JP2017219132A - ブッシュによる止水構造 - Google Patents

ブッシュによる止水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017219132A
JP2017219132A JP2016114371A JP2016114371A JP2017219132A JP 2017219132 A JP2017219132 A JP 2017219132A JP 2016114371 A JP2016114371 A JP 2016114371A JP 2016114371 A JP2016114371 A JP 2016114371A JP 2017219132 A JP2017219132 A JP 2017219132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
hole
water stop
water
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016114371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6749733B2 (ja
Inventor
正浩 塚原
Masahiro Tsukahara
正浩 塚原
鈴木 啓三
Keizo Suzuki
啓三 鈴木
吉田 亮
Akira Yoshida
亮 吉田
康恭 青木
Yasutaka Aoki
康恭 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
Priority to JP2016114371A priority Critical patent/JP6749733B2/ja
Publication of JP2017219132A publication Critical patent/JP2017219132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6749733B2 publication Critical patent/JP6749733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】孔部への水の浸入を防止することができるブッシュによる止水構造を提供することである。【解決手段】板材である扉の折返辺2に形成された孔部3または切欠部内への水の浸入を防止するブッシュ7による止水構造であって、この折返辺2を表裏から挟止するための互いに対向する止水部として表面側止水部11及び裏面側止水部12を備えた。なお、孔部3にブッシュ7を挿入するものとし、この孔部3の少なくとも一部を前記止水部により覆うことが好ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、ブッシュによる止水構造に関するものである。
電気機器収納用箱を構成する扉等の板材を塗装する際には、図1に示すように扉1をハンガー50等に係止した状態で搬送しつつ、ライン上で塗装を行うものとしている。ここで、扉1の側面端部を内側に折り曲げて形成した折返辺2には、ハンガー50に係止するための孔部3が形成されている。そして扉1の塗装後には、この孔部3を覆うために、戸当たりを兼ねたブッシュが挿入される(特許文献1)。
しかし、前記のような孔部にブッシュを挿入するだけの構造では、がたつきが生じ、扉とブッシュとの間に隙間が生まれ、この隙間から水が浸入する恐れがある。特に扉の孔部の周縁は水が溜まり易い構造であるため、前記のように水が浸入した場合には、その水が溜まることで錆が発生してしまうという問題があった。
実開平2−49175号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、孔部への水の浸入を防止することができるブッシュによる止水構造を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、板材に形成された孔部または切欠部内への水の浸入を防止するブッシュによる止水構造であって、前記板材を表裏から挟止するための互いに対向する止水部を備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のブッシュによる止水構造において、前記孔部にブッシュを挿入するものとし、この孔部の少なくとも一部を前記止水部により覆うことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のブッシュによる止水構造において、前記止水部の一方は、ブッシュの一端側に偏らせて配置され、さらにブッシュの他端側には、前記孔部の端面に当接する当接部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のブッシュによる止水構造において、前記止水部と当接部との間には、前記孔部への水の浸入を防止する壁部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載のブッシュによる止水構造において、前記孔部は略半月状であり、この孔部の円弧部を前記止水部により覆うことを特徴とするものである。
本発明に係るブッシュによる止水構造は、板材を表裏から挟止するための互いに対向する止水部を備えたものである。このような止水部を設けることにより、扉を表裏から挟止しつつ止水可能となるため、ブッシュを板材に対してがたつくことなく保持可能となると同時に、孔部への水の浸入を防止することができるものとなる。
扉塗装時におけるハンガーの係止状態を示す斜視図である。 電気機器収納用箱全体を示す斜視図である。 実施形態1のブッシュを示す図である。 実施形態1におけるブッシュ挿入後の断面図である。 実施形態1におけるブッシュ挿入時の断面図である。 (a)実施形態1において折返辺の内側からブッシュをみた図、(b)孔部を示す図である。 (a)実施形態1における扉を示す図、(b)折返辺の孔部の拡大図である。 扉塗装時におけるハンガーの係止状態を示す図である。 実施形態2の孔部を示す図である。 実施形態2のブッシュを示す図である。 実施形態2におけるブッシュ挿入後の断面図である。 実施形態2におけるブッシュ挿入時の断面図である。 実施形態2において折返辺の内側からブッシュをみた図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
(実施形態1)
