JP2002209254A - 無線通信システム、制御局、その制御方法、ならびに、情報記録媒体 - Google Patents

無線通信システム、制御局、その制御方法、ならびに、情報記録媒体

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JP2002209254A
JP2002209254A JP2001004307A JP2001004307A JP2002209254A JP 2002209254 A JP2002209254 A JP 2002209254A JP 2001004307 A JP2001004307 A JP 2001004307A JP 2001004307 A JP2001004307 A JP 2001004307A JP 2002209254 A JP2002209254 A JP 2002209254A
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JP
Japan
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base stations
control station
mobile terminal
communication
speed
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JP2001004307A
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Hiroshi Harada
博司 原田
Masayuki Fujise
雅行 藤瀬
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Communications Research Laboratory
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Communications Research Laboratory
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の経路に沿って移動する移動端末による
通信伝送の効率を向上するのに好適な無線通信システム
等を提供する。 【解決手段】 無線通信システム101の制御局131
は、移動端末171が所定の経路に沿って移動する速度
を取得し、取得された速度により、仮想セル半径を取得
し、取得された半径により、複数の基地局151をグル
ープに分類し、分類されたグループのそれぞれについ
て、当該グループに含まれる基地局151に、同じ無線
通信の周波数を割り当てる。一方、複数の基地局151
のそれぞれは、制御局131に割り当てられた無線通信
の周波数により移動端末171と通信する。さらに、移
動端末171は、複数の基地局151のいずれかと、当
該基地局151に割り当てられた無線通信の周波数によ
り、通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、制御局、その制御方法、ならびに、情報記録媒体に
関する。
【0002】特に、所定の経路に沿って移動する移動端
末による通信伝送の効率を向上するのに好適な無線通信
システム、制御局、その制御方法、ならびに、これらを
実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読取
可能な情報記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】近年移動端末を用いた無線移動通信が普
及しつつある。たとえば、我が国においては、携帯電話
(Personal Digital Cellular;PDC)やPHS(Per
sonalHandyphone System)などの普及が急速に進んでい
る。
【0004】このような無線移動通信においては、移動
端末同士の通信は、複数の基地局によって中継される。
各基地局は、たとえば道路沿いの電柱や建造物の内部、
建造物の屋上などに配置され、その基地局が担当する領
域(セルラーゾーン)内に入っている移動端末を管理す
る。
【0005】移動端末と、これが属するセルラーゾーン
を管理する基地局と、は電波で通信し、基地局同士は、
有線(光ファイバケーブル等)もしくは無線で通信す
る。また、この際に、光ファイバ無線伝送技術(Radio
On Fiber;ROF)を用いることができる。
【0006】ある基地局のセルラーゾーン内の移動端末
と、別の基地局のセルラーゾーン内の移動端末と、が通
信する場合には、これら2つの基地局が互いに通信を中
継し合うこととなる。
【0007】従来、1つの基地局において使用できる周
波数(周波数分割多重通信等の場合)や拡散符号(符号
分割多重通信等の場合)は、所定のものに決められてお
り、セルラーゾーンの半径も固定されている。
【0008】移動端末があるセルラーゾーンから別のセ
ルラーゾーンへ移動した場合には、無線通信に使用する
周波数を切り替えるハンドオーバ(Hand Over)を行う
必要がある。
【0009】ここで、大容量通信を行うためには、より
高い周波数を用いる必要があるが、電波の伝搬距離は周
波数の自乗に反比例して減衰していくため、基地局が送
出できる電力に所定の上限がある場合は、周波数を上げ
るとセルラーゾーンが小さくなっていく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、より高い周波数を用いて通信を行う場合であって
も、移動端末と基地局との通信伝送を効率良く行いた
い、という要望は大きい。
【0011】特に、高度道路交通システム(Intelligen
t Transport System;ITS)などのように移動端末が
移動している場合に、大容量通信を可能にしたい、とい
う要望も強い。
【0012】また、移動に伴なう通信周波数の切り替え
の回数を少なくして、効率の良い大容量通信を実現した
いという課題を解決する必要もある。
【0013】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、所定の経路に沿って移動する移動
端末による通信伝送の効率を向上するのに好適な無線通
信システム、制御局、その制御方法、ならびに、これら
を実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読
