JP2017218867A - 障子及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱などにより伸縮しても歪みが生じ難い合成樹脂製の框体を備えた障子及び建具を提供する。【解決手段】互いに隣り合う合成樹脂製の框材同士が接合されている框体を有する障子であって、前記隣り合う框材のうちの一方をなす第一框材には、前記第一框材の長手方向と交差する交差方向に沿って配置され前記隣り合う框材のうちの他方をなす第二框材の端部を収容する端部収容部が設けられており、前記第二框材は、前記端部が前記端部収容部に収容された状態で、前記第一框材の長手方向に沿って移動可能であり、前記交差方向への移動が規制されている。【選択図】図3

Description

本発明は、互いに隣り合う合成樹脂製の框材が接合された框体を有する障子及び建具に関する。
互いに隣り合う合成樹脂製の框材の接合構造として、例えば、合成樹脂製の上框と縦框とが、L字状の連結ブロックにより連結されている縦、横框の連結装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この縦、横框の連結装置は、水平方向に突出する横框嵌合部と、垂直方向に突出する縦框嵌合部とを有する連結ブロックを用い、縦框嵌合部を縦框内に嵌合し、横框嵌合部を横框内に嵌合し、縦框嵌合部に貫通されたビス挿通孔を挿通したビスを横框に螺合することにより、縦框と上框とを連結している。
実開昭62−9686号公報
上記のような縦、横框の連結装置のように、縦框と上框とがビスにより連結されている場合には、熱等により合成樹脂製の縦框及び上框が伸縮する際には、ビスにより拘束されて伸縮し難い部位と、拘束されずに伸縮する部位とで伸縮量が相違するため、縦框及び上框に歪みが生じ、框が支持されている枠体と干渉する、或いは、枠体との間で気密が確保できない虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱などにより伸縮しても歪みが生じ難い合成樹脂製の框体を備えた障子及び建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の障子は、互いに隣り合う合成樹脂製の框材同士が接合されている框体を有する障子であって、前記隣り合う框材のうちの一方をなす第一框材には、前記第一框材の長手方向と交差する交差方向に沿って配置され前記隣り合う框材のうちの他方をなす第二框材の端部を収容する端部収容部が設けられており、前記第二框材は、前記端部が前記端部収容部に収容された状態で、前記第一框材の長手方向に沿って移動可能であり、前記交差方向への移動が規制されていることを特徴とする障子である。
このような障子によれば、互いに隣り合う合成樹脂製の框材のうちの一方をなす第一框材に設けられた端部収容部に、互いに隣り合う框材のうちの他方をなす第二框材の端部が収容されて、第二框材は第一框材の長手方向に沿って移動可能に設けられているので、熱等により第一框材が伸縮したとしても、第一框材と第二框材とは相対動可能なので、第一框材及び第二框材に接合による歪みが生じることを防止することが可能である。また、第二框材は交差方向への移動が規制されているので、第一框材と第二框材とが接合されている状態を維持しつつも第一框材の伸縮を許容することが可能である。
かかる障子であって、前記第一框材の長手方向の寸法は、前記第二框材の長手方向の寸法よりも長いことが望ましい。
このような障子によれば、熱による伸縮は部材の長手方向の長さが長いほど変化が大きいので、長さが短い第二框材が、第二框材よりも長い第一框材に沿って移動可能に接合されていると、より大きな歪みの発生を抑えることが可能である。
かかる障子であって、当該障子は、開口を形成し内周側に突出する突部を有する枠体の内周側に配置されており、前記第一框材は、小口を覆う小口部材を備え、前記小口部材及び前記第二框材は、前記突部が収容される突部収容部を各々有し、各々の前記突部収容部内には、前記突部に当接される気密材が前記交差方向に沿うとともに前記小口部材の前記気密材と前記第二框材の前記気密材とが連続して設けられており、前記気密材における前記第一框材の長手方向に沿う方向の寸法は、前記第二框材が前記第一框材の長手方向に沿って移動する移動量よりも長いことが望ましい。
このような障子によれば、第一框材の小口を覆う小口部材と第二框材とに各々設けられ、突部収容部に収容された、枠体の突部に当接される気密材が交差方向に沿って連続しているので、高い気密性を備えることが可能である。また、この気密材は、第一框材の長手方向に沿う方向の寸法が、第二框材が第一框材の長手方向に沿って相対的に移動する移動量よりも長いので、たとえ、第一框材が伸縮したとしても、気密材が連続している状態が維持される。このため、第一框材の伸縮を許容しつつも高い気密性を維持することが可能な障子を提供することが可能である。
