JP2014116703A - 通信システム、通信装置および回線選択制御方法 - Google Patents

通信システム、通信装置および回線選択制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モバイルネットワークと直接無線接続できる移動局を他の移動局を通して別のモバイルネットワークにも接続可能である場合に適切な回線選択を可能にする。
【解決手段】少なくとも1つの第1のネットワーク(30)に接続可能な第1の移動局(10)と、第2のネットワーク(40)に接続可能な第2の移動局(20)と、を有し、第1の移動局が第2の移動局を介して第2のネットワークに接続する機能を有し、第1の移動局が接続するネットワークは第1の移動局と第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択される。
【選択図】図2

Description

本発明は無線通信システムに係り、特に移動局をネットワークに接続するための通信制御技術に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)等の機能を有する多機能携帯端末(スマートフォン)やモバイルルータなどの移動局が急速に普及しつつある。このような移動局は、モバイルサービスプロバイダ等が提供するモバイルネットワークに接続すると共に、無線LAN等を通して他の無線端末や公衆無線LANにも接続することができ、ブリッジあるいはルータとして動作することで、他の無線端末に対してモバイルネットワークを介した通信サービスの提供が可能となっている。
たとえば特許文献1には、上述したような移動局を経由して無線端末をモバイルネットワークに接続する方法として、複数の移動局を設け、最も良好な無線接続を提供する移動局を用いて無線端末の無線接続を確立する方法が開示されている。
国際公開第03/039178号
しかしながら、近年のスマートフォン等の普及に伴い、特許文献1に記載された無線端末自体が別のモバイルネットワークに接続可能な移動局である可能性がある。このような移動局(以下、第1の移動局という。)は、当該ユーザが加入しているモバイルネットワークを経由した第1経路と、上記ブリッジ/ルータ動作する移動局(以下、第2の移動局という。)が加入するモバイルネットワークを経由した第2経路の両方を利用することが可能となる。このような環境では、いずれの経路が効率的であるかを判断することが望ましい。特に第1の移動局が第2経路を優先的に選択するように設定されている場合、第2経路の状況も鑑みて経路利用を判断する必要がある。しかしながら、第2経路には第1の移動局と第2の移動局との間の無線LAN回線が含まれるために、この無線LAN回線の状況により適切な回線選択ができない場合がある。
そこで、本発明の目的は、モバイルネットワークと直接無線接続できる移動局を他の移動局を通して別のモバイルネットワークにも接続可能である場合に適切な回線選択が可能となる通信システム、通信装置および回線選択制御方法を提供することにある。
本発明による通信システムは、複数のネットワークを含む通信システムであって、
少なくとも1つの第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と、第2のネットワークに接続可能な第2の移動局と、を有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有し、前記第1の移動局が接続するネットワークは前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択されることを特徴とする。
本発明によるネットワーク接続制御方法は、第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と第2のネットワークに接続可能な第2の移動局とを有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有する通信システムにおける回線選択制御方法であって、前記第1の移動局が接続するネットワークを前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択することを特徴とする。
本発明による通信装置は、第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第2のネットワークに接続可能であり前記移動局を前記第2のネットワークに接続させる機能を有する通信装置であって、前記移動局が接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線選択制御手段を有することを特徴とする。
本発明による通信装置は、第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第2のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第1のネットワークに接続可能であり前記移動局と無線通信可能な通信装置であって、接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、移動局が他の移動局を介して別のネットワークへ接続する際に、移動局と他の移動局との間の無線品質に基づいて回線を選択することにより適切な回線選択が可能となる。
図1は本発明の一実施形態による通信システムの概略的構成を示すネットワーク図である。 図2は本実施形態による通信システムにおける通信制御シーケンス図である。 図3は本実施形態による回線選択制御方法を示すフローチャートである。 図4は本実施形態における第1の移動局の概略的構成を示すブロック図である。 図5は本実施形態における第2の移動局の概略的構成を示すブロック図である。 図6は本発明の第1実施例による通信システムにおける通信制御シーケンス図である。 図7は第1実施例における第1の移動局の通信制御を示すフローチャートである。 図8は第1実施例における第2の移動局の通信制御を示すフローチャートである。 図9は第1実施例における第1の移動局の一例を示すブロック図である。 図10は第1実施例における第2の移動局の一例を示すブロック図である。 図11は本発明の第2実施例による通信システムにおける通信制御シーケンス図である。 図12は第2実施例における第1の移動局の通信制御を示すフローチャートである。 図13は本発明の第3実施例による通信システムにおける通信制御シーケンス図である。 図14は第3実施例における第2の移動局の通信制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態および実施例について詳細に説明する。
1.一実施形態
1.1)システム構成
図1に示すように、本発明の一実施形態による通信システムは、モバイルネットワーク30および無線LAN50に無線接続可能な移動局10と、モバイルネットワーク40に無線接続可能な移動局20とを有し、移動局10および20がモバイルネットワーク30、40および無線LAN50をそれぞれ介して外部ネットワーク60と通信可能である。
