JP2017075032A - 塵芥収集車 - Google Patents

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和毅 江口
健二 前田
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Abstract

【課題】ごみ集積場における収集ゴミ数量を簡易且つ正確に計数でき、ゴミ数量の計数を少消費電力で実行可能な塵芥収集車の提供。
【解決手段】ゲートドア6の下端に、ゲートドア6の全幅に亘り複数設けられ、ゲートドア6が完全に開扉した状態で、テールゲート4の廃棄物投入口5の方向に投光する反射型の光電センサ11と、リフトアーム7の基部に配設され、リフトアーム7がゲートドア6の開扉方向に回動するとオン状態とされ、リフトアーム7がゲートドア6の閉扉方向に回動するとオフ状態とされることで、光電センサ11の通電を通断するリミットスイッチ12とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭ゴミ等の収集を行う塵芥収集車に関し、特に収集した廃棄物の計量を行うことが可能な塵芥収集車に関する。
本発明の分野における従来の塵芥収集車としては、特許文献1,2に記載のものが公知である。
特許文献1には、廃棄物を収集するためのパッカー部(2)がパワーテイクオフ(3)により駆動される構成の塵芥収集車(パッカー車)(1)であって、パッカー部(2)に設けられ車両側方を撮影可能なカメラ(7)と、現在位置を認識する位置認識手段(GPS)(6)と、カメラ(7)による撮影画像を記憶するための画像記憶手段(11)と、パワーテイクオフ(3)に切り替えるパワーテイクオフスイッチ(4)がオンされると、カメラ(7)に撮影タイミング信号を送信すると共に、そのカメラ(7)が撮影した画像および位置認識手段(6)により認識された現在位置情報を廃棄物情報として画像記憶手段(11)に記憶させる車載機とを備えた廃棄物情報収集装置を搭載した塵芥収集車が記載されている(特許文献1の図1〜図3参照)。この塵芥収集車(1)は、ゴミ収集場所(ごみ集積場)に停車し運転者によりパワーテイクオフスイッチ(4)がオンされると、カメラ(7)によりゴミ収集場所の写真を撮影し、位置認識手段(6)で得られるそのゴミ収集場所の位置情報とともに画像記憶手段(11)に保存する(特許文献1の明細書段落〔0016〕−〔0019〕参照)。こうして得られる各ゴミ収集場所の写真は、各ゴミ収集場所におけるゴミの発生量の計算と統計処理に利用され、ゴミ発生量のデータをゴミ重量ランキングデータとして公表することで、各地域間のゴミの低減の競争意識の高揚を図るのに利用される旨が記載されている(特許文献1の明細書段落〔0023〕−〔0025〕参照)。
特許文献2には、ゴミ袋及その他の廃棄物(以下、廃棄対象物という。)を回収する廃棄物回収車(1)であって、廃棄物投入口(2)に設けられる廃棄対象物検知部(12)からの情報に基づいて廃棄対象物の投入数を算出する廃棄対象物数算出手段と、該廃棄対象物数算出手段によって算出された投入廃棄対象物の数に基づいて廃棄物回収車(1)が廃棄対象物の回収を行った地域のごみ排出量を管理する廃棄物管理手段と、を備え、廃棄対象物検知部(12)は、廃棄物回収車(1)の廃棄物投入口(2)の中央に該廃棄物投入口(2)を左右に仕切る位置に設けられた仕切り部材(14)と、上記仕切り部材(14)の左右側面に設けられた背景表示部材(16)と、廃棄物回収車(1)の廃棄物投入口(2)の左右にそれぞれ設けられ、背景表示部材(16)を視野に含むと共に、背景表示部材(16)との間に廃棄対象物の投入を許容する空間を挟んで設けられたカメラ(3R,3L)と、を備え、廃棄対象物数算出手段は、カメラ(3R,3L)による撮像画像における背景表示部材(16)の画像上に、第1の廃棄対象物検知用ソフト的検知領域(Z1)を設定すると共に、カメラ(3R,3L)による撮像画像における背景表示部材(16)の画像より廃棄物投入口(2)の内側に、第2の廃棄対象物検知用ソフト的検知領域(Z2)を設定し、各カメラ(3R,3L)による撮像画像内の第1の廃棄対象物検知用ソフト的検知領域(Z1)の画像が変化した後、所定時間以内に第2の廃棄対象物検知用ソフト的検知領域(Z2)の画像が変化した場合に廃棄対象物が投入されたものとして廃棄対象物の投入数をカウントすることにより廃棄対象物の投入数を算出する、廃棄物回収車(1)が記載されている(特許文献2の請求項1,図1−5参照)。この廃棄物回収車(1)では、カメラ(3R,3L)で撮影された画像から、廃棄対象物検知用ソフト的検知領域(Z1,Z2)を通過したゴミを検出・計数しゴミの投入数を算出するように構成したものである。
