JP6642990B2 - 通信装置、制御方法、および、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の物理層コントローラを有する通信装置の制御に関する。
従来、物理層を制御するコントローラ(以下、PHY)は、通信装置を制御するCPU等を有するメインの半導体チップとは異なる半導体チップに実装されていた。これは、PHYがメインの半導体チップで必要とされる電圧よりも高い電圧で動作するためである。
一方で、近年、低電圧で動作するPHYが普及してきた。このようなPHYはメインの半導体チップに組み込むことができる(特許文献1)。
特開2013−089190号公報
しかしながら、低電圧で動作するPHYは、高電圧で動作するPHYと比べて対応する通信速度が低い。そこで、低電圧で動作するが通信速度も低速であるPHYと、高電圧で動作するものの通信速度も高速であるPHYとを使い分けたいという要求がある。
上記を鑑み、本発明は、異なる電圧で動作する複数の物理層制御用コントローラに、適切に電力を供給できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の通信装置は、MAC(Media Access Control)層に係る処理を実行する実行手段と、物理層を制御する第1のコントローラと、前記第1のコントローラより高い電圧を利用して前記物理層を制御し、かつ、第1のコントローラよりも高速な通信に対応する第2のコントローラと、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラに対して、異なる電圧で電力を供給する供給手段と、前記実行手段、前記第1のコントローラ、および、前記第2のコントローラと接続されたセレクタと、他の通信装置との通信を開始する際に前記第2のコントローラを選択して前記他の通信装置と通信速度に係るネゴシエーションを伴うリンク確立処理を行い、当該リンク確立処理により確立されたリンクの通信速度に基づいて、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラのうちの1つを選択する選択手段と、前記選択手段による選択の結果を前記供給手段および前記セレクタに通知する通知手段と、を有し、前記供給手段は、前記通知手段による通知に基づいて、前記選択手段により選択されたコントローラに応じた電圧の電力を供給し、前記セレクタは、前記通知手段による通知に基づいて、前記実行手段と前記第1のコントローラとの間、もしくは、前記実行手段と前記第2のコントローラとの間の何れかを、前記選択手段による選択に応じて接続し、前記通信装置は、前記セレクタおよび前記選択手段により選択されたコントローラを介して前記他の通信装置と通信する。
本発明によれば、異なる電圧で動作する複数の物理層制御用コントローラに、適切に電力を供給することができる。
通信装置のハードウェア構成図 PHY切替え動作を示すシーケンス図 起動時におけるPHY選択動作を示すフロー図 通信中におけるPHY選択動作を示すフロー図 省電力時におけるPHY選択動作を示すフロー図
図1に、通信装置100のハードウェア構成を示す。
通信装置100は、主処理部(メインシステム)101と通信処理部(サブシステム)108を有する。主処理部101は所定の機能に関する制御を行う。例えば、通信装置100がプリンタであれば印刷処理、カメラであれば撮像処理に関する制御を行う。また、主処理部101は通信処理部108に通信を指示する。通信処理部108は、不図示の他の通信装置(以下、対向装置)との通信処理を行う。
主処理部101は、メインCPU102、メインメモリ103、クロック生成部104、電源制御部105、メインバス106を有する。
メインCPU102は通信装置100全体を制御する。メインCPU102は更に、上述した所定の機能に関する制御も行う。メインメモリ103は、メインCPU102およびサブCPU109が読み出して実行するプログラムが格納されている。更に、メインメモリ103には、バッファメモリとしての役割も担う。
クロック生成部104はクロック信号を生成し、各ハードウェアブロックに供給する。また、メインCPU102、サブCPU109およびMAC部113からの指示により、クロック生成部104は、各ハードウェアブロックへのクロック信号の停止や、提供するクロック周波数の変更を行うことが可能である。なお、MACとは、Media Access Controlの略である。
特に、MAC部113、内蔵PHY116、および、外部PHY117は、対向装置との通信速度によって必要なクロック周波数が変化する。そこで、クロック生成部104は、MAC部113より通知される通信速度に応じたクロック信号を供給する。
