JP2017216528A - 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省電力制御に関する複数の設定を好適に設定する仕組みを提供する。【解決手段】本実施形態に係る印刷装置(情報処理装置)は、省電力機能として、EEE機能(第1の省電力機能)と、該EEE機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する通信速度変更機能(第2の省電力機能)とを有する。当該情報処理装置は、省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかを設定し、当該設定に従って、EEE機能及び通信速度変更機能のそれぞれを有効又は無効に制御する。【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
複合機やプリンタなどのLAN(Local Area Network)接続が可能な情報処理装置において、取り扱うデータの増加に伴い通信速度の高速化が進んでいる。LANインタフェースの物理層であるPHY(Physical Layer)においては設定される通信速度は、1000Mbpsや100Mbpsといった、物理的に送信できる単位時間当たりのビットレートで表される。このようにLANインタフェースを備える装置の最大速度が増加するのに伴い、PHYの省電力も増加する傾向にある。
近年、情報処理装置の省電力化を実現するために、一定時間のアクセスや操作がなされなかった場合、機器内の電力共有を部分的に停止、又は、機能を一時的に停止するといった技術が知られている。また、この省電力機能を用いる際に、省電力モードにおけるPHYの通信速度を最低速度に低下させることで、ネットワーク通信が可能な状態を維持したままに省電力化を図る技術も知られている。ただし、PHYの通信速度の変更にはネットワークリンクの切断及び再接続を要するため、その期間はネットワーク通信ができないという問題もある。
一方で、PHYの通信速度を最高速度に保ちながら、ネットワークリンクを切断することなく省電力を実現する方法としてEEE(Energy Efficient Ethernet)機能を搭載したPHYを使用する方法が知られている。EEEとは、IEEE802.3azにて策定された規格であり、ネットワークのトラッフィックが一定時間無い場合、PHYのリンクを確立したままネットワークの電力削減を実現する技術である。このEEEには、ネットワークのトラッフィクに応じて、PHYとPHYの上位層であるMACの一部機能を停止することで電力削減を実現する方法があり、これをLPI(Low Power Idle)と称する。例えば、特許文献1には、LPIを利用した情報処理装置の節電効果を高める方法が提案されている。これは、EEEが有効である際、LPIへの移行条件に該当する場合、又は、一定期間ネットワークからの画像形成に関わるデータを受信しなかった場合、通信クロックに加えて、機器内の画像処理用クロックを停止させるというものである。
特開2013−027991号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、EEE機能は、情報処理装置に限らず、情報処理装置のリンクパートナであるスイッチ装置等も同じくEEE機能を備えていなければ、LPIを利用することはできない。そのため、上記省電力モードにおいて確実に消費電力を低減させる技術を動作させるために、EEE機能を使用する方法と、通信速度を低下させる方法(通信速度変更機能)との両方を実行可能な情報処理装置が考えられる。ただし、このような場合に両方法について個別に設定を設けてしまうと、ユーザは情報処理装置の設定を複数回にわたって実行せざるを得えないという課題が発生していた。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、省電力制御に関する複数の設定を好適に設定する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、第1の省電力機能と、該第1の省電力機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する第2の省電力機能を有する情報処理装置であって、省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかをユーザ入力に従って設定する設定手段と、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従って、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、省電力制御に関する複数の設定を好適に設定することができる。
