JP2017215130A - 車両用内部熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で小型化された車両用内部熱交換器を提供する。【解決手段】離間して配置された一対のヘッダタンクと、一対のヘッダタンクの間を接続するように延びると共に1つの屈曲部で屈曲されたチューブとをそれぞれ有し、チューブが対向するように並べて配置された複数の熱交換ユニット1および2を備え、隣り合うチューブは、チューブが延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように屈曲部が形成され、屈曲部から隣り合う相手側の屈曲部に向かって延びる当接部において互いに当接される。【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用内部熱交換器に係り、特に、車両に搭載された空気調和装置において冷媒を熱交換する車両用内部熱交換器に関する。
従来から、車両の空気調和装置において冷媒を熱交換する車両用内部熱交換器が提案されている。車両用内部熱交換器は、例えば、室外熱交換器から流出した冷媒と蒸発器から流出した冷媒とを熱交換することにより、蒸発器の流出口と流入口との間でエンタルピー差を拡げて運転効率を向上させるものである。この車両用内部熱交換器において、近年、熱交換効率を維持しつつ小型化する技術が求められている。
そこで、例えば、特許文献1には、高温高圧状態の冷媒が流される複数の高温高圧冷媒伝熱管と、低温低圧状態の冷媒が流される複数の低温低圧冷媒伝熱管とを交互に積層したインタークーラが開示されている。
また、特許文献2には、冷媒流路を有する帯板形状の高圧帯板チューブと低圧帯板チューブとが密着積層された車両用熱交換器が開示されている。
このように、冷媒が流通する複数のチューブを積層して配置することにより車両用内部熱交換器を小型化することができる。
特開2002−243374号公報 特開2002−340485号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたインタークーラは、高温高圧冷媒伝熱管が低温低圧冷媒ヘッダ部を貫通して高温高圧冷媒ヘッダ部に連結された複雑な構造を有するため、冷媒が漏れないように高温高圧冷媒伝熱管および低温低圧冷媒伝熱管を連結させることが困難であった。
一方、特許文献2に開示された車両用熱交換器は、高圧ヘッダに接続した高圧帯板チューブと低圧ヘッダに接続した低圧帯板チューブとを並べて配置した簡単な構造を有するが、高圧帯板チューブと低圧帯板チューブを密着させるためにそれぞれ2箇所で屈曲させている。このため、高圧帯板チューブと低圧帯板チューブは、互いに正面から相手側へ突出するような形状となり、車両用熱交換器の厚みが増加するといった問題があった。また、車両用熱交換器をさらに簡単な構造で形成することも求められている。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、簡単な構造で小型化された車両用内部熱交換器を提供することを目的とする。
この発明に係る車両用内部熱交換器は、車両に搭載された空気調和装置において冷媒を熱交換する車両用内部熱交換器であって、離間して配置された一対のヘッダタンクと、一対のヘッダタンクの間を接続するように延びると共に1つの屈曲部で屈曲されたチューブとをそれぞれ有し、チューブが対向するように並べて配置された複数の熱交換ユニットを備え、隣り合うチューブは、チューブが延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように屈曲部が形成され、屈曲部から隣り合う相手側の屈曲部に向かって延びる当接部において互いに当接されたものである。
ここで、隣り合う熱交換ユニットは、互いに同一形状を有し、屈曲部が互いに離れて位置するように反転させて配置されることが好ましい。
また、一対のヘッダタンクは、円筒形状を有することが好ましい。
また、隣り合うチューブは、それぞれ、複数の熱交換ユニットが並ぶ方向において一方のヘッダタンクと同じ位置に屈曲部が配置され、当接部が屈曲部から一方のヘッダタンクに向かって真直ぐ延びるように形成することができる。