モバイルネットワーク30、モバイルネットワーク40および無線LAN50は、通信事業者(モバイルオペレータ、ワイヤレスサービスプロバイダ)により提供されるセルラネットワークや公衆無線LANなどである。典型的には、モバイルネットワーク40は、モバイルネットワーク30および無線LAN50に接続可能な移動局10が直接的にアクセスできないネットワークである。たとえば、モバイルネットワーク30とモバイルネットワーク40とが、異なる通信事業者によって運用される場合には移動局10はモバイルネットワーク40に直接アクセスできない。また、モバイルネットワークオペレータはMVNO(Mobile Virtual Network Operator)であれば、サービス利用契約上の制限によって、移動局10はモバイルネットワーク40にアクセスできない。
また、他の例として、モバイルネットワーク30とモバイルネットワーク40とが同一あるいは異なる通信事業者によって運用される異なるセルラ無線システムである場合も、一般的に異なる無線アクセス技術あるいは異なるNASプロトコルのサポートを移動局に要求するので、技術的な制約によって移動局10はモバイルネットワーク40にアクセスできない。さらに、異なる認証が必要な場合にも、移動局10はモバイルネットワーク40に直接アクセスできない。たとえば、同じ通信事業者であっても、以前は別の事業者であったために認証が異なる場合である。あるいは異なる無線システムで異なる認証が必要である場合、契約が異なるために移動局10はモバイルネットワーク40に直接アクセスできない。あるいは移動局10と移動局20がそれぞれサポートする周波数が異なる場合も同様に移動局10はモバイルネットワーク40に直接アクセスできない。
外部ネットワーク50は、モバイルネットワーク30、40あるいは無線LAN50を介して移動局10または20が通信可能なネットワークである。外部ネットワーク60は、例えばパケットデータネットワーク、IP(Internet Protocol)ネットワーク、インターネット、あるいは他のモバイルネットワークである。移動局10と通信するエンドノードは、例えば外部ネットワーク50に接続されたサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータあるいは移動局であってもよい。また、当該エンドノードは、モバイルネットワーク30または40に接続する他の移動局であってもよい。なお、移動局10とエンドノードとの通信は、例えばインターネットアクセス、VoIP(Voice over IP)コール、ボイスチャット、ビデオチャット、ビデオストリーミングまたはオンラインゲーム等であるが、これらに限定されない。
移動局10と移動局20とは相互に無線通信可能である。たとえば、IEEE 802.11シリーズ準拠の無線LANあるいはIEEE 802.15シリーズ準拠の無線PAN(e.g. Bluetooth(登録商標))などの無線アクセス技術によって、移動局10と移動局20との無線接続を確立することができる。また、移動局10が無線LAN端末で、モバイルネットワーク30が公衆無線LANであってもよい。
移動局20は、移動局10のデータを転送するためにブリッジ/ルータとして動作する。移動局10と移動局20との間の無線接続と、移動局20とモバイルネットワーク40との間の無線接続とは、同一あるいは異なる無線アクセス技術を用いることができる。移動局20は、例えばモバイルルータ、又はテザリング機能を有するスマートフォンなどであり、モバイルネットワーク40との接続と移動局10との接続を同時に確立することができる。すなわち、テザリング機能を有するスマートフォンとしての移動局20はセルラネットワークの無線アクセス技術によってモバイルネットワーク40の基地局BSとの無線接続を確立し、モバイルルータとしての移動局20は無線LANや無線PANの無線アクセス技術によって移動局10との無線接続を確立する。
上述したように、移動局10は移動局20を介してモバイルネットワーク40に接続可能であるが、本実施形態によれば、次に述べるように、移動局10と移動局20との間の無線LAN接続の無線品質をモニタし、その無線品質に基づいて移動局10の接続回線が選択される。なお、この回線選択は、移動局10あるいは移動局20のいずれかで実行することができる。以下、移動局10が選択するネットワークとして、モバイルネットワーク30あるいはモバイルネットワーク40を例示するが、無線LAN50が加わった複数ネットワークからの選択であっても同様の選択制御が行われる。
1.2)回線選択制御
図2および図3に示すように、移動局10と移動局20との間の無線品質を測定し(動作S1)、測定された無線品質に基づいて移動局10の回線を選択する(動作S2)。すなわち、無線LANの無線品質が良好であれば、移動局10が接続するネットワークとしてモバイルネットワーク40が選択され(動作S3)、無線LANの無線品質が劣化していればモバイルネットワーク30が選択される(動作S4)。また、無線LAN50を含む場合、ビーコン等の受信品質が良好であれば無線LAN50を選択してもよい(動作S5)。回線選択には、無線LANの無線品質とモバイルネットワークの通信品質の両方を考慮することもできる。
無線LANの品質推定は、たとえば次のように行う。移動局20が移動局10に対してプローブ等の信号を所定回数送信し、それに対する移動局10からの応答回数が所定数以下(成功率が所定値以下)であれば、無線LANが混雑して無線品質が劣化していると判断できる。移動局10が移動局20に対してプローブ等の信号を送信する場合も同様である。あるいは、移動局10あるいは移動局20が周辺のアクセスポイント(AP)をモニタし、それらの識別子SSID(Service Set Identifier)の個数が所定数以上であれば、同様に無線品質が劣化していると推定することが可能である。その際、アクセスポイントからのビーコンの受信電力が所定レベル以上のアクセスポイントのみをカウントすることが望ましい。
1.3)効果
上述したように、本発明の一実施形態によれば、移動局10と移動局20との間の無線品質に基づいて移動局10の接続回線が選択される。これにより、効率的な回線選択が可能になると共に、サービス開始前に適切な回線を選択することができるので迅速で信頼性の高いサービス提供も可能となる。
2.装置構成
以下、図4および図5を参照しながら、上述した移動局10および移動局20の概略的構成について説明する。
2.1)移動局10(第1の移動局)
図4において、移動局10は複数の無線アクセス方式をサポートしたスマートフォン等のマルチモード端末である。移動局10の無線通信部101は所定の無線アクセス方式(例えばURAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)、E-UTRAN(Evolved UTRAN)、GERAN(GSM EDGE Radio Access. Network)、又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等)によってモバイルネットワーク30の基地局BSに無線接続することで、モバイルネットワーク30を経由してエンドノードと通信することができる。また、無線LAN方式によって無線LAN50を経由してエンドノードと通信することもできる。さらに、無線通信部101は、上述した無線LANあるいは無線PAN等の無線アクセス方式によって移動局20に無線接続し、移動局20およびモバイルネットワーク40を経由してエンドノードと通信することができる。
