JP2017218324A - カニ式塵埃収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】車外での苛酷な労働を必要とせず、収集者をゴミ収集中の怪我や病気から解放できる塵埃収集装置を提供すること。
【解決手段】塵埃収集車1が、前側に運転室11が配設される一方、後側にゴミ84を収容する開口を有する車本体10と、車本体10に対して前後方向及び高さ方向に移動可能に車本体10に取り付けられたアーム30,50と、アーム30,50の先端部に取り付けられて、掴み状態と開き状態とを取り得るハンド70,80と、アーム30,50の前後方向及び高さ方向の動作を操作するアーム操作部と、ハンド70,80の状態を選択的に実現させるハンド操作部と、を備えるようにする。ハンド70,80が掴んだゴミ84がハンド70,80の開き状態により上記開口を通過する位置に、ハンド70,80が移動できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、塵埃収集車に関する。
特許文献1に記載されているように、家庭より排出される家庭ゴミは、例えば、半透明のビニール袋に入れられて戸外に置かれ、ゴミ回収業者によって塵埃収集車で収集される。係る収集は、例えば、運転者が、塵埃収集車をゴミの保管場所の間を順次移動させ、収集者1人または2人が、各ゴミの保管場所でゴミが封入された多数のビニール袋を車の後ろから収集車の中に放り込むことによって行われる。
特開2003−137402号公報
収集者は、上述の放込作業において、体を屈曲させて重いゴミを持ち上げる必要があり非常に過酷な労働を強いられる。更には、雨の日や雪の日には、滑りに伴う怪我の虞があり、真夏の猛暑日等には、日射病や脱水症状にかかる虞もある。
そこで、本発明の目的は、車外での苛酷な労働を必要とせず、収集者をゴミ収集中の怪我や病気から解放できる塵埃収集装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に掛かる塵埃収集車は、一方向の一方側に運転室が配設される一方、前記一方向の他方側にゴミを収容する開口を有し、車輪が回動自在に取り付けられる車本体と、前記車本体に対して前記一方向かつ高さ方向に移動可能な状態で前記車本体に取り付けられた1以上のアームと、前記アームの先端部に取り付けられて、掴み状態と、開き状態とを取り得るハンドと、前記運転室内に配設されて、前記アームの前記一方向及び前記高さ方向の動作を操作するアーム操作部と、前記運転室内に配設されて、前記ハンドの前記掴み状態と前記開き状態とを選択的に実現させるハンド操作部と、を備え、前記ハンドが掴んだ前記ゴミが前記ハンドの前記開き状態により前記開口を通過する位置に、前記ハンドが移動可能である。
本発明によれば、アーム操作部の操作によって、ハンドを一方向及び高さ方向に移動させることができ、ハンドを家庭ゴミの載置位置から家庭ゴミが塵埃収集車の開口を通過する位置まで移動させることができる。また、ハンド操作部によって、ハンドのゴミ袋の掴み状態又は開放状態を選択でき、ハンドが掴んだゴミ袋を、当該ゴミ袋が塵埃収集車の開口を通過する位置で離すことができる。したがって、運転室の運転者による運転室内での操作によって、ゴミ袋を家庭ゴミの載置位置から塵埃収集車内のゴミ圧縮室に移動させることができ、収集者が車外でゴミ袋を塵埃収集車の開口に放り込む必要がない。よって、収集者を、車外での過酷な作業から開放でき、車外作業での怪我や病気から解放できる。
また、本発明において、前記ハンドの移動範囲の略全域を撮影可能な状態で前記車本体に取り付けられるカメラと、前記カメラが撮影した画像を映し出すと共に、前記運転室内に設置されるモニタと、を備えてもよい。
上記構成によれば、運転室内の運転者がモニタを見ながらハンドの移動及びハンドの状態の選択を行うことが可能になる。又は、アームやハンドの動作がカメラからの信号を受けた制御部によって自動制御される場合は、モニタによって作業の完了を確認できる。よって、ゴミの収集を容易に行うことができる。
