JP5878134B2 - 上位基地局、下位基地局、および無線通信システム - Google Patents

上位基地局、下位基地局、および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、上位基地局、下位基地局、および無線通信システムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)規格に従う様々な無線通信システムが活用されている。3GPP規格のうちLTE/SAE(Long Term Evolution / System Architecture Evolution)規格に従う無線通信システムにおいては、基地局(eNB)同士を接続するインタフェースとして、X2インタフェースが規定されている。各基地局は、X2インタフェースを介して他の基地局と通信を行う。X2インタフェースは、対等な基地局同士を接続するように規定されている。
3GPP TS 36.300 V11.1.0 (2012-03), 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 11), X2 Interface (Clause 20)
以上の基地局(eNB)を備える無線通信システムが、さらに、基地局(eNB)の制御機能よりも限定的な制御機能を有する新たな基地局を備えることを想定する。限定的な制御機能とは、例えば、単独ではユーザ装置との無線接続を確立できない制御機能である。この新たな基地局は、上位の基地局(eNB)からの制御に基づいて動作すべき基地局である。前述の通り、X2インタフェースは対等な基地局同士を接続するものであるから、制御機能が限定的な新たな基地局は、X2インタフェースを介して上位の基地局(eNB)と接続することが困難である。
以上の事情を考慮して、本発明は、基地局間に上下関係(階層関係)が存在する無線通信システムにおいて、ノード間の適切な通信を可能にすることを目的とする。
本発明の上位基地局は、上位基地局と、前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、交換局と、ゲートウェイ装置とを備える無線通信システムにおける前記上位基地局であり、前記下位基地局は、前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースとのいずれをも有さず、前記上位基地局は、前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるUu−Cインタフェースと、前記下位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるS1−MMEインタフェースと、前記X3インタフェースを介して前記下位基地局との送受信を実行する送受信部とを有する。
本発明の好適な態様において、前記送受信部は、前記交換局から送信される制御メッセージのうち、前記下位基地局を制御する下位基地局制御メッセージを、前記X3インタフェースを介して、前記下位基地局に中継する。
本発明の好適な態様において、前記送受信部は、前記ゲートウェイ装置から送信されるユーザデータのうち、前記下位基地局と無線接続しているユーザ装置に対する下位ユーザデータを、前記X3インタフェースを介して、前記下位基地局に中継する。
本発明の好適な態様において、前記送受信部は、前記交換局から送信される制御メッセージのうち、前記下位基地局と無線接続しているユーザ装置に対する下位ユーザ制御メッセージを、前記Uu−Cインタフェースを介して、前記ユーザ装置に直接的に送信する。
本発明の好適な態様において、前記X3インタフェースは、ストリーム制御転送プロトコルに基づいて、当該X3インタフェースを介する前記制御メッセージの保証された送信を提供し、前記X3インタフェースを介して確立され、前記制御メッセージの送信に用いられるベアラを識別する2つの通信識別子が、前記上位基地局および前記下位基地局に対してそれぞれ設定される。
本発明の好適な態様において、前記上位基地局は、2つの前記通信識別子の1つである第1通信識別子を当該上位基地局に割り当てる第1ベアラ制御部を備え、前記下位基地局は、2つの前記通信識別子の他の1つである第2通信識別子を当該下位基地局に割り当てる第2ベアラ制御部を備え、前記第1ベアラ制御部は、前記X3インタフェースを介して前記第1通信識別子を前記下位基地局に送信し、前記第2ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第2通信識別子を記憶する。
本発明の好適な態様において、前記X3インタフェースは、有線接続により構成される。また、本発明の別の好適な態様において、前記X3インタフェースは、無線接続により構成される。
本発明の下位基地局は、上位基地局と、前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、交換局と、ゲートウェイ装置とを備える無線通信システムにおける前記下位基地局であり、前記ユーザ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるPhUuインタフェースと、前記上位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースとを備え、前記X3インタフェースを介して前記上位基地局から送信される制御メッセージにより動作が制御される。
本発明の好適な態様において、下位基地局は、さらに、前記ゲートウェイ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるS1−Uインタフェースを備える。
本発明の好適な態様において、下位基地局は、さらに、他の下位基地局との制御プレーン上およびユーザプレーン上の通信に用いられるX2インタフェースを備える。
本発明の好適な態様において、下位基地局は、複数の前記交換局から少なくとも1つを選択する機能を有さない。
