JP2017213542A - 蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 - Google Patents
蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017213542A JP2017213542A JP2016110920A JP2016110920A JP2017213542A JP 2017213542 A JP2017213542 A JP 2017213542A JP 2016110920 A JP2016110920 A JP 2016110920A JP 2016110920 A JP2016110920 A JP 2016110920A JP 2017213542 A JP2017213542 A JP 2017213542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- cleaning
- steam
- cleaned
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
Description
蒸気洗浄装置では、溶剤の蒸気が充満した洗浄槽に被洗浄物が導入される。溶剤の蒸気は、被洗浄物の表面で凝縮し、被洗浄物の表面の汚れ成分を溶解する。汚れ成分を含んだ凝縮液は、凝縮液の量が増大すると自重で被洗浄物から落下するため、被洗浄物の表面の汚れ成分が凝縮液とともに除去される。
このため、蒸気洗浄装置における蒸気発生装置は、洗浄槽内に洗浄に必要な溶剤の蒸気を充満させておく必要がある。例えば、洗浄槽の下部に溶剤を貯留し、貯留された溶剤全体を加熱することによって、溶剤の蒸気を連続的に発生させる蒸気発生装置を備える蒸気洗浄装置が知られている。
しかし、このような蒸気洗浄装置では、溶剤の蒸気を安定して発生させるため、ある程度の高温で長時間にわたって溶剤を加熱することになる。このため、溶剤に劣化が起こりやすいという問題がある。
例えば、HFC(ハイドロフルオロカーボン)、HFE(ハイドロフルオロエーテル)などのフッ素系溶剤は高温で加熱されると分解生成物が発生する。さらに、洗浄の前処理槽でアルカリ洗剤、IPAなどの溶剤が用いられる場合、これらの溶剤がフッ素系溶剤に混入することで加熱による分解生成物の発生がさらに促進される。
例えば、炭化水素系溶剤なども加熱によって酸性生成物が発生して劣化することが知られている。
例えば、特許文献1には、蒸気洗浄槽下部に瞬間蒸気発生槽と溶剤回収槽と溶剤供給ポンプとを有し、瞬間蒸気発生槽は必要量分の溶剤をポンプで供給し、瞬間加熱を行って溶剤蒸気を発生させる蒸気洗浄装置が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、瞬間蒸気発生槽として、種々の構成が記載されているが、いずれも、一定温度に加熱された、V字型フィン、内壁、加熱ジャケットなどの加熱部の表面に、溶剤を「均一に」噴射して「溶剤薄膜」を形成している。この「溶剤薄膜」は瞬間的に気化して、必要量の蒸気が得られることが記載されている。
しかし、加熱部が「溶剤薄膜」に覆われると、高温の加熱部の表面でただちに気化した少量の蒸気によって、加熱部の表面と「溶剤薄膜」の上層部との間に蒸気層が形成される。この蒸気層は、蒸気層上の「溶剤薄膜」と加熱部の表面との接触を妨げるため、上層部の溶剤への伝熱効率が悪化する。このため、「溶剤薄膜」は全体として「瞬間的に」気化するわけではなく、加熱部の表面に液相の溶剤と溶剤蒸気の気泡とが混在する状態がある程度続くことになる。したがって、溶剤の温度上昇が抑制され、溶剤蒸気の発生効率が悪くなるという問題がある。
気化に要する時間をより短縮するために、加熱部の加熱温度を高めることも考えられる。しかし、この場合、短時間ではあっても溶剤がより高熱に曝されるため、溶剤が劣化するおそれがある。溶剤は回収して再利用されるため、一部の溶剤が劣化すると次第に洗浄能力が低下したり、被洗浄物に溶剤の劣化による生成物が付着したりするおそれもある。
本発明は、蒸気洗浄に使用する溶剤の寿命を延ばすことができる蒸気洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の蒸気洗浄装置によれば、蒸気洗浄に使用する溶剤の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の蒸気発生装置を備える本実施形態の蒸気洗浄装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態の蒸気発生装置および蒸気洗浄装置の構成を示す模式的なシステム構成図である。図2は、図1におけるA視図である。
洗浄システム100の洗浄対象である被洗浄物40は、溶剤の蒸気による蒸気洗浄が可能であれば限定されない。被洗浄物40の例としては、例えば、レンズ、ガラス基板、ミラー、プリズムなどの光学素子、これら光学素子の中間加工物、および金属加工物などが挙げられる。
この搬送装置は、これら第1、第2、および第3の搬送を行うことができる1以上の装置で構成される。
搬送装置は、洗浄システム100の操作部(図示略、以下同じ)を通した操作者による操作が可能である。さらに、搬送装置は、後述する制御部14と通信可能に接続されており、後述する制御部14の制御信号に基づいて動作することができる。
