JP2014008671A - 情報処理装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートネゴシエーションを用いて、スリープモード時におけるネットワークとの間の通信スピードを変更できるようにすること。
【解決手段】情報処理装置としての画像形成装置100は、ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおいて、通常モードからスリープモードに移行する際の自装置が対応する通信能力を、スリープモードから通常モードに移行する際の自装置が対応する通信能力と異なるように設定するメイン制御部101と、ネットワークに接続され、メイン制御部101により設定された通信能力に基づいて、オートネゴシエーションを実行する通信部110とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び通信方法に関する。
従来、スリープモードを備え、スリープモード時において、メインプロセッサよりも省電力なサブプロセッサを用いてネットワークの応答及び監視を行い、メインプロセッサを含む所定の部分の電力をカットすることで、省電力を実現する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−254205号公報
しかしながら、従来の装置は、ネットワークとの間の通信スピードとして1Gbpsが使用されている場合には、スリープモードにおいて1Gbpsの通信スピードに必要とされるクロックを供給できないという問題、又は、スリープモードにおいて必要なクロックを供給すると省電力の効果が弱まるという問題があった。
そこで、本発明は、オートネゴシエーションを用いて、スリープモード時におけるネットワークとの間の通信スピードを変更できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、動作モードとして、通常モードと、当該通常モードよりも省電力なスリープモードとを有する情報処理装置であって、ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおいて、前記通常モードから前記スリープモードに移行する際の自装置が対応する通信能力を、前記スリープモードから前記通常モードに移行する際の自装置が対応する通信能力と異なるように設定するメイン制御部と、前記ネットワークに接続され、前記メイン制御部により設定された通信能力に基づいて、前記オートネゴシエーションを実行する通信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、動作モードとして、通常モードと、当該通常モードよりも省電力なスリープモードとを有する情報処理装置であって、ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおける自装置が対応する通信能力を変更するメイン制御部と、前記ネットワークに接続され、前記メイン制御部により変更された通信能力に基づいて前記オートネゴシエーションを実行することで、前記通常モードと前記スリープモードとで異なる通信能力により通信を行う通信部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、オートネゴシエーションを用いて、スリープモード時におけるネットワークとの間の通信スピードを変更することができる。
実施の形態1及び2に係る画像形成装置の構成を概略的に示す概略図である。 実施の形態1に係る画像形成装置のネットワークへの接続状態を示す概略図である。 実施の形態1におけるスリープモード設定画面の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるHUBとの接続設定画面の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるネットワーク設定情報の一例を示す概略図である。 実施の形態1において、通常モード時における画像形成装置の機能を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1において、スリープモード時における画像形成装置の機能を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る画像形成装置が起動する際に、ネットワークとの間でリンクを確立する際の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る画像形成装置が、スリープモードへの移行の許可又は禁止を判定するフローチャートである。 実施の形態1における画像形成装置が通常モードからスリープモードに移行する際において、通信スピードを変更する処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における画像形成装置が通常モードからスリープモードに移行する際の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1における画像形成装置がスリープモードから通常モードに移行する際において、通信スピードを変更する処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における画像形成装置がスリープモードから通常モードに移行する際の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態2において、通常モード時における画像形成装置の機能を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る画像形成装置においてパケットが受信された際のBPDUパケットを判別する処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像形成装置が、スリープモードへの移行の許可又は禁止を判定するフローチャートである。
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置としての画像形成装置100の構成を概略的に示す概略図である。画像形成装置100は、図2に示されているように、例えば、スイッチングHUB150を有するLAN等のネットワーク151に接続されている。そして、画像形成装置100は、ネットワーク151に接続されているPC152から送信されてきた画像データを受信して、この画像データを処理する。
また、本実施の形態では、画像形成装置100は、スイッチングHUB150との間で、オートネゴシエーションを実行して、最適な通信能力(通信スピード及び通信方式)でスイッチングHUB150と通信を行う。オートネゴシエーションでは、画像形成装置100及びスイッチングHUB150は、自己が対応する通信能力をお互いに通知し、お互いが対応する最も高い通信能力を選択する。
以下に、一例として装置Aと装置Bとの間のオートネゴシエーションについて説明する。
