JP2014096664A - 無線通信システムおよび通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】限定的な制御機能を有する基地局を経由して論理経路が確立されている場合の無線通信システムの適切な制御を実現する。
【解決手段】無線通信システムCSが、ユーザ装置UEと第1基地局eNB1と第2基地局eNB2と第3基地局PhNBとゲートウェイ装置GWと交換局MMEとを備える。第3基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにユーザプレーン経路が確立されている。第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へのハンドオーバに際し、第1基地局eNB1が、第3基地局PhNBの識別子をハンドオーバ要求メッセージに搭載して、第2基地局eNB2に送信する。第2基地局eNB2は、ユーザ装置UEの無線接続先が第2基地局eNB2に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを第3基地局PhNBに送信する。
【選択図】 図3
【解決手段】無線通信システムCSが、ユーザ装置UEと第1基地局eNB1と第2基地局eNB2と第3基地局PhNBとゲートウェイ装置GWと交換局MMEとを備える。第3基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにユーザプレーン経路が確立されている。第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へのハンドオーバに際し、第1基地局eNB1が、第3基地局PhNBの識別子をハンドオーバ要求メッセージに搭載して、第2基地局eNB2に送信する。第2基地局eNB2は、ユーザ装置UEの無線接続先が第2基地局eNB2に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを第3基地局PhNBに送信する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、無線通信システムおよび通信制御方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)規格に従う様々な無線通信システムが活用されている。3GPPに規定されるLTE/SAE(Long Term Evolution / System Architecture Evolution)規格に従う無線通信システムにおいては、ユーザデータの通信に使用される論理的な通信経路であるユーザプレーン経路が、無線基地局を介してユーザ装置とゲートウェイ装置とに確立される。以上のユーザプレーン経路は、制御データの通信に使用される論理的な通信経路である制御プレーン経路を介して、無線通信システム内の交換局(Mobility Management Entity,MME)によって制御(確立、変更、解放等)される。
従来のLTE規格に従う無線通信システムにおいては、ユーザ装置と直接に無線通信可能な無線基地局としてeNB(evolved Node B)が利用される。eNBは、交換局、他のeNB、およびユーザ装置への制御プレーン経路を有する。他のeNBが形成するセルへユーザ装置が移動する際、ユーザ装置と無線接続中のeNBは、制御プレーン経路を介してユーザ装置および他のeNBと制御メッセージを送受信し、そのユーザ装置を他のeNBへハンドオーバさせるように動作する。
3GPP TS 36.300 V10.6.0 (2011-12), 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 10)
以上のような無線通信システムにおいて、制御プレーン経路とユーザプレーン経路とが独立して(すなわち、異なる装置を経由して)確立され得ると想定する。また、以上のeNBに加えて、無線通信システムが、制御プレーン経路の一部(例えば、ユーザ装置に対する制御プレーン経路)を有さない基地局(限定的な制御機能を有する基地局)を備えると想定する。限定的な制御機能を有する基地局は、eNBを介して間接的にユーザ装置と制御メッセージを送受信する。
制御プレーン経路とユーザプレーン経路とが独立している以上の無線通信システムにおいては、1つのユーザ装置について、限定的な制御機能を有する基地局を経由して確立されるユーザプレーン経路が維持されたまま、eNBに確立される制御プレーン経路の変更(ハンドオーバ)だけが実行される可能性がある。従来のLTE規格においてはそのような状況が規定されていないため、限定的な制御機能を有する基地局は、制御プレーン経路のみのハンドオーバにより変更されたユーザ装置の無線接続先eNBを認識することが困難である。
以上から理解されるように、無線通信システムにおいて、限定的な制御機能を有する基地局を経由してユーザプレーン経路が確立されている場合、制御プレーン経路のみのハンドオーバが実行されると、限定的な制御機能を有する基地局による無線通信システム内の他の装置(ユーザ装置等)の制御が適切に実行されない可能性がある。
以上の事情を考慮して、本発明は、限定的な制御機能を有する基地局を経由して論理経路が確立されている場合の無線通信システムの適切な制御を実現することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、ユーザ装置と、前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局とを含む複数の基地局と、ゲートウェイ装置と、論理経路を制御する交換局とを備え、前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、前記第1基地局は、前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、前記第2基地局は、前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部とを備え、前記第1基地局は、さらに前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、前記ユーザ装置は、受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備え、前記第2基地局の前記基地局制御部は、前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信した後に、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを送信し、前記第3基地局は、前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する基地局制御部を備える。
本発明の好適な態様において、前記基地局変更通知メッセージは、前記ユーザ装置を識別する識別子および前記第2基地局を識別する識別子を含む。
本発明の好適な態様において、前記第2基地局は、前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置と当該第2基地局とに前記第2制御プレーン経路が確立されていることを示す経路変更メッセージを前記交換局に送信する経路制御部を備え、前記交換局は、前記経路変更メッセージを受信した後に、経路変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する経路制御部を備え、前記第2基地局の前記基地局制御部は、前記交換局から前記経路変更応答メッセージを受信するのに応じて、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記基地局変更通知メッセージを送信する。
本発明の好適な態様において、前記第2基地局の前記基地局制御部は、前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信するのに応じて、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す第3基地局に対し、前記基地局変更通知メッセージを送信し、前記第3基地局の前記基地局制御部は、前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信し、前記第2基地局は、前記第3基地局から前記基地局変更応答メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置と当該第2基地局とに前記第2制御プレーン経路が確立されていることを示す経路変更メッセージを前記交換局に送信する経路制御部を備え、前記交換局は、前記経路変更メッセージを受信した後に、経路変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する経路制御部を備える。
本発明の好適な態様において、前記第1基地局は、当該第1基地局の前記無線通信部が前記無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信した後であって、前記第3基地局から当該ユーザ装置に関する制御メッセージを受信した場合に、当該制御メッセージを前記第2基地局に転送する転送部を備える。
本発明の好適な態様において、前記第1基地局は、当該第1基地局の前記無線通信部が前記無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信した後であって、前記第3基地局から当該ユーザ装置に関する制御メッセージを受信した場合に、前記第2基地局に前記制御メッセージを送信することを指示するリダイレクトメッセージに、前記第2基地局を示す識別子を搭載して、前記第3基地局に送信するリダイレクト部を備える。
本発明の好適な態様において、前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さず、前記第3基地局と協調して前記ユーザ装置と無線通信を実行可能な第4基地局をさらに備え、前記第2基地局の前記基地局制御部は、前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信した後に、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを前記第4基地局に送信する。
本発明の好適な態様において、前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さず、前記第3基地局と協調して前記ユーザ装置と無線通信を実行可能な第4基地局をさらに備え、前記第3基地局の前記基地局制御部は、前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、当該基地局変更通知メッセージを前記第4基地局に送信する。
本発明の他の無線通信システムは、ユーザ装置と、前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局とを含む複数の基地局と、ゲートウェイ装置と、論理経路を制御する交換局とを備え、前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、前記第1基地局は、前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、前記第2基地局は、前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信し、前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを送信する基地局制御部とを備え、前記第3基地局は、前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する基地局制御部を備え、前記第1基地局は、さらに前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、前記ユーザ装置は、受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備える。
