾斜面を2箇所有し、前記ガイド穴は、その前記内周面において、前記レバー部の操作方向に沿って互いに対をなす位置に、前記第二の傾斜面を2箇所有する構成であってもよい。
また、前記構成のレバー操作装置においては、前記節度ピンの前記第一の傾斜面、および、前記ガイド穴の前記第二の傾斜面の少なくとも一方は、平坦面または湾曲面である構成であってもよい。
また、前記構成のレバー操作装置においては、前記節度ピンの前記第一の傾斜面、および、前記ガイド穴の前記第二の傾斜面の少なくとも一方には、当該傾斜面から陥凹する窪部が設けられている構成であってもよい。
以下、本開示の代表的な実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[レバー操作装置の構成]
まず、図1〜図3(A),(B)を参照して、本実施の形態1に係るレバー操作装置10Aの代表的な構成例について具体的に説明する。
図1に示すように、本開示に係るレバー操作装置10Aは、ケーシング11、カム部12、基板カバー13、検出部14、プリント基板15、図示しない底板、操作体20等を備えている。操作体20は、レバー部21と動作部22とを有している。なお、以下では便宜上、図1に矢印で示す上下方向、左右方向、前後方向を基準にして説明するが、この方向は、当該レバー操作装置10Aを車両等に搭載したときの方向とは必ずしも一致していなくてもよい。また、レバー操作装置10Aの長手方向は、図1に示す例では、左右方向に沿っているので、左右方向を「長手方向」と称する場合がある。
ケーシング11は、レバー操作装置10Aの本体を構成し、例えば、車両等のボディに固定的に取り付けられるボックス状である。ケーシング11の内部には、操作体20の動作部22が収容される。また、ケーシング11の下側には、基板カバー13が取り付けられ、図示しない底板で封止される。それゆえ、動作部22は、ケーシング11と基板カバー13との間に介在する。
図2(A),(B)に示すように、ケーシング11の下面は開放されており、図1にも示すように、上面における長手方向の一端側(本実施の形態では右端側)寄りには、上軸受部11aが設けられている。この上軸受部11aは、動作部22の基端側を回動可能に固定する揺動軸部の一部を構成する。また、ケーシング11の上軸受部11aに近接する側面(本実施の形態では右側面)には、レバー部側開口部11bが設けられている。ケーシング11内に動作部22が収容されて回動可能に支持された状態では、レバー部21は、レバー部側開口部11bからケーシング11の外部に露出する。
図2(A),(B)に示すように、ケーシング11内には、カム部12が設けられている。カム部12は、ケーシング11内において、動作部22の先端部に対向する位置に設けられている。カム部12は、レバー部21の操作方向に沿って広がる谷状の被当接面(カム面)12aを有している。本実施の形態では、図3(A),(B)に示すように、動作部22の基端部が、ケーシング11の長手方向の一端側(本実施の形態では右端側)で回動可能に支持されているので、動作部22の先端部は、ケーシング11の長手方向の他端側(本実施の形態では左端側)に対向することになる。それゆえ、カム部12は、ケーシング11における長手方向の他端側の内面に設けられる。
なお、ケーシング11における長手方向の他端側は、言い換えれば、ケーシング11におけるレバー部側開口部11bに対向する位置である。また、本実施の形態では、図1に示すように、カム部12はケーシング11とは別体として構成され、図2(A),(B)に示すように、ケーシング11内に取り付けられているが、これに限定されず、ケーシング11の一部となるように一体的に構成されてもよい。
図1および図3(A),(B)に示すように、動作部22の上面には上軸部22dが設けられ、動作部22の下面には、図3(B)に示すように下軸部22eが設けられている。ケーシング11の上面には、前記の通り、長手方向の一端寄り(右端寄り)の位置に上軸受部11aが設けられ、基板カバー13の上面には、図1および図3(B)に示すように、長手方向の一端寄り(右端寄り)の位置に下軸受部13aが設けられている。
動作部22の上軸部22dはケーシング11の上軸受部11aに嵌合し、動作部22の下軸部22eは基板カバー13の下軸受部13aに嵌合する。それゆえ、上軸受部11a、上軸部22d、下軸部22e、下軸受部13aは、動作部22の基端側を回動可能に固定する揺動軸部を構成する。なお、揺動軸部の構成は、上軸受部11aおよび上軸部22dの嵌合、並びに、下軸部22eおよび下軸受部13aの嵌合に限定されず、公知の他の構成を好適に用いることができる。
