JP2017213947A - セミクローラ型作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】セミクローラ装置のトラックフレーム及び揺動支軸の支持構成の改善を図る。【解決手段】リヤアクスルケース15L,15Rの各端部に最終減速ケース16L,16Rを一体的に備え、最終減速ケース16L,16Rに支持された駆動軸9L,9Rにクローラ走行装置3L,3Rの駆動スプロケット10L,10Rを装着し、前記トランスミッションケース5の下面に支軸フレーム19を固定し、該支軸フレーム19の左右端部に軸支持部20L,20Rを構成し、これら軸支持部20L,20Rに揺動軸21L,21Rを備え、これら揺動軸21L,21Rに対してトラックフレーム17L,17Rを揺動自在に支持する構成とし、該トラックフレーム17L,17Rには前後の張設輪11,12及び遊転輪13,13を支持し、この支軸フレーム19の左右端部を前記左右の最終減速ケース16L,16Rに連結固定する。【選択図】 図6

Description

本発明は、セミクローラ型作業車両に関する。
従来、農業用トラクタ等の作業車両の走行装置として、後輪に代えてゴムクローラを装備する構成があるが、トラクタ等の車体に直接セミクローラ装置を支持させる構成ではミッションケースに繰り返し外力等によって亀裂が生じる恐れがあり、このため、トラクタ車体の下面に装着した取付フレームを介してセミクローラのトラックフレームを揺動自在に装着する構成がある(特許文献1)。
特開平10−45051号公報
しかしながら、特許文献1の構成によると、取付フレームは平面視方形に構成され、トラクタ車体にボルト連結する前取付具と後車軸ケースにボルト連結した後取付具を有し、これら前後取付具を介してトラクタ車体の下腹部に固定され、取付フレームの後取付具に揺動支軸が備えられ、一方トラックフレームには揺動支軸を受け入れる軸受筒が備えられて、セミクローラ装置のトラックフレームが取付フレームを介して揺動自在に構成されている。このため、取付フレームが大型化し複雑化し、小型トラクタへのセミクローラ装置の装着においてはコンパクト化が必要である。
この発明は、トラックフレーム及び揺動支軸の支持構成の改善を図り上記欠点を解消しようとする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
請求項1に記載の発明は、トランスミッションケース5に連結するリヤアクスルケース15L,15Rの各端部に最終減速ケース16L,16Rを一体的に備え、最終減速ケース16L,16Rに支持された駆動軸9L,9Rにクローラ走行装置3L,3Rの駆動スプロケット10L,10Rを装着し、前記トランスミッションケース5の下面に支軸フレーム19を固定し、該支軸フレーム19の左右端部に軸支持部20L,20Rを構成し、これら軸支持部20L,20Rに揺動軸21L,21Rを備え、これら揺動軸21L,21Rに対してトラックフレーム17L,17Rを揺動自在に支持する構成とし、該トラックフレーム17L,17Rには前後の張設輪11,12及び遊転輪13,13を支持したセミクローラ型作業車両において、支軸フレーム19の左右端部を前記左右の最終減速ケース16L,16Rに連結固定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、支軸フレーム19は、前後一対のプレート部材19a,19bと、所定間隔を置いて前後に橋渡し状に連結する端部プレート19c,19cと中央プレート19eを連結剛体化し、その左右端部側に夫々対向する対の支軸保持メタル19f,19f…を設けてなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、最終減速ケース16L,16Rの夫々にボルト締結用螺子孔16a,16a,16bを設け、前記端部プレート19cの上面にボルト締付固定した連結ブロック22a,22bを該ボルト締結用螺子孔16a,16a,16bにボルト締結する構成とした。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、連結ブロックのうち、一方側連結ブロック22aは幅広で他方の連結ブロック22b,22bは狭幅に設ける。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、連結ブロックの一方側連結ブロック22aを分割構成としこの分割して連結ブロックを他方側連結ブロック22bとした。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一に記載の発明において、揺動自在のトラックフレーム17L,17Rは、夫々の上部フレーム部17d,17eが、支軸フレーム19の軸支持部20L,20Rにおいて、前記プレート部材19a,19bに接当する範囲で揺動可能に構成する。
