JP2010121342A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い気密性能を確保することが可能な建具を提供する。
【解決手段】矩形状に枠組みされて室内外を連通する開口を形成するとともに、室内側の領域と室外側の領域との間に前記開口の中央側に向かって四周にわたり突出した中央壁部を有する枠体、矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの一方側の領域に固定される固定障子、および、矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの他方側の領域にて当該枠体に沿って開閉移動可能に設けられる可動障子、を有し、前記固定障子の召合せ框は、前記可動障子が閉塞された状態で当該可動障子の召合せ框と対向して前記他方側に突出された召合せ面を有し、前記固定障子と前記中央壁部とが対面する部位に第1気密材が介在され、前記可動障子と前記中央壁部および前記固定障子の前記召合せ面とが対面する部位に第2気密材が介在されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内外を連通する開口を形成する枠体に、見付け方向に沿って移動可能に設けられた障子を備えた建具に関する。
従来、室内外を連通する開口を形成する枠体に、見付け方向に沿って移動可能に設けられた障子を備えた建具としては、例えば、開口を形成する窓枠に見付け方向に沿って移動可能な可動障子と移動不能に設けられた固定障子とを有する片引き戸が知られている。このような建具は、可動障子を閉めた際の気密性能を確保するために、窓枠を構成する上枠及び下枠にアタッチメントを設け、このアタッチメントに設けられた気密材を可動障子の上框及び下框に当接させて上框及び下框における気密性能を確保している。また、窓枠の見込み方向における中央部から開口の内側に向かって突出させた部位と固定障子の召合せ框に気密材を設けて、可動障子の戸先框及び召合せ框に当接させて可動障子を閉じた際の気密性能を確保している(例えば、特許文献1参照)。
特許第2988840号明細書
しかしながら、上記従来の建具のように、可動障子のような1つの部材に当接される気密部材が、アタッチメント、固定障子の召合せ框、縦枠など異なる部材に設けられていると、取付面が相違するために、各々の加工精度、組み立て精度等により隣接する気密材の接合部にて気密性能を十分に確保することができない虞があるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い気密性能を確保することが可能な建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、矩形状に枠組みされて室内外を連通する開口を形成するとともに、室内側の領域と室外側の領域との間に前記開口の中央側に向かって四周にわたり突出した中央壁部を有する枠体、矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの一方側の領域に固定される固定障子、および、矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの他方側の領域にて当該枠体に沿って開閉移動可能に設けられる可動障子、を有し、前記固定障子の召合せ框は、前記可動障子が閉塞された状態で当該可動障子の召合せ框と対向して前記他方側に突出された召合せ面を有し、前記固定障子と前記中央壁部とが対面する部位に第1気密材が介在され、前記可動障子と前記中央壁部および前記固定障子の前記召合せ面とが対面する部位に第2気密材が介在されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、固定障子の矩形状の框体と、枠体に設けられて四周にわたり突出した中央壁部とが対面する部位に気密材が介在されているので、固定障子の框体と中央壁部との間の気密性を確保することが可能である。
また、可動障子の矩形状の框体と、枠体に設けられて四周にわたり突出した中央壁部および前記固定障子の前記召合せ面とが対面する部位に気密材が介在されているので、可動障子の框体と、中央壁部及び固定障子の召合せ面との間の気密性を確保することが可能である。また、固定障子の召合せ面は室内側または室外側に突出しているので、突出していない場合よりも気密材が取り付け易く、かつ、当接させ易い。このため、高い気密性能を備えた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記召合せ面は、前記中央壁部の前記他方側の面とともに平坦な面を形成していることが望ましい。