以下では、一例として、搬送装置が、第1、第2、および第3の搬送を行う3つの装置からなるとして説明する。それぞれの搬送装置を区別する必要がある場合には、第n(nは、1、2、3)の搬送を行う搬送装置を「第nの搬送装置」と言う。
保持治具41は、被洗浄物40の表面に溶剤の蒸気が当たるとともに、被洗浄物40の表面に凝縮した凝縮液が落下できる構造になっていれば特に限定されない。例えば、保持治具41は、被洗浄物40の一部を把持具、被洗浄物40を載置する籠などの構成が用いられてもよい。
図1は模式図のため、保持治具41に被洗浄物40が1個だけ保持されている例が示されているが、保持治具41に保持される被洗浄物40は2個以上であってもよい。
前処理装置120は、前処理槽50、冷却管51、および被洗浄物検知センサ52を備える。
前処理溶剤S4は、後述する蒸気洗浄装置110で使用される洗浄溶剤S1(溶剤)と同じ種類の溶剤であってもよい。
洗浄溶剤S1としては、被洗浄物40の汚れ成分が洗浄可能な適宜の溶剤が用いられる。例えば、洗浄溶剤S1としては、沸点が低く容易に気化可能なフッ素系溶剤などが用いられてもよい。フッ素系溶剤の例としては,例えば、HFC(ハイドロフルオロカーボン)、HFE(ハイドロフルオロエーテル)、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)などが挙げられる。
ただし、蒸気洗浄装置110における洗浄溶剤S1による蒸気洗浄の支障とならない溶剤であれば、前処理溶剤S4は、洗浄溶剤S1と異なる種類の溶剤であってもよい。例えば、洗浄溶剤S1としてフッ素系溶剤が用いられる場合に、前処理溶剤S4としてこのフッ素系溶剤との相溶性に優れる極性溶剤が用いられてもよい。
前処理槽50における被洗浄物40の冷却温度は、後述する蒸気洗浄装置110に移動された被洗浄物40に洗浄溶剤S1の蒸気が洗浄作用に必要な程度の量だけ凝縮する温度であれば限定されない。例えば、蒸気洗浄装置110における洗浄溶剤S1の沸点が56℃の場合、前処理槽50における被洗浄物40の冷却温度は、15℃以上20℃以下であってもよい。この場合、冷却管51に循環される冷媒の温度は、15℃以上20℃以下であってもよい。
冷却管51に用いる冷媒としては、例えば、水が用いられてもよい。
被洗浄物40の有無の検知方法は限定されない。例えば、被洗浄物40および保持治具41が、前処理槽50内で冷却された前処理溶剤S4よりも高温であり、所定の体積を有していることが分かっているとする。この場合、被洗浄物40および保持治具41の導入によって、前処理溶剤S4の液温は上昇し、前処理溶剤S4の液面が変化することを利用して、被洗浄物40の有無を検知することができる。
あるいは、被洗浄物検知センサ52は光学センサを備えてもよい。この場合、被洗浄物40の有無は、光学的に検知される。
この場合、被洗浄物検知センサ52によって、被洗浄物40が必要な冷却温度に達したかどうかも検知することができる。
蒸気洗浄装置110は、処理槽1(蒸気槽)、溶剤噴霧部6、加熱部材2、および溶剤供給部30を備える。
開口1aおよび処理槽1の内周面の形状は、被洗浄物40および保持治具41が通過できる適宜の形状が可能である。例えば、開口1aおよび処理槽1の内周面の形状の例としては、円形、楕円形、矩形状、多角形状などが挙げられる。
処理槽1は、底部側から、蒸気発生槽部1A、蒸気洗浄槽部1B、および乾燥槽部1Cを備える。
処理槽1の外周部には、蒸気発生槽部1Aと蒸気洗浄槽部1Bとにわたって、壁面加熱部3が配置されている。
壁面加熱部3は、処理槽1の内周面を洗浄溶剤S1の蒸気が結露しない温度に保つ装置部分である。
溶剤噴霧部6は、蒸気発生槽部1Aの内部の上側に配置され、後述する溶剤供給部30と連結されている。
溶剤噴霧部6は、後述する溶剤供給部30から供給される洗浄溶剤S1を液滴dとして下方に噴霧する。
本実施形態では、後述する加熱部材2で発生する洗浄溶剤S1の蒸気の上昇の妨げにならないように、溶剤噴霧部6は、蒸気発生槽部1Aの内周面の近傍に配置されている。
溶剤噴霧部6から噴霧される液滴dの平均粒子径は、後述する加熱部材2が低温であっても迅速に気化できるように微小径とされている。例えば、液滴dの平均粒子径は、10μm以上100μm以下とされてもよい。
噴霧ノズル6aとして使用可能なノズルの例としては、例えば、扇形ノズルBIMV(商品名;(株)いけうち製)が挙げられる。扇形ノズルBIMVは、適宜の液加圧と圧搾空気とによって、平均粒子径が20μm以上100μm以下の噴霧が可能な2流体ノズルである。噴霧範囲は、45°以上110°以下が可能である。
ただし、噴霧ノズル6aは、必要な平均粒子径と噴霧範囲と応じて、扇形ノズルBIMV以外のスプレーノズルも使用可能である。
加熱部材2が温度Tに昇温された状態で、表面2aに液滴dが当たると、液滴dが気化することによって溶剤蒸気v(溶剤の蒸気)が発生する。
表面2aの温度は、少なくとも噴霧が行われている間は、洗浄溶剤S1の沸点に近い温度であることがより好ましい。例えば、液滴dが当たっている間の表面2aの温度は、洗浄溶剤S1の沸点以上であって、自然発火温度未満とする。
例えば、洗浄溶剤S1が、アサヒクリン(登録商標)AE−3000(商品名;旭硝子(株)製)の場合、沸点は56℃、自然発火温度は590℃であるため、温度Tは、例えば、56℃以上590℃未満とする。