請求項1に記載の発明によると、トラックフレーム17L,17Rの揺動軸21L,21Rの軸支持部20L,20Rを備える支軸フレーム19の左右端部を、前記左右の最終減速ケース16L,16Rに連結固定する構成とするから、リヤアクスルケースに連結する構成に比較して最終減速ケースを有効利用して剛体連結構成を実現し、無理にリヤアクスルケース側に連結するための中間部材の追加に伴う重量や材料コスト上昇の恐れが少なく、小型トラクタのセミクローラ装置の実現に有利である。
請求項2に記載の発明によると、支軸フレーム19は、前後一対のプレート部材19a,19b間に、前後に橋渡し状に連結する端部プレート19c,19cと中央プレート19eによって剛体化でき、その左右端部側に夫々対向する対の支軸保持メタル19f,19f…を設けて軸支持部20L,20Rを形成するもので、板金材の溶着構造をもって成形でき、軽量でありながら強度を保ち、かつコスト低廉できる。
請求項3〜5に記載の発明は、支軸フレーム19の最終減速ケースへの連結構成を連結ブロック22a,22bのボルト締結によって行うもので、機体の外方から接近しての組立作業となって当該作業が容易化できる。特に、連結ブロックの一方側連結ブロック22aを分割構成としこの分割して連結ブロックを他方側連結ブロック22bとする場合には、当初の鋳物等成形を単一種とすることができ、製造コストを低減できる。
請求項6に記載の発明は、揺動自在のトラックフレーム17L,17Rの上部フレーム部17d,17eが、支軸フレーム19のプレート部材19a,19bに接当する範囲で揺動可能に構成するものであるから、該プレート部材19a,19bには、揺動を確保できる空間形成用の加工を施すことで足り、製作が容易である。
作業機を装着したトラクタの側面図である。 要部の背面図である。 要部の平面図である。 トラックフレームの側面図である。 要部の斜視図である。 支軸フレームの斜視図である。 要部の側面図である。 (A)はリヤアクスルケースと最終減速ケースの右後方斜め方向斜視図、(B)は最終減速ケースの左後方斜め方向斜視図である。 (A)は要部の背面図、(B)(C)は連結ブロックの斜視図である。 前張設輪付近の側断面図である。 (A)は標準トレッド用支軸フレームの背面図、(B)は幅狭トレッド用支軸フレームの背面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
作業車両としての農用トラクタは、動力によって自走しながら圃場等で作業を行う。農用トラクタは、機体1前側にあって駆動可能でかつ操舵可能な前輪2L,2Rと、機体1後側に装着されるクローラ走行装置3L,3Rと、動力源としてのエンジン4と、変速装置を内装するトランスミッションケース5を備える。なお、走行装置としては前輪2,2とクローラ走行装置3L,3Rによってセミクローラ形態としている。
また、機体1後部に、ロータリ等の作業機6を装着可能な連結装置7が配設されている。連結装置7は、中央上部のトップリンク7aと下部左右のロアリンク7b,7bからなる3点リンクとされ、図外のリフトアームを油圧で回動することで、図外リフトロッドを介してロアリンク7bを回動し該作業機6を昇降させる構成である。
トラクタ1は、機体上の操縦席の周りはキャビン8で覆われている。キャビン9の内部において、操縦席前側のダッシュボードからステアリングハンドルが立設されると共に、操縦席の周りにクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダル等の各種操作ペダルや前後進レバー、変速レバー等の各種操作レバーが配置されている。
前記クローラ走行装置3L,3Rについて説明する。なお、クローラ走行装置は左右に一対の構成であり、説明用の各符号において左側を示す場合はLを、右側を示す場合はRを用いて区別し、また、左右一方を説明する場合には、L又はRを省略した符号によって説明する場合もある。
図1に示すように、クローラ走行装置3L,3Rは、駆動軸9L、9Rに連動連結される駆動スプロケット10L,10R、前側の張設輪11L,11R、後側の張設輪12L,12R、複数の遊転輪(図例では左右各3連)13L,13R…、及びこれらスプロケット、前後張設輪及び遊転輪を巻回するゴムクローラ14L,14R等を備え、駆動スプロケット10L,10Rの回転によってゴムクローラ14L,14Rを巻き掛け状態で移行させる構成である。