また、隣り合うチューブは、それぞれ、屈曲部が一方のヘッダタンクより隣り合う相手側に突出する位置に配置され、当接部が屈曲部から一方のヘッダタンクに向かって傾斜して延びるように形成することもできる。
また、チューブは、隣り合う相手側の一方のヘッダタンクに接して延びるように形成することが好ましい。
この発明によれば、隣り合うチューブは、チューブが延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するようにそれぞれ1つの屈曲部が形成され、屈曲部から隣り合う相手側の屈曲部に向かって延びる当接部において互いに当接されるので、簡単な構造で小型化された車両用内部熱交換器を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る車両用内部熱交換器の構成を示す斜視図である。 熱交換ユニットの構成を示す図である。 車両用内部熱交換器を備えた車両用空気調和装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用内部熱交換器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用内部熱交換器の構成を示す図である。 実施の形態1〜3の変形例に係る車両用内部熱交換器の構成を示す図である。 実施の形態1〜3の他の変形例に係る車両用内部熱交換器の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る車両用内部熱交換器の構成を示す。この車両用内部熱交換器は、2つの熱交換ユニット1および2を有する。
熱交換ユニット1は、離間して配置された一対のヘッダタンク3aおよび3bと、一対のヘッダタンク3aおよび3bの間を接続するチューブ4と、一対のヘッダタンク3aおよび3bを車両の冷媒回路に接続するための接続管5aおよび5bとを有する。
ヘッダタンク3aおよび3bは、両端部が封止された円筒形状を有する。
チューブ4は、扁平な形状を有し、ヘッダタンク3aとヘッダタンク3bとの間を延びるように形成されている。チューブ4は、ヘッダタンク3aおよび3b内に両端部を挿入するように配置されており、チューブ4の内部には冷媒を流通させるための細長い複数の流通路が両端部を接続するように形成されている。これにより、チューブ4を介してヘッダタンク3aとヘッダタンク3bとの間で冷媒が流通可能となる。
接続管5aおよび5bは、円管形状を有し、接続管5aの一端部がヘッダタンク3aに接続されると共に接続管5bの一端部がヘッダタンク3bに接続されている。このため、接続管5aに流入された冷媒は、ヘッダタンク3a、チューブ4、ヘッダタンク3bを順次流通して接続管5bから流出されることになる。
一方、熱交換ユニット2は、離間して配置された一対のヘッダタンク9aおよび9bと、一対のヘッダタンク9aおよび9bの間を接続するチューブ10と、一対のヘッダタンク9aおよび9bを車両の冷媒回路に接続するための接続管11aおよび11bとを有し、チューブ10がチューブ4と対向するように熱交換ユニット1に並べて配置されている。
ヘッダタンク9aおよび9bは、両端部が封止された円筒形状を有する。
チューブ10は、扁平な形状を有し、ヘッダタンク9aとヘッダタンク9bとの間を延びるように形成されている。チューブ10は、ヘッダタンク9aおよび9b内に両端部を挿入するように配置されており、チューブ10の内部には冷媒を流通させるための細長い複数の流通路が両端部を接続するように形成されている。これにより、チューブ10を介してヘッダタンク9aとヘッダタンク9bとの間で冷媒が流通可能となる。
接続管11aおよび11bは、円管形状を有し、接続管11aの一端部がヘッダタンク9aに接続されると共に接続管11bの一端部がヘッダタンク9bに接続されている。このため、接続管11aに流入された冷媒は、ヘッダタンク9a、チューブ10、ヘッダタンク9bを順次流通して接続管11bから流出されることになる。
ここで、チューブ4は、ヘッダタンク3aの近傍に1つの屈曲部6を有し、この屈曲部6により隣り合うチューブ10に向かって凸状に屈曲されている。同様に、チューブ10は、ヘッダタンク9aの近傍に形成された1つの屈曲部12を有し、この屈曲部12により隣り合うチューブ4に向かって凸状に屈曲されている。すなわち、チューブ4とチューブ10は、チューブ4および10が延びる方向に離れた位置、具体的にはチューブ4および10の中央部を通る中央線Lに対して互いに反対側の位置で、互いに向かって凸状に屈曲するように屈曲部6と屈曲部12が形成されている。
