JP2017216663A - 基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法 - Google Patents

基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遅延の発生を軽減させつつ通信の継続性を向上させる基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法を提供する。【解決手段】通信処理時間測定部113は、第1端末装置と第2端末装置とを接続する複数の経路のうち、第1端末装置と第2端末装置との間の通信に用いられる通信経路における通信処理時間を測定する。経路選択部112は、通信経路を切り替えた場合に通信処理時間測定部113により測定された通信処理時間を基に通信経路を選択し、選択した通信経路の通信処理時間測定部113により測定された通信処理時間を基に、通信経路を他の経路に切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法に関する。
現在、無線通信システムでは、第3世代と呼ばれるW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)、並びに、第4世代と呼ばれるLTE(Long Term Evolution)及びLTE−Advancedが主流である。さらに、ここにきて次の新しい無線通信システムとして5G(Generation)無線システムが提案されている。
5G無線システムでは、あらゆる装置に通信機能が備わり(IoT:Internet of Things)、人が介在しない装置同士の通信を行うことが想定されている。また、5G無線システムでの要求条件における高速化及び大容量化と並ぶ重要な要素の1つとして、遅延時間であるレイテンシの軽減がある。
レイテンシの軽減が望ましいとされるユースケースとして、3GPP(Generation Partnership Project)において以下のような場合が提案されている。1つには、無人車両を遠隔操作する無人遠隔操作運転がある。また、遠くにいる患者の診断や手術を行う遠隔医療がある。また、自動車がぶつからないように車同士に通信させるV2X(Vehicle to Everything)がある。また、触覚などの五感を使ったコミュニケーションであるtactile Internetがある。また、ロボット同士に協調動作を行わせるLocalized real−time controlがある。また、ビデオ分析して動的にオペレーションを行うように制御するIndustrial Controlがある。
以上のようなユースケースで提供されるサービスでは、レイテンシをマイクロ秒単位に抑えることが求められる。そこで、5G無線システムでは、これらのサービスを実現可能にするためのレイテンシの短縮のための施策がいくつか検討されている。
例えば、レイテンシを短縮するための施策の一つとして、EPC(Evolved Packet Core)ネットワークを経由する端末同士の通信に代えて、EPCを経由させずに、端末同士が直接通信を行うD2D(Device to Device)や、基地局内で信号を折り返して送信する基地局内折返通信などが検討されている。ここで、EPCは、MME(Mobility Management Entity)やS−GW(Serving Gateway)などを含む。
例えば、第1基地局装置及び第2基地局装置、並びに、第1端末装置及び第2端末装置がある場合で説明する。この場合、第1基地局装置及び第2基地局装置とMME及びS−GWとは、s1インタフェースで接続される。また、第1基地局装置と第2基地局装置とは、x2インタフェースで接続される。さらに、第1端末装置は第1基地局装置との通信が一番品質が良く、第2端末装置は第2基地局装置との通信が一番品質が良いものとする。
この場合、従来の端末同士の通信では、第1端末装置と第2端末装置との間の通信は、第1端末装置、第1基地局装置、MME及びS−GW、第2基地局装置及び第2端末装置を経由して行われる。以下この経路の通信を「s1経由通信」と呼ぶ。
これに対して、基地局折返通信では、第1端末装置と第2端末装置との間の通信としては、例えば、第1端末装置、第1基地局装置、第2端末装置を経由して行われる通信がある。以下この経路の通信を「自基地局折返通信」と呼ぶ。また、基地局折返通信の他の経路としては、第1端末装置、第1基地局装置、第2基地局装置及び第2端末装置を経由して行われる通信がある。以下この経路の通信を「x2経由通信」と呼ぶ。また、D2D通信の場合、第1端末装置と第2端末装置との間で直接通信が行われる。以下この経路の通信を「D2D通信」と呼ぶ。
なお、無線通信の技術として、要求メッセージにアクセス可能なアクセス網の情報を格納し、その情報を基に最適なアクセス網を選択することで、定められたQoS(Quality of Service)を保証する従来技術がある。また、利用できる周波数帯のうちからユーザが要求するQoSを満たす周波数帯を選択する従来技術がある。
特開2006−262379号公報 特開2006−94003号公報
しかしながら、自基地局折返通信やx2経由通信を常に使用した場合、輻輳が発生することなどが考えられ、要求を満たすレイテンシを保証できない場合が起こり得る。また、D2D通信は、端末装置の電波出力が弱いため、電波品質が安定しないことにより再送の発生やセルが小さいことによるハンドオーバ処理の増加により遅延が発生する可能性がある。そのため、D2D通信であっても、要求を満たすレイテンシを保証することができないおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、遅延の発生を軽減させつつ通信の継続性を向上させる基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法を提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法の一つの態様において、測定部は、第1端末装置と第2端末装置とを接続する複数の経路のうち、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の通信に用いられる通信経路における通信処理時間を測定する。接続管理部は、前記通信経路を切り替えた場合に前記測定部により測定された前記通信処理時間を基に前記通信経路を選択し、選択した前記通信経路の前記測定部により測定された通信処理時間を基に、前記通信経路を他の経路に切り替える。
本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法の一つの態様によれば、遅延の発生を軽減させつつ通信の継続性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、無線通信システムの全体構成図である。 図2は、基地局装置のブロック図である。 図3は、端末装置のブロック図である。 図4は、呼接続要求メッセージの一例を表す図である。 図5は、端末装置向け通信経路要求メッセージの一例を表す図である。 図6は、基地局装置及びコアネットワーク向け通信経路要求メッセージの一例を表す図である。 図7は、通常メッセージの一例を表す図である。 図8は、レイテンシ報告要求のメッセージの一例を表す図である。 図9は、レイテンシ報告のメッセージの一例を表す図である。 図10は、端末管理テーブルの一例を表す図である。 図11は、実施例1に係る基地局装置による呼接続処理のフローチャートである。 図12は、実施例1に係る基地局装置による経路切り替え処理のフローチャートである。 図13は、実施例1に係る無線通信システムにおける呼接続から経路切り替えまでの処理のシーケンス図である。 図14は、事前測定テーブルの一例を表す図である。 図15は、実施例2に係る無線通信システムにおける事前測定処理のシーケンス図である。 図16は、基地局装置のハードウェア構成図である。 図17は、端末装置のハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局装置、無線通信システム及び通信経路切替方法が限定されるものではない。
