JP2017217618A - 固液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラムスクリーンとスクリュー式脱水機とを備えることで高効率に固液分離を行うことができるとともに、ドラムスクリーン内へのし渣の残留を抑制することができる固液分離装置を提供する。【解決手段】ドラムスクリーン10は、第1端部が開口され、当該開口部から汚水導入管11が挿入されている。また、ドラムスクリーン10の第2端部は、エンドプレートにより閉塞されている。そして、ドラムスクリーン10は、開口された第1端部が斜め下を向くように傾斜し、中心軸Ax10まわりに回転駆動される。汚水導入管11は、ドラムスクリーン10のエンドプレートに向けて汚水を放水する(矢印A1)。スクリュー式脱水機12は、ドラムスクリーン10の下方に配置され、当該ドラムスクリーンの10開口部から流下する汚水中のし渣を受け入れながら、当該し渣を脱水する。廃液パン16は、スクリュー式脱水機16の下方に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、固液分離装置に関し、特に大量の移送水を含む汚水からし渣を分離する固液分離装置に関する。
例えば、上下水処理施設などには、ジェットポンプなどを用い、大量の移送水を含む汚水が移送されてくる。送られてきた汚水を処理する場合、先ず、移送水とし渣(繊維やビニルなどの夾雑物)とを分離することが必要となる。このような固液分離装置として、筒状のスクリーンとスクリュー式脱水機とを組み合わせた装置が提案されている(特許文献1,2)。
特許文献1の図1や特許文献2の図3には、有底筒形状のドラムスクリーンと、その開口部の下方に受入口が配置されたスクリュー式脱水機とを備える固液分離装置が開示されている。そして、特許文献1の図1に開示の固液分離装置では、ドラムスクリーンの内部にし渣排出用のガイドを設け、このし渣排出用ガイドを用いて開口部からし渣を排出することとされている。具体的に、し渣排出ガイドは、ドラムスクリーンの内周面に取り付けられており、螺旋状をしたブレードである。
特許文献1,2に開示された固液分離装置では、第1段階の固液分離がドラムスクリーンでなされ、第2段階の固液分離がスクリュー式脱水機でなされる。
特開2001−219197号公報
特開2001−321614号公報
しかしながら、特許文献1の図1や特許文献2の図3に開示された固液分離装置では、ドラムスクリーン内で残留してしまい、スクリュー式脱水機へと移送されないという問題が生じ得る。具体的には、特許文献1の図1に開示の固液分離装置では、ドラムスクリーン内にし渣排出ガイドが設けられているが、し渣の種類によっては、し渣排出ガイドのブレード部分にし渣が引っ掛かってしまうおそれがある。
また、特許文献2の図3に開示の固液分離装置では、ドラムスクリーンの側壁内面が水平であるので、内底のコーナー部分にし渣が堆積してしまい、開口部から排出されないおそれがある。
このように、ドラムスクリーン内にし渣が残留してしまう場合には、定期的に固液分離装置の運転を停止し、作業者がし渣の排出作業を行う必要がある。このような作業は、作業者の作業環境という観点から問題を有し、また、効率の低下を招くことになる。
本発明は、このような問題の解決を図ろうとなされたものであって、ドラムスクリーンとスクリュー式脱水機とを備えることで高効率に固液分離を行うことができるとともに、ドラムスクリーン内へのし渣の残留を抑制することができる固液分離装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る固液分離装置は、汚水を固液分離してし渣を回収する固液分離装置であって、ドラムスクリーンと、汚水導入管と、スクリュー式脱水機と、廃液パンと、を備える。
前記ドラムスクリーンは、第1端部が開口され、第2端部がエンドプレートにより閉塞されてなる有底筒形状を有し、前記第1端部が斜め下を向くように傾斜した状態で中心軸まわりに回転駆動される。
前記汚水導入管は、前記開口されてなる前記第1端部から前記ドラムスクリーン内に挿入され、前記エンドプレートに向けて前記汚水を放水する。
前記スクリュー式脱水機は、前記ドラムスクリーンの下方に配置され、当該ドラムスクリーンの内周面に沿って前記第1端部から流下する前記汚水中のし渣を受け入れながら、当該し渣を脱水する。
前記廃液パンは、前記スクリュー式脱水機の下方に配置され、当該スクリュー式脱水機及び前記ドラムスクリーンで濾過された水を受け止めながら排出する。
本態様に係る固液分離装置では、ドラムスクリーンで1次分離を行い、スクリュー式脱水機で2次分離を行うことができる。このように2段階の固液分離を行うことで、大量の移送水(噴流水)を含む汚水が移送されてきた場合であっても、高効率に固液分離ができる。
また、本態様に係る固液分離装置では、ドラムスクリーンの下方にスクリュー式脱水機を配置しているので、占有スペースを小さく抑えることができる。このため、本装置の設置が容易となる。そして、スクリュー式脱水機がドラムスクリーンの下方にあり、ドラムスクリーンから流下した汚水(し渣を含む汚水)が、スクリュー式脱水機へと導入される。このため、ドラムスクリーンからスクリュー式脱水機への汚水の移送に、別途の装置を必要とせず、製造コストの低減及び省スペース化を図ることができる。
また、本態様に係る固液分離装置では、開口された第1端部が斜め下を向くように、ドラムスクリーンが傾けて設けられている。このため、第1段階としてドラムスクリーン内で固液分離された汚水(し渣を含む汚水)が、ドラムスクリーンの回転だけで第1端部から排出される。よって、長期に亘って装置を稼働した場合であっても、ドラムスクリーン内に残留するし渣を低減することができ、清掃作業などの頻度を低く抑えることができる。これより、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、本態様に係る固液分離装置では、スクリュー式脱水機の下方に廃液パンを備えるので、ドラムスクリーン及びスクリュー式脱水機で分離・濾過された水を纏めて排出することができる。これにより、装置内の排水を効率よく行うことができる。
従って、本態様に係る固液分離装置では、ドラムスクリーンとスクリュー式脱水機とを備えることで高効率に固液分離を行うことができるとともに、ドラムスクリーン内へのし渣の残留を抑制することができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記ドラムスクリーンにおける前記中心軸の傾斜角度が、水平面に対して5°〜40°である。
この態様に係る固液分離装置では、上記範囲でドラムスクリーンを傾斜させているので、1次分離を効率的に行いながら、分離されたし渣を開口された第1端部から確実に排出することができる。よって、上記範囲の傾斜角度とすることにより、高効率な固液分離と、ドラムスクリーン内へのし渣の残留防止を共に成し得ることができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記スクリュー式脱水機が、スクリュー軸と筒状案内プレートとを備える。