また、本発明において、前記車本体は、高さ方向の上側に配設された天面部から上方に延在する回動軸を有し、前記アームは、前記回転軸に対して上下方向に旋回可能な状態で前記回動軸から延在する第1アーム部と、前記第1アーム部における前記回動軸側とは反対側の第1端部に対して上下方向に旋回可能な状態で前記第1端部から延在する第2アーム部と、前記第2アーム部における前記第1アーム部側とは反対側の第2端部に対して上下方向に旋回可能な状態で前記第2端部から延在する第3アーム部と、を有し、前記ハンドは、前記第3アーム部における前記第2アーム部側とは反対側の第3端部に取り付けられてもよい。
ハンドが、塵埃収集車の幅方向に移動できない構成では、複数のハンドの幅方向の離間配置や、ゴミの収集中における車の姿勢の頻繁な変動が必要になって、ゴミの収集が容易でない。上記構成によれば、第1アーム部が、天面から上方に延在する回動軸に取り付けられているので、ハンドが、一方向及び上下方向に自在に移動できるのみならず、塵埃収集車の幅方向にも自在に移動できる。よって、ハンドが幅方向に移動できない構成との比較において、簡単かつ容易にゴミを塵埃収集車内に収容できる。
また、本発明において、前記アーム操作部及び前記ハンド操作部が、レバーで構成されてもよい。
上記構成によれば、アームの操作が簡単になり、ゴミの収集を楽に行うことができる。
また、本発明において、前記アーム操作部及び前記ハンド操作部が、前記車本体とは別体のリモコンに配設されてもよい。
上記構成によれば、塵埃収集車の運転手が、塵埃収集車を降りてアーム及びハンドを直接視認している状態で、リモコンを用いてアーム及びハンドを操作できる。よって、正確かつ迅速なゴミの収集作業が可能になる。
本発明によれば、車外での苛酷な労働を必要とせず、収集者をゴミ収集中の怪我や病気から解放できる。
本発明の第1実施形態に係る塵埃収集車の斜視図である。 上記塵埃収集車のアーム操作部及びハンド操作部を示す斜視図である。 上記塵埃収集車おいて、第1アーム及び第1ハンドの動作の制御に関係する部位のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る塵埃収集車の斜視図である。 第2実施形態の塵埃収集車のアーム操作部及びハンド操作部を示す斜視図である。 第2実施形態の塵埃収集車で収納状態になっているアームを塵埃収集車の幅方向の外方から見たときの正面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の第1実施形態、第2実施形態及び変形例で説明した構成を適宜に組み合わせて更なる実施形態を構築してもよいことは、言うまでもない。
また、以下の実施例において、X方向は、一方向としての塵埃収集車の前後方向を示し、Y方向は、塵埃収集車の幅方向を示す。また、Z方向は、塵埃収集車の高さ方向を示す。
図1は、本発明の第1実施形態に係る塵埃収集車1の斜視図であり、図2は、塵埃収集車1のアーム及びハンド操作部を示す斜視図である。
図1に示すように、塵埃収集車(以下、単に収集車という)1は、車本体10、第1アーム30、第2アーム50、第1ハンド70、第2ハンド80及びカメラ90を備える。車本体10には、X方向の前側に運転室11が設けられ、X方向の後側には、ゴミを圧縮するドラム(図示せず)が収容されたゴミ圧縮室と、外部とを連通する開口(図示せず)が設けられる。開口は、XY平面及びXZ平面に対して傾斜する方向に延在している。車本体10のZ方向の下側には、車輪13が、X方向の各側にY方向に間隔をおいて2つずつ設けられて合計4つ設けられる。車輪13は、公知の方法で回動自在に配設される。
前記第1アーム30は、第2アーム50に対してY方向に間隔をおいて配設される。第2アーム50は、第1アーム30と同一の構造及び大きさを有する。第2アーム50の構造及び動作の説明は、第1アーム30の構造及び動作の説明をもって省略する。