このような建具によれば、召合せ面と中央壁部の他方側の面とが繋がった平面となり、対向する可動障子の框体との間に介在される気密材がほぼ均等に当接されるように気密材を容易に取り付けることが可能であり、また、気密材のいずれの部位においても同様に当接させることが可能である。このため、より高い気密性能を備えた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記第1気密材は、前記固定障子または前記中央壁部のいずれかのみに設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、第1気密材が固定障子または中央壁部のいずれか一方のみに設けられているので、固定障子と中央壁部との間の気密ライン(第1気密材による気密ライン)を複雑な気密ラインにすることなく容易に形成でき、建具の気密性能をより向上させることが可能である。
かかる建具であって、前記第2気密材は、前記可動障子、または、前記中央壁部および前記固定障子のいずれかのみに設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、第2気密材が可動障子、または中央壁部および固定障子のいずれか一方のみに設けられているので、可動障子と中央壁部および固定障子との間の気密ライン(第2気密材による気密ライン)を複雑な気密ラインにすることなく容易に形成でき、建具の気密性能をより向上させることが可能である。
かかる建具であって、前記第1気密材は前記固定障子に設けられており、前記中央壁部は、前記一方側の面と前記他方側の面とをつなぐ突出側端面を有しており、前記固定障子は、前記第1気密材および前記突出側端面と当接する第3気密材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、第1気密材だけでなく、中央壁部の突出側端面と当接する第3気密材も固定障子側に設けるとともに、この固定障子側において第1気密材と第3気密材が当接している為、固定障子と中央壁部間の気密ライン(第1気密材と第3気密材とによる気密ライン)を固定障子側のみに設けられた気密材で構成できるので、気密性能をより向上させることが可能である。また、可動障子と対向する中央壁部と固定障子の召合せ面との境界部分に第3気密材が介在されているため、可動障子との間で構成する気密ライン(第2気密材による気密ライン)における気密性能をより向上させることが可能である。
本発明によれば、高い気密性能を確保することが可能な建具を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、室内外の境界となる壁等に設けられ、図1、図2に示すような、室内外を連通する開口を形成する枠体10と、枠体10内に固定され開口の一部を閉塞し、ガラス3が嵌め付けられて移動しない固定障子20と、固定障子20にて閉塞されない領域を閉塞可能であり、枠体10に沿って移動可能な可動障子30とを備えた建具1を例に挙げて説明する。以下の説明においては、建具1を室内側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態の建具1は、室内側から見て開口の左側が固定障子20にて閉塞され、右側が可動障子30にて開閉可能に構成されている。
枠体10は、室内外を仕切る壁(不図示)に設けられ、押し出し成形部材である上枠12、下枠13、左右の縦枠14、15が矩形状に枠組みされて構成されている。上枠12、下枠13、左右の縦枠14、15は、いずれも同一の断面形状をなす押し出し成形部材であり、45度に切断された両端部が互いに突き合わされて矩形状に接合されている。
上枠12、下枠13、左右の縦枠14、15には、いずれも枠体10にて形成される開口の中央側に向かって突出する中央壁部11が設けられている。矩形状に接合された枠体10は、中央壁部11が全周に渡って繋がっており、中央壁部11の室外に臨む室外面11aおよび中央壁部11の室内に臨む室内面11bはいずれも枠体10の全周に繋がった平坦な面なしている。