基板カバー13は、ケーシング11内において、動作部22の下方に位置する検出部14およびプリント基板15の上側に、これらを覆うように位置する。基板カバー13の上面における長手方向の一端寄り(右端寄り)には、前記の通り、下軸受部13aが設けられており、上面における長手方向の他端寄り(左端寄り)には、図1および図3(B)に示すように、検出部用開口部13bが設けられている。検出部用開口部13bは、長手方向に直交する方向(本実施の形態では前後方向)に沿って延伸する開口を構成しており、検出部14の一部(後述する検出凸部14b)が、検出部用開口部13bを貫通して動作部22の一部(後述する動作凹部22c)に当接する。
検出部14は、レバー部21の揺動により変化する動作部22の先端部の位置に応じて、所定の信号を検出する。検出部14の具体的な構成は特に限定されないが、本実施の形態では、プリント基板15の表面に当接する可動接点を下面に有する検出部本体14aと、検出部本体14aの上面から突出する検出凸部14bとを備えている。図3(B)に示すように、検出部本体14aは、下面の可動接点でプリント基板15の上面(表面)に当接する。また、検出凸部14bは、図3(B)に示すように、基板カバー13の検出部用開口部13bを貫通して、動作部22の下面に設けられる動作凹部22c内に位置する。
操作体20の動作部22は、図3(A),(B)に示すように、ケーシング11内に収容され、前記の通り、揺動軸部(上軸受部11a、上軸部22d、下軸部22e、下軸受部13a)により基端側が回動可能に軸支されている。操作体20のレバー部21は、図3(A),(B)に示すように、動作部22の基端側に設けられ、ケーシング11外に揺動可能に露出している。レバー部21は、本実施の形態では、少なくとも前後方向に揺動操作可能に構成される。
動作部22は、前述したように、長手方向の一端である基端部(本実施の形態では右端)において、その上面に上軸部22dを有し、その下面に下軸部22eを有する。また、長手方向の他端である先端部(本実施の形態では左端)の正面には、図1および図3(A),(B)に示すように、ガイド穴22aが設けられ、この中に節度ピン23が挿入されている。また、先端部の下面には、検出凸部14bを内部に配置可能とする動作凹部22cが設けられている。
前述したように、検出凸部14bは、基板カバー13の検出部用開口部13bを貫通して動作部22側に突き出ている。動作凹部22cは、基板カバー13から突出した検出凸部14bを、その内部に位置させている。レバー部21を操作して動作部22が揺動軸部を中心に回動すると、動作部22の先端部は大きく前後方向に揺動する。この揺動に伴って、動作凹部22cも前後方向に揺動するので、動作凹部22cの内部に位置する検出凸部14bは、動作凹部22cの内面のいずれかに当接した状態で、前後方向に揺動することになる。
ここで、検出凸部14bは、前記の通り、基板カバー13の左端寄りに、前後方向に延伸する略長方形状の開口として設けられる、検出部用開口部13b内に位置している。それゆえ、検出凸部14bが前後方向に揺動するとき、その揺動方向は、検出部用開口部13bに沿って略直線移動するようにガイドされる。検出凸部14bが前後方向に略直線移動すれば、検出部本体14aの下面の可動接点も、プリント基板15の表面上を摺動する。プリント基板15の表面には、複数の配線パターンが形成されており、この配線パターンには、所定箇所に固定接点が設けられている。摺動する検出部本体14aの下面の可動接点が固定接点に位置すれば通電可能となる。つまり、検出部14およびプリント基板15(並びに、基板カバー13の検出部用開口部13b)は、動作部22の先端部の揺動により電気的切離を可能とするスイッチ接点部を構成している。
なお、本実施の形態では、検出部14は、固定接点に検出部本体14aの下面の可動接点が当接するか否かによって電気的切離が切り替えられる機械的スイッチとして構成されるが、検出部14の構成はこれに限定されない。検出部14は、動作部22の変位を検知できればよく、磁気的な検知手段、あるいは、光学的な検知手段を採用してもよい。例えば、動作部22に永久磁石を設け、プリント基板15に磁気センサを配置する構成であってもよい。また、動作部22に反射材を設け、プリント基板15に発光素子及び受光素子を配置する構成であってもよい。