車本体10の上方には、Z方向に突出するアーム取付部14が設けられる。第1アーム30は、アーム取付部14に取り付けられる。詳しくは、第1アーム30は、第1アーム部31と、第2アーム部32と、第3アーム部33とを有する。アーム取付部14には、図示しない第1モータによって回動すると共にY方向に延在する第1回転軸12が、例えば転がり軸受を介してアーム取付部14の貫通孔に回動自在に固定される。第1アーム部31は、第1回転軸12に対して相対移動不可な状態で第1回転軸12に取り付けられ、第1回転軸12からX方向の後側に延在する。その結果、第1アーム部31は、第1回転軸12の回転に伴って第1回転軸12を中心に矢印Aで示す上下方向に旋回する。
第1アーム部31の先端部には、図示しない第2モータによって回動すると共にY方向に延在する第2回転軸35が設けられる。第2アーム部32は、第2回転軸35に対して相対移動不可に取り付けられ、第2回転軸35から延在している。それで、第2アーム部32は、第2回転軸35の回転に伴って第1アーム部31の先端部を支点としてXZ平面内を旋回する。
また、第2アーム部32の先端部には、図示しない第3モータによって回動すると共にY方向に延在する第3回転軸36が設けられる。第3アーム部33は、第3回転軸36に対して相対移動不可に取り付けられ、第3回転軸36から延在している。よって、第3アーム部33は、第3回転軸36の回転に伴って第2アーム部32の先端部を支点としてXZ平面内を旋回する。
第3アーム部33の第2アーム部32側とは反対側の先端部には、ハンド70が取り付けられる。第3アーム部33は、例えば、筒状構造を有し、第3アーム部33の内部には、伸縮可能な電動シリンダ(図示せず)が配設(内蔵)されている。ハンド70は、公知のマジックハンドの構造を有する。マジックハンド自体の構造は公知の構造であるので、ハンド70の動作については詳述しないが、例えば、ハンド70は、複数のフィンガー部71を有する。電動シリンダのハンド側の端部には、突起が設けられ、その突起は、各フィンガー部71において電動シリンダ側に形成される長穴に挿通されて係止されている。電動シリンダが縮むと、突起が長穴内を移動し、各フィンガー部71が電動シリンダの縮み方向に引っ張られ、ハンド70が掴み状態になる。一方、電動シリンダが伸びると、その逆の動作により、ハンド70が開き状態になる。なお、この実施例では、電動シリンダが用いられるが、電動シリンダの替わりに油圧シリンダが用いられてもよい。また、カメラ90は、車本体10の後方側上部に設置される。カメラ90は、ハンド70の移動可能範囲の全域を撮影可能になっている。
図2は、収集車1の運転室11内に設けられたアーム操作部110、ハンド操作部140及びモニタ150を示す斜視図である。また、図3は、収集車1おいて、第1アーム30及び第1ハンド70の動作の制御に関係する部位のブロック図である。
図2に示すように、アーム操作部110は、第1モータ操作部120、第2モータ操作部121、及び第3モータ操作部122を有し、ハンド操作部140は、電動シリンダ操作部123を有する。各操作部120〜123は、レバーで構成される。第1モータ操作部120、第2モータ操作部121及び第3モータ操作部122の夫々を構成するレバーは、図2に矢印Bで示す方向において、一端側位置と、他端側位置との間の任意の位置に連続的に配置可能となっている。一方、電動シリンダ操作部123を構成するレバーは、図2に矢印Bで示す方向において、一端側位置と、他端側位置のいずれか一方に選択的に配置される。
第1モータ操作部120のレバーの位置が調整されることによって、水平面に対する第1アーム部31(図1参照)の角度が調整されるようになっている。詳しくは、図3を参照して、ユーザが、第1モータ操作部120のレバーをある位置で止めると、その位置に対応する、第1モータの基準位置からの回動角を表す信号が、第1モータ操作部120から制御部135に送られ、その信号を受けた制御部135が、第1モータ125の電源供給回路に制御信号を出力する。すると、その制御信号により、電源供給回路から第1モータに供給される電流の値、電流の供給時間及び電流の向きが制御されて、第1モータ125が基準位置から第1モータ操作部120のレバー位置に対応する角度だけ回転する。なお、制御部135は、中央処理装置(CPU)やメモリ等で構成される。また、信号は、第1モータ操作部120から制御部135に、無線で出力されてもよく、又は有線で出力されてもよい。また、制御信号も、制御部135から第1モータ125に、無線で出力されてもよく、又は有線で出力されてもよい。