加熱部材2は、溶剤噴霧部6から噴霧される液滴dが表面2aに接触するときに、表面2aが温度Tになっていれば、溶剤噴霧部6の噴霧動作が行われない間は、加熱されていなくてもよい。
加熱部材2の具体的な装置構成の例としては、例えば、熱伝導性に優れる金属などの放熱基板内に熱媒の循環流路が形成された構成、放熱基板にヒータが設けられた構成が挙げられる。加熱部材2は、例えば、セラミックヒータなどの板状の発熱体自体で構成されてもよい。
加熱部材2の加熱に熱媒が用いられる場合、熱媒は、液体でもよいし気体でもよい。
ただし、加熱部材2の温度検出は、表面2aの温度と相関が良好となる表面2a以外の部位で行われてもよい。
加熱部材2は、着脱部3aに外周部2bが嵌合しており、図示略の固定部材を介して着脱部3aと固定されている。
図1に示す例では、加熱部材2が着脱部3aに装着されると、表面2aの全体が処理槽1の下端の開口を塞ぐようになっている。
貯槽20は、洗浄溶剤S1を貯留する。貯槽20は、配管P1を介して溶剤噴霧部6に連通されている。
配管P1には、貯槽20から溶剤噴霧部6に向かうにつれて、バルブ21、ポンプ22、流量計23、加熱ジャケット24(加熱部)、および調整バルブ25がこの順に配置されている。
バルブ21、ポンプ22、流量計23、加熱ジャケット24、および調整バルブ25は、図示略の配線を通して、後述する制御部14と通信可能に接続されている。
ポンプ22は、配管P1内の洗浄溶剤S1を昇圧し、後述する制御部14からの制御信号に応じて、洗浄溶剤S1を溶剤噴霧部6に向けて送出する。
流量計23は、配管P1における流量を検出し、後述する制御部14に流量の情報を送出する。
加熱ジャケット24は、配管P1内を流れる洗浄溶剤S1を加熱する。本実施形態では、加熱ジャケット24は、配管P1の外周部に配置され、配管P1の外周部から配管P1内の洗浄溶剤S1を加熱する。
加熱ジャケット24の加熱温度は、後述する制御部14によって、溶剤噴霧部6に到達する洗浄溶剤S1が、貯槽20における洗浄溶剤S1の温度以上、洗浄溶剤S1の沸点未満になるように制御される。
調整バルブ25は、後述する制御部14からの制御信号に応じて、配管P1内の洗浄溶剤S1を溶剤噴霧部6に供給する。
この結果、洗浄に有効に用いられない洗浄溶剤S1の量を低減することができる。さらに、溶剤噴霧部6の外面で結露した洗浄溶剤S1が加熱部材2上に落下しないため、表面2aの温度低下を抑制できる。
飛沫捕集部8は、洗浄溶剤S1の噴霧時に噴霧ノズル6aの近傍から飛散するおそれのある洗浄溶剤S1の粗粒子の飛沫を捕集して、蒸気洗浄槽部1Bへの進入を防止する装置部分である。
飛沫捕集部8の構成の例としては、例えば、粗粒子が通過不能な微小開口が多数形成された網状体、多孔質体、孔開き板などが挙げられる。
蒸気発生槽部1A、蒸気洗浄槽部1Bにおける内周面は、壁面加熱部3によって暖められているため、溶剤蒸気vは蒸気発生槽部1A、蒸気洗浄槽部1Bにおける内周面に結露することなく、蒸気発生槽部1A、蒸気洗浄槽部1B内に充満する。
蒸気洗浄槽部1Bの上部には、蒸気洗浄槽部1Bの溶剤蒸気vの温度を検出する温度センサ12が配置されている。
温度センサ12は、後述する制御部14と通信可能に接続されている。温度センサ12が検出した温度の情報は、逐次、後述する制御部14に送出される。
この凝縮液は、自重によって被洗浄物40の表面に沿って下方に流れ、その際に、被洗浄物40の表面の汚れ成分が凝縮液中に取り込まれる。
この汚れ成分を含んだ凝縮液は、被洗浄物40の下端部からさらに落下する。
被洗浄物40および保持治具41が配置される領域の下方に、落下液排除部9が配置されている。
受け板9bは、鉛直上方から見て被洗浄物40および保持治具41と重なる範囲に配置され、被洗浄物40から落下する落下液S3(図1参照)を受ける。
排出板9cは、受け板9b上に落下した落下液S3を処理槽1の外周部に設けられた排出口9dに送る。排出板9cは、受け板9bよりも幅狭に形成されている。このため、蒸気発生槽部1Aから蒸気洗浄槽部1Bに上昇する溶剤蒸気vは、排出板9cの側方を通過して蒸気洗浄槽部1Bに移動できる。
受け板9bと排出板9cの外周部は側壁9aによって囲まれている。
図1に示すように、受け板9bと排出板9cとは、排出口9dに向かって緩やかに下降する傾斜を有している。このため、受け板9bに落下した落下液S3は、この傾斜に沿う受け板9bおよび排出板9cの上面を流れて排出口9dに流入する。
配管P3において排出口9dと接続された端部と反対側の端部は、貯槽20の内部に連通する配管P4に接続されている。
乾燥槽部1Cの内周面には全周にわたって冷却管4が配置されている。
冷却管4は、乾燥槽部1Cの連通空間を囲む螺旋状に設けられている。冷却管4の内部には、冷却管4の表面に溶剤蒸気vが結露するように、冷媒が流通されている。
冷媒としては、例えば、15℃以上20℃以下の水が用いられてもよい。この場合、冷却管4の表面温度は、15℃以上20℃以下に保たれる。
溶剤回収部5は、冷却管4から落下する凝縮液S2を収容し、処理槽1の外部から導入された配管P2を通して、凝縮液S2を外部に排出する。
配管P2は、貯槽20の内部に連通する配管P4に接続されている。
乾燥槽部1Cの上部には、開口1aを開閉する蓋11が配置されている。