節度ピン23は、図1および図3(A),(B)に示すように、動作部22の先端部に設けられるガイド穴22a内に進退自在に挿入され、進出方向に付勢されている。節度ピン23の先端は、カム部12の被当接面12aに当接する当接端部23aとなっている。本実施の形態では、節度ピン23の横断面(前後方向の断面)は、上面および両側面上部が略平坦であり、両側面下部がそれぞれ第一の傾斜面であるピン外周傾斜面23bであり、下面は、平坦であるもののピン外周傾斜面23bの存在により、上面よりも幅の狭い面となっている。また、節度ピン23の両側面の上面に隣接する縁部には、側面から突出する側方突起部23cが設けられている。
さらに節度ピン23は、本実施の形態では、図3(A),(B)の断面図に示すように内部が中空の筒状であり、内部空間であるピン内腔23dに付勢部材である節度ばね24が挿入されている。それゆえ、この節度ばね24により、節度ピン23は長手方向の一端側(先端部側、左端側)すなわち進出方向に付勢される。また、図1に示すように、ガイド穴22aの内周面の下部側方には、それぞれ第二の傾斜面であるガイド穴内周傾斜面22bが設けられている。
節度ピン23が進出方向に付勢されることで、当接端部23aは、カム部12の被当接面12a上に当接する。図3(A)に示すように、被当接面12aは、前後方向(レバー部21の操作方向、広がり方向)に沿って連続した谷状の面であり、節度ピン23側すなわち動作部22の先端部側を、被当接面12aの高さ方向(本実施の形態では右方向)としたときに、前後方向の中央である谷底が最も低くなり、両側部が最も高くなる。なお、本実施の形態におけるカム部12は、前後方向の両側部が平坦で中央の谷底が最も低くなる構成(谷状)であるが、中央の谷底に対して両側部が山状となる構成(山谷状)であってもよい。また、一方の側部が平坦であり他方の側部が山状である構成であってもよい。
レバー部21が中立位置にあるときは、節度ピン23の当接端部23aは谷底に位置している。レバー部21を前後方向に揺動操作することで動作部22の先端部の位置が変化すると、これに伴って、節度ピン23の当接端部23aは、谷底からいずれかの側部に向かって被当接面12a上を摺動する。このときの摺動によってレバー部21の回動に節度が与えられる。つまり、節度ピン23とカム部12とによって節度手段が構成されるので、レバー部21が中立位置では、動作部22の先端部が被当接面12aの谷底に対向する位置で保持されるとともに、レバー部21を前後方向に揺動操作するときには、節度手段が節度感を伴って動作し、前後方向の所定位置で保持される。
ここで、本実施の形態では、被当接面12aは、図3(A)に示すような谷状であるが、さらに、図3(B)に示すように、上部が高くなり下部が低くなるように、上下方向に対して傾斜している。言い換えれば、被当接面12aの広がり方向を「節度手段の横方向」(操作方法に平行、前後方向)とし、当該横方向に直交するとともに被当接面12aから見て節度ピン23側となる方向を「節度手段または被当接面12aの高さ方向」(進退方向に平行、右方向)とし、横方向および高さ方向に直交する方向を「節度手段の縦方向」(上下方向)としたときに、当該被当接面12aは、縦方向の他方の縁部(上側の縁部)から一方の縁部(下側の縁部)に向かって当該被当接面の高さが低くなるように、傾斜している。
[節度ピンおよびガイド穴の構成]
次に、節度ピン23およびこれが挿入されるガイド穴22aの具体的構成、並びに、節度ピン23がガイド穴22aに挿入されている状態について、図1および図3(A),(B)に加えて、図4(A)〜(C)および図5を参照して説明する。
本開示に係るレバー操作装置10Aにおいては、節度ピン23は、その外周面に第一の傾斜面を有するとともに、ガイド穴22aは、その内周面のうち節度ピン23の第一の傾斜面に対向する位置には、第二の傾斜面を有する。これら第一の傾斜面および第二の傾斜面は、その法線方向が、レバー部21の操作方向に対して傾斜している。
図4(A)では、本実施の形態において、動作部22のガイド穴22aの内部に、節度ピン23が挿入されている状態を、動作部22の先端面側(長手方向の他端側、左端側)から見た状態を模式的に示している。図4(B),(C)に示す節度ピン23の挿入状態は、いずれも図4(A)に示す状態と同一であるが、図4(B)では、節度ピン23の構成を説明するために、図4(A)に示す状態において、動作部22およびガイド穴22aを破線で図示し、図4(C)では、ガイド穴22aの構成を説明するために、節度ピン23を破線で図示している。