電源制御部105は、電力源107から各ハードウェアブロックへ供給される電力を制御する。電源制御部105は、メインCPU102およびサブCPU109からの指示により、特定のハードウェアブロックに対する電力供給を停止することができる。
メインバス106は、ハードウェアブロック間のアクセスやデータ転送に使用される。電力源107は、バッテリーもしくは商用電源からの電力を各ハードウェアブロックへ供給する。電力源107は、主処理部101や通信処理部108含まれる各ハードウェアブロックへ第1の電源電圧を供給すると共に、第2の電源電圧を外部PHY117へ供給することができる。また、電源制御部105を介したメインCPU102およびサブCPU109からの指示により、内蔵PHY116や外部PHY117への電力供給を停止することができる。
なお、主処理部101および通信処理部108は例えばASICのような1つの半導体チップ内に搭載されるが、電力源107は、これとは独立した半導体チップ(デバイス)として実装される。
通信処理部108は、サブCPU109、ローカルメモリ110、データ移動部111、GPIO部112、MAC部113、セレクタ114、内蔵PHY116、ローカルバス115を有する。通信処理部108は、例えばTCP/IPプロトコル処理を実行することにより、通信装置100にネットワークを介した通信を可能にする。なお、GPIOはGeneral Purpose Input/Outputの略である。
サブCPU109は通信処理を実行する。サブCPU109は、メインメモリ103に格納されたプログラムを内蔵するキャッシュメモリにロードしてプログラムを実行し、対向装置との通信を制御する。また、サブCPU109は、ローカルバス115を介して、各ハードウェアブロックへアクセスすることが可能である。
ローカルメモリ110は、通信による送信データおよび受信データ用のバッファメモリとして利用される。データ移動部111は、メインメモリ103とローカルメモリ110間のデータ転送を実行する。当該データ転送は、メインCPU102またはサブCPU109の指示に従って行われる。
GPIO部112は、クロック設定レジスタ119とセレクタレジスタ120とを有する。サブCPU109のアクセスにより、これらのレジスタが示す値を更新することが可能である。
GPIO部112は、これらのレジスタが示す値を信号として他のハードウェアブロックに出力する。具体的には、GPIO部112はクロック生成部104、電源制御部105、電力源107、MAC部113およびセレクタ114に信号を出力する。なお、各ハードウェアブロックへ出力される信号は独立している。
クロック設定レジスタ119が示す値は、クロックイネーブル信号としてクロック生成部104へ通知される。クロック生成部104は受信したクロックイネーブル信号に基づいて、MAC部113、内蔵PHY116および外部PHY117へのクロック信号の供給や停止を行う。
セレクタレジスタ120は、内蔵PHY116と外部PHY117のどちらを使用するかを示す値を格納する。当該値は、セレクタ信号としてクロック生成部104、電源制御部105、電力源107、MAC部113、セレクタ114へ通知される。
MAC部113は、MAC層に係る処理を実行する。また、MAC部113は、ローカルメモリ110とMAC部113間のデータ転送を実行するDMAC(Direct Memory Access Controller)を含む。
セレクタ114は、GPIO部112から通知される信号に基づいて、内蔵PHY116と外部PHY117のうち、いずれのPHYをMAC部113と接続させるかを切替える。また、セレクタ114は、接続したPHYとMAC部113との間のデータ転送を行う。
ローカルバス115は、サブCPU109からローカルメモリ110、データ移動部111、GPIO部112、主処理部101へのアクセスやデータ移動に使用される。
内蔵PHY116は、物理層(PHY:Physical層)を制御するコントローラである。内蔵PHY116は、10Mbpsおよび100Mbpsの通信速度に対応している。更に、内蔵PHY116はIEEE802.3azで規格化されているLPI(Low Power Idle)規格を実現するLPI機能を有する。LPI規格では、対向装置と送受信するデータが無い場合にPHYへのクロック信号の供給を停止することで消費電力を削減する。LPIを使用するか否かは、リンクパートナー(ハブやスイッチ)がLPI機能を利用可能であるか否かで決定される。