制御部14が行う制御には、例えば、加熱部材2の加熱および温度制御、溶剤供給部30における溶剤噴霧部6への洗浄溶剤S1の供給制御、および溶剤噴霧部6における噴霧制御が含まれる。
制御部14の具体的な制御動作に関しては、洗浄システム100の動作とともに説明する。
洗浄システム100によって被洗浄物40を洗浄するには、まず、前処理装置120によって、被洗浄物40が冷却される。この後、被洗浄物40が蒸気洗浄装置110に搬送され、蒸気洗浄装置110によって、蒸気洗浄と、乾燥とが行われる。
蓋11は開口1aを閉じる。
溶剤回収部5には冷媒が循環され、乾燥槽部1Cの内部が冷却されて、低湿ゾーンLが形成される。
加熱部材2の加熱が開始され、表面2aの温度が温度Tになるように温度制御される。さらに、壁面加熱部3による加熱が開始される。加熱部材2および壁面加熱部3が加熱されることで、蒸気発生槽部1A、蒸気洗浄槽部1Bの雰囲気温度が上昇する。
溶剤供給部30においては、バルブ21が開かれるとともに調整バルブ25が閉じられる。ポンプ22が始動され貯槽20の洗浄溶剤S1が配管P1内に送出される。加熱ジャケット24は、配管P1内の洗浄溶剤S1が沸点未満の所定温度になるように温度制御される。
このような初期化状態では、まだ処理槽1内に溶剤蒸気vは発生していない。
まず、マニュアル洗浄モードにおける動作の概要を簡単に説明した後、マニュアル洗浄モードに共通する動作とともに自動洗浄モードの動作を詳細に説明する。
以下では、被洗浄物40を中心として、洗浄システム100の動作および作用について説明する。
ただし、洗浄システム100では、被洗浄物40は保持治具41に保持されており、保持治具41が搬送装置で移動されることによって被洗浄物40も保持治具41と同様に移動する。このため、保持治具41も被洗浄物40とともに洗浄される。保持治具41自体が被洗浄物40のような汚れ成分を含んでいない場合には、保持治具41を被洗浄物40と同程度に洗浄する必要はない。
しかし、溶剤蒸気vは、被洗浄物40と同様、保持治具41にも凝縮するため、例えば、溶剤蒸気vの発生量等の洗浄条件は、保持治具41の大きさ、比熱などを考慮して予め決めておく。
保持治具41が被洗浄物40と同様に汚れている場合には、被洗浄物40および保持治具41を被洗浄物と見なして洗浄条件を決めればよい。
被洗浄物40は前処理溶剤S4に浸漬されることによって、被洗浄物40の汚れ成分の一部は、前処理溶剤S4に溶解し、被洗浄物40から除去される。
操作者は、第1の搬送装置を操作して、保持治具41とともに被洗浄物40を前処理槽50から取り出し、保持治具41に保持された状態の被洗浄物40を蒸気洗浄装置110内の第2の搬送装置に受け渡す。
被洗浄物40の受け渡しが終了したら、操作者は第1の搬送装置を退避させて蓋11を閉じる。
被洗浄物40が乾燥したら、操作者は、蓋11を開き、第3の搬送装置を操作して、保持治具41および被洗浄物40を処理槽1の外部に搬出する。以上で、被洗浄物40の洗浄が終了する。
自動洗浄モードでは、被洗浄物40の搬送が自動化されている。制御部14は、被洗浄物40の種類等に応じて予め設定されたシーケンスに基づいて、被洗浄物40の搬送動作と、蒸気洗浄装置110の動作とを協調制御する。
以下では、前処理装置120において被洗浄物40の冷却に要する時間よりも、蒸気洗浄装置110において洗浄可能状態を形成する時間の方が長い場合の例で説明する。
前処理装置120には、冷却管51に冷媒が循環されているため、前処理溶剤S4は一定の温度に保たれている。前処理溶剤S4に浸漬されることによって、被洗浄物40の冷却が開始される。
例えば、被洗浄物40の冷却状態を浸漬時間で判定する場合には、制御部14は、被洗浄物検知センサ52の通知からの経過時間を計測する。制御部14は、経過時間が予め決められた浸漬時間を超えた場合に、被洗浄物40の冷却が終了したと判定する。
浸漬時間は、被洗浄物40等の質量、比熱等から算出されてもよいし、実験を行うなどして決めてもよい。
例えば、被洗浄物検知センサ52が被洗浄物40の温度または前処理溶剤S4の液温を測定する場合には、制御部14は、被洗浄物検知センサ52が測定した温度が予め決められた冷却目標温度に達した場合に被洗浄物40の冷却が終了したと判定する。
制御部14は、被洗浄物40を洗浄するために必要な溶剤蒸気vを発生させて、蒸気洗浄槽部1B内に被洗浄物40の冷却温度よりも高温の溶剤蒸気vで満たされた蒸気ゾーンVを以下のようにして形成する。
制御部14は、洗浄溶剤S1を溶剤噴霧部6に供給するとともに、溶剤噴霧部6を作動させて、洗浄溶剤S1の噴霧を開始する。
洗浄溶剤S1は、噴霧ノズル6aによって液滴dに微粒子化されて噴霧範囲内に散布される。液滴dは、噴霧範囲内の加熱部材2の表面2aに到達する。表面2aは、洗浄溶剤S1の沸点以上の温度Tになっているため、液滴dが気化して溶剤蒸気vが発生する。本実施形態では、液滴dは、加熱ジャケット24によって貯槽20におけるよりも沸点に近い温度に昇温されている洗浄溶剤S1から形成されるため、加熱部材2からわずかの熱量が供給されるだけで、液滴dが気化することができる。
