JP2017212406A - 静電吸着用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部電極の破損を抑制された静電吸着用部材を提供する。【解決手段】 セラミックスからなり、対象物が吸着される吸着面および該吸着面以外の面に開口した凹部を有する基体と、該基体における前記吸着面と前記凹部との間に位置する内部電極と、前記凹部内から前記内部電極につながる導電層とを備え、前記凹部と前記内部電極との間に中空領域を有する静電吸着用部材を提供する。前記凹部における導電層は、ねじ山部を有することが好ましい。【選択図】 図1

Description

本開示は、静電吸着用部材に関する。
従来、半導体集積回路の製造工程や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハ等の各試料を保持するための部品として、静電チャック等の静電吸着用部材が用いられている。
このような静電吸着用部材では、例えばセラミック等からなる誘電体部材の内部に静電吸着用の電極層が設けられている。またこのような静電吸着用部材では、電極層に静電吸着用の電圧を印加するための給電端子が、誘電体部材の外部から内部の電極層まで連続して配置されている。例えば特許文献1では、対象物が吸着される吸着面を有する基材の内部に、吸着面と平行な電極層が設けられており、吸着面と反対側の面から電極層まで基材を貫通した貫通孔に柱状の給電端子が挿入されている。特許文献1では、給電端子の端部が電極層に当接した状態で、給電端子が貫通孔内に機械的に固定されている。
特開2004−311522号公報
特許文献1で提案された静電チャックは、昇温および冷却にともなって給電端子が伸縮するため、給電端子の端部に当接した電極層が給電端子の伸縮によって押圧されたり逆に引っ張られたりする場合があった。このため従来は、この押圧や引っ張りによって、電極層に割れや欠け等の破損が発生するという問題があった。
上記課題を解決するため、本願は、セラミックスからなり、対象物が吸着される吸着面および該吸着面以外の面に開口した凹部を有する基体と、該基体における前記吸着面と前記凹部との間に位置する内部電極と、前記凹部内から前記内部電極につながる導電層とを備える静電吸着用部材であって、前記凹部と前記内部電極との間に中空領域を有することを特徴とする静電吸着用部材を提供する。
本実施形態の静電吸着用部材は、内部電極の破損を抑制することができる。
本実施形態の静電吸着用部材である真空チャックの一例を示す、(a)は斜視図であり、(b)は平面透視図である。 図1に示す真空チャックのAA’線における断面の一例を示す、(a)は断面図であり、(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図である。 図1に示す真空チャックのAA’線における断面の他の例を示す、(a)は断面図であり、(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図である。 図1に示す真空チャックのAA’線における断面の他の例を示す断面図であり、(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図であり、(c)は(a)に示す導電層の一部を拡大した断面図であり、(d)は(a)に示すB部を拡大した断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について詳細に説明する。ただし、本明細書の全図において、混同を生じない限り、同一部分には同一符号を付し、その説明を適時省略する。
図1および図2は、本実施形態の静電吸着用部材である真空チャックの一例を示す、図1(a)は斜視図であり、図1(b)は平面透視図である。また、図2は、図1に示す真空チャックのAA’線における断面の一例を示す、(a)は断面図であり、(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図である。
図1、2に示す静電吸着用部材は、セラミックスからなり、対象物(図示しない)が吸着される吸着面1aおよび吸着面1a以外の面に開口した凹部2aを有する基体(1,2)と、基体(1,2)における吸着面1aと凹部2aとの間に位置する内部電極3と、凹部2a内から内部電極3につながる導電層4とを備える静電吸着用部材であり、凹部2aと内部電極3との間に中空領域2bを有する。
基体(1,2)は、対象物(図示しない)が吸着される吸着面1aを有するセラミックスからなる第1構造体1と、吸着面1aと反対側に設けられたセラミックスからなる第2構造体2とを備え、内部電極3は第1構造体1と第2構造体2との間に配置されている。内部電極3は、1対の分離された内部電極3a、3bからなり、一方が給電端子5aを介
して電源(図示しない)の正極に接続され、他方が給電端子5bを介して電源の負極に接続される。例えば、電源の正極に接続される側の電極が内部電極3a(以下、内部電極3