建具1は、中央壁部11より室外側の領域(室内側および室外側の内の一方側の領域)に固定障子20が装着される装着部17が設けられ、中央壁部11より室内側の領域(室内側および室外側の内の他方側の領域)に可動障子30が移動可能に取り付けられ、可動障子30の框体35が収容される収容凹部16を有している。このため、中央壁部11の室外面11aが固定障子20の框体25と対向し、中央壁部11の室内面11bが可動障子30の框体35と対向する。
下枠13の収容凹部16には、可動障子30を案内するためのレール部材18が見付け方向の全域にわたって嵌合されている。
装着部17は、室外面11aと繋がってほぼ直角をなすほぼ水平面を形成し、見込み方向におけるほぼ中央に見付け方向に沿って枠側溝部17aが形成されている。
枠側溝部17aは、枠体10が囲む開口の内側に向かって開放された溝部であり、固定障子20の外周部に設けられた框側溝部25aに嵌合される固定部材50により、固定障子20が枠体10の装着部17に取り付けられている。
固定障子20は、同一の断面形状をなす樹脂製の成形部材でなる上框21、下框22、戸先框23、これらと断面形状が一部異なる樹脂製の成形部材でなる召合せ框24、の各端部を45度に切断して矩形状に接合した框体25を有している。
上框21、下框22、戸先框23は、図1〜図3に示すように、框体25の外周側となる部位に枠体10側に向かって開放された框側溝部25aを有している。また、框体25の室内側面25bとなる、上框21、下框22、戸先框23の室内側面には、框体25の外周側の縁より僅かに中央側に、各框21、22、23の長手方向に沿って、室内側に開放された溝状の気密材取付部21a、22a、23aが設けられており、気密材取付部21a、22a、23aには、第1気密材を構成する毛状気密材5が設けられている。
毛状気密材5は、框の各端部を45度に切断して矩形状に接合した框体25の気密材取付部21a、22a、23aに挿入して取り付けられる。
召合せ框24は、上下方向に連通する中空部を有し、上框21、下框22、戸先框23の室内に臨む面と同じ平面を形成する框本体部24aを有している。また、召合せ框24は、可動障子30を閉めた際にも側面部24bが露出されるため、意匠性を考慮して外周部となる側面部24bには溝部は設けられておらず、上框21、下框22、戸先框23において框側溝部25aが設けられている側面に相当する面は平坦に形成され、さらに側面部24bは框本体部24aより室内側に延出された延出部24cが設けられている。
延出部24cは、側面部24bから室内側に延出された側壁部24dと、側壁部24dの室内側の端部から固定障子20が有する框体25の中央側に向かって突出され、室内に臨み、可動障子30が閉塞された際に可動障子30の召合せ框と対向する召合せ面24eを有する対向部24fと、を有している。対向部24fの召合せ面24eは、中央壁部11の室内面11bとともに平坦な面を形成する位置に設けられ、上枠12の中央壁部11と下枠13の中央壁部11の近傍まで設けられている。
召合せ框24の召合せ面24eには、長手方向に沿って、室内側に開放された溝状の気密材取付部24gが設けられており、気密材取付部24gには、毛状気密材6が、召合せ面24eにおける見付け方向の中央より框体25の外周側に位置させて設けられている。
対向部24fの上端部と下端部には框本体部24aと対向部24fとの間に嵌合されて框本体部24aと対向部24fとの間を覆うための第3気密材を構成する風止め部材9が設けられている。
中央壁部11は、室外面11aの先端と室内面11bの先端とをつなぐ突出側端面11cを有しており、風止め部材9は突出側端面11cに当接する構成となっている。
上框21と召合せ框24との接合部、および、下框22と召合せ框のとの接合部は、上下が反転した対称形状なので、ここでは下框22と召合せ框のとの接合部を例に挙げて横框21、22と召合せ框24との接合部について説明する。
框本体部24aの室内側の面には、図5、図6に示すように、下框22に設けられた毛状気密材5と下端側の風止め部材9との間に、毛状気密材5とともに第1気密材を構成する樹脂製の板状気密部材7が、下框22の長手方向と交差する方向としての上下方向において下框22の毛状気密材5と重なるように配置され、下端部が下框22の毛状気密材5に当接させて設けられている。また、板状気密部材7の上端部は風止め部材9に当接されている。
板状気密部材7は、毛状気密材5の突出されている長さと同等に突出するような厚さに形成されており、枠体10に固定障子20が取り付けられた状態にて、中央壁部11の室外面11aに当接されることで、框本体部24aの室内側の面と中央壁部11の室外面11aとの間をタイトするように構成されている。尚、板状気密部材7を、毛状気密材5の突出されている長さより薄く形成してもよい。
