JP2017219743A - 騒音低減システム - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音源の位置が移動したときでもスピーカから発生される制御音の制御を容易に行うことができ、コストの増大を抑えることがきる。【解決手段】ANCを利用した騒音低減システムであって、騒音源Pの位置に対応した複数のインパルス応答データW(t0)、W(t1)…W(tn)を格納するインパルス応答データテーブル13と、騒音源の位置が移動したときにインパルス応答データテーブル13からその移動位置に対応したインパルス応答を選択する選択回路12と、その選択回路12で選択されたインパルス応答を用いてマイクMで検出された伝搬音波と逆位相の制御音波を生成する制御回路11と、を有する構成の騒音低減システムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、騒音低減システムに関する。
この種の騒音低減システムとして、エンジンの回転等によって生じる騒音源から放射される騒音の伝搬音波をセンサマイクロフォンで検出し、その検出された伝搬音波と逆位相の音波を生成してスピーカから出力することによって、所定の受音点(制御点)位置で検出される騒音を低減する構成のものが知られている。このような能動的に騒音を低減させる騒音低減システムは、通常、ANC(Active Noise Control)と称されている。
特許文献1には、ダンプトラックのように移動する騒音源に対してANCを利用して騒音を低減する騒音低減システムが開示されている。すなわち、特許文献1に開示されている騒音低減システムは、一方向に沿って移動する騒音源の騒音を、逆位相音を用いて低減する騒音低減システムであって、騒音を検知するマイクロフォン、及びマイクロフォンで検知した騒音の音波に応じた逆位相音を発生させるスピーカを有する複数の騒音低減ユニットと、前記マイクロフォンで検知した音波に基づいてスピーカから逆位相音を発生するように制御する騒音制御部と、を備え、複数の騒音低減ユニットが一方向に沿って間隔をあけて配列され、騒音制御部では、隣り合う前記マイクロフォンで検知した音波に基づいてそれぞれのマイクロフォンと騒音源との間の距離を算出し、それらの距離の差が所定値以下の範囲にあるときに、その騒音低減ユニットのスピーカから、マイクロフォンで検知した音波に対応した逆位相音を発生させる制御が行われる構成となっている。
上記特許文献1に示されるANCを利用した騒音低減システムは、ダンプトラックのように移動方向が一方向に特定されて移動する騒音源に対して効果的に対処できる。
特開2014−206585号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるANCを利用した騒音低減システムでは、建設現場で使用されるクローラクレーン等の揚重機のように、旋回したり、作業位置が移動することから、ANCの効果を十分に発揮することができないという問題があった。
そして、上述した揚重機の場合には、移動する度に騒音低減システムの設定を調整する必要があり、その調整作業かかる手間やコストが増えることから、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、騒音源の位置が移動したときでもスピーカから発生される制御音の制御を容易に行うことができ、コストの増大を抑えることがきる騒音低減システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る騒音低減システムは、騒音源から放射された騒音の伝搬音波を検出するセンサマイクロフォンと、前記伝搬音波と逆位相の制御音波を所定のインパルス応答を用いて生成する制御を行う制御装置と、前記制御音波を出力するスピーカと、を備え、所定の受音点における騒音を低減する騒音低減システムであって、前記騒音源の位置に対応した複数のインパルス応答データを格納するインパルス応答データ格納手段と、前記騒音源の位置が移動したときに、前記インパルス応答データ格納手段から前記騒音源の移動位置に対応したインパルス応答を選択する選択手段と、前記選択手段で選択されたインパルス応答を用いて前記センサマイクロフォンで検出された伝搬音波と逆位相の制御音波を生成する制御音波生成手段と、を有することを特徴としている。