特開2007−76884号公報 特開2011−219235号公報(特許第5627916号明細書)
上記特許文献1,2の塵芥収集車では、ゴミの投入数又は収集数を算出する際に、投入口やごみ集積場を撮影した画像を使用している。然し乍ら、画像から画像処理によりゴミの投入数又は収集数を検出する場合、撮影条件によってその検出精度が大きく左右される。例えば、夜間や曇天時には光量が少なく、撮影された画像が暗くなり、十分な精度でゴミの投入量を検出するのは困難である。また、画像処理のために専用のコンピュータやマイコンを必要とし、ハード的にもソフト的にも構成が難しく、製造コストも嵩む。
また、廃棄物収集作業の時間の大半は移動時間であるが、その間、カメラを作動させ電力消費をすると、蓄電池を電源とする塵芥収集車においては、限られた電力が無駄に消費されることになる。特許文献1では、運転者によりパワーテイクオフスイッチ(4)がオンされると、カメラ(7)によりごみ集積場の写真(静止画像)を撮影されるため、このような問題は生じないが、特許文献2の塵芥収集車では、動画像を用いているため、無駄な電力消費が問題となる。
なお、特許文献1のものは、ごみ集積場の全体写真を、塵芥収集車に備え付けのカメラで、パワーテイクオフスイッチ(4)の操作によって静止画として撮影するものであるが、この方法は、各ごみ集積場に出されたゴミの状況の外観写真からゴミの発生量を推定する。しかし、実際のごみ集積場にはゴミが積み重なった状態で置かれている場合が多くあり、外観写真からゴミの発生量を推定するのは画像処理のみでは実際上困難である。従って、実際にごみ集積場に出されたゴミの数を客観的なデータとして示す目的には適さない。
そこで、本発明の目的は、各ごみ集積場において収集されたゴミの量を簡易且つより精度良く計量することができ、且つゴミの量を計量する装置を少ない消費電力で動作させることが可能な塵芥収集車を提供することにある。
本発明に係る塵芥収集車の第1の構成は、廃棄物を収容する塵芥収容コンテナと、前記塵芥収容コンテナの後部に設けられた塵芥取込装置であるテールゲートと、前記塵芥収容コンテナの後部にリフトアームにより回動自在に枢支され、前記テールゲートの廃棄物投入口を開閉するゲートドアと、を備えた塵芥収集車であって、
前記ゲートドアの下端に、前記ゲートドアの全幅に亘り複数設けられ、前記ゲートドアが完全に開扉した状態で、前記テールゲートの廃棄物投入口の方向に投光する反射型の光電センサと、
前記リフトアーム基部に配設され、前記リフトアームが前記ゲートドアの開扉方向に回動するとオン状態とされ、前記リフトアームが前記ゲートドアの閉扉方向に回動するとオフ状態とされることで、前記光電センサの通電を通断するリミットスイッチと、を備えたことを特徴とする。
これにより、光電センサが出力する物体検出信号の検出時間を積算することによって、テールゲートの廃棄物投入口に物体(塵芥)が投入された時間を計測することができる。光電センサはゲートドアの全幅に亘り複数設けられているため、作業車が廃棄物投入口のどの位置に塵芥を投入した場合でも、検出漏れは生じない。また、リミットスイッチによって、ゲートドアが開扉しているときにのみ光電センサに通電されるため、光電センサによる消費電力を最小とすることができる。
尚、本発明では、光電センサにより、塵芥が投入されたことを検知することは可能であるが、実際に投入された塵芥の個数を正確に検出することはできない。何となれば、塵芥収集作業に於いては、作業員が同時に複数の塵芥を廃棄物投入口に投入する場合が多くあり、その場合には光電センサの検出数は1カウントでしかないからである。従って、光電センサを使用した場合、「どのくらいの時間投入があったか」すなわち、塵芥投入時間を検出することができる。然し乍ら、塵芥投入時間と廃棄物投入口に投入された塵芥の量とはほぼ比例関係にあることは、本発明者の実証実験にて確認済みである。従って、光電センサによる塵芥投入時間の検出により、収集された塵芥の量を簡易且つより精度良く計量することができる。