このように固定障子20の室内側は、上框21、下框22、戸先框23にそれぞれ取り付けられた毛状気密材5と、召合せ框24に取り付けられた毛状気密材6と、召合せ框24の上下に設けられた風止め部材9と、上下の風止め部材9と上框21の毛状気密材5および下框22の毛状気密材5との間にそれぞれ設けられた板状気密部材7とにより、周方向に連続して気密材が設けられている。
そして、枠体10に固定障子20が装着されると、框体25の平坦な室内側面25bに連続して設けられた、上框21、下框22、および、戸先框23の毛状気密材5と板状気密部材7とが、枠体10の上枠12、下枠13、及び、左の縦枠14に設けられた中央壁部11の平坦な面でなる室外面11aに当接される。このとき、召合せ框24の対向部24fは、上枠12の中央壁部11と下枠13の中央壁部11との間に位置し、召合せ面24eが枠体10の中央壁部11の室内面11bと平坦な面を形成する。また、召合せ框24の室内側に突出している延出部24c及び対向部24fと上下枠12、13の中央壁部11における突出側端面11cとの間は、風止め部材9にて閉塞されている。
可動障子30は上框31、下框32、戸先框33及び召合せ框34の接合部分(溶着部分のみ)が互いに同一の断面形状をなす樹脂製の成形部材であり、図1、図2、図4に示すように、各端部が45度に切断されて矩形状に接合された框体35を有している。
下框32は、下枠13に嵌合されたレール部材18のレール18aが挿入され下方に開放された溝部32aを有し、戸先框33は、可動障子30を閉じた際に対向する枠体10に設けられ可動障子30の見込み方向の位置を規制するための部位が挿入され枠体10側に開放された溝部33aを有している。
上框31及び召合せ框34には、下框32及び戸先框33のような溝部は設けられておらず、可動障子30の框体35の外周側となる部位は平坦に形成されており、長手方向と交差する方向の幅、すなわちガラス側の縁から外周側の縁までの幅が、下框32及び戸先框33より狭く形成されている。このため、上框31、下框32,戸先框33、召合せ框34の両端部を45度に切断して突き合わせて接合すると、上框31と召合せ框34との接合部、及び、下框32と戸先框33との接合部は、一方の小口を他方の小口にて互いに覆うように接合されるが、上框31と戸先框33との接合部は、戸先框33の溝部33aが上框31の長手方向に突出し、下框32と召合せ框34との接合部は、下框32の溝部32aが召合せ框34の長手方向に突出した状態にて矩形状に接合されている。
召合せ框34は、固定障子20の召合せ框24と同様に、上下方向に連通する中空部を有し、上框31、下框32、戸先框33の室外に臨む面と同じ平面を形成する框本体部34aを有している。また、框体35の外周側に相当する側面部34bは框本体部34aより室外側に延出された延出部34cが設けられている。
延出部34cは、側面部34bから室外側に延出された側壁部34dと、側壁部34dの室外側の端部から可動障子30の框体35の中央側に向かって突出されて固定障子20の召合せ框24と対向する対向部34eと、を有している。対向部34eは、上枠12の中央壁部11と下枠13の中央壁部11の近傍まで設けられ、可動障子30を閉めた際に、固定障子20の召合せ框24の框本体部24aと対向部24fとの間に入り込むように構成されている。
上框31、下框32、戸先框33は、図1、図2及び図4に示すように、框体35の室外側面35aとなる、上框31、下框32、戸先框33の室外側面には、框体35の外周側の縁より僅かに中央側に、各框31、32、33の長手方向に沿って、室外側に開放された溝状の気密材取付部31a、32b、33bが設けられており、気密材取付部31a、32b、33bには、第2気密材を構成する毛状気密材8が設けられている。毛状気密材8は、框の各端部を45度に切断して矩形状に接合した框体35の気密材取付部31a、32b、33bに挿入して取り付けられる。
上框31と戸先框33とは、毛状気密材8が取り付けられている位置、すなわち框体35の内周縁から等しい距離に取り付けられているが、戸先框33は溝部33aを有しているので、上框31に取り付けられた毛状気密材8の端部は戸先框33に取り付けられた毛状気密材8と接触せず、上框31の毛状気密材8の先端と戸先框33の毛状気密材8とは上框31の長手方向に間隔を隔てて配置される。このため、図4に示すように上框31の毛状気密材8と戸先框33の毛状気密材8との間には、上框31の毛状気密材8とは上框31の長手方向と交差する上下方向に重なるように当接させ、また、戸先框33の毛状気密材8とは戸先框33の長手方向と交差する見付け方向に重なるように当接させて、毛状気密材8とともに第2気密材を構成する樹脂製の板状気密部材19が設けられている。