一実施形態に係るネットワーク構成を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置の最低電力モードの設定画面を示す図。 一実施形態に係る動作モードの設定の処理を示すフローチャート。 一実施形態に係る省電力モードへの移行時の処理を示すフローチャート。 一実施形態に係る通常電力モードへの移行時の処理を示すフローチャート。 一実施形態に係る情報処理装置の省電力モードの設定画面を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のネットワーク機能の設定画面の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
<ネットワーク構成>
まず、図1を参照して、本実施形態に係るネットワーク構成について説明する。印刷装置100は、EEE(Energy Efficient Ethernet)機能(第1の省電力機能)に対応した情報処理装置の一例である。EEEとは、IEEE802.3azにて策定された規格であり、ネットワークのトラッフィックが一定時間無い場合、PHY(物理レイヤ)のリンクを確立したままネットワークの電力削減を実現する技術である。なお、本実施形態では、プリント機能のみを備えるプリンタを想定しているが、スキャナ機能等を有する複合機であってもよい。
印刷装置100はスイッチングハブ101を介してネットワークに接続され、PC102等の外部装置と通信可能である。図1に示すネットワーク構成において、スイッチングハブ101もEEE機能を有する場合には、通信トラフィックの状況に応じて印刷装置100とスイッチングハブ101の互いの電力を低減させることができる。
<ハードウェア構成>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る印刷装置100のハードウェア構成について説明する。印刷装置100は、制御部200、プリンタ207、操作部209、ネットワーク部214、電源制御部224、及び電源部223を備える。制御部200は、CPU202、RAM203、ROM204、HDD205、プリンタI/F206、操作部I/F208、及びLANI/F213を備える。操作部209は、出力装置210、入力装置211、及び節電ボタン212を備える。ネットワーク部214は、LANI/F216、CPU217、RAM218、ROM219、MAC220、及びPHY221を備える。
CPU202を含む制御部200は、印刷装置100全体の動作を制御する。制御部200では、システムバス201に上述した各種ハードウェアが接続され、システムバス201を介して各種ハードウェアがデータや各種命令をやり取りする。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラム300を読み出して通信制御などの各種制御を実行する。RAM203は、CPU202の主メモリ及びワークエリア等の一時領域として用いられる。HDD205は、各種データやプログラム、又は情報テーブルを記憶する。
プリンタI/F206は、プリンタエンジンであるプリンタ207と制御部200とを接続する。プリンタ207は、プリンタI/F206を介して入力された印刷データに基づいて、不図示の給紙カセットから給紙された用紙に印刷処理を実行する。
操作部I/F208は、操作部109と制御部200とを接続する。出力装置210は液晶表示部を備え、印刷装置100の設定等を表示できる。また、出力装置210は、タッチパネル機能を有し、入力装置としての機能を兼ねてもよい。入力装置211はキーボード、各種ファンクションキーなどである。印刷装置100は、出力装置210を通じて、設定等の画面を表示したり、ユーザからの指示を受け付けることができる。節電ボタン212は、印刷装置100を省電力モード(省電力状態)への移行及び省電力モードからの復帰を実行するために、ユーザからの指示を受け付けることができる。
LANI/F213とLANI/F216は、印刷装置100とネットワーク部214とを接続する。ネットワーク部214は、ネットワークを介してスイッチングハブ101等の外部装置とLANネットワーク通信をするための機能を提供する。例えば、印刷装置100は、PC102からLANI/F214を介して印刷データを受信し、プリンタ207で印刷を実行する等の各種命令やデータを受信することができる。なお、ネットワーク部214は、CPU217とRAM218、ROM219、MAC(Media Access Control)220、PHY221、LANI/F216を有し、それぞれがシステムバス215で接続される。CPU217は、ROM219に記憶される制御プログラムを読み出して通信制御などの各種制御を実行する。RAM218は、CPU217の主メモリ及びワークエリア等の一時領域として用いられる。PHY221は、印刷装置100がLANネットワークに接続するにあたり、接続先との電気的な信号のやり取りを行う物理層である。MAC220は、PHY221を介して受信したデータ信号を、装置内のデバイスが取り扱うデータフレームに変換する。
電源制御部224は、電源部223から受容したDC電源を印刷装置100内の所定のハードウェアへ供給する。電源制御部224は、制御部200、プリンタ207、操作部209、ネットワーク部214に対して個別に電源の給電及び停止の処理をすることができる。印刷装置100は、電源制御部224により各種ハードウェアの電源を制御することで省電力モードを実現する。