本発明の好適な態様において、下位基地局は、複数の前記ゲートウェイ装置から少なくとも1つを選択する機能を有さない。
本発明の好適な態様において、下位基地局は、前記X3インタフェースをセットアップする際に、複数の前記上位基地局から少なくとも1つを選択する基地局選択部を有する。
本発明の好適な態様において、前記X3インタフェースは、ストリーム制御転送プロトコルに基づいて、当該X3インタフェースを介する前記制御メッセージの保証された送信を提供し、前記X3インタフェースを介して確立され、前記制御メッセージの送信に用いられるベアラを識別する2つの通信識別子が、前記上位基地局および前記下位基地局に対してそれぞれ設定される。
本発明の好適な態様において、前記上位基地局は、2つの前記通信識別子の1つである第1通信識別子を当該上位基地局に割り当てる第1ベアラ制御部を備え、前記下位基地局は、2つの前記通信識別子の他の1つである第2通信識別子を当該下位基地局に割り当てる第2ベアラ制御部を備え、前記第2ベアラ制御部は、前記X3インタフェースを介して前記第2通信識別子を前記上位基地局に送信し、前記第1ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第1通信識別子を記憶する。
本発明の好適な態様において、前記X3インタフェースは、有線接続により構成される。本発明の別の好適な態様において、前記X3インタフェースは、無線接続により構成される。
本発明の無線通信システムは、上位基地局と、前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、交換局と、ゲートウェイ装置とを備え、前記上位基地局は、前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるUu−Cインタフェースと、前記下位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるS1−MMEインタフェースと、前記X3インタフェースを介して前記下位基地局との送受信を実行する送受信部とを有し、前記下位基地局は、前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースとのいずれをも有さず、かつ、前記ユーザ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるPhUuインタフェースと、前記上位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースとを備え、前記上位基地局から送信される制御メッセージにより動作が制御される。
本発明によれば、上下関係(階層関係)にある上位基地局と下位基地局とが適切に接続され、ノード間の適切な通信が実現される。
本発明の実施形態に係る無線通信システムを示すブロック図である。 X3インタフェースの制御プレーンプロトコル構成(プロトコルスタック)を示す図である。 X3インタフェースのユーザプレーンプロトコル構成(プロトコルスタック)を示す図である。 マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとに確立された複数のベアラの例を示す図である。 ユーザ装置の構成を示すブロック図である。 マクロ基地局の構成を示すブロック図である。 スモール基地局の構成を示すブロック図である。 交換局の構成を示すブロック図である。 ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 マクロ基地局における制御信号(制御メッセージ)の中継の説明図である。 マクロ基地局が実行する制御信号の中継動作のフローチャートである。 マクロ基地局におけるユーザ信号(ユーザデータ)の中継の説明図である。 マクロ基地局が実行するユーザ信号の中継動作のフローチャートである。 ノード選択動作のシークエンス図である。 マクロ基地局が形成するマクロセルおよびスモール基地局が形成するスモールセルの構成例を示す図である。
1(1). 無線通信システムの構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムCSのブロック図である。無線通信システムCSは、ユーザ装置UEと、マクロ基地局eNBと、スモール基地局PhNB(PhNB1,PhNB2)と、交換局MMEと、ゲートウェイ装置GWとを要素(ノード)として備える。以上の各要素は、無線通信システムCS内にそれぞれ複数存在し得る。また、ネットワークNWは、以上の無線通信システムCSが備える要素のうち、ユーザ装置UE以外の要素を備える。
無線通信システムCS内の各要素は、所定のアクセス技術(Access Technology)、例えば3GPP規格(Third Generation Partnership Project)に含まれるLTE/SAE(Long Term Evolution / System Architecture Evolution)に従って通信を実行する。3GPP規格に規定された用語に従うと、ユーザ装置UEはUser Equipmentであり、マクロ基地局eNBはevolved Node Bであり、交換局MMEはMobile Management Entityであり、ゲートウェイ装置GWはPacket-Data-Network/Serving Gatewayである。スモール基地局PhNBは、その制御機能の全部又は一部をマクロ基地局eNBに依存する基地局であり、Phantom Node Bと称される場合がある(詳細は後述される)。
本実施形態では、無線通信システムCSが、原則としてLTE/SAEに従って動作する形態を例示して説明するが、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。本発明は、必要な設計上の変更を施した上で、他のアクセス技術にも適用可能である。