aを正電極3aという。)であり、負極に接続される側の電極を内部電極3b(以下、内部電極3bを負電極3bという。)である。また、これとは逆に、内部電極3aが負極に接
続され、内部電極3bが正極に接続されていてもよい。
正電極3aおよび負電極3bは、それぞれ半円板状に形成され、半円の弦同士が対向するように配置される。正電極3aおよび負電極3bがこのように配置されることによって、内部電極3全体の外形が円形状となる。内部電極3全体の中心は、第1構造体1の中心に一致するか、第1構造体1の中心の近傍に位置する。また、内部電極3は、第2構造体2の上面に形成され、樹脂からなる接合層6を介して第1構造体1の下面に接合されている。
静電吸着用部材10は、凹部2aと内部電極3との間に中空領域2bを有している。これにより、給電端子5aや5bが熱膨張した場合なども、給電端子5aや5bの端部が正電極3aや3bに当接せず、この中空領域2bに、給電端子5aや5bおよび第2構造体2の変形が留まるため、内部電極3における割れや欠け等の破損が抑制されている。
静電吸着用部材10は、より具体的には、第2構造体2は、内部電極3と反対側の面から内部電極3に向かって凹んだ凹部2aは柱状であり、凹部2aの内部電極3の側の端面から内部電極3まで貫通した貫通孔を備えており、この貫通孔の内部空間が中空領域2bとなっている。導電層4は、柱状の凹部2aの内側側面および中空領域(貫通孔2b)の内側側面に連続して被着するとともに、内部電極3に電気的に接続している。凹部2aおよび中空領域2bの形状は、例えば、円柱状である。導電層4は、厚みが、例えば、0.55μm以上0.85μm以下の板状であっても、円筒状の導体であってもよい。
また、図2に示す静電吸着用部材10、および後述する図3、4に示す10a、10bでは、内部電極3は、チタンを主成分とする第1電極層3Aと、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする第2電極層3Bとを有し、第1電極層3A上に第2電
極層3Bが位置し、第1電極層3Aは第2構造体2に接合していることが好適である。このような構成であると、第1電極層3Aを形成するチタンは活性が高く、第2構造体2を形成するセラミックスに対して良好な濡れ性を示すことから、第2電極層3Bは、第2構造体2に対する密着強度が高い。
図3は、図1に示す真空チャックのAA’線における断面の他の例を示す断面図であり(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図である。
図3に示す静電吸着用部材10aは、凹部2aにおける導電層4がねじ山部4aを有する。この場合、導電層4の表面積が比較的大きくなり、給電端子5bの側面との電気的接合面積が大きくなるため、比較的安定した給電を行うことができる。また、側面にねじ山部4aを設けた給電端子5bを用いることで、この給電端子5bをねじ山部4aに係合させて、給電端子5bを第2構造体2に対して強固に締結することができる。また、ねじによる締結のため、給電端子5bを容易に繰り返し脱着させることが可能であり、給電端子5bの洗浄などのメンテナンス作業を比較的容易に長期間にわたって繰り返し実施することができる。
図4は、図1に示す真空チャックのAA’線における断面の他の例を示す断面図であり、(b)は(a)に示す内部電極の一部を拡大した断面図であり、(c)は(a)に示す導電層の一部を拡大した断面図であり、(d)は(a)に示すB部を拡大した断面図である。
図4に示す静電吸着用部材10bは、凹部2aにおける導電層4の内周面に当接する螺旋状の導電性線材7を備えてなるものである。凹部2a内部の導電層4は交換が比較的困難で手間を要するが、螺旋状の導電性線材7を備えた構成とした場合、例えば給電端子5aや5bを繰り返し着脱して導電性線材7が摩耗しても、この導電性線材7を交換するだけで、給電端子5aや5bと当接する部分の状態(形状や腐食具合など)をリフレッシュすることができる。
ここで、螺旋状の導電性線材7とは、例えば、ヘリサート(登録商標、(株)ツガミ製)、E−サート(登録商標、(株)ツガミ製)、イリサート(登録商標、(有)広杉精機)等である。
螺旋状の導電性線材7は、例えば、18−8ステンレス鋼からなるものであるが、磁性の影響を受けにくくする場合には、リン青銅からなるものを用いればよい。
また、静電吸着用部材10bは、導電性線材7が接合剤8を介して固定されていると、導電性線材7が凹部2aから外れ難い点で好適である。特に、接合剤8は導電性を有することが好適である。接合剤8を含む領域は、導電性線材7の高さhに対して、例えば、導電性線材7の上端からh/2以内の領域である。
また、図4に示す静電吸着用部材10bでは、図4(b)に示すように、導電層4は、チタンを主成分とする第1層4Aと、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする第2層4Bとを有し、第1層4A上に第2層4Bが位置し、第1層4Aはセラミックスからなる基体(第2構造体2)に接合されていることが好適である。このような構成であると、第1層4Aを形成するチタンは活性が高く、第2構造体2を形成するセラミックスに対して良好な濡れ性を示すことから、第1層4Aは、基体(第2構造体2)に対する密着強度が高くなる。例えば、第1層4Aの厚みは0.15μm以上0.25μm以下であり、第2層4Bの厚みは0.4μm以上0.6μm以下である。