移動局10は、さらに、受信データ処理部102、データ制御部103、送信データ処理部104および回線制御部105を有する。受信データ処理部102および送信データ処理部104は、回線制御部105による制御に従ってモバイルネットワーク30あるいは無線LAN50あるいは移動局20との間で送受信されるデータの処理を行い、データ制御部103は受信データに応じた送信データ処理部104の制御等を実行する。
回線制御部105は、移動局20からの回線選択結果に従って、モバイルネットワーク30の回線あるいは無線LAN50の回線あるいは移動局20を介したモバイルネットワーク40の回線のいずれかを使用回線として決定する。回線制御部105は、移動局20が回線を選択するために、モバイルネットワーク30および無線LAN50の無線品質を測定して移動局20へ通知することもできる。さらに、後述するように、回線制御部105は、移動局20との間の無線LAN回線の品質を測定し、その測定結果に基づいて自局の利用回線を決定することもできる。
2.2)移動局20(第2の移動局)
図5において、移動局20は、既に述べたように、例えばテザリング機能を有するスマートフォンやWiFiルータ等のモバイルルータであり、移動局10とモバイルネットワーク40との間で送受信データの転送制御を行う。下位無線リンク通信部201は上述した無線LANあるいは無線PAN等の無線アクセス方式によって移動局10に無線接続し、送信データ処理部202からの送信データを移動局10へ送信し、また移動局10から受信したデータを受信データ処理部203へ出力する。上位無線リンク通信部204は、上述した移動局10と同一あるいは異なる無線アクセス方式によってモバイルネットワーク40の基地局に無線接続し、モバイルネットワーク40と通信することができる。
回線選択制御部205は、移動局10との間の無線LAN回線の品質を測定し、その測定結果に基づいて移動局10の利用回線を選択することができる。あるいは、移動局10から受信したモバイルネットワーク30の品質とモバイルネットワーク40の回線品質の両方を考慮して、移動局10の利用回線を選択することもできる。
以下、上述した本発明の実施形態を適用した通信システムの回線選択制御方法について図面を参照しながら詳細に説明する。
3.第1実施例
本発明の第1実施例によれば、移動局20が移動局10との間の無線LANの品質を推定し、その推定値に基づいて移動局10の回線選択制御を実行する。以下、図6〜図10を参照しながら、第1実施例によるシステム動作と、移動局10および移動局20の具体例について説明する。
3.1)システム動作
図6において、移動局20が無線LANの品質を推定し(動作S301)、移動局10により使用される回線を選択する(動作S302)。移動局20は定期的に無線LANの品質を推定することができる。あるいは、移動局10が回線選択制御要求を送信し、それに応じて移動局20が無線LAN品質を推定してもよい(動作S301a)。また、回線選択制御要求は無線LANを通して受信してもよいし、別の無線インタフェース(たとえば、Bluetooth(登録商標))を通して受信してもよい。
無線LAN接続の品質は、上述したように、移動局20が移動局10に対してプローブ等の信号を所定回数送信し、それに対する移動局10からの応答回数によって測定できる。すなわち、応答回数が所定数以下(成功率が所定値以下)であれば、無線品質が劣化していると判断する。あるいは、移動局20が周辺のアクセスポイント(AP)をモニタし、それらの識別子SSID(Service Set Identifier)の個数が所定数以上であれば、無線LANが混雑して無線品質が劣化していると推定することも可能である。その際、アクセスポイントからのビーコンの受信電力も考慮することが望ましい。
移動局20が無線LAN接続の品質に基づいて回線の選択を行うと(動作S302)、その選択結果を移動局10へ送信してもよい(動作S302a)。移動局10が無線LAN回線を優先的に選択するように設定されていれば、移動局20が無線LAN機能をオン/オフするだけで移動局10に自動で回線を選択させることができる。たとえば、移動局20の無線LAN機能をオンにすれば、移動局10は優先的にモバイルネットワーク40を選択し(動作S303)、無線LAN機能をオフにすれば、移動局10はモバイルネットワーク30を選択する(動作304)。また、無線LAN50を含む場合、ビーコン等の受信品質が良好であれば無線LAN50を選択することもできる。選択結果が移動局10へ送信される場合には、その選択結果に従って移動局10がモバイルネットワーク40あるいはモバイルネットワーク30を選択する(動作S303、S304)。
上述したシステムシーケンスにおいて、移動局10が回線選択制御要求を移動局20へ送信し(動作301a)、その応答として移動局20が回線選択結果を移動局10へ送信する(動作S302a)ことで、移動局10と移動局20との間で動作の同期を容易にとることができる。また、動作S301aおよび302aを実行せずに無線LAN機能のオン/オフにより回線選択を行う場合は、移動局間で回線選択制御要求や回線選択結果を送受信する必要がないので、無線LANのトラフィックを軽減することができる。
以下、移動局10の動作では移動局間で回線選択制御要求や回線選択結果を送受信する例を、移動局20の動作では回線選択制御要求や回線選択結果を送受信しない例をそれぞれ説明する。
3.2)移動局の制御動作
図7に示すように、移動局10がアプリケーションの起動などによりネットワーク接続要求を開始すると(動作S311;YES)、回線制御部105は送信データ処理部104を制御し、回線選択制御要求を無線通信部101から移動局20へ送信する(動作S312)。続いて、移動局20から回線選択結果を受信すると(動作313;YES)、回線制御部105は回線選択結果に従って接続する回線を決定する(動作S314)。すなわち、モバイルネットワーク40が選択されている場合には(動作S314;YES)、回線制御部105は移動局20との間の無線LNA接続を通してモバイルネットワーク40に接続し(動作S315)、モバイルネットワーク40が選択されていなければ(動作S314;NO)、回線制御部105は無線通信部101をモバイルネットワーク30の基地局に接続する(動作S316)。なお、回線選択結果が受信されない場合も(動作S313;NO)、回線制御部105は無線通信部101をモバイルネットワーク30の基地局に接続する(動作S316)。また、動作S316において、無線LAN50を含む場合には、ビーコン等の受信品質が良好であれば無線LAN50を選択してもよい。