装置Aは、自機の通信能力として1000Mbps、100Mbps及び10Mbpsに対応しているとする。また、装置Bは、自機の通信能力として100Mbps及び10Mbpsに対応しているとする。また、各装置A、Bは、それぞれ自機の通信能力をテーブルとして保持している。
ここで、オートネゴシエーションが開始されると、装置Aは、自機の通信応力を示すテーブルを装置Bに送信する。また、装置Bは、自機の通信能力を示すテーブルを装置Aに送信する。この処理により、装置Aは、自機及び装置Bの通信能力を示すテーブルを保持することになる。同様に、装置Bは、自機及び装置Aの通信能力を示すテーブルを保持することになる。
装置Aは、保持しているテーブルを参照して、装置Aと装置Bとが対応する通信能力のうち最も高い通信能力、即ち、100Mbpsを選択する。
同様に、装置Bは、保持しているテーブルを参照して、装置Aと装置Bとが対応する通信能力のうち最も高い通信能力、即ち、100Mbpsを選択する。
以上が、装置Aと装置Bとの間のオートネゴシエーションについての一例である。
図1に示されているように、画像形成装置100は、スリープモード及び通常モードを持つプリンタ(ページプリンタ)である。スリープモードは、画像形成装置100の幾つかの部位への電力供給を遮断又は低減することにより、省電力化を図る動作モードのことである。また、通常モードは、スリープモード以外の動作モードであり、例えば、ユーザからの操作の入力を受け付けて、入力された操作に対応する処理を行う動作モードである。
図1に示されているように、画像形成装置100は、メイン制御部101と、メイン第1記憶部102と、メイン第2記憶部103と、画像処理部104と、画像形成部105と、電源106と、電源制御部107と、プロセッサ間通信制御部108と、サブ制御部109と、通信部110と、メインクロック生成部113と、サブクロック生成部114と、サブ記憶部115と、第1プログラム格納部116と、第2プログラム格納部117と、切替制御部118と、操作表示部119とを備える。通信部110は、MAC部111と、PHY部112とを備える。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
メイン制御部101は、メイン第2記憶部103に格納された制御プログラムを実行することによって画像形成装置100の各部を制御して、画像形成装置100の各機能を実現させる部分である。例えば、メイン制御部101は、通信部110が実行するオートネゴシエーションにおける自装置の通信能力を設定(変更)する処理を行う。メイン制御部101は、例えば、マイクロプロセッサ等のCPU(Central Processing Unit)により実現することができる。メイン制御部101は、スリープモードの際には電力供給が遮断され、省電力化が図られる。言い換えると、メイン制御部101は、通常モードにおいて画像形成装置100を制御して、スリープモードでは画像形成装置100の制御を停止する。
メイン第1記憶部102は、メイン制御部101が制御プログラムを実行するときに必要になる演算領域を提供するメモリであり、そのために十分に大きな容量を有している。例えば、メイン第1記憶部102は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により実現することができる。メイン第1記憶部102は、スリープモードの際にはセルフリフレッシュモードに設定され、電力供給が低減される。
メイン第2記憶部103は、画像形成装置100を制御する所定の制御プログラムが予め格納されているメモリである。メイン第2記憶部103は、画像形成装置100の電力が遮断されても記憶内容が保持される不揮発性メモリであり、例えば、FLASHメモリにより実現することができる。
画像処理部104は、メイン制御部101からの指示により、受信された画像データに処理を行うことで、印刷(画像形成)可能な形式の印刷データ(画像形成データ)に変換する。
画像形成部105は、印刷データに基づいて、画像を用紙等の媒体に形成する。例えば、画像形成部105には、モータ等を含む機構部と、電気信号から画像を形成する画像形成プロセス部とを備える。
電源106は、画像形成装置100の各部へ電力を供給する。
電源制御部107は、電源106から画像形成装置100の各部へ電力供給を制御する。本実施の形態においては、電源制御部107は、メイン制御部101、メイン第1記憶部102、メイン第2記憶部103、画像処理部104、プロセッサ間通信制御部108、メインクロック生成部113及び画像形成部105への電力供給については、画像形成装置100全体への電力供給とは別に、個別に電力の供給及び停止を行うことができるものとする。なお、図1では、電源制御部107からの制御により、個別に電力の供給及び停止を行うことができる部分と電源106との間の接続が、太線で示されている。さらに、図1において破線で囲まれている領域は、スリープモード時に電源が停止又は低減される領域を示している。
プロセッサ間通信制御部108は、メイン制御部101とサブ制御部109との間のコマンド及びデータの送受信を制御する。
サブ制御部109は、スリープモードにおいて画像形成装置100を制御する。例えば、サブ制御部109は、スリープモードおいて、通信部110の制御を行う。ここで、サブ制御部は、メイン制御部101よりも消費電力の少ないCPUにより実現することができる。なお、本実施の形態においては、サブ制御部109は、通常モードにおいて、メイン制御部101の制御の下で画像形成部105の制御を行う。
通信部110は、ネットワーク151との間の通信を行う。なお、本実施の形態における通信部110は、ネットワーク151に接続された他の機器、図2の例では、スイッチングHUB150との間で、通信能力を最適化するオートネゴシエーションを実行する。通信部110は、MAC部111及びPHY部112を備える。
MAC部111は、ネットワーク151への接続の内、MAC層での処理を担当する部分である。このMAC部111は、通常モードではメイン制御部101から制御を受け、スリープモードではサブ制御部109から制御を受ける。
PHY部112は、ネットワーク151への接続の内、PHY層での処理を担当する部分である。このPHY部112は、複数の通信スピードを設定することができるものとし、特に本実施の形態においては、ギガビット・イーサネットに対応したものとする。また、PHY部112は、メイン制御部101及びMAC部111からの制御に応じて、オートネゴシエーション時に通知する通信スピードの設定(変更)を行うことができるものとする。このPHY部112は、通常モードではメイン制御部101及びMAC部111からの制御を受け、スリープモードではサブ制御部109及びMAC部111からの制御を受ける。
メインクロック生成部113は、通常モード時にPHY部112に対してクロックの供給を行うものであり、ギガビット・イーサネットの要求(125MHz)を満たすものとする。
サブクロック生成部114は、スリープモード時にPHY部112に対してクロックの供給を行うものである。スリープモードでは、消費電力の観点から抑えられたクロックスピードが使用されるため、サブクロック生成部114は、ギガビット・イーサネットの要求を満たさないものとする。