取可能な情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0015】本発明の第1の観点に係る無線通信システ
ムは、制御局と、前記制御局に接続され、所定の経路に
沿って配置される複数の基地局と、前記所定の経路に沿
って移動し、前記複数の基地局の少なくとも1つと無線
通信する移動端末と、を備え、以下のように構成する。
【0016】(a)制御局は、速度取得部と、半径取得
部と、分類部と、周波数割当部と、を備える。
【0017】ここで、速度取得部は、移動端末が所定の
経路に沿って移動する速度を取得する。
【0018】一方、半径取得部は、取得された速度によ
り、仮想セル半径を取得する。
【0019】さらに、分類部は、取得された半径によ
り、複数の基地局をグループに分類する。
【0020】そして、周波数割当部は、分類されたグル
ープのそれぞれについて、当該グループに含まれる基地
局に、同じ無線通信の周波数を割り当てる。
【0021】(b)複数の基地局のそれぞれは、基地局
通信部を備える。
【0022】ここで、基地局通信部は、制御局に割り当
てられた無線通信の周波数により移動端末と通信する。
【0023】(c)移動端末は、移動端末通信部を備え
る。
【0024】ここで、移動端末通信部は、複数の基地局
のいずれかと、当該基地局に割り当てられた無線通信の
周波数により、通信する。
【0025】また、本発明の無線通信システムは、さら
に、以下のように構成することができる。
【0026】(d)移動端末は、移動速度検出部と、移
動速度送信部と、をさらに備える。
【0027】ここで、移動速度検出部は、当該移動端末
の移動速度を検出する。
【0028】一方、移動速度送信部は、検出された移動
速度を複数の基地局のいずれかを介して、制御局へ送信
する。
【0029】(e)制御局は、移動速度受信部をさらに
備える。
【0030】ここで、移動速度受信部は、移動端末から
複数の基地局のいずれかを介して送信される移動速度を
受信する。
【0031】一方、速度取得部は、受信された移動速度
を、移動端末が所定の経路に沿って移動する速度として
取得する。
【0032】また、本発明の無線通信システムは、さら
に、以下のように構成することができる。
【0033】(f)複数の基地局のそれぞれは、電波強
度取得部と、電波強度送信部と、をさらに備える。
【0034】ここで、電波強度取得部は、移動端末との
無線通信における電波強度を取得する。
【0035】一方、電波強度送信部は、取得された電波
強度を制御局に送信する。
【0036】(g)制御局は、電波強度受信部をさらに
備える。
【0037】ここで、電波強度受信部は、送信された電
波強度を受信する。
【0038】一方、速度取得部は、受信された電波強度
の変化から、移動端末が所定の経路に沿って移動する速
度を取得する。
【0039】また、本発明の無線通信システムにおい
て、分類されるグループのうち、隣り合うグループに含
まれる基地局に割り当てられる無線通信の周波数は、互
いに異なるように構成することができる。
【0040】また、本発明の無線通信システムにおい
て、分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
ープに含まれる基地局に割り当てられる同じ無線通信の
周波数は、複数であるように構成することができる。
【0041】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、移動端末と、は、複数の基地局のいずれ
かを介して通信し、以下のように構成することができ
る。
【0042】すなわち、制御局は、制御局変復調部をさ
らに備える。
【0043】ここで、制御局変復調部は、複数の基地局
に割り当てられた周波数により移動端末との通信のため
の変調および復調を行う。
【0044】一方、移動端末は、移動端末変復調部をさ
らに備える。
【0045】ここで、移動端末変復調部は、複数の基地
局のいずれかに割り当てられた周波数により制御局との
通信のための変調および復調を行う。
【0046】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局は、周波数割当部にかえて、符号割当部を備
えるように構成することができる。
【0047】ここで、符号割当部は、分類されたグルー
プのそれぞれについて、当該グループに含まれる基地局
に、同じ符号分割多重通信の符号を割り当てる。
【0048】さらに、基地局の基地局通信部は、制御局
に割り当てられた符号分割多重通信の符号により移動端
末と通信する。
【0049】そして、移動端末の移動端末通信部は、複
数の基地局のいずれかと、当該基地局に割り当てられた
符号分割多重通信の符号により、通信する。
【0050】また、本発明の無線通信システムにおい
て、分類されるグループのうち、隣り合うグループに含
まれる基地局に割り当てられる符号は、互いに異なるよ
うに構成することができる。
【0051】また、本発明の無線通信システムにおい
て、分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
ープに含まれる基地局に割り当てられる符号は、複数で
あるように構成することができる。
【0052】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、移動端末と、は、複数の基地局のいずれ
かを介して通信し、以下のように構成することができ
る。
【0053】すなわち、制御局は、制御局変復調部をさ
らに備える。
【0054】ここで、制御局変復調部は、複数の基地局
に割り当てられた符号により移動端末との通信のための
変調および復調を行う。
【0055】一方、移動端末は、移動端末変復調部をさ
らに備える。
【0056】ここで、移動端末変復調部は、複数の基地
局のいずれかに割り当てられた符号により制御局との通
信のための変調および復調を行う。
【0057】また、本発明の無線通信システムにおい
て、取得される半径は、取得される速度が増加した場
合、単調非減少(正比例を含む。)するように構成する
ことができる。
【0058】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、複数の基地局と、は、光ケーブルにより
接続されるように構成することができる。
