JP2017221018A - 外装端部用キャップ及びワイヤハーネス - Google Patents

外装端部用キャップ及びワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】外装部材内での導電路の損傷を防止することが可能な外装端部用キャップと、この外装端部用キャップを構成に含むワイヤハーネスとを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス9は、管体形状の外装部材23と、この外装部材23に挿通・保護される導電路22と、導電路22が引き出される外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ25とを含んで構成される。外装端部用キャップ25は、導電路22の外側に設けられ且つ外装部材23に挿入されるキャップ本体31と、このキャップ本体31の外側に設けられる弾性の第一密閉部材32とを含んで構成される。第一密閉部材32は、外装部材23の内周面及びキャップ本体31の外周面に対し密着するとともに連続気泡構造Hを有する状態に形成される。ワイヤハーネス9においては、第一密閉部材32の一部が外装部材23の端部24から露出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、外装部材の端部に取り付けられる外装端部用キャップに関する。また、この外装端部用キャップを構成に含むワイヤハーネスに関する。
自動車に搭載される機器間を電気的に接続するためにワイヤハーネスが用いられる。ワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、この外装部材に収容される一又は複数本の導電路とを備えて構成される。例えば下記特許文献1に開示されるワイヤハーネスにあっては、自動車の車両床下を通るように配索される。ワイヤハーネスは、車両床下に対応する部分がストレートに配索される。このようなワイヤハーネスは、長尺に形成される。尚、下記特許文献1では、特にストレートに配索される部分に関し次のようなことが分かる。すなわち、外装部材内の導電路が走行中の振動等により振れてしまうということが分かる。
特開2011−254614号公報
上記従来技術にあっては、外装部材内の導電路が走行中の振動により大きく振れてしまうと、導電路の被覆が(シールド機能を有する場合、導電路外側の編組や金属箔が)外装部材の管内面(内周面)に当たり、その際に外装部材内に仮に砂等が混入していた場合には、被覆や編組等が損傷し易くなってしまうという問題点を有する。
そこで、外装部材の端部にテープ巻きを施して端部と導電路の間から砂等の混入を防止する構造が一般的に採用される。しかしながら、この構造は次のような問題点を有する。すなわち、テープ巻きが例えば不十分に施された場合には、テープ同士の隙間から砂が侵入してしまい、その結果、上記損傷につながってしまうという問題点を有する。この他、外装部材内に水分が溜まった場合、テープ巻きが存在することで、このテープ巻きの部分から水分が自然と外に抜けないことが考えられる。そして、外装部材内に水分が溜まったままの状態にしておくと、上記同様に被覆や編組等が損傷し易くなってしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、外装部材内での導電路の損傷を防止することが可能な外装端部用キャップと、この外装端部用キャップを構成に含むワイヤハーネスとを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、一又は複数本の導電路が引き出される管体形状の外装部材の端部に取り付けられる外装端部用キャップとして、前記導電路の外側に設けられ且つ前記端部から前記外装部材に挿入されるキャップ本体と、該キャップ本体の外側に設けられる弾性の第一密閉部材とを含んで構成され、該第一密閉部材は、前記外装部材の内周面及び前記キャップ本体の外周面に対し密着するとともに連続気泡構造を有する状態に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、外装端部用キャップが外装部材の端部を塞ぐことから、また、外装端部用キャップの第一密閉部材が外装部材の内周面に対し密着することから、例えば砂等が外部から外装部材内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能になる。さらに、本発明によれば、外装端部用キャップの第一密閉部材が連続気泡構造を有する状態に形成されることから、外装部材内に水分が仮に貯まったとしても、連続気泡構造の部分を介して水分を外部へ抜くことも可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の外装端部用キャップにおいて、前記キャップ本体の外側には、前記外装部材への挿入時の前記第一密閉部材に対する捲れ防止部が形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、捲れ防止部を有するキャップ本体であることから、外装端部用キャップを外装部材の端部に取り付ける際に、第一密閉部材を捲れなく挿入することが可能になる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