サブ記憶部115は、サブ制御部109が制御プログラムを実行するときに必要になる演算領域を提供するメモリであり、スリープモード時の消費電力を低減するため、小容量であることが求められる。例えば、サブ記憶部115は、SRAM(Static Random Access Memory)により実現することができる。
第1プログラム格納部116は、サブ制御部109が通常モードで実行する通常モード制御プログラムを格納するメモリである。
第2プログラム格納部117は、サブ制御部109がスリープモードで実行するスリープモード制御プログラムを格納するメモリである。スリープモード制御プログラムには、MAC部111及びPHY部112の制御命令、及び、ネットワーク151との間で送受信を行うためのプロトコルスタックが含まれる。
切替制御部118は、サブ制御部109が実行する制御プログラムが格納されている読み出し専用メモリを、第1プログラム格納部116及び第2プログラム格納部117との間で切り替える。切替制御部118は、メイン制御部101の指示により切り替えを実行する。
操作表示部119は、画面の表示を行う表示部と、操作の入力を受け付ける操作部(入力部)とを備える。例えば、操作表示部119は、タッチパネルにより実現することができる。
図3は、実施の形態1におけるスリープモード設定画面130の一例を示す概略図である。例えば、メイン制御部101は、操作表示部119がユーザからの指示の入力を受け付けた際に、スリープモード設定画面130を操作表示部119に表示させる。
スリープモード設定画面130は、有効入力領域130aと、無効入力領域130bと、スリープモード移行時間入力領域130cと、決定指示入力領域130dと、キャンセル指示入力領域130eとを備える。
有効入力領域130aは、スリープモードを有効にする際に入力を受け付ける領域である。無効入力領域130bは、スリープモードを無効にする際に入力を受け付ける領域である。なお、有効入力領域130a及び無効入力領域130bは、何れか一方が選択される。
スリープモード移行時間入力領域130cは、有効入力領域130aが選択された際に、通常モードにおける、スリープモードに移行するまでの待機時間(ユーザからの操作待ち時間)の入力を受け付ける領域である。
決定指示入力領域130dは、スリープモード設定画面130を介して入力された設定を有効にするための指示の入力を受け付ける領域である。キャンセル指示入力領域130eは、スリープモード設定画面130を介して入力された設定を有効にするための指示の入力を受け付ける領域である。
メイン制御部101は、決定指示入力領域130dを選択した実行指示の入力が行われた場合には、スリープモード設定画面130を介して入力された設定をスリープモード設定情報としてメイン第1記憶部102に記憶させる。スリープモード設定情報は、スリープモードの有効又は無効、及び、スリープモードに移行するまでの待機時間を示す情報である。
図4は、実施の形態1におけるHUBとの接続設定画面131の一例を示す概略図である。例えば、メイン制御部101は、操作表示部119がユーザからの指示の入力を受け付けた際に、HUBとの接続設定画面131を操作表示部119に表示させる。
HUBとの接続設定画面131は、HUBとの接続設定入力領域131aと、リンク設定入力領域131bと、決定指示入力領域131cと、キャンセル指示入力領域131dとを備える。
HUBとの接続設定入力領域131aは、ネットワーク151に接続する際の通信スピードの設定の入力を受け付ける領域である。本実施の形態では、HUBとの接続設定入力領域131aは、ネットワーク151への接続の際に、オートネゴシエーションを行って通信スピードを決定するか、予め特定された固定の通信スピードで接続を行うかの入力を受け付ける。なお、本実施の形態においては、固定の通信スピードで接続を行う場合に、「1000BASE−T FULL」、「1000BASE−T HALF」、「100BASE−TX FULL」、「100BASE−TX HALF」、「10BASE−T FULL」及び「10BASE−T HALF」の何れかを設定することができるようになっている。
ここで、「1000BASE−T FULL」は、通信スピードが1000Mbpsであり、通信方式が全二重通信であることを示す。「1000BASE−T HALF」は、通信スピードが1000Mbpsであり、通信方式が半二重通信であることを示す。「100BASE−TX FULL」は、通信スピードが100Mbpsであり、通信方式が全二重通信であることを示す。「100BASE−TX HALF」は、通信スピードが100Mbpsであり、通信方式が半二重通信であることを示す。「10BASE−T FULL」は、通信スピードが10Mbpsであり、通信方式が全二重通信であることを示す。「10BASE−T HALF」は、通信スピードが10Mbpsであり、通信方式が半二重通信であることを示す。
なお、本実施の形態においては、「1000BASE−T FULL」又は「1000BASE−T HALF」が選択された場合には、スリープモードが有効でスリープモード移行条件が満たされたとしても、スリープモード時にPHY部112にクロックを供給するサブクロック生成部114が、ギガビット・イーサネットの要求を満たしていないため、スリープモードへの移行は行われない。この場合において、「1000BASE−T FULL」及び「1000BASE−T HALF」が選択されると、スリープモードへの移行が行われない旨の情報を図示しない確認画面に表示する。そして、ユーザによって、確認画面のOKボタンが押下されると、「1000BASE−T FULL」又は「1000BASE−T HALF」が設定される。
リンク設定入力領域131bは、HUBとの接続設定入力領域131aで「Auto−negotiation」が選択された場合に、オートネゴシエーションの際に設定される通信能力のモードであるネゴシエーションモードの選択の入力を受け付ける領域である。本実施の形態においては、ネゴシエーションモードとして、パフォーマンスモード、バランスモード及びエコロジーモードの何れかを選択することができる。
パフォーマンスモードは、オートネゴシエーション時に、スリープモードでは対応していない通信スピード、例えば、1000Mbps(自機の最高能力)も相手方に通知するネゴシエーションモードである。従って、本実施の形態においては、相手に通知される通信スピードと通信方式の組み合わせは、「1000BASE−T FULL」、「1000BASE−T HALF」、「100BASE−TX FULL」、「100BASE−TX HALF」、「10BASE−T FULL」及び「10BASE−T HALF」である。また、パフォーマンスモードは、1000Mbpsでリンクされている場合には、パフォーマンスを優先するため、スリープモードの設定が有効で、スリープモード移行条件が満たされても、スリープモードに移行せず、1000Mbpsのリンクを保持する。
