JP5482258B2 - 移動体無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、自律的セル調整を行う移動体無線通信システムに関する。
IMT(International Mobile Telecommunication)やIMT-Advancedを構成するWiMAX/Advanced WiMAX、LTE/LTE-Advancedシステムでは、SON(Self-Organizing Network)の機能を使いセルの自己最適化(Self-Optimization)を実行する。
セルの自己最適化制御は、移動機や基地局からの性能情報や制御情報の統計をSONサーバで取得し、これを基に決定された制御指針に従いゲートウエイや基地局の動作を制御することで実施される。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、非特許文献1に示すように、セル最適化を自動で行なうための標準化が「Coverage and capacity optimization」として進められようとしている。
また、この標準規格化に向けて寄書が出されており、非特許文献2に示すようにカバレッジフォール(不感地)やセル干渉対策に向けた提案がなされている。非特許文献2では、移動局のハンドオーバ成功/失敗に関する情報や測定情報(自局の受信レベルや周辺セルのレベル)、移動局の位置情報等を元に、各基地局の送信電力やアンテナ角を調整することにより、各基地局のカバレッジを改善することが提案されている。
3GPP TR 36.902:3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Self-configuring and self-optimizing network use cases and solutions Coverage optimization 3GPP TSG RAN WG3 R3-080755 31st March - 3rd April 2008
上記従来のSON技術は、マクロ基地局のためのセルの自己最適化技術となっており、アンテナ角度などを調整することでセルカバレッジの最適化を実現しようとしている。しかしながら、LTE、LTE-Advancedの導入に伴い増大することが予測される小型セル(ピコセルやフェムトセル)を構成するピコ基地局やフェムト基地局では、マクロ基地局と比較して簡単な機構でのセル調整を必要とするという課題がある。
本発明は、ピコ基地局やフェムト基地局において、移動局の動線に従い発生するハンドオーバ発生率を低減させる事を目的とするセルカバレッジの自己最適化と、隣接セル間干渉を回避することを目的とするセルカバレッジの自己最適化を実現するSONサーバ(自律的セル調整装置)、MME(Mobility Management Entity:移動管理エンティティ)とゲートウエイ(ユーザデータ伝送装置)、基地局、移動局からなる無線通信装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、移動局と通信を行う複数の基地局と、基地局をグループ化し基地局へのデータ伝送を行う基地局グループ化伝送制御装置と、を含む移動体無線通信システムにおいて、上記基地局グループ化伝送制御装置は、基地局をグループ化するためのグループ化情報を収集するグループ化情報収集部と、記収集したグループ化情報に基づいて複数の基地局からなる1つまたは複数の基地局グループを生成するグループ生成部とを備え、1の基地局グループに含まれる複数の基地局は、上記1の基地局グループのカバレッジエリア内に存在する1の移動局に対して、無線フレームのマッピングを指示する送信制御信号を同期して同じ制御信号を送信する、ようにした。
本発明によれば、移動局により測定される無線通信性能、基地局で測定される無線通信性能、MME/GWで取得される移動局情報を、自律的セル調整を行うSONサーバに集約する手段と、SONサーバに集約された情報に基づいて複数のセルから構成されるグループセルを生成する手段と、SONサーバからの指示に従い複数のセルから構成されるグループセルでバーストデータのマップ情報やHARQなどの送達確認情報が伝送される制御チャネル情報を同期させダイバーシチ効果を得ることを可能とする手段を備えることで、フェムト基地局などの小型セルを用いたセル環境において、ハンドオーバ発生率を削減し、セル間干渉を回避してカバレッジ増大を可能とする効果を奏する。
図1は実施形態1の自律的セル調整を行う無線通信システムの構成を示す。 図2は実施形態1の対象とするサブフレームフォーマットを示す。 図3は実施形態1におけるハンドオーバ発生率削減効果を示す。 図4は実施形態1におけるカバレッジ拡大効果を示す。 図5は実施形態2の自律的セル調整を行う無線通信システム構成を示す。 図6は実施形態2のグループセル調整目的を示すセル構成図である。 図7は実施形態2のグループセル調整後の構成を示すセル構成図である。 図8は実施形態3の自律的セル調整を行う無線通信システム構成を示す。 図9は実施形態3のグループセル再構成前のセル構成図である。 図10は実施形態3のグループセル構成後のセル構成図である。 図11は実施形態4の自律的セル調整を行う無線通信システム構成を示す。 図12は実施形態4のグループセル構成図である。 図13は実施形態4の電力調整前の送信電力とカバレッジを示す。 図14は実施形態4の電力調整後の送信電力とカバレッジを示す。 図15は実施形態5における解決課題を示す。 図16は実施形態5の制御チャネル情報同期のためのRRC構成を示す。 図17は実施形態5の制御チャネル情報同期のためのMACグループ制御部構成を示す。 図18は実施形態5の制御チャネル情報同期のためのユーザバースト同期のための構成を示す。 図19は実施形態6のグループセル基地局伝送制御装置を用いた制御チャネル情報同期のための構成を示す。 図20は実施形態6のPDCCH生成方法を示すためのサブフレームフォーマットである。 図21は実施形態7の課題を示すため3GPP LTEのサブフレームフォーマットを示す。 図22は実施形態7の複数グループセルを構成するためのサブフレームフォーマットを示す。 図23は実施形態8のサブフレームごとにグループ属性を指定するためのグループ構成インデックスを示す。 図24は実施形態9の複数のグループセルのためのPDCCH設定を可能とするサブフレームフォーマットを示す。 図25は実施形態10の複数のグループセルのためのPDCCH設定を可能とするサブフレームフォーマットを示す。 図26は実施形態11の複数のグループセルのためのRSSI測定を可能とするサブフレームフォーマットを示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における自律的セル調整を行う無線通信システムの構成を示すものである。図1における無線通信システムは、SON(Self-Organizing Network)サーバ1(以後SONサーバ1)、移動管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)とゲートウエイ(Gateway:GW)の機能を有するMME/GW2、基地局3(eNB:evolved Node B)、移動局4(UE:User Equipment)から構成される。