また、従来技術と比較して本発明が特に特徴的な点は、塵芥収集時に作業員が塵芥を廃棄物投入口へ投入するという必然的に生じる行為を、塵芥量の測定に利用することにより、従来よりも塵芥量の計測の精度を向上させた点である。特許文献1のように、ごみ集積場に塵芥が積み重ねられた状態では塵芥量の計測を正確に行うことはできないが、作業員が塵芥を廃棄物投入口へ投入する際には、塵芥がバラされた状態で流れ作業的に廃棄物投入口を通過していくため、この通過時に通過時間を計測することによって塵芥量の計測精度を向上させることが可能となっている。また、通過時間の計測に光電センサを使用したことで、作業時の明暗環境等に左右されることなく精度のよい計測が可能となる。
本発明に係る塵芥収集車の第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記ゲートドアは前記テールゲートの上部に枢支され、前記リフトアームが上方に回動することにより開扉するものであり、
前記リフトアームは、前記テールゲートの左右の側板に回動自在に枢支されており、
前記リミットスイッチは、何れかの前記リフトアームの支軸に隣接して前記テールゲートの側板に固定設置されており、
前記リミットスイッチは、
前記テールゲートの側板に固定された筐体と、
基端が前記筐体に回動自在に枢支され、バネにより定常位置に向かって付勢され、前記リフトアームが下方に回動しているときには前記リフトアームから離隔し又は接した状態で定常位置に位置し、前記リフトアームが上方に回動すると前記リフトアームに先端が接触するとともに定常位置から押回動されるスイッチハンドルと、
前記スイッチハンドルが定常位置にあるとき断開し、前記スイッチハンドルが定常位置から押回動されたときに接通する可動接点と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、リフトアームが下方に回動しゲートドアの閉扉しているときには、可動接点は断開し、光電センサへの電力供給は遮断される。また、リフトアームが上方に回動しゲートドアの開扉しているときには、スイッチハンドルは先端がリフトアームに接触するとともに定常位置から押回動され、可動接点が接通し、光電センサへの電力供給が行われる。これにより、極めて簡易な構成によって光電センサへの電力供給の通断を行うことができ、光電センサ及びリミットスイッチ等のごみ検出機構を、既存の塵芥収集車への取り付けることも容易である。
本発明に係る塵芥収集車の第3の構成は、前記第1の構成に於いて、前記光電センサにより、前記テールゲートの廃棄物投入口に塵芥が投入されている投入時間を計測し積算する投入検知手段を備えたことを特徴とする。
これにより、廃棄物投入口に塵芥が投入されている塵芥投入時間の積算値を自動計測することができる。
また、本発明に於いて、投入検知手段は、更に計測した塵芥投入時間の積算値に所定の比例定数を掛けることによって、塵芥投入時間の積算値を廃棄物投入口に投入された塵芥の量の推定値に換算するように構成することもできる。
本発明に係る塵芥収集車の第4の構成は、前記第3の構成に於いて、前記光電センサが接続され、前記光電センサから出力される物体検出信号を、無線により発信するセンサ中継器と、
前記センサ中継器が無線発信する物体検出信号を受信する端末装置と、を備え、
前記投入検知手段は、前記端末装置に附属して設けられ、前記受信装置で受信される前記物体検出信号により、前記テールゲートの廃棄物投入口に塵芥が投入されている投入時間の積算値を計測し積算することを特徴とする。
この構成によれば、端末装置が塵芥収集車と分離して持ち運ぶことができるため、作業車が任意の位置でごみの積み込み作業の確認等を行うことができ、作業性に優れる。また、端末装置として、既存のタブレット等を利用することができ、専用の車載装置を設ける場合よりもコスト的に安価に構成できる。
尚、ここで、投入検知手段は、上述のように、塵芥投入時間の積算値を廃棄物投入口に投入された塵芥の量の推定値に換算するように構成することもできる。
以上のように、本発明に係る塵芥収集車によれば、テールゲートの廃棄物投入口に塵芥が投入されている積算時間を簡易且つ正確に自動計測することができる。塵芥投入時間の積算値は廃棄物投入口に投入された塵芥の量とほぼ比例関係にあるため、この塵芥投入時間の積算値から塵芥量をほぼ正確に推定して求めることができる。また、リミットスイッチによって、ゲートドアが開扉しているときにのみ光電センサに通電されるため、光電センサによる消費電力を最小とすることができる。従って、限られた電源の自動車に於いて、無駄な消費電力を極力抑えることができるため、バッテリー上がりのような事態が生じにくくなる。
