JP2014230221A - 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム - Google Patents

基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014230221A
JP2014230221A JP2013110408A JP2013110408A JP2014230221A JP 2014230221 A JP2014230221 A JP 2014230221A JP 2013110408 A JP2013110408 A JP 2013110408A JP 2013110408 A JP2013110408 A JP 2013110408A JP 2014230221 A JP2014230221 A JP 2014230221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile terminal
handover
communication path
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013110408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6281192B2 (ja
Inventor
光弘 谷
Mitsuhiro Tani
光弘 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013110408A priority Critical patent/JP6281192B2/ja
Priority to US14/259,352 priority patent/US9408117B2/en
Publication of JP2014230221A publication Critical patent/JP2014230221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6281192B2 publication Critical patent/JP6281192B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0064Transmission or use of information for re-establishing the radio link of control information between different access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/047Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using dedicated repeater stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points

Abstract

【課題】ハンドオーバーによる無線ネットワークの負荷増大を抑制することを課題とする。
【解決手段】基地局装置は、ネットワーク制御またはユーザデータに関する信号を処理する管理装置との間で、移動体端末ごとに第1の通信パスを確立する。基地局装置は、移動体端末に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先の基地局装置との間で第2の通信パスを確立する。基地局装置は、第1の通信パスと第2の通信パスとを関連付ける。基地局装置は、ハンドオーバー後の移動体端末と管理装置との間の通信を、関連付けられた第1の通信パスと第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータと同等の性能を有する高性能な端末装置が増大し、1ユーザあたりのデータ量が増加している。データ量が増えると、同じ基地局エリアに位置するユーザ間において、無線リソースの争奪等が発生し、通信速度の低下などが発生する。
このような通信速度の低下などを抑制する手法として、基地局の小セル化が実施されている。具体的には、基地局1台あたりがカバーする無線エリアを小型化し、同一無線エリアにおける基地局数を増やすことで、単位面積あたりの通信容量を拡大する。
特開2006−270180号公報 特開2011−166274号公報
しかしながら、上記技術では、ハンドオーバーが多発し、ハンドオーバーによる制御信号のトラフィックが増え、無線ネットワークの負荷が増大するという問題がある。
例えば、携帯端末などの移動体端末においては、従来では1つの無線エリア内であったものが、基地局の小セル化により、セルを跨ることになるので、ハンドオーバーが発生する頻度が高くなる。
端末移動による基地局間のハンドオーバーを行う場合、通信する基地局を切り替えるために、MME(Mobility Management Entity)と基地局間、および、MMEと端末間でハンドオーバーに使用される制御信号が送受信される。つまり、小セル化によって、基地局間のハンドオーバーの回数が増加し、それに伴うMMEにおける制御信号のトラヒックが増加するので、結果として、無線ネットワークの負荷が増大する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ハンドオーバーによる無線ネットワークの負荷増大を抑制することができる基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システムを提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置は、一つの態様において、ネットワーク制御またはユーザデータに関する信号を処理する管理装置との間で、移動体端末ごとに第1の通信パスを確立する第1確立部を有する。基地局装置は、前記移動体端末に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先の基地局装置との間で第2の通信パスを確立する第2確立部を有する。基地局装置は、前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとを関連付ける関連付け部を有する。基地局装置は、前記ハンドオーバー後の移動体端末と前記管理装置との間の通信を、前記関連付け部によって関連付けられた前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する送信制御部を有する。
本願の開示する基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システムの一つの態様によれば、ハンドオーバーによる無線ネットワークの負荷増大を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係るハンドオーバーを説明する図である。 図3は、実施例1に係るマクロ基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、UEパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図5は、MMEパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図6は、スモールパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図7は、リンク結果記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図8は、実施例1に係るスモール基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。 図9は、実施例1に係るハンドオーバー処理の流れを示す処理シーケンス図である。 図10は、実施例1に係るハンドオーバー前を説明する図である。 図11は、一般的なハンドオーバーを説明する図である。 図12は、実施例1に係るハンドオーバー後を説明する図である。 図13は、実施例2に係るハンドオーバーを説明する図である。 図14は、実施例2に係るハンドオーバー処理の流れを示す処理シーケンス図である。 図15は、各基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。各実施例では、矛盾が起きない範囲で適宜組み合わせることができる。
[全体構成例]
図1は、実施例1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、携帯端末1、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)2、複数のスモール基地局10、マクロ基地局30を有する。