SONサーバ1は、無線伝送性能、ユーザ動線情報、基地局負荷情報、ユーザ分布情報を収集し統計するSON情報収集部7と、移動グループ、干渉グループためのグループセルを生成するSONグループ生成8から構成される。MME/GW2は、ユーザ移動情報、ユーザ分布情報を収集するMME/GW情報収集部19と、RAB(Radio Access Bearer)管理、高信頼データ伝送を行うMME/GWグループ制御部9から構成される。
基地局(eNB)3は、移動局にて測定された無線性能測定結果(移動局測定無線性能測定結果)、基地局で測定された無線性能測定結果(基地局測定無線性能測定結果)、ハンドオーバの成否を含むハンドオーバ情報、基地局の動作負荷情報、収容ユーザ数などの収容ユーザ情報等を収集する基地局情報収集部20、移動局との無線インタフェースを通し伝送制御を行う基地局伝送制御部10、グループセルを構成する基地局間でコネクション情報、上り伝送要求などのアクセス情報の同期をとるための基地局グループ制御部11で構成される。
移動局(UE)4は、基地局3との間で無線伝送制御を行う移動局伝送制御部12を備え、無線伝送制御信号15を通してハンドオーバ制御情報、受信電力情報(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、干渉情報(CINR:Carrier Interference Noise Ratio)などの無線性能測定結果を基地局に通知する。
このように構成された自律的セル調整を行う無線通信装置は、MME/GW情報収集部19で収集された収集情報13、移動局4と基地局3との無線伝送制御信号15を通して収集された情報に加え基地局3の基地局情報収集部20で収集された収集情報14をSONサーバ1に集約する。
この実施の形態の自律的セル調整を行う無線通信システムを構成するSONサーバ1は、これらMME/GW、基地局、移動局から収集された情報をもとに、複数の基地局から構成されるグループセル(移動グループ、干渉グループ)を構成することを特長とする。移動グループとは、ユーザの動線(移動)にあわせて、複数のセルを束ねて1つのセルとするグループセルを示す。干渉グループとは、強いセル間干渉を作る複数のセルを1つのグループセルとするグループセルを示す。
図2に本実施の形態の特長を説明するために、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)のサブフレーム25の構成を示す。サブフレーム25は、ユーザバーストを含めるデータチャネル領域23と、ユーザバーストのマッピング情報を含むPDCCH(Physical Downlink Control Channel)と、フィードバック情報を伝送するPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、HARQ(Hybrid ARQ)の送達確認情報を伝送するPHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)からなる制御チャネル領域22からなる。
本実施の形態の複数のセル(個別セル)からなるグループセルを構成するセルの基地局では、この制御チャネル領域22の情報を全く同一とし、各基地局間で同期して送信することを特長とする。ユーザの動線にあわせて作られたグループセルでは、移動機がグループセル内のどのセルに移動しても同じ制御チャネル情報を取得することを可能とする。干渉回避を目的に構成されたグループセルでは、制御チャネル領域22に対して干渉レスとする(すなわち、同じグループセル内の他の個別セルからの信号は制御チャネル22に対する干渉にならない)ことに加え、ダイバーシチ効果でカバレッジエリアの増大を可能とする。また、本実施の形態では、制御チャネル領域22に複数のグループセルのためのPDCCH情報の設定を可能とする。
図2における制御チャネル領域22の信号が、この発明における送信制御信号に該当する。
このように構成された自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、ユーザ動線に応じて生成された移動グループに対するグループセルの効果を図3に示す。図3では、セル28、セル29、セル30、セル31、セル32、セル33の6つの単独の基地局で構成される例(26)と、本実施の形態の特長であるグループセルを構成(27)した場合のハンドオーバ発生率を示している。6基地局独立で異なる制御チャネル領域を作る伝送方式では(26)、個別セルの境界でハンドオーバが発生し、図3の実施の形態では、ユーザ動線において3回ハンドオーバが発生する(35)。一方、個別セル38、セル29、セル30で構成されるグループセル#1(36)と、個別セル31、セル32、セル33で構成されるグループセル#2(37)を用いる本実施の形態の構成では、個別セル境界でハンドオーバは発生せず、グループセル#1(36)とグループセル#2(37)の境界でハンドオーバが発生するため(38)、ハンドオーバ回数を1回に削減することができる。このように、フェムト基地局などの小型セルが導入されるIMT-Advancedにおいて、ハンドオーバ発生率を削減することを可能とする。
このように構成された自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、干渉回避を行うことを目的にグループセルを構築した場合の効果を図4に示す。図4において、基地局#1(41)、基地局#2(42)、基地局#3(43)が独立に伝送した場合(39)の送信電力100mW、パスロスモデルIMT Advanced Urban Micro NLOS(Non Line Of Site)におけるCINR(Carrier Interference Noise Ratio)1dBのラインを黒線44で示しており、3基地局でグループセルを構成し同じ制御チャネル情報を伝送した場合(40)の同条件でのCINR 1dBのラインを黒線45で示している。400m×400mのエリアにおいて、3つの基地局が独立に伝送した場合(39)のカバレッジエリア(基地局#1、#2、#3に関するCINR1dBラインの内側の面積の和)は、11%となっているが、3つの基地局にてグループセルを構成した場合のカバレッジエリア(CINR1dBライン=黒線45の内側の面積)は、マクロダイバーシチ効果で25%のカバレッジとなる。これにより、自律的なセル調整によりグループセルを構成することで、セル間干渉無くすことができるばかりでなく、ダイバーシチ効果でカバレッジエリアを拡大することが可能となる。
本実施の形態の自律的セル調整を行う無線通信システムは、特にセルの小型化(ピコセル,フェムトセル)に伴うハンドオーバ頻度の増加や干渉領域の増大の問題に対してハンドオーバ頻度の削減、カバレッジの増大という効果を持つ。
実施の形態2.