【0059】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、複数の基地局と、は、光ファイバ無線伝
送技術により通信するように構成することができる。
【0060】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、複数の基地局と、は、制御局を中心とす
るスター型接続により有線接続されるように構成するこ
とができる。
【0061】また、本発明の無線通信システムにおい
て、制御局と、複数の基地局と、は、バス型接続により
有線接続されるように構成することができる。
【0062】また、本発明の無線通信システムにおい
て、分類されたグループのそれぞれについて、移動端末
が当該グループに属する基地局のいずれかと通信可能な
領域と、移動端末が当該グループ以外のグループに属す
る基地局のいずれかと通信可能な領域と、は、重複する
ように構成することができる。
【0063】本発明の第2の観点に係る制御局は、上記
無線通信システムの制御局である。
【0064】本発明の第3の観点に係る制御局の制御方
法は、所定の経路に沿って配置される複数の基地局に接
続される制御局を制御し、速度取得工程と、半径取得工
程と、分類工程と、周波数割当工程と、を備えるように
構成する。
【0065】ここで、速度取得工程では、移動端末が所
定の経路に沿って移動する速度を取得する。
【0066】一方、半径取得工程では、取得された速度
により、仮想セル半径を取得する。
【0067】さらに、分類工程では、取得された半径に
より、複数の基地局をグループに分類する。
【0068】そして、周波数割当工程では、分類された
グループのそれぞれについて、当該グループに含まれる
基地局に、同じ無線通信の周波数を割り当てる。
【0069】これにより、複数の基地局のそれぞれは、
割り当てられた周波数により移動端末と無線通信するこ
とができる。
【0070】また、本発明の制御局の制御方法は、移動
速度受信工程をさらに備えるように構成することができ
る。
【0071】ここで、移動速度受信工程では、移動端末
が検出して送信した当該移動端末の移動速度を、複数の
基地局のいずれかを介して受信する。
【0072】一方、速度取得工程では、受信された移動
速度を、移動端末が所定の経路に沿って移動する速度と
して取得する。
【0073】また、本発明の制御局の制御方法は、電波
強度受信工程をさらに備えるように構成することができ
る。
【0074】ここで、電波強度受信工程では、複数の基
地局のそれぞれが取得して送信した移動端末との無線通
信における電波強度を、受信する。
【0075】一方、速度取得工程では、受信された電波
強度の変化から、移動端末が所定の経路に沿って移動す
る速度を取得する。
【0076】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、分類されるグループのうち、隣り合うグループに含
まれる基地局に割り当てられる無線通信の周波数は、互
いに異なるように構成することができる。
【0077】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
ープに含まれる基地局に割り当てられる同じ無線通信の
周波数は、複数であるように構成することができる。
【0078】また、本発明の制御局の制御方法は、制御
局変復調工程と、周波数通信工程と、をさらに備えるよ
うに構成することができる。
【0079】ここで、制御局変復調工程では、複数の基
地局に割り当てられた周波数により移動端末との通信の
ための変調および復調を行う。
【0080】一方、周波数通信工程では、複数の基地局
のいずれかに割り当てられた周波数により制御局との通
信のための変調および復調を行う移動端末と、複数の基
地局のいずれかを介して、通信する。
【0081】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、周波数割当工程にかえて、符号割当工程を備えるよ
うに構成することができる。
【0082】ここで、符号割当工程では、分類されたグ
ループのそれぞれについて、当該グループに含まれる基
地局に、同じ符号分割多重通信の符号を割り当てる。
【0083】これにより、基地局は、制御局に割り当て
られた符号分割多重通信の符号により移動端末と通信す
ることができる。
【0084】一方、移動端末は、複数の基地局のいずれ
かと、当該基地局に割り当てられた符号分割多重通信の
符号により、通信することができる。
【0085】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、分類されるグループのうち、隣り合うグループに含
まれる基地局に割り当てられる符号は、互いに異なるよ
うに構成することができる。
【0086】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
ープに含まれる基地局に割り当てられる符号は、複数で
あるように構成することができる。
【0087】また、本発明の制御局の制御方法は、制御
局変復調工程と、符号通信工程と、を備えるように構成
することができる。
【0088】ここで、制御局変復調工程では、複数の基
地局に割り当てられた符号により移動端末との通信のた
めの変調および復調を行う。
【0089】一方、符号通信工程では、複数の基地局の
いずれかに割り当てられた符号により制御局との通信の
ための変調および復調を行う移動端末と、複数の基地局
のいずれかを介して通信する。
【0090】また、本発明の制御局の制御方法におい
て、取得される半径は、取得される速度が増加した場
合、単調非減少(正比例を含む。)するように構成する
ことができる。
【0091】本発明の制御局および制御局の制御方法を
実現するプログラムをコンパクトディスク、フロッピー
ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタ
ルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの情
報記録媒体に記録することができる。
【0092】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、記憶装置、計算装置、出力装置などを備える汎
用コンピュータや並列計算機などの情報処理装置で実行