携帯端末1は、LTE(Long Term Evolution)に準拠した携帯電話やスマートフォンなどの移動体端末の一例であり、基地局を介して音声通信を実行する。また、携帯端末1は、MMEやS−GW2とデータ通信を実行して、制御データの送受信やユーザデータの送受信を実行する。
MME/S−GW2は、制御データを中継するアクセスゲートウェイである。また、MME/S−GW2は、例えばLTEや3GPP(Third Generation Partnership Project)無線を収容し、ユーザデータ等をルーティングする中継装置である。
各スモール基地局10は、管理下にあるセルに位置する携帯端末1に対して無線リソースを提供し、携帯端末1の無線通信を制御する基地局装置である。マクロ基地局30は、複数のスモール基地局10を管理下におき、携帯端末1のハンドオーバー、携帯端末1とMME2との通信の中継、携帯端末1とS−GW2との通信の中継を制御する基地局装置である。
ここで、実施例1で想定するハンドオーバーについて説明する。図2は、実施例1に係るハンドオーバーを説明する図である。図2に示すように、図1に示すシステムは、マクロ基地局30が管理するセル30a内に、各スモール基地局10が管理するセル10aが存在する。実施例1では、携帯端末1が、マクロ基地局30が管理するセル30aで無線通信を行っている状態から、スモール基地局10が管理するセル10aに移動することで発生するハンドオーバーを例にして説明する。
このような場合、マクロ基地局30は、MME2またはS−GW2との間で、携帯端末1ごとに第1の通信パスを確立する。また、マクロ基地局30は、携帯端末1に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先のスモール基地局10との間で第2の通信パスを確立する。そして、マクロ基地局30は、第1の通信パスと第2の通信パスとを関連付ける。その後、マクロ基地局30は、ハンドオーバー後の携帯端末1とMME2等との間の通信を、関連付けられた第1の通信パスと第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する。
したがって、マクロ基地局30が、携帯端末1のハンドオーバー先のスモール基地局10との間で確立したパスを、MME/S−GW2との間の確立済みパスに関連付ける。このため、マクロ基地局30は、ハンドオーバー時にMME/S−GW2に対して新たなパス設定を抑制してデータ量を削減する。したがって、ハンドオーバーによる無線ネットワークの負荷増大を抑制することができる。
[マクロ基地局の構成]
図3は、実施例1に係るマクロ基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、マクロ基地局30は、呼設定記憶部31、UEパス記憶部32、MMEパス記憶部33、スモールパス記憶部34、リンク結果記憶部35を有する。なお、各記憶部は、メモリやハードディスクなどの記憶装置に設けられるデータベース等の一例である。
また、マクロ基地局30は、無線インタフェース処理部36、ベースバンド処理部37、呼処理制御部38、通信ルート制御部39、有線インタフェース処理部40を有する。なお、各処理部は、プロセッサなどが実行するプロセスの一例、または、制御回路の一例である。
呼設定記憶部31は、携帯端末1ごとに、携帯端末1が無線通信に使用する呼情報を記憶する。例えば、呼設定記憶部31は、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)などのユーザ識別子、ベースバンドリソースやRadio Bearerリソースや伝送路リソースなどのユーザ識別子に対応する各種リソース情報を記憶する。
また、呼設定記憶部31は、スケジューリング種別などの各種ベースバンド関連のパラメータ、TPC(Transmission Power Control)などのRadio Bearer関連のパラメータを記憶する。また、呼設定記憶部31は、IP(Internet Protocol)アドレス、ポート、DSCP(Differentiated Services Code Point)などの伝送路関連のパラメータ、セキュリティキーなどを記憶する。ここで記憶される情報は、携帯端末1が無線通信や音声通信を利用する際に使用する一般的な呼情報の一例である。
UEパス記憶部32は、携帯端末1ごとに、携帯端末1とマクロ基地局30との通信パスであるUEパスに関する情報を記憶する記憶部である。図4は、UEパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、UEパス記憶部32は、「UE、マクロ基地局(IPアドレス、TE−ID(Tunnel Endpoint−IDentifier))」を対応付けて記憶する。
ここで記憶される「UE」は、携帯端末1を識別する識別子である。「マクロ基地局(IPアドレス)」は、マクロ基地局30のIPアドレスである。「マクロ基地局(TE−ID)」は、接続されるごとに決定されるユーザデータ通信パス(GTP(General packet radio service Tunneling Protocol)パス)を識別する識別子であり、データのヘッダに設定される。図4の例では、「UE#1」で識別される携帯端末1について、携帯端末1と「192.168.10.1」のマクロ基地局30とが、「11」のTE−IDで識別されるUEパスで接続されていることを示す。
MMEパス記憶部33は、携帯端末1ごとに、MME2とマクロ基地局30との間の通信パスであるMMEパスに関する情報を記憶する記憶部である。図5は、MMEパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図5に示すように、MMEパス記憶部33は、「UE、MME/S−GW(IPアドレス、TE−ID)、マクロ基地局(IPアドレス、TE−ID)」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「UE」と「マクロ基地局(IPアドレス、TE−ID)」は、図4と同様なので詳細な説明は省略する。
「MME/S−GW(IPアドレス)」は、MME/S−GW2のIPアドレスである。「MME/S−GW(TE−ID)」は、接続されるごとに決定されるユーザデータ通信パス(GTPパス)を識別する識別子であり、MME/S−GW2が付与する識別子である。図5の例では、「UE#1」で識別される携帯端末1について、「192.168.1.1」のMME/S−GW2と、「192.168.10.1」のマクロ基地局30とがMMEパスで接続されていることを示す。また、このMMEパスは、MME/S−GW2側では「TE−ID=1」で識別され、マクロ基地局30側では「TE−ID=11」で識別される。
スモールパス記憶部34は、携帯端末1ごとに、スモール基地局10とマクロ基地局30との通信パスであるスモールパスに関する情報を記憶する記憶部である。図6は、スモールパス記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図6に示すように、「UE、マクロ基地局(IPアドレス、TE−ID)、スモール基地局(IPアドレス、TE−ID)」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「UE」と「マクロ基地局(IPアドレス、TE−ID)」は、図4と同様なので詳細な説明は省略する。
「スモール基地局(IPアドレス)」は、携帯端末1が接続されるスモール基地局10のIPアドレスである。「スモール基地局(TE−ID)」は、接続されるごとに決定されるユーザデータ通信パス(GTPパス)を識別する識別子であり、スモール基地局10が付与する識別子である。図6の例では、「UE#1」で識別される携帯端末1について、「192.168.10.1」のマクロ基地局30と、「192.168.20.1」のスモール基地局10とがスモールパスで接続されていることを示す。また、このスモールパスは、マクロ基地局30側では「TE−ID=111」で識別され、スモール基地局10側では「TE−ID=221」で識別される。
リンク結果記憶部35は、携帯端末1ごとに、MME/S−GW2とマクロ基地局30とのMMEパスと、マクロ基地局30とスモール基地局10とのスモールパスを連結した情報を記憶する記憶部である。図7は、リンク結果記憶部に記憶される情報の例を示す図である。