の外装端部用キャップにおいて、当該外装端部用キャップは、前記キャップ本体の前記導電路に対する貫通孔に設けられる弾性の第二密閉部材を更に含んで構成され、該第二密閉部材は、前記貫通孔の内周面及び前記導電路の外周面の間を埋める状態に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、キャップ本体及び導電路の外周面の間を外装端部用キャップの第二密閉部材にて埋める状態にすることから、例えば砂等が外部から外装部材内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能になる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1、2又は3に記載の外装端部用キャップにおいて、当該外装端部用キャップは、経路配索時に前記外装部材を構造体に固定するための固定手段を更に含んで構成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、例えばクランプやクリップ部としての機能を持たせた外装端部用キャップにすることが可能になる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明のワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、該外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路と、該導電路が引き出される前記外装部材の端部に取り付けられる請求項1、2、3又は4に記載の外装端部用キャップとを含んで構成され、前記外装部材の前記端部からは、前記外装端部用キャップの第一密閉部材の一部が露出することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、外装端部用キャップを構成に含むワイヤハーネスであることから、例えば砂等が外部から外装部材内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能になる。また、外装部材内に水分が仮に貯まったとしても、連続気泡構造の部分を介して水分を外部へ抜くことも可能になる。
請求項1に記載された本発明によれば、外装端部用キャップを用いることにより、例えばテープ巻きを施すのみの場合と比べ、外装部材内への砂等の混入をし難くすることができる。また、外装部材内に溜まった水分を抜き易くすることもできる。従って、本発明によれば、外装部材内での導電路の損傷を防止することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、キャップ本体に捲れ防止部を形成することから、外装部材に対して外装端部用キャップを取り付ける際、第一密閉部材の捲れを防止しつつキャップ本体を挿入することができる。従って、本発明によれば、請求項1の効果に加え、外装端部用キャップを確実に外装部材に取り付けることができるという効果を更に奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、第二密閉部材を構成に含むことから、外装部材内への砂等の混入を更にし難くすることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、例えばクランプやクリップ部としての機能を持たせることができ、結果、別な固定手段を用いなくとも外装部材を構造体に固定することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、外装端部用キャップを構成に含むワイヤハーネスであることから、外装部材内での導電路の損傷を防止することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。 図1(a)のワイヤハーネスの経路配索状態及び構成を示す図である。 図2のハーネス端末における本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である。 図3の矢印A方向から見た図である。 図3のB−B線断面図である。 図3の矢印C方向から見た図である。 外装端部用キャップを外装部材の端部に取り付ける直前の状態を示す断面図である。 比較例1の構成を示す断面図である。 比較例2の構成を示す断面図である。 比較例3の構成を示す断面図である。 比較例4の構成を示す断面図である。 比較例5の構成を示す断面図である。 他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である(実施例2)。 他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である(実施例3)。 他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である(実施例4)。
ワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、この外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路と、外装端部用キャップとを含んで構成される。外装端部用キャップは、導電路が引き出される外装部材の端部に取り付けられる。このような外装端部用キャップは、導電路の外側に設けられ且つ外装部材に挿入されるキャップ本体と、このキャップ本体の外側に設けられる弾性の第一密閉部材とを含んで構成される。第一密閉部材は、外装部材の内周面及びキャップ本体の外周面に対し密着するとともに連続気泡構造を有する状態に形成される。ワイヤハーネスにおいては、第一密閉部材の一部が外装部材の端部から露出する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。また、図2は図1(a)のワイヤハーネスの経路配索状態及び構成を示す図、図3は図2のハーネス端末における本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である。
また、図4は図3の矢印A方向から見た図、図5は図3のB−B線断面図、図6は図3の矢印C方向から見た図である。また、図7は外装端部用キャップを外装部材の端部に取り付ける直前の状態を示す断面図である。尚、図8〜図12は比較例1〜5の構成を示す断面図である
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車やエンジンで走行する一般的な自動車等であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
<ハイブリッド自動車1の構成について>
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8(高電圧用のモーターケーブル)により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両における(車体における)車両床下11に配索される。また、中間部10は、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディ(車体)であるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりなる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
図1(b)において、引用符号15はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス15は、低圧の(低電圧用の)ものであって、ハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー16と、自動車前部17に搭載される補器18(機器)とを電気的に接続するために備えられる。ワイヤハーネス15は、図1(a)のワイヤハーネス9と同様に、車両床下11を通って配索される(一例であり、車室側を通って配索されてもよいものとする)。ワイヤハーネス15における引用符号19はハーネス本体を示す。また、引用符号20はコネクタを示す。
図1(a)及び(b)に示す如く、ハイブリッド自動車1には、高圧のワイヤハーネス8、9及び低圧のワイヤハーネス15が配索される。本発明は、いずれのワイヤハーネスであっても適用可能であるが、代表例として高圧のワイヤハーネス9を挙げて以下に説明をする。先ず、ワイヤハーネス9の構成及び構造について説明をする。
<ワイヤハーネス9の構成について>
図1(a)及び図2において、車両床下11を通って配索される長尺なワイヤハーネス9は、ハーネス本体21と、このハーネス本体21の両端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(外部接続手段)とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス9は、これ自身を所定位置に配索するためのクランプCと、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
<ハーネス本体21の構成について>
図2及び図3において、ハーネス本体21は、二本の長尺な導電路22と、この二本の導電路22を収容・保護する外装部材23と、二本の導電路22が引き出される外装部材23の端部24に取り付けられる本発明の外装端部用キャップ25とを備えて構成される。尚、導電路22の本数は一例であるものとする。また、外装部材23に関しては、低電圧のワイヤハーネス15を一緒に収容・保護するような構造のものを採用してもよいものとする。
<導電路22について>
図2及び図3において、導電路22は、導電性の導体26と、この導体26を被覆する絶縁性の絶縁体27と、シールド機能を発揮させるための編組28(シールド部材)とを備えて構成される。すなわち、導電路22は、シースの存在しないものが採用される(一例であるものとする)。導電路22に関し、これにシースが存在しないことから、その分、軽量になると言える(導電路22は長尺であることから、従来例に比べ大幅に軽量化を図ることができる)。
<導体26について>
図3及び図4において、導体26は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により断面円形に形成される。導体26に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は円形(丸形)になる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。以上のような導体26は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体27が押出成形される。