なお、制御部200及びネットワーク部214は、それぞれ1つのCPUが1つのメモリを用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のメモリを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行するようにすることもできる。
<ソフトウェア構成>
次に、図3を参照して、本実施形態における印刷装置100のソフトウェア構成について説明する。図3に示す各機能部の処理は、CPU202がROM204やHDD205に記憶された制御プログラム300をRAM203に読み出して実行することにより実現される。
制御プログラム300は、印刷装置100の内部動作を制御するために、電源制御部310と、操作制御部320と、通信制御部330と、記憶部340とを備える。電源制御部310は、印刷装置100が備える図2に記載の各種ハードウェアの電力供給の処理を制御し、各省電力モードへの移行及び各省電力モードからの復帰処理を実行する。なお、電源制御部310は、すべてのハードウェアに対して給電されている通常電力モード311と、部分的にハードウェアへの給電を停止することで通常電力モードより低電力で動作する省電力モード(省電力状態)312を有する。また、省電力モード312は、給電されるハードウェアの組み合わせによって、低電力モード(第1の省電力状態)313と最低電力モード(第2の省電力状態)314に分類される。さらに、最低電力モード314は、EEE機能(第1の省電力機能)と通信速度変更機能(第2の省電力機能)を使用するか否かの組み合わせによって、最低電力モードA315と、最低電力モードB316と、最低電力モードD317とに分類される。
以下に示す表1の(A)は、図1に示す各種ハードウェアの電源系統別に分類した表である。電源制御部310では、各種ハードウェアを3つの系統A、B、Cに分類して制御し、給電及び停止の処理を実行する。電源系統Aには、RAM203、電源制御部224、節電ボタン212、及びネットワーク部214が含まれる。電源系統Bには、システムバス201、CPU202、ROM204、HDD205、プリンタI/F206、プリンタ207、操作部I/F208、及びLANI/F213が含まれる。電源系統Cには、出力装置210及び入力装置211が含まれる。各電力系統に分類されたハードウェアの組み合わせは一例であり、他の組み合わせであってもよい。例えば、プリンタ207が電力系統Aに分類されているような構成であってもよい。
表1の(B)は、各電力モードにおいて、それぞれの電力系統に対して電源部223からの給電がなされているハードウェアを示している。通常電力モードでは、電源系統A乃至Cの全てに対して給電が行われる。低電力モードでは、電源系統A及びBに対して給電が行われ、電源系統Cに対する給電は行われない。また、最低電力モードでは、電源系統Aに対して給電が行われ、電源系統B及びCに対する給電は行われない。
また、表1の(C)は、最低電力モード314におけるEEE機能及び通信速度変更機能の使用状況を示す。各電力モードにおいては、(C)に示す組み合わせでEEE機能及び通信速度変更機能が使用される。なお、通常電力モード311及び低電力モード313では、通信速度変更機能は使用されない。また、EEE機能は、最低電力モード314の設定に準じて使用するか否かが決定される。
低電力モード313は、電源部223から電力系統Aと電力系統Bに対して給電がなされている状態である。低電力モード312では、電源系統Cへの給電を停止するため、印刷装置100は通常電力モード311より低電力な状態で動作する。なお、電力系統Cに分類される出力装置210と入力装置211とが停止するため、ユーザが入力装置211を用いて印刷装置100を操作することはできない。ただし、電力系統Bに分類されるプリンタ207やネットワーク部214などの機能は使用できるため、LANネットワークを介した印刷処理などの機能は使用することできる。
最低電力モード314である最低電力モードA315と、最低電力モードB316と、最低電力モードC317とは、電源部223から電源系統Aにのみ給電がされている状態である。最低電力モード314は、電源系統B及び電源系統Cへの給電を停止するため、印刷装置100は、低電力モード313より低電力な状態で動作する。なお、最低電力モードA315と、最低電力モードB316と、最低電力モードC317とは、EEE機能及び通信速度変更機能が使用されるか否かによって分類される。
最低電力モードA315では、EEE機能を使用し、通信速度変更機能は使用しない。最低電力モードA315を使用することで、EEE機能に対応した環境であればネットワークリンクを切断することなく、LPIによる低電力化により通信速度変更機能を使用した場合と同等の省電力まで低減ができる。
最低電力モードB316では、EEE機能は使用せず、通信速度変更機能のみを使用する。最低電力モードB316を使用することで、EEE機能に対応する環境か否かにかかわらず、通信速度を低速に変更することで確実に消費電力の低減ができる。