本実施の形態2においては、上記実施の形態1にかかる自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、ハンドオーバ失敗率の統計情報を用いてグループセルの最適化をはかることを特長とするSONサーバについて説明する。
本実施の形態におけるシステム全体の基本構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図5は、ハンドオーバ成功率の統計情報に応じてグループセル構成を調整するSONサーバを示す。図5において、SONサーバ1は、無線伝送性能情報(RSSI,CINR測定値)46、ユーザ動線情報47を収集するSON情報収集部7と複数のセルからなる移動グループ52を生成し調整するSONグループ生成部8で構成される。SON情報収集部の無線伝送性能部48は、RSSIに対するCINR分布50を時間統計処理する。
SON情報収集部7は、基地局3からハンドオーバ情報48としてハンドオーバ失敗49を通知されると、その基地局と隣接するユーザ動線上の基地局に対して収集されたRSSIに対応するCINR時間統計分布50をSONグループ生成部8に通知する。SONグループ生成部8は、ハンドオーバを失敗したグループセルの境界セルのRSSIに対するCINR分布(50)を確認し、高RSSI(所定のRSSI以上)で高CINR(所定のCINR以上)の分布を示していれば、その境界セルのカバレッジが小さいと判断し、境界セルの調整を行う。
図6と図7は、グループセルの境界セルを調整することでハンドオーバ成功率を改善する例を示している。図6において、セル53とセル54は、グループセル#1(59)を構成し、セル55、セル56、セル57は、グループセル#2(60)を構成する。ユーザ動線58上のセル54とセル55は、グループセル#1(59)とグループセル#2(60)の境界セルとなり、セル54は、隣接セルからの強間干渉でカバレッジエリアが縮退している場合を示している。カバレッジが縮退しているセルは、高RSSIで高CINRの分布を示す。図7は、グループセルの境界セルを調整した後の結果を示す。SONサーバ1のSONグループ生成部8は、ユーザ動線上のセル54の隣接セルで、セル54より低RSSIで高CINR分布、或いは高RSSIで低CINR分布を示すセルを調べ、グループセルの再構成を行う。この結果、図7に示すより大きなカバレッジエリアを持つセル55とセル56をグループセルの境界セルとして選択することで、ハンドオーバ成功率を改善することが可能となる。
すなわち、セル54に対応する基地局とセル55に対応する基地局との少なくとも一方におけるRSSIとCINRを用いてセルグループの再構成を行う。
上記グループセル#1(59)とグループセル#2(60)が、それぞれこの発明における第1の基地局グループおよび第2の基地局グループであり、上記セル55と56に対応する基地局が、それぞれこの発明における第1境界基地局および第2境界基地局である。
このように、本実施の形態では、RSSIに対するCINR統計情報を用いてグループセルの境界セルを選択することにより、ハンドオーバ成功率を改善することを特長とするグループセル調整機構を有する例を説明した。
なお、以上の説明ではセルグループの構成を変更する際にはRSSIとCINRを用いる例を示したが、これらに限らずセルの大きさと相関がある無線伝送性能情報であれば他のパラメータであってもよい。また、無線伝送性能情報を用いずに、境界セルを試行錯誤的に1つまたは所定数づつずらしていってもよい。この場合は、適切なセルグループの構成に時間がかかるが装置構成が簡単になる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態1にかかる自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、基地局の負荷の大きさに従いグループセルの最適化をはかることを特長とするSONサーバの構成を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図8において、SONサーバ1は、基地局3の負荷情報を示す無線フレーム利用率67を無線フレーム利用率メッセージ66として受信する基地局負荷情報部65と、グループセルの生成と調整を行うSONグループ生成部8を備え、SON情報収集部7の基地局負荷情報収集部65は、無線フレーム利用率63の時間統計を取る。
ここで、無線フレーム利用率とは、セルグループを構成しているセルの基地局すべて(あるいはいずれか複数の基地局)に対して所定時間内に送信されたフレームで送信可能な最大シンボル数の和と、このすべての送信フレーム内で実際にデータ送信に利用されたシンボル数の和との比を言い、グループセルごとに算出される。以後、この無線フレーム利用率をグループ無線利用率と呼ぶ。
または、無線フレーム利用率とは、所定時間内に1つの基地局に対してデータが送信された場合、この間に送信されたフレーム(例えば図2に示すサブフレーム25の連続からなる)内で送信可能な最大シンボル数と、実際にデータ送信に利用されたシンボル数の比を言い、基地局ごとに算出される。以後この無線フレーム利用率を単独無線フレーム利用率と呼ぶことがある。
グループセルでは、制御チャネル(PDCCH)(図2)を同じにするため、グループセルの全トラヒック容量に応じてグループセルを構成するセル数と選択するセルを調整する必要がある。SON情報収集部の基地局負荷情報部65は、無線フレーム利用率63を確認し、グループセルの無線フレーム利用率が、所定の値である最大無線フレーム利用率64と比較して大きくなることを時間統計する。
本実施の形態における無線フレーム利用率63は、グループセル内の1つの基地局を代表として算出した前述の単独無線フレーム利用率でも、前述のグループ無線フレーム利用率のいずれでもよい。
図9と図10は、道路の交差点付近のセル構成を示しており、グループセルの無線フレーム利用率に従いグループセルの再構成を行うことによる効果を示す。図9において、グループセル#1(80)は、セル68、セル69、セル70、セル71、セル72、セル73、セル74、セル75、セル76、セル77、セル78で構成され、図10において、グループセル#1(81)は、セル68、セル69、セル70、セル71、セル72、セル73、セル74から構成され、グループセル#2(82)は、セル75、セル76、セル77、セル78、セル79から構成される。
夜間の通行が少なく、通信トラヒック量が少ない時間帯は、図9に示すグループセル#1(80)を構成する。日中交通量が多くなり交差点に停車する車の数が多くなり、セル75、セル76、セル77、セル78、セル79のセルの通信トラヒックが増加する。SON情報収集部7は、グループセル#1(80)の無線フレーム利用率の統計を取り、最大無線フレーム利用率64を越える時間帯を調べ、所定の時刻にSONグループ生成部8の移動グループ52にグループセルの再構成を通知する。
ここで、本実施の形態では、移動局の在圏をグループセルの単位で制御するためグループセルを構成する基地局単独で移動局の存在を認識しない。そこで、本実施の形態のSONサーバ(1)は、グループセルを構成するセルに在圏する移動局から通知される周辺レベル測定の結果を用いて、レベルの最も高いセルに移動局が存在すると判断し、移動局が多く存在するセルの基地局を分離し、グループセルの分割を実施する。ここでの「周辺レベル測定の結果」とは、RSSI、CINRの測定結果、あるいはこれらと相関があるチャネル容量などを意味し、各移動局におけるRSSI、SINRの測定結果から、基地局が収容する移動局の数が算出できる。また、周辺レベル測定の結果のSONサーバ1への通知手順は、(a)移動局4の移動局伝送制御部12で測定し、(b)基地局3の基地局伝送制御部10に情報が届き、(c)「SONサーバ1のSON情報収集部7がその情報を収集する、の手順で行われる。また移動局の存在の判断は「SON情報収集部7」が情報収集した後判断し、「SONグループ生成部8」に分割を指示するか、「SON情報収集部7」が情報収集のみ行い「SONグループ生成部8」がその情報をもとに判断するか、のいずれかの手順となる。
図10では、周辺レベル測定の結果、セル75、セル76、セル77、セル78、セル79のレベル測定の結果が高く、SONサーバ(1)は、セル75、セル76、セル77、セル78、セル79のユーザ数が多いと判断し、これらセルをグループセル#2(82)として独立させる事により、グループセル内のトラヒック調整を可能としている。
このように本実施の形態は、基地局の負荷の大きさの指標である無線フレーム利用率を基に、移動局のRSSI、CINRの測定結果を用いてグループセルの最適化をはかることを可能とする。すなわち、1つの基地局グループに関する負荷の大きさを観測し、上記負荷の大きさが所定値を超えた場合、この基地局グループに含まれる基地局の一部をこの基地局グループ分離することによりグループセルの最適化を図る。
また、上記実施の形態では、基地局の負荷の大きさの指標として無線フレーム利用率を用いたが、所定の基地局のセルに収容されている移動局の数を用いてもよい。この収容されている移動局の数は、移動局が測定するRSSIの測定結果より算出することが可能である。
また、上記実施の形態では、移動局から通知される周辺レベル測定の結果を用いてグループセルの分割を実施する例を示したが、各基地局における無線フレーム利用率を用いてもよい。
実施の形態4.