本発明の他の無線通信システムは、前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局とを含む複数の基地局と、ゲートウェイ装置と、論理経路を制御する交換局とを備え、前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、前記第1基地局は、前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、前記第2基地局は、前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部とを備え、前記第1基地局の前記基地局制御部は、前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを前記第3基地局に送信し、前記第3基地局は、前記第1基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部を備え、前記第1基地局は、さらに前記第3基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、前記ユーザ装置は、受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備える。
以上の無線通信システムに関する本発明は、無線通信システムに含まれる各要素が実行する動作(ステップ)についての通信制御方法の発明としても把握される。
以上の構成によれば、ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局は、第1基地局または第2基地局から送信される基地局変更通知メッセージに基づいて、ハンドオーバ後のユーザ装置の制御プレーンに関する無線接続先が第2基地局に変更されたことを認識可能である。したがって、制御プレーンに関するハンドオーバ後であっても、第3基地局がユーザ装置に対して制御メッセージを間接的に(すなわち、第2基地局経由で)送信可能となる。結果として、制御プレーンに関するハンドオーバ後においても無線通信システムの制御が適切に実行される。
1. 第1実施形態
1(1). 無線通信システムの構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムCSのブロック図である。無線通信システムCSは、ユーザ装置UEと、第1基地局eNB1と、第2基地局eNB2と、第3基地局PhNBと、交換局MMEと、ゲートウェイ装置GWとを要素として備える。また、ネットワークNWは、以上の無線通信システムCSが備える要素のうち、ユーザ装置UE以外の要素を備える。
1(1). 無線通信システムの構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムCSのブロック図である。無線通信システムCSは、ユーザ装置UEと、第1基地局eNB1と、第2基地局eNB2と、第3基地局PhNBと、交換局MMEと、ゲートウェイ装置GWとを要素として備える。また、ネットワークNWは、以上の無線通信システムCSが備える要素のうち、ユーザ装置UE以外の要素を備える。
無線通信システムCS内の各要素は、所定のアクセス技術(Access Technology)、例えば3GPP規格(Third Generation Partnership Project)に規定されるLTE/SAE(Long Term Evolution / System Architecture Evolution)に従って通信を実行する。3GPP規格に規定された用語に従うと、ユーザ装置UEはUser Equipmentであり、第1基地局eNB1および第2基地局eNB2はevolved Node Bであり、交換局MMEはMobile Management Entityであり、ゲートウェイ装置GWはPacket-Data-Network/Serving Gateway、すなわちSAE Gatewayである。また、第3基地局PhNBは、その制御機能の全部又は一部をeNB(第1基地局eNB、第2基地局eNB2等)に依存する基地局である(詳細は後述される)。
本実施形態では、無線通信システムCSが、原則としてLTE/SAEに従って動作する形態を例示して説明するが、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。本発明は、必要な設計上の変更を施した上で、他のアクセス技術にも適用可能である。
本実施形態では、無線通信システムCSが、原則としてLTE/SAEに従って動作する形態を例示して説明するが、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。本発明は、必要な設計上の変更を施した上で、他のアクセス技術にも適用可能である。
ユーザ装置UEは、第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、および第3基地局PhNBと無線通信することが可能である。ユーザ装置UEと各基地局(eNB,PhNB)との無線通信の方式は任意である。例えば、下りリンクではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が採用され得、上りリンクではSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用され得る。なお、第1基地局eNBが用いる無線通信の方式と、第2基地局PhNBが用いる無線通信の方式が異なる構成も採用可能である。
ネットワークNW内の装置の接続構成が、図1に示される。すなわち、各基地局(eNB1,eNB2,PhNB)は、他の基地局と相互に接続される。交換局MMEは、eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)およびゲートウェイ装置GWと接続される。ゲートウェイ装置GWは、各基地局(eNB1,eNB2,PhNB)および交換局MMEと接続される他、無線通信システムCSの外部ネットワークであるインターネットINに接続される。すなわち、ゲートウェイ装置GWは、外部ネットワークとの接続点(アクセスポイント)として機能する。以上の接続は典型的には有線接続であるが、以上の接続の全部または一部が無線接続であってもよい。
1(2). ユーザ信号および制御信号の送受信
無線通信システムCSにおけるユーザ信号および制御信号の送受信について説明する。図1において、実線がユーザ信号(音声信号、データ信号等のユーザデータを示す信号)の送受信に用いられる経路を示し、破線が制御信号の送受信に用いられる経路を示す。すなわち、実線はUプレーン(ユーザプレーン,User Plane)のインタフェースを示し、破線はCプレーン(制御プレーン,Control Plane)のインタフェースを示す。Uプレーンのインタフェースを介してUプレーン経路が確立され、Cプレーンのインタフェースを介してCプレーン経路が確立される。
無線通信システムCSにおけるユーザ信号および制御信号の送受信について説明する。図1において、実線がユーザ信号(音声信号、データ信号等のユーザデータを示す信号)の送受信に用いられる経路を示し、破線が制御信号の送受信に用いられる経路を示す。すなわち、実線はUプレーン(ユーザプレーン,User Plane)のインタフェースを示し、破線はCプレーン(制御プレーン,Control Plane)のインタフェースを示す。Uプレーンのインタフェースを介してUプレーン経路が確立され、Cプレーンのインタフェースを介してCプレーン経路が確立される。
以上の構成においては、各eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)と第3基地局PhNBとの間にX3インタフェース(Cプレーン)が存在し、第3基地局PhNBとユーザ装置UEとの間にPh−Uuインタフェース(Uプレーン)が存在する。なお、第3基地局PhNBとユーザ装置UEとの間には、Cプレーンのインタフェースが存在しない。
無線通信システムCS内において、論理的な通信経路であるベアラ(Bearer)を介して信号(データ信号、制御信号)が送受信される。
Uプレーンのベアラ(EPSベアラ)は、交換局MMEの制御(交換局MMEが送信する制御信号)に基づいて、ユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとに確立される。より詳細には、EPSベアラは、データ無線ベアラDRBとS1ベアラS1Bとを含む。データ無線ベアラDRBは、ユーザ装置UEと各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB)とに確立されるベアラである。S1ベアラS1Bは、各基地局とゲートウェイ装置GWとに確立されるベアラである。確立されたEPSベアラは、交換局MMEの制御に基づいて経路変更され得る。
Uプレーンのベアラ(EPSベアラ)は、交換局MMEの制御(交換局MMEが送信する制御信号)に基づいて、ユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとに確立される。より詳細には、EPSベアラは、データ無線ベアラDRBとS1ベアラS1Bとを含む。データ無線ベアラDRBは、ユーザ装置UEと各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB)とに確立されるベアラである。S1ベアラS1Bは、各基地局とゲートウェイ装置GWとに確立されるベアラである。確立されたEPSベアラは、交換局MMEの制御に基づいて経路変更され得る。
一方、Cプレーンについては、ユーザ装置UEとeNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)とにシグナリング無線ベアラSRBが確立され、eNBと交換局MMEとにS1シグナリングベアラが確立される。また、eNB間にX2シグナリングベアラが確立され、eNBと第3基地局PhNBとにX3シグナリングベアラが確立される。
無線通信システムCS内のノードは、それぞれ固有の識別子を有する。識別子として、そのノードのIPアドレス、TEID(トンネルエンドポイント識別子)、ネットワークアドレス等が採用され得る。1つのノードに対し、複数の識別子が割り当てられてもよい。IPアドレスは、無線通信システムCS内でそのノードを一意に識別するアドレス値である。TEIDは、ノード間を論理的に接続するベアラ(GTPトンネル)の端点を識別する識別子である。ネットワークアドレスは、無線通信システムCSが複数のサブネットに分割されている場合に、そのノードが属するサブネットを識別するアドレス値である。本実施形態では、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB)の識別子として、無線通信システムCS内でセルCを一意に識別可能なCGI(Cell Global Identity)が採用され得る。無線通信システムCS内のノードは、他のノードの識別子を用いて他のノードを識別し、識別したノードと信号を送受信することが可能である。
1(3). CプレーンおよびUプレーンの分離(C/U分離)
図2は、本実施形態の無線通信システムCSにおいて用いられるプロトコルの構成(プロトコルスタック)の説明図である。図2のプロトコルスタックは、下位層から順に、物理層(PHY)、メディアアクセス制御層(MAC)、無線リンク制御層(RLC)、パケットデータ収束層(PDCP)、無線リソース制御層(RRC)、および非アクセス層(NAS)を含む。以上の各層の構成は、LTE/SAEに規定される構成と同様である。
図2は、本実施形態の無線通信システムCSにおいて用いられるプロトコルの構成(プロトコルスタック)の説明図である。図2のプロトコルスタックは、下位層から順に、物理層(PHY)、メディアアクセス制御層(MAC)、無線リンク制御層(RLC)、パケットデータ収束層(PDCP)、無線リソース制御層(RRC)、および非アクセス層(NAS)を含む。以上の各層の構成は、LTE/SAEに規定される構成と同様である。
本実施形態の無線通信システムCSでは、ユーザ装置UEに対して、互いに異なる基地局を経由してCプレーン経路およびUプレーン経路を設定すること、すなわち、CプレーンとUプレーンとを分離すること(C/U分離)が可能である。図2は、第1基地局eNBを経由してユーザ装置UEと交換局MMEとにCプレーン経路が確立され、第2基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにUプレーン経路が確立されている状態を示す。
図2に示されるように、物理層(PHY)からパケットデータ収束層(PDCP)までの4つの層は、CプレーンとUプレーンとで共通している。Uプレーンにおいては、物理層(PHY)からパケットデータ収束層(PDCP)までの各層において互いに接続されたノード同士で、ユーザデータの送受信が実行される。