本発明では、ANCを利用した騒音低減システムであり、インパルス応答データ格納手段に騒音源の位置に対応した複数のインパルス応答データを格納し、騒音源の位置が移動したときに選択手段によってインパルス応答データ格納手段から所定のインパルス応答データを選択し、制御手段において選択されたインパルス応答を用いてセンサマイクロフォンで検出された伝搬音波と逆位相の制御音波を生成することができる。これにより、騒音源が移動した場合であっても、受音点で検出される騒音を効果的に低減することができる。
さらに、本発明の場合には、従来のような建設機械の設置位置が変化する毎に行う騒音低減システムの調整が不要となることから、建設コストの増大を抑えることができる。
また、本発明に係る騒音低減システムは、前記センサマイクロフォンは、騒音源と、該騒音源から離れた位置の受音点との間に間隔を保って少なくとも2つが設置され、前記インパルス応答データ格納手段に格納されるインパルス応答データは、2つの前記センサマイクロフォンにより収集されるようにしてもよい。
この場合には、インパルス応答の収集する際に、騒音源と受音点との間に間隔を保って複数のセンサマイクロフォンを設置し、騒音源との距離が受音点よりも近い検出点からインパルス応答を推定して収集することができる。つまり、受音点と検出点の位置関係が既知であるセンサマイクロフォンにより距離減衰(位相の遅れ時間)等を検出できるため、精度よくインパルス応答を設定することができる。
なお、騒音源と受音点、及び検出点(センサマイクロフォンの設置位置)が一直線上にある場合には、最も精度よく距離減衰(位相の遅れ時間)等を検出でき、インパルス応答の設定精度がさらに向上する。
また、本発明に係る騒音低減システムは、前記センサマイクロフォンは、所定領域内において前記騒音源の周囲に少なくとも3つが配置されていることを特徴としてもよい。
この場合には、少なくとも3つのセンサマイクロフォンを騒音源の周囲に配置することで、その騒音源の位置を平面的に認識することができるため、移動する騒音源に対する特定の受音点で検出される騒音を効果的に低減することができる。
本発明の騒音低減システムによれば、騒音源の位置が移動したときでもスピーカから発生される制御音の制御を容易に行うことができ、コストの増大を抑えることがきる。
本発明の実施の形態による騒音低減システムを模式的に示した図である。 インパルス応答データの収集方法のイメージ図である。 他の実施の形態による騒音低減システムの構成を示す図である。 他の実施の形態による騒音低減システムの構成を示す図である。
以下、本発明による騒音低減システムの実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による騒音低減システムは、初期騒音源Pと受音点Xとの間の任意の位置に、騒音源から放射された騒音の伝搬音波を検出するセンサマイクロフォン(以下、マイクMという)が設置されているとともに、受音点Xに向けて制御音波を発生するスピーカSが設置されている。さらに騒音低減システムは、伝搬音波と逆位相の制御音波を所定のインパルス応答を用いて生成する制御を行う制御装置10を備え、所定の受音点Xで検出される騒音を低減する構成となっている。
図1中に破線で示される移動後騒音源Pは、騒音源の初期位置となる初期騒音源Pから移動した状態を示している。
また、この騒音低減システムが例えばクローラクレーンのような建設機械に適用される場合は、スピーカSが建設機械に設置されるので、スピーカSの位置も騒音源の移動に伴って移動することになる。
制御装置10は、マイクM及びスピーカS同士の間に設けられ、マイクMで検出された騒音信号を入力できるように構成されているとともに、スピーカSに対して制御音信号を出力できるように構成されている。
制御装置10には、制御回路11(制御音波生成手段)と、選択回路12(選択手段)と、インパルス応答データテーブル13(インパルス応答データ格納手段)と、が設けられている。