溶剤蒸気vは、蒸気発生槽部1A内を上昇して蒸気洗浄槽部1B内に充満していく。このとき、処理槽1の内壁部は、壁面加熱部3によって暖められているため、溶剤蒸気vの結露が防止されている。蒸気発生槽部1A内の溶剤噴霧部6は断熱材7に覆われていることによって、溶剤蒸気vの結露が防止されている。このため、溶剤蒸気vは、結露して加熱部材2に処理槽1の内壁部や溶剤噴霧部6に落下することなく、上昇していく。
図3(a)、(b)は、本発明の実施形態の蒸気発生装置の作用について説明する模式図である。図4(a)、(b)は、比較例の蒸気発生装置の作用について説明する模式図である。
例えば、液滴d1(d2)が表面2aに当たると液滴d1(d2)は、表面2a上で扁平に拡がって、平面視円状の薄膜d1’(d2’)が形成される。
薄膜d1’、d2’は、表面2a上でも互いに離間している。このため、各薄膜d1’、d2’は、当接している表面2aからの熱伝導と、外周側の表面2aからの熱輻射と、外周側の表面2aによって熱せられた空気流からの伝熱とによって、全体的に加熱される。
この結果、図3(b)に模式的に示すように、各薄膜d1’、d2’は、外周側から全体的に気化して、溶剤蒸気v1、v2が発生する。気化の過程では、平面視の外周側から急激に縮径するため、中心部において表面2aからの気泡が閉じ込められることはない。
加熱部材2は、制御部14によって、温度センサ13による検出温度が温度Tになるように温度制御されるため、液滴dの気化によって奪われた熱量は、ただちに加熱部材2から補充される。
比較例における噴射流jは、必要溶剤量だけまとめて吐出される。このため、同じ必要溶剤量を噴射する場合、噴射に要する時間は、本実施形態の噴霧時間に比べて短い。
噴射流jは、表面2aに当たると表面2aに沿って拡がるため、表面2a上に薄膜fが形成される。薄膜fの膜厚は、表面2a上の広範囲に吐出することで、ある程度薄くすることができる。しかし、本実施形態のように必要溶剤量のごく一部が順次表面2aに達して形成される薄膜d1’、d2’等の膜厚に比べると、格段に厚くなる。
薄膜fは、表面2aを広範囲に覆うため、薄膜fの外周部から薄膜fの表面に回り込む伝熱量は本実施形態に比べて略無視できる程度である。この結果、薄膜fは、表面2aからの熱伝導によって均一に加熱される。
このため、薄膜fの形成直後では、薄膜fは、膜厚方向に温度分布を有している。すなわち、薄膜fにおいて、表面2aの近傍の部位は沸点に近い温度の高温部fHであり、加熱部材2と反対側の表面近傍の部位は沸点よりも低い温度の低温部fLである。
気泡bの上方には、低温部fLの領域が気泡bによって持ち上げられた低温部fL’が形成される。
低温部fL’は気泡bによって沸点よりも高温の表面2aから離間するため、低温層fL’への伝熱量が低下する。
気泡bがさらに膨張して低温層fL’を突破すると、気泡b内の溶剤蒸気vが蒸気発生槽部1A内に移動し、破裂した部位の表面2aは、周囲に残る液相の洗浄溶剤S1によって埋められる。
この結果、比較例では、本実施形態に比べると加熱によって洗浄溶剤S1が劣化するおそれが増大する。
比較例は、本実施形態に比べると、表面2a上の洗浄溶剤S1への伝熱効率が劣るため、表面2aにおける洗浄溶剤S1の加熱時間を短縮するには、温度Tをより高温にする必要がある。この場合、洗浄溶剤S1の多くがより高温に曝されることによって劣化するおそれが増大する。
このため、従来のように、大量の溶剤を加熱して連続的に溶剤蒸気を発生させる場合に比べて、加熱時間、および加熱温度を格段に低減することができる。このため、加熱による洗浄溶剤S1の劣化が防止される。
さらに本実施形態における液滴dは、比較例の薄膜fに比べても、単位質量当たりで、より短時間のうちに効率的に気化していく。この結果、比較例に比べても洗浄溶剤S1の加熱による劣化する可能性が低減される。
蒸気洗浄装置110によれば、微粒子の液滴dを気化するため、表面2aの温度Tを洗浄溶剤S1の沸点もしくは沸点を超えた沸点に近い温度としても、液滴dを気化させることができる点でも、洗浄溶剤S1の劣化が防止される。
乾燥槽部1Cには、冷却管4が配置されているため、冷却管4の近傍の溶剤蒸気vが冷却管4の表面で結露、凝縮する。溶剤蒸気vが凝縮すると凝縮液S2として落下する。凝縮液S2は、冷却管4の下方の溶剤回収部5に収容された後、配管P2、P4を通して、貯槽20に回収される。
冷却管4で結露しない溶剤蒸気vは、乾燥槽部1Cの低温雰囲気と熱交換することによって冷却されて蒸気洗浄槽部1Bの方に下降していく。
このため、乾燥槽部1Cは乾いた低湿の雰囲気に保たれている。乾燥槽部1Cの内部には低湿ゾーンLが形成されている。
制御部14は、温度センサ12によって測定される蒸気洗浄槽部1Bの槽内温度をモニタする。制御部14は、槽内温度が洗浄溶剤S1の沸点以上の温度に達したら、洗浄可能状態であると判定する。このとき、蒸気洗浄槽部1B内には、沸点以上の溶剤蒸気vが充満した蒸気ゾーンVが形成されている。
制御部14は、蒸気洗浄装置110が洗浄可能状態であって、前処理装置120における被洗浄物40の冷却が終了している場合に、第1の搬送装置を制御して、前処理装置120の被洗浄物40を保持治具41に保持した状態で、蒸気洗浄装置110に向けて移動する。
制御部14は、第1の搬送装置を開口1aから退避させた後、蓋11を閉じる。これと並行して、制御部14は、第2の搬送装置を用いて、被洗浄物40を下降させ、被洗浄物40を蒸気ゾーンVの蒸気洗浄位置に配置する。
蒸気ゾーンVでは、蒸気洗浄工程が行われる。