前記トランスミッションケース5後部から左右に延出状態にリヤアクスルケース15L,15Rを設け、これらリヤアクスルケース15L,15Rの各端部に最終減速ケース16L,16Rを夫々一体成形して設ける。これら最終減速ケース16L,16Rに軸支された前記駆動軸9L,9Rに、クローラ走行装置3L,3Rの駆動スプロケット10L,10Rは夫々装着されている。なお、最終減速ケース16内には一対の平ギヤの組合せからなる所定減速比を減速機構が内装される。
前記前後の張設輪11,12及び遊転輪13は、トラックフレーム17に支持構成される。このトラックフレーム17は、上部に揺動軸貫通用の孔部17aを形成する揺動ボス部17b、前側張設輪11を取り付けるための前側台座17f及び後側張設輪12を取り付けるための後側台座17r、遊転輪13,13…を支持するための下部フレーム17c、及び上記揺動ボス部17bを保持し得る上部フレーム部17d,17e等からなる。
前記ミッションケース5の後部下面において、左右に長く支軸フレーム19を固定して設ける。すなわち、支軸フレーム19は、左右に長い前後一対のプレート部材19a,19bと、適宜間隔を置いて前後橋渡し状に端部プレート19c,19cと中央プレート19eとを溶着等の手段によって剛体化すると共に、その左右端部側に適宜に相対させて支軸保持メタル19f,19f…を溶着して設けている。もって該支軸フレームの左右部に軸支持部20L,20Rを形成するものである。
前記軸支持部20L,20Rに夫々トラックフレーム17L,17Rを揺動軸21L,21Rによって揺動自在に連結する。すなわち、トラックフレーム17の揺動ボス部17bが支軸保持メタル19f,19fの間に下方側から進入し得て支軸保持メタル19f,19fの貫通孔と揺動ボス部17bの孔部17aとの軸芯を一致させることにより、揺動軸21を同時に挿通するものである。なお、揺動軸21L,21Rは、軸支持部20L,20Rに固着され、これら揺動軸21L,21Rに対してトラックフレーム17L,17Rは揺動自在となるように軸受支持の構成としている。
前記支軸フレーム19のミッションケース5等機体側への固定構成は、左右中央の中央プレートがミッションケース5の下面にボルト締付によって固着され、左右端部プレート19c,19cは左側最終減速ケース16Lと右側最終減速ケース16Rに連結固定されている。すなわち、最終減速ケース16L,16R側には、夫々外側にボルト締付用螺子孔16a,16aが、内側にボルト締付用螺子孔16bが形成され、前記支軸フレーム19の端部プレート19cの上面にボルト締付固定した外側連結ブロック22a及び内側連結ブロック22bを上記螺子孔16a,16bを利用したボルト締結によって強固に固定できる構成としている。
なお、連結ブロックについて、外側連結ブロック22a側は幅広で最終減速ケース16に対する2個のボルト挿通孔22c,22cと、端部プレート19cに対する2個のボルト挿通孔22d,22dを備える。一方内側連結ブロック22b側は、狭幅(外側連結ブロック22aの1/2)で最終減速ケース16に対する単一のボルト挿通孔22eと端部プレート19cに対する単一のボルト挿通孔22fを備えている。ここで例えば、外側連結ブロック22aを左右2分割することによって内側連結ブロック22bを得られる形状に設計する場合、一方の連結ブロック22aを複数鋳物成形し、うち一の連結ブロック22aを左右分割裁断することで2個の連結ブロック22b,22bを得られる。本実施例では、左右の最終減速ケース16L,16Rに対する支軸フレーム19固着のために2個の外側連結ブロック22aと2個の内側連結ブロック22bを必要とするから、当初の鋳物成形は外側連結ブロック22a相当を3個成形することによってまかなえる。このように、相似形状の連結ブロック22a,22bとすることで製作材料の費用削減、組立ミスの低減を図ることができる。実施例では鋳物製作を例に挙げたが板金成形によっても同様の効果が得られる。
前記連結ブロック22a,22bは、急傾斜面22x、緩傾斜面22yを形成し、走行中の飛散泥土の溜りを防止できる。
前記支軸フレーム19に揺動自在に連結されたトラックフレーム17L,17Rは、それぞれの上部フレーム部17d,17eが、支軸フレーム19の軸支持部20L,20Rにおいて、プレート部材19a,19bに接当する範囲で揺動可能に構成されるものである。本実施例では、前記支軸フレーム19の前後プレート部材19a,19bの対応箇所に切欠部19g,19gを設けて揺動範囲を設定している。