制御回路11は、図示しないフィルタ回路及び増幅回路を含んで構成されていて、選択回路12を介してインパルス応答データテーブル13に接続されている。そして、このインパルス応答データテーブル13には、予め騒音源の位置に対応した複数のインパルス応答データW(t)〜W(t)が格納されている。選択回路12は、それら複数のインパルス応答データW(t)〜W(t)の中から騒音源の位置に対応した一つのインパルス応答データを選択して制御回路11に送信するように構成されている。
なお、インパルス応答データテーブル13に格納される複数のインパルス応答W(t)〜W(t)のデータについては、図2を用いて後述する。
図1において、hs(t)は初期騒音源Pから受音点Xまでの音響伝達経路のインパルス応答を示し、ha(t)は初期騒音源PからマイクMまでの音響伝達経路のインパルス応答を示し、hc(t)はスピーカSから受音点Xまでの音響伝達経路のインパルス応答を示している。また、インパルス応答データテーブル13に格納されているインパルス応答W(t)〜W(t)のデータは、上述の各音響伝達経路のインパルス応答を用いたフーリエ変換により求められる。
制御回路11に含まれているフィルタ回路のフィルタ係数をインパルス応答W(t)としてフィルタリング処理すると、初期騒音源PからマイクM、制御回路11及びスピーカSを経た受音点Xまでのインパルス応答は、初期騒音源Pから受音点Xまでのインパルス応答hs(t)を反転した値となる。
したがって、初期騒音源Pからの騒音信号をインパルス応答W(t)を用いてフィルタリング処理して制御音信号を生成し、その制御音信号を増幅してスピーカSから制御音波として放射すれば、初期騒音源Pからの騒音音波とは反転した逆位相の制御音波が受音点Xへ到達する。これにより、受音点Xでは、相互に逆位相の騒音音波と制御音波とが互いに打ち消し合って騒音が低減される。
騒音源の位置が初期騒音源Pから移動後騒音源Pに移動した場合は、初期騒音源PからマイクMまでの音響伝達経路のインパルス応答ha(t)はha(t)となる。また、初期騒音源Pから受音点Xまでの音響伝達経路のインパルス応答hs(t)はhs(t)となる。これら音響伝達経路のインパルス応答の変化により求められるインパルス応答データW(t)はW(t)となる。
なお、この騒音低減システムがクローラクレーンのような建設機械に適用される場合は、スピーカSが建設機械に設置されるので、スピーカSの位置も騒音源の移動に伴って移動する。そのため、初期騒音源Pの位置が移動後騒音源Pに移動した場合には、スピーカSから受音点Xまでの音響伝達経路のインパルス応答hc(t)がhc(t)(図1では不図示)となる。
制御回路11に含まれているフィルタ回路のフィルタ係数をインパルス応答W(t)としてフィルタリング処理すると、移動後騒音源PからマイクM、制御回路11及びスピーカSを経た受音点Xまでのインパルス応答は、移動後騒音源Pから受音点Xまでのインパルス応答hs(t)を反転した値となる。
したがって、移動後騒音源Pからの騒音信号をインパルス応答W(t)を用いてフィルタリング処理して制御音信号を生成し、その制御音信号を増幅してスピーカSから制御音波として放射すれば、移動後騒音源Pからの騒音音波とは反転した逆位相の制御音波が受音点Xへ到達する。これにより、受音点Xでは、相互に逆位相の騒音音波と制御音波とが互いに打ち消し合って騒音が低減される。
上述のように、騒音源の位置が移動したときのために、制御回路11のフィルタ回路で用いるインパルス応答を移動に対応させて多数用意しておき、その移動位置によりインパルス応答を選択できるようにすることで、受音点Xで検出される騒音を効果的に低減することができる。そこで、本実施の形態に係る騒音低減システムのインパルス応答データテーブル13には、図2に示される配置形態で収集された多数のインパルス応答W(t)、W(t)…W(t)が格納されている。
図2(a)は、第1位置にある第1騒音源Pと受音点Xとの間の距離Aの場合である。図2(b) は、第2位置にある第2騒音源Pと受音点Xとの間の距離Bの場合であって、距離Aよりも大きな距離となっている。この場合、音源が移動する範囲内における複数の騒音源P、P、…に基づくデータが収集されるが、ここでは二つの例のみが示されている。すなわち、図2では省略されているが、距離A、距離B、…でデータが収集される。そして、図1に示すインパルス応答データテーブル13に格納されるインパルス応答W(t)、W(t)…W(t)は、その数が多いほど騒音低減の精度が高まる性質を有しているので、可能な限り多くのデータが収集される。