本実施の形態では、図4(B)に示すように、節度ピン23の外周の下側に、第一の傾斜面であるピン外周傾斜面23bが2箇所設けられている。これら2箇所のピン外周傾斜面23bは、先端面側から見ると、上下方向(節度手段の縦方向)に沿った中心線(図4(A)のみに一点鎖線で図示)を基準に線対称となるような位置関係にある。また、図4(C)に示すように、ガイド穴22aの内周の下側には、第二の傾斜面であるガイド穴内周傾斜面22bが2箇所設けられている。これら2箇所のガイド穴内周傾斜面22bも、ピン外周傾斜面23bと同様に、上下方向に沿った中心線を基準に線対称となるような位置関係にある。言い換えれば、節度ピン23のピン外周傾斜面23bと、ガイド穴22aのガイド穴内周名斜面22bは、上下方向における下方向(縦方向の一方)に偏在している。
節度ピン23がガイド穴22a内に挿入された状態では、図4(A)〜(C)に示すように、当該節度ピン23の一対のピン外周傾斜面23b(第一の傾斜面)とガイド穴22aの一対のガイド穴内周傾斜面22b(第二の傾斜面)とが当接するように付勢されている。この付勢を実現する手段(付勢手段)については特に限定されないが、本実施の形態では、図3(B)および図5に示すように、カム部12の被当接面12aが節度手段の縦方向において上から下に向かって高さが低くなるように傾斜することによって実現される。なお、図5では、説明の便宜上、前述した被当接面12aの高さ方向(本実施の形態では右方向)も矢印で図示している。
具体的には、レバー部21は、動作部22の揺動軸部(上軸部22d等)を中心として、図3(A)のブロック双方向矢印M1 で示す操作方向(揺動方向、本実施の形態では前後方向)に揺動操作が可能である(なお、図4(B),(C)にも、操作方向M1 のブロック双方向矢印を図示している)。そして、図3(B)および図5に示すように、節度ピン23は、ブロック双方向矢印M2 で示す進退方向(出没方向、本実施の形態では左右方向)に移動可能になっており、また、前記の通り、ピン内腔23dに挿入された節度ばね24によってカム部12に向かって(本実施の形態では左方向に)付勢されている。
ここで、図3(B)および図5に示すように、カム部12の被当接面12aは、上部が高くなり下部が低くなるように傾斜している。節度ピン23の先端である当接端部23aは、この傾斜した被当接面12aに当接して摺動可能となっている。そのため、図4(B)および図5に示すように、当接端部23aに対しては、ブロック矢印M3 で示す付勢方向(本実施の形態では下方向)に付勢力が生じる。
節度ピン23の下部外周面には、前記の通り、一対のピン外周傾斜面23bが設けられており、ガイド穴22aの下部内周面には、一対のピン外周傾斜面23bに対応する位置に、一対のガイド穴内周傾斜面22bが設けられている。これら傾斜面は、節度手段の縦方向において下側に偏在している。そのため、下向きの付勢力により、節度ピン23の下部は、ガイド穴22aの下部に対して、ピン外周傾斜面23bとガイド穴内周傾斜面22bとが安定的に当接する。これにより、節度ピン23は、その下部においてガイド穴22aの下部に嵌合するような状態で保持される。
それゆえ、図4(A)〜(C)に示すように、節度ピン23の外周面とガイド穴22aの内周面との間には、ピン外周傾斜面23bとガイド穴内周傾斜面22bとの当接位置を除いて適度な隙間が形成される。その結果、節度ピン23は、ガイド穴22aの間で良好に進退移動できるとともに、レバー部21の操作により動作部22の先端部が揺動しても、その下部ではガイド穴22aの外周面との隙間が無くなるように嵌合しているので、操作のがたつきを有効に抑制または回避することができる。
なお、節度ピン23は、「付勢部材」である節度ばね24により進出方向(高さ方向の反対側)に付勢されているとともに、「付勢手段」である傾斜した被当接面12aにより縦方向の一方(下方)に付勢されている。したがって、本開示では、節度ピン23には、「付勢部材」によって第一の付勢力が与えられ、「付勢手段(もしくは付勢構造)」によって第二の付勢力が与えられている、ということができる。
ここで、図4(A)〜(C)に示すように、節度ピン23の上部側方には、それぞれ側方突起部23cが設けられている。節度ピン23の下部は、ピン外周傾斜面23bとガイド穴内周傾斜面22bとの当接により隙間が部分的になくなっているが、節度ピン23の上部も側方突起部23cにより、ガイド穴22a内周との隙間が小さくなっている。それゆえ、レバー部21の操作により動作部22の先端部が揺動しても、節度ピン23の上部で実質的に隙間を無くし、下部で隙間をできるだけ小さくできるので、がたつきをより一層有効に抑制または回避することができる。
また、図4(A)〜(C)に示すように、節度ピン23の外周下面とガイド穴22aの内周下面との間には適度な隙間が生じ、節度ピン23の外周上面とガイド穴22aの内周上面との間にも適度な隙間が生じている。そのため、節度ピン23の下部がガイド穴22aの下部に嵌合したような状態となっていても、節度ピン23がガイド穴22a内で良好に進退移動するための隙間を確保することができる。