最低電力モードC317では、EEE機能と通信速度変更機能との両方を使用しない。最低電力モードC317の目的は、EEE機能に起因する環境要因の不具合が発生した場合でもネットワークリンクを切断することなく動作させることにある。つまり、最低電力モードA315で不具合が発生する環境において、ネットワークリンクを切断することなく動作させるための設定として使用することを想定している。
なお、本実施形態においては、最低電力モード314において、電源系統B及び電力系統Cがともに停止し、EEE機能を使用且つ通信速度変更機能を使用という組み合わせが存在しない。これは、EEE機能の特性上10MbpsでのLPIが存在しないため、通信速度変更機能を使用して10Mbpsに通信速度を落とした時点で、さらにEEE機能を使用しても最低電力モードA315と差がでないためである。つまり、ユーザに対して提供が不要な組み合わせとして、本実施形態においては省略している。ただし、本実施形態の変形例としては、上記組み合わせの消費電力モードを提供してもよい。
また、本実施形態では、(C)における通常電力モードと低電力モードのEEE機能の使用状況を各最低電力モードの設定に準ずるものとしているが、他の実施形態として任意の設定がなされてもよい。さらに、最低電力モード314では電源系統Aに対して通信がなされているので、節電ボタン212やネットワーク214からの割り込みをトリガに、通常電力モード311又は低電力モード313のいずれかに復帰することができる。
Figure 2017216528
図3の説明に戻る。操作制御部320は、操作部209を制御する。例えば、操作制御部320は、操作部209の出力装置210に操作画面を表示したり、入力装置211を介してユーザからの指示を受け付ける。さらに、操作制御部320は、受け付けたユーザからの指示を他の機能部に対して通知したり、受け付けたユーザからの指示に応じて表示する操作画面を更新したりする。また、操作制御部320は、ユーザにより節電ボタン212が押下されたことを検出し、それを電源制御部310へ通知する。
通信制御部330は、LANI/F213及びネットワーク部214が有するネットワーク通信機能を制御する。その際、通信制御部330は、EEE機能や通信速度変更機能を使用するか否かといった設定情報を記録部340から読み出して使用する。なお、上記設定情報は、ユーザにより入力装置211を用いて入力・設定される。
記憶部340は、他の機能部からの指示により、指定されたデータをRAM203やHDD205に記憶したり、或いは、記憶しているデータを読み出したりする。
<設定画面>
次に、図4を参照して、印刷装置100の最低電力モードの設定画面について説明する。設定画面400は、操作部209の出力装置210に表示され、ユーザが最低電力モード314において、いずれの電力モード機能を使用するかを選択するために使用される。設定画面400では、ユーザ入力に従って、両立設定401、省電力設定(第2のパラメータ)402、及び復帰速度設定(第1のパラメータ)403のいずれかにスリープ時の優先設定を行うことができる。設定画面400において、両立設定401が選択された場合には、省電力効果を高めつつ、通信速度をあまり下げないEEE機能を使用する最低電力モードA315が設定される。省電力優先設定402が選択された場合には、省電力効果を優先させるため、より省電力効果の高い通信速度変更機能を使用する最低電力モードB316が設定される。復帰速度優先設定403が選択された場合には、復帰速度を優先させるため復帰速度を低下させる可能性のあるEEE機能や通信速度変更機能の両方を不使用とする最低電力モードCが設定される。
<処理手順>
次に、図5を参照して、本実施形態に係るEEE機能及び通信速度変更機能を使用するか否かの設定の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU202がROM204やHDD205に格納された制御プログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
まず、S501で、通信制御部330は、図4に示す省電力モード312でいずれの動作モードが設定されているかを示す設定情報を記憶部340から取得する。続いて、S502で、通信制御部330は、上記動作モードが両立設定であるか否かを判定する。両立設定であると判定すると、通信制御部330は、S503に進み、ネットワーク部214に対してEEE機能を有効に設定し、S506で通信速度変更機能を無効に設定する。
一方、S502で、上記動作モードが両立設定でないと判定すると、S504で、通信制御部330は、ネットワーク214に対してEEE機能を無効に設定する。さらに、S505で、通信制御部330は、復帰速度優先設定であるか否かを判定する。S505で復帰速度優先設定と判定すると、通信制御部330は、ネットワーク部214に対してEEE機能を有効に設定し、S506に進み、通信速度変更機能を無効に設定する。一方、S505で復帰速度優先設定でないと判断された場合、つまり省電力優先設定であると判断された場合には、S507で、通信制御部330は通信速度変更機能を有効に設定する。