<絶縁体27について>
図3及び図4において、絶縁体27は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体26の外周面に押出成形される。絶縁体27は、断面円形状の被覆として形成される。絶縁体27は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
<編組28について>
図3及び図4において、編組28は、導電路22の最外層として設けられる。このような編組28は、導電性を有する極細の素線を編んで筒状に形成される。また、編組28は、絶縁体27の一端から他端にかけて外周面全体を覆うような形状及びサイズに形成される。尚、編組28に限らず金属箔等をシールド部材として用いてもよいものとする。
<外装部材23について>
図2及び図3において、外装部材23は、絶縁性を有する樹脂の成形にて一本の真っ直ぐな管体形状のものに形成される(使用前は真っ直ぐである)。また、外装部材23は、腹割きなしの形状に形成される(別な言い方をすれば、スリットのない形状に形成される(割チューブでない形状に形成される))。さらに、外装部材23は、導電路22の形状に合わせて断面円形状に形成される。
このような外装部材23は、可撓性を有する可撓管部29と、導電路22をストレートに配索する部分としてのストレート管部30とを有する(この構成は一例であり、例えば全て可撓管部29であってもよいものとする)。可撓管部29とストレート管部30は、管軸方向に複数形成される。また、これら可撓管部29とストレート管部30は、交互に配置形成される。
<可撓管部29について>
図2及び図3において、可撓管部29は、車両取付形状(ワイヤハーネス配索先の形状。後述する取付対象38の形状)に合わせて配置される。また、可撓管部29は、車両取付形状に合わせた長さにも形成される。可撓管部29の長さは一定でなく、車両取付形状に合わせて必要な長さにそれぞれ形成される。このような可撓管部29は、ワイヤハーネス9の梱包状態や輸送時、さらには車両への経路配索時に、それぞれ所望の角度で撓ませることができるように形成される。すなわち、可撓管部29は、撓ませて曲げ形状にすることができるとともに、図示のような真っ直ぐな元の状態(樹脂成形時の状態)に戻すことも当然にできるように形成される。本実施例の可撓管部29は、蛇腹凹部及び蛇腹凸部を有する蛇腹管形状に形成される(一例であるものとする)。
<ストレート管部30について>
図2及び図3において、ストレート管部30は、可撓管部29のような可撓性を持たない部分として形成される。また、ストレート管部30は、梱包状態や輸送時、さらには経路配索時において曲がらない部分としても形成される(曲がらない部分とは、可撓性を積極的に持たせない部分という意味である)。ストレート管部30は、長い直管形状に形成される。このようなストレート管部30の外周面は、凹凸のない形状に形成される(一例であるものとする)。
ストレート管部30は、可撓管部29と比べ、リジッドな部分に形成される。このようなストレート管部30は、車両取付形状に合わせた位置や長さに形成される。尚、複数あるうちの一番長いストレート管部30は、本実施例において、車両床下11に配置される部分として形成される。
<外装端部用キャップ25について>
図3ないし図7において、外装端部用キャップ25は、導電路22の外側に設けられ且つ外装部材23に挿入される樹脂製のキャップ本体31と、このキャップ本体31の外側に設けられる弾性の第一密閉部材32と、キャップ本体31の内側に設けられる弾性の第二密閉部材33とを含んで構成される。外装端部用キャップ25は、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能な部材として備えられる。また、外装部材23の内部に水分が仮に貯まったとしてもこれを外部へ抜くことが可能な部材として備えられる。
<キャップ本体31について>
図3ないし図7において、キャップ本体31は、絶縁性の樹脂材料からなる樹脂成形品であって、蓋部34(34a、34b)と、挿入部35(35a、35b)とを有して例えば図示形状に形成される。尚、引用符号にa、bがあるのは、本実施例のキャップ本体31が二つ割り構造にて形成されるためである(一例であるものとする)。
<蓋部34について>
図3、図4、及び図7において、蓋部34は、外装部材23の外径に合わせた円形の板状部分に形成される(形状は一例であり、外装部材23が例えば長円形に形成されれば、この形状に合わせて蓋部34も長円形の板状部分に形成されるものとする)。蓋部34は、外装部材23の端部24から所定の間隔をあけて取り付けることができるように形成される(本実施例においては、特に図示しないが、上記所定の間隔をあけるためのストッパ等が形成されるものとする)。
<挿入部35について>