同様に、ユーザが、第2モータ操作部121を構成するレバーをある位置で止めると、第2モータ操作部121からの信号を受けた制御部135による制御によって、第2モータ126が基準位置から第2モータ操作部121のレバー位置に対応する角度だけ回転する。また、ユーザが、第3モータ操作部122を構成するレバーをある位置で止めると、第3モータ操作部122からの信号を受けた制御部135による制御によって、第3モータ127が基準位置から第3モータ操作部122のレバー位置に対応する角度だけ回転する。第1モータ操作部120の側方に第1モータ125の水平面からの回転角度を表す表示が付され、第2モータ操作部121の側方に第2モータ126の水平面からの回転角度を表す表示が付されていると好ましい。また、第3モータ操作部122の側方に第3モータ127の水平面からの回転角度を表す表示が付されていると好ましい。
また、ユーザが、電動シリンダ操作部123を、一端側位置に操作すると、電動シリンダからの信号を受けた制御部135が、電動シリンダ128(図3参照)を電動シリンダ128が最も縮んだ状態まで縮むように制御する。他方、ユーザが、電動シリンダ操作部123を、他端側位置に操作すると、電動シリンダからの信号を受けた制御部135が、電動シリンダ128(図3参照)を電動シリンダ128が最も伸びた状態まで伸ばすように制御する。その結果、ユーザが電動シリンダ操作部123を一端側位置に操作すると、第1ハンド70が掴み状態になり、ユーザが電動シリンダ操作部123を他端側位置に操作すると、第1ハンド70が開き状態になる。
また、図1及び図2を参照して、カメラ90で撮影された映像91が、モニタ150に映しだされるようになっている。このことから、ユーザは、運転室内のモニタ150を見ながら、第1乃至第3アーム部31,32,33および第1ハンド70を自在に操作でき、第1ハンド70の位置及び状態(掴み状態又は開き状態)を自在に操作できる。第1ハンド70の移動範囲には、収集車1のゴミを収容する開口のZ方向の上方でかつ当該開口にZ方向に重なるゴミ離し位置が含まれる。当該ゴミ離し位置でゴミを掴んだ状態の第1ハンド70が電動シリンダ操作部123の操作によって開き状態に操作されると、ゴミが重力で落下して開口を通過してゴミ圧縮室に送られる。このことから、ゴミ84(図1参照)は、運転室にいるユーザ1人のみによって、カニがエサを食べる様子と似たような動作で、第1ハンド70で載置場所から収集車1の開口を介して収集車1のゴミ圧縮室まで運ばれる。
なお、図2において、参照番号138は、収集車1のハンドルである。また、参照番号130は、第2アーム50の第1モータ操作部130であり、参照番号131は、第2アーム50の第2モータ操作部である。また、参照番号132は、第2アーム50の第3モータ操作部であり、参照番号133は、第2ハンド80の電動シリンダ操作部である。操作部120〜122,130〜132は、アーム操作部110を構成し、操作部123,133は、ハンド操作部140を構成する。
第2アーム50及び第2ハンド80の操作部130〜133は、レバーで構成される。これらの操作部131〜133の操作に基づく第2アーム50及び第2ハンド80の動作は、その操作及び動作と同一である、上述の操作部121〜123の操作、及び第1アーム30及び第1ハンド70の動作の説明をもって省略する。
上記第1実施形態によれば、運転室11内に設けられたアーム操作部110及びハンド操作部140の操作によって、運転室11内のユーザ一人のみで、ハンド70,80をX方向及びZ方向に移動させることができ、ハンド70,80をゴミ84の載置位置から収集車1のゴミ圧縮室まで移動させることができる。したがって、収集車1の外部でゴミ袋を収集車1の開口に放り込む過酷な作業が必要ない。よって、収集者を、車外での過酷な作業から開放でき、車外作業での怪我や病気から解放できる。
また、運転室11内の運転者がモニタ150を見ながらハンド70,80の移動及び状態の選択を実行できる。よって、ゴミの収集を容易に行うことができる。更には、アーム操作部110及びハンド操作部140がレバーで構成されるから、操作が簡単でゴミ84の収集を楽に行うことができる。