なお、本シーケンスは、通常電力モード311又は低電力モード312のいずれかの電力状態において実行される。また、実行されるタイミングは、印刷装置100の起動時や各種設定の変更時等の任意のタイミングでよい。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る印刷装置100が最低電力モードへ移行する際にリンク速度変更機能を制御する処理手順について説明する。本フローチャートの処理は、印刷装置100が通常電力モード又は低電力モードの状態から開始される。以下で説明する処理は、CPU202がROM204やHDD205に格納された制御プログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
S601で、電源制御部310は、印刷装置100が最低電力モードへの移行条件を満たしたか否かを判定し、印刷装置100が最低電力モードへ移行するための移行条件の成立を待つ。ここで、移行条件とは、ユーザによる節電ボタン212の押下や、制御プログラム300内のタイマイベントなどである。
印刷装置100が最低電力モードへの移行条件を満たすと、S602で、CPU202は、最低電力モードへの移行準備を開始する。このとき、電源制御部310は、通信制御部330などのソフトウェア各部に対して最低電力モードへの移行を通知し、各部で任意の処理が実行される。
最低電力モードへの移行の通知を受け取った通信制御部330は、S603で記憶部340からリンク速度変更機能が有効か否かを取得する。ここで、リンク速度変更機能が有効の場合には、通信制御部330は、リンク速度を低速に変更する。例えば、リンクパートナが10Mbpsをサポートする場合には、通信制御部330はリンク速度を10Mbpsにする。
S605で、電源制御部310は、すべての移行準備が完了したか否かを判定する。すべての移行準備が完了すると、S606に進み、電源制御部310は、電源系統Aへの給電のみを残してその他の電源系統に対する給電を停止する。これにより、印刷装置100は、任意の最低電力モードで動作することができる。なお、S605で移行準備が完了していないと判定すると、タイムアウトなどの任意の条件を設けて、最低電力モードへの移行を中止してもよいし、強制的に再起動するなど任意の処理を実施してもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る印刷装置100が最低電力モードから復帰する際にリンク速度変更機能を制御する処理手順について説明する。本フローチャートの処理は、印刷装置100が最低電力モードの状態から開始される。以下で説明する処理は、CPU202がROM204やHDD205に格納された制御プログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
S701で、電源制御部310は、印刷装置が通常電力モードへの移行条件を満たしたか否かを判定する。通常電力モードへの移行条件の一例としては、節電ボタン212の押下である。S701で通常電力モードへの移行条件を満たした場合には、電源制御部310は、S703で電源系統Bと電源系統Cへの給電を再開する。また、S701で通常電力モードへの移行条件を満たさない場合には、S702で、電源制御部310は、印刷装置が低電力モードへの移行条件を満たしたか否かを判定する。S702で低電力モードへの移行条件を満たした場合には、電源制御部310は、S704で電源系統Bへの給電を再開する。
最低電力モードから印刷装置100が復帰すると、電源制御部310は、S705でリンク速度変更機能が有効か否かを判定する。ここで、リンク速度変更機能が有効であると判定した場合、通信制御部330は、リンク速度を低速から従来の高速に変更する。例えば、印刷装置100とリンクパートナであるスイッチングハブ101がともに1Gbpsをサポートしている場合には1Gbpsになる。
以上説明したように、本実施形態に係る印刷装置(情報処理装置)は、省電力機能として、EEE機能(第1の省電力機能)と、該EEE機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する通信速度変更機能(第2の省電力機能)とを有する。当該情報処理装置は、省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかを設定し、当該設定に従って、EEE機能及び通信速度変更機能のそれぞれを有効又は無効に制御する。例えば、省電力を優先したい場合には、本情報処理装置は、EEE機能を無効に制御し、かつ、通信速度変更機能を有効に制御する。また、省電力状態からの復帰速度を優先したい場合は、情報処理装置は、両方の機能を無効に制御する。また、省電力及び復帰速度の両方を優先したい場合は、情報処理装置は、EEE機能を有効に制御し、かつ、通信速度変更機能を無効に制御する。このように、本実施形態によれば、省電力を実現する複数の機能を有効にするか否かを直接ユーザによって設定されるのではなく、ユーザが所望する状態に応じて、複数の省電力機能の有効又は無効を容易に切り替えることができる。よって、ユーザは、省電力機能について深い知識を必要とすることなく、自身が所望する省電力状態を容易に実現することができる。