これにより、チューブ4には、屈曲部6からヘッダタンク3bへ延びる当接部7と、屈曲部6からヘッダタンク3aへ延びる傾斜部8とが形成される。また、チューブ10には、屈曲部12からヘッダタンク9bへ延びる当接部13と、屈曲部12からヘッダタンク9aへ延びる傾斜部14とが形成される。
この時、当接部7と当接部13は、互いに平行に延びるように形成されている。このため、当接部7は屈曲部6から屈曲部12に向かって延びるように配置され、当接部13は屈曲部12から屈曲部6に向かって延びるように配置される。そして、チューブ4とチューブ10は、当接部7および13において屈曲部6と屈曲部12との間で互いに当接される。
なお、熱交換ユニット1および2を流通する冷媒としては、例えば、比較的高い圧力で流通される二酸化炭素などの冷媒を用いることができる。例えば、車両に搭載された室外熱交換器と蒸発器との間に熱交換ユニット1を接続すると共に、車両に搭載された蒸発器と圧縮機との間に熱交換ユニット2を接続することができる。
また、熱交換ユニット1および2は、例えばアルミニウムから構成することができる。
次に、熱交換ユニット1および2の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、熱交換ユニット1および2は、互いに同一形状を有し、屈曲部6と屈曲部12が互いに離れて位置するように点対称に反転されて配置されている。
ここで、熱交換ユニット1において、ヘッダタンク3bは、ヘッダタンク3aに対して隣り合う相手側にずれた位置に配置されている。同様に、熱交換ユニット2において、ヘッダタンク9bは、ヘッダタンク9aに対して隣り合う相手側にずれた位置に配置されている。また、ヘッダタンク3aとヘッダタンク9bは、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向に正対して配置され、ヘッダタンク3bとヘッダタンク9aは、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向に正対して配置されている。
一方、チューブ4は、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向においてヘッダタンク3bの中心部と同じ位置に屈曲部6が形成されている。このため、当接部7は、屈曲部6からヘッダタンク3bに向かって熱交換ユニット1および2が並ぶ方向と直交する方向へ真直ぐ延びる形状を有する。また、傾斜部8は、屈曲部6からヘッダタンク3aに向かってチューブ10から徐々に離れるように傾斜する形状を有する。
同様に、チューブ10は、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向においてヘッダタンク9bの中心部と同じ位置に屈曲部12が形成されている。このため、当接部13は、屈曲部12からヘッダタンク9bに向かって熱交換ユニット1および2が並ぶ方向と直交する方向へ真直ぐ延びる形状を有する。また、傾斜部14は、屈曲部12からヘッダタンク9aに向かってチューブ4から徐々に離れるように傾斜する形状を有する。
そして、当接部7と当接部13が、屈曲部6から屈曲部12の間にわたって隙間なく当接される。
このように、車両用内部熱交換器は、熱交換ユニット1および2を並べて配置した簡単な構造を有するため、熱交換ユニット1および2を確実に形成することができ、破壊検査が必要でなく、目視で冷媒の漏れを確認することができる。このため、冷媒の漏れなどが発生するリスクを抑制することができる。
また、チューブ4および10は、それぞれ1箇所で屈曲させるだけで当接部7と当接部13を当接させることができ、より簡単に形成することができる。
さらに、チューブ4および10は、チューブ4および10が延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように形成されており、チューブ4および10が厚み方向に効率よく配置されている。このため、車両用内部熱交換器を薄く形成して小型化することができる。