外部PHY117も物理層を制御するコントローラである。外部PHY117は10Mbps、100Mbpsおよび1Gbpsの通信速度に対応している。即ち、外部PHY117は内蔵PHY116よりも高速な通信に対応している。一方で、外部PHY117は内蔵PHY116よりも高い駆動電圧で動作する。なお、外部PHY117もLPI機能を有する。また、外部PHY117は、主処理部101および通信処理部108を含む半導体チップとは独立した半導体チップとして実装される。
外部PHY117は、内蔵PHY116より対応可能な通信速度が高いと共に、供給される電源電圧が内蔵PHY116よりも高く、動作時の消費電力が高い。高速に通信するほど、消費電力は高くなる。
なお、通信装置100は2つのPHYを有するものとして説明するが、3つ以上の複数のPHYを有する構成であっても構わない。
通信インターフェイス部(以下、通信IF部)118は、ユーザにより挿入される通信ケーブルを介して、通信装置100を対向装置に接続する。また、通信IF部118は、内蔵PHY116と外部PHY117の双方に接続され、対向装置と内蔵PHY116、または、外部PHY117との間のデータを中継する。このように、通信装置100は、内蔵PHY116と外部PHY117という複数のPHYに対して1つの通信IF部を有する。これにより、ユーザはいずれのPHYを利用するかを意識することなく、通信装置100と対向装置とを通信ケーブルにより接続させることができる。
次に、通信装置100が取り得る状態について説明する。通信装置100は通常状態と省電力状態の2つの状態を有する。通常状態では、主処理部101と通信処理部108の両方に電力が供給され、動作している。省電力状態では、メインCPU102、メインメモリ103およびメインバス106へのクロック信号および電力の供給が停止される。従って、通常状態よりも省電力状態の方が、通信装置100全体の消費電力が低減される。
通信装置100は、通常状態である際に、所定時間、対向装置とのデータ通信がない場合には通常状態から省電力状態に移行する。また、省電力状態である際に、対向装置から起動パケットを受信すると、通信装置100は通常状態へ復帰する。
図2に内蔵PHY116と外部PHY117の切替えを示すシーケンス図を示す。ここでは、初期状態として内蔵PHY116が動作中で、外部PHY117が非動作中であるものとする。
サブCPU109がPHYを切り替えると判断した場合、サブCPU109はMAC部113へアクセスし、MAC部113および内蔵PHY116の動作を停止させる(201)。サブCPU109によるPHYの切替えの判断の詳細については、後述する。
これに応じて、MAC部113は、内蔵PHY116間との送受信動作および、ローカルメモリ110間とのデータ転送動作を停止する(202)。また、内蔵PHY116も対向装置との通信および、MAC部113とのデータ転送を停止する(203)。
次にサブCPU109は、GPIO部112のクロック設定レジスタ119へアクセスし、MAC部113および内蔵PHY116へのクロック供給が停止するよう設定を行う(204)。
クロック設定レジスタ119の内容は、GPIO部112より出力されるクロックイネーブル信号(205)としてクロック生成部104へ通知される。
クロック生成部104は、入力されるクロックイネーブル信号(205)に基づき、MAC部113および内蔵PHY116へのクロック信号の供給を停止する(206)。MAC部113および内蔵PHY116は、クロックが供給されないため、動作が停止した状態になる。
MAC部113および内蔵PHY116の動作が停止した後、サブCPU109は、切替え処理を開始する。具体的には、サブCPU109は、GPIO部112のセレクタレジスタ120へアクセスし、外部PHY117が使用可能になるように設定を行う(207)。
セレクタレジスタ120の内容はGPIO部112よりセレクタ信号として出力される。セレクタ信号(208)は、MAC部113、クロック生成部104、電力源107、セレクタ114へそれぞれ通知される。
クロック生成部104は、セレクタ信号に応じてどちらのPHYにクロックを供給するかを選択する(210)。ここでは、内蔵PHY116へのクロック供給は行わず、外部PHY117へクロック供給を行うように選択する。ただし、クロックイネーブル信号(205)により、クロック信号の供給が停止されているため、この時点ではクロック供給は開始されない。
セレクタ114は、セレクタ信号に応じてどちらのPHYとMAC部113を接続するかを切り替える(211)。ここでは、MAC部113と内蔵PHY116の接続が、MAC部113と外部PHY117の接続に切り替わる。