<第2の実施形態>
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、印刷装置100における省電力モードの設定画面の表示に係る構成について説明する。図8を参照して、本実施形態に係る省電力モードの設定画面について説明する。
設定画面800は、省電力モード312において、低電力モード313と最低電力314のいずれのモードまで遷移するかをユーザが設定できる。本設定画面800は、省電力レベル高ボタン801と省電力レベル低ボタン802とを含んで構成される。省電力レベル高ボタン801が選択された場合、印刷装置100は省電力モード312において最低電力モード314までへの移行が可能となる。一方、省電力レベル低ボタン802が選択された場合、印刷装置100は省電力モード312において低電力モード313までへの移行が可能となる。即ち、省電力レベル低ボタン802が選択された場合には、印刷装置100は最低電力モード314までへ移行することはない。
このような印刷装置100が最低電力モード314へ移行しない設定がなされた場合には、図4に一例を挙げた最低電力モード314に関する設定画面を非表示、又はグレーアウト等で表示してユーザ操作ができない状態にする。これにより、ユーザの誤操作等を軽減することができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、印刷装置100における最低電力モードの設定を、他の設定に合わせて動的に連動する構成について説明する。図9を参照して、本実施形態に係るネットワーク機能の設定画面について説明する。
本設定画面900は、SIP(Session Initiation Protocol)の設定を例としている。SIPは、2つの情報通信装置間でセッションを確立するためのプロトコルであり、TCP/IP技術を用いたFAX(IPFAX)機能などのサービスで使用される。また、上記サービスによっては、受け取ったSIPの要求に対する応答までの時間が規定されているものがある。例えば、NGN(Next Generation Network)環境下においてIPFAX機能を使用する場合には、SIPの要求を受け取った情報通信装置は5秒以内に応答する必要がある。そこで、要求受信から応答までの時間等に制限がある機能を使用する設定が有効になった場合、最低電力モードの設定を、復帰時にネットワークリンクを切断することなく最低電力モード314から復帰できる最低電力モードA315に動的に切り替える。
図9に示すNGN環境設定ONボタン901は、SIPをNGN環境下で使用する場合に設定するボタンである。一方、NGN環境設定OFFボタン902は、SIPをNGN環境下で使用しない場合に設定するボタンである。即ち、印刷装置100は、NGN環境設定ONボタン901が選択されたタイミングで、最低電力モード314の設定を最低電力モードA315に切り替える。このように、本実施形態では、他の機能に連動して省電力機能の設定を切り替えることができ、よりユーザフレンドリな操作体系を提供することができる。
なお、変形例として、最低電力モードA315の代わりに同じくネットワークリンクの切断が発生しない最低電力モードC317に切り替える構成であっても構わない。また、IPFAXのような要求受信から応答までの時間等に制限あるサービスに限らず、ネットワークリンクが切断されることにより課題が発生する他のサービスに連動した実施形態でもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:印刷装置、101:スイッチングハブ、102:PC、200:制御部、201:システムバス、209:操作部、210:出力装置、211:入力装置、212:節電ボタン、214:ネットワーク部、215:システムバス、300:制御プログラム、310:電源制御部、312:省電力モード、401:両立設定ボタン、402:省電力優先ボタン、403:復帰速度優先ボタン、801:スリープレベル高ボタン、802:スリープレベル低ボタン、901:NGN環境設定ONボタン、902:NGN環境設定OFFボタン

Claims (11)

  1. 第1の省電力機能と、該第1の省電力機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する第2の省電力機能を有する情報処理装置であって、
    省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかをユーザ入力に従って設定する設定手段と、
    前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従って、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記設定手段が前記複数のパラメータのうち第1のパラメータを優先させる場合、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能を無効に制御し、