図7に示すように、リンク結果記憶部35は、「TE−ID−1、TE−ID−2」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「TE−ID−1」は、マクロ基地局30とMME/S−GW2との間の通信パスを識別する識別子であり、「TE−ID−2」は、マクロ基地局30とスモール基地局10との間の通信パスを識別する識別子である。図7の場合、「UE#1」で識別される携帯端末1について、「TE−ID=11」のマクロパスと、「TE−ID=111」のスモールパスで接続されることを示す。
無線インタフェース処理部36は、変調や復調などの無線通信に関する各種処理を実行する処理部である。例えば、無線インタフェース処理部36は、ベースバンド処理部37から入力された送信対象の信号に変調処理を実行してアンテナから送出する。また、無線インタフェース処理部36は、アンテナから受信された信号に復調処理を実行して得られた受信信号をベースバンド処理部37に出力する。
ベースバンド処理部37は、送信信号や受信信号に対して、LTEのベースバンド処理を実行する処理部である。例えば、ベースバンド処理部37は、送信信号にベースバンド処理を実行して無線インタフェース処理部36に出力する。また、ベースバンド処理部37は、受信信号にベースバンド処理を実行して呼処理制御部38などに出力する。
呼処理制御部38は、呼設定記憶部31に記憶される呼設定を用いて、無線通信や音声通信に関する呼処理を実行する処理部である。この呼処理制御部38は、携帯端末1がマクロ基地局30からスモール基地局10にハンドオーバーした場合に、ハンドオーバーした携帯端末1に対する呼情報を呼設定記憶部31から抽出する。そして、呼処理制御部38は、ハンドオーバー先のスモール基地局10に対して、読み出した呼設定を送信する。
また、呼処理制御部38は、携帯端末1がスモール基地局10からマクロ基地局30にハンドオーバーする際のハンドオーバー要求から呼情報を抽出する。そして、呼処理制御部38は、抽出した呼情報を、ハンドオーバーした携帯端末1に対応付けて呼設定記憶部31に格納する。
また、呼処理制御部38は、当該マクロ基地局30と接続される携帯端末1、すなわち、マクロ基地局30を介して無線通信を実行している携帯端末1の無線状態によって、ハンドオーバーを発生させる。例えば、呼処理制御部38は、携帯端末1の移動によって無線品質の劣化を検知する。すると、呼処理制御部38は、当該携帯端末1が他のセルに移動したことを検知して、ハンドオーバーを発生させる。
通信ルート制御部39は、UEパス設定部39a、MMEパス設定部39b、スモールパス設定部39c、パスリンク部39dを有し、これらによって各種パスの設定を実行する処理部である。
UEパス設定部39aは、携帯端末1とマクロ基地局30との間の通信パスであるUEパスを確立する処理部である。具体的には、UEパス設定部39aは、携帯端末1が発信した場合や携帯端末1がスモール基地局10からマクロ基地局30へハンドオーバーする際に、UEパスを確立し、確立したUEパスに関する情報をUEパス記憶部32に格納する。
例えば、UEパス設定部39aは、携帯端末1に対するUEパスであることを示すTE−IDを付与する。その後、UEパス設定部39aは、付与したTE−IDと、携帯端末1を識別する識別子と、マクロ基地局30のIPアドレスとを対応付けて、UEパス記憶部32に格納する。このようにして、UEパス設定部39aは、携帯端末1ごとに一意なUEパスを設定する。
なお、UEパス設定部39aは、携帯端末1がマクロ基地局30からスモール基地局10へハンドオーバーした場合に、当該携帯端末1に対応するUEパスを解放することもできる。なお、解放するとは、例えば、該当するUEパスに関する情報をUEパス記憶部32から削除したり、該当するUEパスを無効にしたりすることなどがある。
MMEパス設定部39bは、MME/S−GW2とマクロ基地局30との間の通信パスであるMMEパスを確立する処理部である。具体的には、MMEパス設定部39bは、携帯端末1が発信した場合に、MME/S−GW2とマクロ基地局30との間でMMEパスを確立する。そして、MMEパス設定部39bは、確立したMMEパスに関する情報をMMEパス記憶部33に格納する。
例えば、MMEパス設定部39bは、MME/S−GW2から、MME/S−GW2上で携帯端末1に対するMMEパスを一意に識別することを示すTE−IDを取得する。また、MMEパス設定部39bは、マクロ基地局30上で携帯端末1に対するMMEパスを一意に識別するTE−IDを付与する。その後、MMEパス設定部39bは、MME/S−GWのIPアドレスおよびTE−IDと、マクロ基地局30のIPアドレスおよびTE−IDと、携帯端末1を識別する識別子とを対応付けて、MMEパス記憶部33に格納する。このようにして、MMEパス設定部39bは、携帯端末1ごとに一意なMMEパスを設定する。
なお、MMEパス設定部39bは、例えば携帯端末1の音声通信や無線通信が終了したことを検知した場合やマクロ基地局30間でハンドオーバーが発生した場合に、当該携帯端末1に対応するMMEパスを解放することもできる。
スモールパス設定部39cは、スモール基地局10とマクロ基地局30との間の通信パスであるスモールパスを確立する処理部である。具体的には、スモールパス設定部39cは、携帯端末1がマクロ基地局30からスモール基地局10へハンドオーバーした際に、ハンドオーバー先のスモール基地局10とマクロ基地局30との間でスモールパスを確立する。そして、スモールパス設定部39cは、確立したスモールパスに関する情報をスモールパス記憶部34に格納する。
例えば、スモールパス設定部39cは、スモール基地局10から、スモール基地局10上で携帯端末1に対するスモールパスを一意に識別するTE−IDを取得する。また、スモールパス設定部39cは、マクロ基地局30上で携帯端末1に対するスモールパスを一意に識別するTE−IDを付与する。その後、スモールパス設定部39cは、スモール基地局10のIPアドレスおよびTE−IDと、マクロ基地局30のIPアドレスおよびTE−IDと、携帯端末1を識別する識別子とを対応付けて、スモールパス記憶部34に格納する。このようにして、スモールパス設定部39cは、携帯端末1ごとに一意なスモールパスを設定する。
なお、スモールパス設定部39cは、例えば携帯端末1がスモール基地局10からマクロ基地局30へハンドオーバーした場合に、当該携帯端末1およびスモール基地局10に対するスモールパスを解放することもできる。
パスリンク部39dは、MMEパスとスモールパスとをリンクさせる処理部である。具体的には、パスリンク部39dは、携帯端末1がマクロ基地局30からスモール基地局10へハンドオーバーしたことに伴ってスモールパスが確立された場合に、確立されたスモールパスと、当該携帯端末1に対して確立されていたMMEパスとを関連付ける。そして、パスリンク部39dは、関連付けた情報を、リンク結果記憶部35に格納する。
例えば、パスリンク部39dは、MMEパス記憶部33に記憶されるMMEパスの情報と、スモールパス記憶部34に記憶されるスモールパスの情報とを参照して、両方に含まれる携帯端末の識別子を特定する。そして、パスリンク部39dは、MMEパス記憶部33を参照して、特定した携帯端末の識別子に対応する「マクロ基地局のTE−ID」を特定する。同様に、パスリンク部39dは、スモールパス記憶部34を参照して、特定した携帯端末の識別子に対応する「マクロ基地局のTE−ID」を特定する。その後、パスリンク部39dは、特定した各「マクロ基地局のTE−ID」を対応付けて、リンク結果記憶部35に格納する。
一例を挙げると、パスリンク部39dは、MMEパス記憶部33とスモールパス記憶部34とを参照して、両方の記憶部に記憶される「UE#1」を特定する。その後、パスリンク部39dは、MMEパス記憶部33を参照して、「UE#1」に対応する「マクロ基地局のTE−ID=11」を特定する。同様に、パスリンク部39dは、スモールパス記憶部34を参照して、「UE#1」に対応する「マクロ基地局のTE−ID=111」を特定する。その後、パスリンク部39dは、「マクロ基地局のTE−ID=11」と「マクロ基地局のTE−ID=111」とを対応付けて、リンク結果記憶部35に格納する。
このようにすることで、マクロ基地局30は、携帯端末1−スモール基地局10−マクロ基地局30−MME/S−GW2のパスで接続することができる。なお、パスリンク部39dは、携帯端末1がスモール基地局10からマクロ基地局30へハンドオーバーした場合に、当該携帯端末1に対応付けられるリンクを解放してもよい。
有線インタフェース処理部40は、携帯端末1から送信されたアップリンクデータやMME/S−GW2から送信されたダウンリンクデータの中継制御を実行する処理部である。具体的には、有線インタフェース処理部40は、携帯端末1とMME/S−GW2との間で送受信されるC−PlaneデータやU−Planeデータを、各パス記憶部やリンク結果記憶部35に基づいて特定される通信パスを介して中継する。