なお、第1実施形態では、図2に示すように、アーム操作部110、ハンド操作部140及びモニタ150が、塵埃収集車1の運転席に隣り合う助手席に相当する箇所に配設されているが、アーム操作部、ハンド操作部及びモニタのうちの少なくとも一つは、運転席の前方に配設される等、助手席に相当する箇所に配設されなくてもよい。
図4は、本発明の第2実施形態に係る塵埃収集車201の斜視図である。
第2実施形態の塵埃収集車201は、アームが2本から1本に減った点と、第1アーム部231がXY平面上を旋回可能である点とが、第1実施形態の塵埃収集車1と異なる。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行い、第1実施形態と同一の構成、作用効果については、説明を省略する。
第2実施形態の塵埃収集車(以下、単に収集車という)201では、収集車201の天面部260からZ方向に突出するアーム取付部211が、図示しない第4モータによってXY平面上を旋回可能になっている。アーム取付部211は、回転軸を構成し、例えば転がり軸受によって天面部260に回動可能に取り付けられる。
アーム230は、第1実施形態の第1及び第2アーム30,50と同様に、第1アーム部231、第2アーム部232及び第3アーム部233を有する。また、第3アーム部233の第2アーム部232側とは反対側の先端部には、ハンド270が取り付けられる。アーム230の第1アーム部231、第2アーム部232及び第3アーム部233の操作法及び動作は、その操作法及び動作と同一である、第1実施形態の第1アーム30の第1アーム部31、第2アーム部32及び第3アーム部33の操作法及び動作の説明をもって省略する。また、ハンド270の操作及び動作も、その操作法及び動作と同一である、第1実施形態のハンド70の操作法及び動作の説明をもって省略する。
アーム取付部211がXY平面上を旋回可能であるので、アーム230は、第1実施形態と異なりY方向に移動可能になる。よって、第2実施形態では、Y方向に間隔をおいて複数のアームを配設する必要がなく、1つのみのアーム230を、X方向、Y方向及びZ方向に自在に移動させて、ゴミ284を載置位置から収集車201内のゴミ圧縮室までハンド270で運ぶことができる。
図5は、収集車201のアーム操作部280及びハンド操作部290を示す斜視図である。
図5に示すように、収集車201は、アーム操作部280と、ハンド操作部290とを有する。アーム操作部280は、第1モータ操作部220、第2モータ操作部221、第2モータ操作部222及び第4モータ操作部223を有し、ハンド操作部290は、電動シリンダ操作部224を有する。アーム操作部280及びハンド操作部290には、第1実施形態におけるアーム操作部110の第1アーム30の操作部及びハンド操作部130の第1ハンド70の操作部との比較で、第4モータ操作部223が追加されている。第4モータ操作部223の操作によって、第4モータの回転角が操作され、アーム230がXY平面上を自在に回動可能になる。
図6は、第2実施形態の塵埃収集車201で収納状態になっているアーム230をY方向の外方から見たときの正面図である。
図6に示すように、アーム230の収納状態では、第1アーム部231が、アーム取付部211からX方向の前側に延在し、第2アーム部232が、第1アーム部231のX方向の前側の端部からZ方向の上方に延在する。また、第2アーム部233は、第2アーム部232のZ方向の上方側の端部からX方向の後側に延在する。第1乃至第4モータ操作部220〜223における収納位置は、第1乃至第4モータ操作部220〜223の側方に付された収納位置を表すマークにより容易に判断できるようになっている。
上記第2実施形態によれば、第1アーム部231が、天面から上方に延在してXY平面上を回動するアーム取付部211に取り付けられているので、ハンド270が、一方向及び上下方向に自在に移動できるのみならず、Y方向(収集車201の幅方向)にも自在に移動できる。よって、ハンド270がY方向に移動できない構成との比較において、簡単かつ容易にゴミを収集車201内に収容できる。