図11は、上記実施の形態1にかかる自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、グループセルに属すると同時に単独セルとしても機能するセルの負荷調整を電力制御にて行う実施の形態を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図11において、SONサーバ1は、基地局3からグループセルの負荷情報を収集し、SONサーバ1のSON情報収集部7の基地局負荷情報部65は、グループ内の基地局負荷状況を判断し、基地局の送信電力を調整する。
この実施の形態におけるセルの負荷状況を示すパラメータとしては、実施の形態3で説明した無線フレーム利用率や在圏移動局数を用いることが可能である。
1つのセルに対応する基地局は、動線上を高速に移動する移動局に対してはグループセルを構成するセルの基地局として機能すると同時に、移動しない、あるいは移動速度が小さい移動局に対しては、グループセルを構成しない単独セルの基地局として機能することが可能である。
SONサーバ1は、例えば、図12においてグループセル#1に属し、且つ単独セルとして機能するセル71の基地局の負荷率が高くなり所定値を超えると、グループセルのセルカバレッジを変更せずに単独セルに属する移動局数を削減するため、セル71の送信電力制御を実施する。単独セルに属する移動局に対しては、グループセル内のすべての基地局が同じ信号を送信するのではなく、その単独セルの基地局のみが送信を行う。
図13と図14に、この実施の形態の作用を示す。図13においてグループセル#1(86)に属し、且つ単独セルにも属する基地局#71(71)は、同様にグループセル#1(86)に属し、且つ単独セルにも属する基地局#72(72)と等電力の送信電力で送信を行っている。この場合、セル境界は基地局の中間のセル境界#1(88)となる。図14において、基地局#71(71)の単独セルにおける負荷率を下げるため、基地局#71の送信電力を下げる(90)ことで、基地局#71のカバレッジエリアをセル境界#2(91)に縮退させる。これにより、単独セルの基地局としての基地局#71(71)に収容されていた移動局は、単独セルの基地局としての基地局#72(72)にハンドオーバするので、基地局#71(71)の収容ユーザ数が削減され、基地局#71の単独セルの負荷率を低減することが可能となる。一方で、基地局#71と#72を合わせたグループセルとしてのカバレッジエリアは、ダイバーシチ効果により同じサイズのカバレッジエリアを維持することが出来る。
これにより、グループセル#1(86)のカバレッジエリアを小さくすることなく、単独セルのカバレッジを調整することで、基地局の負荷率を調整することが可能となる。
実施の形態5.
上記実施の形態1に係る自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、グループセルを構成するセルの基地局において、全く同じ制御チャネル情報(PDCCH等)を生成するための実施の形態を示す。本実施の形態では、統合的な伝送制御装置を用いることなくMME/GWと基地局のみで制御チャネル情報(PDCCH等)の同期を取る方法を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図15は、本実施の形態で示すグループセルにおいて同じ制御チャネル情報を生成するための課題を示すものである。図15において、MME/GW2は、RAB(Radio Access Bearer)管理92とデータ伝送部93で構成され、基地局(eNB)3は、無線リソースの制御を行うRRC(Radio Resource Control)95、PDCP94、無線リンクの制御を行うRLC(Radio Link Control)96、媒体アクセス制御を行うMAC(Medium Access Control)103、誤り訂正と再送処理を行うHARQ104で構成され、移動局(UE)4は、RRC108、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)109、RLC110、MAC111、HARQ112で構成される。制御チャネル情報(PDCCH等)は、基地局3のMAC103にて生成される。MACで生成される制御チャネル情報には、RRCメッセージ97とPDCP94から伝達されるIPトラヒック98が、RLCレイヤでセグメンテーションされ新規RLC(Radio Link Control) PDU(Protocol Data Unit)としてMAC103に伝送されHARQ (Hybrid Automatic Repeat Request)バーストとして伝送される。また、RLC96は、RLCレイヤの送達確認よりRLC再送PDUをMAC103に伝送しHARQバーストして伝送する。また、HARQ104からMAC103レイヤは、下りHARQの送達確認通知を受信し必要に応じてHARQバーストを再送する。また、MAC103は、上りHARQバーストを受信し、上りHARQバーストの再送用のデータバースト領域のためのPDCCH情報要素を必要に応じて生成する。また、基地局3は、移動局4のMAC111から上り送信要求107を受けると、上りの送信機会を与えるためのPDCCH情報要素を生成する。
このように、RRC送信、PDCP送信、RLC再送、HARQ送達確認、HARQ受信、MAC送信要求により制御チャネル情報(PDCCH)が生成されることから、本実施の形態の複数セルからなるグループセルを構築する基地局においてこれら情報の共有をはかり、送信機会の同期をとる必要がる。
図16は、本実施の形態で示すグループセルを構成するセルの基地局において、全く同じ制御チャネル情報(PDCCH等)を生成するためのRRCメッセージを同期させるための機構を示すものである。
図16において、MME/GW2は、RAB管理92、データ伝送部93で構成され、基地局3は、RRC95、PDCP94、RRCグループ制御部114、RLC96、MAC103、HARQ104で構成され、移動局4は、RRC108、PDCP109、RLC110、MAC111、HARQ112で構成される。同じグループセルに属する基地局117は、基地局3と同様の構成を持つ。MME/GWのRAB(Radio Access Bearer)管理92は、グループセルを構築する基地局のRRC(95,118)とRABコネクション(113,115)を確立する。このとき、RABコネクションを識別するためのRAB識別子は、グループセルに属する複数基地局のRABコネクション(113,115)に対し同じ値をとる。
そこで、本実施の形態のMME/GW2のRAB管理部92は、グループセルの各基地局へのRABコネクションを通して、全基地局で同期しているフレーム番号を用いてメッセージ実行時間を指定したRABメッセージを送信する。グループセルに属する複数の基地局のRRC(95,118)は、RABメッセージを受信すると、指定された時間に同期してRRCメッセージ処理を実行することで、RRCにて生成されるRRCメッセージの下位レイヤ伝送タイミングを同期させることを可能とする。
また、移動局4が在圏する基地局3は、移動局4からRRCメッセージを受信するとRLCでPDUの組み立てを実施した後、RRC95へ伝送するメッセージをRRCグループ制御部114で取得する。RRCグループ制御部114は、グループセルの複数基地局へメッセージの実行時間をフレーム時間で指定して転送する(116)。
これにより、移動局4が在圏しない基地局117においても、移動局からのRRCメッセージを移動局4の在圏する基地局3のRRCグループ制御部114から受信することで、移動局4の在圏する基地局3と全く同じRRCプロトコルを指定された時間で同期して実行することが可能となる。
図17は、移動局からの上り帯域要求により生成されるPDCCH情報を、グループセルに含まれる複数の基地局で同期して実行するための機構を示す。図17において、図16の構成に加えて基地局(3,117)にMACグループ制御部(132,133)を配備する。
移動局4の在圏する基地局3のMACグループ制御部132は、移動局4から上りの帯域要求107(上り送信機会要求)を受信すると、この帯域要求の実行時間をフレーム番号で指定してグループセルに含まれる基地局117のMACグループ制御部133へ通知する(124)。MACグループ制御部133は、指定された時間で上り帯域要求をMAC128へ通知する。