ユーザ装置UEは、マクロ基地局eNBおよびスモール基地局PhNBと無線通信することが可能である。ユーザ装置UEと各基地局(eNB,PhNB)との無線通信の方式は任意である。例えば、下りリンクではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が採用され得、上りリンクではSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用され得る。また、マクロ基地局eNBが用いる無線通信の方式と、スモール基地局PhNBが用いる無線通信の方式が異なる構成も採用可能である。
マクロ基地局eNBは、スモール基地局PhNB、交換局MME、およびゲートウェイ装置GWと接続される。スモール基地局PhNB(例えば,PhNB1)は、マクロ基地局eNBの他、他のスモール基地局PhNB(例えば、PhNB2)、およびゲートウェイ装置GWと接続される。交換局MMEは、マクロ基地局eNBと接続される他、ゲートウェイ装置GWと接続される。なお、さらに、スモール基地局PhNBと交換局MMEとが接続されてもよい。ゲートウェイ装置GWは、各基地局(eNB,PhNB)および交換局MMEと接続される他、無線通信システムCSの外部ネットワークであるインターネットINに接続される。すなわち、ゲートウェイ装置GWは、外部ネットワークとの接続点(アクセスポイント)として機能する。以上の接続は典型的には有線接続であるが、以上の接続の全部または一部が無線接続であってもよい。
1(2). ノード間の接続構成
図1を再度参照して、無線通信システムCS内のノード間の接続構成を説明する。図1において、実線がユーザ信号(音声信号、データ信号等のユーザデータを示す信号)の送受信に用いられるユーザプレーン(User Plane)上の経路を示し、破線が制御信号の送受信に用いられる制御プレーン(Control Plane)上の経路を示す。
マクロ基地局eNBは、制御プレーンに関して、Uu−Cインタフェースを用いてユーザ装置UEと制御信号を送受信し、X3インタフェースを用いてスモール基地局PhNBと制御信号を送受信し、S1−MMEインタフェースを用いて交換局MMEと制御信号を送受信する。また、マクロ基地局eNBは、ユーザプレーンに関して、Uu−Uインタフェースを用いてユーザ装置UEとユーザ信号を送受信し、S1−Uインタフェースを用いてゲートウェイ装置GWとユーザ信号を送受信する。
スモール基地局PhNB(例えば、PhNB1)は、制御プレーンに関して、X3インタフェースを用いてマクロ基地局eNBと制御信号を送受信し、X2インタフェースを用いて他のスモール基地局PhNB(例えば、PhNB2)と制御信号を送受信する。また、スモール基地局PhNB(例えば、PhNB1)は、ユーザプレーンに関して、PhUuインタフェースを用いてユーザ装置UEとユーザ信号を送受信し、X2インタフェースを用いて他のスモール基地局PhNB(例えば、PhNB2)とユーザ信号を送受信し、S1−Uインタフェースを用いてゲートウェイ装置GWとユーザ信号を送受信する。なお、スモール基地局PhNBは、ユーザ装置UEとの通信に用いられる制御プレーンのインタフェースと、交換局MMEとの通信に用いられる制御プレーンのインタフェースとのいずれをも有さない。
なお、ユーザプレーンに関して、X3インタフェースを用いてマクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとが互いにユーザ信号を送受信してもよい。以上の場合、スモール基地局PhNBとゲートウェイ装置GWとが接続されていなくても、マクロ基地局eNBを経由することで、スモール基地局PhNBとゲートウェイ装置GWとがユーザ信号の送受信を実行できる。X3インタフェースは、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用い得るインタフェースである。
以上のインタフェースのうち、既存のインタフェース(X2インタフェース、S1−Uインタフェース等)においては、3GPPに規定されるEPS(Evolved Packed System)のプロトコル構成が採用される。
図2は、X3インタフェースの制御プレーンプロトコル構成(プロトコルスタック)を示す図である。X3インタフェースは、制御プレーンに関して、L1/L2層、IP層、SCTP層、およびX3−AP層を含む層構造を有する。マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとは、X3インタフェースが有する各層において相互に接続される。L1/L2層はOSI参照モデルの物理層およびデータリンク層に相当する層であり、例えば、IEEE 802.3に規定されるEthernet(登録商標)プロトコルが採用され得る。IP層はインターネットプロトコル層である。SCTP層はストリーム制御転送プロトコル層であり、制御メッセージが送信元から送信先に到達すること(制御メッセージの到達性)を保証する機能を有する。X3−AP層はマクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとの間の制御信号プロトコルであり、種々の制御信号の送受信を提供する。
図3は、X3インタフェースのユーザプレーンプロトコル構成(プロトコルスタック)を示す図である。X3インタフェースは、ユーザプレーンに関して、L1/L2層、IP層、UDP層、およびGTP層を含む層構造を有する。L1/L2層およびIP層は上述と同様である。UDP層はユーザデータグラム層であり、メッセージが送信先に到達したか否かをチェックせずにメッセージの送信を実行するプロトコルである。GTP層はGPRS(General Packet Radio Service)トンネリングプロトコル層であり、マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとの間のユーザデータの送受信を提供する。