することにより、上記の制御局および制御局の制御方法
を実現することができる。
【0093】また、情報処理装置とは独立して、本発明
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。
【0094】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0095】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る無線通信システムの概要構成を示す模
式図である。以下、本図を参照して説明する。
【0096】無線通信システム101の制御局131
は、複数の基地局151と、移動端末171と、の通信
の媒体アクセス制御を、移動端末171の移動速度に応
じて変化させて制御する。特に、複数の基地局151
は、所定の経路(たとえば高速道路や主要幹線道路な
ど)に沿って配置されている。
【0097】制御局131と複数の基地局151と、は
有線接続されており、移動端末171は、複数の基地局
151のいずれか少なくとも1つと無線により通信す
る。
【0098】基地局151のそれぞれは、いずれもその
搬送周波数と送出出力に応じたセルラーゾーン503を
有している。これらのセルラーゾーン503により、移
動端末171が移動する経路が覆われている。
【0099】図2、図3は、制御局131と、複数の基
地局151と、が接続される様子を示す説明図である。
【0100】図2に示すように、制御局131と、複数
の基地局151と、は、光ファイバ201により、スタ
ー型に接続することができる。このほか、図3に示すよ
うに、制御局131と、複数の基地局151と、は、光
ファイバ201により、バス型に接続することができ
る。
【0101】制御局131と複数の基地局151との間
の各種の指令や情報の伝送が光ファイバ201を介して
行われるほか、移動端末171と他の移動端末171と
の通信も光ファイバ201を介して行われる。
【0102】また、制御局131と移動端末171と
が、光ファイバ201と基地局151のいずれかとを介
して、通信することも可能である。
【0103】この際に、通常ならば電波(電気信号)で
伝送される情報を(必要があれば複数の信号を加算する
ことによって結合した後に)光信号に単純に変調し、光
ファイバを用いて伝送した後、これらを復調してもよ
い。複数の信号が混ざり合って伝送される通常空間にか
えて、光ファイバを用いて伝送を行うことになる。これ
が、上述のROF技術である。
【0104】なお、本実施形態では、周波数分割多重通
信を採用している。
【0105】(制御局)図4は、本実施形態の制御局1
31の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照
して説明する。
【0106】まず、制御局131は、速度取得部401
と、半径取得部402と、分類部403と、周波数割当
部404と、を備える。
【0107】速度取得部401は、移動端末171が所
定の経路に沿って移動する速度を取得する。
【0108】速度を取得するための手法として、以下の
ようなものを採用することができる。
【0109】第1の手法は、以下の通りである。移動端
末171に移動速度を検知する機構を設ける。たとえ
ば、車載電話を移動端末171として利用する場合に
は、当該自動車の速度計を用いて移動速度を検知すれば
よい。このようにして検知された速度の情報を、基地局
151および光ファイバ201を介して制御局131に
伝送する。
【0110】第2の手法は、以下の通りである。移動端
末171から基地局151へ送信される電波の強度を、
各基地局151が制御局131に伝送する。この電波強
度の変化と、各基地局151の配置の情報と、から、速
度取得部401は、移動端末171の移動速度を得るこ
とができる。
【0111】次に、半径取得部402は、取得された速
度により、仮想セル半径を取得する。この仮想セル半径
は、従来の比較的低い周波数での通信におけるセルラー
ゾーンの半径と同様とすることができる。
【0112】たとえば、移動端末が仮想セルに滞在する
時間を最低10秒間とすると、 ・移動端末が時速3.6km(歩行時に相当)程度で移
動する場合は10m程度、 ・時速36km(市街地走行時に相当)程度で移動する
場合は100m程度、 ・時速72km(高速道路走行時に相当)程度で移動す
る場合は200m程度 の仮想セル半径が必要である。
【0113】この仮想セル半径は、移動速度が速くなる
につれ増加(単調非減少、たとえば正比例)するように
設定することができる。
【0114】一般に、各基地局151のセルラーゾーン
の半径は、この仮想セル半径よりも小さい。たとえば、 ・基地局151と移動端末171との間の無線通信に用
いる搬送波周波数として38GHz帯を用い、 ・基地局151の送信電力を10dBm(10mW)、 ・基地局151および移動端末171のアンテナ利得を
それぞれ7dB、3dB、 ・移動端末171の雑音電力を−100dBm(0.1
pW) とすると、移動端末171側で所要受信信号電力対雑音
電力比30dBを達成するためには、20mのセル半径
が必要となる。
【0115】さらに、分類部403では、取得された半
径により、複数の基地局151をグループに分類し、分
類されたグループのそれぞれについて、当該グループに
含まれる基地局151に、同じ無線通信の周波数を割り
当てる。
【0116】すなわち、仮想セル半径を有する仮想セル
ラーゾーンを複数の基地局151により構成し、当該仮
想セルラーゾーン内では、周波数分割多重通信における
周波数を同一のものとすることとなる。
【0117】図5には、このようにして、仮想セルラー
ゾーンを構成する様子を示す。
【0118】図5(a)は、従来の無線通信方式による
セルラーゾーン501の半径を示すものであり、これ
は、高い搬送周波数を用いる本実施形態では、基地局1
51における出力負担が過大となるため、実現は不可能
である。
【0119】図5(b)は、このような広いセルラーゾ
ーンを、仮想セルラーゾーン502により構成するもの
である。上述のように、小さな基地局セルラーゾーン5
03を有する基地局151を複数まとめて1つのグルー
プとすることにより、仮想セルラーゾーン502を実現
する。
【0120】図5(b)に示す例では、仮想セルラーゾ
ーン502のそれぞれには、基地局151が3つずつ割