一方、Cプレーンにおいては、以上の4つの層の上位に、無線リソース制御層(RRC)と非アクセス層(NAS)とが存在する。eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)は、無線リソース制御層の制御メッセージ(例えば、後述されるRRC Connection Reconfiguration)をユーザ装置UEに対して送信することで、ユーザ装置UEが使用する無線リソース(例えば、シグナリング無線ベアラSRB)を制御する。また、交換局MMEは、非アクセス層の制御メッセージをユーザ装置UEに対して送信することで、ユーザ装置UEが使用する論理的なリソースを制御する。なお、非アクセス層の制御メッセージは、eNBが生成する無線リソース制御層の制御メッセージに含まれてユーザ装置UEへ転送される。
1(4). C/U分離が実行されている場合のハンドオーバ(C/U分離ハンドオーバ)
1(4)−1. C/U分離ハンドオーバ動作の概要
図3を参照して、本実施形態のC/U分離ハンドオーバ動作の概要について説明する。各基地局は、無線通信可能範囲であるセルCをその周囲に形成する。具体的には、第1基地局eNB1がマクロセルCm1を形成し、第2基地局eNB2がマクロセルCm2を形成し、第3基地局PhNBがファントムセルCpを形成する。各基地局が形成するセルC内に位置するユーザ装置UEは、その基地局と無線通信することができる。
1(4)−1. C/U分離ハンドオーバ動作の概要
図3を参照して、本実施形態のC/U分離ハンドオーバ動作の概要について説明する。各基地局は、無線通信可能範囲であるセルCをその周囲に形成する。具体的には、第1基地局eNB1がマクロセルCm1を形成し、第2基地局eNB2がマクロセルCm2を形成し、第3基地局PhNBがファントムセルCpを形成する。各基地局が形成するセルC内に位置するユーザ装置UEは、その基地局と無線通信することができる。
図3は、ユーザ装置UEの移動に伴い、ユーザ装置UEが第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバする様子を示す。当初、ユーザ装置UEは、第1基地局eNB1が形成するマクロセルCm1に在圏し、第1シグナリング無線ベアラSRB1を用いて第1基地局eNB1とCプレーンの通信を実行している。図中の右矢印の方向に移動するのに伴い、ユーザ装置UEは第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバし、新たに確立された第2シグナリング無線ベアラSRB2を用いて第2基地局eNB2とCプレーンの通信を実行するようになる。
以上のCプレーンに関するハンドオーバが実行されている間、ユーザ装置UEはファントムセルCpに在圏し続け、第3基地局PhNBとUプレーンの通信を実行し続ける。すなわち、本実施形態においては、Cプレーンのハンドオーバが実行される一方で、Uプレーンの接続が維持される。
1(4)−2. C/U分離ハンドオーバ動作の一例
図4は、C/U分離ハンドオーバ動作の一例を示すフロー図である。概略的には、ハンドオーバのターゲット基地局である第2基地局eNB2が、ユーザ装置UEへのCプレーン経路を有する基地局である自局(第2基地局eNB2)の識別子を、第3基地局PhNBに通知する。
図4の例では、当初、第1基地局eNB1とユーザ装置UEとにCプレーン経路(第1シグナリング無線ベアラSRB1)が確立され、第3基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにUプレーン経路が確立されていると想定する。
図4は、C/U分離ハンドオーバ動作の一例を示すフロー図である。概略的には、ハンドオーバのターゲット基地局である第2基地局eNB2が、ユーザ装置UEへのCプレーン経路を有する基地局である自局(第2基地局eNB2)の識別子を、第3基地局PhNBに通知する。
図4の例では、当初、第1基地局eNB1とユーザ装置UEとにCプレーン経路(第1シグナリング無線ベアラSRB1)が確立され、第3基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにUプレーン経路が確立されていると想定する。
ユーザ装置UEは、近隣の基地局が送信する電波の受信電力(受信品質)を測定し、無線接続中の第1基地局eNB1に報告する。より具体的には、ユーザ装置UEは、近隣の基地局から受信した電波(無線信号)の受信電力(受信品質)を示す情報を搭載したMeasurement Reportメッセージ(測定報告メッセージ)を、シグナリング無線ベアラSRB1を介して第1基地局eNB1に送信する(S100)。
第1基地局eNB1は、ユーザ装置UEからMeasurement Reportメッセージを受信すると、そのユーザ装置UEをハンドオーバさせるべきか否かを判定する(S110)。以上の判定は、例えば、「他の基地局からの電波の受信電力が、現在接続中(在圏中)の第1基地局eNB1からの電波の受信電力よりも大きいか否か」という判定である。この例では、ステップS110において、第1基地局eNB1が、他の基地局(第2基地局eNB2)からの受信電力が第1基地局eNB1からの受信電力よりも大きいと判定し、ユーザ装置UEを第2基地局eNB2にハンドオーバさせるべきと判定したと想定する。
ステップS110の判定後、第1基地局eNB1は、Cプレーンについて、ユーザ装置UEを第2基地局eNB2にハンドオーバさせることを要求するHandover Requestメッセージ(ハンドオーバ要求メッセージ)を、X2シグナリングベアラを介して第2基地局eNB2に送信する(S120)。Handover Requestメッセージには、第1基地局eNB1が無線接続しているユーザ装置UEの識別子と、そのユーザ装置UEに確立されているUプレーン経路が経由する第3基地局PhNBの識別子とが含まれる。
Handover Requestメッセージを受信すると、第2基地局eNB2は、自局にそのユーザ装置UEを収容可能であれば、そのHandover Requestメッセージに含まれる第3基地局PhNBの識別子を記憶し、Handover Request ACKメッセージ(ハンドオーバ応答メッセージ)を第1基地局eNB1に送信する(S130)。Handover Request ACKメッセージは、Handover Requestメッセージに基づくハンドオーバが実行可能であることを示すメッセージであり、ユーザ装置UEが第2基地局eNB2に接続するために必要なパラメータを含む。なお、第2基地局eNB2がユーザ装置UEを収容可能でない場合には、Handover Preparation Failureメッセージが第2基地局eNB2から第1基地局eNB1に送信され、Measurement Reportメッセージの受信(S100)から手順が再開される。
Handover Request ACKメッセージを受信すると、第1基地局eNB1は、第2基地局eNB2とユーザ装置UEとに第2シグナリング無線ベアラSRB2を確立することを指示するRRC Connection Reconfigurationメッセージ(無線接続再設定メッセージ)を、無線接続中のユーザ装置UEに送信する(S140)。RRC Connection Reconfigurationメッセージには、ユーザ装置UEが第2基地局eNB2と無線接続するのに必要なパラメータ(例えば、第2基地局eNB2の識別子)が含まれる。
第1基地局eNB1は、SN Status Transferメッセージを第2基地局eNB2に送信し(S150)、データ転送(Data Forwarding)を実行する(S160)。SN Status Transferメッセージは、PDCPシーケンス番号ステータス(PDCP SN Status)等を含む。なお、以上の2ステップは省略されてもよい。
ユーザ装置UEは、受信したRRC Connection Reconfigurationメッセージに従って、第2基地局eNB2への第2シグナリング無線ベアラSRB2を確立するように、自装置の設定を変更する。以上の設定変更が完了すると、ユーザ装置UEは、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージ(無線接続再設定完了メッセージ)を第2基地局eNB2に送信する(S170)。
第2基地局eNB2がRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを受信すると、Cプレーン経路(第2シグナリング無線ベアラSRB2)が確立される(S180)。その後、第2基地局eNB2は、Path Switch Requestメッセージ(経路変更メッセージ)を交換局MMEに送信する(S200)。Path Switch Requestメッセージは、ユーザ装置UEと第2基地局eNB2とに第2シグナリング無線ベアラSRB2が確立されていることを示す制御メッセージであり、ユーザ装置UEの識別子と自局である第2基地局eNB2の識別子とを含む。
Path Switch Requestメッセージを受信すると、交換局MMEは、そのPath Switch Requestメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶する。すなわち、交換局MMEは、ユーザ装置UEとその無線接続先のeNBとを対応付けて記憶する。結果として、交換局MMEは、ユーザ装置UEに対して制御メッセージを送信する際に経由すべきeNBを認識できる。そして、交換局MMEは、Path Switch Request ACKメッセージ(経路変更応答メッセージ)を第2基地局eNB2に送信する(S210)。
Path Switch Request ACKメッセージを受信すると、第2基地局eNB2は、前述のステップS120において受信し記憶したHandover Requestメッセージに含まれる識別子が示す第3基地局PhNBに対し、X3シグナリングベアラを介してeNB Handover Notificationメッセージ(基地局変更通知メッセージ)を送信する(S220)。このeNB Handover Notificationメッセージは、ユーザ装置UEの無線接続先(シグナリング無線ベアラSRBの確立先)が第1基地局eNB1から第2基地局eNB2に変更されたことを示す制御メッセージであり、ユーザ装置UEを識別する識別子と自局である第2基地局eNB2を識別する識別子とを含む。
eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第3基地局PhNBは、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶する。すなわち、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEとその無線接続先のeNBとを対応付けて記憶する。結果として、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEに対して制御メッセージを送信する際に経由すべきeNBを認識できる。そして、第3基地局PhNBは、eNB Handover Notification ACKメッセージ(基地局変更応答メッセージ)を第2基地局eNB2に送信する(S230)。
eNB Handover Notification ACKメッセージを受信すると、第2基地局eNB2は、Context Releaseメッセージ(コンテキスト解放メッセージ)を第1基地局eNB1へ送信する(S240)。Context Releaseメッセージは、ハンドオーバの成功を示すメッセージであり、第1基地局eNB1によって確保されている通信リソース(Cプレーン経路等)を解放してよいことを第1基地局eNB1に伝える制御メッセージである。Context Releaseメッセージを受信すると、第1基地局eNB1は、ユーザ装置UEの通信のために確保していた通信リソースを解放し(S250)、解放の完了を示すContext Release ACKメッセージ(コンテキスト解放応答メッセージ)を第2基地局eNB2に送信する(S260)。
なお、ステップS230の後に、第1基地局eNB1の通信リソースが維持される構成も採用可能である。
なお、ステップS230の後に、第1基地局eNB1の通信リソースが維持される構成も採用可能である。
以上に説明したC/U分離ハンドオーバ動作により、Cプレーンに関するユーザ装置UEの無線接続先が第1基地局eNB1から第2基地局eNB2に変更される一方で、第3基地局PhNBを経由して確立されているUプレーン経路が維持される。