また、熱交換ユニット1と熱交換ユニット2は、同一形状に形成したものを点対称に反転して配置するため、それぞれ専用の形状で形成する必要がなく、車両用内部熱交換器を容易に製造することができる。
また、ヘッダタンク3aおよび3bとヘッダタンク9aおよび9bは、それぞれ円筒形状を有するため、様々な角度からチューブ4および10を接続することができる。このため、屈曲部6および12を様々な角度で形成することができ、そのチューブ4および10を容易に接続することができる。
また、車両用内部熱交換器は、熱交換ユニット1および2を並べて配置した簡単な構造を有するため、例えばヘッダタンクにチューブを貫通させるなどの複雑な加工を施してその内部に耐圧のための部材を新たに付加する必要がなく、例えばロウ付けの状態などにより耐圧性が不均一となることを抑制することができる。
さらに、車両用内部熱交換器は、熱交換ユニット1および2を並べて配置した簡単な構造を有するため、例えばヘッダタンクにチューブを貫通させるなどの複雑な加工を施してロウ付け箇所が複雑化することがなく、ロウ付けなどの品質を容易に確認することができる。
次に、車両用内部熱交換器を備えた車両用空気調和装置の一例について説明する。
図3に示すように、車両用空気調和装置は、車両の車室内に配置された空調ユニット15と、車室外に配置された冷媒回路16と、空調ユニット15と冷媒回路16との間を接続する熱媒体回路17aおよび17bとを有する。
空調ユニット15は、車室内に供給する空気を流通させるための空気流通路18を有する。空気流通路18には、内部に空気を流入させるための吸入口19aと、内部を流通した空気を車室内に向けて吹き出すための吹出口19bとが形成されている。また、空気流通路18には、吸入口19aから吹出口19bに向かって、室内送風機20と、吸熱器21と、放熱器22とが順次配置されている。
室内送風機20は、吸入口19aから吹出口19bに向かって空気を流通させるもので、例えばシロッコファンなどから構成することができる。
吸熱器21は、空気流通路18を流通する空気を冷却および除湿するもので、熱媒体回路17bを流通する熱媒体と空気流通路18を流通する空気とを熱交換させるフィンとチューブとからなる熱交換器である。
放熱器22は、空気流通路18を流通する空気を加熱するもので、熱媒体回路17aを流通する熱媒体と空気流通路18を流通する空気とを熱交換させるフィンとチューブとからなる熱交換器である。
冷媒回路16は、圧縮機23を有し、この圧縮機23に熱交換器24aの流通路25aと、室外熱交換器26とが冷媒流通路を介して順次接続されている。熱交換器24aの流通路25aと室外熱交換器26は、三方弁27を介して並列に延びる2つの冷媒流通路により接続されており、一方の冷媒流通路は三方弁27と室外熱交換器26を直接的に接続し、他方の冷媒流通路は膨張弁28aを介して三方弁27と室外熱交換器26を接続する。さらに、室外熱交換器26は、2つに分岐された冷媒流通路により圧縮機23と接続されている。分岐された一方の冷媒流通路は、室外熱交換器26に対して、車両用内部熱交換器29の熱交換ユニット1と、膨張弁28bと、熱交換器24bの流通路25aと、車両用内部熱交換器29の熱交換ユニット2と、圧縮機23とを順次接続する。また、他方の冷媒流通路は、室外熱交換器26を圧縮機23に直接的に接続する。
圧縮機23は、冷媒を圧縮するものである。
熱交換器24aおよび24bは、それぞれ、冷媒回路16に接続された流通路25aと、熱媒体回路17aおよび17bに接続された流通路25bとを有し、流通路25aを流通する冷媒と流通路25bを流通する熱媒体との間で熱交換可能に形成されている。なお、熱交換器24aは凝縮器として機能し、熱交換器24bは蒸発器として機能するものである。
室外熱交換器26は、冷媒と車室外の空気とを熱交換するものである。
膨張弁28aおよび28bは、冷媒を減圧するものである。
車両用内部熱交換器29は、図1に示すように、対向するように並べて配置された熱交換ユニット1および2を有し、熱交換ユニット1のチューブ4と熱交換ユニット2のチューブ10が当接されている。これにより、熱交換ユニット1を流通する冷媒と熱交換ユニット2を流通する冷媒との間で熱交換される。
なお、冷媒回路16を流通する冷媒としては、上述したように、比較的高い圧力で流通される二酸化炭素などを用いることができる。