り当てられ、移動端末171との通信に用いる周波数
は、同じ仮想セルラーゾーン502内に含まれる基地局
151で共通のものとなっている。
【0121】また、互いに隣り合う仮想セルラーゾーン
502の周波数は、異なるものとする。図5(b)で
は、各仮想セルラーゾーン502に、周波数f1, f2, f3
が割り当てられている。これにより、ハンドオーバが円
滑に行えるようになる。
【0122】図5(c)に示す例は、図5(b)に示す
例よりも移動端末171の移動速度が遅い場合、図5
(d)に示す例は、さらに移動端末171の移動速度が
遅い場合を示すものである。移動速度が遅くなるごとに
仮想セルラーゾーン502の半径が小さくなり、当該仮
想セルラーゾーン502を担当する基地局151の数も
減少していく。
【0123】図5(c)(d)では、各仮想セルラーゾ
ーン502に、周波数f1, f2, …f9のいずれかが割り当
てられている。
【0124】図6は、高速道路などのように湾曲のある
経路に沿って基地局151が配置された場合の仮想セル
ラーゾーン502の様子を示す模式図である。
【0125】一般に、経路の曲率半径が大きいほど(湾
曲が小さいほど)移動端末171の移動速度は遅くなる
と考えられるため、移動経路の途中で、仮想セルラーゾ
ーン502を構成する基地局151の数や仮想セルラー
ゾーンの半径が変化している。
【0126】なお、図5、図6においては、理解を容易
にするため、基地局151は四角形で、そのセルラーゾ
ーン503は円で、仮想セルラーゾーン502は点線で
描いており、適宜符号は省略した。
【0127】これにより、移動端末の移動速度に応じて
セルラーゾーン半径が小さい出力しが持たない基地局を
複数集めることにより半径が大きな仮想セルラーゾーン
を構成して、効率のよい大容量通信を実現することがで
きる。
【0128】(第2の実施形態)上記実施形態において
は、周波数分割多重通信を採用したが、本実施形態で
は、符号分割多重通信を採用する。したがって、無線通
信に用いる搬送周波数としては各基地局151ごとに同
じものを用いる。
【0129】一方で、同じ仮想セルラーゾーン502内
で用いる拡散符号は同じ符号を用い、隣り合う仮想セル
ラーゾーン502で用いる拡散符号は異なるものとす
る。
【0130】これにより、周波数分割多重通信のみなら
ず、符号分割多重通信においても、上記のように仮想セ
ルラーゾーン502を構成して効率のよい大容量通信を
実現することができる。
【0131】(第3の実施形態)上記実施形態において
は、同じ仮想セルラーゾーン502内で共通に用いる周
波数や拡散符号(以下「周波数等」という。)は1つで
あったが、これらを複数用意することもできる。
【0132】すなわち、ある仮想セルラーゾーン502
が採用する周波数等は、これに隣り合う仮想セルラーゾ
ーン502が採用する周波数等のいずれとも一致しない
ようにすればよい。
【0133】これにより、同じ仮想セルラーゾーン50
2内に複数の移動端末171が存在する場合に対応する
ことができる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の経路に沿って移動する移動端末による通信伝送の
効率を向上するのに好適な無線通信システム、制御局、
その制御方法、ならびに、これらを実現するためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る無線通信システ
ムの概要構成を示す模式図である。
【図2】本実施形態において制御局と、複数の基地局
と、がスター型接続される様子を示す説明図である。
【図3】本実施形態において制御局と、複数の基地局
と、がバス型接続される様子を示す説明図である。
【図4】本実施形態の制御局の概要構成を示す模式図で
ある。
【図5】基地局のセルラーゾーンから仮想セルラーゾー
ンを構成する様子を示す図である。
【図6】湾曲した経路に沿う基地局のセルラーゾーンか
ら仮想セルラーゾーンを構成する様子を示す図である。
【符号の説明】
101 無線通信システム 131 制御局 151 基地局 171 移動端末 201 光ファイバ 401 速度取得部 402 半径取得部 403 分類部 404 周波数割当部 501 従来のセルラーゾーン 502 仮想セルラーゾーン 503 セルラーゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/30 Fターム(参考) 5K067 AA13 BB04 CC02 CC10 DD44 DD57 EE02 EE10 EE16 EE37 EE41 EE44 FF16 HH21

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御局と、 前記制御局に接続され、所定の経路に沿って配置される
    複数の基地局と、 前記所定の経路に沿って移動し、前記複数の基地局の少
    なくとも1つと無線通信する移動端末と、 を備える無線通信システムであって、 (a)前記制御局は、 前記移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度を
    取得する速度取得部と、 前記取得された速度により、仮想セル半径を取得する半
    径取得部と、 前記取得された半径により、前記複数の基地局をグルー
    プに分類する分類部と、 前記分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
    ープに含まれる基地局に、同じ無線通信の周波数を割り
    当てる周波数割当部と、 を備え、 (b)前記複数の基地局のそれぞれは、 前記制御局に割り当てられた無線通信の周波数により前
    記移動端末と通信する基地局通信部を備え、 (c)前記移動端末は、 前記複数の基地局のいずれかと、当該基地局に割り当て
    られた無線通信の周波数により、通信する移動端末通信
    部を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の無線通信システムであっ
    て、 (d)前記移動端末は、 当該移動端末の移動速度を検出する移動速度検出部と、 前記検出された移動速度を前記複数の基地局のいずれか
    を介して、前記制御局へ送信する移動速度送信部と、 をさらに備え、 (e)前記制御局は、 前記移動端末から前記複数の基地局のいずれかを介して