被洗浄物40が第1の搬送装置との受け渡し位置まで上昇したら、制御部14によって、溶剤噴霧部6による液滴dの噴霧が停止される。
被洗浄物40の表面における凝縮液は、洗浄溶剤S1からなるため、被洗浄物40の表面に付着した汚れ成分を溶解あるいは捕獲し、汚れ成分を内部に含んだ状態となる。
この凝縮液は、被洗浄物40の下端部から落下する。これにより、被洗浄物40が洗浄されていく。
被洗浄物40の下方には、落下液排除部9が配置されているため、被洗浄物40から落下した落下液S3は、落下液排除部9の受け板9b、排出板9cを伝って、排出口9dに導かれる。排出口9dに導かれた落下液S3は、配管P3、P4を通して、貯槽20に回収される。
このように、貯槽20では、配管P4を通して凝縮液S2と落下液S3とが回収される。凝縮液S2と落下液S3とは、貯槽20内で未使用の洗浄溶剤S1に混合され、再利用される。
蒸気洗浄工程の終了タイミングは、被洗浄物40の質量、比熱、洗浄タクトタイムを考慮して予め決めておく。
被洗浄物40に溶剤蒸気vが凝縮していくと、被洗浄物40の温度が上がり、被洗浄物40の温度が蒸気洗浄槽部1Bの槽内温度と等しくなると、溶剤蒸気vが結露しなくなる。
このため、被洗浄物40を蒸気ゾーンVに配置する時間(以下、蒸気洗浄時間と言う)は、被洗浄物40に付着した汚れ成分を除去可能な必要溶剤量以上の洗浄溶剤S1が被洗浄物40に凝縮するように設定される。
蒸気洗浄時間は、前処理装置120における冷却温度、蒸気洗浄槽部1Bの槽内温度、被洗浄物40と保持治具41との質量および比熱、溶剤蒸気vの発生量、洗浄に用いられる溶剤蒸気vの利用効率などから決まる。
本実施形態では、溶剤蒸気vの発生量は、溶剤噴霧部6への洗浄溶剤S1の供給量(流量)を制御することで、容易に変更することができる。例えば、被洗浄物40の大きさ、種類、個数、汚れの程度などが変わることで必要溶剤量が変化しても、直ちに溶剤蒸気vの発生量を切り替えることができる。このため、洗浄に必要な洗浄溶剤S1をその都度必要な量だけ用いることができる。
制御部14は、第2の搬送装置を駆動して、保持治具41に保持された状態の被洗浄物40を低湿ゾーンLに移動する。
低湿ゾーンLは、蒸気ゾーンVに比べて低温低湿であるため、蒸気ゾーンVによって昇温した被洗浄物40の表面に凝縮している洗浄溶剤S1が、順次、蒸発していく。
被洗浄物40を所定の乾燥時間だけ低湿ゾーンLに配置することによって、被洗浄物40が自然乾燥する。
乾燥時間が経過したら、乾燥工程が終了する。
この後、制御部14は、蓋11を開き、第2の搬送装置から第3の搬送装置に、保持治具41に保持された状態の被洗浄物40を受け渡す。
被洗浄物40が第3の搬送装置に受け渡されたら、制御部14は、第3の搬送装置を駆動して、被洗浄物40を処理槽1の外部に搬出する。被洗浄物40の搬出が終了したら、制御部14は蓋11を閉じる。
以上で、洗浄システム100による被洗浄物40の洗浄が終了する。
例えば、貯槽20の内部、配管P1、P2、P3、P4上には、清浄化のため、フィルタが配置されてもよい。
ただし、汚れ成分等の不純物の沸点が温度Tよりも低い場合には、加熱部材2で加熱されても気化しないため、フィルタが配置されない構成としてもよい。
この場合、加熱部材2の表面2aには、徐々に汚れ成分が堆積していく。本実施形態の蒸気洗浄装置110では、加熱部材2が着脱部3aにおいて交換可能に装着されているため、表面2aが汚れた加熱部材2は、適宜取り外して、清掃あるいは交換することができる。
本実施形態の蒸気洗浄装置110によれば、本実施形態の蒸気発生装置130を備えるため、洗浄に使用する洗浄溶剤S1の寿命を延ばすことができる。
ただし、加熱部材2は、液滴dが噴霧される間だけ、加熱されていてもよい。この場合、蒸気洗浄装置110の省エネルギー化が可能である。
また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
1a 開口(導入口)
1A 蒸気発生槽部
1B 蒸気洗浄槽部
1C 乾燥槽部
2 加熱部材
2a 表面
3 壁面加熱部
4 冷却管
6 溶剤噴霧部
6a 噴霧ノズル
7 断熱材
8 飛沫捕集部
9 落下液排除部
12、13 温度センサ
14 制御部
20 貯槽
24 加熱ジャケット(加熱部)
40 被洗浄物
100 洗浄システム
110 蒸気洗浄装置
120 前処理装置
130 蒸気発生装置
d、d1、d2 液滴
S1 洗浄溶剤(溶剤)
S2 凝縮液
S3 落下液
v、v1、v2 溶剤蒸気(溶剤の蒸気)
Claims (7)
- 溶剤供給部と、
前記溶剤供給部から供給される溶剤を液滴として噴霧する溶剤噴霧部と、
前記溶剤噴霧部の噴霧範囲に配置され、前記溶剤の沸点を超える温度に昇温可能な表面を有しており、前記表面に当る前記液滴を気化させて前記溶剤の蒸気を発生させる加熱部材と、
前記加熱部材が配置され、前記蒸気を収容する蒸気槽と、
を備える、蒸気発生装置。 - 前記溶剤噴霧部から噴霧される前記液滴の平均粒子径、
10μm以上、100μm以下である、
請求項1に記載の蒸気発生装置。 - 前記溶剤供給部から前記溶剤噴霧部に向かう前記溶剤を、前記溶剤供給部における前記溶剤の温度以上前記沸点未満の温度になるように加熱する加熱部をさらに備える、
請求項1または2に記載の蒸気発生装置。 - 前記溶剤噴霧部の周囲に、断熱材が配置されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。 - 前記加熱部材は、