この板状気密部材19は、毛状気密材8の突出されている長さと同等に突出するような厚さに形成されており、この板状気密部材19と毛状気密材8とによって四周連続したタイトラインを構成している。そして、枠体10に固定障子20及び可動障子30が取り付けられ、可動障子30が閉められた状態にて、召合せ部分において板状気密部材19と毛状気密材8とで構成されたタイトラインが、固定障子20の召合せ面24e、風止め部材9、中央壁部11の室内面11bに当接されるように構成されている。可動障子30には、3カ所に板状気密部材19が設けられているが、いずれの板状気密部材19も同様であるが、異なる形状、材質であってもよい。尚、板状気密部材19を、毛状気密材8の突出されている長さより薄く形成してもよい。
召合せ框34の框本体部34aにおける室外面には、長手方向に沿って、室外側に開放された溝状の気密材取付部34fが設けられており、気密材取付部34fには、第2気密材を構成する毛状気密材8が、框本体部34aにおいて見付け方向の中央より框体35の外周側に位置させて設けられている。可動障子30の召合せ框34に設けられた毛状気密材8は、対向部34eに向かって突出されており、可動障子30を閉めた際には、可動障子30の召合せ框34の框本体部34aと対向部34eとの間に入り込む固定障子20の召合せ框24の対向部24fに先端側が接触する。
上框31と召合せ框34の接合されている部位は、同じ断面形状をなしているが、図4に示すように、上框31の毛状気密材8が取り付けられている位置と、戸先框33の毛状気密材8が取り付けられている位置とは、框体35の内側縁からの距離が異なるため、召合せ框34の毛状気密材8は上框31の毛状気密材8と接触せず、召合せ框34の毛状気密材8の先端と上框31の毛状気密材8とは召合せ框34の長手方向に間隔を隔てて配置される。このため、上框31の毛状気密材8と召合せ框34の毛状気密材8との間には、上框31の毛状気密材8とは上框31の長手方向と交差する上下方向に重なるように当接させ、また、召合せ框34の毛状気密材8とは召合せ框34の長手方向と交差する見付け方向に重なるように当接させて、毛状気密材8とともに第2気密材を構成する樹脂製の板状気密部材19が設けられている。
下框32と召合せ框34の接合されている部位は、同じ断面形状をなしているが、図4、図5に示すように、戸先框33は溝部33aを有しており、また、召合せ框34に取り付けられた毛状気密材8の位置は、下框32に取り付けられた毛状気密材8の位置より、框体35の内周側に配置されているので、召合せ框34の毛状気密材8は下框32の毛状気密材8と接触せず、召合せ框34の毛状気密材8の先端と下框32の毛状気密材8とは召合せ框34の長手方向に間隔を隔てて配置される。このため、下框32の毛状気密材8と召合せ框34の毛状気密材8との間には、図5、図6に示すように、下框32の毛状気密材8とは下框32の長手方向と交差する上下方向に重なるように当接させ、また、召合せ框34の毛状気密材8とは召合せ框34の長手方向と交差する見付け方向に重なるように当接させて、毛状気密材8とともに第2気密材を構成する樹脂製の板状気密部材19が設けられている。
このように可動障子30の室外側の面には、上框31、下框32、戸先框33、召合せ框34にそれぞれ取り付けられた毛状気密材8と、上框31と戸先框33との間、上框31と召合せ框34との間、下框32と召合せ框34との間、にそれぞれ設けられた板状気密部材19とにより、周方向に連続して気密材が設けられている。
そして、固定障子20が装着された枠体10に可動障子30が取り付けられて閉めた状態では、框体35の平坦な室外側面35aに連続して設けられた上框31、下框32、戸先框33、および、召合せ框34の毛状気密材8と板状気密部材19とが、枠体10の上枠12、下枠13、及び、右の縦枠15に設けられた中央壁部11の平坦な面でなる室内面11bに当接される。また、中央壁部11の室内面11bともに平坦な面を形成する固定障子20の召合せ框24が有する召合せ面24eには、可動障子30の召合せ框34に設けられた毛状気密材8と板状気密部材19とが当接される。このとき、固定障子20の召合せ面24eに設けられた毛状気密材6は、可動障子30の上框31、下框32および召合せ框34に当接される。
