JP2017222392A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程等での汚れの付着のおそれがなく、加熱レトルト食品にも利用可能な、開口部での直線的な開封が可能な包装袋を提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートフィルムとシーラント層を少なくとも有する積層体のシーラント層の周縁部を貼り合せてなる包装袋本体と、
包装袋本体を直線的に切り裂いて開封する部位に、包装袋本体にわたって貼りあわされた開封ガイドテープを有する包装袋であって、
包装袋本体の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
開封ガイドテープはミシン目加工を施したポリエチレンテレフタレートフィルムであり、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、ヒートシールにより熱溶着されている包装袋。
【選択図】図1
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートフィルムとシーラント層を少なくとも有する積層体のシーラント層の周縁部を貼り合せてなる包装袋本体と、
包装袋本体を直線的に切り裂いて開封する部位に、包装袋本体にわたって貼りあわされた開封ガイドテープを有する包装袋であって、
包装袋本体の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
開封ガイドテープはミシン目加工を施したポリエチレンテレフタレートフィルムであり、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、ヒートシールにより熱溶着されている包装袋。
【選択図】図1
Description
本発明は、包装袋に関するものである。とくにプラスチックフィルムをベースとした包装であって開封性に優れ、製造工程での汚れを防ぐことが出来、レトルト食品にも利用可能な包装袋に関するものである。
包装袋はプラスチックフィルムを基材とする単体または積層体から構成されるものが広く普及しており、さまざまな形態のものが、幅広い用途に用いられている。一方、このようなプラスチックフィルムやその積層体を利用した包装袋の課題として、開封性があげられる。
キャップや蓋といった明確な開口部材が設けられているボトルや壜と異なり、包装袋は使用者自らが包装袋を切り裂いて開封する使用方法が一般的である。その結果、使用者によっては開封を行うことが出来ない、また開封できた場合でも、きれいに開封できず、内容物をこぼす、飛散させるなどして内容物を利用できない、周辺を汚す、内容物が熱い場合にはやけどをする、などといった問題があった。
そこで包装袋の開封性を向上するため、易開封性を持たせた包装袋が知られている。易開封性を持たせる手段として、例えば、包装袋の外縁の、開封を開始する位置に切裂きのきっかけとなる切込みを設け、開封が直線的に進むように誘導するため、包装袋に線状に脆弱性を付与した易開封線を設ける、などが行われている。
あるいはまた、特定の方向に切裂きが進みやすい性質を持った直線カット性のフィルム片を、包装袋に貼り付けるなどして、そのフィルム片上を切裂きが進むようにすることで、直線的に開封が行えるようにすることなども行われている。
たとえば特許文献1には、直線カット性の樹脂フィルムを、包装袋本体の開口部近傍に装着する易開封袋が開示されている。しかしながら、製造工程において直線カット性のフィルムを粘着剤や接着剤を用いて貼り付ける際、貼り付けに用いる圧着ロールに粘着剤や接着剤がはみ出して付着し、これが再び包装袋に付着して、そこにさらに流通過程等で異物が付着して汚染してしまう場合があり、問題となっていた。また粘着剤は耐熱性が低く、加熱を伴うレトルト食品向けの包装袋には使用できないという問題もあった。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、製造工程等での汚れの付着のおそれがなく、加熱レトルト食品にも利用可能な、開口部での直線的な開封が可能な包装袋を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
ポリエチレンテレフタレートフィルムとシーラント層を少なくとも有する積層体のシーラント層の周縁部を貼り合せてなる包装袋本体と、
包装袋本体を直線的に切り裂いて開封する部位に、包装袋本体にわたって貼りあわされた開封ガイドテープを有する包装袋であって、
包装袋本体の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
開封ガイドテープはミシン目加工を施したポリエチレンテレフタレートフィルムであり、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、ヒートシールにより熱溶着されていることを特徴とする包装袋である。
ポリエチレンテレフタレートフィルムとシーラント層を少なくとも有する積層体のシーラント層の周縁部を貼り合せてなる包装袋本体と、
包装袋本体を直線的に切り裂いて開封する部位に、包装袋本体にわたって貼りあわされた開封ガイドテープを有する包装袋であって、
包装袋本体の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
開封ガイドテープはミシン目加工を施したポリエチレンテレフタレートフィルムであり、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、ヒートシールにより熱溶着されていることを特徴とする包装袋である。
また請求項2に記載の発明は、
包装袋本体最外層のポリエチレンテレフタレートフィルムにガスバリア層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
包装袋本体最外層のポリエチレンテレフタレートフィルムにガスバリア層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
また請求項3に記載の発明は、
ガスバリア層が無機化合物層であることを特徴とする請求項2に記載の包装袋である。
ガスバリア層が無機化合物層であることを特徴とする請求項2に記載の包装袋である。
また請求項4に記載の発明は、
シーラント層の厚みをt、開封ガイドテープの厚みをTとしたとき、t≦T×5の式を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の包装袋である。
シーラント層の厚みをt、開封ガイドテープの厚みをTとしたとき、t≦T×5の式を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の包装袋である。
本発明においては、包装袋を開封する部位に開封ガイドテープを貼り付けることで直線的にきれいな切裂きを行うことが可能となるばかりでなく、開封ガイドテープの貼り付けが、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与されてヒートシールにより熱溶着されているため、袋の製造時に開封ガイドテープを包装袋本体に貼り付ける際に、粘着剤などを使用せず、粘着剤のはみ出しと圧着ローラーなどの圧着部材への付着と再付着による汚れのおそれがないという効果を奏する。
また、耐熱性の低い粘着剤を使用しないため、使用時に加熱をするレトルト食品用途にも適用が可能となるという効果を奏する。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルムにガスバリア層を設けることにより、内容物の酸化などを防止し、保存性をさらに高めることが出来る。
また、ガスバリア層を無機化合物層とすることで、包装袋本体を透明にすることが可能となるので内容物を目視で確認できるようになり、また、ガスバリア層を金属箔や金属蒸着膜などにした場合には使用できなかった、電子レンジで加熱する用途にも適用でき、廃棄後の処分も容易となるためさらに好適である。
また、シーラント層の厚みが厚くなるに従い切裂きの抵抗が増すため、切裂きを進めにくくなるが、シーラント層の厚みt、開封ガイドテープの厚みをTとしたとき、t≦T×5の式を満たすような値とすることで、直線的な切裂きが安定して行えることを見出し、開封性が良好な包装袋を提供できる。
以下本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細な説明を加える。なお本発明はここに示した例にのみ限定されるものではない。
図1は本発明に係る包装袋の一実施形態を説明するための全体平面模式図である。包装袋(1)は、最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムでありシーラント層を有する包装袋本体(2)と、その表面に貼り付けられたポリエチレンテレフタレートフィルム製の開封ガイドテープ(3)を有している。
ポリエチレンテレフタレートフィルムは、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることができる。この場合フィルム強度が比較的大きく、熱による伸縮も少ないことから、積層体および包装袋の製造において安定した生産をすることができるため、より好ましく用いられる。
また二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることによって、包装袋としての強靭性も備わるために、包装袋を使用するそれぞれの場面において好ましい結果となる。
ポリエチレンテレフタレートフィルムを最外層のフィルムとして使用して包装袋を構成すると、それだけでもポリオレフィン系の樹脂フィルムを使用する場合に比べて、ガスバリア性能が向上する効果がある。
包装袋本体(2)は表側の積層体(10)と裏側の積層体(図示せず)の周縁部(6)をヒートシールして内側に内容物を収納する収納部(7)が設けられている。
積層体を構成する際には、包装袋の用途、要求品質に合わせて材料構成や層構成を設計することができる。たとえば、包装袋を内容物が外から見えなくするには、隠蔽層や着色層を設けることができ、また内容物や商品に関する情報やイメージを外側から見える層に、印刷層として設けることができる。
実際の充填工程に用いる場合には、周縁部のうち一辺を充填口として開口させておき、そこから内容物を充填した後、開口部分をヒートシールして密封する。
包装袋本体(2)の周縁部に、包装袋を切り裂いて開封する際の開始点となる切込み(4)が設けられており、切込み(4)の部位から望ましい開封を示す仮想直線(9)上に対向する周縁部まで包装袋本体(2)にわたって開封ガイドテープ(3)が貼り付けられている。
開封ガイドテープ(3)には、切裂きが直線的に進行するのを促すためのミシン目加工(5)が施されている。ミシン目加工(5)は、直線状に1本または複数本設けても良いが、図示するようなハの字状の切れ目を複数設けると、切裂きの方向がずれた場合でも元の方向に戻すことが出来るためより好適であり、開封ガイドテープ(3)の表裏を貫通する様にして設けるのが好ましい。開封ガイドテープは裏側の積層体の略同一の位置にも同様のものが貼り付けられている。
図2は、図1の包装袋を矢印Aの部位で切断した断面を拡大して示した部分拡大模式図である。積層体(10)、(20)は、最外層のポリエチレンテレフタレートフィルム(11)、(21)とシーラント層(13)、(23)が積層され、最外層のポリエチレンテレフタレートフィルム(11)、(21)の包装袋内側に当る面にはガスバリア層(12)、(22)を設けることができる。
ガスバリア層を設けることにより、ガスバリア性に優れ、たとえば酸素透過度や水蒸気透過度などを低く抑えることができるため、内容物の保存性に優れる包装袋を実現することができる。
ガスバリア層には、アルミニウム箔などの金属箔をガスバリア層として用いることができる。金属箔を用いることが適当ではない場合には、ガスバリア性を有するガスバリアフィルムを貼りあわせて積層体を構成しても良い。金属箔やガスバリアフィルムは、接着剤を用いて、たとえばドライラミネーション法を用いて積層することもでき、あるいは押出機を用いて熱可塑性樹脂を押し出して積層することもできる。
またポリエチレンテレフタレートフィルムの包装袋の内面側となる面にガスバリア層として直接無機化合物層を設けることができる。このガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、ポリエチレンテレフタレートフィルムにアンカーコート層を設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。
アンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料を、グラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上に蒸着層を形成し、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。
無機化合物層は真空蒸着法による蒸着層のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層のコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、ガスバリア層とすることができる。