図3ないし図7において、挿入部35は、導電路22の外側に設けられる部分(導電路22を挟み込む部分)として形成される。また、挿入部35は、外装部材23の内部に適宜長さで挿入される部分としても形成される。挿入部35は、断面長円形状に形成される。このような挿入部35には、二つの貫通孔36(36a、36b)と、捲れ防止部37(37a、37b)とが形成される。本実施例の挿入部35は、貫通孔36を有することから、略筒状で突出するような部分に形成される。
挿入部35は、外装部材23の中心軸に沿って二本の導電路22を配置することができる部分に(保持することができる部分に)形成される。二本の導電路22は、挿入部35により位置が決められるようになる。従って、挿入部35は、この部分において二本の導電路22の振れを規制することができる部分としても機能するようになる。
<貫通孔36について>
図3ないし図7において、二つの貫通孔36は、キャップ本体31をそれぞれ円形で真っ直ぐに貫通する部分として形成される。また、二つの貫通孔36は、それぞれ導電路22の直径及び第二密閉部材33の厚みに合わせた空間ができるように形成される。このような二つの貫通孔36は、キャップ本体31の中心軸に対称となる位置に配置形成される。
<捲れ防止部37について>
図3、図6、及び図7において、捲れ防止部37は、挿入部35の突出先端に配置形成される。捲れ防止部37は、後述する第一密閉部材32の捲れを防止するための部分として形成される。捲れ防止部37は、外側に向けて短く突出する環状の略係止突条部分に形成される(捲れの防止ができて尚かつ第一密閉部材32の機能に支障を来さなければ、形状等は特に限定されないものとする)。本実施例の捲れ防止部37には、テーパ面と、第一密閉部材32に対する係止面とが形成される(二つの面の引用符号は省略する)。
<第一密閉部材32について>
図3、図5、図6、及び図7において、第一密閉部材32は、挿入部35の外側に設けられる弾性の部材であって、連続気泡構造Hを有する状態に形成される。第一密閉部材32は、例えば発泡ゴムにて形成される。第一密閉部材32は、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能な機能と、外装部材23の内部に水分が仮に貯まったとしてもこれを連続気泡構造Hの部分を介して外部へ抜くことが可能な機能とを有する。第一密閉部材32は、この内周面が挿入部35に密着するとともに、外周面が外装部材23に密着する形状に形成される。また、第一密閉部材32は、蓋部34に密着するとともに、捲れ防止部37に引っ掛かる形状にも形成される。尚、第一密閉部材32は上記の如く連続気泡構造Hを有することから、上記密着が厳密には所謂水密にならないものとする。
<第二密閉部材33について>
図3ないし図7において、第二密閉部材33は、二つの貫通孔36に設けられる弾性の部材であって、少なくとも隙間を埋めることが可能な状態に形成される。具体的には、二つの貫通孔36の内周面及び二本の導電路22の外周面(編組28)の間を埋めることが可能な状態に形成される。第二密閉部材33は、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することが可能な機能を有する(一例であるものとする。第一密閉部材32と同じ材質で上記二つの機能を有するようにしてもよいものとする)。尚、砂等の侵入の虞がなければ、第二密閉部材33を設けなくともよいものとする。
<外装端部用キャップ25の取り付けについて>
図3及び図7において、外装端部用キャップ25は、図の上下方向から挟み込むような状態で、また、第二密閉部材33を介在させた状態でキャップ本体31を二本の導電路22に組み付けるとともに、この後に第一密閉部材32を挿入部35の外側に組み付けることで形成される。そして、第一密閉部材32が所定の幅Wで露出するような状態で外装端部用キャップ25を外装部材23の端部24に挿入すると、取り付けが完了する。外装部材23の端部24は、外装端部用キャップ25により塞がれ、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。また、外装部材23の内に水分が仮に貯まったとしてもこの水分を上記所定の幅Wの部分から外部へ抜くことができる。
<ワイヤハーネス9の製造〜経路配索について>
上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9は次のようにして製造される(例えば図2及び図3参照)。すなわち、ワイヤハーネス9は、全体が略直線状に樹脂成形された外装部材23の一端開口から他端開口へと導電路22を挿通することにより製造される。また、ワイヤハーネス9は、外装部材23の外面所定位置にクランプCやグロメット、ブーツ等を取り付けることにより製造される。さらに、ワイヤハーネス9は、外装部材23の端部24に外装端部用キャップ25を取り付けたり、導電路22の端末部分にシールドコネクタ14を設けたりすることにより製造される。
上記の如く製造された後は、所定の可撓管部29を折り畳むようにして曲げを施すと、ワイヤハーネス9の梱包が完了する。梱包状態のワイヤハーネス9はコンパクトであり、このようなコンパクトな状態で車両組み付け現場まで輸送される。