なお、操作方向M1 、進退方向M2 、および付勢方向M3 は、それぞれ互いに直交する関係にある。操作方向M1 は、レバー操作装置10Aの長手方向に対して、水平方向に直交した方向であり、進退方向M2 は長手方向に沿った方向であり、付勢方向M3 は、長手方向に対して垂直方向に直交した方向である。また、操作方向M1 は節度手段の横方向に平行であり、進退方向M2 は節度手段の高さ方向に平行であり、付勢方向M3 は節度手段の縦方向に平行である。
節度ピン23の第一の傾斜面の傾斜角度(言い換えれば、ガイド穴22aの第二の傾斜面の傾斜角度)は特に限定されず、節度ピン23の形状、材質、付勢方向M3 に加えられる荷重の大きさ等の諸条件に応じて適宜設定される。一例としては、図4(A)に示すように、上下方向(節度手段の縦方向)の基準線(中心線と同方向の直線)に対して、第一の傾斜面の広がり方向がなす角度を、第一の傾斜面の傾斜角θ1 とすれば、傾斜角θ1 は、5〜45°の範囲内を挙げることができる。
傾斜角θ1 を小さくするほど、節度ピン23のガイド穴22aの嵌合状態を良好なものにできるので、レバー部21の操作時のがたつきを良好に抑制することができるものの、レバー部21の操作性が低下するおそれがある。一方、傾斜角θ1 をより大きくするほど、レバー部21の操作性が向上するものの、がたつきの抑制効果が低減するおそれがある。そのため、実際の傾斜角θ1 としては、がたつきの抑制と操作性との兼ね合いから、適度な角度範囲(例えば5〜45°の範囲内)を設定することができる。
また、カム部12の被当接面12aの角度も特に限定されず、被当接面12aに摺動可能に当接する節度ピン23の先端部(当接端部23a)に対して、付勢方向M3 に向けて好適な付勢力を与えることができるような角度であればよい。一例としては、図5に示すように、上下方向(節度手段の縦方向)の基準線に対して、被当接面12aの広がり方向がなす角度を、被当接面12aの傾斜角θ2 とすれば、傾斜角θ2 も、5〜45°の範囲内を挙げることができる。
傾斜角θ2 を小さくし過ぎると、被当接面12aの上下方向の高低差(傾斜高低差)が小さくなるので、節度ピン23の当接端部23aに対して十分な付勢力を与えることができない恐れがある。一方、傾斜角θ2 を大きくし過ぎると、カム面としての高低差(両側部と谷底との高低差)に対する被当接面12aの傾斜高低差が相対的に大きくなるため、適切な機能を有するカム部12を設計できないおそれがある。例えば、傾斜高低差が大きすぎれば、動作部22の先端部の一部が被当接面12aの側部に当たってしまったり、中立位置にあるときの節度ピン23の進出長さをより大きくしたりする等の可能性が考えられる。
[変形例]
本開示に係るレバー操作装置10Aでは、節度ピン23の下部に一対のピン外周傾斜面23bが設けられ、ガイド穴22aの下部に一対のガイド穴内周傾斜面22bが設けられているが、第一の傾斜面および第二の傾斜面の具体的構成は、これに限定されない。第一の傾斜面および第二の傾斜面の他の構成例について、図4(A)〜(C)に加えて、図6(A)〜(H)を参照して具体的に説明する。
図4(A)〜(C)に例示する構成の節度ピン23およびガイド穴22aであれば、ピン外周傾斜面23bは、節度ピン23の外周面下部において、互いに対をなす位置に2箇所設けられ、ガイド穴内周傾斜面22bは、ガイド穴22aの内周面下部において、ピン外周傾斜面23bに当接可能であり、かつ、互いに対をなす位置に2箇所設けられている。また、節度ピン23の上面に隣接する両側面の縁部には、それぞれ側方突起部23cが設けられている。しかしながら、図6(A)または図6(B)に示すように、側方突起部23cは特になくてもよい。
また、図6(B)または図6(C)に示すように、節度ピン23のピン外周傾斜面23bには、当該ピン外周傾斜面23bから陥凹する窪部23eが設けられてもよい。節度ピン23に窪部23eを設けることで、この窪部23eにグリース等の潤滑剤を保持することができるとともに、節度ピン23の進退移動に伴ってグリースを全体的に拡散することができる。これにより、節度ピン23とガイド穴22aとの当接部位(第一の傾斜面および第二の傾斜面との当接部位)における潤滑効果を向上することができ、節度ピン23をより良好に進退移動させることができる。