以上から理解されるように、X3インタフェースは、制御プレーンのインタフェース(X3C)およびユーザプレーンのインタフェース(X3U)の双方を有するインタフェースであり、マクロ基地局eNBおよびスモール基地局PhNBにて終端するインタフェースである。
1(3). ベアラ(論理的な通信経路)
無線通信システムCS内において、論理的な通信経路であるベアラ(Bearer)を介して信号(制御信号、ユーザ信号)が送受信される。ベアラは、必要に応じてノード間に確立される動的な論理経路である。ベアラは、有線接続されるノード間においても、無線接続されるノード間においても確立され得る。以下、本実施形態において確立されるベアラを非限定的に例示する。マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとにX3信号伝送ベアラX3−Bが確立される。マクロ基地局eNBとゲートウェイ装置GWとにS1−U信号伝送ベアラS1−U−Bが確立される。マクロ基地局eNBと交換局MMEとにS1−MME信号伝送ベアラS1−MME−Bが確立される。マクロ基地局eNBとユーザ装置UEとに制御無線ベアラSRBが確立される。ノード間に複数のベアラが確立されてもよい。
図4は、マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとに確立された複数のベアラ(X3信号伝送ベアラX3−B)の例を示す図である。図4では、3つのX3信号伝送ベアラX3−Bが確立されている。X3信号伝送ベアラX3−Bは、通信識別子CI(Communication Identifier)によって識別され得る。図示の通り、通信識別子CIは、X3信号伝送ベアラX3−Bごとに、2つの端点(マクロ基地局eNBおよびスモール基地局PhNB)の各々に設定される。例えば、一番上のX3信号伝送ベアラX3−B1は、マクロ基地局eNB側の通信識別子CI−e1およびスモール基地局PhNB側の通信識別子CI−P1によって識別される。他のX3信号伝送ベアラX3−B2,X3−B3についても同様である。
1(4). 各要素の構成
1(4)−1. ユーザ装置の構成
図5は、本実施形態に係るユーザ装置UEの構成を示すブロック図である。ユーザ装置UEは、無線通信部110と記憶部120と制御部130とを備える。音声・映像等を出力する出力装置およびユーザからの指示を受け付ける入力装置等の図示は便宜的に省略されている。無線通信部110は、各基地局(マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB)と無線通信を実行するための要素であり、送受信アンテナと、無線信号(電波)を受信して電気信号に変換する受信回路と、制御信号、ユーザ信号等の電気信号を無線信号(電波)に変換して送信する送信回路とを含む。制御部130は、各基地局(マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB)との無線通信を制御する。制御部130は、ユーザ装置UE内の不図示のCPU(Central Processing Unit)が、記憶部120に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(4)−2. マクロ基地局の構成
図6は、本実施形態に係るマクロ基地局eNBの構成を示すブロック図である。マクロ基地局eNBは、無線通信部210とネットワーク通信部220と記憶部230と制御部240とを備える。無線通信部210は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、ユーザ装置UEの無線通信部110と同様の構成を有する。ネットワーク通信部220は、ネットワークNW内の他のノード(スモール基地局PhNB、交換局MME、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。記憶部230は、通信制御に関する情報、例えば自局(マクロ基地局eNB)の通信識別子CI−eおよびスモール基地局PhNBの通信識別子CI−Pを記憶する。
制御部240は、送受信部242とベアラ制御部244とノード選択部246とを備える。送受信部242は、前述のインタフェースを介して他のノードと信号を送受信する。ベアラ制御部244は、他ノードに対して確立されるベアラの制御を実行する。ノード選択部246は、接続すべきノード(交換局MME、ゲートウェイ装置GW等)を選択する。送受信部242、ベアラ制御部244、およびノード選択部246の動作の詳細は後述される。制御部240および制御部240に含まれる以上の各要素は、マクロ基地局eNB内の不図示のCPUが、記憶部230に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(4)−3. スモール基地局の構成
図7は、本実施形態に係るスモール基地局PhNBの構成を示すブロック図である。スモール基地局PhNBは、無線通信部310とネットワーク通信部320と記憶部330と制御部340とを備える。無線通信部310は、ユーザ装置UEと無線通信を実行するための要素であり、マクロ基地局eNBの無線通信部210と同様の構成を有する。ネットワーク通信部320は、ネットワークNW内の他のノード(マクロ基地局eNB、他のスモール基地局PhNB、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。記憶部330は、通信制御に関する情報、例えば自局(スモール基地局PhNB)の通信識別子CI−Pおよびマクロ基地局eNBの通信識別子CI−eを記憶する。
制御部340は、送受信部342とベアラ制御部344と基地局選択部346とを備える。送受信部342は、前述のインタフェースを介して他のノードと信号を送受信する。ベアラ制御部344は、他ノードに対して確立されるベアラの制御を実行する。基地局選択部346は、接続すべきマクロ基地局eNBを選択する。送受信部342、ベアラ制御部344、および基地局選択部346の動作の詳細は後述される。制御部340および制御部340に含まれる以上の各要素は、スモール基地局PhNB内の不図示のCPUが、記憶部330に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(4)−4. 交換局の構成