図1は、無線通信システムの全体構成図である。本実施例に係る無線通信システム100は、基地局装置1及び2、端末装置3及び4、並びに、コアネットワーク5を有する。コアネットワーク5は、MME51及びS−GW52を有する。図1において、装置同士を結ぶ実線は、有線接続を表し、装置同士を結ぶ点線は無線接続を表す。
MME51及びS−GW52は、基地局装置1及び2とs1インタフェースで接続される。MME51は、C(Control)−planeに関する通信制御を行う。例えば、MME51は、端末の移動管理、認証及びユーザデータ転送経路の設定処理を行う。
また、S−GW52は、U(User)−planeに関する通信制御を行う。例えば、S−GW52は、ユーザデータの伝送を行うゲートウェイであり、基地局装置1及び2との間でユーザデータの送受信を行う。
基地局装置1は、s1インタフェースを介してMME51及びS−GW52と通信を行う。また、基地局装置1は、基地局装置2とx2インタフェースで接続される。基地局装置1は、x2インタフェースを介して基地局装置2と通信を行う。さらに、基地局装置1は、セル10を形成する。基地局装置1は、セル10に在圏する端末装置3及び4と無線接続を行う。そして、基地局装置1は、接続した端末装置3及び4の無線通信の中継を行う。
例えば、基地局装置1は、端末装置3と端末装置4との間の通信においてMME51、S−GW52及び基地局装置2を経由させ、端末装置3及び4にs1経由通信を行わせる。また、基地局装置1は、端末装置3と端末装置4との間の通信において基地局装置2を経由させ、端末装置3及び4にx2経由通信を行わせる。また、基地局装置1は、端末装置3と端末装置4との間の通信において自装置において折り返し、端末装置3及び4に自基地局折返通信を行わせる。また、基地局装置1は、端末装置3に指示し、端末装置3と端末装置4との間でD2D通信を行わせる。
基地局装置2は、s1インタフェースを介してMME51及びS−GW52と通信を行う。また、基地局装置2は、セル20を形成する。基地局装置2は、セル20に在圏する端末装置3及び4と無線接続を行う。そして、基地局装置2は、接続した端末装置3及び4の無線通信の中継を行う。
端末装置3及び4は、例えば、携帯電話、スマートフォン、車両制御端末又はロボット制御装置などである。端末装置3は、基地局装置2と接続して、s1経由通信、x2経由通信又は自基地局折返通信の何れかにより端末装置4と通信を行う。また、端末装置3は、基地局装置1からの指示を受けて、端末装置4とD2D通信を行う。
さらに、図2及び図3を参照して、基地局装置1及び端末装置3の詳細について説明する。図2は、基地局装置のブロック図である。また、図3は、端末装置のブロック図である。
図2を参照して、基地局装置1について説明する。基地局装置1は、動作制御部11、無線通信部12、無線通信インタフェース部13、ベースバンド処理部14、伝送路信号切替部15、ネットワークIF(Interface)部16及びアンテナ17を有する。以下では、端末装置3との通信を例に無線通信について説明する。
無線通信部12は、アンテナ17を介して端末装置3から送信された無線信号を受信する。そして、無線通信部12は、受信した信号を無線通信インタフェース部13に出力する。また、無線通信部12は、端末装置3へ送信する信号の入力を無線通信インタフェース部13から受ける。そして、無線通信部12は、取得した信号をアンテナ17を介して端末装置3へ送信する。
無線通信インタフェース部13は、端末装置3から送信された信号の入力を無線通信部12から受ける。そして、無線通信インタフェース部13は、取得した信号に対して復調処理を施す。その後、無線通信インタフェース部13は、復調した信号をベースバンド処理部14へ出力する。また、無線通信インタフェース部13は、端末装置3へ送信する信号の入力をベースバンド処理部14から受ける。そして、無線通信インタフェース部13は、取得した信号に対して変調処理を施す。その後、無線通信インタフェース部13は、変調した信号を無線通信部12へ出力する。
ベースバンド処理部14は、端末装置3からの呼接続要求の入力を無線通信インタフェース部13から受ける。ここで、図4は、呼接続要求メッセージの一例を表す図である。呼接続要求メッセージ210は、既存情報211に加えて保証レイテンシ212及び発信時刻213を有する。保証レイテンシ212は、端末装置3の操作者により設定されたレイテンシの値であり、端末装置3を用いた通信を行う場合に、通信のレイテンシがその値を超えないように制御するための閾値である。また、発信時刻213は、端末装置3が呼接続要求メッセージ210を発信した時刻である。そして、ベースバンド処理部14は、取得した呼接続要求を動作制御部11へ出力する。
呼接続要求に保証レイテンシが設定されていなければ、ベースバンド処理部14は、動作制御部11からの指示を受けてs1経由通信を用いた通常の呼処理を行う。
これに対して、呼接続要求に保証レイテンシが設定されている場合、ベースバンド処理部14は、s1経由通信、x2経由通信の各経路への切り替え指示を動作制御部11から受ける。ベースバンド処理部14は、切替指示にしたがい、基地局装置2、MME51、S−GW52、並びに、端末装置3及び4への指示された通信経路への切り替えの指示を伝送路信号切替部15へ出力する。
次に、ベースバンド処理部14は、D2Dによる接続指示の通知を動作制御部11から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、D2Dによる接続指示及びレイテンシ報告要求を無線通信インタフェース部13、無線通信部12及びアンテナ17を介して端末装置3へ送信する。その後、ベースバンド処理部14は、端末装置3から送信された端末装置3と端末装置4との間のD2D通信のレイテンシ報告の入力を無線通信インタフェース部13から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、D2D通信のレイテンシを動作制御部11に通知する。
その後、ベースバンド処理部14は、端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる通信経路の入力を動作制御部11から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、動作制御部11から指示された通信経路を使用した通信の実行の指示を、無線通信インタフェース部13、無線通信部12及びアンテナ17を介して端末装置3へ送信する。また、ベースバンド処理部14は、各装置に対する指定された通信経路を使用した通信の実行の指示を伝送路信号切替部15へ出力する。