前記スクリュー軸は、鉛直方向からの平面視において前記第1端部の外側から前記第2端部の外側まで前記ドラムスクリーンの中心軸に沿って延在し、し渣を前記第1端部から前記第2端部に向けて搬送する。
前記筒状案内プレートは、前記スクリュー軸の外周を覆う多孔質のプレートである。そして、前記筒状案内プレートは、前記ドラムスクリーンの前記第1端部から流下する前記汚水を受け入れる受入口と、前記スクリュー軸によって前記ドラムスクリーンの前記第2端部よりも外側の位置で、外部に排出する排出口とを備える。
この態様に係る固液分離装置では、筒状案内プレートにおける排出口が、ドラムスクリーンの第2端部よりも外側の位置に設けられているので、ドラムスクリーンなどから水が垂れた場合にも、当該水が排出されるし渣にかかることがない。よって、確実に固液分離を行うことができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記スクリュー軸は、前記筒状案内プレートの前記受入口側の軸上流部において、スクリュー羽根の径が同一であり、前記軸上流部よりも前記筒状案内プレートの前記排出口側の軸下流部において、前記軸上流部側から前記排出口側へと向けてスクリュー羽根の径が漸次的に小さくなっている。また、前記筒状案内プレートは、その内径が、前記スクリュー軸の前記軸上流部に対応する領域において、前記スクリュー羽根の径サイズに対応して同一であり、前記スクリュー軸の前記軸下流部に対応する領域において、前記スクリュー羽根の径サイズに対応して、前記軸上流部側から前記排出口側へと向けて漸次的に小さくなる。
この態様に係る固液分離装置では、スクリュー羽根の径及び筒状案内プレートの内径を上記のように形態とすることにより、軸上流部での固液分離機能と、軸下流部での脱水機機能とを高効率に発揮することができる。なお、上記における「同一」とは、完全にサイズが同一である場合に限らず、製造誤差などのバラツキの範囲についても含む。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記スクリュー軸における前記スクリュー羽根のピッチが、前記軸上流部において、同一であり、前記軸下流部において、前記軸上流部側から前記排出口側に向けて徐々に狭くなる。
この態様に係る固液分離装置では、スクリュー羽根のピッチを上記のように規定することにより、捕捉したし渣を速やかに軸上流部から軸下流部へと送ることができる。なお、本態様における「同一」との用語についても上記同様である。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記スクリュー軸が、前記軸上流部で2条のスクリュー羽根を有する。
この態様に係る固液分離装置では、スクリュー式脱水機内において、し渣が筒状案内プレートの内面に対して有効接触し、且つ、接触長を長くとることができる。よって、し渣を速やかに軸下流部(脱水部)に送ることができる。これより、高効率な固液分離を実現することができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記スクリュー羽根の外周端と、前記筒状案内プレートの内周面との間には、0.3mm〜0.5mmの範囲内の隙間があけられている。この態様に係る固液分離装置では、スクリュー羽根の外周縁部にスクレーパを取り付けなくても、スクリュー式脱水機の内部でのし渣の詰りを効果的に抑制することができる。なお、隙間を0.3mm未満として限りなく隙間を狭くすることも考えられるが、本態様では、加工精度の観点も考慮して、0.3mm以上としている。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記筒状案内プレートの開口率が、前記スクリュー軸の前記軸下流部に対応する領域の方が、前記スクリュー軸の前記軸上流部に対応する領域よりも小さい。
この態様に係る固液分離装置では、スクリュー式脱水機において、筒状案内プレートの開口率が高い軸上流部でし渣から水を効率的に分離することができ、開口率が低い軸下流部で高い圧縮機能(脱水機能)を発揮することが可能となる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、さらに受け皿を備える。受け皿は、前記ドラムスクリーンの下方であって、前記スクリュー式脱水機における前記軸下流部の上方に配置され、前記ドラムスクリーンで濾過された前記水を前記廃液パンへと案内する。そして、前記受け皿は、前記ドラムスクリーンに沿った状態で傾斜している。
この態様に係る固液分離装置では、ドラムスクリーンの下方であって、スクリュー式脱水機における前記軸下流部の上方に受け皿が配置されているので、ドラムスクリーンのスクリーンを通して排出されてきた水が、スクリュー式脱水機の軸下流部に垂れるのを防止することができる。
また、この態様に係る固液分離装置では、受け皿がドラムスクリーンに沿った状態で傾斜しているので、ドラムスクリーンから排出された水が受け皿上に溜まることを防止でき、速やかに廃液パンへ排出することができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、さらに、単一の駆動モータと、当該駆動モータの回転駆動力を前記ドラムスクリーン及び前記スクリュー軸に伝達する伝達機構とを備える。
この態様に係る固液分離装置では、単一の駆動モータによりドラムスクリーン及びスクリュー式脱水機を駆動することができるので、製造コストの低減及び省スペース化を図ることができる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、さらに羽車を備える。前記羽車は、前記エンドプレートに取り付けられ、前記汚水導入管から放水される汚水の圧力を前記ドラムスクリーンの回転駆動力に変換する。
この態様に係る固液分離装置では、汚水導入管から放出される汚水の運動エネルギを回収することができるので、省エネルギ化を図ることができる。また、回収したエネルギを使用することにより、モータなどの駆動源のサイズを小さなものとすることができ、製造コスト及びランニングコストの低減を図ることも可能となる。
本発明の別態様に係る固液分離装置は、上記構成において、前記汚水導入管における前記ドラムスクリーンに挿入された部分が、前記ドラムスクリーンの前記中心軸に沿って傾斜している。
この態様に係る固液分離装置では、汚水導入管におけるドラムスクリーンへの挿入部分が、ドラムスクリーンの中心軸に沿って傾斜しているので、汚水導入管から放出される汚水をドラムスクリーンの奥深くへと送り込むことが可能となる。これより、ドラムスクリーンでの固液分離機能をより高く発揮させることができる。