図2に示すように、電気機器収納用箱を構成する筐体本体4には、蝶番5により開閉自在とした板材である扉1が取付けられている。なお、6は扉1を筐体本体4に鎖錠するためのハンドルである。また、図1を用い従来例として説明したように、扉1の側面端部を内側に折り曲げて形成した折返辺2には、塗装時にハンガー50に係止するため等に利用される孔部3が形成されている。そして扉1の塗装後には、この孔部3を覆うために、図2のように戸当たりを兼ねたブッシュ7が挿入される。なお、扉1と筐体本体4に形成された水切部8との当接箇所に設けられる図示しないパッキンよりも外側となる位置に、折返辺2が形成されている。
図3及び図4にはブッシュ7の詳細を示す。
ブッシュ7は、筐体本体4と当接して戸当たりとして機能する円柱頭部10を有している。さらに、ブッシュ7は図4のように扉1の折返辺2を表裏から挟止するための互いに対向する止水部を備えており、より詳細には、折返辺2の表面側に露出する表面側止水部11と、孔部3に挿入され折返辺2の内側に位置する裏面側止水部12とを有している。表面側止水部11は、図3のように円柱頭部10の端部全周にわたって形成されている。一方で、裏面側止水部12はブッシュ7の一端側に偏らせて配置され、略半周にわたって形成されている。なお、表面側止水部11、裏面側止水部12は孔部3よりも大きく形成されている。また、裏面側止水部12はブッシュ7の一端側に偏らせて配置するため、孔部3の一部の周縁を覆う形となる。例えば、図2のように筐体本体4を立てて使用する場合には、重力により、扉1の孔部3の折曲辺2の長手方向となる下方端部に水が溜まりやすくなるため、孔部3の下方端部の周縁を覆うように取り付けされる。
以上のような表面側止水部11及び裏面側止水部12を設けることにより、折返辺2を表裏から挟止しつつ止水可能となるため、ブッシュ7を扉1に対してがたつくことなく保持可能となると同時に、表面側止水部11、裏面側止水部12により覆われた孔部3への水の浸入を防止することができるものとなる。
また、裏面側止水部12の他端側には、孔部3の端面に当接する当接部13が形成されている。なお、孔部3への挿入が容易となるように、当接部13は傾斜させて形成するものとした。このように他端側を当接部13とすることにより、図5に示すようにブッシュ7を傾けた状態として孔部3に対して横方向からスライドさせるようにしてブッシュ7を挿入することができる。これにより、孔部3へのブッシュ7の挿入時に大きな力をかけて押し込む必要がなくなり、容易に取付けを行うことが可能となる。なお、図6(a)はブッシュ7の挿入後に折返辺2の内側からみた状態を示す図である。
ここで、前記のような裏面側止水部12の他端側に当接部13を形成することにより、孔部3への水の侵入を防止できる。また、当接部13側から表面側止水部11または裏面側止水部12の内側及び孔部3への水の浸入を防止する手段として、図3、図6(a)のように、裏面側止水部12と当接部13との間には、表面側止水部11と連続して形成され、水の浸入を防止する壁部14を設けるものとした。これにより、裏面側止水部12と壁部14により囲まれた空間が形成され、同様に表面側止水部11と壁部14により囲まれた空間が形成されることとなり、表側止水部11や裏側止水部12に囲まれた孔部3の一部の周縁への水の浸入を防止している。
図4のように、表面側止水部11の内側及び裏面側止水部12の内側となる箇所には、ブッシュ7と折返辺2との間に空隙を持たせた空隙部15がそれぞれ形成されている。鉄板に孔部3を打ち抜く際には、孔部の端部にバリが発生することがある。したがって、このバリにより挿入後のブッシュ7が浮き上がってしまい、これにより生じた隙間から水が浸入してしまう恐れがある。そこで本実施形態のように空隙部15を設けることで、前記バリが生じている場合でもブッシュ7が浮き上がることがないものとしている。なお、孔部3の端部のみを避けるようにして空隙部15を形成するものとし、各止水部をより肉厚に形成するものとして差し支えない。
本実施形態では、図7のように、孔部3は略半月状であり、この孔部3の円弧部30を各止水部により覆う構成とし、ブッシュ7を挿入する際の方向を容易に確認できるものとしている。また略半月状とすることで、孔部3にハンガー50を係止する際にもその方向を容易に確認でき、作業性に優れる。また、折返辺2の長手方向端部に形成した2つの孔部3の円弧部30はそれぞれ、長手方向の外側に向けて形成されている。これにより、図8(a)のように、1つの蝶番5と1つの孔部3を使用してハンガー50を係止するときは1つの孔部3の円弧部30に当接するように、また、図8(b)のように、2つの孔部3を使用するときは各孔部3の円弧部30に当接してハンガー50に係止されるように位置決めされる。ここで、ハンガー50が当接する円弧部30の部分は塗装されない。そのため、ハンガー50を取外した後に塗料での補修を行う。補修を行った円弧部30は他の塗装部分よりも錆易い構造となっているため、上記に示す表面側止水部11、裏面側止水部12で円弧部30を覆うことにより孔部3に水が溜まらないようにして錆の発生を防止するものである。しかしながら、孔部3は略半月状に限定されるものではなく、その形状は円状または長円状等であっても差し支えない。
(実施形態2)
図9に示すように、孔部3は2つの孔形状をつなげてダルマ孔形状に構成するものとした。また、略円形状の孔部3aはハンガー50を係止するために利用されるものとし、さらに2つの孔部3a、3bの接続箇所は両孔部よりも幅狭に形成するものとしている。このような構成とすることで、ハンガー50が孔部3aから脱落することを防止できると同時に、一方の孔部から他方の孔部への水の浸入経路が小さくなるため、水が浸入しにくいものとなる。
なお、図10乃至図13に示すように、実施形態1と同様、表面側止水部11、裏面側止水部12、当接部13、壁部14等を備えるものとして、孔部3への水の浸入、及び表側止水部11、裏側止水部12の内側への水の浸入を防止している。
(その他の実施形態)
実施形態1及び2の何れにおいても、扉1の折返辺2に孔部3を形成しているが、孔部3に限定されず、例えば折返辺2の端部に切欠部を形成するものであっても良い。その場合、切欠部に対してブッシュ7をスライドさせて挿入することとなるが、挿入後のブッシュ7の脱落を防止するために、折返辺2を表裏から強固に挟止する構造を備えるものとすることが好ましい。なお、本実施形態は扉1の折返辺2の孔部3にブッシュ7を挿入する構造について説明したものであるが、ブッシュ7を筐体本体4に取り付けることも可能であり、その場合、水切部8に上記の実施形態に示した孔部3を形成するものである。
1 扉
2 折返辺
3 孔部
30 円弧部
4 筐体本体
5 蝶番
6 ハンドル
7 ブッシュ
8 水切部
10 円柱頭部
11 表面側止水部
12 裏面側止水部
13 当接部
14 壁部
15 空隙部
50 ハンガー