トラックフレーム17L,17Rに対する前後の張設輪11,12及び遊転輪13の支持構成について詳述する。前記のように、トラックフレーム17は、揺動ボス部17b、前側張設輪11を取り付けるための前側台座17f及び後側張設輪12を取り付けるための後側台座17r、遊転輪13,13…を支持するための下部フレーム17c、及び上記揺動ボス部17bを保持し得る上部フレーム部17d,17e等からなる。前記前側台座17fの前方にサブフレーム24を設け、付勢調整手段を介して前側の張設輪11を装着している。いずれも板金材により、上記前側台座17fに対応する傾斜状主ブラケット24aと下部の水平状基盤24bと傾斜状主ブラケット24aに平行状に副ブラケット24cとを備えて、サブフレーム24を構成し、さらに、該サブフレーム24に板金成形による断面矩形の傾斜筒状体25を溶着にて一体構成する。傾斜筒状体25に内接状態でこの傾斜筒状体25に摺動可能に内側摺動筒体26を設け、内側摺動筒体26内には、スプリング27、調節軸28及びこの調節軸28頭部に接当する調節ボルト29を備え、該調節ボルト29の回転によって、傾斜筒状体25に対して内側摺動筒体26をスライドさせて相対位置を変更設定するものである。これによって張設輪11を斜め方向前後に調整できてゴムクローラ14の張圧力を強弱調整できる構成である。
なお、スプリング27を介在するため、張設輪11へ作用する急激な衝撃を緩和できるが、その張設圧は調節軸28の端部に螺合する調節ナット30による。31は調節軸28に一体のスプリング受座板である。
内側摺動筒体26の前側先端には前側の張設輪11を支持する張設輪ブラケット32を固定している。張設輪11は左右に対をなしてその中間部に張設輪ブラケット32を介在し、張設輪軸32aの回りに回転自在に一対の張設輪11,11を設ける構成である。
なお、傾斜状主ブラケット24aと副ブラケット24cの間には上下平行状態に補強板金材からなる補強用部材24d,24dを溶着により連結状態に設けている。また、該補強用部材24d及び前記傾斜筒状体25の下面と、前記水平状基盤24bとの間には台形又は三角形上の補強用部材24e,24eを溶着により連結し補強を図っている。
前記調節ボルト29への工具の装着は、トラックフレーム17の前側台座17fと傾斜状主ブラケット24aに形成する工具用挿通孔17g,24fに対して、図10中右側から当該工具を挿通して調節ボルト29を正逆に回転できる。一方調節ボルト29の回転を規制するロックナット33を備えるが、このロックナット33の回転連動する工具は側面の開放部から容易に行うことができる。
次いで、前記トラックフレーム17の後側台座17rに、後側の張設輪12を支持する張設輪ブラケット34を固定する。さらに、前記トラックフレーム17の下部フレーム17c及びサブフレーム24の水平状基盤24bに渡って3対の遊転輪13,13…を夫々遊転輪ブラケット35,35…によって装着している。
前記前後の張設輪11,12及び遊転輪13の前後部又はその一方には、輪体の外周に付着する泥土を掻き落とすスクレーパ36,36…を設けている。
前記揺動軸21の配置について、前記駆動軸11の直下方に位置すべく設けられており、予め設定された揺動範囲内において、圃場面からの接地抵抗の大小等に応じて揺動するものである。また、正面視又は背面視において、ゴムクローラ14の機体側内端は、最終減速ケース16の一部を覆う状態となっており、すなわちトラックフレーム17の前記上部フレーム部17d,17eの外向偏移量を少なく構成できる小型のトラクタに用いられる。この外向偏移量を少なく構成することによって強度上の制約条件が緩和でき、コスト低廉の効果がある。なお、トラックフレーム17をゴムクローラ14で覆う構成となるため、ゴムクローラ14に付きまわりする泥土の堆積の恐れがあるが、上部フレーム部17d,17eを平板状ではなく平面視U状に形成するためこのトラックフレーム17付近に付着しようとする泥土をその隙間空間ら良好に下方に排出させ得る。
前記リヤアクスルケース15とこれと一体化された最終減速ケース16の組合せ構造物を左右同形態として製作の容易化を図っている。すなわち、リヤアクスルケース15のミッションケース装着側形状とボルト装着孔構成を基準線Xに対して線対称に設計し、さらに最終減速ケース16の形状を該基準線Xを含む平面に存する平行基準線Yに対して線対称に形成する。これら基準線X,Yを水平状態から所定角度θに設計し、リヤアクスルケース15と最終減速ケース16の組合せ構造物をミッションケース5から取り外して左右を入替えて装着すると、入れ替わった基準線X´,Y´は、水平線から‐θとなる。従って上記左右の入替え装着によって、リヤアクスルケース15内車軸位置(高さ)は変わらないが、最終減速ケース16の駆動軸9の高さ位置は、角度2θ(=θ−(−θ))に相当する寸法の高さを変更できる(なお、図例では例えば40mm)。この左右振り替え装着による上下高さの変更は、高い側をセミクローラ型のトラクタ用とし、低い側を標準のホイル(車輪)型のトラクタ用とすべく仕様の相違に対応させることができる。