例えば、ベースバンド処理部14は、端末装置3に対する通信の実行の指示として、図5に示す通信経路要求メッセージ220を送信する。図5は、端末装置向け通信経路要求メッセージの一例を表す図である。通信経路要求メッセージ220は、通信経路221、通信相手222、通信方式223及び通信周波数224の情報を含む。通信経路221は、使用する通信経路の情報であり、D2D、自基地局折返、x2経由又はs1経由の何れの経路であるかを示す情報である。通信相手222は、端末装置4の識別情報などである。また、通信方式223は、Blutooth(登録商標)やLTE(Long Term Evolution)といった通信方式の何れを用いて通信を行うかを示す情報である。通信周波数224は、通信に用いる周波数やチャネルなどの情報である。
また、例えば、ベースバンド処理部14は、基地局装置2やコアネットワーク5に対する通信の実行の指示として、図6に示す通信経路要求メッセージ230を基地局装置2、MME51及びS−GW52へ送信する。図6は、基地局装置及びコアネットワーク向け通信経路要求メッセージの一例を表す図である。通信経路要求メッセージ230は、通信経路231及び通信相手232の情報を含む。通信経路231は、使用する通信経路の情報であり、D2D、自基地局折返、x2経由又はs1経由の何れの経路であるかを示す情報である。通信相手232は、端末装置4の識別情報などである。
D2D通信以外の通信を使用する場合、接続確立後、ベースバンド処理部14は、復調処理が施された信号の入力を無線通信インタフェース部13から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、取得した信号に復号化処理を施す。その後、ベースバンド処理部14は、復号化した信号を伝送路信号切替部15へ出力する。ここで、ベースバンド処理部14は、端末装置3から送信された信号として、例えば、図7に示す通常メッセージ240を受信する。図7は、通常メッセージの一例を表す図である。通常メッセージ240は、例えば、既存情報241に加えて、発信時刻242が付加される。
また、ベースバンド処理部14は、端末装置3へ送信する信号の入力を伝送路信号切替部15から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、取得した信号に対して符号化処理を施す。さらに、ベースバンド処理部14は、使用する無線リソースの情報の入力を動作制御部11から受ける。その後、ベースバンド処理部14は、動作制御部11から指定された無線リソースを用いた信号の送信の指示とともに符号化した信号を無線通信インタフェース部13へ出力する。また、ベースバンド処理部14は、端末装置3が送信したRSRP(Reference Signal Received Power)などの電波品質の情報を含む信号を取得する。そして、ベースバンド処理部14は、端末装置3の電波品質の情報を含む信号を動作制御部11に通知する。
また、D2D通信を使用する場合、ベースバンド処理部14は、D2D通信のレイテンシの報告要求を端末装置3に送信する。例えば、ベースバンド処理部14は、図8に示すレイテンシ報告要求のメッセージ250を端末装置3に送信させる。図8は、レイテンシ報告要求のメッセージの一例を表す図である。レイテンシ報告要求のメッセージ250は、報告間隔251及び報告回数252を有する。
そして、接続確立後、ベースバンド処理部14は、通知した報告間隔251及び報告回数252に応じて、端末装置3から送信されたD2D通信のレイテンシ及び電波品質を含む通信状況の情報を取得する。ベースバンド処理部14は、例えば、図9に示すレイテンシ報告のメッセージ260を取得する。図9は、レイテンシ報告のメッセージの一例を表す図である。レイテンシ報告のメッセージ260は、レイテンシ261及び電波品質262を有する。そして、ベースバンド処理部14は、取得した端末装置3におけるD2D通信のレイテンシ261及び電波品質262の情報を動作制御部11に通知する。
その後、端末装置3における通信状況の変化により通信経路の切り替えを行う場合、ベースバンド処理部14は、保証レイテンシ超過の通知の指示を後述の経路選択部112から受ける。そして、ベースバンド処理部14は、切替後の通信経路の通信のレイテンシが保証レイテンシを超える旨の通知を、無線通信インタフェース部13、無線通信部12及びアンテナ17を介して、端末装置3へ送信する。
さらに、ベースバンド処理部14は、現在使用中の通信経路から切り替えて端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる通信経路の入力を動作制御部11から受ける。ここで、動作制御部11から指示された通信経路がD2D通信の場合、ベースバンド処理部14は、D2D通信の実行の指示を無線通信インタフェース部13、無線通信部12及びアンテナ17を介して端末装置3へ送信する。また、ベースバンド処理部14は、各装置に対する指定された通信経路への切り替え指示を伝送路信号切替部15へ出力する。この後、ベースバンド処理部14は、上述した通信経路確立後の動作を実施する。以下では、その時点で端末装置3と端末装置4との間の通信に使用される通信経路を「現在通信経路」という場合がある。
また、ベースバンド処理部14は、端末装置3のハンドオーバの実行の指示をハンドオーバ制御部114から受ける。そして、ハンドオーバ制御部114は、端末装置3のハンドオーバを実行する。
伝送路信号切替部15は、使用する通信経路の情報をベースバンド処理部14から受信する。その後、伝送路信号切替部15は、端末装置3から送信された信号の入力をベースバンド処理部14から受ける。そして、伝送路信号切替部15は、指定された通信経路を介して端末装置3から送信された信号を端末装置4へ送信する。
ネットワークIF部16は、基地局装置2を含む他の基地局装置、MME51及びS−GW52との通信インタフェースである。ネットワークIF部16は、伝送路信号切替部15と、基地局装置2を含む他の基地局装置、MME51及びS−GW52との通信の中継を行う。
動作制御部11は、無線品質取得部111、経路選択部112、通信処理時間測定部113、ハンドオーバ制御部114、端末管理部115及び経路管理部116を有する。
端末管理部115は、端末装置3からの呼接続要求の入力をベースバンド処理部14から受ける。例えば、端末管理部115は、図4に示す呼接続要求メッセージ210の入力をベースバンド処理部14から取得する。次に、端末管理部115は、端末装置3の端末識別子及び端末位置を取得する。そして、端末管理部115は、図10に示す端末管理テーブル200に端末装置3の端末識別子、端末位置及び端末能力を登録し、経路管理部116に記憶させる。図10は、端末管理テーブルの一例を表す図である。ここで、端末能力は、D2D通信、自基地局折返通信、x2経由通信及びs1経由通信の各通信に端末装置3が対応しているか否かを表す情報である。
さらに、端末管理部115は、呼接続要求メッセージ210に保証レイテンシ212が設定されているか否かを判定する。端末管理部115は、保証レイテンシ212の値の有無により、呼接続要求に保証レイテンシ212が設定されているか否かを判定する。
呼接続要求に保証レイテンシ212が設定されていない場合、端末管理部115は、RRC(Radio Resource Control)接続の処理をベースバンド処理部14に実行させた後、通常の呼処理を行う。