電力源107は、セレクタ信号に応じてPHYへの電源供給パスを切り替える(212)。内蔵PHY116へ供給されていた電源が遮断され、外部PHY117へ電源の供給が開始される。なお、内蔵PHY116への電源の制御は、電源制御部105によって実施されてもよい。
電源供給パスが切り替わることにより、内蔵PHY116は電源OFF状態となる(213)。一方、外部PHY117は電源が投入されることにより電源ON状態となる(214)。
電源供給パス切替え後、サブCPU109は、クロック設定レジスタ119へアクセスし、MAC部113および外部PHY117へのクロック供給が開始するよう設定を行う(215)。GPIO部112より出力されるクロックイネーブル信号(216)がクロック生成部104へ通知され、MAC部113および外部PHY117へクロック信号の供給が開始される。
クロック信号の供給開始後、サブCPU109はMAC部113および外部PHY117へアクセスし動作開始処理を実行する(218)。具体的には、サブCPU109は、MAC部113および外部PHY117の初期化(リセット)、および、対向装置との通信に必要な設定を行う。これにより、外部PHY117は、動作状態となり対向装置との通信が可能となる(219)。
以上のように使用するPHYの切替えは実行され、通信に使用しないPHYには電源およびクロック信号は供給されないことで、消費電力を抑えることが可能である。また、図2は内蔵PHY116から外部PHY117への切替えを示しているが、外部PHY117から内蔵PHY116への切替えも同様のシーケンスで実行される。
図3に通信装置100が対向装置との通信を開始する際のPHY選択動作を示すフローチャートを示す。当該フローチャートは、メインメモリ103に記憶されたプログラムをサブCPU109が読み出して実行することにより実現される。
通信装置100は、デフォルトで外部PHY117を使用することが選択されており、外部PHY117と対向装置のPHYとの間でリンクが確立される(S302)。PHY間の接続では、まずIEEE802.3uに準拠したオートネゴシエーションが実行される。
オートネゴシエーションでは対向装置と通信条件を一致させる。オートネゴシエーションでは通信モードの優先選択順位が決められており、基本的に通信速度および通信モード(半二重、全二重)が速いものから選択される。例えば、対向装置の通信速度が100Mbpsで通信モードが半二重だった場合、自身のインターフェイスも100Mbpsの半二重モードに設定する。また、対向装置がLPI機能を、利用可能かどうかもオートネゴシエーション時に判断する。
オートネゴシエーションの結果、どの通信速度でリンクが確立したかを判定する(S303)。10Mbpsまたは100Mbpsでリンクが確立した場合はS304へ進み、1Gbpsでリンクが確立した場合はS306へ進む。
10Mbpsまたは100Mbpsでリンクが確立していた場合、内蔵PHY116への切替えが実行される(S304)。切替えは図2において説明したシーケンスで実行され、内蔵PHY116が動作可能な状態となる。
ここで、10Mbpsまたは100Mbpsでリンクが確立する場合とは、対向装置の最大通信速度が10Mbpsまたは100Mbps、即ち、内蔵PHY116の最大通信速度以下である場合である。従って、対向装置の最大通信速度が内蔵PHY116の最大通信速度以下である場合に、外部PHY117から内蔵PHY116への切替え処理が実行される。
このように、高速な通信をしない場合には、内蔵PHY116よりも高電圧、高消費電力で動作する外部PHY117を使用しないことで、消費電力を抑えることができる。
切替えが完了すると、内蔵PHY116を使用して対向装置と通信が開始される(S305)。リンクの確立が完了すると、通信を開始し本フローは終了する。
一方、1Gbpsでリンクが確立していた場合は、外部PHY117を使用したまま1Gbpsで通信を開始する(S306)。通信を開始した後、本フローは終了する(S307)。対向装置の最大通信速度が内蔵PHY116の最大通信速度を上回っている場合には、切替え処理を実行しない。このようにして、高速な通信をサポートすることができる。
図4に、通信装置100が、対向装置と通信中にPHY選択動作を行う際のフローチャートを示す。当該フローチャートは通信装置100が対向装置との通信を開始すると、定期的に実行される。例えば、不図示のタイマにより所定時間が計測されると、処理を実行する。当該フローチャートは、メインメモリ103に記憶されたプログラムをサブCPU109が読み出して実行することにより実現される。