これにより、グループセルに含まれる複数の基地局にてUL帯域要求による上りバースト転送のためのPDCCH情報の同時生成を可能とする。
図18は、ユーザ平面のデータバーストの制御チャネル情報(PDCCH)の同期をとるための機構を示すものである。図18において、MME/GWのRAB管理92は、基地局(3,117)のRRC(95,118)にRABコネクションを通し(108,115)、RLCの送達確認モードとPDU(Packet Data Unit)サイズ、及び、MACにDTCHの変調度を指定するための制御情報を通知する。また、MME/GWの高信頼データ伝送部9は、消失訂正符号を用いた符号化パケットを用いた高信頼なデータ伝送を実行する。基地局3のRRC(95、118)は、CRLC_CONFIG_REQメッセージ(134,137)を用いて、RLCの送達確認モードとRLC PDUサイズを指示する。また、基地局3のRRC(95,118)は、CMAC_CONFIG_REQメッセージ(139,140)を用いてMACに変調度とバーストサイズを指示する。
グループセルに属する基地局に対し、MME/GWのRAB92は、RLC動作モードを非送達確認モードに設定しRLC PDUサイズを固定長とし、MACでの適応変調度を固定変調度モードとし、変調度、誤り訂正レート、バースト長を指定するための制御情報を、RABコネクション(108,115)を通してRRC(95,118)へ通知する。RRCは、CRLC_CONFIG_REQメッセージ(134,137)を用いて、グループセルに属する移動局4のDTCH(Dedicated Transport Channel)に対し、再送制御を行わない非送達確認モードを設定し、RLC PDUサイズが固定となるようサイズ指定を行う。これにより、グループセルに属する全ての基地局のRLCから同じサイズで同じデータを含むRLC PDUがMACへ伝送されることになる。
また、RRC(95,118)は、CMAC_CONFIG_REQ(139,140)メッセージを用いてMACに対しグループセルに属する移動局4のDTCHに対しHARQの動作モードとして非送達確認モードを指定し、固定の誤り訂正レートとバーストサイズを指定する。これにより、グループセルに属する全ての基地局で同じデータで同じサイズのHARQバーストの伝送を可能とする。
更に、本実施の形態のグループセルに属する基地局は、グループセルに属する移動局に対してRLCとHARQの再送制御を用いないため、MME/GW2の高信頼データ伝送93は、消失訂正符号を用いた符号化パケット伝送を行うことで高信頼データ伝送を実現する。このとき、MME/GW2は、符号化パケットの先頭パケットの送信タイミングを基地局のフレーム番号で指定することで、グループセルに属する基地局のMAC(103,128)のHARQバースト送出タイミングを同期させる。引き続く符号化パケットは、各基地局で同じスケジューリングアルゴリズムによりHARQバーストが構築されるため、先頭の符号化パケットの送出タイミングが同期することにより、引き続く符号化パケットの送出タイミングを同期させることができる。
このように、RRCメッセージ、上り帯域要求、ユーザ平面のデータ伝送を、グループセルを構成する全基地局で同期することを可能とすることで、グループセルを構成する全基地局においてサブフレームの制御チャネル(PDCCH)の同期送信を可能とする。
実施の形態6.
上記実施の形態1に係る自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、グループセルを構成するセルの基地局において、全く同じ制御チャネル情報(PDCCH等)を生成するための実施の形態を示す。本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
ここでの実施の形態は、複数のグループに存在するセルの基地局において、グループセルに属する移動局の制御チャネル情報(PDCCH)を統合的な機能部により生成し、個別基地局に属する移動局の制御チャネル情報(PDCCH)を基地局で生成し合成するハイブリッドな構成を用いる。
図19は、グループセルと単独セルに属する基地局に対して、グループセル基地局伝送制御装置143と連携した構成でPDCCHの含まれる制御チャネル領域を、グループセルを構成する全基地局において同期させるための機構を示すものである。図19において、MME/GW (142)は、基地局(148,149)に接続し、グループセルに属する移動局のための伝送制御を行うためグループセル基地局伝送制御装置143に接続される。グループセル基地局伝送制御装置は、高信頼データ伝送部144、PDCP145、RRC144、RLC147、MAC147で構成され、グループセルに属する移動局の無線伝送制御処理を実行する。基地局(148,149)は、グループセル基地局伝送制御部(150,162)とセル基地局伝送制御部(155,167)に区分される。グループセル基地局伝送制御部(150,162)は、グループセルMAC処理部(151,163)、HARQ部(UM:非送達確認モード)(152,164)で構成され、単独セルを作るセル基地局伝送制御155は、PDCP(156,168)、RRC(157,169)、RLC(148,170)、MAC(159,171)、HARQ部(AM)(160,164)から構成される。
グループセル基地局伝送制御装置142は、グループセルを構成する基地局に対して、RRCメッセージとユーザデータの送信同期をとるため、グループ制御基地局伝送制御装置(142)にてRRC(144)とPDCP(145)の処理を実行し、グループセル基地局伝送制御装置(142)のMAC(147)でPDCCHを生成する。また、グループセルを構成する複数基地局間で短時間の再送処理同期をとることを避けるため、グループセル基地局伝送制御装置に消失訂正符号を用いた高信頼データ伝送部143を配置し、グループ制御基地局伝送制御装置(142)のRLC(146)を非送達確認モードで動作させる。また、グループ制御基地局伝送制御装置(142)のRRC144は、グループセルを構成する基地局(148,149)のグループセルMAC処理部(151,163)にグループセルを構成する基地局(148,149)のHARQ(152,164)を非送達確認モードとし、HARQのバーストサイズ、変調度、誤り訂正のレートを同じにするためCGroup_MAC_Config_Reqメッセージ(174,175)を用いて通知する。基地局(148,149)は、グループセル基地局伝送制御装置142のRRC144からCGroup_MAC_CONFIG_Reqメッセージ(174,175)を受信すると、HARQ部(152,164)にメッセージで指定されたコンフィギュレーションに従い非送達確認動作モード、バーストサイズ、変調度、誤り訂正レートを設定する。
また、グループセルを構成する基地局(148,149)のグループセルMAC処理部(151,163)は、グループセルのMAC PDU(Protocol Data Unit)とPDCCH情報をグループセル基地局伝送制御装置142から受信すると、図20におけるサブフレーム25の制御チャネル領域22からグループセルのためのPDCCH情報領域を減算し、単独セルで利用可能なPDCCH領域(177)を計算し、単独セル基地局伝送制御部(155,167)のMAC(159,171)に通知する。単独セル基地局伝送制御部(155,167)のMAC(159,171)のMAP生成部(161,172)は、この単独セルで利用可能なPDCCH領域サイズ情報を受け取ると、このサイズ以内で単独セル用のPDCCH(177)を構築する。
また、グループセル基地局伝送制御部(150,162)のグループセルMAC処理部(151,162)は、グループセルに属する移動局からの上り帯域要求を受けると、グループセル基地局伝送制御装置のMAC147に通知し、移動局の上り帯域割当を実施し、上りバーストのためのグループセル用PDCCH情報要素を生成する。
これにより、グループセルに属する移動局の伝送制御をグループセル基地局伝送制御装置142で実施し、単独セルに属する移動局の伝送制御をセル基地局伝送制御装置(155,167)で実行するハイブリッド構成によるPDCCH構築を可能とし、グループセルに属する基地局にてPDCCHの同期と単独セルによるPDCCHの構築を可能とする。
実施の形態7.