上記各態様に係る固液分離装置では、ドラムスクリーンとスクリュー式脱水機とを備えることで高効率に固液分離を行うことができるとともに、ドラムスクリーン内へのし渣の残留を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る固液分離装置1の構成を示す模式断面図である。 固液分離装置1における回転駆動力の伝達経路を示す模式図である。 固液分離装置1の構成の内、ドラムスクリーン10の構成を示す模式断面図である。 固液分離装置1の構成の内、スクリュー式脱水機12の構成を示す模式断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る固液分離装置の構成の内、ドラムスクリーン30の構成を示す模式断面図であり、(b)は、(a)における矢印Cの方向からドラムスクリーン30を矢視した模式平面図である。 本発明の第3実施形態に係る固液分離装置の構成の内、スクリュー式脱水機32の構成を示す模式断面図である。 本発明の第4実施形態に係る固液分離装置の構成の内、スクリュー式脱水機の構成の一部を示す模式断面図である。 スクリュー式脱水機において、スクリュー羽根の外周端と筒状案内プレートの内周面との間の隙間と、し渣の詰りの有無との関係を示す画像であって、(a)は隙間を0.3mm〜0.5mmの範囲内とした実施例であり、(b)は隙間を1.5mmとした比較例である。 本発明の第5実施形態に係る固液分離装置の構成の内、スクリュー式脱水機の構成の一部を示す模式断面図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[第1実施形態]
1.固液分離装置1の全体構成
本実施形態に係る固液分離装置1の全体構成について、図1を用い説明する。なお、図1を含め本明細書に添付の図においては、X方向及びY方向は、水平面に沿った軸方向としている。
図1に示すように、固液分離装置1は、ケーシング13の内方に収納された、ドラムスクリーン10と、汚水導入管11と、スクリュー式脱水機12と、伝達機構14と、受け皿15と、廃液パン16とを備える。汚水導入管11の一部、及びスクリュー式脱水機12の一部、及び伝達機構14の一部は、ケーシング13を挿通して外方に延出している。
また、固液分離装置1は、ケーシング13の外部に、駆動モータ17、及びスプロケット124,144,171、及び駆動チェン18,19を備える。
ドラムスクリーン10は、有底円筒形状をしており、X軸方向左側の端部(第一端部)が開口されている。そして、ドラムスクリーン10は、その中心軸Ax10がX方向に対して傾斜した状態で配置され、開口部が斜め下を向く状態となっている。ドラムスクリーン10は、伝達機構14からの回転駆動力を受けて中心軸Ax10まわりに回転する。
汚水導入管11は、その先端がドラムスクリーン10の開口部から、内方に挿入されており、ドラムスクリーン10の内底面(エンドプレート)に向けて汚水を放水する(矢印A)。ここで、汚水導入管11から放水される汚水は、大量の移送水(噴流水)を含む汚水を想定している。
スクリュー式脱水機12は、スクリュー軸120を備え、ドラムスクリーン10に対して、間隔をあけた状態でZ方向下方に配置されている。スクリュー式脱水機12は、X方向右側の一部がケーシング13から外方に延出されている。スクリュー軸120の中心軸Ax12は、X方向に対して略平行に配置されている。
また、スクリュー軸120のX方向左側の一部はケーシング13から外方に延出されており、軸端部分にスプロケット124が取り付けられている。これより、スクリュー軸120は、駆動チェン18を介した回転駆動力を受けて中心軸Ax12まわりに回転する。
伝達機構14は、シャフト141の外周にゴムが巻かれてなる駆動ホイル140を備える。ドラムスクリーン10は、駆動ホイル140と、後述する従動ホイルとの上に載置され、外周面が駆動ホイル140及び従動ホイルに対して密に接している。
なお、駆動ホイル140は、ドラムスクリーン10に沿って傾斜配置されており、従動ホイルも同様に傾斜配置されている。シャフト141は、左下方向に向けて延在されている。そして、ケーシング13を挿通して設けられているシャフト143とユニバーサルジョイント142により連結されている。シャフト143におけるケーシング13の外側の軸端部分には、スプロケット144が取り付けられている。スプロケット144は、駆動チェン19により駆動モータ17からの回転駆動力が伝達されるようになっている。
駆動チェン18は、駆動モータ17の出力軸に取り付けられたスプロケット171と、スクリュー式脱水機12のスプロケット124との間を周回する状態で張設されている。駆動チェン19は、スプロケット124とスプロケット144との間を周回する状態で張設されている。ただし、ドラムスクリーン10の回転数と、スクリュー軸120の回転数とを、互いに異なった回転数とする場合には、スクリュー軸120に取り付けるスプロケットをギヤ数の異なる2枚のスプロケットとすることができる。そして、駆動チェン18,19を互いに異なるスプロケットに掛けることで、ドラムスクリーン10とスクリュー軸120の回転数を互いに異ならせることができる。
受け皿15は、Z方向におけるドラムスクリーン10とスクリュー式脱水機12との間の空間に配置されており、スクリュー式脱水機12におけるX方向右側の部分の上方を覆っている。そして、受け皿15は、ドラムスクリーン10に沿った状態で傾斜しており、ドラムスクリーン10から放出された水を受けて(矢印A)、廃液パン16へと案内する。ここで、受け皿15における廃液パン16への案内部分は、スクリュー式脱水機12を避ける状態で配置されている。これより、ドラムスクリーン10で分離された水が、再度、し渣に混ざることを防止している。
廃液パン16は、Z方向におけるスクリュー式脱水機12の下方に配置されており、ケーシング13の内側断面をカバーするように設けられている。廃液パン16は、ドラムスクリーン10から排出され受け皿15で集められた水(矢印A)、及びスクリュー式脱水機12から排出された水(矢印A)を集め、廃液回収コンテナ20へと排出(矢印A)するためのパンである。
図1に示すように、ケーシング13のZ方向下方には、水と分離されたし渣を回収するためのし渣回収コンテナ21が設けられている。ドラムスクリーン10で1次分離されたし渣を含む汚水(矢印A)は、スクリュー式脱水機12で2次分離及び脱水がなされ、スクリュー式脱水機12のX方向右端部分からし渣回収コンテナ21へと排出される(矢印A)。
2.固液分離装置1における回転駆動力の伝達経路
固液分離装置1における回転駆動力の伝達経路について、図2を用い説明する。
図2に示すように、固液分離装置1では、ケーシング13の内方に、Z方向上側から順に、ドラムスクリーン10、スクリュー式脱水機12、廃液パン16が配置されている。なお、図2では、受け皿15の図示を省略している。ここで、ドラムスクリーン10の中心軸Ax10と、スクリュー式脱水機12の中心軸Ax12とは、Y方向において同一の位置に配置されている。換言すると、ドラムスクリーン10とスクリュー式脱水機12とをZ方向の一方から平面視した場合には、ドラムスクリーン10の中心軸Ax10と、スクリュー式脱水機12の中心軸Ax12とは、重なるように配置されている。