かかる障子あって、前記第二框材は、前記端部収容部に収容される前記端部に、前記第一框材の長手方向に沿って延出された延出部を有し、前記小口部材は、前記延出部を前記第一框材の長手方向に移動可能に係合する係合部を有していることが望ましい。
このような障子によれば、第二框材の延出部を、第一框材に設けられた小口部材の係合部に係合することにより、第二框材が第一框材の長手方向に沿って移動可能としつつ、第二框材の交差方向への移動を規制することが可能である。
かかる障子であって、前記第一框材は、長手方向に沿う中空部と、前記中空部内に設けられた金属製の補強部材と、を有する一対の縦框であり、前記第二框材は、前記一対の縦框の上端側を連結する上框と前記一対の縦框の下端側を連結する下框であり、前記下框は、金属製の連結金具を介して前記補強部材と連結されていることが望ましい。
このような障子によれば、縦框の伸縮により上框が縦框に対して相対的に移動するが、上框は、高い位置に位置して下框より視認しにくいので、縦框の伸縮によるずれを視認しにくい上框側に生じさせることが可能である。
また、上記障子を備えていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、第一框材と第二框材とが接合されている状態を維持しつつも第一框材の伸縮を許容することが可能な框体を備えた障子を有し、障子が変形し難く、また、周囲と干渉しにくい建具を提供することが可能である。
本発明によれば、熱などにより伸縮しても歪みが生じ難い合成樹脂製の框体を備えた障子及び建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具の縦断面図である。 本実施形態に係る建具の横断面図である。 戸先框と上框との接合部の構成を示す斜視図である。 戸先框と下框との接合部の構成を示す斜視図である。 小口部材と連結部材とを示す斜視図である。 図6(a)は、小口部材と上框に設けられた気密材を示す図、図6(b)は、戸先框が収縮した状態における小口部材と上框に設けられた気密材を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る障子及び建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、図1、図2に示すように、開口を形成する合成樹脂製の枠体2と、枠体2の内周側に配置されて支持されている内障子3及び外障子4を備える引違い窓用の建具1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建具1が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の建具1は、上下の横枠2a、2bと左右の縦枠2cとが矩形状に接合されて開口を形成する枠体2が躯体に固定されている。枠体2には、内周側に全周に渡って突出する突部2dが設けられている。上下の横枠2a、2bに設けられている突部2dは、内障子3及び外障子4に設けられている上凹部3a、4a及び下凹部3b、4bに挿入されて内障子3及び外障子4が案内されるレールをなしており、左右の縦枠2cに設けられた突部2dは、内障子2及び外障子3の戸先框31、41に設けられた戸先凹部3c、4cに挿入されるように構成されている。ここで、上凹部3a、4a、下凹部3b、4b及び戸先凹部3c、4cが突部収容部に相当する。
内障子3及び外障子4の上凹部3a、4a、下凹部3b、4b及び戸先凹部3c、4cには、各々収容されている突部2dに当接され、繊維が起毛状に設けられた、所謂モヘアと呼ばれる気密材5が、見込み方向において互いに対向する方向にそれぞれ設けられ、内障子3及び外障子4を閉じたときに枠体2と、内障子3及び外障子4との間の気密性が保たれている。また、内障子3及び外障子4の召合せ部も外障子4の召合せ框42に設けられている気密材5が内障子3の召合せ框32に当接されて気密性が保たれている。
内障子3及び外障子4は、上框33、43及び下框34、44をなす一対の横框と、戸先框31、41及び召合せ框32、42をなす一対の縦框とが矩形状に接合されている框体30、40と、框体30、40の内周側に端部が収容されるとともに各框材31,32、33、34、41、42、43、44に接着されている複層ガラス6と、を有している。
上框33、43、下框34、44、戸先框31、41及び召合せ框34、44は、いずれも各々の長手方向を押出方向とする合成樹脂製の押出成形部材であり、本実施形態の内障子3及び外障子4は、戸先框31、41及び召合せ框32、42が上框33、43及び下框34、44より長く形成されている。本実施形態の建具1では、框体30、40を構成し互いに隣り合って接合されている框材のうちの第一框材に、戸先框31、41及び召合せ框32、42の縦框が相当し、第二框材に、上框33、43および下框34、44の横框が相当する。
内障子3及び外障子4の構成、特に、枠体2の突部2dが挿入される上框33、43、下框34、44及び戸先框31、41の構成は同じなので、ここでは、外障子4を例に挙げて説明し、内障子3における、外障子4と同一構成については、説明を省略する。