本実施形態の建具1によれば、室外側の領域に設けられた固定障子20の矩形状の框体25の室内側に臨む室内側面25bに毛状気密材5および板状気密部材7を設けたので、毛状気密材5および板状気密部材7を、中央壁部11の室外面11aに当接させることが可能である。このとき、固定障子20の框体25の室内側面25bは見込み方向において同一位置で連続するようにして形成されている。このため、毛状気密材5および板状気密部材7を取り付ける面は互いに異なる框であっても連続した平坦な面なので、毛状気密材5および板状気密部材7を框体25の室内側面25bに容易に取り付けることが可能である。
また、室内側の領域に設けられた可動障子30の矩形状の框体35の室外側に臨む室外側面35aに、毛状気密材8および板状気密部材19を設けたので、毛状気密材8および板状気密部材19を、中央壁部11の室内面11bに当接させることが可能である。このとき、可動障子30の框体35の室外側面35aは見込み方向において同一位置で連続するようにして形成されている。このため、毛状気密材8および板状気密部材19を取り付ける面は互いに異なる框であっても連続した平坦な面なので、毛状気密材8および板状気密部材19を框体35の室外側面35aに容易に取り付けることが可能である。
また、固定障子20の召合せ面24eは室内側に突出し、中央壁部11の室内面11bとともに平坦な面を形成しているので、召合せ面24eと中央壁部11の室内面11bとが見込み方向において同一位置で連続した平面となり、対向する可動障子30の毛状気密材8を均一に当接させることが可能であり、毛状気密材8のいずれの部位においても同様に当接させることが可能である。このため、より高い気密性能を備えた建具1を提供することが可能である。
また、毛状気密材5(第1気密材)および板状気密部材7(第1気密材)が固定障子20側のみに設けられ、毛状気密材8(第2気密材)および板状気密部材19(第2気密材)が可動障子30側のみに設けられているので、固定障子20と中央壁部11との間の気密ライン(第1気密材による気密ライン)と、可動障子30と中央壁部11および固定障子20との気密ライン(第2気密材による気密ライン)とを、複雑な気密ラインにすることなく容易に形成できるため、気密性能を向上することが可能になる。
また、固定障子20には、板状気密部材7(第1気密材)および中央壁部11の突出側端面11cの両方に当接する風止め部材9(第3気密材)が設けられている。すなわち、固定障子20と枠体10との気密ラインを構成する気密部材(第1気密材としての毛状気密材5、板状気密部材7、第3気密材としての風止め部材9)が全て固定障子側に設けられている。したがって、固定障子20と枠体10との気密ラインを固定障子20側のみに設けられた気密材で構成できるので、気密ラインの構成を複雑にする必要がなく容易に構成でき、気密性能をより向上させることが可能である。
また、可動障子30と対向する中央壁部11と固定障子20の召合せ面24eとの境界部分に風止め部材9が介在されているため、可動障子30との間で構成する気密ライン(第2気密材による気密ライン)における気密性能をより向上させることが可能である。尚、風止め部材9はヒレ部を有しており、枠体10と固定障子20との出来寸(召合せ框24の長手方向の寸法)を吸収し、枠体10(上枠12、下枠13)と固定障子20(召合せ框24)との気密性を向上することができる。
上記実施形態においては、毛状気密材5、8および板状気密部材7、19を固定障子20および可動障子30の框体25、35側に設け、中央壁部11側に当接する例について説明したが、毛状気密材および板状気密部材を中央壁部側に設け、固定障子および可動障子の框体側に当接させる形態であっても構わない。この場合には、中央壁部11の室外面11aが見込み方向において同一位置で連続するようにして形成されている。このため、毛状気密材5、8および板状気密部材7、19を取り付ける面は互いに異なる枠であっても連続した平坦な面なので、毛状気密材5、8および板状気密部材7、19を容易に取り付けることが可能である。
また、上記実施形態においては、板状気密部材7が、毛状気密材5の突出されている長さと同等に突出するような厚さに形成されており、また、板状気密部材19が、毛状気密材8の突出されている長さと同等に突出するような厚さに形成されている例について説明したが、これに限るものではない。例えば、板状気密部材としてスポンジ等を用いた場合には、毛状気密材が突出している長さより板状気密部材の厚さを薄くして中央壁部等に当接されて圧縮される量が少なくなったとしても、気密性能を確保することが可能である。