車両組み付け現場では、車両床下11に対応する長尺な部分からワイヤハーネス9は車両の取付対象38に取り付けられる。ワイヤハーネス9は、車両床下11に対応する長尺な部分に外装部材23の一番長いストレート管部30が配置されることから、ワイヤハーネス9は撓みを抑えた状態に取り付けられる。この時、ワイヤハーネス9は作業性良く取り付けられる。車両床下11に対応する長尺な部分がクランプC等で固定された後には、外装部材23における可撓管部29の部分を撓ませつつ(曲げつつ)残りの部分が取り付けられる。取り付けに係る一連の作業が完了すると、ワイヤハーネス9は所望の経路で配索された状態になる。
<本発明の効果について>
以上、図1ないし図7を参照しながら説明をしてきたように、外装端部用キャップ25を用いることにより、例えばテープ巻きを施すのみの場合と比べ、外装部材23内への砂等の混入をし難くすることができる。また、外装端部用キャップ25を用いることにより、外装部材23内に仮に溜まった水分を抜き易くすることもできる。従って、本発明によれば、外装部材23内での導電路22の損傷を防止することができるという効果を奏する。
<本発明が比較例よりも有用であることについて>
ここで本発明に係る外装端部用キャップ25が有用であることについて、図8〜図12の比較例1〜5と対比しながら説明をする。
<比較例1との対比>
図8において、外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ101(比較例1)は、弾力性を有するゴム又はエラストマー製のものであって、小径部102と、この小径部102に連続する大径部103と、これら小径部102及び大径部103を貫通するように形成される導電路挿通孔104とを有する。外装端部用キャップ101は、所謂グロメット状のものに形成される。外装端部用キャップ101は、大径部103が若干の圧縮状態で外装部材23の端部24に挿入される。そして、大径部103の外周面が反発力で外装部材23の内周面に対し密着することにより取り付けが完了する。
外装端部用キャップ101の場合、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。しかしながら、外装部材23の内に仮に水分が貯まったとしてもこの水分を外部へ抜くことはできない。従って、本発明の方が有用であることが分かる。
<比較例2との対比>
図9において、外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ111(比較例2)は、弾力性を有するゴム又はエラストマー製のものであって、小径部112と、この小径部112に連続する大径部113と、小径部112を貫通するように形成される導電路挿通孔114とを有する。外装端部用キャップ111は、所謂グロメット状のものやブーツ状のものに形成される。外装端部用キャップ111は、大径部113が若干拡開された状態で外装部材23の端部24に外嵌され、そして、密着することにより取り付けが完了する。
外装端部用キャップ111の場合も、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。しかしながら、外装部材23の内に仮に水分が貯まったとしてもこの水分を外部へ抜くことはできない。従って、本発明の方が有用であることが分かる。
<比較例3との対比>
図10において、外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ121(比較例3)は、複数の傘状部材122と、テープ巻き123とを有して図示形状に形成される。傘状部材122は、テープ巻き123の内側で返し部分として機能するように形成される。テープ巻き123は、外装部材23の端部24から導電路22にかけて巻きおろすような状態にして形成される。
外装端部用キャップ121の場合も、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。しかしながら、外装部材23の内に仮に水分が貯まったとしてもこの水分を外部へ抜くことはできない。従って、本発明の方が有用であることが分かる。
<比較例4との対比>
図11において、外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ131(比較例4)は、弾力性を有して導電路22に密着する筒状部材132と、熱収縮チューブ133とを有して図示形状に形成される。熱収縮チューブ133は、外装部材23の端部24から導電路22にかけて(又は筒状部材132にかけて)被せるような状態にし、そして、熱で収縮させることにより形成される。
外装端部用キャップ131の場合も、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。しかしながら、外装部材23の内に仮に水分が貯まったとしてもこの水分を外部へ抜くことはできない。従って、本発明の方が有用であることが分かる。
<比較例5との対比>
図12において、外装部材23の端部24に取り付けられる外装端部用キャップ141(比較例5)は、例えばプロテクタP等の箱状外装部材に形成される端部収容部142と、この端部収容部142に充填されるシリコン材143とを有して図示形状に形成される。端部収容部142には、外装部材23の外側から端部24の蛇腹凹部に対し嵌合する凸部144が形成される。また、端部収容部142には、導電路22を貫通させるような壁145が形成される。