図8は、本実施形態に係る交換局MMEの構成を示すブロック図である。交換局MMEは、ネットワーク通信部410と制御部420とを備える。ネットワーク通信部410は、ネットワークNW内の他のノード(マクロ基地局eNB、ゲートウェイ装置GW等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。制御部420は、S1−MMEインタフェースを介して各ノード(ユーザ装置UE、マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB等)に対する制御信号を送信する。制御部420は、交換局400内の不図示のCPUが、不図示の記憶部に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(4)−5. ゲートウェイ装置の構成
図9は、本実施形態に係るゲートウェイ装置GWの構成を示すブロック図である。ゲートウェイ装置GWは、ネットワーク通信部510と外部ネットワーク通信部520と制御部530とを備える。ネットワーク通信部510は、ネットワークNW内の他のノード(マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB、交換局MME等)と通信を実行するための要素であり、有線または無線で他のノードと電気信号を送受信する。外部ネットワーク通信部520は、インターネットINと通信を実行するための要素であり、必要に応じてユーザ信号のプロトコル変換を実行する。制御部530は、交換局MMEと制御信号の送受信を実行するとともに、ネットワークNWとインターネットINとの間でユーザデータを中継する。制御部530は、ゲートウェイ装置GW内の不図示のCPUが、不図示の記憶部に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、そのコンピュータプログラムに従って機能することにより実現される機能ブロックである。
1(5). マクロ基地局における信号の中継
図10は、マクロ基地局eNB(送受信部242)における制御信号(制御メッセージ)の中継の説明図である。図10に示されるように、マクロ基地局eNBの送受信部242は、S1−MMEインタフェースを介して(S1−MME信号伝送ベアラS1−MME−Bを用いて)交換局MMEから送信される制御メッセージのうち、スモール基地局PhNBを制御する制御メッセージ(non-UE-associated信号)を、X3インタフェースを介して(X3信号伝送ベアラX3−Bを用いて)スモール基地局PhNBに中継する。以上のnon-UE-associated信号は、下位基地局制御メッセージとも称呼される。
また、送受信部242は、S1−MMEインタフェースを介して(S1−MME信号伝送ベアラS1−MME−Bを用いて)交換局MMEから送信される制御メッセージのうち、スモール基地局PhNBと無線接続しているユーザ装置UEに対する制御メッセージ(UE-associated信号)を、Uu−Cインタフェースを介して(制御無線ベアラSRBを用いて)そのユーザ装置UEに直接的に送信する。以上のUE-associated信号は、下位ユーザ制御メッセージとも称呼される。
図11は、マクロ基地局eNBの送受信部242が実行する制御信号の中継動作のフローチャートである。送受信部242は、交換局MMEから制御信号を受信すると、その制御信号がnon-UE-associated信号であるかUE-associated信号であるかを判定する(S100)。制御信号がnon-UE-associated信号である場合、送受信部242は、その制御信号をX3インタフェース用のプロトコル(X3-AP)に適合するように変換し、X3信号伝送ベアラX3−Bを用いてスモール基地局PhNBに中継する(S110)。スモール基地局PhNBは、その制御信号により動作が制御される。他方、制御信号がUE-associated信号である場合、送受信部242は、その制御信号をUu−Cインタフェース用のプロトコル(RRC)に適合するように変換し、制御無線ベアラSRBを用いてユーザ装置UEに送信する(S120)。
図12は、マクロ基地局eNB(送受信部242)におけるユーザ信号(ユーザデータ)の中継の説明図である。図12に示されるように、マクロ基地局eNBの送受信部242は、S1−Uインタフェースを介して(S1−U信号伝送ベアラS1−U−Bを用いて)ゲートウェイ装置GWから送信されるユーザデータのうち、スモール基地局PhNBと無線接続しているユーザ装置UEに対するユーザデータ(下位ユーザデータ)を、X3インタフェースを介して(X3信号伝送ベアラX3−Bを用いて)スモール基地局PhNBに中継する。なお、マクロ基地局eNBに無線接続しているユーザ装置UEに対するユーザデータ(上位ユーザデータ)は、送受信部242が、Uu−Uインタフェースを介して(データ無線ベアラを用いて)直接的にユーザ装置UEに送信する。
図13は、マクロ基地局eNBの送受信部242が実行するユーザ信号の中継動作のフローチャートである。送受信部242は、ゲートウェイ装置GWからユーザ信号を受信すると、そのユーザ信号の宛先が、スモール基地局PhNBとユーザ装置UEとのインタフェース(PhUuインタフェース)であるか、マクロ基地局eNBとユーザ装置UEとのインタフェース(Uu−Uインタフェース)であるか(宛先のユーザ装置UEが、マクロ基地局eNB(Uu−Uインタフェース)経由で通信しているのか、スモール基地局PhNB(PhUuインタフェース)経由で通信しているのか)を判定する(S200)。宛先がPhUuインタフェースである場合、送受信部242は、図示の通り、X3信号伝送ベアラX3−Bを用いてそのユーザ信号をスモール基地局PhNBに中継する(S210)。他方、宛先がUu−Uインタフェースである場合、送受信部242は、データ無線ベアラを用いてそのユーザ信号を直接的にユーザ装置UEに送信する(S220)。