なお、上述したように、回線制御部105は、動作S312および313を実行することなく、無線LANに接続可能か否かを判断し、接続可能であればモバイルネットワーク40に接続し(動作S315)、接続できなければ無線LAN50あるいはモバイルネットワーク30の基地局に接続する(動作S316)ように制御してもよい。
図8に示すように、移動局20の回線選択制御部205は定期的に回線選択制御を起動し(動作S321;YES)、上述した方法により無線LANの品質を推定する(動作S322)。無線LANの品質が所定値以上に良好であれば(動作S323;YES)、回線選択制御部205は移動局10との無線LAN回線をオンにして移動局10をモバイルネットワーク40に接続可能にする(動作S324)。無線LANの品質が所定値より劣化していれば(動作S323;NO)、回線選択制御部205は移動局10との無線LAN回線をオフにする(動作S325)。これにより、結果的に移動局10はモバイルネットワーク30の回線を選択することになる。
なお、上述したように、回線選択制御部205は移動局10からの回線選択制御要求に応じて回線選択制御を起動し(動作S321;YES)、無線LAN品質に従って判断した回線選択結果を移動局10へ送信してもよい。また、本実施例では、ネットワーク30および40における回線選択を説明したが、図2でも説明したように、ネットワーク30の代わりに無線LAN50を用いてもよいし、ネットワーク30、40および無線LAN50の間で回線選択を行ってもよい。
3.3)移動局の構成例
上述した移動局10および20のそれぞれの制御動作は、各移動局に搭載されたプロセッサ(コンピュータ)上でプログラムを実行することにより実現することもできる。以下、ソフトウエアによる実装例を簡単に説明する。
図9に示すように、移動局10は、図3における無線通信部101として、セルラ無線送受信器111、無線LAN送受信器112およびベースバンドプロセッサ113を含む。また、入力デバイスおよび出力デバイスの具体例としてのマイクロフォン115、スピーカ116、タッチパネル117およびディスプレイ118を含む。アプリケーションプロセッサ114は、不揮発性記憶部119から読み出されたシステムソフトウェアプログラム(OS(Operating System))、回線制御アプリケーションおよび各種アプリケーションプログラム(例えば、ウェブブラウザ、メーラ)を実行することによって移動局10の各種機能を実現する。
不揮発性記憶部119は、例えばフラッシュメモリやハードディスクドライブ等である。アプリケーションプロセッサ114が回線制御アプリケーションを実行することにより、上述した回線制御部105の機能が実現される。なお、移動局10の回線制御部105は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体装置により実現されてもよい。
図10に示すように、移動局20は、図4における上位無線リンク通信部204および下位無線リンク通信部201として、セルラ無線送受信器211、無線LAN送受信器212およびベースバンドプロセッサ213を含む。また、入力デバイスおよび出力デバイスの具体例としてのマイクロフォン215、スピーカ216、タッチパネル217およびディスプレイ218を含む。アプリケーションプロセッサ214は、不揮発性記憶部219から読み出されたシステムソフトウェアプログラム(OS(Operating System))、回線選択制御アプリケーションおよび各種アプリケーションプログラム(例えば、ウェブブラウザ、メーラ)を実行することによって移動局20のテザリング機能を含む各種機能を実現する。
不揮発性記憶部219は、例えばフラッシュメモリやハードディスクドライブ等である。アプリケーションプロセッサ214が回線選択制御アプリケーションを実行することにより、上述した回線選択制御部205の機能が実現される。また、不揮発性記憶部219あるいは別の不揮発性記憶部220に、自局で測定された回線情報および移動局10から受信した回線情報を格納し、上述した回線選択制御プロセスにおいて利用することもできる。なお、移動局20の回線選択制御部205は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体装置により実現されてもよい。
上述した移動局10および20における各種プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
4.第2実施例
本発明の第2実施例によれば、移動局10が自局のネットワーク接続要求に対して自局で回線選択制御を実行する。以下、図11および図12を参照しながら、第2実施例によるシステム動作と移動局10の動作について説明する。
図11において、アプリケーションの起動などネットワーク接続を要求する場合(動作S401)、移動局10が無線LANの無線品質を推定し(動作S402)、その品質推定値に従って自局が使用する回線を選択し(動作S403)、モバイルネットワーク30あるいは40に接続する(動作S404、S405)。また、動作S405において、無線LAN50を含む場合には、図2で説明したように、ビーコン等の受信品質が良好であれば無線LAN50を選択することもできる。無線LANの無線品質は、上述したように、移動局10が移動局20に対してプローブ等の信号を所定回数送信し、それに対する移動局10からの応答回数によって測定できる。すなわち、応答回数が所定数以下(成功率が所定値以下)であれば、無線品質が劣化していると判断する。
図12において、移動局10がネットワーク接続要求をしようとする時(動作S411)、回線制御部105は上述した方法により無線LANの品質を推定する(動作S412)、無線LAN品質推定値が所定値以上に良好であれば(動作S413;YES)、回線制御部105はモバイルネットワーク40に接続し(動作S414)、無線LAN品質推定値が所定値より劣化していれば(動作S413;NO)、回線制御部105はモバイルネットワーク30に接続する(動作S415)。なお、移動局20は常に無線LANをオンにしておけばよい。
このように、本発明の第2実施例によれば、移動局10が自局のネットワーク接続要求に対して自局でモバイルネットワークの回線選択制御を実行するので、信号トラフィックを軽減することができる。また、本実施例では、ネットワーク30および40における回線選択を説明したが、図2でも説明したように、ネットワーク30の代わりに無線LAN50を用いてもよいし、ネットワーク30、40および無線LAN50の間で回線選択を行ってもよい。
5.第3実施例
本発明の第3実施例によれば、移動局20が移動局10との間の無線LANの無線品質だけでなくモバイルネットワークの通信品質も考慮して移動局10の回線選択制御を実行する。以下、図13および図14を参照しながら、第3実施例によるシステム動作と移動局20の具体例について説明する。
5.1)システム動作
図13において、移動局20は、モバイルネットワーク30およびモバイルネットワーク40の通信品質を測定し(動作S501)、更に上述した方法により無線LANの無線品質を推定する(動作S502)。移動局20はこれらの品質情報に基づいて移動局10により使用される回線を選択する(動作S503)。移動局20は定期的に無線LANおよびモバイルネットワークの通信品質を推定してもよいし、移動局10からの回線選択制御要求(動作S501a)に応じてこれらの通信品質を測定してもよい。なお、回線選択制御要求は無線LANを通して送信してもよいし、別の無線インタフェース(たとえば、Bluetooth(登録商標))を通して送信してもよい。