1(4)−3. C/U分離ハンドオーバ動作の変形例
ユーザ装置UEが、Cプレーンに関して、第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバする以上の構成において、図5のように、第2基地局eNB2が、Path Switch Requestメッセージの送信前に、eNB Handover Notificationメッセージを第3基地局PhNBに送信する構成も採用可能である。
ユーザ装置UEが、Cプレーンに関して、第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバする以上の構成において、図5のように、第2基地局eNB2が、Path Switch Requestメッセージの送信前に、eNB Handover Notificationメッセージを第3基地局PhNBに送信する構成も採用可能である。
図5の例では、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを受信すると(すなわち、第2シグナリング無線ベアラSRB2が確立されると)、第2基地局eNB2は、ステップS220と同様のeNB Handover Notificationメッセージを第3基地局PhNBに送信する(S202)。eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第3基地局PhNBは、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージを第2基地局eNB2に送信する(S212)。
eNB Handover Notification ACKメッセージを受信すると、第2基地局eNB2は、ステップS200と同様のPath Switch Requestメッセージを交換局MMEに送信する(S222)。Path Switch Requestメッセージを受信すると、交換局MMEは、そのPath Switch Requestメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶し、Path Switch Request ACKメッセージを第2基地局eNB2に送信する(S232)。eNB Handover Notification ACKメッセージを受信すると、第2基地局eNB2は、Context Releaseメッセージを第1基地局eNB1へ送信する(S242)。以降の動作は前述の動作例(1(4)−2)と同様である。
以上から理解されるように、第2基地局eNB2が第3基地局PhNBへeNB Handover Notificationメッセージを送信するのは、ユーザ装置UEからRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを受信した後であればよく、Path Switch RequestメッセージおよびPath Switch Request ACKメッセージの送受信の前後を問わない。
1(5). 各要素の構成
1(5)−1. ユーザ装置の構成
図6は、本実施形態に係るユーザ装置UEの構成を示すブロック図である。ユーザ装置UEは、無線通信部110と制御部120と記憶部130とを備える。音声・映像等を出力する出力装置およびユーザからの指示を受け付ける入力装置等の図示は便宜的に省略されている。
1(5)−1. ユーザ装置の構成
図6は、本実施形態に係るユーザ装置UEの構成を示すブロック図である。ユーザ装置UEは、無線通信部110と制御部120と記憶部130とを備える。音声・映像等を出力する出力装置およびユーザからの指示を受け付ける入力装置等の図示は便宜的に省略されている。
無線通信部110は、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB等)と無線通信を実行するための要素であり、送受信アンテナと、無線信号(電波)を受信して電気信号に変換する受信回路と、制御信号、データ信号等の電気信号を無線信号に変換して送信する送信回路とを含む。記憶部130は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。
制御部120は、無線設定部122と送信部124とデータ送受信部126とを備える。無線設定部122は、受信した制御メッセージに従って無線通信部110を設定する要素であり、無線通信部110を介して各eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)から制御メッセージを受信する。例えば、無線設定部122は、受信したRRC Connection Reconfigurationメッセージに従って、シグナリング無線ベアラSRB(Cプレーン経路)を確立するように無線通信部110を設定する。送信部124は、無線通信部110を介して制御メッセージ(例えば、Measurement Reportメッセージ、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージ)を送信する要素である。以上のように、無線設定部122および送信部124はCプレーン上の通信を実行する。データ送受信部126は、無線通信部110を介して各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB等)とデータ信号を送受信する。すなわち、データ送受信部126はUプレーン上の通信を実行する。
制御部120および制御部120に含まれる各要素は、ユーザ装置UE内の不図示のCPU(Central Processing Unit)が、記憶部130に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(5)−2. 第1基地局および第2基地局の構成
図7は、本実施形態に係る基地局eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の構成を示すブロック図である。基地局eNBは、無線通信部210とネットワーク通信部220と制御部230と記憶部250とを備える。無線通信部210は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、ユーザ装置UEの無線通信部110と同様の構成を有する。ネットワーク通信部220は、ネットワークNW内の他のノード(他の基地局eNB、第3基地局PhNB、交換局MME、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。記憶部250は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。例えば、第3基地局PhNBの識別子が記憶部250に記憶される。
図7は、本実施形態に係る基地局eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の構成を示すブロック図である。基地局eNBは、無線通信部210とネットワーク通信部220と制御部230と記憶部250とを備える。無線通信部210は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、ユーザ装置UEの無線通信部110と同様の構成を有する。ネットワーク通信部220は、ネットワークNW内の他のノード(他の基地局eNB、第3基地局PhNB、交換局MME、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。記憶部250は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。例えば、第3基地局PhNBの識別子が記憶部250に記憶される。
制御部230は、判定部232と基地局制御部234と無線制御部236と経路制御部238とデータ送受信部240とを備える。判定部232は、例えばユーザ装置UEからのMeasurement Reportメッセージに基づいて、ユーザ装置UEをハンドオーバさせるべきか否かを判定する要素であり、判定結果を示す信号を基地局制御部234に供給する。基地局制御部234は、他の基地局(eNB,PhNB)と制御メッセージ(Handover Requestメッセージ、eNB Handover Notificationメッセージ等)を送受信する要素であり、ネットワーク通信部220を介して他の基地局(eNB,PhNB)と通信する。無線制御部236は、ユーザ装置UEとの無線通信を制御する要素であり、無線通信部110を介してユーザ装置UEと制御メッセージ(RRC Connection Reconfigurationメッセージ等)を送受信する。経路制御部238は、通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)に関する制御メッセージ(Path Switch Requestメッセージ等)を送受信する要素であり、ネットワーク通信部220を介して交換局MMEと通信する。以上のように、判定部232、基地局制御部234、および経路制御部238はCプレーン上の通信を実行する。データ送受信部240は、無線通信部210を介してユーザ装置UEとユーザ信号を送受信(中継)すると共に、ネットワーク通信部220を介してゲートウェイ装置GWとユーザ信号を送受信(中継)する。すなわち、データ送受信部240はUプレーン上の通信を実行する。
制御部230および制御部230に含まれる各要素は、基地局eNB内の不図示のCPUが、記憶部250に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(5)−3. 第3基地局の構成
図8は、本実施形態に係る第3基地局PhNBの構成を示すブロック図である。第3基地局PhNBは、無線通信部310とネットワーク通信部320と制御部330と記憶部340とを備える。無線通信部310は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の無線通信部210と同様の構成を有する。ただし、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEに対するCプレーンのインタフェース(Cプレーン経路)を有さない。ネットワーク通信部320は、ネットワークNW内の他ノード(eNB、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、他ノードと電気信号を送受信する。記憶部340は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路のコンテキスト情報を記憶する。
図8は、本実施形態に係る第3基地局PhNBの構成を示すブロック図である。第3基地局PhNBは、無線通信部310とネットワーク通信部320と制御部330と記憶部340とを備える。無線通信部310は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の無線通信部210と同様の構成を有する。ただし、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEに対するCプレーンのインタフェース(Cプレーン経路)を有さない。ネットワーク通信部320は、ネットワークNW内の他ノード(eNB、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、他ノードと電気信号を送受信する。記憶部340は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路のコンテキスト情報を記憶する。
制御部330は、基地局制御部332とデータ送受信部334とを備える。基地局制御部332は、他の基地局(eNB,PhNB)と制御メッセージ(eNB Handover Notification ACKメッセージ等)を送受信する要素であり、ネットワーク通信部320を介して他の基地局(eNB,PhNB)と通信する。すなわち、基地局制御部332は、ネットワークNWにおけるCプレーン上の通信を実行する。データ送受信部334は、無線通信部310を介してユーザ装置UEとユーザ信号を送受信(中継)すると共に、ネットワーク通信部320を介してゲートウェイ装置GWとユーザ信号を送受信(中継)する。すなわち、データ送受信部334はUプレーン上の通信を実行する。