なお、窪部23eの具体的な形状は特に限定されず、公知の種々の形状を採用することができる。例えば、節度ピン23の長手方向に沿った直線状または波状の溝であってもよいし、点状の凹部が規則的に配列したような構成であってもよい。また、窪部23eは、図6(B)または(C)に示すように、節度ピン23に設けられてもよいが、ガイド穴22aに設けられてもよい。
また、本開示では、第一の傾斜面は、節度ピン23の外周面に1箇所設けられてもよく、第二の傾斜面もガイド穴22aの内周面であって第一の傾斜面に対応する位置に1箇所設けられていればよい。例えば、図6(D)に示すように、ピン外周傾斜面23bおよびガイド穴内周傾斜面22bは、一方の側面の下部に設けられ、他方の側面の下部には設けられなくてもよい。
さらに、第一の傾斜面および第二の傾斜面がそれぞれ2箇所設けられる構成であっても、図4(A)または図6(A)のように、同じ傾斜角のものが2箇所設けられるのではなく、それぞれの傾斜角が異なってもよい。例えば、図6(E)に示す構成では、一方の側面下部には、ピン外周傾斜面23bおよびガイド穴内周傾斜面22bが設けられるが、他方の側面下部には、傾斜角θ1 がより小さい(傾斜面の傾斜が急峻な)ピン外周傾斜面23fおよびガイド穴内周傾斜面22fが設けられてもよいし、図示しないが、他方の側面下部に、傾斜角θ1 がより大きい(傾斜面の傾斜が緩慢な)傾斜面が設けられてもよい。さらに図示しないが、節度ピン23の横断面形状およびガイド穴22aの横断面形状に応じて、それぞれ3箇所以上の傾斜面が設けられてもよいし、第一の傾斜面の数と第二の傾斜面の数とが必ずしも同一でなくてもよい。
また、前述した各構成例では、第一の傾斜面および第二の傾斜面はいずれも平坦面であるが、本開示における傾斜面は、これら平坦面に限定されず、湾曲面等であってもよい。例えば、図6(F)に示すように、ガイド穴22aの下部には、2箇所に平坦なガイド穴内周傾斜面22bが設けられる一方、節度ピン23の下部には、2箇所に湾曲したピン外周傾斜面23gが設けられる構成を挙げることができる。
あるいは、図6(G)に示すように、節度ピン23の下部には、2箇所に平坦なピン外周傾斜面23bが設けられる一方、ガイド穴22aの下部には、2箇所に湾曲したガイド穴内周傾斜面22gが設けられる構成であってもよい。さらには、図6(H)に示すように、節度ピン23の下部には、2箇所に湾曲したピン外周傾斜面23gが設けられ、ガイド穴22aの下部には、2箇所に湾曲したガイド穴内周傾斜面22gが設けられる構成であってもよい。また、図示しないが、第一の傾斜面または第二の傾斜面は、平坦面または湾曲面以外の凹凸面であってもよい。
ここで、図4(A)〜(B)(もしくは図6(A)〜(C))に示すように、節度ピン23は、その外周面において、レバー部21の操作方向(節度手段の横方向)に沿って互いに対をなす位置に、第一の傾斜面を2箇所有し、ガイド穴22aは、その内周面において、レバー部21の操作方向(節度手段の横方向)に沿って互いに対をなす位置に、第二の傾斜面を2箇所有し、いずれの傾斜面も節度手段の縦方向の一方(下側)に偏在していることが好ましい。
このような構成であれば、節度ピン23がガイド穴22aに嵌合したときに、付勢力が2箇所の傾斜面同士の当接位置に加えられる。その結果、節度ピン23が「くさび」のように機能して、安定的にガイド穴22aに保持することが可能になる。そのため、節度ピン23およびガイド穴22aの嵌合状態をより好適に保持することができる。このような節度ピン23の「くさび機能」は、第一の傾斜面および第二の傾斜面がいずれも平坦面であれば、より良好なものとなる。
なお、第一の傾斜面および第二の傾斜面は、いずれも操作方向(節度手段の横方向)とは平行でないことが好ましい。これら傾斜面が操作方向に平行であると、節度ピン23が良好な「くさび機能」を発揮できないおそれがある。例えば、図6(D)に示すように、ピン外周傾斜面23bおよびガイド穴内周傾斜面22bがそれぞれ1箇所のみであったとしても、操作方向に平行でなければよい。この例では、ピン外周傾斜面23bとは反対側の節度ピン23の外周面がガイド穴22aの内周面に当接することで、節度ピン23が「くさび機能」を発揮することが可能である。
このように、本開示に係る構成では、節度ピン23の外周面およびガイド穴22aの内周面には、レバー部21の操作方向に対して傾斜する方向に面する傾斜面がそれぞれ設けられている。そして、節度ピン23は、当該節度ピン23に設けられる第一の傾斜面(ピン外周傾斜面23b)とガイド穴22aに設けられる第二の傾斜面(ガイド穴内周傾斜面22b)とを実質的に当接するように付勢されて、ガイド穴22a内に挿入されている。