なお、モバイルネットワークの通信品質の測定(動作S501)に関しては、移動局10および移動局20がそれぞれのモバイルネットワーク30および40の通信品質を測定し、相互に通知することで共有してもよい。あるいは、移動局20がモバイルネットワーク30の一部の周波数帯の通信品質を測定し、移動局10が残りの周波数帯の通信品質を測定することも可能である。なお、移動局10と移動局20とが連携して通信品質情報を収集する場合には、移動局10が回線選択制御要求(動作S501a)と共にモバイルネットワーク30の通信品質情報を移動局20へ送信してもよい。
移動局20が無線LANの無線品質およびモバイルネットワークの通信品質に基づいて回線の選択を行い(動作S503)、その選択結果を移動局10へ送信してもよい(動作S503a)。移動局10が無線LAN側の回線を優先的に選択するように設定されていれば、選択結果を送信する移動局20が無線LAN機能をオン/オフするだけで移動局10に自動で回線を選択させることができる。たとえば、移動局20の無線LAN機能をオンにすれば、移動局10は優先的にモバイルネットワーク40を選択し(動作S504)、無線LAN機能をオフにすれば、移動局10はモバイルネットワーク30を選択する(動作505)。選択結果が移動局10へ送信される場合には、その選択結果に従って移動局10がモバイルネットワーク40あるいはモバイルネットワーク30を選択する(動作S504、S505)。また、動作S405において、無線LAN50を含む場合には、図2で説明したように、ビーコン等の受信品質が良好であれば無線LAN50を選択することもできる。
無線LANの無線品質およびモバイルネットワークの通信品質に基づく回線選択は、たとえば次のように実行される。
a)モバイルネットワーク30および40の通信品質が共に所定値以上に良好であれば、無線LANの無線品質に依存して回線を選択する。たとえば、無線LANの無線品質が所定値より劣化していればモバイルネットワーク30を選択し、無線LANの無線品質が所定値以上に良好であればモバイルネットワーク40を選択する。
b)モバイルネットワーク40の通信品質が所定値より劣化していれば、無線LANの無線品質に拘わらず、モバイルネットワーク30を選択する。
c)モバイルネットワーク30の通信品質が所定値より劣化していれば、無線LANの無線品質およびモバイルネットワーク40の通信品質に依存して回線を選択する。たとえば、無線LANの無線品質が所定値以上に良好でモバイルネットワーク40の通信品質も良好であれば、モバイルネットワーク40を選択し、無線LANの無線品質が所定値以上に良好でモバイルネットワーク40の通信品質が所定値より劣化していれば、モバイルネットワーク40を選択し、無線LANの無線品質が所定値より劣化しておりモバイルネットワーク40の通信品質が所定値以上に良好であれば、モバイルネットワーク40を選択し、無線LANの無線品質が所定値より劣化しておりモバイルネットワーク40の通信品質も所定値より劣化していれば、モバイルネットワーク30を選択する。
上述したシステムシーケンスにおいて、移動局20がモバイルネットワーク30の品質も取得する場合、移動局10に特別な動作はないので、以下移動局20の動作について説明する。
5.2)移動局の制御動作
図14に示すように、移動局20の回線選択制御部205は定期的に回線選択制御を起動し(動作S521;YES)、モバイルネットワーク30および40の通信品質の測定および無線LANの無線品質の推定を行う(動作S522、S523)。なお、モバイルネットワーク30の通信品質を移動局10から取得する場合には、移動局10との情報交換が必要である。また、モバイルネットワーク30および40の通信品質の測定(動作S522)と無線LANの無線品質の推定(動作S523)との順序は問わない。
無線LANの無線品質が所定値以上に良好であれば(動作S524;YES)、回線選択制御部205は移動局10との無線LAN回線をオンにして移動局10をモバイルネットワーク40に接続可能にする(動作S525)。無線LANの品質が所定値より劣化していれば(動作S524;NO)、回線選択制御部205は移動局10との無線LAN回線をオフにする(動作S526)。これにより、結果的に移動局10はモバイルネットワーク30の回線あるいは無線LAN50の回線を選択することになる。
なお、上述したように、回線選択制御部205は移動局10からの回線選択制御要求に応じて回線選択制御を起動し(動作S521;YES)、モバイルネットワーク30および40の通信品質および無線LANの無線品質に従って判断した回線選択結果を移動局10へ送信してもよい。また、本実施例では、ネットワーク30および40における回線選択を説明したが、図2でも説明したように、ネットワーク30の代わりに無線LAN50を用いてもよいし、ネットワーク30、40および無線LAN50の間で回線選択を行ってもよい。
6.付記
上述した実施形態および実施例の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
複数のネットワークを含む通信システムであって、
少なくとも1つの第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と、第2のネットワークに接続可能な第2の移動局と、を有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有し、
前記第1の移動局が接続するネットワークは前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択されることを特徴とする通信システム。
(付記2)
前記無線品質が所定値以上の場合、前記第1の移動局は前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記第1の移動局は前記接続可能な第1のネットワークに接続する、ことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記第1の移動局が接続するネットワークは、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択されることを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)
前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記第1の移動局が接続するネットワークは前記無線品質に依存して選択されることを特徴とする付記3に記載の通信システム。
(付記5)