制御部330および制御部330に含まれる各要素は、第3基地局PhNB内の不図示のCPUが、記憶部340に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(5)−4. 交換局の構成
図9は、本実施形態に係る交換局MMEの構成を示すブロック図である。交換局MMEは、ネットワーク通信部410と制御部420と記憶部430とを備える。ネットワーク通信部410は、ネットワークNW内の他ノード(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、基地局eNBのネットワーク通信部220と同様の構成を有する。記憶部430は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。
図9は、本実施形態に係る交換局MMEの構成を示すブロック図である。交換局MMEは、ネットワーク通信部410と制御部420と記憶部430とを備える。ネットワーク通信部410は、ネットワークNW内の他ノード(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、基地局eNBのネットワーク通信部220と同様の構成を有する。記憶部430は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。
制御部420は、経路制御部422を備える。経路制御部422は、通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)に関する制御メッセージ(Path Switch Requestメッセージ、Path Switch Request ACKメッセージ等)を送受信する要素であり、ネットワーク通信部410を介して他ノード(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、ゲートウェイ装置GW等)と通信する。すなわち、経路制御部422は、ネットワーク通信部410を介してCプレーン上の通信を実行する。なお、制御部420(経路制御部422)は、Cプレーン上の通信を実行し、Uプレーン上の通信を実行しない。
制御部420および制御部420に含まれる各要素は、交換局MME内の不図示のCPUが、記憶部430に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(5)−5. ゲートウェイ装置の構成
図10は、本実施形態に係るゲートウェイ装置GWの構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置GWは、ネットワーク通信部510と外部ネットワーク通信部520と制御部530と記憶部540とを備える。ネットワーク通信部510は、ネットワークNW内の他ノード(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、交換局MME等)と通信を実行するための要素であり、基地局eNBのネットワーク通信部220と同様の構成を有する。外部ネットワーク通信部520は、インターネットINと通信を実行するための要素であり、必要に応じてユーザ信号のプロトコル変換を実行する。記憶部540は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。
図10は、本実施形態に係るゲートウェイ装置GWの構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置GWは、ネットワーク通信部510と外部ネットワーク通信部520と制御部530と記憶部540とを備える。ネットワーク通信部510は、ネットワークNW内の他ノード(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、交換局MME等)と通信を実行するための要素であり、基地局eNBのネットワーク通信部220と同様の構成を有する。外部ネットワーク通信部520は、インターネットINと通信を実行するための要素であり、必要に応じてユーザ信号のプロトコル変換を実行する。記憶部540は、通信制御に関する情報、特に自局を含む各ノードの識別子および通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)のコンテキスト情報を記憶する。
制御部530は、経路制御部532とデータ送受信部534とを備える。経路制御部532は、通信経路(Cプレーン経路、Uプレーン経路)に関する制御メッセージ(Path Switch Requestメッセージ、Path Switch Request ACKメッセージ等)を送受信する要素であり、ネットワーク通信部510を介して他ノード(交換局MME等)と通信する。すなわち、経路制御部532は、ネットワーク通信部510を介してCプレーン上の通信を実行する。データ送受信部534は、ネットワーク通信部510を介して受信したユーザ装置UE発のユーザ信号を、外部ネットワーク通信部520を介してインターネットIN(インターネットIN内の外部サーバ)に送信(中継)するとともに、外部ネットワーク通信部520を介してインターネットIN(インターネットIN内の外部サーバ)から受信したユーザ信号を、ネットワーク通信部510を介してユーザ装置UEに送信(中継)する。
制御部530並びに制御部530に含まれる各要素は、ゲートウェイ装置GW内の不図示のCPUが、記憶部540に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(6). 本実施形態の構成による効果
以上に説明した第1実施形態の構成によれば、第2基地局eNB2から送信されるeNB Handover Notificationメッセージに基づいて、C/U分離ハンドオーバ後のユーザ装置UEのCプレーンに関する無線接続先が第2基地局eNB2に変更されたことを、第3基地局PhNBが認識できる。したがって、C/U分離ハンドオーバ後であっても、第3基地局PhNBがユーザ装置UEに対して制御メッセージを間接的に送信可能となる。結果として、C/U分離ハンドオーバ動作後においても無線通信システムCSの制御が適切に実行され得る。
以上に説明した第1実施形態の構成によれば、第2基地局eNB2から送信されるeNB Handover Notificationメッセージに基づいて、C/U分離ハンドオーバ後のユーザ装置UEのCプレーンに関する無線接続先が第2基地局eNB2に変更されたことを、第3基地局PhNBが認識できる。したがって、C/U分離ハンドオーバ後であっても、第3基地局PhNBがユーザ装置UEに対して制御メッセージを間接的に送信可能となる。結果として、C/U分離ハンドオーバ動作後においても無線通信システムCSの制御が適切に実行され得る。
本実施形態の構成の他に、第3基地局PhNBが、ユーザ装置UEに対して制御メッセージを送信しようとする度に、そのユーザ装置UEがCプレーンに関して現在無線接続しているeNBの識別子を交換局MMEに問い合わせる構成も想定され得る。しかしながら、そのような構成によれば、交換局MMEの処理負荷が増大する、問い合わせの結果得られたeNBの識別子の有効期限を考慮する必要が生じる等の不都合が生じる。また、第3基地局PhNBが、ユーザ装置UEに対して制御メッセージを送信する度に、ハンドオーバ元のeNBがハンドオーバ先のeNBに制御メッセージを転送する構成も想定され得る。しかしながら、そのような構成によれば、転送により制御メッセージに遅延が生じる(特に、複数回のハンドオーバが実行された場合)、ハンドオーバ完了後もハンドオーバ元のeNBがそのユーザ装置UEのコンテキスト情報を保持し続ける必要がある等の不都合が生じる。したがって、以上のような構成よりも、本実施形態の構成が好適である。
2. 第2実施形態
本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。
本発明の第2実施形態を以下に説明する。以下に例示する各実施形態において、作用、機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の説明を適宜に省略する。
2(1). C/U分離ハンドオーバ動作の一例
第1実施形態では、C/U分離ハンドオーバにより変更されたCプレーンの無線接続先(第2基地局eNB2)が、新たなCプレーン経路(第2シグナリング無線ベアラSRB2)の確立後に、Uプレーン経路が確立されている第3基地局PhNBに通知される。第2実施形態では、新たなCプレーン経路の確立前(RRC Connection Reconfigurationメッセージの通知前)に、変更後のCプレーンの無線接続先が第3基地局PhNBに通知される。
第1実施形態では、C/U分離ハンドオーバにより変更されたCプレーンの無線接続先(第2基地局eNB2)が、新たなCプレーン経路(第2シグナリング無線ベアラSRB2)の確立後に、Uプレーン経路が確立されている第3基地局PhNBに通知される。第2実施形態では、新たなCプレーン経路の確立前(RRC Connection Reconfigurationメッセージの通知前)に、変更後のCプレーンの無線接続先が第3基地局PhNBに通知される。
図11を参照して、本実施形態のC/U分離ハンドオーバ動作の一例を説明する。この例では、第1実施形態(図4)と同様、当初、第1基地局eNB1とユーザ装置UEとにCプレーン経路(第1シグナリング無線ベアラSRB1)が確立され、第3基地局PhNBを経由してユーザ装置UEとゲートウェイ装置GWとにUプレーン経路が確立されていると想定する。
ユーザ装置UEによるMeasurement Reportメッセージの送信(S300)から第2基地局eNB2によるHandover Request ACKメッセージの送信(S330)までは、第1実施形態のステップS100からステップS130までと同様であるから、説明を省略する。
Handover Request ACKメッセージを送信すると、第2基地局eNB2は、ステップS320において受信し記憶したHandover Requestメッセージに含まれる識別子が示す第3基地局PhNBに対し、X3シグナリングベアラを介してeNB Handover Notificationメッセージを送信する(S340)。このeNB Handover Notificationメッセージは、ユーザ装置UEの無線接続先(シグナリング無線ベアラSRBの確立先)が第1基地局eNB1から第2基地局eNB2に変更されるべきことを示す制御メッセージであり、ユーザ装置UEを識別する識別子と自局である第2基地局eNB2を識別する識別子とを含む。
eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第1実施形態のステップS230と同様に、第3基地局PhNBは、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージを第2基地局eNB2に送信する(S350)。
第1基地局eNB1によるRRC Connection Reconfigurationメッセージの送信(S360)以降の動作は、第1実施形態(S140〜S260)の動作から、eNB Handover Notificationメッセージの送信(S220,S202)およびeNB Handover Notification ACKメッセージ(S230,S212)を省略したものと同様であるから、説明を省略する。
2(2). C/U分離ハンドオーバ動作の変形例
ユーザ装置UEが、Cプレーンに関して、第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバする以上の構成において、図12のように、第1基地局eNB1が、eNB Handover Notificationメッセージを第3基地局PhNBに送信する構成も採用可能である。
ユーザ装置UEが、Cプレーンに関して、第1基地局eNB1から第2基地局eNB2へとハンドオーバする以上の構成において、図12のように、第1基地局eNB1が、eNB Handover Notificationメッセージを第3基地局PhNBに送信する構成も採用可能である。