エコロジーモードは、低消費電力を優先するネゴシエーションモードである。このため、エコロジーモードは、オートネゴシエーション時に、スリープモードでは対応していない通信スピードを相手方に通知しないネゴシエーションモードである。従って、本実施の形態においては、相手に通知する通信スピードと通信方式の組み合わせは、「100BASE−TX FULL」、「100BASE−TX HALF」、「10BASE−T FULL」及び「10BASE−T HALF」である。エコロジーモードでは、スリープモードの設定が有効になっていて、スリープモード移行条件を満たせば、画像形成装置100は、そのままスリープモードに移行する。
バランスモードは、スリープモードに移行する場合を除いて(即ち、通常モードの場合に)、オートネゴシエーション時に、スリープモードでは対応していない通信スピード、例えば、1000Mbpsも相手方に通知する。従って、本実施の形態においては、スリープモードに移行する場合を除いて、相手に通知される通信スピードと通信方式の組み合わせは、「1000BASE−T FULL」、「1000BASE−T HALF」、「100BASE−TX FULL」、「100BASE−TX HALF」、「10BASE−T FULL」及び「10BASE−T HALF」である。また、バランスモードは、スリープモードに移行する場合に、オートネゴシエーション時に、スリープモードでは対応していない通信スピードを相手方に通知しない。従って、本実施の形態においては、スリープモードに移行する場合には、相手方に通知される通信スピードと通信方式の組み合わせは、「100BASE−TX FULL」、「100BASE−TX HALF」、「10BASE−T FULL」及び「10BASE−T HALF」である。言い換えると、バランスモードは、スリープモードの設定が有効で、スリープモード移行条件が満たされたら、スリープモードに移行するが、この場合には、1000Mbpsの通信スピードを相手方に通知せずに、スリープモードで対応している通信スピード、例えば、100Mbps以下でリンクを維持するネゴシエーションモードである。このため、スリープモードでは対応していない通信スピードとなることがない。よって、リンクが途切れることがなくスリープモードに移行できる。
決定指示入力領域131cは、HUBとの接続設定画面131を介して入力された設定を有効にするための指示の入力を受け付ける領域である。キャンセル指示入力領域131dは、HUBとの接続設定画面131を介して入力された設定を無効にするための指示の入力を受け付ける領域である。
メイン制御部101は、決定指示入力領域131cを選択した実行指示の入力が行われた場合には、HUBとの接続設定画面131を介して入力された設定を接続設定情報としてメイン第1記憶部102に記憶させる。接続設定情報は、オートネゴシエーションが有効か否か、及び、オートネゴシエーションが有効である場合のネゴシエーションモードを示す情報である。また、接続設定情報は、オートネゴシエーションが有効ではない場合の通信スピードも示している。
図5は、実施の形態1におけるネットワーク設定情報132の一例を示す概略図である。図示するように、ネットワーク設定情報132は、IPアドレス132aと、サブネットアドレス132bと、MACアドレス132cと、ゲートウェイアドレス132dとを有する。
IPアドレス132aは、画像形成装置100のIPアドレスを示す。
サブネットマスク132bは、画像形成装置100のサブネットマスクを示す。
MACアドレス132cは、画像形成装置100のMACアドレスを示す。
ゲートウェイアドレス132dは、画像形成装置100のゲートウェイアドレスを示す。
図6は、実施の形態1において、通常モード時における画像形成装置100の機能を概略的に示す機能ブロック図である。
ネットワーク印刷機能101aは、ネットワーク151を介して印刷要求を処理する機能である。
スリープモード移行機能101bは、スリープモードへの移行を制御する機能である。
スリープモード移行判定機能101cは、スリープモードへの移行を許可するか否かを判定する機能である。
HUBリンク制御機能101dは、図4に示されているHUBとの接続設定画面131を介して入力された接続設定情報に基づいて、オートネゴシエーションにおける通信能力を設定して、オートネゴシエーションを実行する機能である。
図6に示されている機能は、メイン制御部101が制御するが、ネットワーク印刷機能101aの内、画像形成部105を制御する部分については、サブ制御部109が制御を行う。
図7は、実施の形態1において、スリープモード時における画像形成装置100の機能を概略的に示す機能ブロック図である。
簡易ネットワーク応答機能109aは、ARP(Address Resolution Protocol)/ICMP(Internet Control Message Protocol)等の限定されたプロトコルに基づいて応答を行う機能である。
パケット監視機能109bは、スリープモード時に待ち受けているTCP(Transmission Control Protocol)のポートへの接続要求のパケット等を監視する機能である。
通常モード復帰機能109cは、通常モードへの復帰を制御する機能である。
図7に示されている機能は、サブ制御部109が制御する。
(動作の説明)
以下、実施の形態1における画像形成装置100の動作を説明する。ここでは、画像形成装置100がネットワーク151とのリンクを確立後、スリープモードに移行し、スリープモード移行後、監視対象のパケットを受信し、スタンバイモードへ復帰する例を示す。
図8は、実施の形態1に係る画像形成装置100が起動する際に、ネットワーク151との間でリンクを確立する際の処理を示すフローチャートである。なお、図8は、画像形成装置100の起動時のフローとして説明するが、画像形成装置100の電源106が「ON」にされている状態で、ネットワーク151に接続するためのケーブルが差し込まれた場合にも同様のフローが行われる。
メイン制御部101は、メイン第1記憶部102に記憶されている接続設定情報を参照することで、「Auto−negotiation」が有効か否かを確認する(S10)。そして、メイン制御部101は、「Auto−negotiation」が有効である場合(S10:Yes)には、ステップS11に処理を進め、「Auto−negotiation」が有効ではない場合(S10:No)には、ステップS17に処理を進める。
ステップS11では、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、ネゴシエーションモードがエコロジーモードであるか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、ネゴシエーションモードがエコロジーモードである場合(ステップS11:Yes)には、ステップS12に処理を進め、ネゴシエーションモードがエコロジーモードではない場合(ステップS11:No)には、ステップS14に処理を進める。