前記無線品質は、前記第1の移動局と前記第2の移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする付記1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記送受信成功率は、前記第1の移動局および前記第2の移動局の一方から他方へ送信された所定数の所定信号に対する他方からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記7)
前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局の周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする付記1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記8)
前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする付記7に記載の通信システム。
(付記9)
前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記7または8に記載の通信システム。
(付記10)
前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局のいずれかにより推定されることを特徴とする付記1−9のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記11)
前記第1のネットワークが選択される場合、前記第2の移動局は前記第1の移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする付記1−10のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記12)
第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と第2のネットワークに接続可能な第2の移動局とを有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有する通信システムにおける回線選択制御方法であって、
前記第1の移動局が接続するネットワークを前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択することを特徴とする回線選択制御方法。
(付記13)
前記無線品質が所定値以上の場合、前記第1の移動局は前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記第1の移動局は前記接続可能な第1のネットワークに接続する、ことを特徴とする付記12に記載の回線選択制御方法。
(付記14)
前記第1の移動局が接続するネットワークは、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択されることを特徴とする付記12または13に記載の回線選択制御方法。
(付記15)
前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記第1の移動局が接続するネットワークは前記無線品質に依存して選択されることを特徴とする付記14に記載の回線選択制御方法。
(付記16)
前記無線品質は、前記第1の移動局と前記第2の移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする付記12−15のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
(付記17)
前記送受信成功率は、前記第1の移動局および前記第2の移動局の一方から他方へ送信された所定数の所定信号に対する他方からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記16に記載の回線選択制御方法。
(付記18)
前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局の周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする付記12−15のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
(付記19)
前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする付記18に記載の回線選択制御方法。
(付記20)
前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記18または19に記載の回線選択制御方法。
(付記21)
前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局のいずれかにより推定されることを特徴とする付記12−20のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
(付記22)
前記第1のネットワークが選択される場合、前記第2の移動局は前記第1の移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする付記12−21のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
(付記23)
第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第2のネットワークに接続可能であり前記移動局を前記第2のネットワークに接続させる機能を有する通信装置であって、
前記移動局が接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線選択制御手段を有することを特徴とする通信装置。
(付記24)
前記回線選択制御手段は、前記無線品質が所定値以上の場合、前記移動局を前記第2のネットワークに接続させ、前記無線品質が所定値より低い場合、前記移動局を前記接続可能な第1のネットワークに接続させる、ことを特徴とする付記23に記載の通信装置。
(付記25)
前記回線選択制御手段は、前記移動局が接続するネットワークを、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択することを特徴とする付記23または24に記載の通信装置。
(付記26)
前記回線選択制御手段は、前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記移動局が接続するネットワークを前記無線品質に依存して選択することを特徴とする付記25に記載の通信装置。
(付記27)
前記無線品質は、前記移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする付記23−26のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記28)
前記送受信成功率は、前記移動局へ送信された所定数の所定信号に対する前記移動局からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記27に記載の通信装置。