図12の例では、第2基地局eNB2からのHandover Request ACKメッセージを受信すると、第1基地局eNB1は、自局に無線接続するユーザ装置UEに確立されているUプレーン経路が経由する第3基地局PhNB(すなわち、ステップS320において送信したHandover Requestメッセージに含まれる識別子が示す第3基地局PhNB)に対し、X3シグナリングベアラを介してeNB Handover Notificationメッセージを送信する(S342)。このeNB Handover Notificationメッセージは、ユーザ装置UEの無線接続先(シグナリング無線ベアラSRBの確立先)が第1基地局eNB1から第2基地局eNB2に変更されるべきことを示す制御メッセージであり、ユーザ装置UEを識別する識別子と、Cプレーンのハンドオーバ先である第2基地局eNB2を識別する識別子とを含む。
eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第3基地局PhNBは、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子と第2基地局eNB2の識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージを第1基地局eNB1に送信する(S352)。eNB Handover Notification ACKメッセージを受信すると、第1基地局eNB1は、RRC Connection Reconfigurationメッセージをユーザ装置UEに送信する(S362)。以降の動作は、上述した図11の例と同様であるから、説明を省略する。
2(3). 本実施形態の構成による効果
以上に説明した第2実施形態の構成によれば、第1実施形態の構成によるのと同様の効果が奏される。また、新たなCプレーン経路の確立後にeNB Handover Notificationメッセージが通知される第1実施形態の構成と比較して、Cプレーンハンドオーバ後の基地局をより早めに第3基地局PhNBに伝えることが可能である。
ただし、ユーザ装置UEにおける制御信号の受信品質を考慮すると、より早めにCプレーンハンドオーバを実行する方が好適である場合もある。そのような場合には、新たなCプレーン経路の確立後にeNB Handover Notificationメッセージが通知される第1実施形態の構成が採用されると好適である。
以上に説明した第2実施形態の構成によれば、第1実施形態の構成によるのと同様の効果が奏される。また、新たなCプレーン経路の確立後にeNB Handover Notificationメッセージが通知される第1実施形態の構成と比較して、Cプレーンハンドオーバ後の基地局をより早めに第3基地局PhNBに伝えることが可能である。
ただし、ユーザ装置UEにおける制御信号の受信品質を考慮すると、より早めにCプレーンハンドオーバを実行する方が好適である場合もある。そのような場合には、新たなCプレーン経路の確立後にeNB Handover Notificationメッセージが通知される第1実施形態の構成が採用されると好適である。
3. 変形例
以上の実施の形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
以上の実施の形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
3(1). 変形例1
以上の実施形態では、Cプレーンのハンドオーバが実行される。以上の実施形態による構成は、第3基地局PhNBを経由してUプレーン経路が確立されているとともに、第1基地局eNB1を経由して別のUプレーン経路が確立されている場合にも適用可能である。本変形例では、ユーザ装置UEの移動に伴い、以上の実施形態によるCプレーンのハンドオーバが実行されるとともに、第1基地局eNB1を経由するUプレーン経路のハンドオーバも実行される。すなわち、Uプレーンに関しては、従来と同様、Path Switch Requestメッセージの受信後(S200,S222,S410)、交換局MME(経路制御部422)が、第1基地局eNB1を経由するUプレーン経路を、第2基地局eNB2を経由するように変更することを要求するPath Switch Requestメッセージをゲートウェイ装置GWに送信する。ゲートウェイ装置GWは、交換局MMEからのPath Switch Requestメッセージに従ってUプレーン経路を変更し、Path Switch Request ACKメッセージを交換局MMEに送信する。ゲートウェイ装置GWからのPath Switch Request ACKメッセージを受信すると、交換局MMEは、第2基地局eNB2へPath Switch Request ACKメッセージを送信する(S210,S232,S420)。
以上の実施形態では、Cプレーンのハンドオーバが実行される。以上の実施形態による構成は、第3基地局PhNBを経由してUプレーン経路が確立されているとともに、第1基地局eNB1を経由して別のUプレーン経路が確立されている場合にも適用可能である。本変形例では、ユーザ装置UEの移動に伴い、以上の実施形態によるCプレーンのハンドオーバが実行されるとともに、第1基地局eNB1を経由するUプレーン経路のハンドオーバも実行される。すなわち、Uプレーンに関しては、従来と同様、Path Switch Requestメッセージの受信後(S200,S222,S410)、交換局MME(経路制御部422)が、第1基地局eNB1を経由するUプレーン経路を、第2基地局eNB2を経由するように変更することを要求するPath Switch Requestメッセージをゲートウェイ装置GWに送信する。ゲートウェイ装置GWは、交換局MMEからのPath Switch Requestメッセージに従ってUプレーン経路を変更し、Path Switch Request ACKメッセージを交換局MMEに送信する。ゲートウェイ装置GWからのPath Switch Request ACKメッセージを受信すると、交換局MMEは、第2基地局eNB2へPath Switch Request ACKメッセージを送信する(S210,S232,S420)。
3(2). 変形例2
第1実施形態では、シグナリング無線ベアラSRBの切替え後(第2シグナリング無線ベアラSRB2の確立後)であっても、eNB Handover Notificationメッセージを受信するまでは、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEが現在無線接続中のeNB(第2基地局eNB2)を認識できない。したがって、第3基地局は、ユーザ装置UEに対する制御メッセージを、Cプレーンハンドオーバ元のeNB(第1基地局eNB1)に送信してしまう可能性がある。
第1実施形態では、シグナリング無線ベアラSRBの切替え後(第2シグナリング無線ベアラSRB2の確立後)であっても、eNB Handover Notificationメッセージを受信するまでは、第3基地局PhNBは、ユーザ装置UEが現在無線接続中のeNB(第2基地局eNB2)を認識できない。したがって、第3基地局は、ユーザ装置UEに対する制御メッセージを、Cプレーンハンドオーバ元のeNB(第1基地局eNB1)に送信してしまう可能性がある。
したがって、第1実施形態において、第1基地局eNB1によるRRC Connection Reconfigurationメッセージの送信(S140)後、第3基地局PhNBにおけるeNB Handover Notificationメッセージの受信(S220またはS202)までの期間は、第1基地局eNB1が、第3基地局PhNBからの制御メッセージを第2基地局eNB2に転送すると好適である。図13に、そのような転送を実行する転送部242を備える第1基地局eNB1の構成例を示す。
また、第3基地局PhNBからの制御メッセージを転送する構成の他に、第3基地局PhNBをリダイレクトさせる構成も採用可能である。すなわち、RRC Connection Reconfigurationメッセージの送信(S140)後、eNB Handover Notificationメッセージの受信(S220またはS202)までの期間において、第3基地局PhNBからの制御メッセージを受信した場合に、第1基地局eNB1が、その制御メッセージを第2基地局eNB2に送信するように指示するリダイレクトメッセージを第3基地局PhNBに送信すると好適である。リダイレクトメッセージには、第2基地局eNB2の識別子が搭載される。図14に、そのようなリダイレクトを実行するリダイレクト部244を備える第1基地局eNB1の構成例を示す。
3(3). 変形例3
以上の実施形態では、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB等)の識別子としてCGIが採用される。しかしながら、無線通信システムCS内で各基地局を一意に識別可能な任意の識別子(例えば、IPアドレス)が、各基地局の識別子として採用され得る。
以上の実施形態では、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB等)の識別子としてCGIが採用される。しかしながら、無線通信システムCS内で各基地局を一意に識別可能な任意の識別子(例えば、IPアドレス)が、各基地局の識別子として採用され得る。
3(4). 変形例4
以上の実施形態では、各基地局がその周囲に形成するセルCの大きさは任意である。例えば、eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の無線送信能力(平均送信電力、最大送信電力等)が第3基地局PhNBの無線送信能力と比較して大きく、eNBが形成するセル(マクロセルCm1,Cm2)の大きさが第3基地局PhNBが形成するセル(ファントムセルCp)の大きさを上回る構成が採用され得る。以上の構成においては、例えば、図15に示すように、ファントムセルCpがマクロセルCmの内部に重層的に形成される(オーバレイされる)と好適である(作図の便宜上、マクロセルCmが示される平面とファントムセルCpが示される平面とが相違しているが、実際には、同一の平面(地表等)上にマクロセルCmとファントムセルCpとが重畳され得る)。一方で、eNBと第3基地局PhNBとが略同一の大きさのセルCを形成する構成も採用可能である。
以上の実施形態では、各基地局がその周囲に形成するセルCの大きさは任意である。例えば、eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)の無線送信能力(平均送信電力、最大送信電力等)が第3基地局PhNBの無線送信能力と比較して大きく、eNBが形成するセル(マクロセルCm1,Cm2)の大きさが第3基地局PhNBが形成するセル(ファントムセルCp)の大きさを上回る構成が採用され得る。以上の構成においては、例えば、図15に示すように、ファントムセルCpがマクロセルCmの内部に重層的に形成される(オーバレイされる)と好適である(作図の便宜上、マクロセルCmが示される平面とファントムセルCpが示される平面とが相違しているが、実際には、同一の平面(地表等)上にマクロセルCmとファントムセルCpとが重畳され得る)。一方で、eNBと第3基地局PhNBとが略同一の大きさのセルCを形成する構成も採用可能である。
3(5). 変形例5
以上の実施形態では、ユーザ装置UEが、Uプレーンに関して、1つの第3基地局PhNBと無線通信する。しかしながら、本変形例のように、ユーザ装置UEが、Uプレーン経路に関して複数の第3基地局PhNBと無線通信してもよい。無線通信の態様は任意であるが、例えば、ユーザ装置UEは、複数の第3基地局PhNBをそれぞれ経由して確立された複数のUプレーン経路を用いて無線通信を実行してもよいし、3GPP規格に規定されるセル間協調送受信(CoMP,Coordinated Multi-point transmission/reception)に基づいて相互に協調する複数の第3基地局PhNBと無線通信を実行してもよい。
以上の実施形態では、ユーザ装置UEが、Uプレーンに関して、1つの第3基地局PhNBと無線通信する。しかしながら、本変形例のように、ユーザ装置UEが、Uプレーン経路に関して複数の第3基地局PhNBと無線通信してもよい。無線通信の態様は任意であるが、例えば、ユーザ装置UEは、複数の第3基地局PhNBをそれぞれ経由して確立された複数のUプレーン経路を用いて無線通信を実行してもよいし、3GPP規格に規定されるセル間協調送受信(CoMP,Coordinated Multi-point transmission/reception)に基づいて相互に協調する複数の第3基地局PhNBと無線通信を実行してもよい。