図2に示すように、汚水導入管11の放水口は、ドラムスクリーン10の中心軸Ax10に対して、左斜め上にオフセットされて配置されている。
ドラムスクリーン10は、並設された駆動ホイル140と従動ホイル220との上に載置されている。駆動ホイル140には、駆動チェン19及び駆動チェン18を介して、駆動モータ17からの回転駆動力が伝達される構成となっている。これより、ドラムスクリーン10は、駆動ホイル140との接触摩擦により、中心軸Ax10まわりに回転される。
スクリュー式脱水機12は、駆動チェン18を介して、駆動モータ17からの回転駆動力が伝達され、中心軸Ax12まわりに回転される。
また、ケーシング13には、ドラムスクリーン10に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル23、及びスクリュー式脱水機12に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル24も設けられている。
ここで、汚水導入管11からドラムスクリーン10に向けて噴射される汚水は、その中に含まれるし渣の種類や、噴射圧力などの変動を伴う。このため、ドラムスクリーン10の回転に対して過負荷の状態を生じることも考えられるが、本実施形態では、ドラムスクリーン10を駆動ホイル140との接触抵抗により回転させているので、駆動モータ17が過負荷状態になることを防止できる。
3.ドラムスクリーン10の構成
ドラムスクリーン10の構成について、図3を用い、もう少し詳しく説明する。
図3に示すように、ドラムスクリーン10は、ドラムスクリーン本体100と、エンドプレート101と、回転シャフト102と、軸受103と、を備える。軸受103は、図示を省略のフレームに取り付けられている。
ドラムスクリーン本体100は、織金網やパンチングメタルなどの多孔質材料から構成されており、円筒形状を有する。このため、ドラムスクリーン本体100の外周面10aと内周面10bとの間では、水などの液体成分が通過できるようになっている。
ドラムスクリーン10の第1端部10cは、開口された状態となっており、第2端部10dには、ドラムスクリーン本体100の開口を塞ぐようにエンドプレート101が接合されている。エンドプレート101は、円板形状をしており、その外側主面に回転シャフト102が設けられている。回転シャフト102は、その中心軸をドラムスクリーン10の中心軸Ax10に合致するように接合されている。
ここで、ドラムスクリーン10は、上述のように、その中心軸Ax10が水平面Axに対して角度θだけ傾斜し、開口された第1端部が斜め下向きになるように支持されている。このように、傾斜角度θを以って支持されたドラムスクリーン10では、導入された汚水が、第1段階として水とし渣(し渣を含む汚水)500とに分離される。水は、矢印で示すように、ドラムスクリーン10におけるドラムスクリーン本体100をその厚み方向に通過して外方に排出される。
一方、1次分離されたし渣500を含む汚水は、ドラムスクリーン10の傾斜(傾斜角度θ)及び回転(矢印rot)により、開口された第1端部10cに向けて移送され、第1端部10cからZ方向下方に流下される。このため、本実施形態に係るドラムスクリーン10では、し渣500が内部に残留し難く、清掃作業の頻度を低減することが可能となる。
なお、傾斜角度θについては、5°〜40°の範囲の角度とすることが、固液分離の効率と、ドラムスクリーン10へのし渣500の残留防止との両観点から望ましい。傾斜角度θについては、し渣500の粘度などとの関係で規定されるものであって、粘度が低いほど、傾斜角度θは小さく設定され、粘度が高いほど、傾斜角度θは大きく設定される。
また、本実施形態では、汚水度入管11の放水口を、ドラムスクリーン10の中心軸Ax10に対してZ方向上方に配置し、且つ、放水口部分を中心軸Ax10に沿って傾斜するようにしている。このため、汚水導入管11から放水された汚水が、ドラムスクリーン10におけるエンドプレート101の方まで届かすことができる。よって、ドラムスクリーン本体100の全領域を用いることができ、固液分離を高効率に行うことができる。
4.スクリュー式脱水機12の構成
スクリュー式脱水機12の構成について、図4を用い、もう少し詳しく説明する。
図4に示すように、スクリュー式脱水機12は、スクリュー軸120と、筒状案内プレート121と、スクリュー羽根122と、背圧コーン123と、を備える。スクリュー軸120は、X方向に延在しており、両端で軸支されている。そして、スクリュー軸120は、駆動モータ17(図1,2を参照。)からの回転駆動力を受けて中心軸Ax12まわりに回転する。
筒状案内プレート121は、パンチングメタルなどの多孔質材料から構成されており、中心軸Ax12を筒軸とする円筒形状を有する。筒状案内プレート121には、X方向左端部分にし渣500を含む汚水を受け入れる受入口121aが開口されており、X方向右端部分に脱水されたし渣をし渣回収コンテナ21に排出するための排出口121bが開口されている。受入口121aは、Z方向上向きに開口されており、排出口121bは、Z方向下向きに開口されている。
筒状案内プレート121は、X方向左側の部分(2次分離部)Bにおいて、その内径が一定の円筒形状を有し、X方向右側の部分(脱水部)Bにおいて、その内径がX方向右側にゆくに従って徐々に小さくなる円錐台形状を有する。そして、脱水部Bよりも、さらにX方向右側の部分は、再び円筒形状となっており、当該部分に排出口121bが開口されている。
なお、筒状案内プレート121の開口率については、X方向に一定であってもよいが、本実施形態では、2次分離部Bにおける開口率が、それよりも下流側の脱水部Bにおける開口率よりも高くなっている。例えば、2次分離部Bにおける開口率が30%〜60%(具体例として、40.3%)であり、脱水部Bにおける開口率が1%〜10%(具体例として、5.7%)である。
スクリュー羽根122は、2次分離部Bにおいて、2条設けられており、脱水部Bにおいて、1条設けられている。また、2次分離部Bにおけるスクリュー羽根122の径は一定であり、外周面が筒状案内プレート121の内周面121dに当接又は近接する。
また、脱水部Bにおけるスクリュー羽根122の径は、X方向右側にゆくに従って漸次的に小さくなり、同じく外周面が筒状案内プレート121の内周面121dに当接又は近接する。
このような筒状案内プレート121とスクリュー羽根122を採用することにより、軸上流部である2次分離部Bでの固液分離機能と、軸下流部である脱水部Bでの脱水機能とを高効率に発揮することができる。