Claims (5)

  1. 板材に形成された孔部または切欠部内への水の浸入を防止するブッシュによる止水構造であって、
    前記板材を表裏から挟止するための互いに対向する止水部を備えたことを特徴とするブッシュによる止水構造。
  2. 前記孔部にブッシュを挿入するものとし、この孔部の少なくとも一部を前記止水部により覆うことを特徴とする請求項1記載のブッシュによる止水構造。
  3. 前記止水部の一方は、ブッシュの一端側に偏らせて配置され、さらにブッシュの他端側には、前記孔部の端面に当接する当接部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のブッシュによる止水構造。
  4. 前記止水部と当接部との間には、前記孔部への水の浸入を防止する壁部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のブッシュによる止水構造。
  5. 前記孔部は略半月状であり、この孔部の円弧部を前記止水部により覆うことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のブッシュによる止水構造。
JP2016114371A 2016-06-08 2016-06-08 ブッシュによる止水構造 Active JP6749733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016114371A JP6749733B2 (ja) 2016-06-08 2016-06-08 ブッシュによる止水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016114371A JP6749733B2 (ja) 2016-06-08 2016-06-08 ブッシュによる止水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017219132A true JP2017219132A (ja) 2017-12-14
JP6749733B2 JP6749733B2 (ja) 2020-09-02

Family

ID=60657351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016114371A Active JP6749733B2 (ja) 2016-06-08 2016-06-08 ブッシュによる止水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6749733B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477042B1 (ja) * 1967-04-18 1972-02-29
JP2012102757A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Piolax Inc ホールプラグおよびホールプラグの製造方法
JP2014211224A (ja) * 2013-04-22 2014-11-13 大和化成工業株式会社 ホールプラグ
JP2015081659A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社ニフコ ホールプラグ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477042B1 (ja) * 1967-04-18 1972-02-29
JP2012102757A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Piolax Inc ホールプラグおよびホールプラグの製造方法
JP2014211224A (ja) * 2013-04-22 2014-11-13 大和化成工業株式会社 ホールプラグ
JP2015081659A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社ニフコ ホールプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6749733B2 (ja) 2020-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6164571B2 (ja) 電気接続箱
JP6551216B2 (ja) クリップ装置
WO2017033262A1 (ja) 電線収容プロテクタ
JP6411545B2 (ja) 保持装置
US9326395B2 (en) Electrical connection box
CA2551509A1 (en) Pull out extension contained in electrical box
JP5835601B1 (ja) 電線収容プロテクタ
JP2017157417A (ja) 防水コネクタ
WO2018092646A1 (ja) 充電用インレット
JP5369586B2 (ja) モジュラージャックの防塵構造
JP2017017966A (ja) 電線収容プロテクタ
JP5505899B2 (ja) 配線保護用プロテクタとブラケットとの締結構造、及び配線保護用プロテクタのパネルへの固定構造
JP6561287B2 (ja) ノイズ対策部材
JP2017219132A (ja) ブッシュによる止水構造
JP2524247Y2 (ja) 電設用ボックス
US7381890B1 (en) Recessed electrical outlet cover and box
JP4920358B2 (ja) 端子カバー
JP5170738B2 (ja) 電気機器収納用箱の蝶番構造
JP2008034763A (ja) 両開き扉を有する電気電子機器収納用キャビネットの防水構造
JP7013082B2 (ja) 電気機器収納箱用ルーバー
JP2013050162A (ja) クリップナットの取付座
JP2006324065A (ja) 端子カバー
KR101340941B1 (ko) 힌지 조립체
JP5103525B2 (ja) 電線保持具
JP5295615B2 (ja) 化粧プレート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6749733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150