上記実施の形態1に係る自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、複数のグループセルを構築する基地局の無線伝送制御方式を示す。本実施の形態では、LTEの同期方式を利用し、複数のグループセルに属することができる基地局を形成する。本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図21は、3GPPのLTEにおける同期方式を示す。図21において、1無線フレームは、サブフレーム#0からサブフレーム#9までの10のサブフレームで構成され、同期を確立しセルID(識別子)を取得する同期チャネル(Primary Synchronization SignalとSecondary Synchronization Signal)(181,183)をサブフレーム#0(178)とサブフレーム#5(179)に配置する。また、そのセルの報知情報(PBCH:Physical Broadcast Channel)(182)をサブフレーム#0(178)の同期チャネルの直後に配置する。移動局は、同期チャネル(181,183)に同期するとともにセルIDを導出し制御チャネルをデコードするために必要となる物理レイヤパラメータであるスクランブルパターンと擬似シーケンスを取得する。
本実施の形態の複数グループセルを構成する基地局では、上記無線フレームをベースに図22に示すグループセルごとに時分割にサブフレームを利用することを特長とする。図22において、1無線フレーム(10ms)は、グループセル#1のサブフレーム区間(184)とグループセル#2のサブフレーム区間(185)に区分する。
上記従来方式と同様に、サブフレーム#0(186)とサブフレーム#5(187)に同期チャネルを設定し、サブフレーム#0(186)の同期チャネル(189)にグループセル#1のセルIDからなる同期信号を設定し、サブフレーム#5(187)に含まれる同期チャネル(191)にグループセル#2のセルIDからなる同期信号を設定する。
また、サブフレーム#0(186)の同期チャネル(189)の直後に、グループセル#1の報知情報(PBCH)(190)を設定し、サブフレーム#5(187)の同期チャネル(191)の直後にグループセル#2の報知情報(PBCH)(192)を設定する。
グループセル#1とグループセル#2は、単独セルとして設定することも可能とする。ただしグループセル#1とグループセル#2の単独セルが同じセルIDを利用する場合は、サブフレーム#5(187)の報知情報(PBCH)(192)を省略する。
このようにグループセル#1とグループセル#2のセルIDを含む同期チャネルを設定し、グループセル#1とグループセル#2の報知情報を設定することで、1つの基地局が2つのグループセルに対応することを可能とする。
実施の形態8.
上記実施の形態7において、1つの基地局が2つのグループセルに属することを可能とし、本実施の形態では、更に、グループセルごとの無線使用率に応じて各グループに属するサブフレーム数を可変とすることを特長とする。本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
各無線グループの報知情報(PBCH)(190,192)には、図23に示すサブフレームごとのグループ属性を示すグループ構成インデックスを設定する。
グループ構成インデックス0(193)は、サブフレーム0から4をグループセル#1(G1)とし、サブフレーム5から9をグループセル#2(G2)とする。グループ構成インデックス1(194)は、サブフレーム0から3をグループセル#1(G1)とし、サブフレーム4から9をグループセル#2(G2)とする。グループ構成インデックス2(195)は、サブフレーム0から2をグループセル#1(G1)とし、サブフレーム3から9をグループセル#2(G2)とする。グループ構成インデックス3(196)は、サブフレーム0から1をグループセル#1とし、サブフレーム#2から#9をグループセル#2(G2)とする。グループ構成インデックス4(197)は、サブフレーム0から4とサブフレーム9をグループセル#1(G1)とし、サブフレーム5から8をグループセル#2(G2)とする。グループ構成インデックス5は、サブフレーム0から4と、サブフレーム8とサブフレーム9をグループセル#1(G1)とし、サブフレーム5から7をグループセル#2とする。グループ構成インデックス6(199)は、サブフレーム0から4とサブフレーム7から9をグループセル#1とし、サブフレーム5とサブフレーム6をグループセル#2とする。
このように報知情報にて、各々のグループに属するサブフレームをグループ構成インデックスで通知することにより、グループセルごとの負荷率に応じてサブフレーム構成を変更することを可能とする。
実施の形態9.
上記実施の形態1に係る自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、複数のグループセルを構築する基地局の無線伝送制御方式を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
本実施の形態の基地局は、グループセルごとに異なるセルIDを用いてスクランブリングと擬似シーケンスを適用するPDCCHを持ち、物理リソースユニット単位で無線サブフレームを共有することを特長とする。
図24は、本実施の形態におけるサブフレーム構成を示す。図24において、3シンボルで構成される制御チャネルには、セルID#1を用いてスクランブルと擬似シーケンスを適用するグループセル#1用のPDCCH(200)とセルID#2を用いてスクランブルと擬似シーケンスを適用するグループセル#2用のPDCCH(201)に区分する。また、グループセル#1用のPDCCH(200)は、グループセル#1領域(202)に、セルID#1でスクランブルし、擬似シーケンスを適用するグループセル#1のデータバーストをマッピングする。グループセル#2用のPDCCH(201)は、グループセル#2領域(203)にセルID#2でスクランブルし、擬似シーケンスを適用するグループセル#2のデータバーストをマッピングする。
また、グループセル#2のPDCCH(201)は、単独セル用のPDCCHを設定することも可能であり、単独セル用のPDCCHは、単独セルのセルIDを使ってスクランブルを行い、擬似シーケンスを適用するデータバーストをグループセル#2用の領域にマッピングすることを可能とする。
更に、2つ以上の複数のグループセルのPDCCHを設定することを可能とし、複数のグループに属するデータバーストのマッピングを行うことを可能とする。
このように、複数のグループセルに属するPDCCHの設定を可能とすることで、1つの基地局が複数のグループセルのデータバーストを伝送することを可能とする。
実施の形態10.