以上の制御信号中継動作により、マクロ基地局eNBを介したスモール基地局PhNBの制御が可能になる。また、以上のユーザ信号中継動作により、スモール基地局PhNBを介したユーザ信号の送受信が可能になる。
特に、スモール基地局PhNBに無線接続しているユーザ装置UEについて、制御信号がマクロ基地局eNBから直接的に送信される一方、ユーザ信号がスモール基地局PhNBを経由して送信される。すなわち、以上の構成および動作によれば、制御プレーンの通信とユーザプレーンの通信とが分離可能である。
1(6). ノード選択動作
図14は、インタフェースがセットアップされる際に実行されるノード選択動作のシークエンス図である。スモール基地局PhNBの基地局選択部346は、X3インタフェースをセットアップする際に、接続すべきマクロ基地局eNBを選択する(S300)。より具体的には、基地局選択部346は、X3インタフェースのセットアップに先立ち、マクロ基地局eNBに関する情報(例えば、ネットワークトポロジに関する情報、マクロ基地局eNBの地理的位置に関する情報等)を他ノードから取得する。基地局選択部346は、取得した情報に基づいて、接続すべき(X3インタフェースを確立すべき)マクロ基地局eNBを選択する。以上の選択において、基地局選択部346は、ネットワークトポロジ上で近接する(好適には、最も近傍にある)マクロ基地局eNBを選択してもよいし、地理的に近接する(好適には、最も近傍にある)マクロ基地局eNBを選択してもよい。基地局選択部346は、1つのマクロ基地局eNBを選択してもよいし、複数のマクロ基地局eNBを選択してもよい。そして、基地局選択部346は、選択されたマクロ基地局eNBに対し、X3インタフェースのセットアップを実行する(S310)。
X3インタフェースのセットアップが完了すると、選択されたマクロ基地局eNBのノード選択部246は、S1−MMEインタフェースおよびS1−Uインタフェースをセットアップするために、接続すべき交換局MMEおよびゲートウェイ装置GWを選択する(S320)。以上の選択動作は、3GPP規格(例えば、3GPP TS 36.300 V11.1.0 (2012-03))に規定されている。そして、ノード選択部246は、S1−MMEインタフェースおよびS1−Uインタフェースのセットアップを実行する(S330)。なお、スモール基地局PhNBの基地局選択部346は、マクロ基地局eNBのノード選択部246とは異なり、交換局MMEおよびゲートウェイ装置GWを選択する機能(NAS Node Selection Function,NNSF)を有さない。
以上のノード選択動作により、交換局MMEおよびゲートウェイ装置GWを選択する機能を有さないスモール基地局PhNBが、マクロ基地局eNBを介して交換局MMEおよびゲートウェイ装置GWと通信することが可能となる。
1(7). 通信識別子の割当て
図4を参照して前述したように、本実施形態のベアラ(例えば、信号伝送ベアラX3−B)は、両端の通信識別子CIによって識別される。以下、通信識別子CIの割当てについて説明する。
信号伝送ベアラX3−Bの確立の際、マクロ基地局eNBのベアラ制御部244は、確立すべき信号伝送ベアラX3−Bについて、そのマクロ基地局eNBを示す通信識別子CI−eを生成して、その信号伝送ベアラX3−Bの1つの端点に割り当てる。そして、ベアラ制御部244は、X3インタフェースを介して通信識別子CI−eをスモール基地局PhNBに送信する。他方、スモール基地局PhNBのベアラ制御部344は、確立すべき信号伝送ベアラX3−Bについて、そのスモール基地局PhNBを示す通信識別子CI−Pを生成して、その信号伝送ベアラX3−Bのもう1つの端点に割り当てる。そして、ベアラ制御部344は、X3インタフェースを介して通信識別子CI−Pをマクロ基地局eNBに送信する。
マクロ基地局eNBのベアラ制御部244は、スモール基地局PhNBから受信した信号伝送ベアラX3−Bの通信識別子CI−Pを受信して記憶部230に記憶する。他方、スモール基地局PhNBのベアラ制御部344は、マクロ基地局eNBから受信した信号伝送ベアラX3−Bの通信識別子CI−eを受信して記憶部330に記憶する。
以上の識別子割当て動作により、マクロ基地局eNBがスモール基地局PhNB側の通信識別子CI−Pを認識するとともに、スモール基地局PhNBがマクロ基地局eNB側の通信識別子CI−eを認識する。結果として、通信識別子CI−eおよび通信識別子CI−Pにより識別される信号伝送ベアラX3−Bを用いた通信が可能となる。
1(8). 本実施形態の効果
以上に説明した実施形態によれば、上下関係(階層関係)にあるマクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとが適切に接続され、ノード間の適切な通信が実現される。また、マクロ基地局eNBが制御プレーンおよびユーザプレーンにおける中継動作を実行するので、制御プレーンとユーザプレーンとを分離した無線通信システムCSが実現される。
2. 変形例
以上の実施形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以上の実施の形態および以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合され得る。
2(1). 変形例1
マクロ基地局eNBとスモール基地局PhNBとは、有線により接続されてもよいし、無線により接続されてもよい。すなわち、X3インタフェース(X3信号伝送ベアラX3−B)は、有線接続により構成されてもよいし、無線接続により構成されてもよい。
2(2). 変形例2