また、図4に示す静電吸着用部材10bでは、導電性線材7の内周側の表面は、露出してなることが好適である。
内周側の表面が露出してなる状態とは、接合剤8等が内周側の表面に付着していない状態をいい、このような状態にすることで、接合剤8に起因するパーティクルの発生を抑制することができる。
なお、第1層4A、第2層4B、第1電極層3A、および第2電極層3Bにおける主成分とは、これら各層を構成する成分の合計100質量%のうち、95%以上を占める成分をいい、主成分以外の成分として、不可避不純物を含んでいてもよい。これらの各層を構成する成分は、薄膜X線回折法によって同定し、各成分の含有量はリートベルト法で求めればよい。
また、図2、3、4に示す静電吸着用部材10、10a、10bにおいて、吸着面1aの算術平均粗さRaは0.85μm以下(但し、0μmを除く。)であるときには、吸着面1aにおける凹凸が小さくなるため、対象物に対する吸着力を向上させることができる。吸着面1aの算術平均粗さRaは0.4μm以下、特に0.2μm以下であることがより好適である。
なお、算術平均粗さRaはJIS B 0601−2013に準拠して測定すればよく、測定長さおよびカットオフ値をそれぞれ5mmおよび0.8mmとし、触針式の表面粗さ計を用いて測定する場合であれば、例えば、吸着面1aに、触針先端半径が2μmの触針を当て、触針の走査速度は0.5mm/秒に設定し、この測定で得られた5箇所の平均値を算術平均粗さRaの値とすればよい。
また、図2、3、4に示す静電吸着用部材10、10a、10bでは、基体(第1構造体1,第2構造体2)が、吸着面1aを有する第1構造体1と、凹部2aが位置する第2構造体2からなり、第1構造体1を形成するセラミックスは、第2構造体2を形成するセラミックスよりも絶縁破壊強さが大きいことが好適である。
このような構成であると、対象物はジョンソンラーベック力よりも吸着力の小さいクーロン力によって吸着面1aに吸着されるので、高い脱離応答性が求められる静電吸着用部材に有効である。
例えば、第1構造体1を形成するセラミックスの絶縁破壊強さは、14KV/mm以上15KV/mm以下であり、第2構造体1を形成するセラミックスの絶縁破壊強さは、15KV/mmよりも大きく、50KV/mm以下である。特に、第1構造体1を形成するセラミックスは、多結晶の酸化アルミニウムが主成分であり、例えば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化珪素等の焼結助剤を含むセラミックスである。第2構造体3を形成するセラミックスは多結晶の酸化アルミニウムが主成分であり前記焼結助剤を含まないセラミックス、または単結晶の酸化アルミニウムを主成分とするセラミックス(サファイア)であることが好適である。それぞれのセラミックスの絶縁破壊強さは、JIS C 2141−1992に準拠して求めればよい。
また、上記構成とは別に、図2、3、4に示す静電吸着用部材10、10a、10bでは、第1構造体1を形成するセラミックスは、吸着面1aを含む表層部の少なくとも一部が導電性または半導電性を有することが好適である。このような構成の場合、ジョンソンラーベック力によって対象物を吸着面1aに吸着する場合、吸着力を比較的高くできる点で好適である。
なお、本実施形態における導電性とは、体積固有抵抗が10−2Ω・cm未満をいい、半導電性とは、体積固有抵抗が10−2Ω・cm以上1013Ω・cm未満の範囲をいう。
ここで、第1構造体1を形成するセラミックスは、例えば、多結晶の酸化アルミニウムを主成分とし、金属元素としてチタンおよびニオブの少なくともいずれかを含んでなり、表層部における前記金属元素の含有量が、内部における前記金属元素の含有量よりも多い。
なお、第1構造体1を形成するセラミックスが上記セラミックスである場合、セラミックスの全体、表層部、内部におけるアルミナや金属元素の含有量は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析装置または蛍光X線分析装置を用いて、Al,Ti,Nbの含有量を求め、アルミナについては、AlをAlに換算し、TiおよびNbは得られた測定値をそのまま含有量とすればよい。なお、セラミックスの全体における含有量を求めるときは、表層部および内部を含む焼結体を満遍なく粉砕した試料を用いればよく、表層部および内部であれば、表層部および内部に相当する領域から試料を採取して粉砕した試料を用いればよい。
次に、本実施形態の静電吸着用部材の製造方法の一例について説明する。