(アップリンクデータ)
例えば、有線インタフェース処理部40は、スモール基地局10を介して、携帯端末1からMME/S−GW2に送信されたデータを受信した場合、当該データのヘッダ等からTE−ID「221」を抽出する。続いて、有線インタフェース処理部40は、抽出したTE−ID「221」を検索キーにして、スモールパス記憶部34の「マクロ基地局」を検索する。
そして、有線インタフェース処理部40は、該当するTE−ID「221」に対応付けられるマクロ基地局のTE−ID「111」を、スモールパス記憶部34から特定する。その後、有線インタフェース処理部40は、特定したマクロ基地局のTE−ID「111」を「TE−ID−2」としてリンク結果記憶部35を検索し、「TE−ID−2=111」に対応付けられる「TE−ID−1=11」を特定する。
続いて、有線インタフェース処理部40は、特定した「TE−ID−1=11」をマクロ基地局のTE−IDとしてMMEパス記憶部33を検索し、MME/S−GWのTE−ID「1」を特定する。そして、有線インタフェース処理部40は、MME/S−GWのTE−ID「1」に対応するMMEパスを用いて、MME/S−GW2にデータを転送する。
また、有線インタフェース処理部40は、携帯端末1からMME/S−GW2に送信されたデータが直接受信された場合、当該データのヘッダ等からTE−ID「11」を抽出する。その後、有線インタフェース処理部40は、TE−ID「11」を検索キーにしてMMEパス記憶部33を検索し、TE−ID「11」に対応付けられるMME/S−GWのTE−ID「1」を特定する。その後、有線インタフェース処理部40は、MME/S−GWのTE−ID「1」に対応するMMEパスを用いて、MME/S−GW2にデータを転送する。
(ダウンリンクデータ)
さらに、有線インタフェース処理部40は、MME/S−GW2から携帯端末1宛てのデータを受信した場合、当該データのヘッダ等からTE−ID「3」を抽出する。そして、有線インタフェース処理部40は、抽出したTE−ID「3」を検索キーにしてMMEパス記憶部33を検索し、マクロ基地局のTE−ID「13」を特定する。
続いて、有線インタフェース処理部40は、マクロ基地局のTE−ID「13」を「TE−ID−1」としてリンク結果記憶部35を検索し、TE−ID−2「113」を特定する。その後は、有線インタフェース処理部40は、TE−ID−2「113」をマクロ基地局のTE−IDとするレコードをスモールパス記憶部34から特定して、該当するスモール基地局とのスモールパスでデータを中継する。
一方で、有線インタフェース処理部40が、マクロ基地局のTE−ID「13」を「TE−ID−1」としてリンク結果記憶部35を検索したが、該当するレコードが見つからない。この場合、有線インタフェース処理部40は、マクロ基地局のTE−ID「13」を検索キーにして、UEパス記憶部32を参照して該当するUEパスを検索する。そして、無線インタフェース処理部36が、検索されたUEパスを用いて、データを携帯端末1に送信する。
[スモール基地局の構成]
図8は、実施例1に係るスモール基地局の機能構成を示す機能ブロック図である。図8に示すように、スモール基地局10は、呼設定記憶部11、パス記憶部12、を有する。なお、各記憶部は、メモリやハードディスクなどの記憶装置に設けられるデータベース等の一例である。
また、スモール基地局10は、無線インタフェース処理部13、ベースバンド処理部14、呼処理制御部15、パス制御部16、有線インタフェース処理部17を有する。なお、各処理部は、プロセッサなどが実行するプロセスの一例、または、制御回路の一例である。
呼設定記憶部31は、携帯端末1ごとに、携帯端末1が無線通信に使用する呼情報を記憶する。ここで記憶される情報は、マクロ基地局30の構成で説明した情報と同様なので、詳細な説明は省略する。また、呼設定記憶部31が記憶する情報は、後述する呼処理制御部15によって適宜更新される。
パス記憶部12は、携帯端末1とスモール基地局との間の通信パスに関する情報を記憶する記憶部である。具体的には、パス記憶部12は、携帯端末1が現在使用するTE−ID等を記憶する。例えば、パス記憶部12は、後述するパス制御部16が生成したTE−IDを記憶する。なお、パス記憶部12は、図6に示したスモールパスに関する情報と同様の情報を記憶することもできる。
無線インタフェース処理部13は、変調や復調などの無線通信に関する各種処理を実行する処理部である。例えば、無線インタフェース処理部13は、ベースバンド処理部14から入力された送信対象の信号に変調処理を実行してアンテナから送出する。また、無線インタフェース処理部13は、アンテナから受信された信号に復調処理を実行して得られた受信信号をベースバンド処理部14に出力する。
ベースバンド処理部14は、送信信号や受信信号に対して、LTEのベースバンド処理を実行する処理部である。例えば、ベースバンド処理部14は、送信信号にベースバンド処理を実行して無線インタフェース処理部13に出力する。また、ベースバンド処理部14は、受信信号にベースバンド処理を実行して呼処理制御部15などに出力する。
呼処理制御部15は、呼設定記憶部31に記憶される呼情報を用いて、無線通信や音声通信に関する呼処理を実行する処理部である。この呼処理制御部15は、携帯端末1がマクロ基地局30からスモール基地局10にハンドオーバーしてきた場合に、ハンドオーバー元のマクロ基地局30から受信した呼情報を呼設定記憶部11に格納する。
また、呼処理制御部15は、携帯端末1がスモール基地局10からマクロ基地局30へハンドオーバーした際に、呼設定記憶部31に記憶される呼情報をマクロ基地局30に送信する。このとき、呼処理制御部15は、マクロ基地局30からスモール基地局10へハンドオーバーしたときの呼情報と、今回のハンドオーバー時の呼情報とを比較し、差分をマクロ基地局30に送信することもできる。
また、呼処理制御部15は、当該スモール基地局10と接続される携帯端末1、すなわち、スモール基地局10を介して無線通信を実行している携帯端末1の無線状態によって、ハンドオーバーを発生させる。例えば、呼処理制御部15は、携帯端末1の移動によって無線品質の劣化を検知する。すると、呼処理制御部15は、当該携帯端末1が他のセルに移動したことを検知して、ハンドオーバーを発生させる。
パス制御部16は、携帯端末1ごとに、マクロ基地局30とスモール基地局10との間で確立されたスモールパスを識別するTE−IDを生成して、パス記憶部12に格納する処理部である。また、パス制御部16は、マクロ基地局30の要求に応じて、生成したTE−IDをマクロ基地局30に送信する。なお、パス制御部16は、図6に示したスモールパスに関する情報と同様の情報を生成して、パス記憶部12に格納することもできる。
有線インタフェース処理部17は、携帯端末1から送信されたアップリンクデータやMME/S−GW2から送信されたダウンリンクデータの中継制御を実行する処理部である。具体的には、有線インタフェース処理部17は、携帯端末1とMME/S−GW2との間で送受信されるC−PlaneデータやU−Planeデータを、パス記憶部12に基づいて中継する。
(ダウンリンクデータ)
例えば、有線インタフェース処理部17は、マクロ基地局30を介して、MME/S−GW2が送信したデータを受信すると、受信したデータからTE−IDを抽出する。その後、有線インタフェース処理部17は、パス記憶部12を参照して、抽出したTE−IDに該当する通信パスを特定する。その後、無線インタフェース処理部13が、特定された通信パスを用いてデータを携帯端末1に送信する。
(アップリンクデータ)
また、有線インタフェース処理部17は、携帯端末1が送信したデータを受信すると、受信したデータからTE−IDを抽出する。その後、有線インタフェース処理部17は、パス記憶部12を参照して、抽出したTE−IDに該当する通信パスを特定する。その後、有線インタフェース処理部17は、特定された通信パスを用いて、MME/S−GW2にデータを送信する。
[処理の流れ]
図9は、実施例1に係るハンドオーバー処理の流れを示す処理シーケンス図である。図9に示すように、マクロ基地局30は、MMEパスを確立済みであり(S101)、携帯端末1とMME/S−GW2との間の通信を中継している状態である(S102とS103)。なお、MMEパスのMME側のTE−IDは、MME等によって生成されて、マクロ基地局30に提供される。
このような状態で、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、携帯端末1が使用する無線情報を測定し(S104とS105)、無線状態の劣化を検出すると、ハンドオーバー先を検出する(S106)。