図2(a)、(b)に示すように、各距離A、Bにおけるインパルス応答の収集においては、騒音源P、Pと受音点Xとを結ぶ一直線上に距離を保って複数(図示の例では2個)のマイクM、Mを設置し、騒音源P、Pと受音点Xとの間の中間の検出点(2点)からインパルス応答を推定して収集するようにしている。すなわち、受音点Xと検出点の位置関係が既知であるマイクM,Mにより距離減衰(位相の遅れ時間)等を検出できるため、精度よくインパルス応答を設定することができる。
次に、この実施の形態に係る騒音低減システムを建設機械のクローラクレーンに適用した場合の騒音低減制御の動作について、図1を参照しながら説明する。
ここで、図1中の初期騒音源Pは、クローラクレーンの排気管を騒音源としている。
先ず、クローラクレーンの稼働の前には、建設現場の周囲は周知の防音壁が設けられる。このため、受音点Xに相当する民家や事務所等の居住地点(以下、単に民家という)では、例えば500Hzを越える高音域の騒音が低減される状態に保たれている。そして、本実施の形態では、防音壁では低減できない500Hz以下の低音域の騒音に効果を発揮することとなる。
建設現場において、クローラクレーンの稼働に当たっては、クローラクレーンが初期の位置にあるから、インパルス応答データテーブル13に格納されているインパルス応答W(t)が選択回路12を介して選択される。そして、制御回路11では、マイクMで検出された騒音信号をインパルス応答W(t)を用いてフィルタリング処理して制御音信号を生成し、その制御音信号を増幅してスピーカSから制御音波として放射される。このスピーカSから放射される制御音波は、初期騒音源Pからの騒音音波とは反転した逆位相の制御音波が民家(受音点X)へ到達する。これにより、民家では、相互に逆位相の騒音音波と制御音波とが互いに打ち消し合って低音域の騒音も低減される。
上述のインパルス応答W(t)を用いて初期の騒音低減効果を確認する際に、インパルス応答データテーブル13に、クローラクレーンが移動したときのインパルス応答W(t)…W(t)が予め格納されているので、他のいくつかのインパルス応答についても騒音低減の効果を確認しておくこともできる。
次に、クローラクレーンが初期の位置から移動したとき、すなわち、図1の初期騒音源Pから移動後騒音源Pに移動した場合は、インパルス応答データテーブル13に格納されているインパルス応答W(t)が選択回路12を介して選択される。そして、制御回路11では、マイクMで検出された騒音信号をインパルス応答W(t)を用いてフィルタリング処理して制御音信号を生成し、その制御音信号を増幅してスピーカSから制御音波として放射される。このスピーカSから放射される制御音波は、移動後騒音源Pからの騒音音波とは反転した逆位相の制御音波が民家(受音点X)へ到達する。これにより、民家では、相互に逆位相の騒音音波と制御音波とが互いに打ち消し合って低音域の騒音も低減される。
上述のインパルス応答データテーブル13からのインパルス応答データの選択は、オペレータがクローラクレーンの移動の際に選択回路12に設けられている図示しない選択スイッチを操作して容易に行うことができる。また、クローラクレーンの移動位置を自動的に検知し、その位置検知信号に基づいて自動的にインパルス応答データの選択を行うようにすることもできる。
図1に示すように、本実施の形態による騒音低減システムでは、ANCを利用したものであり、インパルス応答データテーブル13に騒音源の位置に対応した複数のインパルス応答W(t)、W(t)…W(t)のデータを格納し、騒音源の位置が移動したときに選択回路12によってインパルス応答データテーブル13から所定のインパルス応答データを選択し、制御回路11では選択されたインパルス応答を用いてマイクMで検出された伝搬音波と逆位相の制御音波を生成することができる。
これにより、騒音源が初期騒音源Pから移動後騒音源Pに移動した場合であっても、民家などの受音点Xで検出される騒音を効果的に低減することができる。
さらに、本実施の形態の場合には、従来のような建設機械の設置位置が変化する毎に行う騒音低減システムの調整が不要となることから、建設コストの増大を抑えることができる。