熱媒体回路17aは、ポンプ30aを有し、このポンプ30aに放熱器22と、熱交換器24aの流通路25bとが熱媒体流通路を介して順次接続されている。そして、熱交換器24aの流通路25bが、再び、ポンプ30aに接続されている。
熱媒体回路17bは、ポンプ30bを有し、このポンプ30bに吸熱器21と、熱交換器24bの流通路25bとが熱媒体流通路を介して順次接続されている。そして、熱交換器24bの流通路25bが、再び、ポンプ30bに接続されている。
ポンプ30aおよび30bは、熱媒体を圧送するものである。
なお、熱媒体回路17aおよび17bを流通する熱媒体としては、例えば、水およびブラインなど、冷媒回路16を流通する冷媒より低い圧力で流通可能なものを用いることができる。
このように、冷媒回路16と空調ユニット15との間に熱交換器24aおよび24bを介して熱媒体回路17aおよび17bを形成することにより、高圧な冷媒を車室内に引き込むことなく空調ユニット15を機能させることができる。
以上のように構成された車両用空気調和装置により冷房運転などを行うことができる。
次に、車両用空気調和装置の動作の一例を説明する。
冷房運転では、図3に示すように、冷媒回路16において、圧縮機23から吐出された冷媒が、熱交換器24aの流通路25a、室外熱交換器26、車両用内部熱交換器29の熱交換ユニット1、膨張弁28b、熱交換器24bの流通路25a、車両用内部熱交換器29の熱交換ユニット2の順に流通して圧縮機23に吸入される。一方、熱媒体回路17bでは、ポンプ30bから吐出された熱媒体が、吸熱器21、熱交換器24bの流通路25bの順に流通してポンプ30bに吸入される。
このようにして、冷媒回路16を流通する冷媒が、室外熱交換器26において放熱すると共に熱交換器24bにおいて流通路25bを流通する熱媒体から吸熱する。そして、熱媒体回路17bを流通する熱媒体が、熱交換器24bにおいて放熱すると共に吸熱器21において吸熱する。
これにより、空調ユニット15では、空気流通路18を流通する空気が、吸熱器21において熱媒体との熱交換により順次冷却されて、吹出口19bから車室内に吹き出される。
この時、車両用内部熱交換器29により室外熱交換器26から流出した冷媒と熱交換器24bから流出した冷媒とが熱交換されるため、熱交換器24bの流出口と流入口との間でエンタルピー差を拡げることができ、冷媒回路16の運転効率を向上させることができる。
ここで、車両用内部熱交換器29は、熱交換ユニット1および2を並べて配置すると共にチューブ4および10をそれぞれ1箇所で屈曲させた簡単な構造を有するため、熱交換ユニット1および2を確実に形成することができ、冷媒の漏れなどを抑制することができる。
また、チューブ4および10は、チューブ4および10が延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように形成されており、車両用内部熱交換器29を薄く形成して小型化することができ、車両の狭い空間に効率よく配置することができる。
また、ヘッダタンク3aおよび3bとヘッダタンク9aおよび9bは、それぞれ円筒形状を有するため、様々な角度からチューブ4および10を確実に接続することができ、冷媒の漏れなどを抑制することができる。
さらに、車両用内部熱交換器29は、ヘッダタンク3aおよび3bとヘッダタンク9aおよび9bが円筒形状を有するため、冷媒に対する耐圧性を向上させることができる。
本実施の形態によれば、隣り合うチューブ4および10は、チューブ4および10が延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するようにそれぞれ1つの屈曲部6および12が形成され、屈曲部6と屈曲部12の間で互いに当接されているので、車両用内部熱交換器29を簡単な構成で小型化することができる。
実施の形態2