また、上記実施形態においては、固定障子20を室外側の領域に、可動障子30を室内側の領域に設けているが、これに限ることなく、固定障子20を室内側の領域(室内側および室外側の内の他方側の領域)に、可動障子30を室外側の領域(室内側および室外側の内の一方側の領域)に設けてもよい。
また、上記実施形態においては、室内側から見て開口の左側が固定障子20にて閉塞され、右側が可動障子30にて開閉可能に構成されているが、これに限ることなく、右側を固定障子20にて閉塞し左側を可動障子30にて開閉可能に構成してもよく、また、開口の中央側を固定障子20にて閉塞し、左右両側を可動障子30にて開閉可能に構成(両袖片引き窓)しても構わない。
また、上記実施形態においては、可動障子が水平方向に可動するタイプの建具について説明したが、これに限ることなく、可動障子が上下方向に可動する上げ下げ窓タイプの建具であっても構わない。この場合、固定障子を室外側の上方に設け、可動障子を室内側の下方に設けてもよく、室内外の位置関係が逆のタイプ(つまり固定障子の方が室内側に位置)、上下の位置関係が逆のタイプ(つまり固定障子が下方に位置)、であってもよい。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を縦断面図である。 本実施形態に係る建具の水平断面図である。 本実施形態に係る固定障子を室内側から見た斜視図である。 本実施形態に係る可動障子を室外側から見た斜視図である。 固定障子および可動障子の下框と召合せ框との接合部に取り付けられた気密材を説明するための図である。 固定障子および可動障子の召合せ部分示す水平断面図である。
符号の説明
1 建具、5 毛状気密材(第1気密材)、6 毛状気密材、
7 板状気密部材(第1気密材)、8 毛状気密材(第2気密材)、
9 風止め部材(第3気密材)、10 枠体、11 中央壁部、
11a 室外面、11b 室内面、11c 突出側端面、
19 板状気密部材(第2気密材)、20 固定障子、
24 召合せ框、24e 召合せ面、25 框体、25b 室内側面、
30 可動障子、34 召合せ框、35 框体、35a 室外側面

Claims (5)

  1. 矩形状に枠組みされて室内外を連通する開口を形成するとともに、室内側の領域と室外側の領域との間に前記開口の中央側に向かって四周にわたり突出した中央壁部を有する枠体、
    矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの一方側の領域に固定される固定障子、および、
    矩形状に枠組みされた框体を有し、前記室内側および前記室外側のうちの他方側の領域にて当該枠体に沿って開閉移動可能に設けられる可動障子、を有し、
    前記固定障子の召合せ框は、前記可動障子が閉塞された状態で当該可動障子の召合せ框と対向して前記他方側に突出された召合せ面を有し、
    前記固定障子と前記中央壁部とが対面する部位に第1気密材が介在され、
    前記可動障子と前記中央壁部および前記固定障子の前記召合せ面とが対面する部位に第2気密材が介在されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記召合せ面は、前記中央壁部の前記他方側の面とともに平坦な面を形成していることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記第1気密材は、前記固定障子または前記中央壁部のいずれかのみに設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記第2気密材は、前記可動障子、または、前記中央壁部および前記固定障子のいずれかのみに設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記第1気密材は前記固定障子に設けられており、
    前記中央壁部は、前記一方側の面と前記他方側の面とをつなぐ突出側端面を有しており、
    前記固定障子は、前記第1気密材および前記突出側端面と当接する第3気密材が設けられていることを特徴とする建具。
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