以上、本発明による騒音低減システムの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した図2に示す本実施の形態では、インパルス応答データテーブル13に格納されるインパルス応答Wのデータを、騒音源Pと、騒音源Pから離れた位置の受音点Xとの間に間隔を保って2つのマイクM、Mを設置することにより収集される構成を含むシステムであるが、このようなインパルス応答データを収集する構成を省略することも可能であるし、他のインパルス応答データの収集構成を採用するようにしてもよい。
また、マイクMやスピーカSの位置、数量は、本実施の形態に限定されず、適宜設定することができ、これに応じた制御を行うことができる。
例えば、図3に示す他の実施の形態のように、2つが等間隔に配置されるマイクM(M1−1、M1−2、M1−3、・・・M1−n)、M(M2−1、M2−2、M2−3、・・・M2−n)の組を複数組、配列させることによる多数の検出点を設ければ、より多くのインパルス応答データを収集することができ、より高精度な逆位相の制御音波を生成することができる。なお、図3において、騒音源Pが移動する場合には、例えば1組のマイクM1−3、M2−3)のみを設けるようにしてもよい。
また、図4に示す実施の形態の騒音低減システムは、3つのマイクM、M、Mを所定領域2内において建設機械等の移動する騒音源Pの周囲に配置した構成である。そして、受音点Xは所定領域2外に配置され、所定領域2内に設けられた複数(ここでは5つ)のスピーカSが受音点X側に向けて制御音波が放射されるように配置されている。
この実施の形態の場合には、3つのマイクM、M、Mを上面視で騒音源Pの移動範囲を囲うように配置することで、その騒音源Pの位置を平面的に認識することができる。そのため、所定領域2における前記移動範囲内で移動する騒音源Pに対する特定の受音点Xで検出される騒音を効果的に低減することができる。
さらに、本実施の形態では騒音源を1箇所とした一例を示しているが、複数の騒音源がある場合にも本発明の騒音低減システムを適用することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10 制御装置
11 制御回路(制御音波生成手段)
12 選択回路(選択手段)
13 インパルス応答データテーブル(インパルス応答データ格納手段)
M、M、M、M マイク(センサマイクロフォン)
S スピーカ
P、P、P 騒音源
初期騒音源
移動後騒音源
X 受音点
W インパルス応答

Claims (3)

  1. 騒音源から放射された騒音の伝搬音波を検出するセンサマイクロフォンと、前記伝搬音波と逆位相の制御音波を所定のインパルス応答を用いて生成する制御を行う制御装置と、前記制御音波を出力するスピーカと、を備え、所定の受音点で検出される騒音を低減する騒音低減システムであって、
    前記騒音源の位置に対応した複数のインパルス応答データを格納するインパルス応答データ格納手段と、
    前記騒音源の位置が移動したときに、前記インパルス応答データ格納手段から前記騒音源の移動位置に対応したインパルス応答を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択されたインパルス応答を用いて前記センサマイクロフォンで検出された伝搬音波と逆位相の制御音波を生成する制御音波生成手段と、
    を有することを特徴とする騒音低減システム。
  2. 前記センサマイクロフォンは、騒音源と、該騒音源から離れた位置の受音点との間に間隔を保って少なくとも2つが設置され、
    前記インパルス応答データ格納手段に格納されるインパルス応答データは、2つの前記センサマイクロフォンにより収集されることを特徴とする請求項1に記載の騒音低減システム。
  3. 前記センサマイクロフォンは、所定領域内において前記騒音源の周囲に少なくとも3つが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の騒音低減システム。
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