実施の形態1では、チューブ4および10は、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向と直交する方向へ延びる当接部7および13を有するように形成されたが、チューブ4および10が延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように形成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図4に示すように、実施の形態1において、一対のヘッダタンク3bおよび9bと一対のヘッダタンク9aおよび9bに換えて一対のヘッダタンク31aおよび31bと一対のヘッダタンク32aおよび32bを配置すると共に、チューブ4および10に換えてチューブ33および34を配置することができる。
ヘッダタンク31aおよび31bは、両端部が封止された円筒形状を有し、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向に互いに同じ位置に配置されている。同様に、ヘッダタンク32aおよび32bは、両端部が封止された円筒形状を有し、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向に互いに同じ位置に配置されている。
チューブ33は、ヘッダタンク31aおよび31bより隣り合う相手側に突出した位置に屈曲部35が形成されている。同様に、チューブ34は、ヘッダタンク32aおよび32bより隣り合う相手側に突出した位置に屈曲部36が形成されている。そして、チューブ33には、屈曲部35からヘッダタンク31bに向かって熱交換ユニット1および2が並ぶ方向と直交する方向に対して傾斜して延びる当接部37aと、屈曲部35からヘッダタンク31aに向かってチューブ34から徐々に離れるように傾斜して延びる傾斜部37bとが形成されている。また、チューブ34には、熱交換ユニット1および2が並ぶ方向と直交する方向に対して傾斜して延びる当接部38aと、屈曲部36からヘッダタンク32aに向かってチューブ33から徐々に離れるように傾斜して延びる傾斜部38bとが形成されている。
また、当接部37aと当接部38aは、互いに平行に延びるように形成されている。このため、当接部37aは屈曲部35から屈曲部36に向かって延びるように配置され、当接部38aは屈曲部36から屈曲部35に向かって延びるように配置される。そして、チューブ33とチューブ34は、当接部37aと当接部38aにおいて屈曲部35と屈曲部36との間で互いに当接される。
本実施の形態によれば、チューブ33および34が互いに相手側に突出するように屈曲部35および36を形成するので、チューブ33とチューブ34が互いに嵌り合うように配置される。このため、チューブ33とチューブ34を厚み方向により効率よく配置することができ、車両用内部熱交換器を薄く形成して小型化することができる。さらに、当接部37aおよび38aが屈曲部35および36から傾斜して延びるように形成されるので、実施の形態1の当接部7および10と比較して当接距離を長く設けることができ、内部を流通する冷媒を効率よく熱交換させることができる。
実施の形態3
実施の形態1および2において、熱交換ユニット1のチューブと熱交換ユニット2のチューブは、より長い距離にわたって当接することが好ましい。
例えば、図5に示すように、実施の形態1において、チューブ4および10に換えてチューブ41および42を配置することができる。
チューブ41は、熱交換ユニット2のヘッダタンク9bの近傍に屈曲部43を有し、屈曲部43からヘッダタンク3bへ延びる当接部44と、屈曲部43からヘッダタンク3aへ延びる傾斜部45とが形成されている。同様に、チューブ42は、熱交換ユニット1のヘッダタンク3bの近傍に屈曲部46を有し、屈曲部46からヘッダタンク3bへ延びる当接部47と、屈曲部46からヘッダタンク3aへ延びる傾斜部48とが形成されている。
この時、チューブ41の傾斜部45は、隣り合う相手側のヘッダタンク9bに接して延びるように形成されている。また、チューブ42の傾斜部48は、隣り合う相手側のヘッダタンク3bに接して延びるように形成されている。
本実施の形態によれば、チューブ41が隣り合う相手側のヘッダタンク9bに接して延びるように形成されると共にチューブ42が隣り合う相手側のヘッダタンク3bに接して延びるように形成されるので、屈曲部43と屈曲部46をより離れた位置に形成することができる。このため、当接部44と当接部47をより長い距離にわたって当接させることができ、内部を流通する冷媒を効率よく熱交換させることができる。