    送信される移動速度を受信する移動速度受信部をさらに
    備え、 前記速度取得部は、前記受信された移動速度を、前記移
    動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度として取
    得することを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の無線通信システ
    ムであって、 (f)前記複数の基地局のそれぞれは、前記移動端末と
    の無線通信における電波強度を取得する電波強度取得部
    と、 前記取得された電波強度を前記制御局に送信する電波強
    度送信部と、 をさらに備え、 (g)前記制御局は、 前記送信された電波強度を受信する電波強度受信部をさ
    らに備え、 前記速度取得部は、前記受信された電波強度の変化か
    ら、前記移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速
    度を取得することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】前記制御局において、 前記分類されるグループのうち、隣り合うグループに含
    まれる基地局に割り当てられる無線通信の周波数は、互
    いに異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    1項に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】前記分類されたグループのそれぞれについ
    て、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる同
    じ無線通信の周波数は、複数であることを特徴とする請
    求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記制御局と、前記移動端末と、は、前記
    複数の基地局のいずれかを介して通信し、 前記制御局は、 前記複数の基地局に割り当てられた周波数により前記移
    動端末との通信のための変調および復調を行う制御局変
    復調部をさらに備え、 前記移動端末は、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた周波数に
    より前記制御局との通信のための変調および復調を行う
    移動端末変復調部をさらに備えることを特徴とする請求
    項1から5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】請求項1から3のいずれか1項に記載の無
    線通信システムにおいて、 前記制御局は、前記周波数割当部にかえて、前記分類さ
    れたグループのそれぞれについて、当該グループに含ま
    れる基地局に、同じ符号分割多重通信の符号を割り当て
    る符号割当部を備え、 前記基地局の前記基地局通信部は、前記制御局に割り当
    てられた符号分割多重通信の符号により前記移動端末と
    通信し、 前記移動端末の前記移動端末通信部は、前記複数の基地
    局のいずれかと、当該基地局に割り当てられた符号分割
    多重通信の符号により、通信することを特徴とする無線
    通信システム。
  8. 【請求項8】前記制御局において、前記分類されるグル
    ープのうち、隣り合うグループに含まれる基地局に割り
    当てられる符号は、互いに異なることを特徴とする請求
    項7に記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】前記分類されたグループのそれぞれについ
    て、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる符
    号は、複数であることを特徴とする請求項7または8に
    記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】前記制御局と、前記移動端末と、は、前
    記複数の基地局のいずれかを介して通信し、 前記制御局は、 前記複数の基地局に割り当てられた符号により前記移動
    端末との通信のための変調および復調を行う制御局変復
    調部をさらに備え、 前記移動端末は、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた符号によ
    り前記制御局との通信のための変調および復調を行う移
    動端末変復調部をさらに備えることを特徴とする請求項
    7から9のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】前記制御局において、 前記取得される半径は、前記取得される速度が増加した
    場合、単調非減少(正比例を含む。)することを特徴と
    する請求項1から10のいずれか1項に記載の無線通信
    システム。
  12. 【請求項12】前記制御局と、前記複数の基地局と、
    は、光ケーブルにより接続されることを特徴とする請求
    項1から11のいずれか1項に記載の無線通信システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記制御局と、前記複数の基地局と、
    は、光ファイバ無線伝送技術により通信することを特徴
    とする請求項12に記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】前記制御局と、前記複数の基地局と、
    は、 前記制御局を中心とするスター型接続により有線接続さ
    れることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項
    に記載の無線通信システム。
  15. 【請求項15】前記制御局と、前記複数の基地局と、
    は、 バス型接続により有線接続されることを特徴とする請求
    項1から13のいずれか1項に記載の無線通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、前記移動端末が当該グループに属する基地局のい
    ずれかと通信可能な領域と、前記移動端末が当該グルー