背圧コーン123は、脱水部Bの少しX方向右側の部分に設けられている。この背圧コーン123の配置により、スクリュー式脱水機12における脱水部Bの圧縮率を高くすることができ、高い脱水効果を得ることができる。なお、図4では、背圧コーン123を模式的に表しているが、脱水されたし渣が通過する隙間が設けられている。
以上のような構成を有するスクリュー式脱水機12には、ドラムスクリーン10で1次分離されたし渣を含む汚水が、ドラムスクリーン10の第1端部から流下して受入口121aに導入される。そして、筒状案内プレート121の内部空間121eに導入された汚水は、スクリュー軸120の回転に伴いX方向右向きに送られる。そして、図4の二点鎖線で囲んだ部分に示すように、スクリュー羽根122の表面122aと筒状案内プレート121の内周面121dとの近接部分の近傍に構成されるコーナー部分に押し付けられ、し渣500が圧縮を受けた状態で送られる。そして、その途中で、汚水から水が分離され、分離された水は、筒状案内プレート121をその厚み方向に通過して外周面121cから外方に排出される。排出された水は、廃液パン16で集められ、廃液回収コンテナ20へと排出される。
し渣500は、十分に脱水された後、排出口121bからし渣回収コンテナ21に排出される。
5.作用・効果
本実施形態に係る固液分離装置1では、ドラムスクリーン10とスクリュー式脱水機12とで2段階での固液分離を行うことができる。このため、大量の移送水(噴流水)を含む汚水が移送されてきた場合にあっても、第1段階としてドラムスクリーン10で固液分離を行い、第2段階としてスクリュー式脱水機12で固液分離を行うことができ、高効率に固液分離が可能となる。
また、固液分離装置1では、ドラムスクリーン10のZ方向(鉛直方向)下方にスクリュー式脱水機12を配置しているので、占有スペースを小さく抑える(コンパクト化を図る)ことができる。
また、固液分離装置1は、ドラムスクリーン10が傾斜角度θを以って傾いた状態で配置され、開口部(第1端部10c)が斜め下向きとなっている。このため、図3に示したように、ドラムスクリーン10で1次分離されたし渣500を含む汚水が、ドラムスクリーン500の回転だけで第1端部10cに向けて移送され、第1端部10cから排出される。よって、長期に亘って固液分離装置1を稼働した場合にあっても、ドラムスクリーン10内に残留するし渣500を低減することができ、清掃作業などの頻度を低く抑えることができる。これより、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、固液分離装置1では、スクリュー式脱水機12のZ方向下方に廃液パン16を配置しているので、ドラムスクリーン10及びスクリュー式脱水機12で分離・濾過された水を纏めて廃液回収コンテナ20に排出することができる。これにより、ケーシング13内の排水を効率よく行うことができる。
また、固液分離装置1では、ドラムスクリーン10の傾斜角度θを5°〜40°としているので、ドラムスクリーン10での固液分離を効率的に行いながら、分離されたし渣500を第1端部10cから排出することができる。よって、高効率な固液分離と、ドラムスクリーン10内へのし渣500の残留防止を共に成し得ることができる。
また、固液分離装置1では、筒状案内プレート121における排出口121bが、ケーシング13の外方であって、ドラムスクリーン10の第2端部10dよりもX方向右側に設けられている。このため、ドラムスクリーン10などから水が垂れた場合にも、当該水が排出されるし渣500に垂下することがない。よって、確実に固液分離を行うことができる。
また、固液分離装置1では、スクリュー羽根122の径及び筒状案内プレート121の内径を図4に示すような形態とすることにより、軸上流部である2次分離部Bでの固液分離機能と、軸下流部である脱水部Bでの脱水機能とを高効率に発揮することができる。
また、固液分離装置1では、スクリュー軸120が、2次分離部Bで2条のスクリュー羽根122を有するので、スクリュー式脱水機12における筒状案内プレート121の内部空間121eにおいて、し渣500が筒状案内プレート121の内周面121dに対して有効接触し、且つ、接触長を長くとることができる。よって、し渣を速やかに軸下流部(脱水部)に移送することができる。これより、高効率な固液分離を実現することができる。
また、固液分離装置1では、脱水部Bにおける筒状案内プレート121の開口率を、2次分離部Bにおける開口率よりも小さくしている。このため、スクリュー式脱水機12において、2次分離部Bでし渣と水とを効率的に分離することができ、開口率が低い脱水部Bで高い圧縮機能を発揮することが可能となる。
また、本実施形態に係る固液分離装置1では、ドラムスクリーン10の下方であって、スクリュー式脱水機12における脱水部Bの上方に受け皿15を配置しているので、ドラムスクリーン10のスクリーンをその厚み方向に通過して排出されてきた水が、スクリュー式脱水機12の脱水部Bに垂れるのを防止することができる。
また、受け皿15については、ドラムスクリーン10に沿った状態で傾斜配置されているので、ドラムスクリーン10から排出された水が受け皿15上に溜まることを防止でき、速やかに廃液パン16へ排出することができる。
また、固液分離装置1では、単一の駆動モータ17により、ドラムスクリーン10とスクリュー式脱水機12とを駆動することとしているので、製造コストの低減及び省スペース化を図ることができる。
また、固液分離装置1では、汚水導入管11におけるドラムスクリーン10への挿入部分が、ドラムスクリーン10の中心軸Ax10に沿って傾斜しているので、汚水導入管11から放水される汚水(図1の矢印A)をドラムスクリーン10の奥深く(エンドプレート101側)へと送り込むことが可能となる。これより、ドラムスクリーン10での固液分離機能をより高く発揮させることができる。
従って、本実施形態に係る固液分離装置1では、ドラムスクリーン10とスクリュー式脱水機12とを備えることで高効率に固液分離を行うことができるとともに、ドラムスクリーン10内へのし渣500の残留を抑制することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る固液分離装置の構成について、図5を用い説明する。なお、図5では、本実施形態における上記第1実施形態との差異部分であるドラムスクリーン30の構成のみを図示している。図示を省略している構成要素については、上記第1実施形態における固液分離装置1の各構成要素と同一であり、以下での説明も省略する。
図5(a)に示すように、本実施形態に係るドラムスクリーン30においても、その中心軸Ax30が水平面Axに対して角度θ(5°〜40°)だけ傾斜した状態で配置されている。本実施形態に係るドラムスクリーン30においては、エンドプレート101の内側表面に錐状の羽車304が取り付けられている。
図5(b)に示すように、羽車304には、各々が径方向に長さを有する複数の羽根部304aを有する。各羽根部304aは、板形状をしており、錐の先端部にゆくほど幅が狭くなる台形状をしている。