これに対して、呼接続要求に保証レイテンシ212が設定されている場合、端末管理部115は、経路管理部116に記憶させた端末管理テーブル200に保証レイテンシ212の値を登録する。さらに、端末管理部115は、保証レイテンシ212の設定がある旨を経路選択部112に通知する。また、端末管理部115は、発信時刻213の値を通信処理時間測定部113に通知する。
そして、端末管理部115は、RRC接続の接続処理を実行し、端末装置3と基地局装置1とのRRC接続を確立する。その後、端末管理部115は、端末装置3と端末装置4との通信に用いる通信経路の情報の入力を経路選択部112から受ける。通信経路がD2D以外の場合、端末管理部115は、端末装置3の通信における無線リソースを設定し、設定した無線リソースをベースバンド処理部14へ通知するなどの呼処理を実行する。これに対して、通信経路がD2Dの場合、端末管理部115は、経路選択部112により経路の切り替えが通知されるまで待機する。
端末装置3と端末装置4との通信が行われている状態で経路選択部112により経路の切り替えが決定されると、端末管理部115は、経路の切り替えの通知を経路選択部112から受ける。そして、端末管理部115は、その時点でD2D通信が行われている場合、端末装置3と基地局装置1とのRRC接続を確立する。その後、端末管理部115は、無線リソースの設定などの呼処理を実行する。
また、端末管理部115は、ハンドオーバの実行の通知をハンドオーバ制御部114から受ける。そして、端末管理部115は、端末装置3との呼接続を解消する。
無線品質取得部111は、端末装置3の電波品質を含む信号の入力をベースバンド処理部14から受ける。次に、無線品質取得部111は、取得した信号から端末装置3の電波品質の情報を取り出す。そして、無線品質取得部111は、端末装置3の無線品質の情報を経路選択部112及びハンドオーバ制御部114へ出力する。
ハンドオーバ制御部114は、端末装置3の無線品質の情報の入力を無線品質取得部111から受ける。そして、ハンドオーバ制御部114は、無線品質が予め決められた品質を下回った場合、ハンドオーバの実行を決定する。そして、ハンドオーバ制御部114は、端末装置3のハンドオーバの実行をベースバンド処理部14に指示する。さらに、ハンドオーバ制御部114は、ハンドオーバの実行を端末管理部115に通知する。
通信処理時間測定部113は、呼接続要求の発信時刻213を端末管理部115から取得する。その後、s1経由通信が確立されると、通信処理時間測定部113は、s1経由通信における接続時間及びレイテンシを取得する。ここで、接続時間とは通信経路を確立するために掛かる時間である。また、レイテンシは、通信経路が確立された上で、通信を行った場合の遅延時間である。以下では接続時間とレイテンシとをまとめて、「通信処理時間」という場合がある。例えば、通信処理時間測定部113は、端末装置4からの応答をベースバンド処理部14が取得した応答到着時刻を取得する。そして、通信処理時間測定部113は、発信時刻213と到着時刻を用いて通信処理時間を求める。
また、通信処理時間測定部113は、端末装置4からの応答を直接受信して自基地局折返通信における接続時間及びレイテンシを取得する。次に、x2経由通信が確立されると、通信処理時間測定部113は、s2経由通信における接続時間及びレイテンシを取得する。さらに、通信処理時間測定部113は、端末装置3のD2D通信におけるレイテンシ及び接続処理時間をベースバンド処理部14から取得する。
そして、通信処理時間測定部113は、取得したs1経由通信、x2経由通信、自基地局折返通信及びD2D通信の接続時間及びレイテンシを経路管理部116が記憶する端末管理テーブル200に登録する。
通信処理時間測定部113は、現在通信経路がD2D通信以外の通信経路の場合、端末装置3から送信されたメッセージをベースバンド処理部14から取得する。例えば、通信処理時間測定部113は、図7に示すようなフォーマットを有する通常メッセージ240を取得する。そして、通信処理時間測定部113は、通常メッセージ240から発信時刻242の情報を取得する。
その後、通信処理時間測定部113は、端末装置4からの応答を監視する。そして、通信処理時間測定部113は、発信時刻242の情報及び端末装置4からの応答を用いて現在通信経路を用いた通信のレイテンシを求める。その後、通信処理時間測定部113は、現在通信経路のレイテンシを経路管理部116が記憶する端末管理テーブル200に登録する。
また、現在通信経路がD2D通信の経路の場合、通信処理時間測定部113は、例えば、図9のレイテンシ報告のメッセージ260に含まれるレイテンシ261の情報を取得する。そして、通信処理時間測定部113は、現在通信経路であるD2Dのレイテンシ261の値を経路管理部116が記憶する端末管理テーブル200に登録する。
経路選択部112は、保証レイテンシ212の設定がある旨の通知を端末管理部115から受ける。次に、経路選択部112は、端末管理テーブル200を用いて、D2D通信、自基地局折返通信及びx2経由通信のそれぞれの経路の中で端末装置3が接続可能な経路を確認する。この場合、s1経由通信は、接続可能であるものとする。
次に、経路選択部112は、端末装置3と基地局装置1との間のRRC接続の確立後、経路選択部112は、s1経由での通信をベースバンド処理部14に指示する。次に、x2経由通信の経路が接続可能であれば、経路選択部112は、x2経由での通信をベースバンド処理部14に指示する。次に、経路選択部112は、端末装置3と端末装置4との間でD2D通信が可能であれば、経路選択部112は、D2D通信の経路による接続指示の通知をベースバンド処理部14へ出力する。
その後、経路選択部112は、経路管理部116に格納された端末管理テーブル200から接続可能な各通信経路におけるレイテンシ及び接続処理時間を取得する。次に、経路選択部112は、レイテンシと接続処理時間との合計を通信処理時間として求める。そして、経路選択部112は、通信処理時間が最も短くなる経路を選択する。その後、経路選択部112は、選択した経路を端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる通信経路としてベースバンド処理部14に通知する。
ここで、端末装置3と端末装置4との間の通信の経路としてD2D通信の経路を選んだ場合、経路選択部112は、端末装置3に対する図8に示すようなレイテンシ報告要求のメッセージ250をベースバンド処理部14に送信させる。
端末装置3と端末装置4とが現在通信経路を用いた通信を開始後、経路選択部112は、端末装置3の電波品質の入力を無線品質取得部111から受ける。そして、経路選択部112は、電波品質が予め決められた電波品質閾値未満か否かを判定する。電波品質が電波品質閾値未満の場合、経路選択部112は、経路の切り替えの実行を決定する。
また、経路選択部112は、経路管理部116に格納された端末管理テーブル200から現在通信経路を用いた通信のレイテンシを取得する。そして、経路選択部112は、現在通信経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシを超えたか否かを判定する。現在通信経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシを下回った場合、経路選択部112は、経路の切り替えの実行を決定する。