本発明の実施例1に係る塵芥収集車の構成を表す側面図(ゲートドアが閉じた状態)である。 本発明の実施例1に係る塵芥収集車の構成を表す側面図(ゲートドアが開いた状態)である。 図2の塵芥収集車の背面図である。 実施例1の塵芥収集車1における投入量計量システムの回路構成を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の実施例1に係る塵芥収集車の構成を表す側面図である。図3は、図2の塵芥収集車の背面図である。図1から図3において、塵芥収容コンテナ3の後部のテールゲート4については、破断面で表し、本発明と直接関係のない細部については省略している。また、図1は、ゲートドア6が閉じた状態、図2,図3は、ゲートドア6が開いた状態を表している。
本実施例の塵芥収集車1は、車体前部の走行車2の後部に塵芥収容コンテナ3が取り付けられ、塵芥収容コンテナ3の後部に、塵芥取込装置であるテールゲート4が設けられている。テールゲート4は,後側面下部に廃棄物投入口5が開口形成されており、この廃棄物投入口5には、当該廃棄物投入口5を開閉するゲートドア6が設けられている。ゲートドア6の上端部は、左右のリフトアーム7,7によりテールゲート4内部のボックス8の側板の上部に回動自在に枢支されている。ゲートドア6の下端部の左右には、支軸6aが設けられており、この支軸6aは、ボックス8の左右側板内側の後側縁に沿って設けられたレール(図示せず)に遊嵌されている。これにより、ゲートドア6の下端部は、ボックス8の左右側面の後側縁に沿って上下に移動する。
左右のリフトアーム7,7は、基端がボックス8の左右側板の外側面に枢支され、先端がゲートドア6の上端縁の左右端付近に枢支されている。リフトアーム7は、上に凸の「く」の字状に曲折した桿状体である。また、リフトアーム7の基端部付近には、スプリング9が連結され、このスプリング9により、当該リフトアーム7の基端部付近は、斜め上前方の方向に牽引付勢されている。従って、ゲートドア6を上方に持ち上げて廃棄物投入口5を開扉した際に、リフトアーム7が上方に回動すると、スプリング9による牽引トルクが大きくなり、ゲートドア6が重力で落ち閉じないように構成されている。
ゲートドア6の下端付近の外側面には、2つの把手10,10が左右一対に設けられている。この把手10,10は、作業車がゲートドア6を上方に持ち上げて開扉し、又は下方に押し下げて閉扉する際に把持するために設けられている。また、ゲートドア6の下端には、3つの光電センサ11,11,11がゲートドア6の全幅に亘り設けられている。3つの光電センサ11のうち、一つは左右の把手10,10の中央に、残り2つは把手10,10の左右に配設されている。これら光電センサ11は、反射型の光電センサ(物体に投光し該物体で反射した光を検出することにより、物体の有無を検出する方式の光電センサ)であり、ゲートドア6が完全に開扉した状態で、テールゲート4の廃棄物投入口5の方向に投光する向きに配向されている。
尚、本実施例では、光電センサ11を3つ配しているが、光電センサ11の数は、収集対象である塵芥の大きさに応じて、検出漏れのない程度に、適宜変更することができる。
一方のリフトアーム7の基端部の支軸に隣接して、リミットスイッチ12が配設されている。このリミットスイッチ12は、テールゲート4のボックス8の側板に固定設置された筐体12aと、基端が筐体12aに回動自在に枢支されバネにより定常位置に向かって付勢されたスイッチハンドル12bと、スイッチハンドル12bが定常位置にあるとき断開し、定常位置から押回動されたときに接通する可動接点(筐体12a内にあるため図示せず。)とを備えている。スイッチハンドル12bは、リフトアーム7が下方に回動しているときにはリフトアーム7から離隔し又は接した状態で定常位置に位置し、リフトアーム7が上方に回動するとリフトアーム7に先端が接触するとともに定常位置から押回動される。そして、これによりリミットスイッチ12は、リフトアーム7がゲートドア6の開扉方向に回動するとオン状態とされ、リフトアーム7がゲートドア6の閉扉方向に回動するとオフ状態とされることで、各光電センサ11,11,11の通電を通断する。
各光電センサ11,11,11からリミットスイッチ12へは、ゲートドア6及びリフトアーム7に沿って蛇腹筒状の保護チューブで被包されたケーブル13が配索されており、さらにケーブル13は、リミットスイッチ12から走行車2下部の車台2aを伝い、走行車2の運転席まで延設されている。走行車2の運転席の床には、ケーブル13を介して各光電センサ11,リミットスイッチ12と接続されたセンサ中継器14が配設されている。センサ中継器14は、各光電センサ11から出力される物体検出信号を、無線により発信する。