外障子4の框体40をなす上框43、下框44、戸先框41及び召合せ框42にはそれぞれ、各々の長手方向に貫通する中空部41a、42a、43a、44aと、中空部41a、42a、43a、44aより内周側に設けられ、框体40の内周側が開放されて外周側に窪み複層ガラス6の周端部が収容されるガラス収容部41b、42b、43b、44bが設けられている。また、上框43、下框44及び戸先框41には、中空部41a、43a、44aの外周側に設けられ、框体40の外周側が開放されて内周側に窪み枠体2の突部2dが収容される、前述した上凹部4a、下凹部4b、戸先凹部4cが設けられている。
図3、図4に示すように、戸先框41の見込み方向の幅W1は、上框43及び下框44の見込み方向の幅W2より僅かに広く形成されており、戸先框41のガラス収容部41bの開放されている端部には、ガラス収容部41bの奥側より広く、上框43及び下框44が入り込み上框43及び下框44の縁43c、44cが当接される凹部41dが設けられている。この凹部41dに上框43及び下框44の端部が挿入される量Lは、温度等により上框43及び下框44が収縮する量より大きく形成されている。このため、上框43及び下框44が温度変化により収縮しても上框43及び下框44の縁が戸先框41の外側に露出しない。また、図示していないが、召合せ框42も戸先框41と同様に形成されている。ここで、上框43及び下框44の端部が収容される戸先框41及び召合せ框42のガラス収容部41b、42bが端部収容部に相当する。
以下、第一框材と第二框材との接合構造を、第一框材を外障子4の戸先框41とし、第二框材を外障子4の上框43及び下框44とする例について説明するが、第一框材を召合せ框42とした場合も同様である。
戸先框41の中空部41aには、3つの平板部7a、7b、7cが、断面がほぼコ字状をなすように繋がった金属製の補強部材7が設けられている。補強部材7は、コ字状をなす各平板部7a、7b、7cが中空部41aを形成する室内側の壁部41e、室外側の壁部41f、及び、内周側の壁部41gに各々沿うように配置されている。
戸先框41の長手方向における両端部には、各小口を覆う小口部材8がそれぞれ設けられている。小口部材8は、小口を覆う本体部81と、本体部81から戸先框41の長手方向における中央側に突出し中空部41aに挿入される戸先挿入部82と、上框43側及び下框44側に設けられている後述する延出部93が挿入される係合部としての延出部被挿入部83と、を有している。
本体部81は、図5、図6に示すように、内障子3及び外障子4が枠体2に装着された際に、枠体2の突部2dが挿入される突部収容部としての突部挿入凹部81aを有している。突部挿入凹部81aは、接合される上框43及び下框44の長手方向に沿う方向に溝状をなしており、上框43及び下框44の長手方向に沿う方向から見たときに、戸先框41の端部側が開放されたU字状をなしている。U字状をなす開放側の端部には、見込み方向において互いに対向する方向に突出させるとともに上框43及び44の長手方向に沿ってモヘアと呼ばれる気密材5が設けられる気密材嵌合部81bが設けられている。
戸先挿入部82には、戸先框41の中空部41aに挿入される部位に、戸先框41の中空部41aを形成している内周側の壁部41gに嵌合される嵌合片82aが設けられている。
延出部被挿入部83は、小口部材8が戸先框41に装着された状態で戸先框41のガラス収容部41bに位置し、本体部81の突部挿入凹部81aの室内側及び室外側にそれぞれ設けられている。延出部被挿入部83は、突部挿入凹部81aを形成する本体部81から、戸先框41の対向する部位側に突出し、戸先框41の長手方向に沿うリブ83aを有しており、本体部81とガラス収容部41bの内面との間にリブ83aにより仕切られて上框43及び下框44側に設けられている延出部93が挿入される空隙Sを形成している。本実施形態では、突部挿入凹部81aの室内側及び室外側にそれぞれ設けられた3つのリブ83aにより2つの空隙Sが形成されている。
上框43の長手方向における両端部には、連結部材9が装着されている。連結部材9は、上框43の中空部43aに挿入される横框挿入部91と、横框挿入部91が上框43に挿入されたときに、上框43の端部より外側に張り出す張出部92と、張出部92から上方に延出されて、本体部81とガラス収容部41bの内面との間に形成された空隙Sに挿入される延出部93が設けられている。
横框挿入部91には、上框43の中空部43aに挿入される部位に、上框43の中空部43aを形成する壁部43dに嵌合される嵌合片91aが設けられている。
張出部92は、戸先框41と接合される際に上框43の端部とともに戸先框41のガラス収容部41bに挿入される部位であり、張出部92の見込み方向の幅は、戸先框41においてガラス収容部41bを形成する部位の見込み方向の間隔とほぼ一致している。