続いて、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、ハンドオーバー先のスモール基地局10に対して、ハンドオーバー要求を送信する(S107とS108)。このとき、呼処理制御部38は、ハンドオーバーする携帯端末1の呼情報を呼設定記憶部31から抽出して、ハンドオーバー先のスモール基地局10に送信する。また、呼処理制御部38は、ハンドオーバー中のユーザデータを転送するための通信パス、すなわちスモールパスの設定をスモール基地局10に指示する。
続いて、スモール基地局10の呼処理制御部15は、ハンドオーバー元のマクロ基地局30に、ハンドオーバー応答を送信する(S109とS110)。このとき、呼処理制御部15は、ハンドオーバー元から受信した呼情報を呼設定記憶部11に格納する。また、呼処理制御部15は、指示されたスモールパスの作成指示にともなって、TE−IDを生成してパス記憶部12に格納し、マクロ基地局30に提供する。
このようにして、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、スモールパスの設定を行う(S111)。また、マクロ基地局30のスモールパス設定部39cは、確立したスモールパスに関する情報をスモールパス記憶部34に格納する。
その後、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、ハンドオーバー対象の携帯端末1に対するMACスケジューラの新規割当を停止する(S112)。例えば、呼処理制御部38は、管理下のセル内の無線空きリソースの中から、携帯端末1との通信に対する無線リソースの割当を停止する。なお、無線リソースには、チャネル番号やデータ位置などがある。
続いて、マクロ基地局30の有線インタフェース処理部40は、ハンドオーバー元のマクロ基地局30からハンドオーバー先のスモール基地局へのデータフォワーディング処理を開始する(S113とS114)。具体的には、有線インタフェース処理部40は、ハンドオーバー処理中のユーザデータを、ハンドオーバー元からハンドオーバー先へ転送する処理を開始する。
そして、マクロ基地局30のパスリンク部39dは、S103で確立されるMMEパスと、S111で確立されたスモールパスとをリンクさせ、リンクさせた情報をリンク結果記憶部35に格納する(S115)。
その後、マクロ基地局30の呼処理制御部38または有線インタフェース処理部40は、携帯端末1とスモール基地局10のそれぞれに対してハンドオーバー指示を送信する(S116〜S118)。例えば、呼処理制御部38は、RRCの「RRC Connection Reconfiguration」を携帯端末1に送信し、SN STATUS TRANSFERをスモール基地局10に送信する。
そして、携帯端末1は、ハンドオーバー完了応答をスモール基地局10に送信する(S119とS120)。例えば、携帯端末1は、RRCの「RRC Connection Reconfiguration Complete」をスモール基地局10に送信する。
ハンドオーバー完了応答を受信したスモール基地局10のパス制御部16は、携帯端末1とスモール基地局10との間で通信パスを確立する(S121とS122)。その後、スモール基地局10の呼処理制御部15は、同期状態の監視を開始し(S123)、MACスケジューラの新規割当を開始する(S124)。また、有線インタフェース処理部17は、アップリンクデータの送信を開始する(S125)。
一方で、マクロ基地局30の有線インタフェース処理部40は、ハンドオーバーの完了に伴って、S113で開始したデータフォワーディング処理を終了する(S126とS127)。
その後、スモール基地局10の有線インタフェース処理部17は、マクロ基地局30に対してリソース解放を指示する(S128とS129)。例えば、マクロ基地局30では、該当携帯端末1に関連する呼情報、該当携帯端末1に対応するUEパスに関連する情報等を削除する。また、識別子情報は、当該携帯端末1の通信が解放切断されるまでは、他の端末に割り当てできないようにする。
そして、当該システムでは、携帯端末1、スモール基地局10、マクロ基地局30、MME/S−GW2間でデータの送受信が実行される(S130とS131)。例えば、スモール基地局10は、携帯端末1から受信したアップリンクデータにTE−IDを含めてマクロ基地局30へ送信する。マクロ基地局30は、当該アップリンクデータのTE−IDから、使用されたスモールパスおよびスモールパスとリンクするMMEパスとを特定し、MME/S−GW2に中継する。
また、マクロ基地局30は、MME/S−GW2からダウンリンクデータを受信する。マクロ基地局30は、ダウンリンクデータからTE−IDを抽出して、使用されたMMEパスおよびMMEパスにリンクされるスモールパスを特定し、該当するスモール基地局10に中継する。スモール基地局10は、ダウンリンクデータを携帯端末1に送信する。
[ハンドオーバーの説明]
図10は、実施例1に係るハンドオーバー前を説明する図である。図10に示すように、ハンドオーバー前は、携帯端末1とMME2またはS−GW2とのデータ通信は、マクロ基地局30を介して実施される。具体的には、携帯端末1とマクロ基地局30との間は、共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、個別通信チャネル(DTCH)が確立される。また、マクロ基地局30とMMEとの間は、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)で接続され、マクロ基地局30とS−GWとの間は、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for User Plane)で接続される。なお、例えば、携帯端末1とMME2は、SRB(Signalling Radio Bearer)上で制御メッセージを送受信し、携帯端末1とマクロ基地局30は、DRB(Data Radio Bearer)上でユーザデータを送受信する。
すなわち、携帯端末1とマクロ基地局30とを接続する各チャネルが、実施例1で説明したUEパスに該当する。また、マクロ基地局30とMMEとの間のSCTPで接続されるコネクションやマクロ基地局30とS−GWとの間のGTP−Uで接続されるコネクションが、実施例1で説明したMMEパスに該当する。
このような状態で、携帯端末1が、スモール基地局10にハンドオーバーしたとする。図11は、一般的なハンドオーバーを説明する図である。図11に示すように、通常は、ハンドオーバー先の基地局とMME/S−GW2とが接続される。つまり、ハンドオーバー先のスモール基地局10が、MMEやS−GWに対して、携帯端末1用の各種通信パスの設定要求を送信することになる。
したがって、ハンドオーバー先のスモール基地局10と携帯端末1との間で、共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、個別通信チャネル(DTCH)が確立される。さらに、ハンドオーバー先のスモール基地局10とMMEとの間がSCTPで接続され、ハンドオーバー先のスモール基地局10とS−GWとの間がGTP−Uで接続される。
一方、実施例1では、ハンドオーバー先のスモール基地局10が、MMEやS−GWに対して、携帯端末1用の各種通信パスの設定要求を送信しない。図12は、実施例1に係るハンドオーバー後を説明する図である。図12に示すように、実施例1では、マクロ基地局とMMEまたはS−GWとの間の通信パスは、ハンドオーバー後もハンドオーバー前からの状態を維持する。その一方で、ハンドオーバー先のスモール基地局10と携帯端末1との間では、共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、個別通信チャネル(DTCH)が確立される。さらに、マクロ基地局とハンドオーバー先のスモール基地局10との間でもパスが確立される。
この結果、携帯端末1から送信されるアップリンクデータは、ハンドオーバー先のスモール基地局10を経由してマクロ基地局30に届き、マクロ基地局30がMME等で中継する。また、MME等から送信されるダウンリンクデータは、ハンドオーバー元のマクロ基地局30を経由してハンドオーバー先のスモール基地局10に届き、スモール基地局10が携帯端末1に中継する。
上述したように、実施例1では、一般的なハンドオーバーで行われるハンドオーバー先のスモール基地局30と上位装置との間で、伝送用パスに関する設定情報の送受信を抑制できるので、通知データ量を削減できる。