図5(a)に戻って、このような構成を有するドラムスクリーン30の内方に、汚水導入管11から汚水が放水された場合には、放水された汚水の一部が羽車304に到達する。そして、汚水導入管11の放水口については、図2で表したように、ドラムスクリーン30の中心軸Ax30に対してオフセットされた位置に配されている。このため、汚水については、羽車304の周方向の偏った部分に衝突することになり、羽車304に回転力が作用することになる。
本実施形態では、上記のような汚水の衝突により生じる回転力を、ドラムスクリーン30の回転の補助として用いることにより、駆動モータ17の負荷を軽減し、駆動モータ17のサイズを小さなものとすることができる。
なお、汚水導入管11から放水される汚水の噴出力が強い場合には、当該汚水の衝突による羽車304の回転によってのみドラムスクリーン30を回転させることも可能となる。この場合には、駆動モータ17からドラムスクリーン30への回転駆動力の動力伝達は不要となり、駆動ホイル140や従動ホイル220などについても省略することができる。よって、製造コストの削減を図るのに優位となる。
また、図5(b)に示したように、本実施形態では、羽車304における各羽根部304aを平板状のものとしたが、曲面形状の羽根部を採用することもできる。これにより、汚水が衝突した際のエネルギの回生をより高効率に行うことが可能となる。
なお、ドラムスクリーン30のエンドプレート101に羽車304を取り付けた点を除く他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、上記同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る固液分離装置の構成について、図6を用い説明する。なお、図6では、本実施形態における上記第1実施形態及び第2実施形態との差異部分であるスクリュー式脱水機32の構成のみを図示している。図示を省略している構成要素については、上記第1実施形態あるいは上記第2実施形態における各構成要素を採用することができ、以下での説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係るスクリュー式脱水機32は、スクリュー軸320と、筒状案内プレート321と、スクリュー羽根322と、背圧コーン323と、を備える。スクリュー軸320は、上記スクリュー軸120と同様に、X方向に延在しており、両端で軸支されている。そして、スクリュー軸320は、駆動モータ17(図1,2を参照。)からの回転駆動力を受けて中心軸Ax32まわりに回転する。
筒状案内プレート321についても、上記筒状案内プレート121と同様に、パンチングメタルなどの多孔質材料から構成されており、中心軸Ax32を筒軸とする円筒形状を有する。筒状案内プレート321にも、受入口321a及び排出口321bが開口されている。
筒状案内プレート321においても、2次分離部Dにおいて、その内径が一定の円筒形状を有し、脱水部Dにおいて、その内径がX方向右側にゆくに従って徐々に小さくなる円錐台形状を有する。そして、脱水部Dよりも、さらにX方向右側の部分が、再び円筒形状となっており、当該部分に排出口321bが開口されている。
また、筒状案内プレート321の開口率については、上記筒状案内プレート121と同様に、2次分離部Dにおける開口率が、脱水部Dにおける開口率よりも高くなっている。スクリュー羽根322は、2次分離部Dにおいて、2条設けられており、脱水部Dにおいて、1条設けられている。また、脱水部Dにおけるスクリュー羽根322の径は、X方向右側にゆくに従って漸次的に小さくなる。
本実施形態に係るスクリュー式脱水機32では、脱水部Dにおいて、スクリュー羽根322のピッチがX方向左側から右側にゆくに従って徐々に狭くなっている。具体的には、脱水部Dにおけるスクリュー羽根322のピッチは、P>P>P>P>Pというように、徐々に狭くなっている。
本実施形態に係る固液分離装置では、スクリュー羽根322のピッチを上記のように規定することにより、捕捉したし渣500を速やかにX方向右側へと送ることができるとともに、脱水部Dの後段部分にゆく程、圧縮率を高くすることができる。よって、より高い脱水機能を得ることが可能となる。
なお、脱水部Dにおけるスクリュー羽根322の構成を除く他の構成については、上記第1実施形態あるいは上記第2実施形態と同様であるので、上記同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る固液分離装置について、図7を用い説明する。なお、図7は、上記第1実施形態の説明で用いた図4の拡大部分に対応する図である。即ち、スクリュー式脱水機におけるスクリュー羽根の一部(外周端及びその周辺部分)と筒状案内プレートの一部とを抜き出して図示するものである。
図7に示すように、本実施形態に係るスクリュー式脱水機においても、スクリュー羽根422の外周端422bが筒状案内プレート421の内周面421dに対して近接した状態で回転する。本実施形態では、スクリュー羽根422の外周端422bと筒状案内プレート421の内周面421dとの間の隙間Gを、0.3mm〜0.5mmの範囲内としていることに特徴を有する。
本実施形態に係るスクリュー式脱水機では、隙間Gを0.3mm〜0.5mmの範囲内とすることにより、スクリュー羽根の外周縁部にスクレーパ(ゴムやブラシなど)を取り付けなくても、スクリュー式脱水機内でのし渣の詰りを抑制することが可能となる。よって、スクレーパを取り付けなくてもよいので、その磨滅などによる定期的な部品交換などの必要がなく、ランニングコストの低減を図るのに有効であり、また、メインテナンスの頻度を低減することで稼働効率の向上を図ることが可能となる。
なお、し渣の詰りを抑制するという観点からは、隙間Gは狭ければ狭いほどよいが、現状における加工精度及び製造コストの観点を考慮して、隙間Gを0.3mm以上としている。
本実施形態に係るスクリュー式脱水機の製造においては、隙間Gを0.3mm〜0.5mmの範囲内とするために、スクリュー羽根422の外周端422bや筒状案内プレート421の内周面421dを研磨加工などの機械加工を施している。
次に、スクリュー羽根の外周端と筒状案内プレートの内周面との間の隙間と、し渣の詰りの有無との関係について、図8を用い説明する。図8は、スクリュー羽根の外周端と筒状案内プレートの内周面との間の隙間と、し渣の詰りの有無との関係についての確認結果を示す画像である。図8(a)は、実施例(隙間Gを0.3mm〜0.5mmの範囲内とした例)でのし渣の詰りが生じていない状態を示す画像であり、図8(b)は、比較例(隙間Gを1.5mmとした例)でのし渣の詰りが生じている状態を示す画像である。
図8(a)に示すように、隙間Gを0.3mm〜0.5mmの範囲内とした実施例では、目視で確認できるし渣の詰りはない。