(付記29)
前記無線品質は、周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする付記23−26のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記30)
前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする付記29に記載の通信装置。
(付記31)
前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記29または30に記載の通信装置。
(付記32)
前記回線選択制御手段は、前記第1のネットワークを選択する場合、前記移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする付記23−28のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記33)
第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第2のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第1のネットワークに接続可能であり前記移動局と無線通信可能な通信装置であって、
接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線制御手段を有することを特徴とする通信装置。
(付記34)
前記回線制御手段は、前記無線品質が所定値以上の場合、前記移動局を介して第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記接続可能な第1のネットワークに接続することを特徴とする付記33に記載の通信装置。
(付記35)
前記回線制御手段は、接続するネットワークを、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択することを特徴とする付記33または34に記載の通信装置。
(付記36)
前記回線制御手段は、前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、接続するネットワークを前記無線品質に依存して選択することを特徴とする付記35に記載の通信装置。
(付記37)
前記無線品質は、前記移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする付記33−36のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記38)
前記送受信成功率は、前記移動局へ送信された所定数の所定信号に対する前記移動局からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記37に記載の通信装置。
(付記39)
前記無線品質は、周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする付記33−36のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記40)
前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする付記39に記載の通信装置。
(付記41)
前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする付記39または40に記載の通信装置。
(付記42)
前記回線制御手段は、前記移動局との無線接続が切断されることで前記第1のネットワークを選択することを特徴とすることを特徴とする付記33−41のいずれか1項に記載の通信装置。
本発明は、モバイルルータあるいはテザリング機能を有するスマートフォン等を用いたモバイル通信システムに適用可能である。
10 移動局(第1の移動局)
20 移動局(第2の移動局)
30 モバイルネットワーク(第1のネットワーク)
40 モバイルネットワーク(第2のネットワーク)
50 無線LAN(第3のネットワーク)
60 外部ネットワーク

Claims (36)

  1. 複数のネットワークを含む通信システムであって、
    少なくとも1つの第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と、第2のネットワークに接続可能な第2の移動局と、を有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有し、
    前記第1の移動局が接続するネットワークは前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択されることを特徴とする通信システム。
  2. 前記無線品質が所定値以上の場合、前記第1の移動局は前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記第1の移動局は前記接続可能な第1のネットワークに接続する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の移動局が接続するネットワークは、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記第1の移動局が接続するネットワークは前記無線品質に依存して選択されることを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記無線品質は、前記第1の移動局と前記第2の移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記送受信成功率は、前記第1の移動局および前記第2の移動局の一方から他方へ送信された所定数の所定信号に対する他方からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局の周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする請求項7または8に記載の通信システム。
  10. 前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局のいずれかにより推定されることを特徴とする請求項1−9のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. 前記第1のネットワークが選択される場合、前記第2の移動局は前記第1の移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 第1のネットワークに接続可能な第1の移動局と第2のネットワークに接続可能な第2の移動局とを有し、前記第1の移動局が前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続する機能を有する通信システムにおける回線選択制御方法であって、
    前記第1の移動局が接続するネットワークを前記第1の移動局と前記第2の移動局との間の無線品質に基づいて選択することを特徴とする回線選択制御方法。