具体的には、例えば、図16に示されるように、本変形例の無線通信システムCSは、上述の第3基地局PhNBと、第3基地局PhNBと同じ構成を有する第4基地局PhNB2とを備える。第4基地局PhNB2は、第3基地局PhNBと同様に、その周囲にファントムセルCp2を形成する。第3基地局PhNBおよび第4基地局PhNB2は、不図示のX4インタフェースを介して信号(制御メッセージ等)を相互に送受信する。なお、作図の便宜のため、マクロセルCm(Cm1,Cm2)は図示されない。
図17を参照して、本変形例の動作フローを説明する。この動作フローは、図4のステップS220およびS230、図5のステップS202およびS212、図11のステップS340およびS350、または図12のステップS342およびS344の代わりに実行され得る。
eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)が、第3基地局PhNBにeNB Handover Notificationメッセージを送信し、そのメッセージを受信した第3基地局PhNBがeNBにeNB Handover Notification ACKメッセージを返信するのは、前述の実施形態と同様である。その後、eNBは、第4基地局PhNB2にeNB Handover Notificationメッセージを送信する。eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第4基地局PhNB2は、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子とハンドオーバ先のeNBの識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージをeNBに送信する。
なお、第3基地局PhNBと第4基地局PhNB2との双方に対して、eNB Handover Notificationメッセージが並行して送信されてもよい。
eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)が、第3基地局PhNBにeNB Handover Notificationメッセージを送信し、そのメッセージを受信した第3基地局PhNBがeNBにeNB Handover Notification ACKメッセージを返信するのは、前述の実施形態と同様である。その後、eNBは、第4基地局PhNB2にeNB Handover Notificationメッセージを送信する。eNB Handover Notificationメッセージを受信すると、第4基地局PhNB2は、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子とハンドオーバ先のeNBの識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージをeNBに送信する。
なお、第3基地局PhNBと第4基地局PhNB2との双方に対して、eNB Handover Notificationメッセージが並行して送信されてもよい。
また、図17の動作フローに代えて、図18の動作フローが実行されてもよい。図18の動作フローを以下に説明する。eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)が、第3基地局PhNBにeNB Handover Notificationメッセージを送信する。第3基地局PhNBは、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子とハンドオーバ先のeNBの識別子とを対応付けて記憶するとともに、そのeNB Handover Notificationメッセージを第4基地局PhNB2に転送する。第4基地局PhNB2は、そのeNB Handover Notificationメッセージに含まれるユーザ装置UEの識別子とハンドオーバ先のeNBの識別子とを対応付けて記憶し、eNB Handover Notification ACKメッセージを第3基地局PhNBに送信する。第3基地局PhNBは、受信したeNB Handover Notification ACKメッセージをeNBに送信する。
3(6). 変形例6
以上の実施形態では、第3基地局PhNBはユーザ装置UEと制御信号を送受信しない。しかしながら、第3基地局PhNBが下位レイヤ(例えば、L1レイヤ,L2レイヤ)の制御信号をユーザ装置UEと送受信可能な構成も採用可能である。以上の構成においても、第3基地局PhNBは、無線リソース制御に関する信号(RRCレイヤの制御信号)を送受信しない。第4基地局PhNB2についても同様である。
以上の実施形態では、第3基地局PhNBはユーザ装置UEと制御信号を送受信しない。しかしながら、第3基地局PhNBが下位レイヤ(例えば、L1レイヤ,L2レイヤ)の制御信号をユーザ装置UEと送受信可能な構成も採用可能である。以上の構成においても、第3基地局PhNBは、無線リソース制御に関する信号(RRCレイヤの制御信号)を送受信しない。第4基地局PhNB2についても同様である。
3(7). 変形例7
ユーザ装置UEは、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、第4基地局PhNB2)と無線通信が可能な任意の装置である。ユーザ装置UEは、例えば、フィーチャーフォンまたはスマートフォン等の携帯電話端末でもよく、デスクトップ型パーソナルコンピュータでもよく、ノート型パーソナルコンピュータでもよく、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)でもよく、携帯用ゲーム機でもよく、その他の無線端末でもよい。
ユーザ装置UEは、各基地局(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、第4基地局PhNB2)と無線通信が可能な任意の装置である。ユーザ装置UEは、例えば、フィーチャーフォンまたはスマートフォン等の携帯電話端末でもよく、デスクトップ型パーソナルコンピュータでもよく、ノート型パーソナルコンピュータでもよく、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)でもよく、携帯用ゲーム機でもよく、その他の無線端末でもよい。
3(8). 変形例8
無線通信システムCS内の各要素(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、第4基地局PhNB2、交換局MME、ゲートウェイ装置GW)においてCPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
無線通信システムCS内の各要素(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2、第3基地局PhNB、第4基地局PhNB2、交換局MME、ゲートウェイ装置GW)においてCPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
3(9). 変形例9
基地局eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)が送信する電波の周波数帯と第3基地局PhNBが送信する電波の周波数帯とが相違する構成も採用可能である。例えば、基地局eNBが第1周波数帯(例えば、2GHz帯)を用いて無線通信し、第3基地局PhNBが第1周波数帯より高い第2周波数帯(例えば、3.5GHz帯)を用いて無線通信する構成を想定する。周波数が高いほど伝搬損失が大きくなることから、第2周波数帯を用いた無線通信よりも第1周波数帯を用いた無線通信の方が安定性が高い場合が多い。以上の実施形態にて説明した通り、ユーザ装置UEとの制御信号の送受信(Cプレーンの通信)は基地局eNBが実行する。したがって、この変形例の構成を採用すれば、より安定性の高い第1周波数帯にて制御信号の送受信(Cプレーンの通信)が実行されるので、より確実なユーザ装置UEの制御が実現され得る。
基地局eNB(第1基地局eNB1、第2基地局eNB2)が送信する電波の周波数帯と第3基地局PhNBが送信する電波の周波数帯とが相違する構成も採用可能である。例えば、基地局eNBが第1周波数帯(例えば、2GHz帯)を用いて無線通信し、第3基地局PhNBが第1周波数帯より高い第2周波数帯(例えば、3.5GHz帯)を用いて無線通信する構成を想定する。周波数が高いほど伝搬損失が大きくなることから、第2周波数帯を用いた無線通信よりも第1周波数帯を用いた無線通信の方が安定性が高い場合が多い。以上の実施形態にて説明した通り、ユーザ装置UEとの制御信号の送受信(Cプレーンの通信)は基地局eNBが実行する。したがって、この変形例の構成を採用すれば、より安定性の高い第1周波数帯にて制御信号の送受信(Cプレーンの通信)が実行されるので、より確実なユーザ装置UEの制御が実現され得る。
UE……ユーザ装置、110……無線通信部、120……制御部、122……無線設定部、124……送信部、126……データ送受信部、130……記憶部、eNB1……第1基地局、eNB2……第2基地局、210……無線通信部、220……ネットワーク通信部、230……制御部、232……判定部、234……基地局制御部、236……無線制御部、238……経路制御部、240……データ送受信部、242……転送部、244……リダイレクト部、250……記憶部、PhNB……第3基地局、PhNB2……第4基地局、310……無線通信部、320……ネットワーク通信部、330……制御部、332……基地局制御部、334……データ送受信部、340……記憶部、MME……交換局、410……ネットワーク通信部、420……制御部、422……経路制御部、430……記憶部、GW……ゲートウェイ装置、500……ゲートウェイ装置、510……ネットワーク通信部、520……外部ネットワーク通信部、530……制御部、532……経路制御部、534……データ送受信部、540……記憶部、C……セル、CS……無線通信システム、Cm(Cm1,Cm2)……マクロセル、Cp……ファントムセル、DRB……データ無線ベアラ、IN……インターネット、NW……ネットワーク、S1B……S1ベアラ、SRB(SRB1,SRB2)……シグナリング無線ベアラ。
Claims (13)
- ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備え、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局は、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、
前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、
前記第2基地局は、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部とを備え、
前記第1基地局は、さらに
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、
前記ユーザ装置は、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備え、
前記第2基地局の前記基地局制御部は、
前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信した後に、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを送信し、
前記第3基地局は、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する基地局制御部を備える
無線通信システム。 - 前記基地局変更通知メッセージは、前記ユーザ装置を識別する識別子および前記第2基地局を識別する識別子を含む
請求項1の無線通信システム。 - 前記第2基地局は、
前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置と当該第2基地局とに前記第2制御プレーン経路が確立されていることを示す経路変更メッセージを前記交換局に送信する経路制御部を備え、
前記交換局は、
前記経路変更メッセージを受信した後に、経路変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する経路制御部を備え、
前記第2基地局の前記基地局制御部は、前記交換局から前記経路変更応答メッセージを受信するのに応じて、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記基地局変更通知メッセージを送信する