以上の実施形態では、スモール基地局PhNBがX2インタフェースを備える。しかし、スモール基地局PhNBがX2インタフェースを備えなくてもよい。すなわち、スモール基地局PhNBは、X2インタフェースを終端してもよいし、終端しなくてもよい。
2(3). 変形例3
以上の実施形態では、スモール基地局PhNBがS1−Uインタフェースを備える。しかし、スモール基地局PhNBがS1−Uインタフェースを備えなくてもよい。
2(4). 変形例4
各基地局(eNB,PhNB)が形成するセルの構成は任意である。図15に、セル構成の一例を示す。マクロ基地局eNBはその周囲にマクロセルC1を形成し、スモール基地局PhNBはその周囲にスモールセルC2を形成する。各セルCの中に各基地局のアンテナが模式的に示されている。作図の便宜上、マクロセルC1が示される平面とスモールセルC2が示される平面とが別個に描かれているが、実際には、同一の平面(地表等)上にマクロセルC1とスモールセルC2とが重畳され得る。セルCは、各基地局からの電波がユーザ装置UEに有効に到達する範囲である。したがって、ユーザ装置UEは、在圏するセルCに対応する基地局と無線通信を実行可能である。スモール基地局PhNBは、マクロ基地局eNBと比較して小規模であり無線送信能力(平均送信電力、最大送信電力等)が小さい。また、スモール基地局PhNBが無線通信に用いる周波数帯域(第2周波数帯域、例えば3.5GHz帯)は、マクロ基地局eNBが無線通信に用いる周波数帯域(第1周波数帯域、例えば2GHz帯)よりも周波数が高く、伝搬損失が大きい。したがって、スモールセルC2はマクロセルC1よりも面積が小さい。なお、マクロセルC1の面積とスモールセルC2の面積とが同等である構成も採用可能である。
2(5). 変形例5
ユーザ装置UEは、各基地局(マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB)と無線通信が可能な任意の装置である。ユーザ装置UEは、例えば、フィーチャーフォンまたはスマートフォン等の携帯電話端末でもよく、デスクトップ型パーソナルコンピュータでもよく、ノート型パーソナルコンピュータでもよく、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)でもよく、携帯用ゲーム機でもよく、その他の無線端末でもよい。
2(6). 変形例6
無線通信システムCS内の各要素(ユーザ装置UE、マクロ基地局eNB、スモール基地局PhNB、交換局MME、ゲートウェイ装置GW)においてCPUが実行する各機能は、CPUの代わりに、ハードウェアで実行してもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルロジックデバイスで実行してもよい。
UE……ユーザ装置、110……無線通信部、120……記憶部、130……制御部、eNB……マクロ基地局、210……無線通信部、220……ネットワーク通信部、230……記憶部、240……制御部、242……送受信部、244……ベアラ制御部、246……ノード選択部、PhNB……スモール基地局、310……無線通信部、320……ネットワーク通信部、330……記憶部、340……制御部、342……送受信部、344……ベアラ制御部、346……基地局選択部、MME……交換局、400……交換局、410……ネットワーク通信部、420……制御部、GW……ゲートウェイ装置、510……ネットワーク通信部、520……外部ネットワーク通信部、530……制御部、CI(CI−e,CI−P)……通信識別子、CS……無線通信システム、IN……インターネット、NW……ネットワーク、S1−MME−B……S1−MME信号伝送ベアラ、S1−U−B……S1−U信号伝送ベアラ、SRB……制御無線ベアラ、X3−B……X3信号伝送ベアラ。

Claims (12)

  1. 上位基地局と、
    前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、
    前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、
    交換局と、
    ゲートウェイ装置と
    を備える無線通信システムにおける前記上位基地局であり、
    前記下位基地局は、
    前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースとのいずれをも有さず、
    前記上位基地局は、
    前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるUu−Cインタフェースと、
    前記下位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースと、
    前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるS1−MMEインタフェースと、
    前記Uu−Cインタフェースを介して前記ユーザ装置との制御プレーン上の送受信を実行し、前記X3インタフェースを介して前記下位基地局との送受信を実行する送受信部とを有し、
    前記X3インタフェースを介して確立され、制御メッセージの送信に用いられるベアラの2つの端点をそれぞれ識別する2つの通信識別子が、前記上位基地局および前記下位基地局に対してそれぞれ設定され、
    前記上位基地局は、2つの前記通信識別子の1つである第1通信識別子を当該上位基地局に割り当てる第1ベアラ制御部を備え、
    前記下位基地局は、2つの前記通信識別子の他の1つである第2通信識別子を当該下位基地局に割り当てる第2ベアラ制御部を備え、
    前記第1ベアラ制御部は、
    前記X3インタフェースを介して前記第1通信識別子を前記下位基地局に送信し、前記第2ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第2通信識別子を記憶する
    上位基地局。
  2. 前記送受信部は、