延出部93は、張出部92から上方に延出されており、見込み方向に間隔を空けて室内側と室外側とにそれぞれ2つずつ設けられている。室内側と室外側とに設けられた2つの延出部93は、小口部材8の3つのリブ83aの間隔とほぼ同じ幅に形成されている。また、上框43と戸先框41とは、上框43に装着された連結部材9の延出部93が、戸先框41と小口部材8とにより形成される空隙Sに挿入されて接合される。このため、上框43は戸先框41に固定されることなく、戸先框41の長手方向に沿って移動可能に接合されている。
下框44は、上框43のような連結部材9が装着されることなく、金属製の板材がL字状に屈曲されている連結金具10により、戸先框41と接合されている。連結金具10は、下框44及び戸先框41のガラス収容部41b、44b内に配置され、L字状をなす一方の板部10aが、戸先框41のガラス収容部41aを形成する部位を介して補強部材7にビス止めされ、他方の板部10bが下框44のガラス収容部44bを形成する部位にビス止めされて固定されている。
上框43、下框44、戸先框41、及び、召合せ框42が接合されて框体40をなした状態では、図6(a)に示すように戸先框41、及び、召合せ框42に装着された小口部材8に設けられている気密材5と、上框43及び下框44に設けられている気密材5とが直線状に繋がっている。そして、内障子3及び外障子4が枠体2に装着されたときに気密材5が枠体の突部2dに当接される。
本実施形態の内障子3、外障子4及び内障子3、外障子4を備えた建具1によれば、互いに隣り合う合成樹脂製の框材のうちの一方をなす戸先框31、41及び召合せ框32、42の側部に設けられたガラス収容部31b、32b、41b、42bに、上框33、43及び下框34、44の端部が収容されて、上框33、43及び下框34、44は戸先框31、41及び召合せ框32、42の長手方向となる上下方向に沿って相対的に移動可能に設けられているので、熱等により戸先框31、41及び召合せ框32、42が伸縮したとしても、戸先框31、41及び召合せ框32、42と上框33、43及び下框34、44とは相対的に移動して、戸先框31、41及び召合せ框32、42及び上框33、43及び下框34、44に接合による歪みが生じることを防止することが可能である。
また、上框33、43及び下框34、44は、戸先框31、41及び召合せ框32、42のガラス収容部31b、32b、41b、42bから抜け出る方向となる左右方向への移動が規制されているので、戸先框31、41及び召合せ框32、42と上框33、43及び下框34、44とが接合されている状態を維持しつつも戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮を許容することが可能である。
また、熱による伸縮は部材の長さが長いほど変化が大きいので、長さが短い上框33、43及び下框34、44が、上框33、43及び下框34、44より長い戸先框31、41及び召合せ框32、42に沿って移動可能に接合されていると、より大きな歪みの発生を抑えることが可能である。
また、戸先框31、41及び召合せ框32、42の小口を覆う小口部材8と上框33、43及び下框34、44とに各々設けられ、突部2dを収容する上凹部3a、4a、下凹部3b、4b及び戸先凹部3c、4cに収容された、枠体2の突部2dに当接される気密材5が、上框33、43及び下框34、44の長手方向に沿って連続しているので、高い気密性を備えることが可能である。また、この気密材5は、上下方向の寸法W3が、上框33、43及び下框34、44が、熱等による伸縮にて上下方向に相対的に移動する移動量Xよりも長いので、たとえ、戸先框31、41及び召合せ框32、42が伸縮したとしても、気密材5が連続している状態が維持される。このため、戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮を許容しつつも高い気密性を備えることが可能である。
また、上框33、43及び下框34、44側に設けられた連結部材9の延出部93を、戸先框31、41及び召合せ框32、42に設けられた小口部材8の延出部被挿入部83に係合することにより、上框33、43及び下框34、44が上下方向に移動可能としつつ、上框33、43及び下框34、44が戸先框31、41及び召合せ框32、42のガラス収容部31b、32b、41b、42bから抜け出る方向への移動を規制することが可能である。
また、戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮により上框43が戸先框31、41及び召合せ框32、42に対して相対的に移動するが、上框43は、高い位置に位置して下框44より視認しにくいので、戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮により生ずる縦框と横框とのずれを視認しにくい上框43側にて生じさせることが可能である。
また、本実施形態の内障子3及び外障子4を備えている建具1によれば、上框33、43及び下框34、44と戸先框31、41及び召合せ框32、42とが接合されている状態を維持しつつも戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮を許容することが可能な框体30、40を備えているので、内障子3及び外障子4の框体30、40が変形し難く、また、周囲に位置する枠体2等と干渉しにくい建具1を提供することが可能である。