まず、サブCPU109は、外部PHY117を対向装置との通信に使用中であるか判定する(S402)。外部PHY117を使用していない、即ち、内蔵PHY116を使用中である場合、本フローを終了する。
一方、外部PHY117を使用中である場合、サブCPU109は対向装置との間の通信の実効速度を確認する(S403)。通信の実効速度は、サブCPU109がMAC部113および外部PHY117のステータス情報から送受信されたデータサイズを読み取り算出する。なお、これに限らず、例えば、セレクタ114が転送するデータ量を監視し、時間当たりの通信速度を算出する構成であっても良い。
実効速度を確認した後、サブCPU109は実効速度が100Mbps未満であるか否かの判定を行う(S404)。実効速度が100Mbpsを超過している場合(S404のNo)、本フローを終了する。
一方、実効速度が100Mbps未満であった場合は、外部PHY117から内蔵PHY116への切替えを実行する(S405)。即ち、実効速度が内蔵PHY116の最大通信速度を下回っている場合、切替え処理が実行されることになる。
このように、実効速度に応じて内蔵PHY116へ切替えることで、消費電力を抑えることができる。
なお、図4のフローに従い内蔵PHY116へ切替えを実行した後に、対向装置と通信するデータ量が増加し、100Mbpsの通信帯域では不足しているとサブCPU109が判断した場合、再び外部PHY117へ切替えを行っても良い。
また、ユーザが通信速度より低消費電力を優先する省電力設定をしている場合や、通信装置100がバッテリーにより動作している場合には、実効速度に関わらず、内蔵PHY116へ切替えるようにしてもよい。
図5に、通信装置100が通常状態から省電力状態に移行する際のPHYの選択動作を示すフローチャートを示す。当該フローチャートは、メインメモリ103に記憶されたプログラムをサブCPU109が読み出して実行することにより実現される。
まず、サブCPU109は2つのPHYのいずれかがLPIに対応しているか判定を行う(S502)。どちらか1つのPHYが対応していた場合はS503へ進み、どちらも対応している若しくはどちらも対応していない場合はS505へ進む。
なお、予め通信装置100が有する複数のPHYのLPI対応状況が分かっている場合には、本ステップを省略することができる。その一方で、当該判定を行うことで、外部PHY117が換装された場合でも対応することが可能となる。
次にサブCPU109は対向装置のPHYが、LPI機能を、利用可能かを判定する(S503)。当該判定は、リンクアップ時の情報を基に判定を行う。対向装置もLPIに対応していた場合はS504へ進み、対向装置が対応していなかった場合はS505へ進む。S505では、内蔵PHY116を使用することを選択し、S506へ進む。
対向装置がLPIに対応している場合、LPIに対応しているPHYを省電力状態時に使用することを選択し(S504)、S506へ進む。高電圧で動作するPHYであっても、LPIが使用可能であれば優先して選択される。
複数PHYにおけるLPIの対応条件が同じ場合、サブCPU109は、より低電圧で動作するPHYを優先して選択する。本実施形態では、内蔵PHY116および外部PHY117が共にLPIに対応しているものとしているため、内蔵PHY116が選択される。
省電力状態において使用するPHYが選択された後、サブCPU109は、選択したPHYと現在使用中のPHYが異なるかどうかを判定する(S506)。同一である場合(S506のNo)は本フローを終了する。
一方、選択したPHYと現在使用中のPHYが異なる場合は、PHYの切替え処理を実行(S507)する。これにより、省電力状態時の消費電力をより抑えることができる。
以上のように、通信装置において通信速度および駆動電圧が異なる複数のPHYと一つの通信IFを持つ構成を取ることにより、必要な通信性能と消費電力の低減を行うことが可能になる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、上述した1つ乃至複数のうちのいくつかの効果を有する。
101 主処理部
102 メインCPU
103 メインメモリ
104 クロック生成部
105 電源制御部
106 メインバス
107 電力源
108 通信処理部
109 サブCPU
110 ローカルメモリ
111 データ移動部
112 GPIO部
113 MAC部
114 セレクタ
115 ローカルバス
116 内蔵PHY
117 外部PHY
118 通信IF部
119 クロック設定レジスタ
120 セレクタレジスタ

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    MAC(Media Access Control)層に係る処理を実行する実行手段と、