    前記設定手段が前記複数のパラメータのうち第2のパラメータを優先させる場合、前記第1の省電力機能を無効に制御し、かつ、前記第2の省電力機能を有効に制御し、
    前記設定手段が前記複数のパラメータのうち前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータとの両方を優先させる場合、前記第1の省電力機能を有効に制御し、かつ、前記第2の省電力機能を無効に制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1のパラメータとは、省電力状態からの復帰速度を示すパラメータであり、
    前記第2のパラメータとは、省電力効果を示すパラメータであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の省電力機能は、物理レイヤの通信速度を有効な範囲で最高速度に保ちつつ消費電力を低減するEEE(Energy Efficient Ethernet)機能であり、
    前記第2の省電力機能は、省電力状態において通信速度を低速に変更することで消費電力を低減する通信速度変更機能であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記通信速度変更機能では、省電力状態から復帰する際に、通信速度を通常の速度に戻すべく変更することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記省電力状態には、第1の省電力状態と、該第1の省電力状態よりも省電力効果の高い第2の省電力状態とが含まれ、
    前記設定手段は、さらに、前記第1の省電力状態又は前記第2の省電力状態を選択可能であり、
    前記制御手段は、前記設定手段によって前記第2の省電力状態が選択された場合にのみ、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従って、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御することを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記設定手段は、前記第1の省電力状態を選択すると、前記いずれのパラメータを優先するかを設定するためのユーザ入力を制限することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記設定手段は、さらに、省電力機能とは異なる他の機能を有効にするか否かを選択可能であり、
    前記制御手段は、前記他の機能が有効にされると、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従わず、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記他の機能とは、IPFAX機能であり、
    前記制御手段は、前記IPFAX機能が有効にされると、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従わず、前記第1の省電力機能を有効に制御し、かつ、前記第2の省電力機能を無効に制御することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 第1の省電力機能と、該第1の省電力機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する第2の省電力機能を有する情報処理装置の制御方法であって、
    設定手段が、省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかをユーザ入力に従って設定する設定工程と、
    制御手段が、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従って、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御する制御工程と
    を実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 第1の省電力機能と、該第1の省電力機能よりも通信速度を低下させてより大きな省電力を実現する第2の省電力機能を有する情報処理装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
    設定手段が、省電力に関わる複数のパラメータのうち、いずれのパラメータを優先するかをユーザ入力に従って設定する設定工程と、
    制御手段が、前記設定手段による前記いずれのパラメータを優先するかの設定に従って、前記第1の省電力機能及び前記第2の省電力機能のそれぞれを有効又は無効に制御する制御工程と
    を実行することを特徴とするプログラム。
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