さらに、経路選択部112は、経路管理部116に格納された端末管理テーブル200から端末装置3の端末位置を取得する。そして、経路選択部112は、端末装置3がハンドオーバ直前か否かを判定する。ハンドオーバ直前であれば、経路の切り替えの実行を決定する。
経路の切り替えの実行を決定した場合、経路選択部112は、使用する通信経路の選択を行う。具体的には、経路選択部112は、端末管理テーブル200における各通信経路の通信処理時間、各装置における輻輳状況、端末装置3のサービス種別及び契約情報、並びに、過去の情報を用いて、最もレイテンシが小さいと推定される通信経路を選択する。
次に、経路選択部112は、選択した通信経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシを超えるか否かを判定する。保証レイテンシを超える場合、経路選択部112は、選択した通信経路を用いた通信のレイテンシの保証レイテンシの超過の通知をベースバンド処理部14に指示する。
そして、経路選択部112は、選択した通信経路への切り替えをベースバンド処理部14に通知する。また、経路選択部112は、選択した通信経路の情報を端末管理部115に通知する。ここで、経路選択部112は、切替先の経路としてD2D通信の経路を選んだ場合、s1経由通信及びx2経由通信の経路は通信に用いないため開放する。ただし、経路選択部112は、接続時間短縮のため、s1経由通信及びx2経由通信の経路を開放しなくてもよい。
次に、図3を参照して、端末装置3について説明する。端末装置3は、図3に示すように、動作制御部31、ベースバンド処理部32、無線通信部33、アンテナ34、D2D通信部35及びアンテナ36を有する。
無線通信部33は、アンテナ34を介して基地局装置1から送信された信号を受信する。そして、無線通信部33は、受信した信号に復調処理を施し、その信号をベースバンド処理部32へ出力する。また、無線通信部33は、端末装置3へ送信する信号の入力をベースバンド処理部32から受ける。そして、無線通信部33は、取得した信号に変調処理を施し、その信号をアンテナ34を介して基地局装置1へ送信する。
D2D通信部35は、アンテナ36を介して、端末装置4などとD2D通信を行う。D2D通信部35は、D2D通信で受信した信号に復調処理を施し、その信号をベースバンド処理部32へ出力する。また、D2D通信部35は、ベースバンド処理部32から取得した信号に変調処理を施し、D2D通信により端末装置4へ送信する。
ベースバンド処理部32は、無線通信部33又はD2D通信部35から取得した信号に符号化処理などのベースバンド処理を施し、操作者に提供する。また、ベースバンド処理部32は、動作制御部31から無線リソースの設定の入力を受け、操作者から入力された情報を指定された無線リソースで送信する。
動作制御部31は、無線品質測定部311、呼制御部312及び通信処理時間測定部313を有する。
呼制御部312は、呼の管理を行う。例えば、呼制御部312は、端末装置4に信号を送信するにあたり、ベースバンド処理部32に対して、図4に示す保証レイテンシ212の情報を格納した呼接続要求メッセージ210を基地局装置1へ送信させる。
その後、呼制御部312は、D2D通信の実行の指示をベースバンド処理部32から取得する。そして、ベースバンド処理部32にD2D通信の実行を指示する。その後、呼制御部312は、端末装置4との通信に用いる通信経路の指示をベースバンド処理部32から受ける。そして、呼制御部312は、指定された通信経路を用いた通信を行うようにベースバンド処理部32を制御し、端末装置4と通信を行わせる。
さらに、その後、呼制御部312は、通信経路の切り替えの指示をベースバンド処理部32から取得すると、切替先の経路として指定された通信経路を用いた通信を行うようにベースバンド処理部32を制御し、端末装置4と通信を行わせる。
また、呼制御部312は、通信終了の指示を受けると、接続の切断処理などを行う。
呼制御部312による呼接続要求の送信後、D2D通信の実行の指示を基地局装置1から受信した場合、通信処理時間測定部313は、D2D通信の接続確立後、端末装置4とのD2D通信における接続処理時間及びレイテンシを測定する。そして、通信処理時間測定部313は、D2Dの接続処理時間及びレイテンシの基地局装置1への送信をベースバンド処理部32に行わせる。
その後、端末装置4との通信にD2D通信が選択されると、通信処理時間測定部313は、図8に示すようなレイテンシ報告要求のメッセージ250をベースバンド処理部32から取得する。そして、通信処理時間測定部313は、報告間隔251及び報告回数252にしたがいD2D通信のレイテンシを計測し、図9に示すレイテンシ報告のメッセージ260の基地局装置1への送信をベースバンド処理部32に行わせる。
無線品質測定部311は、D2D通信以外の通信を実行する場合、基地局装置1との電波品質を測定する。また、D2D通信を実行する場合、無線品質測定部311は、端末装置4とのD2D通信における電波品質を測定する。そして、無線品質測定部311は、測定した電波品質の基地局装置1への送信をベースバンド処理部32に行わせる。
次に、図11を参照して、本実施例に係る基地局装置1による呼接続処理の流れについて説明する。図11は、実施例1に係る基地局装置による呼接続処理のフローチャートである。
ベースバンド処理部14は、呼接続要求を端末装置3から受信する(ステップS11)。そして、ベースバンド処理部14は、受信した呼接続要求を端末管理部115へ出力する。
端末管理部115は、呼接続要求の入力をベースバンド処理部14から受ける。端末管理部115は、端末管理テーブル200を作成し経路管理部116に記憶させる。さらに、呼接続要求に保証レイテンシ212が設定されているか否かを判定する(ステップS12)。保証レイテンシ212が設定されていない場合(ステップS12:否定)、端末管理部115は、通常の呼処理を実行する(ステップS13)。
これに対して、保証レイテンシ212が設定されている場合(ステップS12:肯定)、端末管理部115は、保証レイテンシ212を端末管理テーブル200に登録するとともに、保証レイテンシ212の設定がある旨を経路選択部112に通知する。経路選択部112は、保証レイテンシ212の設定がある旨の通知を受けて、端末装置3のD2D、自基地局折返及びx2経由の各経路の接続可否を端末管理テーブル200で確認する(ステップS14)。
次に、経路選択部112は、s1経由での通信経路の確立をベースバンド処理部14に指示する。ベースバンド処理部14は、端末装置3と端末装置4との間でRRC接続及びs1経由でのリンクを確立する。通信処理時間測定部113は、s1経由通信におけるレイテンシと接続処理時間を測定し、測定結果を端末管理テーブル200に登録して経路管理部116に記憶させる(ステップS15)。
次に、通信処理時間測定部113は、自基地局折返通信におけるレイテンシと接続処理時間を測定し、測定結果を端末管理テーブル200に登録して経路管理部116に記憶させる(ステップS16)。
次に、経路選択部112は、x2経由通信が可能か否かを判定する(ステップS17)。x2経由通信が困難な場合(ステップS17:否定)、経路選択部112は、ステップS19へ進む。
これに対して、x2経由通信が可能な場合(ステップS17:肯定)、経路選択部112は、x2経由での通信経路の確立をベースバンド処理部14に指示する。ベースバンド処理部14は、端末装置3と端末装置4との間でx2経由でのリンクを確立する。通信処理時間測定部113は、x2経由通信におけるレイテンシと接続処理時間を測定し、測定結果を端末管理テーブル200に登録して経路管理部116に記憶させる(ステップS18)。