対して、図8(b)に示すように、隙間Gを1.5mmとした比較例では、目視でもし渣の詰りが確認できる。
なお、図8(a)に示す実施例と、図8(b)に示す比較例とは、同一条件で確認試験を行った。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に係る固液分離装置について、図9を用い説明する。なお、図9も、上記第1実施形態の説明で用いた図4の拡大部分に対応する図である。
図9に示すように、本実施形態に係るスクリュー式脱水機では、スクリュー羽根522の外周縁部522cにスクレーパ525が取り付けられている。スクレーパ525は、その外周端が筒状案内プレート121の内周面121dに対して摺接するようになっている。
なお、本実施形態に係るスクレーパ525は、ゴムや樹脂などの弾性部材から構成されており、スクリュー羽根522の外周縁部522cに対して、例えば、ボルト及びナットを用い取り付けられている(図示を省略)。
本実施形態に係るスクリュー式脱水機では、筒状案内プレート121の内周面121dに対して、スクレーパ525が摺接した状態で配されているので、スクリュー軸の回転に伴い、筒状案内プレート121の周壁の開口内に一部が侵入したし渣を掻き出すことができる。このため、筒状案内プレート121の目詰まりを抑制することができ、長期に亘って高効率な脱水を行うことができ、メインテナンスのためのコストを低減することができる。
また、本実施形態に係るスクリュー羽根522は、スクレーパ525を取り付けることを前提とするため、スクリュー羽根522の外周端が筒状案内プレート121の内周面121dに接触しないようにしておけばよく、高い加工精度を必要としない。よって、製造コストの低減を図ることが可能となる。
ここで、スクリュー羽根522の外周端に対するスクレーパ525の取り付け形態については、外周端の全領域に対して連続的に取り付けることとしてもよいし、互いの間に間隔をあけて複数のスクレーパを断続的に取り付けることとしてもよい。
[変形例]
上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、ドラムスクリーン10,30の外観形状及び内方空間の形状について、一例として円筒形状としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、楕円あるいは長円の断面形状を有するドラムスクリーンや、多角形状の断面形状を有するドラムスクリーンを採用することもできる。
また、上記第1実施形態などでは、ドラムスクリーン10,30について、その外周面に当接する駆動ホイル140からの回転駆動力を以って回転させることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、回転シャフト102にスプロケットを接合し、このスプロケットに回転駆動力を伝達する構成とすることもできる。あるいは、エンドプレート101などの外周面に歯車を刻設し、これに回転駆動力を伝達する構成とすることもできる。
また、上記第1実施形態、上記第3実施形態、第4実施形態、及び第5実施形態では、スクリュー式脱水機12,32における筒状案内プレート121,321,421について、2次分離部B,Dで内径が一定の円筒形状としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、当該2次分離部についても、受入口側から脱水部B,Dの側にゆくに従って内径が漸減する構成を採用することもできる。
また、上記第1実施形態、上記第3実施形態、第4実施形態、及び第5実施形態では、スクリュー式脱水機12,32におけるスクリュー羽根122,322,422,522について、2次分離部B,Dで2条のスクリュー羽根を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1条としてもよい。また、2次分離部B,Dでスクリュー羽根122,322,422,522のピッチについても、必ずしも一定とする必要はない。脱水部B,Dと同様に、脱水部B,Dの側にゆくに従って徐々に狭くなる構成とすることもできる。
また、上記第1実施形態、上記第3実施形態、第4実施形態、及び第5実施形態では、スクリュー式脱水機12,32におけるスクリュー羽根122,322,422,522について、その外周端の断面形状を矩形断面としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、三角形や台形などの多角形断面形状などとすることもできるし、半円断面や半楕円断面などの表面が曲面の断面形状とすることなどもできる。
また、上記第4実施形態では、スクリュー羽根422の外周端422bと筒状案内プレート421の内周面421dとの間の隙間Gを、0.3mm〜0.5mmの範囲内とすることにより、スクレーパを取り付けなくても、し渣の詰りを抑制できる構成を採用した。しかし、本発明は、隙間Gを上記範囲に限定されるものではない。例えば、隙間Gを1.3mm以下あるいは1.0mm以下とすることでも、し渣の詰りを抑制することができる。
また、上記第4実施形態では、加工精度の観点から下限値を0.3mmとしたが、加工精度及び製造コストの観点から許容されるのであれば、0.1mmあるいは0.2mmを下限値とすることなども可能である。
また、上記第5実施形態では、スクレーパ525が矩形断面を有することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、三角形や台形などの多角形断面形状とすることもできるし、半円断面や半楕円断面などの表面が曲面の断面形状とすることなどもできる。また、図9に示すような、フィン形状をしたスクレーパだけでなく、スクレーパとしてブラシを採用することなども可能である。
また、上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、汚水導入管11におけるドラムスクリーン10,30に挿入された部分が、ドラムスクリーン10,30の中心軸Ax10,Ax30に沿って傾斜していることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、汚水導入管の当該部分を水平とすることもできる。そして、ドラムスクリーンのエンドプレートまで汚水を到達させるためには、ドラムスクリーンの中心軸に対して、より鉛直方向上方に汚水導入管の放水口をオフセット配置することなどで対応できる。
また、図2に示したように、上記第1実施形態などでは、鉛直方向からの平面視において、ドラムスクリーン10,30とスクリュー式脱水機30,32との中心軸Ax10,Ax12,Ax30,Ax32同士が重なる構成を採用したが、本発明は、中心軸Ax10,Ax12,Ax30,Ax32同士が必ずしも完全に重なる構成とする必要はない。これより設計の自由度を高くすることが可能となる。