更には、第2実施形態によれば、アーム230が、収集車201の上部にコンパクトに収納されることができる。よって、収集車201が使用されていないときの収納スペースをコンパクトにできる。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記第1及び第2実施形態では、各操作部120〜123,130〜133,220〜224が、レバーで構成されたが、少なくとも一つの操作部は、プッシュボタンで構成されてもよい。また、アーム操作部及びハンド操作部のうちの少なくとも一方は、タッチパネルで構成されてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、アーム30,50,230の数が2つの場合と1つの場合について説明したが、アームの数は、3以上であってもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、各アーム30,50,230が、3つのアーム部31〜33,231〜233を有する場合について説明したが、少なくとも1つのアームは、2つのアーム部で構成されてもよく、4以上のアーム部で構成されてもよい。
また、アーム操作部110及びハンド操作部130が、運転室11内に配設される場合について説明したが、アーム操作部及びハンド操作部は、車本体とは別体のリモコンに配設されてもよい。この変形例では、カメラ及びモニタは、存在しなくてもよい。また、この変形例では、リモコンからの無線による信号を受けるポートが収集車の後側に設けられると好ましいが、当該ポートは収集車の後側以外の場所に設けられてもよい。なお、ポートが受けた信号が、制御部に出力されることは言うまでもない。また、リモコンからの信号を受けるアンテナが、ポートの代わり又はポートに加えて収集車に設けられてもよいことも、言うまでもない。この変形例によれば、収集車の運転手が、収集車を降りてアーム及びハンドを直接視認している状態でリモコンを用いてアーム及びハンドを操作できる。よって、正確かつ迅速なゴミの収集作業が可能になる。
更には、アーム操作部及びハンド操作部が、一つのみのボタン又はレバーで構成されてもよい。この変形例では、カメラが収集車の後側の異なる位置に2台以上設置されてもよい。そして、ボタン又はレバーが、オンに操作されると、2台以上あるカメラの夫々からの信号に基づいて、制御部が、ゴミに対するハンドの3次元的な相対位置を算出して特定する。そして、制御部が、その特定した相対位置に基づいて、アームの各アーム部を移動させる各モータや、ハンド(アームは如何なる数存在してもよく、ハンドは1以上あってもよい)の状態を変える電動シリンダを自動制御して、ゴミを載置位置から収集車内に運ぶ。1のゴミの保管場所にゴミが複数存在する場合、一つのゴミが収集車に運ばれた後、他のゴミが同様に、載置位置から収集車内に運ばれる。この動作は、そのゴミの保管場所のゴミがなくなるまで繰り返される。
なお、収集車は、2以上のカメラの替わりに2以上のセンサを有してもよく、又は1以上のカメラに加えて1以上のセンサを有してもよい。そして、制御部が、2以上のセンサからの信号、又は1以上のセンサ及び1以上のカメラからの信号に基づいてアーム及びハンドを自動制御してもよい。ここで、1以上のセンサは、例えば、光学センサ、放射温度センサ、超音波センサのうちの少なくとも1つを含む1以上のセンサで構成できる。
アーム及びハンドが自動制御される場合において、ハンドがあるゴミの保管場所で最後のゴミを落とすために開き終えると、例えば、アーム及びハンドはその状態で静止する。制御部は、ゴミの保管場所にゴミがなくなったと判断すると、アーム及びハンドの停止制御に加えて、運転室内に設置されたランプを点灯させてもよい。ユーザがモニタの視認及び当該ランプの点灯の確認のうちの少なくとも一方によってそのゴミの保管場所のゴミの収集が終わったことを理解すると、上記一つのみのボタン又はレバーは、オフに操作される。そのボタン又はレバーがオフに操作されると、そのボタン又はレバーが再びオンに操作されるまで、アームを駆動するモータやハンドを駆動する電動シリンダに電力を供給できない状態が維持される。