    プ以外のグループに属する基地局のいずれかと通信可能
    な領域と、は、重複することを特徴とする請求項1から
    15に記載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】所定の経路に沿って配置される複数の基
    地局に接続される制御局であって、 移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度を取得
    する速度取得部と、 前記取得された速度により、仮想セル半径を取得する半
    径取得部と、 前記取得された半径により、前記複数の基地局をグルー
    プに分類する分類部と、 前記分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
    ープに含まれる基地局に、同じ無線通信の周波数を割り
    当てる周波数割当部と、 を備え、 前記複数の基地局のそれぞれは、前記割り当てられた周
    波数により前記移動端末と無線通信することを特徴とす
    る制御局。
  18. 【請求項18】前記移動端末が検出して送信した当該移
    動端末の移動速度を、前記複数の基地局のいずれかを介
    して受信する移動速度受信部をさらに備え、 前記速度取得部は、前記受信された移動速度を、前記移
    動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度として取
    得することを特徴とする請求項17に記載の制御局。
  19. 【請求項19】前記複数の基地局のそれぞれが取得して
    送信した前記移動端末との無線通信における電波強度を
    受信する電波強度受信部をさらに備え、 前記速度取得部は、前記受信された電波強度の変化か
    ら、前記移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速
    度を取得することを特徴とする請求項17に記載の制御
    局。
  20. 【請求項20】前記分類されるグループのうち、隣り合
    うグループに含まれる基地局に割り当てられる無線通信
    の周波数は、互いに異なることを特徴とする請求項17
    から19のいずれか1項に記載の制御局。
  21. 【請求項21】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる
    同じ無線通信の周波数は、複数であることを特徴とする
    請求項17から20のいずれか1項に記載の制御局。
  22. 【請求項22】前記複数の基地局に割り当てられた周波
    数により前記移動端末との通信のための変調および復調
    を行う制御局変復調部をさらに備え、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた周波数に
    より前記制御局との通信のための変調および復調を行う
    前記移動端末と、前記複数の基地局のいずれかを介し
    て、通信することを特徴とする請求項17から21のい
    ずれか1項に記載の制御局。
  23. 【請求項23】前記周波数割当部にかえて、 前記分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
    ープに含まれる基地局に、同じ符号分割多重通信の符号
    を割り当てる符号割当部を備え、 前記基地局は、前記制御局に割り当てられた符号分割多
    重通信の符号により前記移動端末と通信し、 前記移動端末は、前記複数の基地局のいずれかと、当該
    基地局に割り当てられた符号分割多重通信の符号によ
    り、通信することを特徴とする請求項17から22のい
    ずれか1項に記載の制御局。
  24. 【請求項24】前記分類されるグループのうち、隣り合
    うグループに含まれる基地局に割り当てられる符号は、
    互いに異なることを特徴とする請求項23に記載の制御
    局。
  25. 【請求項25】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる
    符号は、複数であることを特徴とする請求項23または
    24に記載の制御局。
  26. 【請求項26】前記複数の基地局に割り当てられた符号
    により前記移動端末との通信のための変調および復調を
    行う制御局変復調部をさらに備え、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた符号によ
    り前記制御局との通信のための変調および復調を行う移
    動端末と、前記複数の基地局のいずれかを介して通信す
    ることを特徴とする請求項23から25のいずれか1項
    に記載の制御局。
  27. 【請求項27】前記取得される半径は、前記取得される
    速度が増加した場合、単調非減少(正比例を含む。)す
    ることを特徴とする請求項17から26のいずれか1項
    に記載の制御局。
  28. 【請求項28】前記複数の基地局と、光ケーブルにより
    接続されることを特徴とする請求項17から27のいず
    れか1項に記載の制御局。
  29. 【請求項29】前記複数の基地局と、光ファイバ無線伝
    送技術により通信することを特徴とする請求項28に記
    載の制御局。
  30. 【請求項30】前記複数の基地局と、前記制御局を中心
    とするスター型接続により有線接続されることを特徴と
    する請求項17から29のいずれか1項に記載の制御
    局。
  31. 【請求項31】前記複数の基地局と、バス型接続により
    有線接続されることを特徴とする請求項17から29の
    いずれか1項に記載の制御局。
  32. 【請求項32】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、前記移動端末が当該グループに属する基地局のい
    ずれかと通信可能な領域と、前記移動端末が当該グルー
    プ以外のグループに属する基地局のいずれかと通信可能
    な領域と、は、重複することを特徴とする請求項17か
    ら31に記載の制御局。
  33. 【請求項33】所定の経路に沿って配置される複数の基