次に、経路選択部112は、D2D通信が可能か否かを判定する(ステップS19)。D2D通信が困難な場合(ステップS19:否定)、経路選択部112は、ステップS21へ進む。
これに対して、D2D通信が可能な場合(ステップS19:肯定)、経路選択部112は、D2Dでの通信経路の確立をベースバンド処理部14に指示する。ベースバンド処理部14は、端末装置3と端末装置4との間でD2Dでのリンクを確立させる。その後、通信処理時間測定部113は、端末装置3から送信されたD2D通信におけるレイテンシと接続処理時間をベースバンド処理部14を介して取得し、取得した情報を端末管理テーブル200に登録して経路管理部116に記憶させる(ステップS20)。
その後、経路選択部112は、端末管理テーブル200から最もレイテンシの短い経路を選択する(ステップS21)。そして、経路選択部112は、選択した経路での端末装置3と端末装置4とが通信の実行をベースバンド処理部14に指示する。ベースバンド処理部14は、選択された経路での端末装置3と端末装置4との通信の実行の指示を、端末装置3、基地局装置2、MME51及びS−GW52に通知する。その後、端末装置3及び端末装置4は、選択された経路を用いて通信を行う。
次に、図12を参照して、基地局装置1による経路切り替え処理の流れについて説明する。図12は、実施例1に係る基地局装置による経路切り替え処理のフローチャートである。
通信処理時間測定部113は、現在通信経路を用いた通信のレイテンシを計測し取得する(ステップS31)。ただし、現在通信経路がD2D通信の経路の場合、通信処理時間測定部113は、端末装置3から送信されたレイテンシを取得する。そして、通信処理時間測定部113は、取得した現在通信経路を用いた通信のレイテンシを端末管理テーブル200に登録する。
経路選択部112は、端末装置3が送信した電波品質の情報を無線品質取得部111から取得する。そして、経路選択部112は、現在通信経路における電波品質が閾値未満か否かを判定する(ステップS32)。電波品質が閾値未満の場合(ステップS32:肯定)、経路選択部112は、ステップS35に進む。
これに対して、電波品質が閾値以上の場合(ステップS32:否定)、経路選択部112は、測定したレイテンシが保証レイテンシ212を超えたか否かを判定する(ステップS33)。測定したレイテンシが保証レイテンシ212を超えた場合(ステップS33:肯定)、経路選択部112は、ステップS35に進む。
これに対して、測定したレイテンシが保証レイテンシ212以下の場合(ステップS33:否定)、経路選択部112は、端末管理テーブル200の端末位置を確認し、端末装置3がハンドオーバの直前か否かを判定する(ステップS34)。端末装置3がハンドオーバの直前でない場合(ステップS34:否定)、経路選択部112は、ステップS32へ戻る。
これに対して、端末装置3がハンドオーバの直前の場合(ステップS34:肯定)、経路選択部112は、ステップS35へ進む。
次に、経路選択部112は、計測結果、輻輳状況、サービス種別、契約情報及び過去の情報を基に、経路の切替先を決定する(ステップS35)。
次に、経路選択部112は、切り替えた経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシ212以下かを判定する(ステップS36)。切り替えた経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシ212より大きい場合(ステップS36:否定)、経路選択部112は、保証レイテンシ212を超える旨の通知をベースバンド処理部14に指示する。ベースバンド処理部14は、保証レイテンシ212を超える旨の通知を端末装置3に送信する(ステップS37)。
これに対して、切り替えた経路を用いた通信のレイテンシが保証レイテンシ212以下の場合(ステップS36:肯定)、経路選択部112は、経路切り替えの指示をベースバンド処理部14に通知する(ステップS38)。ベースバンド処理部14は、指示された通信経路で通信を行う指示を基地局装置2、MME51、S−GW52及び端末装置3に通知する。
その後、端末装置3、端末装置4は、切り替えた経路を用いて通信を行う(ステップS39)。
次に、図13を参照して、本実施例に係る無線通信システム100における呼接続から経路切り替えまでの処理の全体的な流れについて説明する。図13は、実施例1に係る無線通信システムにおける呼接続から経路切り替えまでの処理のシーケンス図である。
端末装置3は、呼接続要求を基地局装置1へ送信する(ステップS101)。ここでは、保証レイテンシ212が50msとして設定された場合で説明する。基地局装置1は、呼接続要求を端末装置3から受信する。基地局装置1及び端末装置3は、RRC接続を確立する(ステップS102)。
基地局装置1は、コアネットワーク5及び基地局装置2を介して、端末装置4とs1経由通信を行う(ステップS103)。次に、基地局装置1は、s1経由通信の接続処理時間及びレイテンシを計測して記憶する(ステップS104)。
次に、基地局装置1は、自基地局折返通信の接続処理時間及びレイテンシを計測して記憶する(ステップS105)。
次に、基地局装置1は、基地局装置2を介して、端末装置4とx2経由通信を行う(ステップS106)。次に、基地局装置1は、x2経由通信の接続処理時間及びレイテンシを計測して記憶する(ステップS107)。
次に、基地局装置1は、端末装置4との間のD2D通信のレイテンシの報告要求を端末装置3へ送信する(ステップS108)。端末装置3は、D2D通信のレイテンシの報告要求を基地局装置1から受信する。
端末装置3は、端末装置4との間でD2D通信を行う(ステップS109)。そして、端末装置3は、D2D通信の接続処理時間及びレイテンシを取得する。次に、端末装置3は、D2D通信の接続処理時間及びレイテンシを基地局装置1に報告する(ステップS110)。
基地局装置1は、端末装置3と端末装置4との間のD2D通信における接続処理時間及びレイテンシの情報を端末装置3から受信する。そして、基地局装置1は、取得したD2D通信の接続処理時間及びレイテンシを記憶する(ステップS111)。一例として、ここでは、D2D通信のレイテンシが5msであり接続処理時間が10msであり、自基地局折返通信のレイテンシが10msであり接続処理時間が20msである場合で説明する。また、x2経由通信のレイテンシが50msであり接続処理時間が50msであり、s1経由通信のレイテンシが100msであり接続処理時間が100msである場合で説明する。そして、基地局装置1は、最もレイテンシと接続処理時間との合計が短いD2D通信を、端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる経路として決定する。
その後、基地局装置1は、指定した報告間隔で現在通信経路による通信であるD2D通信のレイテンシを端末装置3から受信する(ステップS112及びS113)。ここで、基地局装置1は、D2D通信の通信状況が切替条件を充足したことを検出する(ステップS114)。ここでは、基地局装置1は、D2D通信のレイテンシが保証レイテンシ212である50msを超えた場合で説明する。