    物理層を制御する第1のコントローラと、
    前記第1のコントローラより高い電圧を利用して前記物理層を制御し、かつ、第1のコントローラよりも高速な通信に対応する第2のコントローラと、
    前記第1のコントローラと前記第2のコントローラに対して、異なる電圧で電力を供給する供給手段と、
    前記実行手段、前記第1のコントローラ、および、前記第2のコントローラと接続されたセレクタと、
    他の通信装置との通信を開始する際に前記第2のコントローラを選択して前記他の通信装置と通信速度に係るネゴシエーションを伴うリンク確立処理を行い、当該リンク確立処理により確立されたリンクの通信速度に基づいて、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラのうちの1つを選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択の結果を前記供給手段および前記セレクタに通知する通知手段と、
    を有し、
    前記供給手段は、前記通知手段による通知に基づいて、前記選択手段により選択されたコントローラに応じた電圧の電力を供給し、
    前記セレクタは、前記通知手段による通知に基づいて、前記実行手段と前記第1のコントローラとの間、もしくは、前記実行手段と前記第2のコントローラとの間の何れかを、前記選択手段による選択に応じて接続し、
    前記通信装置は、前記セレクタおよび前記選択手段により選択されたコントローラを介して前記他の通信装置と通信することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラの双方に接続された通信インターフェイスを更に有し、
    前記通信装置は、前記他の通信装置と前記通信インターフェイスを介して通信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記供給手段は、前記選択手段により選択されなかったコントローラに対して、電力を供給しないことを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラに対して、クロック信号を提供する提供手段を更に有し、
    前記提供手段は、前記選択手段により選択されなかったコントローラに対して、クロック信号を提供しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記選択手段は、前記他の通信装置との間のリンクの通信速度に基づいて、前記第1のコントローラもしくは前記第2のコントローラを選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記他の通信装置との間のリンクの通信速度が、前記第1のコントローラで対応可能な通信速度である場合、前記選択手段は、前記第1のコントローラを選択することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第2のコントローラを使用して前記他の通信装置と通信している際に、前記他の通信装置との間のリンクの通信速度が、前記第1のコントローラで対応可能な通信速度になった場合、前記第2のコントローラから前記第1のコントローラに切替えて前記他の通信装置と通信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記他の通信装置がLPI(Low Power Idle)規格に対応している場合、前記選択手段は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラのうち、LPI規格に対応しているコントローラを選択することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第2のコントローラを使用して前記他の通信装置と通信している際に、前記通信装置の消費電力を低減する所定の状態に移行した場合、前記第2のコントローラから前記第1のコントローラに切替えて前記他の通信装置と通信することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記実行手段と前記第1のコントローラとを含む半導体チップと、前記第2のコントローラを含む半導体チップとは異なる半導体チップであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
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