上記実施の形態1に係る自律的セル調整を行う無線通信システムにおいて、複数のグループセルを構築する基地局の無線伝送制御方式を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
本実施の形態の基地局は、グループセルのPDCCHの中に異なるグループセルのPDCCH情報とセルIDを含むことを特長とする。
図25は、グループセルのPDCCHの中に異なるグループセルのPDCCH情報要素を設定することを可能とする実施の形態を示す。図25において、グループセル#1のPDCCH(204)は、グループセル#1のセルIDでスクランブルと擬似シーケンスが適用される。このグループセル#1のPDCCH(204)にグループセル#2のPDCCH情報要素(205)を設定する。このグループセル#2のPDCCH情報要素には、PDCCH#2のセルIDを含む。グループセル#1のPDCCHは、グループセル#1領域(206)にグループセル#1のデータバーストをマッピングしセルID#1のスクランブルと擬似シーケンスを無線フレームに適用する。グループセル#1のPDCCH(204)に含まれるグループセル#2のPDCCH情報要素(205)は、グループセル#2領域(207)にグループセル#2のデータバーストをマッピングし、グループセル#2のPDCCH情報要素(205)で指定されたセルID#2を用いてデータバーストのスクランブルを行い、グループセル#2領域(207)に擬似シーケンスを適用する。
また、グループセル#1のPDCCH(204)には、複数のグループセルのPDCCH情報要素を設定可能とする。また、グループセル#1のPDCCHに含まれるグループセル情報要素は、単独セルのPDCCH情報要素であってもよい。
このように、グループセルのPDCCHに複数のグループセルのPDCCH情報要素を設定することにより、1つの基地局にて異なるセルIDを用いる複数のグループのデータバーストを伝送することが可能となる。
実施の形態11.
上記実施の形態9と10において、グループセル#2(200,205)に属する端末局のRSSI(Received Signal Strength Indicator)の測定方法に係る実施を示す。
本実施の形態におけるシステム全体の構成は図1と同様であり、構成については本実施の形態の説明に必要な部分のみ説明する。
図26は、グループセル#2に属する端末局においてRSSI測定を行うためのサブフレーム構成を示す。図26において、サブフレーム#0(208)には、グループセル#1の同期チャネル(211)と報知情報(PBCH)(212)が含まれる。サブフレーム#5(209)には、グループセル#1の同期チャネルが含まれる。そのため、グループセル#1に含まれる移動局は、同期チャネル(211,213)を利用してRSSIとCINR測定を実施する。
本実施の形態においてグループセルに含まれる全基地局は、同じCIDを用いて同期チャネル(211,213)を構成するため、グループ内の各基地局の伝送品質をこの同期チャネル(211,213)を用いて測定することが出来ない。そこで、グループセル#2用のサウンディングシグナル(214)をサブフレーム#9に設定する。
サウンディングシングなるは、任意のサブフレームの任意シンボルに設定することを可能とする。また、複数のグループセルに対応する基地局は、グループ数に応じたサウンディングシグナルを設定する。サウンディングシグナルでは、RSSIだけでなくCINRを測定することも可能である。
これにより、複数のグループのRSSI測定を可能とする無線基地局を構成することが可能となる。
上記実施の形態1から実施の形態11は動作に矛盾が生じない範囲で、適宜組み合わせることが可能である。
以上のような、本発明にかかる自律的セル調整を行う無線通信システムは、小型のセルで構成されるフェムト基地局を用いたセル構成において有用であり、特にユーザが移動する屋外のストリート上のセル、及び集合住宅のようなフェムト基地局が密集して設置されるような無線通信システムに適している。
1 SONサーバ
2 MME/GW
3 基地局(eNB)
4 移動局(UE)
5 基地局
6 基地局
7 SON情報収集部
8 SONグループ生成部
9 MME/GWグループ制御部
10 基地局伝送制御部
11 基地局グループ制御部
12 移動局伝送制御部
13 収集情報
14 収集情報
15 無線伝送制御信号
16 SONグループ生成部からのMME/GWへの通知
17 MME/GWグループ制御部と基地局グループ制御部間通知
18 基地局グループ制御部間通信
19 MME/GW情報収集部
20 基地局情報収集部
21 MME/GWグループ制御部と基地局グループ制御部間通知
22 制御チャネル領域
23 データチャネル領域
24 Synchronization Signal
25 サブフレーム
26 6基地局独立伝送
27 2グループ伝送
28 セル#1
29 セル#2
30 セル#3
31 セル#4
32 セル#5
33 セル#6
34 ユーザ動線
35 ハンドオーバ発生
36 グループセル#1
37 グループセル#2
38 ハンドオーバ発生
39 3基地局独立に伝送
40 3基地局協調して同じ信号を伝送
41 基地局#1
42 基地局#2
43 基地局#3
46 無線伝送性能
47 ユーザ動線情報
48 ハンドオーバ情報
49 ハンドオーバ失敗
50 RSSI-CINR分布
51 高RSSI・高CINR
52 移動グループ
53-57 セル
58 ユーザ動線
59 グループセル#1
60 グループセル#2
61 グループセル#1
62 グループセル#2
63 無線フレーム利用率
64 最大無線フレーム利用率
65 基地局負荷情報
66 無線フレーム利用率
67 負荷情報
68−79 セル
80 グループセル#1
81 グループセル#1
82 グループセル#2
83 電力制御
86 グループセル#1
87 送信電力
88 セル境界#1
89 送信電力
90 送信電力
91 セル境界#2
92 RAB管理
93 データ伝送部
94 PDCP
95 RRC
96 RLC
97 RRCからRLCへの伝送要求
98 PDCPからRLCへの伝送要求
99 新規RLC PDU送信要求
100 再送RLC PDU送信要求
101 新規RLC PDU送信要求
102 再送RLC PDU送信要求
103 MAC
104 HARQ
105 HARQ送達確認通知
106 HARQデータ受信通知
107 上り送信要求
108 RRC
109 PDCP
110 RLC
111 MAC
112 HARQ
113 RABコネクション
114 RRCグループ制御部
115 RABコネクション
116 RRC同期情報
117 基地局
118 RRC
119 RRCグループ制御部
120 PDCP
121 RLC
122 RRCからRLCへの伝送要求
123 PDCPからRLCへの伝送要求
124 新規RLC PDU送信要求
125 再送RLC PDU送信要求
126 新規RLC PDU送信要求
127 再送RLC PDU送信要求
128 MAC
129 HARQ
130 HARQ送達確認通知
131 HARQデータ受信通知
132 MACグループ制御部
133 MACグループ制御部
134 CRLC_CONFIG_REQメッセージ
135 高信頼データ伝送部
136 高信頼データ
137 CRLC_CONFIG_REQメッセージ
138 高信頼データ
139 CMAC_CONFIG_REQメッセージ
140 CMAC_CONFIG_REQメッセージ
141 MME/GW
142 グループセル基地局伝送制御装置
143 高信頼データ伝送部
144 RRC
145 PDCP
146 RLC
147 MAC
148 基地局
149 基地局
150 グループセル基地局伝送制御部
151 グループセルMAC処理部
152 HARQ部(UM)
153 無線心経処理部
154 グループセルMAC処理部からMAP生成部への通知
155 セル基地局伝送制御部
156 PDCP
157 RRC
158 RLC