少なくとも前記表面を含む部位が交換可能に設けられている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。 - 前記蒸気槽の上端部には、被洗浄物を導入する導入口が形成されており、
前記蒸気槽における前記導入口と前記加熱部材との間には、前記被洗浄物からの落下液を捕集し、前記蒸気槽の外部に排出する落下液排除部が設けられている、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の蒸気発生装置を備える、
蒸気洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110920A JP2017213542A (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110920A JP2017213542A (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017213542A true JP2017213542A (ja) | 2017-12-07 |
Family
ID=60576173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016110920A Pending JP2017213542A (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017213542A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112157049A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-01 | 河南省中联红星电瓷有限责任公司 | 一种瓷绝缘子清洗装置 |
JP7125810B1 (ja) | 2021-10-25 | 2022-08-25 | ジャパン・フィールド株式会社 | 被洗浄物の洗浄方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0796257A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-11 | Sankei Giken Kogyo Kk | 脱脂洗浄方法および装置 |
JPH0839020A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-13 | Olympus Optical Co Ltd | 蒸気洗浄装置 |
JPH10321585A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-04 | Mitsubishi Electric Corp | 乾燥装置および乾燥方法 |
JP2002282801A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-02 | Kobex Kk | 真空蒸気洗浄方法およびその装置 |
JP2002355618A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板洗浄装置 |
JP2005241156A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Hitachi Hometec Ltd | 蒸気発生装置 |
JP2007205705A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Sharp Corp | 過熱水蒸気発生装置およびこれを用いた蒸気調理器 |
JP2008264614A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Tosei Electric Corp | 洗浄方法、及び洗浄装置 |
WO2015023874A1 (en) * | 2013-08-14 | 2015-02-19 | Deluca Oven Technologies, Llc | Vapor generator including wire mesh heating element |
-
2016
- 2016-06-02 JP JP2016110920A patent/JP2017213542A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0796257A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-11 | Sankei Giken Kogyo Kk | 脱脂洗浄方法および装置 |
JPH0839020A (ja) * | 1994-07-28 | 1996-02-13 | Olympus Optical Co Ltd | 蒸気洗浄装置 |
JPH10321585A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-04 | Mitsubishi Electric Corp | 乾燥装置および乾燥方法 |