ステップS12では、メイン制御部101は、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力を、スリープモードで対応することのできる通信スピード、例えば、100Mbps及び10Mbpsに設定する。そして、メイン制御部101は、MAC部111にオートネゴシエーションの実行を指示する(S13)。例えば、オートネゴシエーションの相手先、図2の例では、スイッチングHUB150が、100Mbpsの通信スピードに対応している場合には、通信スピードは100Mbpsに決定される。そして、メイン制御部101は、ステップS16に処理を進める。
また、ステップS11において、ネゴシエーションモードがエコロジーモードではないと判断された場合(ステップS11:No)には、ステップS14の処理が行われ、メイン制御部101は、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力に、スリープモードで対応することのできない通信スピードも含める。例えば、メイン制御部101は、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力を、1000Mbps、100Mbps及び10Mbpsに設定する。そして、メイン制御部101は、MAC部111にオートネゴシエーションの実行を指示する(S15)。例えば、オートネゴシエーションの相手先が、1000Mbpsに対応している場合には、オートネゴシエーションの結果、通信スピードは1000Mbpsに決定される。そして、メイン制御部101は、ステップS16に処理を進める。
ステップS16では、メイン制御部101は、オートネゴシエーションで決定された通信スピードでネットワーク151との間のリンクを確立する。
一方、ステップS10において、「Auto−negotiation」が有効ではないと判断された場合(S10:No)には、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、予め定められた通信スピードで、ネットワーク151との間のリンクを確立する(S17)。
図9は、実施の形態1に係る画像形成装置100が、スリープモードへの移行の許可又は禁止を判定するフローチャートである。
まず、メイン制御部101は、メイン第1記憶部102に記憶されている接続設定情報を参照することで、通信スピードが1000Mbpsに固定されているか否かを判断する(S20)。例えば、メイン制御部101は、接続設定情報において、「Auto−negotiation」が無効になっており、通信スピードが1000Mbpsに設定されている場合には、通信スピードが1000Mbpsに固定されていると判断する。ここで、図4に示されているHUBとの接続設定画面131において、HUBとの接続設定入力領域131aで、「1000BASE−T FULL」又は「1000BASE−T HALF」が選択されて、決定指示入力領域131cの入力が行われた場合に、接続設定情報は、「1000BASE−T FULL」又は「1000BASE−T HALF」を示す。このような場合に、メイン制御部101は、「Auto−negotiation」が無効になっており、通信スピードが1000Mbpsに設定されていると判断する。そして、メイン制御部101は、通信スピードが1000Mbpsに固定されている場合(S20:Yes)には、ステップS21に処理を進め、通信スピードが1000Mbpsに固定されていない場合(S20:No)には、ステップS22に処理を進める。
ステップS21では、メイン制御部101は、スリープモードへの移行が禁止されていると判断する。
ステップS22では、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、「Auto−negotiation」が有効であるか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、「Auto−negotiation」が有効である場合(S22:Yes)には、ステップS23に処理を進め、「Auto−negotiation」が有効ではない場合(S22:No)には、ステップS25に処理を進める。
ステップS23では、メイン制御部101は、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされているか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされている場合(S23:Yes)には、ステップS24に処理を進め、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされていない場合(S23:No)、言い換えると、通信スピードが100Mbps又は10Mbpsでネットワーク151にリンクされている場合には、ステップS25に処理を進める。
ステップS24では、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードであるか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードである場合(S24:Yse)には、ステップS21に処理を進め、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードではない場合(S24:No)には、ステップS25に処理を進める。
ステップS25では、メイン制御部101は、スリープモードへの移行が許可されていると判断する。
図10は、実施の形態1における画像形成装置100が通常モードからスリープモードに移行する際において、通信スピードを変更する処理を示すフローチャートである。
メイン制御部101は、メイン第1記憶部102に記憶されている接続設定情報を参照することで、「Auto−negotiation」が有効か否かを確認する(S30)。そして、メイン制御部101は、「Auto−negotiation」が有効である場合(S30:Yes)には、ステップS31に処理を進め、「Auto−negotiation」が有効ではない場合(S30:No)には、通信スピードを変更する必要がないため、フローを終了する。
ステップS31では、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、ネゴシエーションモードがバランスモードであるか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、ネゴシエーションモードがバランスモードである場合(ステップS31:Yes)には、ステップS32に処理を進め、ネゴシエーションモードがバランスモードではない場合(ステップS31:No)には、ネゴシエーションモードがエコロジーモードであり、通信スピードを変更する必要がないため、フローを終了する。
ステップS32では、メイン制御部101は、通信スピードがスリープモードにおいて対応していない通信スピード、ここでは、通信スピードが1000mbpsに設定されているか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、通信スピードが1000mbpsに設定されている場合(S32:Yes)には、ステップS33に処理を進め、通信スピードが1000mbpsに設定されていない場合(S32:No)には、通信スピードを変更する必要がないため、フローを終了する。
