JP2017214973A - サスペンションブッシュ - Google Patents

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喜昭 伊藤
Yoshiaki Ito
喜昭 伊藤
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Abstract

【課題】弾性体にすぐり部が設けられたサスペンションブッシュにおいて、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑える。
【解決手段】内筒と、外筒と、これら内筒と外筒との間に設けられて両者を接続する防振ゴム体4と、を備えるサスペンションブッシュ1である。防振ゴム体4には、すぐり部5が設けられている。すぐり部5における、車両に設置された状態で車幅方向となる方向に対向する壁部5aには、当該対向する壁部5aが接触した際に互いに嵌り合う凹凸部6が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のサスペンション装置に用いられるサスペンションブッシュに関するものである。
従来から、例えば車両のボディ側の部材と、サスペンションアームとの連結部にサスペンションブッシュを設置することで、車輪からボディへの振動の伝達を防止することが行われている。
かかるサスペンションブッシュでは、通常、ボディ側の部材に取付けられる内筒と、サスペンションアームに固定される外筒と、の間に設けられ、これら内筒および外筒を接続する弾性体のばね特性により振動を減衰させるが、多段のばね特性を得るために、弾性体に「すぐり」と称される軸方向に貫通する空洞部を設けることが多い。
例えば特許文献1には、すぐりの壁部から突出する第一の突部と、変位量の小さい領域において当該第一の突部の移動を規制する第二の突部と、を設けることにより、内筒に対する外筒の変位量の小さい領域における弾性体のばね定数を、変位量の大きい領域におけるばね定数よりも大きくするようにしたサスペンションブッシュが開示されている。
特開2008−94255号公報
ところで、弾性体にすぐり部が設けられたサスペンションブッシュにおいては、内筒と外筒とが相対変位した際にすぐり部が押し潰されて、すぐり部における対向する壁部同士が接触した状態となることがある。
そうして、すぐり部における対向する壁部同士が接触した状態で、車両が段差に乗り上げると、ボディとサスペンションとの間に上下方向の相対変位が生じ、壁部同士が接触と非接触とを繰り返しながら擦れることで異音が発生するという問題がある。
このような問題を解決するために、互いに接触する壁部に潤滑剤を塗布することで異音の発生を抑えることが従来から行われている。しかしながら、このような潤滑剤を用いる手法では、経年劣化等により潤滑性能が低下した場合や潤滑剤の保持量が減少した場合には、異音の発生を抑えることが困難になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、弾性体にすぐり部が設けられたサスペンションブッシュにおいて、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑える技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るサスペンションブッシュでは、すぐり部における対向する壁部に、滑りが生じ難い形状を付与するようにしている。
具体的には、本発明は、内筒と、外筒と、これら内筒と外筒との間に設けられて両者を接続する弾性体と、を備えるサスペンションブッシュを対象としている。
そして、上記弾性体には、すぐり部が設けられており、上記すぐり部における、少なくとも車両に設置された状態で車両前後方向または車幅方向となる方向に対向する壁部には、当該対向する壁部が接触した際に互いに嵌り合う凹凸部が設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、すぐり部が押し潰されて対向する壁部が接触すると、当該対向する壁部に設けられた凹凸部が互いに嵌り合うことから、ボディとサスペンションとの間に上下方向の相対変位が生じても、対向する壁部が上下に滑るのを抑えることができる。これにより、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑えることができる。
しかも、この構成によれば、対向する壁部の上下の滑りを、凹凸部の嵌め合いにより抑えるので、対向する壁部に潤滑剤を塗布することで異音の発生を抑える手法に比して、経年劣化等による影響を小さくすることができる。
さらに、対向する壁部の上下の滑りが抑えられることで、壁部同士の接触と非接触との繰り返しが生じないので、サスペンションブッシュのばね特性が非線形的に変化するのを抑えることができる。
以上説明したように、本発明に係るサスペンションブッシュによれば、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑えることができる。
本発明の実施形態に係るサスペンションブッシュを模式的に示す図である。 図1のII−II線の矢視断面図であり、同図(a)は無負荷状態を示し、同図(b)はすぐり部が潰れ且つボディとサスペンションとの間に上下方向の相対変位が生じた状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るサスペンションブッシュ1を模式的に示す図である。このサスペンションブッシュ1は、図1に示すように、金属製の円筒状の内筒2と、当該内筒2の外側に同心状に配置される、金属製の円筒状の外筒3と、これら内筒2と外筒3との間に設けられ、両者2,3を接続する防振ゴム体(弾性体)4と、を備えている。なお、防振ゴム体4も円筒状に形成されていて、その内周面および外周面が内筒2の外周面および外筒3の内周面にそれぞれ加硫接着されている。
このサスペンションブッシュ1は、例えば、フロント側サスペンション装置(図示せず)のロアアーム(図示せず)に固定されている。より詳しくは、サスペンションブッシュ1は、二股状に分岐した所謂Aアームとして構成されるロアアームの後端部に形成された取付孔に外筒3を圧入することで、フロント側サスペンション装置に固定されている。なお、サスペンションブッシュ1は、車両(図示せず)に設置された状態では、図1の上下方向が車幅方向と一致するとともに、図1の左右方向が車両前後方向と一致するように、フロント側サスペンション装置に固定されている。