そのため、節度ピン23をガイド穴22aに挿入した状態において、節度ピン23は、第一の傾斜面でガイド穴22aの第二の傾斜面に当接するため、付勢力によりガイド穴22aにおける第二の傾斜面となる部位に、節度ピン23における第一の傾斜面となる部位が嵌合したような状態となる。これにより、レバー部21を操作したときにも、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接状態が保持される。
そのため、第一の傾斜面および第二の傾斜面以外の領域には、節度ピン23の良好な進退移動を可能とする隙間が保持されるとともに、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接が保持されることにより、良好な節度感をもってレバー部21を操作することができる。その結果、レバー部21の操作時のがたつきを有効に抑制し、操作感触を良好なものとすることができる。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、節度ピン23を第一の傾斜面および第二の傾斜面が当接するようにガイド穴22aに付勢する構成(付勢手段)として、カム部12の被当接面12aを、上から下に向かって高さが低くなるように傾斜させる構成を用いていたが、本開示はこれに限定されず、他の構成を採用することができる。付勢手段の他の構成の一例について、図7を参照して説明する。
図7の縦断面図に示すように、本実施の形態2に係るレバー操作装置10Bは、付勢手段を除いて、基本的に前記実施の形態1に係るレバー操作装置10A(図3(B)参照)と同様の構成を有している。そのため、レバー操作装置10Bの付勢手段以外の構成については説明を省略する。
レバー操作装置10Bでは、カム部12の被当接面(カム面)12bが、前記実施の形態1の被当接面12aとは異なり高さが変化するように傾斜しておらず、代わりに、筒状の節度ピン23の内部空間であるピン内腔23hが、前記実施の形態1のピン内腔23dとは異なり、節度ピン23の当接端部23aに設定される当接中心線Xから偏心して位置している。図7に示すように、この当接中心線Xは、節度ピン23の当接端部23aが被当接面12bに接している状態で、当該当接端部23aの中心から当該節度ピン23の進出方向に延伸する直線として設定される。
このようにピン内腔23hが当接中心線Xから偏心して位置している状態において、節度ピン23の第一の傾斜面(ピン外周傾斜面23b)およびガイド穴22aの第二の傾斜面(ガイド穴内周傾斜面22b)は、前記実施の形態1と同様に、節度手段の縦方向の下側に偏在している。言い換えれば、第一の傾斜面および第二の傾斜面は、当接中心線Xを基準として、ピン内腔23hの偏心方向の逆方向に偏在している(図4(A)〜(C)等参照)。
つまり、本実施の形態における付勢手段は、節度ピン23に設けられる当接中心線Xから偏心したピン内腔23hと、このピン内腔23hに挿入される付勢部材(節度ばね24)であるということができる。なお、ピン内腔23hが節度ピン23の当接中心線Xから偏心する程度は特に限定されず、カム部12の高低差、節度ピン23の形状、節度ばね24の弾性の大きさ等の諸条件に応じて適宜設定される。
このように、ピン内腔23hが偏心していれば、節度ばね24による「第一の付勢力」の方向も、節度ピン23の当接中心線Xから偏心する。図7に示す例では、ピン内腔23hおよび節度ばね24は上側に偏心している。そのため、節度ピン23の先端部である当接端部23aに対しては、下側に「第二の付勢力」が生じる(図4(B)および図5参照)。節度ピン23の両側面下部には、一対の第一の傾斜面(ピン外周傾斜面23b,23f,23g等)が設けられ、ガイド穴22aの下部内周面には、一対の第二の傾斜面(ガイド穴内周傾斜面22b,22f,22g等)が設けられている。
これにより、前記実施の形態1と同様に、ガイド穴22aにおける第二の傾斜面となる部位に、節度ピン23における第一の傾斜面となる部位が嵌合したような状態となる。それゆえ、節度ピン23が「くさび機能」を発揮することができるので、レバー部21を操作したときにも、第一の傾斜面および第二の傾斜面の当接状態が保持される。その結果、レバー部21の操作時のがたつきを有効に抑制し、操作感触を良好なものとすることができる。
前記実施の形態1に係るレバー操作装置10A、または、本実施の形態2に係るレバー操作装置10Bは、自動車等の車両に搭載するレバー操作装置として好適に用いることができる。代表的なレバー操作装置としては、例えば、自動車の操作レバーの操作によってターンシグナルランプを点灯または消灯させる旋回方向指示装置を挙げることができるが、もちろんこれに限定されない。