請求項2の無線通信システム。 - 前記第2基地局の前記基地局制御部は、
前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信するのに応じて、当該第2基地局の前記記憶部に記憶される前記識別子が示す第3基地局に対し、前記基地局変更通知メッセージを送信し、
前記第3基地局の前記基地局制御部は、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信し、
前記第2基地局は、
前記第3基地局から前記基地局変更応答メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置と当該第2基地局とに前記第2制御プレーン経路が確立されていることを示す経路変更メッセージを前記交換局に送信する経路制御部を備え、
前記交換局は、
前記経路変更メッセージを受信した後に、経路変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する経路制御部を備える
請求項2の無線通信システム。 - 前記第1基地局は、
当該第1基地局の前記無線通信部が前記無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信した後であって、前記第3基地局から当該ユーザ装置に関する制御メッセージを受信した場合に、
当該制御メッセージを前記第2基地局に転送する転送部を備える
請求項3または請求項4の無線通信システム。 - 前記第1基地局は、
当該第1基地局の前記無線通信部が前記無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信した後であって、前記第3基地局から当該ユーザ装置に関する制御メッセージを受信した場合に、
前記第2基地局に前記制御メッセージを送信することを指示するリダイレクトメッセージに、前記第2基地局を示す識別子を搭載して、前記第3基地局に送信するリダイレクト部を備える
請求項3または請求項4の無線通信システム。 - 前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さず、前記第3基地局と協調して前記ユーザ装置と無線通信を実行可能な第4基地局をさらに備え、
前記第2基地局の前記基地局制御部は、
前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信した後に、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを前記第4基地局に送信する
請求項3または請求項4の無線通信システム。 - 前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さず、前記第3基地局と協調して前記ユーザ装置と無線通信を実行可能な第4基地局をさらに備え、
前記第3基地局の前記基地局制御部は、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、当該基地局変更通知メッセージを前記第4基地局に送信する
請求項3または請求項4の無線通信システム。 - ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備え、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局は、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、
前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、
前記第2基地局は、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信し、
前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを送信する
基地局制御部とを備え、
前記第3基地局は、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信する基地局制御部を備え、
前記第1基地局は、さらに
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、
前記ユーザ装置は、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備える
無線通信システム。 - ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備え、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局は、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定する判定部と、
前記判定部がハンドオーバさせるべきと判定した場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信する基地局制御部とを備え、
前記第2基地局は、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶する記憶部と、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部とを備え、
前記第1基地局の前記基地局制御部は、
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを前記第3基地局に送信し、
前記第3基地局は、
前記第1基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第1基地局に送信する基地局制御部を備え、
前記第1基地局は、さらに
前記第3基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する無線制御部を備え、
前記ユーザ装置は、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定する無線設定部と、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信する送信部とを備える
無線通信システム。 - ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備える無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局において、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定することと、
ハンドオーバさせるべきと判定された場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信することと、
前記第2基地局において、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶することと、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信することと、
前記第1基地局において、
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信することと、
前記ユーザ装置において、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定することと、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信することと、
前記第2基地局において、
前記ユーザ装置から前記無線接続再設定完了メッセージを受信した後に、当該第2基地局に記憶される前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されたことを示す基地局変更通知メッセージを送信することと、
前記第3基地局において、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信することとを備える
通信制御方法。 - ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備える無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局において、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定することと、
ハンドオーバさせるべきと判定された場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信することと、
前記第2基地局において、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶することと、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信することと、
前記識別子が示す前記第3基地局に対し、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを送信することと、
前記第3基地局において、
前記第2基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第2基地局に送信することと、
前記第1基地局において、
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信することと、
前記ユーザ装置において、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定することと、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信することとを備える
通信制御方法。 - ユーザ装置と、
前記ユーザ装置とに確立される論理経路である制御プレーン経路を介して制御メッセージを送受信可能な第1基地局および第2基地局と、
前記ユーザ装置に対する制御プレーン経路を有さない第3基地局と
を含む複数の基地局と、
ゲートウェイ装置と、
論理経路を制御する交換局と
を備える無線通信システムにおける通信制御方法であって、
前記第1基地局と前記ユーザ装置とに第1制御プレーン経路が確立され、前記第3基地局を経由して前記ユーザ装置と前記ゲートウェイ装置とにユーザプレーン経路が確立されている場合に、
前記第1基地局において、
前記ユーザ装置を、無線接続中の当該第1基地局から前記第2基地局にハンドオーバさせるべきか否かを判定することと、
ハンドオーバさせるべきと判定された場合に、前記ユーザ装置を前記第2基地局にハンドオーバさせることを要求するハンドオーバ要求メッセージに、前記ユーザプレーン経路が経由する前記第3基地局の識別子を搭載して、前記第2基地局に送信することと、
前記第2基地局において、
前記第1基地局から受信した前記第3基地局の前記識別子を記憶することと、
前記第1基地局から前記ハンドオーバ要求メッセージを受信するのに応じて、ハンドオーバ応答メッセージを前記第1基地局に送信することと、
前記第1基地局において、
前記第2基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信するのに応じて、前記ユーザ装置の無線接続先が前記第1基地局から前記第2基地局に変更されることを示す基地局変更通知メッセージを前記第3基地局に送信することと、
前記第3基地局において、
前記第1基地局から前記基地局変更通知メッセージを受信するのに応じて、基地局変更応答メッセージを前記第1基地局に送信することと、
前記第1基地局において
前記第3基地局から前記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、前記第2基地局と前記ユーザ装置とに第2制御プレーン経路を確立することを指示する無線接続再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信することと、
前記ユーザ装置において、
受信した前記無線接続再設定メッセージに従って、前記第2制御プレーン経路を確立するように当該ユーザ装置を設定することと、
前記設定後に、無線接続再設定完了メッセージを前記第2基地局に送信することとを備える
通信制御方法。
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