また、上記第1実施形態などでは、駆動モータ17からの動力伝達に駆動チェン18,19を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、ベルトを用いた動力伝達や、ギヤ同士の噛合による動力伝達とすることもできる。
また、上記第1実施形態などでは、単一の駆動モータ17により、ドラムスクリーン10,30とスクリュー式脱水機12,32とを駆動させることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、ドラムスクリーンを駆動するための駆動モータと、スクリュー式脱水機を駆動するための駆動モータを別々に備える構成とすることもできる。これにより、ドラムスクリーンの回転数と、スクリュー式脱水機の回転数とを個別に制御することができ、導入されてくる汚水や、その中に含まれるし渣の種類などにより詳細な駆動制御を行うことができる。
また、ドラムスクリーン及びスクリュー式脱水機を駆動するための駆動源については、電動モータに限定されず、エアーあるいは油圧のロータリーアクチュエータや、ディーゼルエンジンなどの内燃機関などを採用することも可能である。
また、本発明では、固液分離装置における汚水やし渣が接触する部分に対して、光触媒機能を付与することもできる。光触媒機能の付与の一例としては、例えば、対象物の表面に酸化チタンや、酸化チタンにケイ酸ナトリウムや酸化アルミニウムを含有させたものを焼き付けることなどで実現可能である。
1 固液分離装置
10,30 ドラムスクリーン
10c 第1端部
10d 第2端部
11 汚水導入管
12,32 スクリュー式脱水機
14 伝達機構
15 受け皿
16 廃液パン
17 駆動モータ
23,24 洗浄ノズル
101 エンドプレート
120,320 スクリュー軸
121.321,421 筒状案内プレート
121a,321a 受入口
121b、321b 排出口
122,322,422,522 スクリュー羽根
140,220 駆動ホイル
304 羽車
304a 羽根部
500 し渣
525 スクレーパ
Ax10,Ax30 中心軸
,D 2次分離部(軸上流部)
,D 脱水部(軸下流部)

Claims (12)

  1. 汚水を固液分離してし渣を回収する固液分離装置であって、
    第1端部が開口され、第2端部がエンドプレートにより閉塞されてなる有底筒形状を有し、前記第1端部が斜め下を向くように傾斜した状態で中心軸まわりに回転駆動されるドラムスクリーンと、
    前記開口されてなる前記第1端部から前記ドラムスクリーン内に挿入され、前記エンドプレートに向けて前記汚水を放水する汚水導入管と、
    前記ドラムスクリーンの下方に配置され、当該ドラムスクリーンの内周面に沿って前記第1端部から流下する前記汚水中のし渣を受け入れながら、当該し渣を脱水するスクリュー式脱水機と、
    前記スクリュー式脱水機の下方に配置され、当該スクリュー式脱水機及び前記ドラムスクリーンで濾過された水を受け止めながら排出する廃液パンと、
    を備える、
    固液分離装置。
  2. 請求項1記載の固液分離装置において、
    前記ドラムスクリーンにおける前記中心軸の傾斜角度は、水平面に対して5°〜40°である
    固液分離装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の固液分離装置において、
    前記スクリュー式脱水機は、鉛直方向からの平面視において前記第1端部の外側から前記第2端部の外側まで前記ドラムスクリーンの中心軸に沿って延在し、し渣を前記第1端部から前記第2端部に向けて搬送するスクリュー軸と、その外周を覆う多孔質の筒状案内プレートとを備え、
    前記筒状案内プレートは、前記ドラムスクリーンの前記第1端部から流下する前記汚水を受け入れる受入口と、前記スクリュー軸によって前記ドラムスクリーンの前記第2端部よりも外側の位置で、外部に排出する排出口とを備える、
    固液分離装置。
  4. 請求項3記載の固液分離装置において、
    前記スクリュー軸は、前記筒状案内プレートの前記受入口側の軸上流部において、スクリュー羽根の径が同一であり、前記軸上流部よりも前記筒状案内プレートの前記排出口側の軸下流部において、前記軸上流部側から前記排出口側へと向けてスクリュー羽根の径が漸次的に小さくなり、
    前記筒状案内プレートは、その内径が、前記スクリュー軸の前記軸上流部に対応する領域において、前記スクリュー羽根の径サイズに対応して同一であり、前記スクリュー軸の前記軸下流部に対応する領域において、前記スクリュー羽根の径サイズに対応して、前記軸上流部側から前記排出口側へと向けて漸次的に小さくなる
    固液分離装置。
  5. 請求項4記載の固液分離装置において、
    前記スクリュー軸における前記スクリュー羽根のピッチは、前記軸上流部において、同一であり、前記軸下流部において、前記軸上流部側から前記排出口側に向けて徐々に狭くなる、
    固液分離装置。
  6. 請求項4又は請求項5記載の固液分離装置において、
    前記スクリュー軸は、前記軸上流部において2条のスクリュー羽根を有する
    固液分離装置。
  7. 請求項4から請求項6の何れか記載の固液分離装置において、
    前記スクリュー羽根の外周端と、前記筒状案内プレートの内周面との間には、0.3mm〜0.5mmの範囲内の隙間があけられている
    固液分離装置。
  8. 請求項4から請求項7の何れか記載の固液分離装置において、
    前記筒状案内プレートの開口率は、前記スクリュー軸の前記軸下流部に対応する領域の方が、前記スクリュー軸の前記軸上流部に対応する領域よりも小さい
    固液分離装置。
  9. 請求項4から請求項8の何れか記載の固液分離装置において、
    前記ドラムスクリーンの下方であって、前記スクリュー式脱水機における前記軸下流部の上方には、前記ドラムスクリーンで濾過された前記水を前記廃液パンへと案内する受け皿が配置されており、
    前記受け皿は、前記ドラムスクリーンに沿った状態で傾斜している、
    固液分離装置。
  10. 請求項1から請求項9の何れか記載の固液分離装置において、
    単一の駆動モータと、当該駆動モータの回転駆動力を前記ドラムスクリーン及び前記スクリュー軸に伝達する伝達機構とを備える、
    固液分離装置。
  11. 請求項1から請求項10の何れか記載の固液分離装置において、
    前記エンドプレートに取り付けられ、前記汚水導入管から放水される汚水の圧力を前記ドラムスクリーンの回転駆動力に変換する羽車を備える、
    固液分離装置。
  12. 請求項1から請求項11の何れか記載の固液分離装置において、
    前記汚水導入管における前記ドラムスクリーンに挿入された部分は、前記ドラムスクリーンの前記中心軸に沿って傾斜している
    固液分離装置。
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