外装端部用キャップ141の場合も、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができる。しかしながら、外装部材23の内に仮に水分が貯まったとしてもこの水分を外部へ抜くことはできない。従って、本発明の方が有用であることが分かる。
<比較例に関して>
尚、上記の比較例1〜5は、例えば砂等が外部から外装部材23の内部に侵入しようとしてもこれを阻止することができることから、単にテープ巻きだけを施した場合と比べて有用であると言える。比較例1〜5は、外装部材23の内に水分が貯まらないような構造である場合に採用すればよい。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図13は他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図13において、外装端部用キャップ25は、キャップ本体31と、第一密閉部材32と、第二密閉部材33とを含んで構成される。キャップ本体31の蓋部34には、経路配索時に外装部材23を取付対象38(構造体)に固定するためのクリップ部39(固定手段)が一体に形成される。実施例2によれば、専用の固定手段を用いなくとも外装部材23を固定することができるという効果や、経路配索の状態を安定させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例3を説明する。図14は他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図14において、外装端部用キャップ40は、キャップ本体31と、第一密閉部材32と、テープ巻き41とを含んで構成される。実施例3は、実施例1の第二密閉部材33(図3参照)を設けず、その代わりに念のためにテープ巻き41を施したものである(テープ巻き41を施すことは任意であるものとする)。図から分かるように、第一密閉部材32が所定の幅Wで露出する状態は変わらないことから、実施例1と同様の効果を奏するのは勿論である。
以下、図面を参照しながら実施例4を説明する。図15は他の例となる本発明の外装端部用キャップの構成を示す断面図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図15において、この図は、導電路22を三本用いた時の外装部材23の端部24を断面で見た状態を示す。引用符号35は挿入部を示す。また、引用符号32は第一密閉部材を示す。また、引用符号33は第二密閉部材を示す。導電路22の本数が増えても本発明を適用することができる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ、 15…ワイヤハーネス、 16…低圧バッテリー、 17…自動車前部、 18…補器、 19…ハーネス本体、 20…コネクタ、 21…ハーネス本体、 22…導電路、 23…外装部材、 24…端部、 25…外装端部用キャップ、 26…導体、 27…絶縁体、 28…編組、 29…可撓管部、 30…ストレート管部、 31…キャップ本体、 32…第一密閉部材、 33…第二密閉部材、 34…蓋部、 35…挿入部、 36…貫通孔、 37…捲れ防止部、 38…取付対象(構造体)、 39…クリップ部(固定手段)、 40…外装端部用キャップ、 41…テープ巻き、 C…クランプ、 H…連続気泡構造、 P…プロテクタ

Claims (5)

  1. 一又は複数本の導電路が引き出される管体形状の外装部材の端部に取り付けられる外装端部用キャップとして、前記導電路の外側に設けられ且つ前記端部から前記外装部材に挿入されるキャップ本体と、該キャップ本体の外側に設けられる弾性の第一密閉部材とを含んで構成され、
    該第一密閉部材は、前記外装部材の内周面及び前記キャップ本体の外周面に対し密着するとともに連続気泡構造を有する状態に形成される
    ことを特徴とする外装端部用キャップ。
  2. 請求項1に記載の外装端部用キャップにおいて、
    前記キャップ本体の外側には、前記外装部材への挿入時の前記第一密閉部材に対する捲れ防止部が形成される
    ことを特徴とする外装端部用キャップ。
  3. 請求項1又は2に記載の外装端部用キャップにおいて、
    当該外装端部用キャップは、前記キャップ本体の前記導電路に対する貫通孔に設けられる弾性の第二密閉部材を更に含んで構成され、
    該第二密閉部材は、前記貫通孔の内周面及び前記導電路の外周面の間を埋める状態に形成される
    ことを特徴とする外装端部用キャップ。
  4. 請求項1、2又は3に記載の外装端部用キャップにおいて、
    当該外装端部用キャップは、経路配索時に前記外装部材を構造体に固定するための固定手段を更に含んで構成される
    ことを特徴とする外装端部用キャップ。
  5. 管体形状の外装部材と、該外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路と、該導電路が引き出される前記外装部材の端部に取り付けられる請求項1、2、3又は4に記載の外装端部用キャップとを含んで構成され、前記外装部材の前記端部からは、前記外装端部用キャップの第一密閉部材の一部が露出する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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