JP2017221191A - 生物学的熱反応用のキャッピングシステム、およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、生物学的熱反応用のキャッピングシステム(100)を提供する。【解決手段】キャッピングシステム(100)は、1つ以上の反応チューブ(110)、1つ以上の吸引具(120)、および1つ以上の押込み棒(140)を備えている。上記1つ以上の反応チューブ(110)のそれぞれには、開口端(112)が備わっている。上記1つ以上の吸引具(120)は、1つ以上のキャップ(130)を吸引するため、および、上記1つ以上のキャップ(130)を上記1つ以上の反応チューブ(110)の上記開口端(112)に移動させるために用いられる。上記1つ以上の押込み棒(140)は、上記1つ以上のキャップ(130)を、上記1つ以上の反応チューブ(110)の上記開口端(112)内へと押し込むために用いられる。【選択図】図1
Description
本発明は、生物学的熱反応用のキャッピングシステム、およびその使用方法に関する。本発明は特に、自動化装置への適用ついて、生物医学産業に関する。
通常、生物医学研究室では、生化学反応を発生させるために、通例は反応物をプラスチック製の反応チューブ内に入れる。外部環境からの影響を防ぎ、反応条件の一貫性を保つために、一般的には、上記反応チューブを密閉する。生物−熱反応に関して、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)などは、数時間にわたって、90℃を超える温度で処理する必要がある。そのため、気密性が非常に重要となる。
PCRに適用される従来の自動化装置は、上記反応チューブを密閉するために、2種類の方法を用いている。1.上記反応チューブを、手作業によって密封する。2.特別仕様のプラスチック製チューブおよび器具を用いる。
第一の方法においては、上記自動化装置の操作の際に、上記反応チューブを取り出して、手作業によって密封する。しかしながら、上記手作業では、いくつかの反応チューブが不完全にしか密閉されず、時間が無駄になる可能性がある。
第二の方法において、例えば、COBAS Ampliprep(Roch製)は、上記反応チューブおよびキャップがネジ山を有するように設計されている。しかし、以下のことが判明している。すなわち、上記反応チューブの密閉性は確保されるが、使用のために回転可能な機構が必要となる。そしてさらに、1回の操作あたり1つのキャップしか密封されない。もしも複数の反応チューブを同時に密封するならば、相当数の機構を使用する必要があり、それゆえ製造コストが高騰する。同時に、ネジ山を有する上記反応チューブおよびキャップもまた、製造費の高騰を意味する(一般的な反応チューブは、ネジ山を有していない)。
さらに、上記第一の方法と比較すると、上記第二の方法は完全に自動化された装置向けの方法である。しかしながら、依然としていくつかの問題点が存在する。1.上記キャップが上記反応チューブの位置まで移動したか否かを、知ることができない。2.上記キャップが回転中に、上記反応チューブから滑り落ちてしまう可能性がある。3.上記回転可能な機構は、簡単に故障してしまう。
したがって、上記の技術的問題を解決できるような、生物学的熱反応用のキャッピングシステムおよびその使用方法を提供することは、極めて重要である。
しかしながら、従来技術は、上記の技術的課題に対する解決方法を提供している。しかし、上記の技術的課題を同時に解決するための、効果的な方法は存在していない。
上述の従来技術の技術的課題を解決するために、本発明の目的は、吸引具および押込み棒を提供することにある。上記吸引具がキャップを吸引するとき、上記キャップが吸引されているか否かが、圧力検出装置によって決定される。また、上記キャップを、上記反応チューブの上に正しく到達させることができる。それぞれの上記押込み棒は、それぞれのキャップに対して直線上に並び、一方向へ移動させられる。このようにして、それぞれのキャップは、それぞれの上記反応チューブ内へと正確に押し込まれる。
上記の目的を達成するために、本発明は、生物学的熱反応用のキャッピングシステムを提供する。上記キャッピングシステムは、1つ以上の反応チューブ、1つ以上の吸引具、および1つ以上の押込み棒を備えている。