具体的には、携帯端末1の移動によるMME配下の基地局間でハンドオーバーを行う場合に、MME/S−GW2を介さずに基地局間および携帯端末1の通信のみで、ハンドオーバーを実現できる。このように、MMEにおけるハンドオーバー処理を省略、つまりハンドオーバーに用いられる制御信号を抑制できたことにより、基地局よりも上位に位置する装置の処理負荷を抑えることができる。
さらに、同一エリアにおける基地局数を増やし、単位面積あたりの基地局の通信容量を拡大することができる。また、MMEは、スモール基地局10を意識することがないので、接続管理や状態監視が複雑化しない効果もある。
また、ネットワーク負荷増大による処理輻輳を軽減できることにより、処理輻輳が起因となる異常発生によるシステム停止のリスクを回避または軽減することができる。さらに、MMEの信号処理が低減されることにより、消費電力も低減できる。
また、スモール基地局10は、直接、スモール基地局10間でハンドオーバーをすることがないので、カバーエリアも隣接して配置しなくてもよく、スモール基地局10間の互いの電波干渉を低減できる。
また、ハンドオーバー中にハンドオーバー元と先との間で設定した伝送用パスをスモールパスとしてハンドオーバー後も使用する。このため、スモール基地局10とMME等との間の通信パスの設定を抑制できるので、ネットワーク帯域の浪費を抑制できる。
また、一般的には、ハンドオーバー先のスモール基地局10にて、携帯端末1を識別するユーザ識別子の変更を行うが、実施例1ではこの処理を抑制できる。具体的には、スモール基地局10では、ハンドオーバー先のマクロ基地局30から通知されたユーザ識別子をそのまま使用し、変更しない。
これは、実施例1では、マクロ基地局30が、携帯端末1の発着信動作に関する制御信号の送受信を行って、通信コネクションを確立させるからであり、スモール基地局10では発着信動作を実施しないからである。なお、ユーザ識別子は、マクロ基地局30内にて新規の通信が発生した場合、つまり新規ユーザが発生した場合に付与される。このため、発着信動作を行わないスモール基地局では、ユーザ識別子を与することなく、マクロ基地局30と同一のユーザ識別子を使用することができる。
このように、実施例1に係るシステムでは、一般的にハンドオーバー先が実施していた複数の処理を省略することができるので、処理負荷の軽減につながり、ハンドオーバーの高速化が実現できる。例えば、スモール基地局10側では、ユーザ識別子を付与する処理、ハンドオーバー中のデータ転送用のパスをハンドオーバー後に解放する処理、上位装置とのパス確立処理等を省略することができる。
次に、実施例2では、実施例1の状態から携帯端末1が再度マクロ基地局30にハンドオーバーする例を説明する。なお、機能構成は、実施例1と同様なので、詳細な説明は省略する。
[ハンドオーバーの説明]
図13は、実施例2に係るハンドオーバーを説明する図である。図13に示すように、実施例2では、携帯端末1が、実施例1による手法で、マクロ基地局30が管理するセル30aからスモール基地局10が管理するセル10aにハンドオーバーした後に、再度、マクロ基地局30が管理するセル30aに移動する例を説明する。すなわち、実施例2では、スモール基地局10からマクロ基地局30へのハンドオーバーについて説明する。
[処理の流れ]
図14は、実施例2に係るハンドオーバー処理の流れを示す処理シーケンス図である。図14に示すように、実施例2では、実施例1のハンドオーバーが完了していることから、携帯端末1、スモール基地局10、マクロ基地局30、MME/S−GW2間でデータの送受信が実行される(S201とS202)。
このような状態で、スモール基地局10の呼処理制御部15は、携帯端末1が使用する無線情報を測定し(S203とS204)、無線状態の劣化を検出すると、ハンドオーバー先を検出して、ハンドオーバー要求をマクロ基地局30に送信する(S205とS206)。このとき、呼処理制御部15は、ハンドオーバーする携帯端末1の呼情報を呼設定記憶部11から抽出して、ハンドオーバー先のマクロ基地局30に送信する。なお、送信される呼情報は、前回のハンドオーバーからの差分だけでもよい。
続いて、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、受信したハンドオーバー要求から呼情報を抽出して(S207)、抽出した呼情報を呼設定記憶部31に格納するハンドオーバー設定を実行する(S208)。その後、呼処理制御部38は、ハンドオーバー元のスモール基地局10に、ハンドオーバー応答を送信する(S209とS210)。
ハンドオーバー応答を受信したスモール基地局10の呼処理制御部15は、MACスケジューラの新規割当を停止し(S211)、有線インタフェース処理部17は、データフォワーディング処理を開始する(S212とS213)。具体的には、有線インタフェース処理部17は、ハンドオーバー処理中のユーザデータを、ハンドオーバー元からハンドオーバー先へ転送する処理を開始する。
続いて、スモール基地局10の呼処理制御部15または有線インタフェース処理部17は、携帯端末1とマクロ基地局30のそれぞれに対してハンドオーバー指示を送信する(S214〜S216)。その後、携帯端末1は、ハンドオーバー完了応答をマクロ基地局30に送信する(S217とS218)。
ハンドオーバー完了応答を受信したマクロ基地局30のUEパス設定部39aは、携帯端末1とマクロ基地局30との間でUEパスを確立する(S219とS220)。このとき、UEパス設定部39aは、確立したUEパスに関する情報をUEパス記憶部32に格納する。
続いて、マクロ基地局30の呼処理制御部38は、同期状態の監視を開始し(S221)、MACスケジューラの新規割当を開始する(S222)。また、有線インタフェース処理部40は、アップリンクデータの送信を開始する(S223)。
一方で、スモール基地局10の有線インタフェース処理部17は、ハンドオーバーの完了に伴って、S212で開始したデータフォワーディング処理を終了する(S224とS225)。
その後、マクロ基地局30の有線インタフェース処理部40は、スモール基地局10に対してリソース解放を指示する(S226とS227)。例えば、スモール基地局10では、携帯端末1に対応する呼情報を呼設定記憶部11から削除し、携帯端末1と接続していた通信パスを解放する。
この結果、当該システムでは、携帯端末1、マクロ基地局30、MME/S−GW2間でデータの送受信が実行される(S228)。具体的には、携帯端末1から送信されたアップリンクデータは、マクロ基地局30を介して、MME等に受信される。また、MME等から送信されたダウンリンクデータは、マクロ基地局30を介して、携帯端末1に受信される。
上述したように、実施例2では、スモール基地局10からマクロ基地局30へハンドオーバーする際に、マクロ基地局30とMME等との間で通信パスとして、携帯端末1がハンドオーバー前から使用していた通信パスを用いることができる。この結果、マクロ基地局30は、MME等の間で新たに通信パスを確立する処理を抑制できるので、処理負荷が軽減できる。また、マクロ基地局30とMME等とのデータ送信量も削減できるので、ネットワーク負荷も削減できる。
また、システム全体として、処理負荷の軽減やネットワーク負荷が軽減できるので、ハンドオーバーの高速化が実現できる。さらに、ハンドオーバー元のスモール基地局10が、ハンドオーバーした携帯端末1の呼情報について差分を送信するので、ハンドオーバー元からハンドオーバー先へのデータ送信量がさらに削減できる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(ハードウェア)
図15は、各基地局のハードウェア構成例を示す図である。図15に示すように、基地局100は、RF(Radio Frequency)回路101、ネットワークインタフェース102、メモリ103、CPU(Central Processing Unit)104を有する。
RF回路101は、無線通信を実行する回路であり、図3や図8に示した無線インタフェース処理部を実現する。ネットワークインタフェース102は、有線通信を実行するインタフェースであり、図3や図8に示した有線インタフェース処理部を実現する。
メモリ103は、各種データを記憶する記憶装置であり、図3や図8に示した各記憶部を記憶する。CPU104は、基地局全体の処理を司るプロセッサであり、図3や図8に示した各処理部を実現する。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
10 スモール基地局
11 呼設定記憶部
12 パス記憶部
13 無線インタフェース処理部
14 ベースバンド処理部
15 呼処理制御部
16 パス制御部
17 有線インタフェース処理部
