JP2017210779A - 構真柱および基礎の構築方法 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、構真柱に鋼棒(仮設ピース)を溶接して格子状のモチ網部として下面保持部を形成するとともに、構真柱の側面にも鋼棒を溶接してモチ網部として側面保持部を設け、下面保持部上で構真柱と側面モチ網部との間に、上述の土嚢袋を複数設置した。
この発明によれば、杭の余盛部に位置する構真柱の余盛空間に、複数の袋体を収容した。これにより、構真柱の余盛空間に杭コンクリートが侵入するのを防止できる。その結果、余盛部のコンクリートの斫り出し量を削減できるとともに、ブレーカー等の工具を構真柱の内側に差し込まなくてもよいので、工具が斫り出し時に構真柱の鉄骨に与える損傷を防止できる。また、杭コンクリートの斫り出し量が少なくなるので、斫り出しガラの搬出量を削減できるとともに、ガラの処分費用も削減できる。
よって、杭頭部の杭コンクリートの斫り出し作業を、短工期かつ低コストで実施することができる。
また、袋体に砂や土を詰め込んで積層したので、袋体の撤去時には、積層された袋体を上から順番に撤去するだけでよいから、撤去が容易であり、施工コストを低減できる。
この発明によれば、鋼製十字部とこの鋼製十字部の周囲のコンクリートとを絶縁部材で絶縁したので、杭の余盛部の杭コンクリートの斫り出し作業が容易になるとともに、この斫り出し作業時にブレーカー等の工具が構真柱の鉄骨に与える損傷を防止できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る構真柱1の側面図である。図2は、図1のA−A断面図、B−B断面、およびC−C断面図である。
構真柱1は、鋼製であり、基礎2に埋設されている。基礎2は、鉛直方向に延びる杭3と、この杭3の上に設けられたフーチング4と、フーチング4から略水平に延びる基礎梁5と、を備える。
鋼製十字部10のうち構真柱1の内部でかつ高さ方向の所定区間を余盛空間Pとする。この余盛空間Pは、杭3を構築する際、この杭3の余盛部9の内部に位置する(図7(b)参照)。また、鋼製十字部10のうち余盛空間Pの下側の部分の外表面には、スタッド11が打設されている。
鋼製十字部10は、鋼板を十字形状に配置して構成された4つのウエブ14と、各ウエブ14の外端にこのウエブ14に直交して設けられた鋼板であるフランジ15と、を備える。
側面保持部13は、余盛空間Pの上下端に設けられてかつ隣り合うフランジ15同士を連結する板状の第1側面保持片30と、上下の第1側面保持片30同士を連結しかつ互いに略平行に設けられた複数の棒状の第2側面保持片31と、を備える。
初期状態として、構真柱1の余盛空間Pに、砂または土が収容された土嚢袋16を詰めておく。
ステップS1では、図7(a)に示すように、地盤6を削孔して杭穴7を形成し、この杭穴7に図示しない鉄筋籠を挿入した後、所定高さまでコンクリートを打設して杭3を構築するとともに、この杭3に構真柱1を建て込む。その後、杭穴7を土砂で埋め戻す。
ステップS3では、図1に示すように、杭3の斫り出した部分に配筋して新たなコンクリートを打設し、フーチング4および基礎梁5を構築する。
(1)杭3の余盛部9に位置する構真柱1の余盛空間Pに、複数の土嚢袋16を収容した。これにより、構真柱1の余盛空間Pに杭コンクリートが侵入するのを防止できる。その結果、余盛部9のコンクリートの斫り出し量を削減できるとともに、ブレーカー等の工具を構真柱1の内側に差し込まなくてもよいので、工具が斫り出し時に構真柱の鉄骨に与える損傷を防止できる。また、杭コンクリートの斫り出し量が少なくなるので、斫り出しガラの搬出量を削減できるとともに、ガラの処分費用も削減できる。
よって、杭頭部の杭コンクリートの斫り出し作業を、短工期かつ低コストで実施することができる。
また、土嚢袋16に砂や土を詰め込んで積層したので、土嚢袋16の撤去時には、積層された土嚢袋16を上から順番に撤去するだけでよいから、撤去が容易であり、施工コストを低減できる。
例えば、本実施形態では、余盛空間Pのフランジ15の外側面にのみ、絶縁部材として樹脂製のシート17を貼り付けたが、これに限らず、フランジ15の外側面に絶縁部材として塗料を塗布してもよい。
8…床付面 9…余盛部 P…余盛空間
10…鋼製十字部 11…スタッド 12…下面保持部 13…側面保持部
14…ウエブ 15…フランジ 16…土嚢袋(袋体) 17…シート(絶縁部材)
20…矩形部 30…第1側面保持片 31…第2側面保持片
40…取付片 41…第1下面保持片 42…第2下面保持片
Claims (3)
- 横断面が略十字状の鋼製十字部を有する構真柱であって、
前記鋼製十字部の高さ方向の所定区間を余盛空間とし、前記鋼製十字部に設けられて当該余盛空間の下面を覆う下面保持部と、
前記鋼製十字部に設けられて前記余盛空間の側面を覆う側面保持部と、を備え、
前記余盛空間を覆う前記下面保持部の上面には、砂または土が収容された複数の袋体が積層して収容されることを特徴とする構真柱。 - 前記余盛空間を構成する鋼製十字部のフランジの外側面には、絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の構真柱。
- 構真柱が埋設された基礎の構築方法であって、
地盤を削孔して杭穴を形成し、当該杭穴に所定高さまでコンクリートを打設して杭を構築するとともに、当該杭に請求項1に記載の構真柱を建て込む工程と、
所定時間経過後に、当該杭の上面から所定深さまでの余盛部を斫り出すとともに、前記構真柱内部の袋体を撤去する工程と、
当該杭の斫り出した部分に、新たなコンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする基礎の構築方法。
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