    地局に接続される制御局の制御方法であって、 移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度を取得
    する速度取得工程と、 前記取得された速度により、仮想セル半径を取得する半
    径取得工程と、 前記取得された半径により、前記複数の基地局をグルー
    プに分類する分類工程と、 前記分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
    ープに含まれる基地局に、同じ無線通信の周波数を割り
    当てる周波数割当工程と、 を備え、 前記複数の基地局のそれぞれは、前記割り当てられた周
    波数により前記移動端末と無線通信することを特徴とす
    る制御局の制御方法。
  34. 【請求項34】前記移動端末が検出して送信した当該移
    動端末の移動速度を、前記複数の基地局のいずれかを介
    して受信する移動速度受信工程をさらに備え、 前記速度取得工程では、前記受信された移動速度を、前
    記移動端末が前記所定の経路に沿って移動する速度とし
    て取得することを特徴とする請求項33に記載の制御局
    の制御方法。
  35. 【請求項35】前記複数の基地局のそれぞれが取得して
    送信した前記移動端末との無線通信における電波強度を
    受信する電波強度受信工程をさらに備え、 前記速度取得工程では、前記受信された電波強度の変化
    から、前記移動端末が前記所定の経路に沿って移動する
    速度を取得することを特徴とする請求項33に記載の制
    御局の制御方法。
  36. 【請求項36】前記分類されるグループのうち、隣り合
    うグループに含まれる基地局に割り当てられる無線通信
    の周波数は、互いに異なることを特徴とする請求項33
    から35のいずれか1項に記載の制御局の制御方法。
  37. 【請求項37】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる
    同じ無線通信の周波数は、複数であることを特徴とする
    請求項33から36のいずれか1項に記載の制御局の制
    御方法。
  38. 【請求項38】前記複数の基地局に割り当てられた周波
    数により前記移動端末との通信のための変調および復調
    を行う制御局変復調工程と、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた周波数に
    より前記制御局との通信のための変調および復調を行う
    前記移動端末と、前記複数の基地局のいずれかを介し
    て、通信する周波数通信工程と、 をさらに備えることを特徴とする請求項33から37の
    いずれか1項に記載の制御局の制御方法。
  39. 【請求項39】前記周波数割当工程にかえて、 前記分類されたグループのそれぞれについて、当該グル
    ープに含まれる基地局に、同じ符号分割多重通信の符号
    を割り当てる符号割当工程を備え、 前記基地局は、前記制御局に割り当てられた符号分割多
    重通信の符号により前記移動端末と通信し、 前記移動端末は、前記複数の基地局のいずれかと、当該
    基地局に割り当てられた符号分割多重通信の符号によ
    り、通信することを特徴とする請求項33から38のい
    ずれか1項に記載の制御局の制御方法。
  40. 【請求項40】前記分類されるグループのうち、隣り合
    うグループに含まれる基地局に割り当てられる符号は、
    互いに異なることを特徴とする請求項39に記載の制御
    局の制御方法。
  41. 【請求項41】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、当該グループに含まれる基地局に割り当てられる
    符号は、複数であることを特徴とする請求項39または
    40に記載の制御局の制御方法。
  42. 【請求項42】前記複数の基地局に割り当てられた符号
    により前記移動端末との通信のための変調および復調を
    行う制御局変復調工程と、 前記複数の基地局のいずれかに割り当てられた符号によ
    り前記制御局との通信のための変調および復調を行う移
    動端末と、前記複数の基地局のいずれかを介して通信す
    る符号通信工程と、 をさらに備えることを特徴とする請求項39から41の
    いずれか1項に記載の制御局の制御方法。
  43. 【請求項43】前記取得される半径は、前記取得される
    速度が増加した場合、単調非減少(正比例を含む。)す
    ることを特徴とする請求項33から42のいずれか1項
    に記載の制御局の制御方法。
  44. 【請求項44】前記分類されたグループのそれぞれにつ
    いて、前記移動端末が当該グループに属する基地局のい
    ずれかと通信可能な領域と、前記移動端末が当該グルー
    プ以外のグループに属する基地局のいずれかと通信可能
    な領域と、は、重複することを特徴とする請求項33か
    ら43に記載の制御局の制御方法。
  45. 【請求項45】所定の経路に沿って配置される複数の基
    地局に接続されるコンピュータを、請求項17から請求
    項32のいずれか1項に記載の制御局として機能させる
    ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読
    取可能な情報記録媒体。
  46. 【請求項46】所定の経路に沿って配置される複数の基
    地局に接続されるコンピュータに、請求項33から請求
    項44のいずれか1項に記載の制御局の制御方法を実行
    させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュ
    ータ読取可能な情報記録媒体。
  47. 【請求項47】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
    ク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気
    テープ、または、半導体メモリであることを特徴とする
    請求項45または46に記載の情報記録媒体。
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