なお、本発明は前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態や複数の変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、自動車等の車両に搭載するレバー操作装置の分野に広く好適に用いることができる。
10A,10B レバー操作装置
11 ケーシング
11a 上軸受部
11b レバー部側開口部
12 カム部
12a,12b カム部被当接面
13 基板カバー
13a 下軸受部
13b 検出部用開口部
14 検出部
14a 検出部本体
14b 検出凸部
15 プリント基板
16 底板
20 操作体
21 レバー部
22 動作部
22a ガイド穴
22b,22f,22g ガイド穴内周傾斜面(第二の傾斜面)
22c 動作凹部
22d 上軸部
22e 下軸部
23 節度ピン
23a 当接端部
23b,23f,23h ピン外周傾斜面(第一の傾斜面)
23c 側方突起部
23d,23h 節度ピン内腔
23e 窪部
24 節度ばね(付勢部材)

Claims (6)

  1. 基端側が回動可能に軸支され、先端部にガイド穴が設けられる動作部と、
    当該動作部の基端側に設けられ、その操作により前記動作部の先端部の位置を変化させるレバー部と、
    前記動作部の先端部に対向する位置に設けられ、前記レバー部の操作方向に沿って広がる谷状の被当接面を有するカム部と、
    前記動作部の前記先端部の位置に応じて、所定の信号を検出する検出部と、
    進出方向に付勢された状態で前記ガイド穴内に進退自在に挿入され、前記カム部の前記被当接面に当接する当接端部を先端に有し、当該当接端部は、前記動作部の前記先端部の位置が変化することにより、前記被当接面上で摺動する節度ピンと、
    を備え、
    前記節度ピンは、その外周面に第一の傾斜面を有するとともに、前記ガイド穴は、その内周面のうち前記第一の傾斜面に対向する位置に第二の傾斜面を有し、
    これら第一の傾斜面および第二の傾斜面は、その法線方向が、前記レバー部の操作方向に対して傾斜しており、
    前記節度ピンは、当該節度ピンの前記第一の傾斜面と前記ガイド穴の前記第二の傾斜面とが当接する方向に付勢されていることを特徴とする、
    レバー操作装置。
  2. 前記カム部において、前記被当接面の広がり方向を横方向とし、当該横方向に直交するとともに前記被当接面から見て前記節度ピン側となる方向を高さ方向とし、前記横方向および前記高さ方向に直交する方向を縦方向としたときに、
    前記節度ピンの前記第一の傾斜面および前記ガイド穴の前記第二の傾斜面は、前記縦方向の一方に偏在し、
    前記被当接面は、前記縦方向の他方の縁部から一方の縁部に向かって当該被当接面の高さが低くなるように、傾斜していることを特徴とする、
    請求項1に記載のレバー操作装置。
  3. 前記節度ピンは、筒状であり、その内部空間に付勢部材が挿入されているとともに、
    前記内部空間は、前記節度ピンの前記当接端部の中心から前記進出方向に延びる当接中心線から偏心して位置しており、
    前記節度ピンの前記第一の傾斜面および前記ガイド穴の前記第二の傾斜面は、前記当接中心線を基準として、前記内部空間の偏心方向の逆方向に偏在していることを特徴とする、
    請求項1に記載のレバー操作装置。
  4. 前記節度ピンは、その前記外周面において、前記レバー部の操作方向に沿って互いに対をなす位置に、前記第一の傾斜面を2箇所有し、
    前記ガイド穴は、その前記内周面において、前記レバー部の操作方向に沿って互いに対をなす位置に、前記第二の傾斜面を2箇所有することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレバー操作装置。
  5. 前記節度ピンの前記第一の傾斜面、および、前記ガイド穴の前記第二の傾斜面の少なくとも一方は、平坦面または湾曲面であることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のレバー操作装置。
  6. 前記節度ピンの前記第一の傾斜面、および、前記ガイド穴の前記第二の傾斜面の少なくとも一方には、当該傾斜面から陥凹する窪部が設けられていることを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のレバー操作装置。
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