この状態で、例えば、収集車は、ユーザの運転によって次のゴミの保管場所まで移動し、その後、ゴミの収集が繰り返される。なお、1のゴミの保管場所でゴミの収集が終わったとき、アームは、如何なる位置に配置されてもよく、ハンドは、掴み状態及び開き状態のどちらの状態で静止してもよい。また、アーム及びハンドが自動制御される場合において、収集車がセンサ及びランプを具備するときには、カメラ及びモニタの両方を省略してもよい。この変形例によれば、ユーザが一つのみのボタン又はレバーのオンオフしか操作しないので、ユーザの労力が格段に低減される。
過疎地においては、人手が少なく、ゴミの収集作業員に数をさくことができない。また、ゴミの数も少ない。本発明の塵埃収集車は、そのような事情を有する過疎地で特に好適に使用されることができる。
1,201 塵埃収集車、 10 車本体、 11 運転室、 13 車輪、 30 第1アーム、 31,231 第1アーム部、 32,232 第2アーム部、 33,233 第3アーム部、 50 第2アーム、 70 第1ハンド、 80 第2ハンド、 84,284 ゴミ、 90 カメラ、 110 アーム操作部、 130 ハンド操作部、 150 モニタ、 230 アーム、 211 アーム取付部、 270 ハンド。

Claims (5)

  1. 一方向の一方側に運転室が配設される一方、前記一方向の他方側にゴミを収容する開口を有し、車輪が回動自在に取り付けられる車本体と、
    前記車本体に対して前記一方向かつ高さ方向に移動可能な状態で前記車本体に取り付けられた1以上のアームと、
    前記アームの先端部に取り付けられて、掴み状態と、開き状態とを取り得るハンドと、
    前記アームの前記一方向及び前記高さ方向の動作を操作するアーム操作部と、
    前記ハンドの前記掴み状態と前記開き状態とを選択的に実現させるハンド操作部と、を備え、
    前記ハンドが掴んだ前記ゴミが前記ハンドの前記開き状態により前記開口を通過する位置に、前記ハンドが移動可能である、塵埃収集車。
  2. 請求項1に記載の塵埃収集車において、
    前記ハンドの移動範囲の略全域を撮影可能な状態で前記車本体に取り付けられるカメラと、
    前記カメラが撮影した画像を映し出すと共に、前記運転室内に設置されるモニタと、
    を備える、塵埃収集車。
  3. 請求項1または2に記載の塵埃収集車において、
    前記車本体は、高さ方向の上側に配設された天面部から上方に延在する回動軸を有し、
    前記アームは、
    前記回転軸に対して上下方向に旋回可能な状態で前記回動軸から延在する第1アーム部と、
    前記第1アーム部における前記回動軸側とは反対側の第1端部に対して上下方向に旋回可能な状態で前記第1端部から延在する第2アーム部と、
    前記第2アーム部における前記第1アーム部側とは反対側の第2端部に対して上下方向に旋回可能な状態で前記第2端部から延在する第3アーム部と、を有し、
    前記ハンドは、前記第3アーム部における前記第2アーム部側とは反対側の第3端部に取り付けられる、塵埃収集車。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の塵埃収集車において、
    前記アーム操作部及び前記ハンド操作部が、レバーで構成される、塵埃収集車。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の塵埃収集車において、
    前記アーム操作部及び前記ハンド操作部が、前記車本体とは別体のリモコンに配設される、塵埃収集車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113334368A (zh) * 2021-06-29 2021-09-03 西安理工大学 一种垃圾分类装置及分类方法
CN113387197A (zh) * 2021-06-22 2021-09-14 湖南翰坤实业有限公司 一种建筑垃圾转移设备

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