ステップS33では、メイン制御部101は、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力を、スリープモードで対応することのできる通信スピード、例えば、100Mbps及び10Mbpsに設定する。そして、メイン制御部101は、MAC部111にオートネゴシエーションの実行を指示する(S34)。例えば、オートネゴシエーションの相手先、図2の例では、スイッチングHUB150が、100Mbpsの通信スピードに対応している場合には、通信スピードは100Mbpsに決定される。
次に、メイン制御部101は、オートネゴシエーションで決定された通信スピードでネットワーク151との間のリンクを確立する(S35)。
図11は、実施の形態1における画像形成装置100が通常モードからスリープモードに移行する際の処理を示すシーケンス図である。なお、メイン制御部101は、予め図9に示されているフローを実行することで、スリープモードへの移行が許可されていると判断しているものとする。
まず、メイン制御部101は、電源制御部107に指示することで、画像形成部105及び画像処理部104への電力供給を停止させる(S40、S41)。
次に、メイン制御部101は、MAC部111に対してネットワーク送受信停止の設定を行う(S42)。
次に、メイン制御部101は、必要がある場合には、MAC部111に指示することで、PHY部112に対して通信スピートの変更の設定を行わせる(S43、S44)。ここで、メイン制御部101は、ステップS43の処理を行う前に、図10に示されているフローチャートにおけるステップS30からS34までの処理を行い、通信スピードを決定しているものとする。
次に、メイン制御部101は、メイン第1記憶部102に記憶されているネットワーク設定情報132をサブ記憶部115にコピーする(S45、S46)。
そして、メイン制御部101は、メイン第1記憶部102をセルフリフレッシュモードに設定し、メイン第1記憶部102への電力供給を低減する(S47)。このとき、メイン制御部101は、切替制御部118を制御して、サブ制御部109が動作するプログラムの格納部を、第1プログラム格納部116から第2プログラム格納部117に切り替えさせる。
次に、サブ制御部109は、メイン制御部101及びメインクロック生成部113への電力供給を遮断する(S48、S49)。また、PHY部112へのクロック供給源を、サブクロック生成部114に切り替える。
そして、サブ制御部109は、MAC部111に対してネットワーク送受信再開の設定を行う(S50)。
図12は、実施の形態1における画像形成装置100がスリープモードから通常モードに移行する際において、通信スピードを変更する処理を示すフローチャートである。
メイン制御部101は、メイン第1記憶部102に記憶されている接続設定情報を参照することで、「Auto−negotiation」が有効か否かを確認する(S60)。そして、メイン制御部101は、「Auto−negotiation」が有効である場合(S60:Yes)には、ステップS61に処理を進め、「Auto−negotiation」が有効ではない場合(S60:No)には、通信スピードを変更する必要がないため、フローを終了する。
ステップS61では、メイン制御部101は、接続設定情報を参照することで、ネゴシエーションモードがバランスモードであるか否かを判断する。そして、メイン制御部101は、ネゴシエーションモードがバランスモードである場合(ステップS61:Yes)には、ステップS62に処理を進め、ネゴシエーションモードがバランスモードではない場合(ステップS61:No)には、ネゴシエーションモードがエコロジーモードであり、通信スピードを変更する必要がないため、フローを終了する。
ステップS62では、メイン制御部101は、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力に、スリープモードで対応することのできない通信スピード、例えば、1000Mbps(自機の最高能力)を含める。このため、オートネゴシエーションにおける自装置の通信能力は、1000Mbps、100Mbps及び10Mbpsに設定される。そして、メイン制御部101は、MAC部111にオートネゴシエーションの実行を指示する(S63)。例えば、オートネゴシエーションの相手先、図2の例では、スイッチングHUB150が、1000Mbpsの通信スピードに対応している場合には、通信スピードは1000Mbpsに決定される。
次に、メイン制御部101は、オートネゴシエーションで決定された通信スピードでネットワーク151との間のリンクを確立する(S64)。
図13は、実施の形態1における画像形成装置100がスリープモードから通常モードに移行する際の処理を示すシーケンス図である。
サブ制御部109は、MAC部111に対してネットワーク151との間の送受信停止の設定を行う(S70)。
次に、サブ制御部109は、電源制御部107に指示して、メイン制御部101とメインクロック生成部113への電力供給を開始させる(S71、S72)。
次に、メイン制御部101は、メイン第1記憶部102のセルフリフレッシュモードを解除し、また、電源制御部107に指示して、メイン第1記憶部102への電力供給を復旧させる(S73)。
次に、メイン制御部101は、電源制御部107に指示して、画像形成部105及び画像処理部104への電力供給を開始させる(S74、S75)。このとき、メイン制御部101は、切替制御部118を制御して、サブ制御部109が実行するプログラムの格納部を、第2プログラム格納部117から第1プログラム格納部116に切り替えさせる。
次に、メイン制御部101は、必要がある場合には、MAC部111に指示することで、PHY部112に対して通信スピードの変更の設定を行わせる(S76、S77)。ここで、メイン制御部101は、ステップS76の処理を行う前に、図12に示されているフローチャートにおけるステップS60からS63までの処理を行い、通信スピードを決定しているものとする。
そして、メイン制御部101は、MAC部111に対して、ネットワーク151間の送受信再開の設定を行う(S78)。
以上のように、実施の形態1に係る画像形成装置100によれば、ギガビット・イーサネットに対応したPHY部112を備える装置においても、省電力機能とパフォーマンスの双方を満足させることができるという効果が得られる。
なお、以上に記載した実施の形態においては、電源の投入時、ネットワーク151に接続するためのケーブルが差し込まれた場合、ネゴシエーションモードがバランスモードに設定され、かつ、通常モードからスリープモードに移行する場合、及び、ネゴシエーションモードがバランスモードに設定され、かつ、スリープモードから通常モードに移行する場合にオートネゴシエーションが実行されているが、その他の場合にオートネゴシエーションが行われてもよい。
実施の形態2.