JP2002282801A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-02 | Kobex Kk | 真空蒸気洗浄方法およびその装置 |
JP2002355618A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板洗浄装置 |
JP2005241156A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Hitachi Hometec Ltd | 蒸気発生装置 |
JP2007205705A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Sharp Corp | 過熱水蒸気発生装置およびこれを用いた蒸気調理器 |
JP2008264614A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Tosei Electric Corp | 洗浄方法、及び洗浄装置 |
WO2015023874A1 (en) * | 2013-08-14 | 2015-02-19 | Deluca Oven Technologies, Llc | Vapor generator including wire mesh heating element |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112157049A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-01 | 河南省中联红星电瓷有限责任公司 | 一种瓷绝缘子清洗装置 |
JP7125810B1 (ja) | 2021-10-25 | 2022-08-25 | ジャパン・フィールド株式会社 | 被洗浄物の洗浄方法 |
JP2023063639A (ja) * | 2021-10-25 | 2023-05-10 | ジャパン・フィールド株式会社 | 被洗浄物の洗浄方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6456793B2 (ja) | 基板処理装置および昇華性物質の析出防止方法 | |
US10549322B2 (en) | Substrate processing apparatus and substrate processing method | |
KR102354361B1 (ko) | 기판 액처리 장치, 탱크 세정 방법 및 기억 매체 | |
US10679872B2 (en) | Substrate liquid processing apparatus, substrate liquid processing method and storage medium | |
WO2005015625A1 (ja) | 基板処理方法及び基板処理装置 | |
JP2014212293A (ja) | 相変化放熱装置及び相変化放熱システム | |
JP2017213542A (ja) | 蒸気発生装置および蒸気洗浄装置 | |
JP2006051502A (ja) | 部品洗浄乾燥方法、及び部品洗浄乾燥装置 | |
JP2017075752A (ja) | 熱交換器 | |
KR100299486B1 (ko) | 에어로졸을 사용하여 물체를 건조 및 세척하는 방법 및 장치 | |
JP4921229B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP5197228B2 (ja) | 被処理物洗浄方法及び被処理物洗浄装置 | |
JP2009189918A (ja) | 2液式洗浄装置 | |
JP2785923B2 (ja) | ワーク洗浄装置 | |
JP3506851B2 (ja) | 蒸気乾燥装置及び半導体ウエハの乾燥方法 | |
JP6927827B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP6668166B2 (ja) | フッ素含有有機溶剤の回収装置および基板処理装置 | |
JP3759439B2 (ja) | 部品洗浄乾燥装置 | |
JP5974933B2 (ja) | 洗浄装置 | |
JP2012122631A (ja) | 蒸気乾燥装置および蒸気乾燥方法 | |
JP5924850B1 (ja) | 水分付着部品からの水分除去方法及びその装置 | |
JPS62245639A (ja) | ベ−パ乾燥装置 | |
JP2678367B2 (ja) | 蒸気洗浄装置 | |
TWI312167B (en) | Method for processing substrate and apparatus thereof | |
JP2007067072A (ja) | 基板の処理装置及び処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160603 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190910 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200310 |