そして、基地局装置1は、端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる経路を決定する。ここでは、基地局装置1が、端末装置3と端末装置4との間の通信として、D2D通信を除いた状態でレイテンシが最も短い自基地局折返通信を使用することを決定する。基地局装置1は、自基地局折返通信への切り替え指示を端末装置3へ送信する(ステップS115)。さらに、基地局装置1は、自基地局折返通信への切り替え指示をコアネットワーク5の各装置、基地局装置2及び端末装置4へ送信する(ステップS116)。
その後、端末装置3は、基地局装置1を介して端末装置4との間で自基地局折返通信により通信を行う(ステップS117)。
その後、基地局装置1は、現在通信経路による通信である自基地局折返通信のレイテンシを計測する。そして、基地局装置1は、自基地局折返通信の通信状況が切替条件を充足したことを検出する(ステップS118)。
そして、基地局装置1は、自基地局折返通信から切り替えて端末装置3と端末装置4との間の通信に用いる経路を決定する。ここでは、基地局装置1が、端末装置3と端末装置4との間の通信として、D2D通信及び自基地局折返通信を除いた場合の最もレイテンシが短いx2経由通信の使用を決定する。基地局装置1は、x2経由通信への切り替え指示を端末装置3へ送信する(ステップS119)。さらに、基地局装置1は、x2経由通信への切り替え指示をコアネットワーク5の各装置、基地局装置2及び端末装置4へ送信する(ステップS120)。
その後、端末装置3は、基地局装置1及び基地局装置2を介して端末装置4との間でx2経由通信により通信を行う(ステップS121)。
ここで、以上では、基地局装置1は、最初に使用する通信経路をD2D通信、自基地局折返通信、x2経由通信及びs1経由通信の各通信経路の中から通信処理時間などを基に選択したが、最初に使用する通信経路として予めD2D通信を用いると決めてもよい。この場合、基地局装置1は、その後のレイテンシの変化で通信経路の切り替えを決定する。
以上に説明したように、本実施例に係る基地局装置は、端末装置が使用可能な各通信経路のレイテンシを計測し、現在通信経路のレイテンシが保証レイテンシを超えた場合に、よりレイテンシが短い通信経路を選択し端末装置に通信を行わせる。これにより、レイテンシを保証レイテンシ内に抑えることが容易となり、遅延の発生を軽減させつつ通信の継続性を向上させることができる。
次に、実施例2について説明する。本実施例に係る基地局装置1は、呼接続要求の発生以前に予め有線区間の通信のレイテンシを接続することが実施例1と異なる。実施例2に係る基地局装置も図2のブロック図で表される。
経路選択部112は、1秒毎など定期的に以下の処理を行う。経路選択部112は、基地局装置2を含む他の基地局装置に対する呼接続要求の送信をベースバンド処理部14に指示する。次に、基地局装置2を含む他の基地局装置への呼接続要求の送信及びそれに対する応答の受信の完了後、経路選択部112は、S−GW52に対する呼接続要求の送信をベースバンド処理部14に指示する。次に、S−GW52から呼接続要求に対する応答が返ってきた後、経路選択部112は、MME51に対する呼接続要求の送信をベースバンド処理部14に指示する。
各経路を用いた接続を行わせることで、後述するように各経路を用いた通信のレイテンシ及び接続処理時間が登録された図14に示すような事前測定テーブル270が、通信処理時間測定部113により作成され、経路管理部116に記憶される。図14は、事前測定テーブルの一例を表す図である。図14に示すように、事前測定テーブル270には、基地局装置2を含む他の基地局装置との間の通信、S−GW52との間の通信及びMME51との間の通信におけるレイテンシ及び接続処理時間がそれぞれ登録される。図14における基地木局装置#X及び#Yは、基地局装置2を含む他の基地局装置の一例である。
そして、経路選択部112は、呼接続要求を端末装置3から受信した場合、経路管理部116に格納された事前測定テーブル270を参照し、端末装置3と端末装置4とを接続する各経路を用いた通信のレイテンシ及び接続処理時間を取得する。そして、経路選択部112は、取得したレイテンシ及び接続処理時間を端末装置3の端末管理テーブル200に登録する。
さらに、経路選択部112は、D2D通信を端末装置3に行わせ、D2D通信のレイテンシ及び接続処理時間を取得する。その後、経路選択部112は、通信処理時間が最短となる通信経路を端末装置3と端末装置4との通信に使用する通信経路として決定する。
その後、経路選択部112は、通信処理時間測定部113により計測された現在通信経路を用いた通信のレイテンシ及び端末管理テーブル200などを用いて通信経路の切り替えを行う。
通信処理時間測定部113は、呼接続要求の発信からその呼接続要求への応答までを監視し、各経路における接続処理時間及びレイテンシを計測し取得する。そして、通信処理時間測定部113は、図14に示すような計測した時間を登録した事前測定テーブル270を経路管理部116に記憶させる。
次に、図15を参照して、本実施例に係る基地局装置1による通信処理時間の事前測定処理の流れについて説明する。図15は、実施例2に係る無線通信システムにおける事前測定処理のシーケンス図である。基地局装置1は、以下の処理を定期的に繰り返す。
基地局装置1は、呼接続要求を基地局装置2へ送信する(ステップS201)。その後、基地局装置1は、基地局装置2から応答を受信する(ステップS202)。ここで、図15では、基地局装置2との間の呼接続要求の送信及び応答の受信を例示したが、基地局装置1は、他の基地局装置との間でも同様の処理を実行する。そして、基地局装置1は、他の基地局装置との間の通信の接続処理時間及びレイテンシを計測する(ステップS203)。
また、基地局装置1は、呼接続要求をS−GW52へ送信する(ステップS204)。その後、基地局装置1は、S−GW52から応答を受信する(ステップS205)。そして、基地局装置1は、S−GW52との間の通信の接続処理時間及びレイテンシを計測する(ステップS206)。
さらに、基地局装置1は、呼接続要求をMME51へ送信する(ステップS207)。その後、基地局装置1は、MME51から応答を受信する(ステップS208)。そして、基地局装置1は、MME51との間の通信の接続処理時間及びレイテンシを計測する(ステップS209)。
そして、基地局装置1は、事前測定テーブル270に各装置との間の通信のレイテンシ及び接続処理時間を記憶する(ステップS210)。
以上に説明したように、本実施例に係る基地局装置1は、事前に有線区間の通信のレイテンシを計測しておき、予め取得した情報を用いて通信処理時間が最短となる通信経路を選択する。ここで、有線での通信のレイテンシは、無線に比べて比較的安定しているため、事前に測定した値を使用することが可能である。これにより、本実施例に係る基地局装置1は、呼接続要求受信後にs1経由通信及びx2経由通信の接続処理時間及びレイテンシの計測を省略することができ、端末装置が接続する場合の処理時間を短縮することができる。
(ハードウェア構成)
次に、図16を参照して、基地局装置1のハードウェア構成について説明する。図16は、基地局装置のハードウェア構成図である。
図16に示すように、基地局装置1は、アンテナ17、プロセッサ91、メモリ92、RF(Radio Frequency)回路93及びネットワークインタフェース94を有する。プロセッサ91は、アンテナ17、メモリ92、RF回路93及びネットワークインタフェース94とバスで接続される。