また、上記実施形態においては、戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮により上框43が戸先框31、41及び召合せ框32、42に対して相対的に移動する例について説明したが、下框44が戸先框31、41及び召合せ框32、42に対して相対的に移動しても構わない。
上記実施形態においては、延出部93が上框33、43及び下框34、44とは別部材の連結部材9に備えられている例について説明したが、延出部は、框材に直接設けられていても構わない。
上記実施形態においては、各障子3、4が戸先框31、41及び召合せ框32、42の伸縮を許容することが可能な框体30、40を備えている例について説明したが、上框33、43及び下框34、44の伸縮を許容することが可能な框体30、40を備えていても構わない。
上記実施形態においては、内障子3及び外障子4を備える引違い窓用の建具1を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、開き戸、すべり出し窓用の障子など、縦框と横框とが矩形状に接合される框体を備える障子及び建具であれば構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 枠体、2d 突部、3 内障子、3a 上凹部、3b 下凹部、
3c 戸先凹部、4 外障子、4a 上凹部、4b 下凹部、4c 戸先凹部、
5 気密材、7 補強部材、8 小口部材、9 連結部材、10 連結金具、
30 框体、31 戸先框、31a 中空部、31b ガラス収容部、32 召合せ框、
32a 中空部、32b ガラス収容部、33 上框、33a 中空部、
33b ガラス収容部、34 下框、34a 中空部、34b ガラス収容部、
40 框体、41 戸先框、41a 中空部、41b ガラス収容部、
42 召合せ框、42a 中空部、42b ガラス収容部、43 上框、
43a 中空部、43b ガラス収容部、44 下框、44a 中空部、
44b ガラス収容部、83 延出部被挿入部、93 延出部、
W3 気密材の上下方向の寸法、X 伸縮による移動量

Claims (6)

  1. 互いに隣り合う合成樹脂製の框材同士が接合されている框体を有する障子であって、
    前記隣り合う框材のうちの一方をなす第一框材には、前記第一框材の長手方向と交差する交差方向に沿って配置され前記隣り合う框材のうちの他方をなす第二框材の端部を収容する端部収容部が設けられており、
    前記第二框材は、前記端部が前記端部収容部に収容された状態で、前記第一框材の長手方向に沿って移動可能であり、前記交差方向への移動が規制されていることを特徴とする障子。
  2. 請求項1に記載の障子であって、
    前記第一框材の長手方向の寸法は、前記第二框材の長手方向の寸法よりも長いことを特徴とする障子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の障子であって、
    当該障子は、開口を形成し内周側に突出する突部を有する枠体の内周側に配置されており、
    前記第一框材は、小口を覆う小口部材を備え、
    前記小口部材及び前記第二框材は、前記突部が収容される突部収容部を各々有し、
    各々の前記突部収容部内には、前記突部に当接される気密材が前記交差方向に沿うとともに前記小口部材の前記気密材と前記第二框材の前記気密材とが連続して設けられており、
    前記気密材における前記第一框材の長手方向に沿う方向の寸法は、前記第二框材が前記第一框材の長手方向に沿って移動する移動量よりも長いことを特徴とする障子。
  4. 請求項3に記載の障子であって、
    前記第二框材は、前記端部収容部に収容される前記端部に、前記第一框材の長手方向に沿って延出された延出部を有し、
    前記小口部材は、前記延出部を前記第一框材の長手方向に移動可能に係合する係合部を有していることを特徴とする障子。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の障子であって、
    前記第一框材は、長手方向に沿う中空部と、前記中空部内に設けられた金属製の補強部材と、を有する一対の縦框であり、
    前記第二框材は、前記一対の縦框の上端側を連結する上框と前記一対の縦框の下端側を連結する下框であり、
    前記下框は、金属製の連結金具を介して前記補強部材と連結されていることを特徴とする障子。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の障子を備えていることを特徴とする建具。
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