159 MAC
160 HARQ部(AM)
161 MAP生成
162 グループセル基地局伝送制御部
163 グループセルMAC処理部
164 HARQ部(UM)
165 無線信号処理部
166 グループセルMAC処理部からMAP生成部への通知
167 セル基地局伝送制御部
168 DCP
169 RRC
170 RLC
171 MAC
172 MAP生成
173 HARQ部(AM)
174 CGroup_MAC_Config_Reqメッセージ
175 CGroup_MAC_Config_Reqメッセージ
176 グループセルで利用するPDCCH領域
177 単独セルで利用可能なPDCCH領域
178 サブフレーム#0
179 サブフレーム#5
180 サブフレーム#9
181 同期チャネル
182 報知情報(PBCH)
183 同期チャネル
184 グループセル#1サブフレーム区間
185 グループセル#2サブフレーム区間
186 サブフレーム#0
187 サブフレーム#5
188 サブフレーム#9
189 グループセル#1用同期チャネル
190 グループセル#1用報知情報(PBCH)
191 グループセル#2用同期チャネル
192 グループセル#2用報知情報(PBCH)
193 グループ構成インデックス0
194 グループ構成インデックス1
195 グループ構成インデックス2
196 グループ構成インデックス3
197 グループ構成インデックス4
198 グループ構成インデックス5
199 グループ構成インデックス6
200 グループセル#1PDCCH(セルID#1)
201 グループセル#2PDCCH(セルID#2)
202 グループセル#1領域(セルID#1)
203 グループセル#2領域(セルID#2)
204 グループセル#1PDCCH(セルID#1)
205 グループセル#2PDCCH情報要素
206 グループセル#1領域(セルID#1)
207 グループセル#2領域(セルID#2)
208 サブフレーム#0
209 サブフレーム#5
210 サブフレーム#9
211 同期チャネル
212 報知情報(PBCH)
213 同期チャネル
214 サウンディングシグナル。

Claims (11)

  1. 移動局と通信を行基地局装置、該基地局装置をグループ化する自律的基地局グループ化制御装置、を含む移動体無線通信システムの上記基地局装置において、
    上記自律的基地局グループ化制御装置によるグループ化に基づいて自己の基地局グループのカバレッジエリア内に存在する移動局に対して、無線フレームのマッピングを指示する同じ送信制御信号を同期し送信する制御信号送信部
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 上記移動局の移動を管理するネットワーク伝送制御装置との間で確立された管理コネクションを通して、上記送信制御信号を送信する時間を指定したメッセージ
    を受信するメッセージ受信部
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 上記移動局から自己と上記移動局間のコネクション制御情報を受信した場合、自己の基地局グループに含まれる基地局装置に上記コネクション制御情報に実行時間を付けて伝達し、
    上記実行時間を含むコネクション情報を他の基地局装置から受信した場合、指定された時間で上記コネクション制御情報を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 上記移動局から上記移動局からの上り無線リンク帯域要求を受信した場合、上記自己の基地局グループに含まれる基地局装置に上記無線リンク帯域要求に実行時間を付けて伝達し、
    上記無線リンク帯域要求を他の基地局装置から受信した場合、指定時刻に上記上りリンク帯域要求を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 移動局と通信を行う複数の基地局装置、該基地局装置をグループ化する自律的基地局グループ化制御装置、を含む移動体無線通信システムの上記自律的基地局グループ化制御装置において、上記基地局装置をグループ化するためのグループ化情報を収集するグループ化情報収集部と、上記収集したグループ化情報に基づいて複数の基地局装置からなる1つまたは複数の基地局グループを生成するグループ生成部と、を備え、
    上記グループ生成部は、第1の基地局グループに含まれる基地局装置のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを持つ第2の基地局グループとを生成し、上記移動局が上記第1の基地局グループから上記第2の基地局グループへのハンドオーバ失敗を示すハンドオーバ情報と、ハンドオーバが失敗したセルとその周辺の上記第1の基地局グループと上記第2の基地局グループに含まれる周辺セルの受信電力情報と干渉情報に基づき、上記第1および第2の基地局グループに含まれる基地局装置を変更する
    ことを特徴とする自律的基地局グループ化制御装置。
  6. 上記グループ生成部は、第1の基地局グループの無線フレーム利用率が増大した場合、第1の基地局グループに含まれる無線フレーム利用率の高い基地局装置を第2の基地局グループとする
    ことを特徴とする請求項5に記載の自律的基地局グループ化制御装置。
  7. 上記グループ生成部は、第1の基地局グループに含まれるとともに同時に単独の基地局として動作する単独基地局装置の負荷状態が変化した場合、該基地局装置の負荷状況に応じて該基地局装置の送信電力を変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の自律的基地局グループ化制御装置。
  8. 移動局と通信を行う複数の基地局装置と、移動局の移動を管理し基地局装置へのデータ伝送を行うネットワーク伝送制御装置と、基地局装置をグループ化する自律的基地局グループ化制御装置と、基地局グループに含まれる基地局装置の伝送制御を行うグループ基地局装置伝送制御装置を含む移動体無線通信システムにおいて、
    上記グループ基地局装置伝送制御装置は、グループを構成する基地局装置で、無線フレームのマッピングを支持する送信制御信号を同期して同じ送信信号を送信するため、基地局装置と移動局間のコネクション管理処理と、データバースト送信するための無線伝送処理を実行し基地局グループの送信制御信号とユーザバーストを作成し、実行時間を指定してグループに含まれる基地局装置へ伝送することを特徴とする移動体無線通信システム。
  9. 上記グループ基地局装置を構成する基地局装置との間で、短時間に同期を取ることを求められる再送制御を回避するため、グループ基地局装置伝送制御装置にて、高信頼データ伝送部を配備し、再送処理を行わないサービスデータユニットの分割と組み立てのみを実施し、上記基地局グループに含まれる基地局装置において再送処理を行わない非送達確認型のハイブリッド再送制御(Hybrid ARQ)を用いることを特徴とする請求項8記載の移動体無線通信システム。
  10. 上記基地局装置は、複数の基地局装置から構成されるグループ基地局装置に含まれる移動局から上り無線リンクの帯域要求を受信すると、上記上りリンク帯域要求をグループセル基地局装置伝送制御装置に伝達し、上りデータバーストをマッピングするための制御信号を生成することを特徴とする請求項8記載の移動体無線通信システム。
  11. 上記基地局装置は、複数の基地局グループに属する無線サブフレームを、時分割多重方式で伝送するため、それぞれの基地局グループのセル識別子を用いた同期シグナルと、それぞれの基地局グループの報知情報を、無線フレームを構成するサブフレームに設定することで、移動局が所望する基地局グループに同期して、上記、基地局グループのグループセル識別子とグループセルの報知情報を取得することを特徴とする請求項8記載の移動体無線通信システム。
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