RF回路93は、図2に例示した無線通信部12及び無線通信インタフェース部13の機能を実現する。また、ネットワークインタフェース94は、図2に例示したネットワークIF部16の機能を実現する。
メモリ92は、図2に例示した経路管理部116の機能を実現する。また、メモリ92は、図2に例示した動作制御部11、ベースバンド処理部14及び伝送路信号切替部15の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを記憶する。動作制御部11の機能を実現するプログラムには、例えば、図2に例示した、無線品質取得部111、経路選択部112、通信処理時間測定部113、ハンドオーバ制御部114及び端末管理部115の機能を実現するプログラムを含む。
プロセッサ91は、メモリ92に格納された各種プログラムを読み出し、メモリ92上に展開して実行することで、図2に例示した動作制御部11、ベースバンド処理部14及び伝送路信号切替部15の機能を実現する。プロセッサ91は、動作制御部11の機能として、例えば、図2に例示した、無線品質取得部111、経路選択部112、通信処理時間測定部113、ハンドオーバ制御部114及び端末管理部115の機能を実現する。
次に、図17を参照して、端末装置3のハードウェア構成について説明する。図17は、端末装置のハードウェア構成図である。
図17に示すように、端末装置3は、プロセッサ95、メモリ96、RF回路97及びアンテナ98を有する。プロセッサ95は、メモリ96、RF回路97及びアンテナ98とバスで接続される。RF回路97は、図3に例示した無線通信部33及びD2D通信部35の機能を実現する。また、アンテナ98は、図3に例示したアンテナ34及び36にあたる。
メモリ96は、図3に例示した動作制御部31及びベースバンド処理部32の機能を実現するためのプログラムを含む各種プログラムを記憶する。例えば、メモリ96は、動作制御部31の機能を実現するプログラムとして、無線品質測定部311、呼制御部312及び通信処理時間測定部313の機能を実現するプログラムを記憶する。
プロセッサ95は、メモリ96に格納された各種プログラムを読み出し、メモリ96上に展開して実行することで、図3に例示した動作制御部31及びベースバンド処理部32の機能を実現する。例えば、プロセッサ95は、動作制御部31の機能を実現するプログラムとして、無線品質測定部311、呼制御部312及び通信処理時間測定部313の機能を実現する。
1,2 基地局装置
3,4 端末装置
5 コアネットワーク
10,20 セル
11 動作制御部
12 無線通信部
13 無線通信インタフェース部
14 ベースバンド処理部
15 伝送路信号切替部
16 ネットワークIF部
17 アンテナ
31 動作制御部
32 ベースバンド処理部
33 無線通信部
34 アンテナ
35 D2D通信部
36 アンテナ
51 MME
52 S−GW
100 無線通信システム
111 無線品質取得部
112 経路選択部
113 通信処理時間測定部
114 ハンドオーバ制御部
115 端末管理部
116 経路管理部
311 無線品質測定部
312 呼制御部
313 通信処理時間測定部

Claims (8)

  1. 第1端末装置と第2端末装置とを接続する複数の経路のうち、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の通信に用いられる通信経路における通信処理時間を測定する測定部と、
    前記通信経路を切り替えた場合に前記測定部により測定された前記通信処理時間を基に前記通信経路を選択し、選択した前記通信経路の前記測定部により測定された通信処理時間を基に、前記通信経路を他の経路に切り替える接続管理部と
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記接続管理部は、前記第1端末装置が他の装置を介さずに前記第2端末装置)と接続した場合の端末間通信処理時間を前記第1端末装置から取得し、前記測定部により測定された前記通信処理時間及び取得した前記端末間通信処理時間を基に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の前記通信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記測定部は、通信処理時間として、接続処理時間及びレイテンシを測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 前記測定部は、自装置を介して前記第1端末装置と前記第2端末装置とを接続する経路で通信した場合のレイテンシ、他の基地局装置を介して前記第1端末装置と前記第2端末装置とを接続する経路で通信した場合のレイテンシ、及び、コアネットワークを介して前記第1端末装置と前記第2端末装置とを接続した経路で通信した場合のレイテンシを測定することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記測定部は、自装置と他の基地局装置及びコアネットワークに配置された装置との間の通信の有線経路通信処理時間を予め定期的に測定し、
    前記接続管理部は、前記測定部により予め測定した前記有線経路通信処理時間を基に、前記通信経路の選択及び切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基地局装置。
  6. 前記接続管理部は、前記通信経路を用いた通信のレイテンシが第1閾値を上回った場合、又は、前記通信経路における電波品質が第2閾値を下回った場合、前記通信経路を前記他の経路へ切り替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基地局装置。
  7. 第1端末装置、第2端末装置及び基地局装置を有する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    第1端末装置と第2端末装置とを接続する複数の経路のうち、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間の通信に用いられる通信経路における通信処理時間を測定する測定部と、
    前記通信経路を切り替えた場合に前記測定部により測定された前記通信処理時間を基に前記通信経路を選択し、選択した前記通信経路の前記測定部により測定された通信処理時間を基に、前記通信経路を他の経路に切り替える接続管理部とを備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 第1端末装置と第2端末装置とを接続する複数の経路のそれぞれの通信処理時間を測定し、
    測定した前記通信処理時間を基に複数の前記経路の中から通信経路を選択し、
    前記通信経路を用いて前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で通信を行わせ、
    前記通信経路の通信処理時間を測定し、
    測定した前記通信経路の通信処理時間を基に、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で通信を行わせる経路を複数の前記経路の中の他の経路に切り替える
    ことを特徴とする通信経路切替方法。
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