なお、このようにセミクローラ型トラクタとホイル型トラクタとの仕様の相違に対応するが、ホイル型仕様の場合には、上記のように駆動軸9の高さ変更に加え、前記支軸フレーム19の装着は不要であるため取り外しておくものである。
次いで左右クローラ型走行装置3,3の間隔変更、すなわちトレッド変更構成について説明する。このトレッド変更にあたっては、標準寸法の駆動軸9と、所定長さ短い寸法の駆動軸9´を準備するとともに、支軸フレーム19も幅狭用支軸フレーム19´を準備する(図11(A),(B))。幅狭用支軸フレーム19´は、その左右部に形成する軸支持部20L,20R、すなわち夫々に対向配置の左側支軸保持メタル19fL,19fL及び右側支軸保持メタル19fR,19fRの位置を、それぞれ内側に所定寸法εだけずらせて溶着して、左側支軸保持メタル19fL´,19fL´及び右側支軸保持メタル19fR´,19fR´とし、軸支持部20L´及び軸支持部20R´とするものである。このような標準仕様と幅狭仕様とを準備し、各組合せを選択することによって、適宜に仕様変更できる。
3 クローラ走行装置
5 トランスミッションケース5
9 駆動軸
10 駆動スプロケット
11 張設輪(前)
12 張設輪(後)
13 遊転輪
15 リヤアクスルケース
16 最終減速ケース
16a ボルト締結用螺子孔
16b ボルト締結用螺子孔
17 トラックフレーム
17d 上部フレーム
17e 上部フレーム
19 支軸フレーム
19a プレート部材
19b プレート部材
19c 端部プレート
19e 中央プレート
19f,19f 支軸保持メタル
20 軸支持部
21 揺動軸
22a 連結ブロック
22b 連結ブロック

Claims (6)

  1. トランスミッションケース(5)に連結するリヤアクスルケース(15L,15R)の各端部に最終減速ケース(16L,16R)を一体的に備え、最終減速ケース(16L,16R)に支持された駆動軸(9L,9R)にクローラ走行装置(3L,3R)の駆動スプロケット(10L,10R)を装着し、前記トランスミッションケース(5)の下面に支軸フレーム(19)を固定し、該支軸フレーム(19)の左右端部に軸支持部(20L,20R)を構成し、これら軸支持部(20L,20R)に揺動軸(21L,21R)を備え、これら揺動軸(21L,21R)に対してトラックフレーム(17L,17R)を揺動自在に支持する構成とし、該トラックフレーム(17L,17R)には前後の張設輪(11,12)及び遊転輪(13,13)を支持したセミクローラ型作業車両において、支軸フレーム(19)の左右端部を前記左右の最終減速ケース(16L,16R)に連結固定したことを特徴とする作業車両。
  2. 支軸フレーム(19)は、前後一対のプレート部材(19a,19b)と、所定間隔を置いて前後に橋渡し状に連結する端部プレート(19c,19c)と中央プレート(19e)を連結剛体化し、その左右端部側に夫々対向する対の支軸保持メタル(19f,19f…)を設けてなる請求項1に記載の作業車両。
  3. 最終減速ケース(16L,16R)の夫々にボルト締結用螺子孔(16a,16a,16b)を設け、前記端部プレート(19c)の上面にボルト締付固定した連結ブロック(22a,22b)を該ボルト締結用螺子孔(16a,16a,16b)にボルト締結する構成とした請求項2に記載の作業車両。
  4. 連結ブロックのうち、一方側連結ブロック(22a)は幅広で他方の連結ブロック(22b,22b)は狭幅に設ける請求項3に記載の作業車両。
  5. 連結ブロックの一方側連結ブロック(22a)を分割構成としこの分割して連結ブロックを他方側連結ブロック(22b)とした請求項4に記載の作業車両。
  6. 揺動自在のトラックフレーム(17L,17R)は、夫々の上部フレーム部(17d,17e)が、支軸フレーム(19)の軸支持部(20L,20R)において、前記プレート部材(19a,19b)に接当する範囲で揺動可能に構成する請求項2〜請求項5のいずれか一に記載の作業車両。
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