30 マクロ基地局
31 呼設定記憶部
32 UEパス記憶部
33 MMEパス記憶部
34 スモールパス記憶部
35 リンク結果記憶部
36 無線インタフェース処理部
37 ベースバンド処理部
38 呼処理制御部
39 通信ルート制御部
39a UEパス設定部
39b MMEパス設定部
39c スモールパス設定部
39d パスリンク部
40 有線インタフェース処理部

Claims (7)

  1. ネットワーク制御またはユーザデータに関する信号を処理する管理装置との間で、移動体端末ごとに第1の通信パスを確立する第1確立部と、
    前記移動体端末に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先の基地局装置との間で第2の通信パスを確立する第2確立部と、
    前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとを関連付ける関連付け部と、
    前記ハンドオーバー後の移動体端末と前記管理装置との間の通信を、前記関連付け部によって関連付けられた前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する送信制御部と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記移動体端末が無線通信に使用する呼情報を前記ハンドオーバー先の基地局装置に送信して、前記ハンドオーバーした移動体端末に、前記ハンドオーバー先の基地局装置を介して無線通信を実行させる設定送信部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記移動体端末と通信パスが接続される基地局装置からハンドオーバー要求を受信した場合に、前記移動体端末との間で第3の通信パスを確立する第3確立部とをさらに有し、
    前記送信制御部は、前記ハンドオーバー後の移動体端末と前記管理装置との通信を、前記第3の通信パスと前記第1の通信パスとを用いて、中継制御することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 前記第2の通信パスが確立された履歴のある前記基地局装置から前記ハンドオーバー要求を受信した場合、前記第2の通信パスが確立されてから前記ハンドオーバー要求が送信されるまでに変更された呼情報を、前記基地局装置から受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記呼情報を用いて、前記ハンドオーバーした移動体端末の呼制御を実行する呼制御部とをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記第2確立部は、前記ハンドオーバーが完了した基地局装置との間で確立される前記第2の通信パスを、前記第3の通信パス確立後に当該基地局装置に解放させることを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  6. 基地局装置が、
    ネットワーク制御またはユーザデータに関する信号を処理する管理装置との間で、移動体端末ごとに第1の通信パスを確立し、
    前記移動体端末に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先の基地局装置との間で第2の通信パスを確立し、
    前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとを関連付け、
    前記ハンドオーバー後の移動体端末と前記管理装置との間の通信を、関連付けられた前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する
    処理を含んだことを特徴とするハンドオーバー制御方法。
  7. 第1の基地局装置と第2の基地局装置とを有する無線通信システムにおいて、
    前記第1の基地局装置は、
    ネットワーク制御またはユーザデータに関する信号を処理する管理装置との間で、移動体端末ごとに第1の通信パスを確立する第1確立部と、
    前記移動体端末に対するハンドオーバーの発生が検出された場合に、ハンドオーバー先の前記第2の基地局装置との間で第2の通信パスを確立する第2確立部と、
    前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとを関連付ける関連付け部と、
    前記ハンドオーバー後の移動体端末と前記管理装置との間の通信を、前記関連付け部によって関連付けられた前記第1の通信パスと前記第2の通信パスとの関係に基づいて、中継制御する送信制御部と、を有し、
    前記第2の基地局装置は、
    前記ハンドオーバーが発生した場合に、前記ハンドオーバー元の前記第1の基地局装置との間で、第3の通信パスを確立する第3確立部と、
    前記ハンドオーバーを実行する前記移動体端末との間で、第4の通信パスを確立する第4確立部と、
    前記移動体端末から前記管理装置への通信を前記第3の通信パスで受信して前記第4の通信パスで前記第1の基地局装置へ中継し、前記管理装置から移動体端末への通信を前記第4の通信パスで受信して前記第3の通信パスで前記第1の基地局装置へ中継する中継制御部と、を有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
JP2013110408A 2013-05-24 2013-05-24 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム Expired - Fee Related JP6281192B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110408A JP6281192B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム
US14/259,352 US9408117B2 (en) 2013-05-24 2014-04-23 Base station device, handover controlling method, and radio communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110408A JP6281192B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014230221A true JP2014230221A (ja) 2014-12-08
JP6281192B2 JP6281192B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=51935339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110408A Expired - Fee Related JP6281192B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9408117B2 (ja)
JP (1) JP6281192B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134669A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 富士通株式会社 基地局装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015070445A1 (zh) * 2013-11-15 2015-05-21 华为技术有限公司 一种建立无线承载的方法及基站
KR102219415B1 (ko) * 2014-01-20 2021-02-25 삼성전자 주식회사 Lte 망에서 최적 데이터 경로를 위한 mme와 로컬 서버, 이들 간 인터페이스 및 데이터 송수신 방법
CN111294885B (zh) * 2019-02-15 2022-10-11 北京紫光展锐通信技术有限公司 软切换方法及装置、存储介质、用户终端、源基站

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2148537A1 (en) * 2008-07-22 2010-01-27 Fujitsu Limited Handovers in wireless communication systems