上記1つ以上の反応チューブのそれぞれには、開口端が備わっている。上記1つ以上の吸引具は、1つ以上のキャップを吸引するために用いられる。上記1つ以上の吸引具はまた、上記1つ以上の反応チューブの上記開口端の上に到達するように、上記1つ以上のキャップを移動させるためにも用いられる。上記1つ以上の押込み棒は、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと、上記1つ以上のキャップを押し込むために用いられる。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、圧力検出装置をさらに備えている。上記圧力検出装置は、上記1つ以上の吸引具が、上記1つ以上のキャップを完全に吸引しているか否かを決定するための装置である。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、較正装置をさらに備えている。上記較正装置は、吸引処理のために、上記1つ以上の吸引具と上記1つ以上のキャップとを、直線上に並ばせるための装置である。上記較正装置はまた、移動処理を実行するために、上記1つ以上のキャップが、上記1つ以上の反応チューブと直線上に並ぶように移動させるための装置である。上記較正装置はさらに、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒と上記1つ以上のキャップとを、直線上に並ばせるための装置である。上記押込み処理は、上記1つ以上のキャップを、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、駆動装置をさらに備えている。上記駆動装置は、上記1つ以上の棒を動かして、押込み処理を実行するための装置である。上記押込み処理は、上記1つ以上のキャップを、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、空気圧装置をさらに備えている。上記空気圧装置は、上記1つ以上の吸引具に対して、充分な吸引圧を与えるための装置である。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、圧力除去装置をさらに備えている。上記圧力除去装置は、上記1つ以上のキャップが上記1つ以上の吸引具から分離できるように、上記1つ以上の吸引具の吸引圧を除去するための装置である。
好ましい実施形態において、上記キャッピングシステムは、90℃を超える生物学的熱反応のために用いられる。
上記の目的を達成するために、本発明は、生物学的熱反応用のキャッピング方法を提供する。上記キャッピング方法は、以下の工程を含む。1つ以上の反応チューブを配置する工程(上記1つ以上の反応チューブのそれぞれには、開口端が備わっている);次に、1つ以上の吸引具によって1つ以上のキャップを吸引し、上記1つ以上の反応チューブの上記開口端の上に到達するように移動させる工程;そして、1つ以上の押込み棒によって、上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと、上記1つ以上のキャップを押し込む工程。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、圧力検出装置によって、上記1つ以上の吸引具が上記1つ以上のキャップを完全に吸引しているか否かを決定する工程を、さらに含む。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、較正装置をさらに含む。上記較正装置は、吸引処理を実行するために、上記1つ以上の吸引具と上記1つ以上のキャップとを、直線上に並ばせるための装置である。上記較正装置はまた、移動処理を実行するために、上記1つ以上のキャップが、上記1つ以上の反応チューブと直線上に並ぶように移動させるための装置である。上記較正装置はさらに、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒と上記1つ以上のキャップとを、直線上に並ばせるための装置である。上記押込み処理は、上記1つ以上のキャップを、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、駆動装置を用いる工程をさらに含む。上記駆動装置は、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒を動かすための装置である。上記押込み処理は、上記1つ以上のキャップを、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、空気圧装置を用いる工程をさらに含む。上記空気圧装置は、上記1つ以上の吸引具に対して充分な吸引圧を与えるための装置である。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、上記1つ以上の吸引具の吸引圧を除去して、上記1つ以上のキャップを上記1つ以上の吸引具から分離させるために圧力除去装置を用いる工程を、さらに含む。
好ましい実施形態において、上記キャッピング方法は、90℃を超える生物−熱反応のために用いられる。
従来技術と比較して、本発明は、吸引具および押込み棒を設けている。上記吸引具がキャップを吸引するとき、上記キャップが吸引されているか否かが、圧力検出装置によって決定される。それぞれの上記押込み棒は、それぞれのキャップに対して直線上に並び、一方向へ移動させられる。このようにして、それぞれのキャップは、それぞれの上記反応チューブ内へと正確に押し込まれる。
本発明の技術的解決方法および有利な効果は、添付の図面および実施形態に関する以下の詳細な説明から、最もよく理解される。
以下の実施形態の記載は、本発明を実施しうる特定の実施形態に関する説明を目的として与えられている。「上」「下」「前」「後ろ」「左」「右」「内側」「外側」「側面」などの用語は、図面の方向である。したがって、方向を表す用語の使用は、本発明を説明および理解するために用いられているのであって、本発明を制限する意図はない。
図1は、本発明に係る第1の好ましい実施形態のキャッピングシステム100の、分解された模式図である。キャッピングシステム100は、1つ以上の反応チューブ110、1つ以上の吸引具120、1つ以上の押込み棒140、較正装置160、駆動装置170、空気圧装置180、および圧力除去装置190を備えている。
1つ以上の反応チューブ110のそれぞれには、開口端112が備わっている。詳細には、開口端112は、生物−熱反応用の物質を入れるために用いられる。上記生物−熱反応は、90℃を超える温度にて行われる。1つ以上の吸引具120は、1つ以上のキャップ130を吸引するために用いられる。1つ以上の吸引具120はまた、1つ以上の反応チューブ110の開口端112の上に到達するように、1つ以上のキャップ130を移動させるためにも用いられる。圧力除去装置190は、1つ以上の吸引具120の吸引圧を除去して、1つ以上のキャップ130を1つ以上の吸引具120から分離させるために用いられる。1つ以上の吸引具120の上記吸引圧が除去される前は、1つ以上のキャップ130は、1つ以上の吸引具120から分離することができない。もしも、1つ以上のキャップ130から1つ以上の吸引具120を分離させるために外力が加えられたならば、1つ以上のキャップ130および/または1つ以上の吸引具120が傷付いて、その気密性が低減する可能性がある。圧力除去装置190によって、1つ以上の吸引具120と1つ以上のキャップ130との間に生じされられている圧力は、周囲の圧力と同等にまで回復することができる。そのため、1つ以上のキャップ130は、1つ以上の吸引具120から自動的に分離することができる。詳細には、ひとたび1つ以上のキャップ130が1つ以上の反応チューブ110内へと正確に押し込まれたならば、1つ以上の反応チューブ110の気密性が確保されうる。1つ以上の押込み棒140は、対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内へと、1つ以上のキャップ130を押し込むために用いられる。あるいは、異なる機構設計によって、(複数の)キャップ130を、1つの(または複数の)反応チューブ110内へと押し込むこともできる。
較正装置160は、吸引処理を実行するために、1つ以上の吸引具120と1つ以上のキャップ130とを、直線上に並ばせるために用いられる。較正装置160はまた、移動処理を実行するために、1つ以上のキャップ130が、1つ以上の反応チューブ110と直線上に並ぶように移動させるためにも用いられる。較正装置160はさらに、押込み処理を実行するために、1つ以上の棒140と1つ以上のキャップ130とを、直線上に並ばせるためにも用いられる。上記押込み処理は、1つ以上のキャップ130を、対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内に位置させるためのものである。
詳細には、較正装置160は、レーザーによって位置を揃えることができる。駆動装置170は、1つ以上のキャップ130を対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内に位置させることができるように、1つ以上の棒140を動かして、押込み処理を実行するために用いられる。詳細には、駆動装置170は、空気作動装置および油圧作動装置の一種または組み合わせでありうる。空気圧装置180は、1つ以上の吸引具120に対して、充分な吸引圧を与えるために用いられる。詳細には、空気圧装置180は、真空ポンプ、または空気を抜き出すための装置でありうる。
好ましくは、駆動装置170は、空気圧装置180の中に組み込まれうる。この場合、1つ以上のキャップ130を対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内へと押し込めるように、押込み棒140は、空気圧装置180により与えられる力によって押込み処理を実行する。
実際の処理においては、まず、1つ以上の反応チューブ110の内部に、反応物を配置する;次に、較正装置160は、1つ以上の反応チューブ110の位置を揃える;次に、1つ以上の吸引具120は、1つ以上のキャップ130を吸引する。そして、1つ以上のキャップ130を、1つ以上の反応チューブ110の開口端112の上に到達するように移動させる(キャップ130は、1つ以上の反応チューブ110の開口端112の真上に位置している。しかし、反応チューブ110は、まだキャップ130によって密封されていない)。;次に、圧力除去装置190は、1つ以上の吸引具120の吸引圧を除去して、1つ以上のキャップ130を1つ以上の吸引具120から分離させる;次に、1つ以上の押込み棒140は、対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内へと、1つ以上のキャップ130を同時に押し込む。その結果、気密的な密封が形成される。その後、反応チューブ110を、生化学実験のために用いることができる。以上の操作手順において、1つ以上の押込み棒140の線状の操作(下方向に押す動作)によって、自動生物−熱反応装置は、完全な自動化を達成することができ、密封の速さを高めることができる。一般的に、90℃を超える生物−熱反応には、非常に高いレベルの気密性が必要である。本発明のキャッピングシステムは、高温の(90℃を超える)生物−熱反応の安全性を確保するための気密的な密封を組み立てることができる。
図2は、本発明に係る第2の好ましい実施形態のキャッピングシステム200の、分解された模式図である。第2の好ましい実施形態の、第1の好ましい実施形態との違いは、1つの圧力検出装置150が追加されていることである。第1の好ましい実施形態において、1つ以上のキャップ130は、空気圧装置180によって吸引される。そのため、いくつかの上記キャップが、吸引されない可能性がありうる。圧力検出装置150は、1つ以上の吸引具120が、1つ以上のキャップ130を完全に吸引しているか否かを決定するために用いられる。詳細には、1つ以上の吸引具120が1つ以上のキャップ130を完全に吸引している場合には、圧力検出装置150は、特定の真空度を検出する。逆に、1つ以上の吸引具120が1つ以上のキャップ130を吸引していない場合には、圧力検出装置150は大気圧を検出する。そして、操作者は異常に気付き、これを修正することができる。
図3は、本発明に係る第1の好ましい実施形態のキャッピング方法の、フロー図である(ここで、要素の数字は図1を参照している)。まず、工程S01を実行することによって、1つ以上の反応チューブ110が配置される。1つ以上の反応チューブ110のそれぞれには、開口端112が備わっている;次に、工程S02を実行することによって、1つ以上のキャップ130は、1つ以上の吸引具120によって吸引されて、1つ以上の反応チューブ110の開口端112の上に到達するように移動させられる;次に、工程S03を実行することによって、1つ以上の吸引具120の吸引圧は、圧力除去装置190によって除去される。これによって、1つ以上のキャップ130は、1つ以上の吸引具120から分離される;そして最後に、工程S04を実行することによって、1つ以上のキャップ130は、1つ以上の押込み棒140によって、対応する1つ以上の反応チューブ110の開口端112内へと押し込まれる。
図4は、本発明に係る第2の好ましい実施形態のキャッピング方法の、フロー図である(要素の数字は図2を参照している)。第2の好ましい実施形態の、第1の好ましい実施形態との違いは、工程S02と工程S03との間に、工程S05をさらに含むことである。工程S05において、1つ以上の吸引具120が1つ以上のキャップ130を完全に吸引しているか否かが、圧力検出装置150によって決定される。詳細には、圧力検出装置150が特定の真空度を検出した場合には、工程S03が実行される。逆に、1つ以上の吸引具120が1つ以上のキャップ130を吸引していない場合には、圧力検出装置150は大気圧を検出する。そして、操作者は、工程S03を実行して装置を傷付けるのではなく、異常に気付きこれを修正することができる。
上述の通り、本発明をその好ましい実施形態とともに説明した。しかし、本発明の範囲と本質から離れることなく、種々の変更、追加および置換が可能であることを、当業者は理解するであろう。したがって、本発明の範囲は、請求項の参照のみによって規定されることが意図される。
Claims (14)
- 1つ以上の反応チューブであって、上記1つ以上の反応チューブのそれぞれには開口端が備わっている、反応チューブ;
1つ以上のキャップを吸引するため、および、上記1つ以上の反応チューブの上記開口端の上に到達するように上記1つ以上のキャップを移動させるための、1つ以上の吸引具;ならびに、
対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと、上記1つ以上のキャップを押し込むための、1つ以上の押込み棒
を備えている、生物学的熱反応用のキャッピングシステム。 - 上記1つ以上の吸引具が、上記1つ以上のキャップを完全に吸引しているか否かを決定するための、圧力検出装置
をさらに備えている、請求項1に記載のキャッピングシステム。 - 吸引処理を実行するために、上記1つ以上の吸引具と上記1つ以上のキャップとを直線上に並ばせるための、
移動処理を実行するために、上記1つ以上のキャップが上記1つ以上の反応チューブと直線上に並ぶように移動させるための、および、
上記1つ以上のキャップを対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒と上記1つ以上のキャップとを直線上に並ばせるための、較正装置
をさらに備えている、請求項1に記載のキャッピングシステム。 - 上記1つ以上のキャップを対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒を動かすための、駆動装置
をさらに備えている、請求項1に記載のキャッピングシステム。 - 上記1つ以上の吸引具に対して充分な吸引圧を与えるための、空気圧装置
をさらに備えている、請求項1に記載のキャッピングシステム。 - 上記1つ以上の吸引具の吸引圧を除去して、上記1つ以上のキャップを上記1つ以上の吸引具から分離させるための、圧力除去装置
をさらに備えている、請求項1に記載のキャッピングシステム。 - 上記キャッピングシステムは、90℃を超える生物学的熱反応のために用いられる、請求項1に記載のキャッピングシステム。
- 1つ以上の反応チューブであって、上記1つ以上の反応チューブのそれぞれには開口端が備わっている反応チューブを配置する工程;
1つ以上の吸引具を用いて1つ以上のキャップを吸引し、上記1つ以上のキャップを、上記1つ以上の反応チューブの上記開口端の上に到達するように移動させる工程;および、
1つ以上の押込み棒によって、対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと、上記1つ以上のキャップを押し込む工程
を含む、生物学的熱反応用のキャッピング方法。 - 圧力検出装置を用いて、上記1つ以上の吸引具が上記1つ以上のキャップを完全に吸引しているか否かを決定する工程
をさらに含む、請求項8に記載のキャッピング方法。 - 吸引処理を実行するために、上記1つ以上の吸引具と上記1つ以上のキャップとを直線上に並ばせるための、
移動処理を実行するために、上記1つ以上のキャップが上記1つ以上の反応チューブと直線上に並ぶように移動させるための、および
上記1つ以上のキャップを対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒と上記1つ以上のキャップとを直線上に並ばせるための、較正装置を用いる工程
をさらに含む、請求項8に記載のキャッピング方法。 - 上記1つ以上のキャップを対応する上記1つ以上の反応チューブの上記開口端内へと押し込む処理である、押込み処理を実行するために、上記1つ以上の棒を動かすための、駆動装置を用いる工程
をさらに含む、請求項8に記載のキャッピング方法。 - 上記1つ以上の吸引具に対して充分な吸引圧を与えるための、空気圧装置を用いる工程
をさらに含む、請求項8に記載のキャッピング方法。 - 圧力除去装置によって上記1つ以上の吸引具の吸引圧を除去して、上記1つ以上のキャップを上記1つ以上の吸引具から分離させる工程
をさらに含む、請求項8に記載のキャッピング方法。 - 上記キャッピング方法は、90℃を超える生物学的熱反応のために用いられる、請求項8に記載のキャッピング方法。
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