走行車2の運転席には、持ち運びが可能な端末装置15が配置されている。端末装置15としては、スマートフォンやタブレット端末のような汎用の携帯通信機を利用することができる。端末装置15には、センサ中継器14から送信される物体検出信号を受信し、当該物体検出信号の検出時間により、テールゲート4の廃棄物投入口5に投入される塵芥の投入時間の積算値を計測する機能が組み込まれている。
図4は、実施例1の塵芥収集車1における投入量計量システムの回路構成を示す概略図である。図4において、図1から図3と同様の構成部分については、同符号を付して説明は省略する。各光電センサ11は、電源端子,アース端子,信号端子を外部端子として備えており、これら端子には、それぞれ電源線,アース線,信号線が接続される。これらの電源線,アース線,信号線の束であるケーブル13によって、各光電センサ11はセンサ中継器14に接続されている。また、アース線の途中には、リミットスイッチ12が接続されており、リミットスイッチ12のオン/オフにより、各光電センサ11への通電が通断される。センサ中継器14には、車載の電源16が接続されている。電源16から、センサ中継器14及び各光電センサ11へ電力が供給される。
端末装置15は、センサ中継器14と近距離無線によって無線接続されている。端末装置15は、近距離通信部21、投入検知部22(投入検知手段)、記憶部23、表示部24、公衆回線通信部25、及びGPS受信器26を備えている。近距離通信部21は、センサ中継器14との間で近距離無線通信を行う。投入検知部22は、センサ中継器14から送信される物体検出信号により、廃棄物投入口5に塵芥が投入されている時間(塵芥投入時間)を計測し積算する。記憶部23は、投入検知部22が出力する塵芥投入時間の積算値のデータを記憶する。表示部24は、投入検知部22が出力する塵芥投入時間の積算値データを表示する。公衆回線通信部25は、投入検知部22が出力する塵芥投入時間の積算値のデータを、公衆回線を通して管理センター(図示せず)へ送信する。GPS受信器26は、全地球測位システムにより現在の位置を計算して位置データを出力する。
尚、本実施例では、投入数計数手段(投入検知部22)は、センサ中継器14と無線接続される端末装置15に設けた例を示したが、本発明に於いては、投入数計数手段(投入検知部22)をケーブル13に直接接続し、車体に備え付けの装置として構成しても良い。
以上のように構成された本実施例に係る塵芥収集車1について、以下その動作を説明する。
塵芥回収作業において、道路を走行中は、ゲートドア6は閉扉され、リフトアーム7は、図1に示すように下方に下がった状態にある。このとき、リミットスイッチ12のスイッチハンドル12bは、リフトアーム7から離隔し又は接した状態で定常位置に位置し、可動接点は開いた状態にある。従って、この状態では、電源16から各光電センサ11への電力供給は遮断されている。
ごみ集積場においては、ごみ集積場に集積されたゴミを塵芥収容コンテナ3内に積み込むため、ゲートドア6は開扉される。このとき、リフトアーム7は、図2に示すように、上方に上がった状態にある。このとき、リミットスイッチ12のスイッチハンドル12bは、先端がリフトアーム7に接触するとともに定常位置から押回動され、可動接点は閉じた状態となる。従って、この状態では、電源16から各光電センサ11へ電力が供給される。各光電センサ11は、投光する光線の光路上をゴミが通過したとき、反射光が大きくなり、この反射光の変化を光電変換した信号をコンパレータで閾値処理して、物体検出信号として信号線へ出力する。センサ中継器14では、各光電センサ11から出力される物体検出信号を、近距離無線によって端末装置15へ送信する。端末装置15では、近距離通信部21は物体検出信号を受信し、投入検知部22が物体検出信号に基づき、当該ごみ集積場においてごみが投入されている時間である塵芥投入時間を計測し積算する。計測した塵芥投入時間の積算値は、記憶部23に保存すると共に、表示部24に表示する。
当該ごみ集積場において、すべてのごみの積み込みが完了した時点で、作業車は端末装置15の入力装置(図示せず)から、送信指示を入力する。送信指示が入力されると、端末装置15の投入検知部22は、公衆回線通信部25により、当該ごみ集積場において計測された塵芥投入時間の積算値を管理センターへ送信するとともに、GPS受信器26が出力する位置データも併せて送信する。このようにして、各ごみ集積場において収集された塵芥投入時間の積算値が自動的に計測され、位置データと共に管理センターへ送信され、管理センターでは、塵芥投入時間の積算値をごみの量の推定値に換算して、ごみ集積場ごとに発生するごみの量の統計データを自動収集される。