(構成の説明)
図1に示されているように、実施の形態2に係る画像形成装置200は、メイン制御部201と、メイン第1記憶部102と、メイン第2記憶部103と、画像処理部104と、画像形成部105と、電源106と、電源制御部107と、プロセッサ間通信制御部108と、サブ制御部109と、通信部110と、メインクロック生成部113と、サブクロック生成部114と、サブ記憶部115と、第1プログラム格納部116と、第2プログラム格納部117と、切替制御部118と、操作表示部119とを備える。通信部110は、MAC部111と、PHY部112とを備える。実施の形態2に係る画像形成装置200は、メイン制御部201での処理において、実施の形態1に係る画像形成装置100と異なっている。
図14は、実施の形態2において、通常モード時における画像形成装置200の機能を概略的に示す機能ブロック図である。ネットワーク印刷機能101a、スリープモード移行機能101b、スリープモード移行判定機能101c及びHUBリンク制御機能101dは、実施の形態1の画像形成装置100の機能と同様の機能である(図6参照)。
BPDUパケット判別機能201eは、通信部110により受信されたパケットがBPDU(Bridge Protcol Data Unit)パケットであるかどうかを判別する機能である。BPDUパケットは、スパニングツリープロトコルにおけるスパニングツリーを形成するために、スイッチングHUB同士でやり取りするパケットである。なお、BPDUパケット判別機能201eもメイン制御部201が制御する。
スパニングツリープロトコルに対応するスイッチングHUBは、オートネゴシエーションを行い通信スピードが変更されると、1〜2分間、他機器との通信ができなくなる(ポートがブロックされる)。
(動作の説明)
以下、実施の形態2における画像形成装置200の動作を説明する。ここでは、スイッチングHUB150のスパニングツリー機能が有効になっている場合に、画像形成装置200がBPDUパケットを受信することで、スリープモードへの移行を禁止する例を示す。
図15は、実施の形態2に係る画像形成装置200においてパケットが受信された際のBPDUパケットを判別する処理を示すフローチャートである。
メイン制御部201は、通信部110がパケットを受信すると(S80)、例えば、メイン第1記憶部102に記憶させたBPDUフラグが「OFF」(BPDUフラグがBPDUパケットを受信してないことを示す)かどうかを判別する(S81)。そして、メイン制御部201は、BPDUフラグが「OFF」である場合(S81:Yes)には、ステップS82に処理を進め、BPDUフラグが「ON」(BPDUフラグがBPDUパケットを受信したことを示す)である場合(S81:No)には、フローを終了する。
ステップS82では、メイン制御部201は、受信されたパケットがBPDUパケットかどうかを判断する(S82)。例えば、メイン制御部201は、MAC部111より、受信されたパケットの種別を示す情報を取得することにより、このような判断を行う。そして、メイン制御部201は、受信されたパケットがBPDUパケットである場合(S82:Yes)には、ステップS83に処理を進め、受信されたパケットがBPDUパケットではない場合(S82:No)には、フローを終了する。
ステップS83では、メイン制御部201は、メイン第1記憶部102に記憶させたBPDUフラグを「ON」に設定する。
なお、BPDUパケットをOFFにする(リセットする)タイミングは、装置起動時、所定時間毎、HUBの接続が解除されたとき、及び、新たにHUBが接続されたとき等である。
また、図15の処理を行う代わりに、以下の処理を行うようにしてもよい。
スパニングツリープロトコルに対応するスイッチングHUBの場合は、BPDUフラグが予め「ON」となっている。また、スパニングツリープロトコルに対応しないスイッチングHUBの場合は、BPDUフラグが予め「OFF」となっている。このような場合には、ユーザ操作に基づいて、BPDUフラグの設定が変更される。
図16は、実施の形態2に係る画像形成装置200が、スリープモードへの移行の許可又は禁止を判定するフローチャートである。
まず、メイン制御部201は、メイン第1記憶部102に記憶されている接続設定情報を参照することで、通信スピードが1000Mbpsに固定されているか否かを判断する(S90)。そして、メイン制御部201は、通信スピードが1000Mbpsに固定されている場合(S90:Yes)には、ステップS91に処理を進め、通信スピードが1000Mbpsに固定されていない場合(S90:No)には、ステップS92に処理を進める。
ステップS91では、メイン制御部201は、スリープモードへの移行が禁止されていると判断する。
ステップS92では、メイン制御部201は、接続設定情報を参照することで、「Auto−negotiation」が有効であるか否かを判断する。そして、メイン制御部201は、「Auto−negotiation」が有効である場合(S92:Yes)には、ステップS93に処理を進め、「Auto−negotiation」が有効ではない場合(S92:No)には、ステップS95に処理を進める。
ステップS93では、メイン制御部201は、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされているか否かを判断する。そして、メイン制御部201は、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされている場合(S93:Yes)には、ステップS94に処理を進め、通信スピードが1000Mbpsでネットワーク151にリンクされていない場合(S93:No)、言い換えると、通信スピードが100Mbps又は10Mbpsでネットワーク151にリンクされている場合には、ステップS95に処理を進める。
ステップS94では、メイン制御部201は、接続設定情報を参照することで、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードであるか否かを判断する。そして、メイン制御部201は、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードである場合(S94:Yse)には、ステップS91に処理を進め、ネゴシエーションモードがパフォーマンスモードではない場合(S94:No)には、ステップS95に処理を進める。