まず、第1構造体1および第2構造体2に対応するセラミック部材を準備する。第2構造体2には、一方の主面に、所定の形状の凹部2と、凹部2と他方の主面との間に中空領域2bに対応する貫通孔を形成しておく。凹部2の内面には、必要に応じてねじ山部を形成してもよい。
この第2構造体2に、例えばイオンプレーティング法によって金属膜を形成することで、内部電極3および導電層4を形成する。例えば第2構造体2の一方の主面に、内部電極3となる以外の部分にマスキングを施した状態で、チタンを主成分とする第1電極層3Aと、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする第2電極層3Bとを形成した後、マスキングを除去する。また第2構造体2の、凹部2が設けられている側の面から、イオンプレーティング法によって、チタンを主成分とする第1層4Aと、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする第2層4Bとを形成する。
または、第2セラミック構造体2を回転させながら、イオンプレーティング法で金属膜を形成することで、内部電極3と導電層4とを同時に形成してもよい。この際、例えば、所定の領域にマスキングを施した第2構造体2を、第2構造体2の厚みの半分の位置における径方向の直線を軸心として回転させながら、すなわち、イオンプレーティング法におけるターゲット金属に対して、第2構造体の2つの主面が交互に対面するように第2構造体を回転させながら金属膜を成膜すればよい。この場合、チタンを主成分とする金属膜として、第1電極層3Aと第1層4Aとを同時に形成し、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする金属膜として、第2電極層3Bと第2層4Bとを同時に形成することができる。
この後、第2構造体2の他方の主面にエポキシ系接着剤を塗布する。そして、第2構造体2の他方の主面上に、第1構造体1を対向配置して押圧することにより、第1構造体1と第2構造体2とを接合することにより接合体を得る。この後、接合体の表面を研削することによって、本実施形態の静電吸着用部材を得ることができる。
ここで、吸着面の算術平均粗さRaが0.85μm以下(但し、0μmを除く。)である静電吸着用部材を得るには、例えば、平均粒径が3μm以下のダイヤモンド砥粒で研磨
することによって得ることができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良、組合せ等が可能である。
1 第1構造体
1a 吸着面
2 第2構造体
2a 凹部
2b 内部領域
3 内部電極
3A 第1電極層
3B 第2電極層
4 導電層
4a ねじ山部
4A 第1層
4B 第2層
5a、5b 給電端子
6 接合層
7 導電性線材
8 接合剤

Claims (8)

  1. セラミックスからなり、対象物が吸着される吸着面および該吸着面以外の面に開口した凹部を有する基体と、
    該基体における前記吸着面と前記凹部との間に位置する内部電極と、
    前記凹部内から前記内部電極につながる導電層とを備える静電吸着用部材であって、
    前記凹部と前記内部電極との間に中空領域を有することを特徴とする静電吸着用部材。
  2. 前記凹部における導電層が、ねじ山部を有することを特徴とする請求項1に記載の静電吸着用部材。
  3. 前記凹部における導電層に当接する螺旋状の導電性線材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電吸着用部材。
  4. 前記導電性線材が、接合剤を介して前記凹部における導電層に固定されていることを特徴とする求項3に記載の静電吸着用部材。
  5. 前記導電層は、チタンを主成分とする第1層と、窒化チタン、炭化チタンまたは炭窒化チタンを主成分とする第2層とを有し、前記第1層上に前記第2層が位置し、前記第1層はセラミックスからなる前記基体に接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の静電吸着用部材。
  6. 前記吸着面の算術平均粗さRaは0.85μm以下(但し、0μmを除く。)であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の静電吸着用部材。
  7. 前記基体が、前記吸着面を有する第1構造体と、前記凹部が位置する第2構造体からなり、前記第1構造体が前記第2構造体よりも絶縁破壊強さが大きい請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の静電吸着用部材。
  8. 前記基体が、前記吸着面を有する第1構造体と、前記凹部が位置する第2構造体からなり、前記第1構造体における前記吸着面を含む表層部の少なくとも一部が導電性または半導電性を有する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の静電吸着用部材。
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