尚、前述した通り、塵芥投入時間と廃棄物投入口に投入された塵芥の量とはほぼ比例関係にあることが実証実験にて確認されているため、塵芥投入時間の積算値からごみの量の推定値への換算は、予め測定によって求めた比例定数を塵芥投入時間の積算値に掛けることによって計算できる。
このように、本実施例の塵芥収集車1では、ゲートドア6下端に設けた光電センサ11を用いることで、テールゲート4の廃棄物投入口5に投入される塵芥量を簡易且つ正確に自動計測することができる。また、リミットスイッチ12によって、ゲートドア6が開扉しているときにのみ各光電センサ11に通電されるため、各光電センサ11による消費電力を最小とすることができる。従って、限られた電源の自動車に於いて、無駄な消費電力を極力抑えることができるため、バッテリー上がりのような事態が生じにくくなる。
尚、本実施例では塵芥投入時間の積算値からごみの量の推定値への換算を管理センターで行っているが、この換算演算は投入検知部22が行うようにし、投入検知部22は換算によって求めたごみの量の推定値を管理センターへ送信するように構成することもできる。
1 塵芥収集車
2 走行車
2a 車台
3 塵芥収容コンテナ
4 テールゲート
5 廃棄物投入口
6 ゲートドア
6a 支軸
7 リフトアーム
8 ボックス
9 スプリング
11 光電センサ
12 リミットスイッチ
12a 筐体
12b スイッチハンドル
13 ケーブル
14 センサ中継器
15 端末装置
16 電源
21 近距離通信部
22 投入検知部
23 記憶部
24 表示部
25 公衆回線通信部
26 GPS受信器

Claims (4)

  1. 廃棄物を収容する塵芥収容コンテナと、前記塵芥収容コンテナの後部に設けられた塵芥取込装置であるテールゲートと、前記テールゲートにリフトアームにより回動自在に枢支され、前記テールゲートの廃棄物投入口を開閉するゲートドアと、を備えた塵芥収集車であって、
    前記ゲートドアの下端に、前記ゲートドアの全幅に亘り複数設けられ、前記ゲートドアが完全に開扉した状態で、前記テールゲートの廃棄物投入口の方向に投光する反射型の光電センサと、
    前記リフトアーム基部に配設され、前記リフトアームが前記ゲートドアの開扉方向に回動するとオン状態とされ、前記リフトアームが前記ゲートドアの閉扉方向に回動するとオフ状態とされることで、前記光電センサの通電を通断するリミットスイッチと、を備えた塵芥収集車。
  2. 前記ゲートドアは前記テールゲートの上部に枢支され、前記リフトアームが上方に回動することにより開扉するものであり、
    前記リフトアームは、前記テールゲートの左右の側板に回動自在に枢支されており、
    前記リミットスイッチは、何れかの前記リフトアームの支軸に隣接して前記テールゲートの側板に固定設置されており、
    前記リミットスイッチは、
    前記テールゲートの側板に固定された筐体と、
    基端が前記筐体に回動自在に枢支され、バネにより定常位置に向かって付勢され、前記リフトアームが下方に回動しているときには前記リフトアームから離隔し又は接した状態で定常位置に位置し、前記リフトアームが上方に回動すると前記リフトアームに先端が接触するとともに定常位置から押回動されるスイッチハンドルと、
    前記スイッチハンドルが定常位置にあるとき断開し、前記スイッチハンドルが定常位置から押回動されたときに接通する可動接点と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 前記光電センサにより、前記テールゲートの廃棄物投入口に塵芥が投入されている投入時間を計測する投入検知手段を備えた請求項1又は2記載の塵芥収集車。
  4. 前記光電センサが接続され、前記光電センサから出力される物体検出信号を、無線により発信するセンサ中継器と、
    前記センサ中継器が無線発信する物体検出信号を受信する端末装置と、を備え、
    前記投入検知手段は、前記端末装置に附属して設けられ、前記受信装置で受信される前記物体検出信号により、前記テールゲートの廃棄物投入口に塵芥が投入されている投入時間の積算値を計測することを特徴とする請求項3記載の塵芥収集車。
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