一方、内筒2は、当該内筒2に挿通されたボルト(図示せず)とこれに螺合するナット(図示せず)とによって、車両のボディ側の部材(例えば車体に設けられたブラケット等)に取り付けられている。
このように、ボディ側の部材に取付けられる内筒2と、フロント側サスペンション装置に固定される外筒3とを、防振ゴム体4で接続したサスペンションブッシュ1を設けることで、タイヤと路面から発生する振動がボディ側に直接伝わるのが抑えられるとともに、路面の凹凸やうねりをしなやかに吸収することが可能となる。
また、本実施形態のサスペンションブッシュ1では、多段のばね特性を得るために、防振ゴム体4に、内筒2を挟んで車幅方向に左右一対のすぐり部5が設けられている。各すぐり部5は、防振ゴム体4を軸方向に貫通する空洞部として構成されている。このようなすぐり部5を設けることで、車幅方向の荷重がサスペンションブッシュ1に作用して内筒2と外筒3とが相対変位する場合に、すぐり部5が押し潰されるまでは、ばね定数が相対的に小さい一方、すぐり部5が押し潰された後は、ばね定数が相対的に大きくなるので、多段のばね特性を得ることができる。
もっとも、すぐり部5が押し潰されて、すぐり部5における車幅方向に対向する壁部5a同士が接触した状態で、車両が段差に乗り上げると、ボディとサスペンションとの間に上下方向の相対変位が生じ、壁部5a同士が接触と非接触とを繰り返しながら擦れることで異音が発生するという問題がある。
そこで、本実施形態のサスペンションブッシュ1では、図2に示すように、各すぐり部5における、車両に設置された状態で車幅方向となる方向に対向する壁部5aに、当該対向する壁部5aが接触した際に互いに嵌り合う凹凸部6を設けるようにしている。
より詳しくは、凹凸部6は、図2(a)に示すように、対向する壁部5aにおいて上下方向に交互に形成された、周方向に延びる凸条部6aと周方向に延びる凹溝部6bとによって構成されている。
そうして、これらの凸条部6aおよび凹溝部6bは、すぐり部5が押し潰されると、図2(b)に示すように、一方の壁部5aの凸条部6a(または凹溝部6b)が、他方の壁部5aの凹溝部6b(または凸条部6a)に嵌るようになっている。それ故、車両が段差に乗り上げてボディとサスペンションとの間に上下方向の相対変位が生じることで、図2(b)の白抜き矢印で示すような力が、防振ゴム体4におけるすぐり部5よりも外側および内側に作用しても、対向する壁部5aが上下に滑るのを抑えることができ、これにより、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑えることができる。
しかも、本実施形態のサスペンションブッシュ1では、対向する壁部5aの上下の滑りを、凹凸部6の嵌め合いにより抑えるので、対向する壁部5aに潤滑剤を塗布することで異音の発生を抑える手法に比して、経年劣化等による影響を小さくすることができる。
さらに、対向する壁部5aの上下の滑りが抑えられることで、壁部5a同士の接触と非接触との繰り返しが生じないので、サスペンションブッシュ1のばね特性が非線形的に変化するのを抑えることができる。
加えて、本実施形態では、凸条部6aと凹溝部6bとによって凹凸部6を構成していることから、防振ゴム体4の変形等により、対向する壁部5a同士に上下方向や周方向に多少のズレが生じても、凸条部6aと凹溝部6bとを確実に嵌め合せることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、内筒2を挟んで車幅方向に左右一対のすぐり部5が設けられたサスペンションブッシュ1に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、内筒2を挟んで車両前後方向に前後一対のすぐり部5が設けられたサスペンションブッシュや、車幅方向および車両前後方向に一対のすぐり部5がそれぞれ設けられたサスペンションブッシュに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、一対のすぐり部5が設けられたサスペンションブッシュ1に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、1つのすぐり部5が設けられたサスペンションブッシュや、3つ以上のすぐり部5が設けられたサスペンションブッシュに本発明を適用してもよい。
さらに、上記実施形態では、凸条部6aと凹溝部6bとによって凹凸部6を構成したが、これに限らず、例えば、一方の壁部5aに形成された凸部と、他方の壁部5a形成された凹穴部と、によって互いに嵌り合う凹凸部を構成してもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
なお、対向する壁部5aに互いに嵌り合う凹凸部6を設けなくても、接触時における壁部5a同士の摩擦力が十分に大きければ、本発明と同様の効果を得ることが可能となる。それ故、本発明の範囲外ではあるが、例えば、摩擦係数を高めるような表面加工を対向する壁部5aにそれぞれ施してもよいし、また、対向する壁部5aの表面部だけを摩擦係数の高い材料で形成するようにしてもよい。
本発明によると、車両が段差に乗り上げる場合等における異音の発生を抑えることができるので、弾性体にすぐり部が設けられたサスペンションブッシュに適用して極めて有益である。
1 サスペンションブッシュ
2 内筒
3 外筒
4 防振ゴム体(弾性体)
5 すぐり部
5a 壁部
6 凹凸部

Claims (1)

  1. 内筒と、外筒と、これら内筒と外筒との間に設けられて両者を接続する弾性体と、を備えるサスペンションブッシュであって、
    上記弾性体には、すぐり部が設けられており、
    上記すぐり部における、少なくとも車両に設置された状態で車両前後方向または車幅方向となる方向に対向する壁部には、当該対向する壁部が接触した際に互いに嵌り合う凹凸部が設けられていることを特徴とするサスペンションブッシュ。
JP2016108488A 2016-05-31 2016-05-31 サスペンションブッシュ Pending JP2017214973A (ja)

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