無機化合物層のコーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このとき、コーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、包装材料としての適性も具備することができる。
またガスバリア層としてSiOを用いる場合には透明であるために、積層体を構成する他の層が透明であれば、内容物を包装袋の外側から目で見ることが可能である。また金属層を含まないため、電子レンジでの加熱調理用途にも適用が可能である。これらは、包装袋の用途、要求品質によって適宜選択し、使い分けをすればよい。
開封ガイドテープ(3)、(33)は、溶着部(8)、(38)において、開封ガイドテープ(3)、(33)及び最外層のポリエチレンテレフタレートフィルム(11)、(
21)共にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、粘着剤や接着剤を介さずに熱溶着されている。
21)共にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、粘着剤や接着剤を介さずに熱溶着されている。
粘着剤や接着剤を介していないため、粘着剤や接着剤のはみ出しによる汚れが付着することがなく、耐熱性の低い粘着剤を使用されていないことから、加熱を伴うレトルト食品用途にも支障なく利用することが可能である。
ヒートシール性の発現は、連続照射タイプのレーザ光を用いてヒートシール性を付与する部分に描画、照射して行なう。レーザ光はエネルギーが効率的にポリエチレンテレフタレートフィルム層に吸収されやすい赤外線波長を有する、たとえば炭酸ガスレーザを用いることができる。これによってエネルギー効率が高く、かつ安全性の高い、ヒートシール性を実現することができる。
また赤外線波長を有するレーザ光であればレーザ発振器は特定の形式のものに限定するものではない。レーザ光が照射された部分にはポリエチレンテレフタレートフィルムの変質によってヒートシール性が発現する。
したがって、包装袋本体の溶着部(8)、(38)に選択的にレーザ照射を行なうことによってより効率的にヒートシール性付与を行なうことができる。またレーザ光の照射は、連続線や断続線、あるいは点状のパターンを描画する形で照射することができる。あるいは面状の照射を行なうこともできる。このような形状はレーザ光のスポット径、スポット形状などを適宜設定して形成することができる。
図3は、本発明の包装袋を開封した場合の、開封途中の状態を示した部分斜視模式図である。切込み(4)から、開封ガイドテープ(3)、(33)上を切裂きが進むことにより、しだいに開口部(15)が形成される。
開封ガイドテープ(3)、(33)にハの字状のミシン目がフィルムの表裏を貫通して連続して直線状に設けられていることから、切裂きを良好にガイドすることができる。
図4は、本発明の包装袋の開封ガイドテープ上を切裂きが進行する状況を説明する部分拡大模式図である。望ましい開封を示す仮想直線(9)に対し、実際の切裂きが使用者の力の入れ加減などによりずれてしまった場合でも、ハの字状のミシン目に切裂きが到達すると、ミシン目により望ましい開封を示す仮想直線(9)の側に戻されるため、大きくずれてしまうことなく、ほぼ直線状に切裂きを進めることができ、良好な開封を行うことができる。
このように、本発明によればポリエチレンテレフタレートフィルムを最外層とした積層体からなる包装袋であって、開封性に優れ、製造工程等での汚れの発生を防ぐことができ、レトルト食品にも利用可能な包装袋を提供することが可能である。
以下実施例に基づいて、本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの例にのみ限定されるものではない。
<実施例1>
図1に示す包装袋の試験体を、下記条件にて作成した。
・包装袋本体
ポリエチレン樹脂シーラント層(30μm)/SiO蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)の層構成で作成
・開封ガイドテープ
12μm、16μm、25μmの3種類の厚みの、ハの字状の切れ目を入れたポリエチレンテレフタレートフィルムで作成
包装袋本体および開封ガイドテープの各サンプルの貼り合せ面に対し、キーエンス社製炭酸ガスレーザ装置ML−Z9510を用いて21Wにてレーザ照射加工してヒートシール性を付与したうえで熱溶着して包装袋の試験体を作成した。
図1に示す包装袋の試験体を、下記条件にて作成した。
・包装袋本体
ポリエチレン樹脂シーラント層(30μm)/SiO蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)の層構成で作成
・開封ガイドテープ
12μm、16μm、25μmの3種類の厚みの、ハの字状の切れ目を入れたポリエチレンテレフタレートフィルムで作成
包装袋本体および開封ガイドテープの各サンプルの貼り合せ面に対し、キーエンス社製炭酸ガスレーザ装置ML−Z9510を用いて21Wにてレーザ照射加工してヒートシール性を付与したうえで熱溶着して包装袋の試験体を作成した。
試験体を切込みから手指で切り裂いて、切裂き試験を行ったところ、いずれの試験体でも望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<実施例2>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、40μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、40μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<実施例3>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、50μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、50μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<実施例4>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、60μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、60μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<実施例5>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、80μmとし、開封ガイドテープの厚みを16μm、25μmの2点とした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、80μmとし、開封ガイドテープの厚みを16μm、25μmの2点とした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、いずれの試験体も望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<実施例6>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを25μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを25μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、望ましい開封線に沿った良好な開封ができた。