ステップS95では、メイン制御部201は、メイン第1記憶部102に記憶されているBPDUフラグが「ON」であるか否かを判断する。そして、メイン制御部201は、BPDUフラグが「ON」である場合(S95:Yes)には、ステップS91に処理を進め、BPDUフラグが「OFF」である場合(S95:No)には、ステップS96に処理を進める。
ステップS96では、メイン制御部201は、スリープモードへの移行が許可されていると判断する。
以上のように実施の形態2に係る画像形成装置200によれば、スパニングツリー機能が有効のスイッチングHUB150と接続されている場合に、スリープモードへの移行を抑制することにより、オートネゴシエーションの実行を抑制し、リンク切れとなってしまうことを防止することができる。このため、ユーザの利便性の向上が期待できる。
以上に記載した実施の形態1及び2は、本発明を画像形成装置100、200、特にプリンタに適用した例を示したが、本発明は、MFP、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置にも適用できる。また、本発明は、パーソナルコンピュータ等の他の情報処理装置にも適用することができる。
100,200:画像形成装置、 101,201:メイン制御部、 102:メイン第1記憶部、 103:メイン第2記憶部、 104:画像処理部、 105:画像形成部、 106:電源、 107:電源制御部、 108:プロセッサ間通信制御部、 109:サブ制御部、 110:通信部、 111:MAC部、 112:PHY部、 113:メインクロック生成部、 114:サブクロック生成部、 115:サブ記憶部、 116:第1プログラム格納部、 117:第2プログラム格納部、 118:切替制御部、 119:操作表示部。

Claims (9)

  1. 動作モードとして、通常モードと、当該通常モードよりも省電力なスリープモードとを有する情報処理装置であって、
    ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおいて、前記通常モードから前記スリープモードに移行する際の自装置が対応する通信能力を、前記スリープモードから前記通常モードに移行する際の自装置が対応する通信能力と異なるように設定するメイン制御部と、
    前記ネットワークに接続され、前記メイン制御部により設定された通信能力に基づいて、前記オートネゴシエーションを実行する通信部と、を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信部は、前記スリープモードにおいて対応する通信能力と、前記通常モードにおいて対応する通信能力とが異なり、
    前記メイン制御部は、前記通常モードから前記スリープモードに移行する際の自装置が対応する通信能力として、前記通信部が前記スリープモードにおいて対応する通信能力を設定し、前記スリープモードから前記通常モードに移行する際の自装置が対応する通信能力として、前記通信部が前記通常モードにおいて対応する通信能力を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信部は、前記スリープモードにおいて対応する通信能力が、前記通常モードにおいて対応する通信能力よりも低いこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信部は、前記スリープモードにおいて対応する通信スピードの最大値が、前記通常モードにおいて対応する通信スピードの最大値よりも低いこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記通信部は、前記スリープモードにおいて対応する通信スピードの最大値が100Mbpsであり、前記通常モードにおいて対応する通信スピードの最大値が1000Mbpsであること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記メイン制御部は、前記他の機器との間の通信能力が予め定められた通信能力である場合には、前記動作モードを前記スリープモードに移行させないこと
    を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記メイン制御部は、前記他の機器との間の通信能力が予め定められた通信能力であって、前記通信部が予め定められた種別のパケットを受信している場合には、前記動作モードを前記スリープモードに移行させないこと
    を特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 動作モードとして、通常モードと、当該通常モードよりも省電力なスリープモードとを有する情報処理装置であって、
    ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおける自装置が対応する通信能力を変更するメイン制御部と、
    前記ネットワークに接続され、前記メイン制御部により変更された通信能力に基づいて前記オートネゴシエーションを実行することで、前記通常モードと前記スリープモードとで異なる通信能力により通信を行う通信部と、を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  9. ネットワークに接続された他の機器との間で実行されるオートネゴシエーションにおいて、動作モードが通常モードから当該通常モードよりも省電力なスリープモードに移行する際に対応する通信能力を、前記スリープモードから前記通常モードに移行する際に対応する通信能力と異なるように設定するメイン制御過程と、
    前記メイン制御過程により設定された通信能力に基づいて、前記オートネゴシエーションを実行する通信過程と、を有すること
    を特徴とする通信方法。
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