    前記ゲートウェイ装置から送信されるユーザデータのうち、前記下位基地局と無線接続しているユーザ装置に対する下位ユーザデータを、前記X3インタフェースを介して、前記下位基地局に中継する
    請求項1の上位基地局。
  3. 前記送受信部は、
    前記交換局から送信される制御メッセージのうち、前記下位基地局と無線接続しているユーザ装置に対する下位ユーザ制御メッセージを、前記Uu−Cインタフェースを介して、前記ユーザ装置に直接的に送信する
    請求項1の上位基地局。
  4. 前記X3インタフェースは、有線接続により構成される
    請求項1ないし請求項のいずれかの上位基地局。
  5. 前記X3インタフェースは、無線接続により構成される
    請求項1ないし請求項のいずれかの上位基地局。
  6. 上位基地局と、
    前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、
    前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、
    交換局と、
    ゲートウェイ装置と
    を備える無線通信システムにおける前記下位基地局であり、
    前記ユーザ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるPhUuインタフェースと、
    前記上位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースとを備え、
    前記X3インタフェースを介して前記上位基地局から送信される制御メッセージにより動作が制御され
    前記X3インタフェースを介して確立され、前記制御メッセージの送信に用いられるベアラの2つの端点をそれぞれ識別する2つの通信識別子が、前記上位基地局および前記下位基地局に対してそれぞれ設定され、
    前記上位基地局は、2つの前記通信識別子の1つである第1通信識別子を当該上位基地局に割り当てる第1ベアラ制御部を備え、
    前記下位基地局は、2つの前記通信識別子の他の1つである第2通信識別子を当該下位基地局に割り当てる第2ベアラ制御部を備え、
    前記第2ベアラ制御部は、
    前記X3インタフェースを介して前記第2通信識別子を前記上位基地局に送信し、前記第1ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第1通信識別子を記憶する
    下位基地局。
  7. さらに、前記ゲートウェイ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるS1−Uインタフェースを備える
    請求項の下位基地局。
  8. 複数の前記交換局から少なくとも1つを選択する機能を有さない
    請求項または請求項の下位基地局。
  9. 複数の前記ゲートウェイ装置から少なくとも1つを選択する機能を有さない
    請求項または請求項の下位基地局。
  10. 前記X3インタフェースは、有線接続により構成される
    請求項ないし請求項のいずれかの下位基地局。
  11. 前記X3インタフェースは、無線接続により構成される
    請求項ないし請求項のいずれかの下位基地局。
  12. 上位基地局と、
    前記上位基地局の制御機能よりも限定的な制御機能を有する下位基地局と、
    前記上位基地局および前記下位基地局の各々と無線通信可能なユーザ装置と、
    交換局と、
    ゲートウェイ装置とを備え、
    前記上位基地局は、
    前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるUu−Cインタフェースと、
    前記下位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースと、
    前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるS1−MMEインタフェースと、
    前記X3インタフェースを介して前記下位基地局との送受信を実行する送受信部とを有し、
    前記下位基地局は、
    前記ユーザ装置との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースと、前記交換局との制御プレーン上の通信に用いられるインタフェースとのいずれをも有さず、かつ、
    前記ユーザ装置とのユーザプレーン上の通信に用いられるPhUuインタフェースと、
    前記上位基地局との、制御プレーン上の通信およびユーザプレーン上の通信のいずれか一方または双方に用いられるX3インタフェースとを備え、
    前記上位基地局から送信される制御メッセージにより動作が制御され
    前記X3インタフェースを介して確立され、前記制御メッセージの送信に用いられるベアラの2つの端点をそれぞれ識別する2つの通信識別子が、前記上位基地局および前記下位基地局に対してそれぞれ設定され、
    前記上位基地局は、2つの前記通信識別子の1つである第1通信識別子を当該上位基地局に割り当てる第1ベアラ制御部を備え、
    前記下位基地局は、2つの前記通信識別子の他の1つである第2通信識別子を当該下位基地局に割り当てる第2ベアラ制御部を備え、
    前記第1ベアラ制御部は、
    前記X3インタフェースを介して前記第1通信識別子を前記下位基地局に送信し、前記第2ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第2通信識別子を記憶し、
    前記第2ベアラ制御部は、
    前記X3インタフェースを介して前記第2通信識別子を前記上位基地局に送信し、前記第1ベアラ制御部から前記X3インタフェースを介して受信した前記第1通信識別子を記憶する
    無線通信システム。
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