<比較例1>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、80μmとし、開封ガイドテープの厚みを25μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きはできたものの、望ましい開封線から外れた不規則な線であった。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、80μmとし、開封ガイドテープの厚みを25μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きはできたものの、望ましい開封線から外れた不規則な線であった。
<比較例2>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを16μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きはできたものの、望ましい開封線から外れた不規則な線であった。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを16μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きはできたものの、望ましい開封線から外れた不規則な線であった。
<比較例3>
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを12μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きを進めることができなかった。
包装袋本体のシーラント層の厚みを、100μmとし、開封ガイドテープの厚みを12μmとした以外は実施例1と同様の条件で試験体を作成し、同様に切り裂き試験を行ったところ、切裂きを進めることができなかった。
評価結果を下記の評価基準で表し、表1にまとめる。
〇:切裂きが望ましい開封線に沿って、良好に開封できた。
△:切裂きはできたが、望ましい開封線からずれた。
×:切裂きができなかった。
〇:切裂きが望ましい開封線に沿って、良好に開封できた。
△:切裂きはできたが、望ましい開封線からずれた。
×:切裂きができなかった。
1 ・・・・・・包装袋
2 ・・・・・・包装袋本体
3、33 ・・・開封ガイドテープ
4 ・・・・・・切込み
5 ・・・・・・ハの字状の切れ目
6 ・・・・・・周縁部
7 ・・・・・・収納部
8、38 ・・・溶着部
9 ・・・・・・望ましい開封を示す仮想直線
10、20 ・・積層体
11、21 ・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
12、22 ・・バリア層
13、23 ・・シーラント層
15 ・・・・・開口部
A ・・・・・・断面図の切断位置
2 ・・・・・・包装袋本体
3、33 ・・・開封ガイドテープ
4 ・・・・・・切込み
5 ・・・・・・ハの字状の切れ目
6 ・・・・・・周縁部
7 ・・・・・・収納部
8、38 ・・・溶着部
9 ・・・・・・望ましい開封を示す仮想直線
10、20 ・・積層体
11、21 ・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
12、22 ・・バリア層
13、23 ・・シーラント層
15 ・・・・・開口部
A ・・・・・・断面図の切断位置
Claims (4)
- ポリエチレンテレフタレートフィルムとシーラント層を少なくとも有する積層体のシーラント層の周縁部を貼り合せてなる包装袋本体と、
包装袋本体を直線的に切り裂いて開封する部位に、包装袋本体にわたって貼りあわされた開封ガイドテープを有する包装袋であって、
包装袋本体の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムであり、
開封ガイドテープはミシン目加工を施したポリエチレンテレフタレートフィルムであり、開封ガイドテープの包装袋本体に貼り付ける面と、包装袋本体の開封ガイドテープを貼り付ける部位にレーザ光照射によりヒートシール性が付与され、ヒートシールにより熱溶着されていることを特徴とする包装袋。 - 包装袋本体の最外層のポリエチレンテレフタレートフィルムにガスバリア層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- ガスバリア層が無機化合物層であることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
- シーラント層の厚みをt、開封ガイドテープの厚みをTとしたとき、t≦T×5の式を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の包装袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118878A JP2017222392A (ja) | 2016-06-15 | 2016-06-15 | 包装袋 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019104540A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社トッパンインフォメディア | 開封誘導ラベル、開封誘導パウチ容器 |
-
2016
- 2016-06-15 JP JP2016118878A patent/JP2017222392A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019104540A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社トッパンインフォメディア | 開封誘導ラベル、開封誘導パウチ容器 |
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