  13. 前記無線品質が所定値以上の場合、前記第1の移動局は前記第2の移動局を介して前記第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記第1の移動局は前記接続可能な第1のネットワークに接続する、ことを特徴とする請求項12に記載の回線選択制御方法。
  14. 前記第1の移動局が接続するネットワークは、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択されることを特徴とする請求項12または13に記載の回線選択制御方法。
  15. 前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記第1の移動局が接続するネットワークは前記無線品質に依存して選択されることを特徴とする請求項14に記載の回線選択制御方法。
  16. 前記無線品質は、前記第1の移動局と前記第2の移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする請求項12−15のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
  17. 前記送受信成功率は、前記第1の移動局および前記第2の移動局の一方から他方へ送信された所定数の所定信号に対する他方からの応答信号の数により求められ、前記応答信号数が所定値より少ない場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする請求項16に記載の回線選択制御方法。
  18. 前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局の周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする請求項12−15のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
  19. 前記無線ネットワークのアクセスポイントからの受信電力が所定値以上のアクセスポイントのみをカウントすることを特徴とする請求項18に記載の回線選択制御方法。
  20. 前記アクセスポイント数が所定値以上の場合に前記無線品質が劣化していると判断されることを特徴とする請求項18または19に記載の回線選択制御方法。
  21. 前記無線品質は、前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局のいずれかにより推定されることを特徴とする請求項12−20のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
  22. 前記第1のネットワークが選択される場合、前記第2の移動局は前記第1の移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする請求項12−21のいずれか1項に記載の回線選択制御方法。
  23. 第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第1のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第2のネットワークに接続可能であり前記移動局を前記第2のネットワークに接続させる機能を有する通信装置であって、
    前記移動局が接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線選択制御手段を有することを特徴とする通信装置。
  24. 前記回線選択制御手段は、前記無線品質が所定値以上の場合、前記移動局を前記第2のネットワークに接続させ、前記無線品質が所定値より低い場合、前記移動局を前記接続可能な第1のネットワークに接続させる、ことを特徴とする請求項23に記載の通信装置。
  25. 前記回線選択制御手段は、前記移動局が接続するネットワークを、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択することを特徴とする請求項23または24に記載の通信装置。
  26. 前記回線選択制御手段は、前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、前記移動局が接続するネットワークを前記無線品質に依存して選択することを特徴とする請求項25に記載の通信装置。
  27. 前記無線品質は、前記移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする請求項23−26のいずれか1項に記載の通信装置。
  28. 前記無線品質は、周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする請求項23−26のいずれか1項に記載の通信装置。
  29. 前記回線選択制御手段は、前記第1のネットワークを選択する場合、前記移動局との無線接続を切断することを特徴とすることを特徴とする請求項23−28のいずれか1項に記載の通信装置。
  30. 第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第2のネットワークに接続可能な移動局と、を含む通信システムにおいて、前記第1のネットワークに接続可能であり前記移動局と無線通信可能な通信装置であって、
    接続するネットワークを前記移動局との間の無線品質に基づいて選択する回線制御手段を有することを特徴とする通信装置。
  31. 前記回線制御手段は、前記無線品質が所定値以上の場合、前記移動局を介して第2のネットワークに接続し、前記無線品質が所定値より低い場合、前記接続可能な第1のネットワークに接続することを特徴とする請求項33に記載の通信装置。
  32. 前記回線制御手段は、接続するネットワークを、前記無線品質の他に前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質に基づいて選択することを特徴とする請求項33または34に記載の通信装置。
  33. 前記回線制御手段は、前記第1のネットワークの通信品質および前記第2のネットワークの通信品質がいずれも所定値以上であれば、接続するネットワークを前記無線品質に依存して選択することを特徴とする請求項35に記載の通信装置。
  34. 前記無線品質は、前記移動局との間で送受信される信号の送受信成功率から推定されることを特徴とする請求項33−36のいずれか1項に記載の通信装置。
  35. 前記無線品質は、周辺に存在する無線ネットワークのアクセスポイント数から推定されることを特徴とする請求項33−36のいずれか1項に記載の通信装置。
  36. 前記回線制御手段は、前記移動局との無線接続が切断されることで前記第1のネットワークを選択することを特徴とすることを特徴とする請求項30−35のいずれか1項に記載の通信装置。
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