なお、実施の形態1〜3では、熱交換ユニット1および2は、同一形状に形成されたが、互いに異なる形状で形成することもできる。
例えば、図6に示すように、実施の形態1において、チューブ10に換えてチューブ51を配置することができる。このチューブ51は、チューブ4と異なる形状を有するもので、チューブ4の屈曲部6と比べて中央線Lに近い位置に屈曲部52が形成されている。
また、図7に示すように、実施の形態1において、ヘッダタンク9aおよび9bに換えてヘッダタンク53aおよび53bを配置すると共にチューブ10に換えてチューブ54を配置することもできる。このヘッダタンク53aおよび53bは、熱交換ユニット1のヘッダタンク3aおよび3bより外側に配置されている。また、チューブ54は、熱交換ユニット1のチューブ4より長く延びてヘッダタンク53aおよび53bに接続されている。
このように、熱交換ユニット1および2を互いに異なる形状で形成した場合でも、隣り合うチューブはチューブが延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するようにそれぞれ1つの屈曲部を形成し、屈曲部の間で互いに当接させることで、車両用内部熱交換器を簡単な構成で小型化させることができる。
また、実施の形態1〜3では、2つの熱交換ユニット1および2から構成されたが、チューブが対向するように並べて配置された複数の熱交換ユニットを備えていればよく、2つに限られるものではない。
1,2 熱交換ユニット、3a,3b,9a,9b,31a,31b,32a,32b,53a,53b ヘッダタンク、4,10,33,34,41,42,51,54 チューブ、5a,5b,11a,11b 接続管、6,12,35,36,43,46,52 屈曲部、7,13,37a,38a,44,47 当接部、8,14,37b,38b,45,48 傾斜部、15 空調ユニット、16 冷媒回路、17a,17b 熱媒体回路、18 空気流通路、19a 吸入口、19b 吹出口、20 室内送風機、21 吸熱器、22 放熱器、23 圧縮機、24a,24b 熱交換器、25a,25b 流通路、26 室外熱交換器、27 三方弁、28a,28b 膨張弁、29 車両用内部熱交換器、30a,30b ポンプ、L 中心線。

Claims (6)

  1. 車両に搭載された空気調和装置において冷媒を熱交換する車両用内部熱交換器であって、
    離間して配置された一対のヘッダタンクと、前記一対のヘッダタンクの間を接続するように延びると共に1つの屈曲部で屈曲されたチューブとをそれぞれ有し、前記チューブが対向するように並べて配置された複数の熱交換ユニットを備え、
    隣り合う前記チューブは、前記チューブが延びる方向に離れた位置で互いに向かって屈曲するように前記屈曲部が形成され、前記屈曲部から隣り合う相手側の前記屈曲部に向かって延びる当接部において互いに当接された車両用内部熱交換器。
  2. 隣り合う前記熱交換ユニットは、互いに同一形状を有し、前記屈曲部が互いに離れて位置するように反転させて配置される請求項1に記載の車両用内部熱交換器。
  3. 前記一対のヘッダタンクは、円筒形状を有する請求項1または2に記載の車両用内部熱交換器。
  4. 隣り合う前記チューブは、それぞれ、前記複数の熱交換ユニットが並ぶ方向において一方のヘッダタンクと同じ位置に前記屈曲部が配置され、前記当接部が前記屈曲部から前記一方のヘッダタンクに向かって真直ぐ延びるように形成された請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用内部熱交換器。
  5. 隣り合う前記チューブは、それぞれ、前記屈曲部が一方のヘッダタンクより隣り合う相手側に突出する位置に配置され、前記当接部が前記屈曲部から前記一方のヘッダタンクに向かって傾斜して延びるように形成された請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用内部熱交換器。
  6. 前記チューブは、隣り合う相手側の一方のヘッダタンクに接して延びるように形成される請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用内部熱交換器。
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