JP2011522465A (ja) * 2008-05-15 2011-07-28 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セルフバックホールセルにおけるハンドオーバ中のデータ送信
WO2014027604A1 (ja) * 2012-08-14 2014-02-20 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び移動局

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4570996B2 (ja) 2005-03-22 2010-10-27 三菱電機株式会社 基地局集線システム、基地局集線装置
JP4954238B2 (ja) * 2009-04-27 2012-06-13 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システム
CN102461258A (zh) * 2009-06-17 2012-05-16 交互数字专利控股公司 使用中继节点进行切换的方法和设备
WO2010148341A1 (en) * 2009-06-19 2010-12-23 Research In Motion Limited Mechanisms for data handling during a relay handover with s1 termination at relay
CN101938734B (zh) * 2009-06-29 2013-11-06 华为技术有限公司 切换控制方法、装置和通信系统
JP2013513988A (ja) * 2009-12-10 2013-04-22 富士通株式会社 中継ハンドオーバ制御
CN102118812B (zh) * 2009-12-31 2014-07-30 华为技术有限公司 中继网络中的切换方法和系统、中继站、控制基站及基站
JP5482258B2 (ja) 2010-02-05 2014-05-07 三菱電機株式会社 移動体無線通信システム
WO2012131819A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 日本電気株式会社 移動体通信システムと中継局制御方法、中継局管理装置およびその制御方法と制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
US20120252355A1 (en) * 2011-04-04 2012-10-04 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for handing over relays
IN2014DN05867A (ja) * 2012-01-16 2015-06-26 Nec Corp
KR102219415B1 (ko) * 2014-01-20 2021-02-25 삼성전자 주식회사 Lte 망에서 최적 데이터 경로를 위한 mme와 로컬 서버, 이들 간 인터페이스 및 데이터 송수신 방법

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522465A (ja) * 2008-05-15 2011-07-28 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) セルフバックホールセルにおけるハンドオーバ中のデータ送信
EP2148537A1 (en) * 2008-07-22 2010-01-27 Fujitsu Limited Handovers in wireless communication systems
WO2014027604A1 (ja) * 2012-08-14 2014-02-20 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び移動局

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Univ", 3GPP TS 36.300, vol. V10.9.0 (2012-12), JPN6017014356, 7 January 2013 (2013-01-07), ISSN: 0003545436 *
INTEL CORPORATION: "Mobility mechanisms minimizing UE context transfer & signalling to CN [online]", 3GPP TSG RAN WG2 MEETING #81BIS R2-131407, JPN6017014360, 6 April 2013 (2013-04-06), ISSN: 0003545435 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134669A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 富士通株式会社 基地局装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9408117B2 (en) 2016-08-02
US20140348128A1 (en) 2014-11-27
JP6281192B2 (ja) 2018-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107690832B (zh) 实现用于设备到设备(d2d)通信的移动中继
US9386480B2 (en) Systems and methods for providing LTE-based backhaul
US11197180B2 (en) Terminal apparatus, method, and recording medium
US10750418B2 (en) SDN based connectionless architecture with dual connectivity and carrier aggregation
JP2020505867A (ja) セッション管理方法及びシステム並びに端末
US11310852B2 (en) Apparatus and method related to dual connectivity
EP2916612B1 (en) Wireless communication system and control method
CN108184249B (zh) 回程链路的信息传输方法及系统、代理设备、接入设备
EP3350948B1 (en) Wireless communication devices, network connection nodes, systems, and methods
EP3821680B1 (en) Multi-hop relaying in a mobile communication network
US20160150513A1 (en) Method and device for host configuration
JP2022009324A (ja) IoTデバイス、移動管理ノード、及び通信方法
JP2021114800A (ja) 基地局、無線通信システムおよび通信方法
JP2019068211A (ja) ノード装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6281192B2 (ja) 基地局装置、ハンドオーバー制御方法および無線通信システム
JP2014531780A (ja) 通信端末、通信方法、通信システムおよびプログラム
EP3515099B1 (en) Telecommunication system for relaying cellular coverage
JP6820937B2 (ja) 無線端末及びネットワーク装置
JPWO2010123121A1 (ja) 無線基地局及びコネクション確立制御方法
JPWO2018034201A1 (ja) 通信方法
CN111629406B (zh) 一种切换处理的方法、相关设备、程序产品以及存储介质
CN112335301A (zh) 用于寻呼策略区分的无线电网络节点、用户平面功能(upf)以及在其中执行的方法
CN117121556A (zh) 用于时间敏感联网的切换技术
WO2017166291A1 (zh) 一种通信方法、终端、基站和移动性管理设备
JP6783262B2 (ja) ノード装置及びその制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6281192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees