JP2017210393A - 固体電解質の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程を簡略化し、高いイオン伝導度を有する固体電解質を効率よく製造する方法を提供する。【解決手段】2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させることにより、リチウム元素、リン元素及び硫黄元素と、Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素Mと、を含み、CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有する固体電解質を製造する、固体電解質の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、固体電解質の製造方法に関する。
近年の移動通信、情報電子機器の発達に伴い、高容量かつ軽量なリチウムイオン二次電池の需要が増加する傾向にある。室温で高いリチウムイオン伝導性を示す電解質のほとんどが液体であり、市販されているリチウムイオン二次電池の多くが有機系電解液を用いている。この有機系電解液を用いたリチウムイオン二次電池では、漏洩、発火、爆発の危険性があり、より安全性の高い電池が望まれている。上記要望に対し、硫化物固体電解質を用いた全固体電池が開発されている。
硫化物固体電解質のなかでも、Li、P、S及びGeを構成元素とする固体電解質(特許文献1参照。)や、Li、Si、P、S及びClを構成元素とする固体電解質(非特許文献1参照。)が、高いイオン伝導度を有するとして知られている。
国際公開第2011/118801号
Nature energy30,1−5(2016) Yuki Kato et. al.
上記文献に記載された固体電解質は、高いイオン伝導度を有するものの、製造において、例えばメカニカルミリングによる原料混合後に、熱処理工程(例えば、550℃)が必要であったため、製造工程が複雑であるという課題があった。製造工程が複雑になると、一般に、その複雑な製造工程を実現するために過大な装置が必要となるという欠点や、製造に要するエネルギー使用量が多くなるという欠点が生じる。
本発明の目的は、製造工程を簡略化し、高いイオン伝導度を有する特定の固体電解質を効率よく製造する方法を提供することである。
本発明によれば、以下の固体電解質の製造方法が提供される。
1.2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させることにより、
リチウム元素、リン元素及び硫黄元素と、
Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素Mと、を含み、
CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有する固体電解質を製造する、
固体電解質の製造方法。
2.混練機を用いて前記原料を加熱及び粉砕する、1に記載の固体電解質の製造方法。
3.前記混錬機が多軸混練機である、2に記載の固体電解質の製造方法。
4.前記混錬機が二軸混練機である、2に記載の固体電解質の製造方法。
5.ミルを用いて前記原料を加熱及び粉砕する、1に記載の固体電解質の製造方法。
6.少なくとも前記原料として、硫化リチウム、前記元素Mの硫黄化合物及び硫化リンを用いる、1〜5のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
7.前記原料として、さらに、ハロゲン又はハロゲン元素を含む化合物を用いる、6に記載の固体電解質の製造方法。
8.前記原料として、硫化リチウム、前記元素Mの硫黄化合物、硫化リン及びハロゲン化リチウムを用いる、1〜7のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
9.前記加熱の温度が100℃以上500℃以下である、1〜8のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
10.前記原料全体の元素組成が下記式(2)を満たすように原料を配合する、1〜9のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
Li…(2)
(式中、Mは、Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。
XはI、Cl、Br及びFからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。a〜eは、それぞれ各元素の組成比を示し、8≦a≦12、b>0、c>0、2≦b+c≦4、10≦d≦14及び0≦e≦0.5を満たす。)
11.前記式(2)のMがGe又はSiである、10に記載の固体電解質の製造方法。
12.前記式(2)のMがSiである、10に記載の固体電解質の製造方法。
13.前記式(2)のMがSiであり、9≦a≦11、b>0、c>0、2.5≦b+c≦3.5、11≦d≦13及び0<e<0.5を満たす、10に記載の固体電解質の製造方法。
14.前記式(2)のXがClである、13に記載の固体電解質の製造方法。
15.前記原料として、硫化リチウム、硫化ケイ素、硫化リン及び塩化リチウムを用いる、1〜14のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
本発明によれば、高いイオン伝導度を有する固体電解質を効率よく製造することができる。
多軸混練機の一例の、回転軸の中心で破断した平面図である。 多軸混練機の一例の、回転軸のパドルが設けられる部分の、該回転軸に対して垂直に破断した平面図である。
本発明の固体電解質の製造方法は、2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させることにより、下記の固体電解質Aを製造することを特徴とする。
固体電解質A:
リチウム元素(Li)、リン元素(P)及び硫黄元素(S)と、
Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素Mと、を含み、
CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有する。
本発明の製造方法では、2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させることにより、製造工程を簡略化し、高いイオン伝導度を有する固体電解質を効率よく製造する。ここで、本発明の方法で製造する固体電解質Aは、CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有するが、これは、固体電解質AがLi4−xGe1−x(xは0<x<1である。)系チオリシコンリージョンII(thio−LISICON Region II)型結晶構造又は該型と類似の結晶構造を含んでいることを示す。
本発明で使用する原料は、製造する固体電解質Aが必須として含む元素、すなわち、リチウム元素、リン元素、硫黄元素及び元素Mを全体として含むように、2種以上の化合物又は単体を組み合わせて使用する。
リチウム元素を含む原料としては、硫化リチウム(LiS)、酸化リチウム(LiO)、炭酸リチウム(LiCO)等のリチウム化合物、及びリチウム金属単体の少なくとも1つであることが好ましい。リチウム化合物としては硫化リチウム(LiS)が特に好ましい。
リン元素及び/又は硫黄元素を含む原料としては、例えば、三硫化二リン(P)、五硫化二リン(P)等の硫化リン、リン酸ナトリウム(NaPO)等のリン化合物、硫化亜鉛(ZnS)及びリン単体又は硫黄単体の少なくとも1つであることが好ましい。なかでも、硫化リンが好ましい。これら原料は、工業的に製造され、販売されているものであれば、特に限定なく使用することができる。
元素Mを含む原料としては、元素Mの硫化物やハロゲン化物が好ましい。硫化物としては、例えば、硫化ケイ素(SiS)、硫化ゲルマニウム(GeS)、硫化ホウ素(B)、硫化ガリウム(Ga)、硫化スズ(SnS又はSnS)、硫化アルミニウム(Al)等が挙げられる。
ハロゲン化物としては、後述する式(1)で表されるハロゲン含有化合物が挙げられる。
原料は、さらにフッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、及びヨウ素(I)等の少なくとも1種のハロゲン元素を含むことが好ましく、塩素、臭素及びヨウ素の少なくとも1種がさらに好ましい。例えば、下記式(1)で表される、ハロゲン含有化合物が好ましい。
Figure 2017210393
式(1)中、M’は、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、リン(P)、硫黄(S)、ゲルマニウム(Ge)、ヒ素(As)、セレン(Se)、スズ(Sn)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、鉛(Pb)、又はビスマス(Bi)を示し、リチウム(Li)又はリン(P)が好ましく、特にリチウムが好ましい。
Xは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素から選択されるハロゲン元素である。
また、lは1又は2の整数であり、mは1〜10の整数である。
上記式(1)で表されるハロゲン含有化合物としては、具体的には、NaI、NaF、NaCl、NaBr等のハロゲン化ナトリウム、LiF、LiCl、LiBr、LiI等のハロゲン化リチウム、BCl、BBr、BI等のハロゲン化ホウ素、AlF、AlBr、AlI、AlCl等のハロゲン化アルミニウム、SiF、SiCl、SiCl、SiCl、SiBr、SiBrCl、SiBrCl、SiI等のハロゲン化ケイ素、PF、PF、PCl、PCl、POCl、PBr、POBr、PI、PCl、P等のハロゲン化リン、SF、SF、SF、S10、SCl、SCl、SBr等のハロゲン化硫黄、GeF、GeCl、GeBr、GeI、GeF、GeCl、GeBr、GeI等のハロゲン化ゲルマニウム、AsF、AsCl、AsBr、AsI、AsF等のハロゲン化ヒ素、SeF、SeF、SeCl、SeCl、SeBr、SeBr等のハロゲン化セレン、SnF、SnCl、SnBr、SnI、SnF、SnCl、SnBr、SnI等のハロゲン化スズ、SbF、SbCl、SbBr、SbI、SbF、SbCl等のハロゲン化アンチモン、TeF、Te10、TeF、TeCl、TeCl、TeBr、TeBr、TeI等のハロゲン化テルル、PbF、PbCl、PbF、PbCl、PbBr、PbI等のハロゲン化鉛、BiF、BiCl、BiBr、BiI等のハロゲン化ビスマス等が挙げられる。
上記ハロゲン含有化合物のうち、塩化リチウム(LiCl)、臭化リチウム(LiBr)、ヨウ化リチウム(LiI)等のハロゲン化リチウム、五塩化リン(PCl)、三塩化リン(PCl)、五臭化リン(PBr)、三臭化リン(PBr)等のハロゲン化リンが好ましい。中でも、塩化リチウム(LiCl)、臭化リチウム(LiBr)、ヨウ化リチウム(LiI)等のハロゲン化リチウム、及び三臭化リン(PBr)が好ましく、塩化リチウム(LiCl)、臭化リチウム(LiBr)、ヨウ化リチウム(LiI)等のハロゲン化リチウムがより好ましい。ハロゲン含有化合物は、上記の化合物の中から一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい、すなわち上記の化合物の少なくとも1つを用いることができる。
上記原料は、そのまま用いてもよく、また、有機溶媒を伴ったスラリー状で用いてもよい。本発明においては、生産性、量産性を考慮すると、有機溶媒は極力使用しない方が好ましく、原料をそのまま用いる、すなわち、固体状態で用い、反応させることが好ましい。
原料の種類によっては、有機溶媒を用いた方が製造しやすい場合もある。そのような場合に用いられる有機溶媒としては、例えば沸点が200℃以上の有機溶媒が挙げられる。このような有機溶媒としては、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、あるいはそれらの誘導体等の2価アルコール類が挙げられる。本発明においては、これらの有機溶媒を1種のみで使用してもよく、また、2種以上を使用してもよい。
有機溶媒を用いる場合、その使用量は、該有機溶媒1リットルに対する固体原料全量の添加量が0.001〜1kgとなる量が好ましく、0.005〜0.5kgがより好ましく、0.01〜0.3kgがさらに好ましい。有機溶媒の使用量は極力少ないことが好ましい。
上述した原料(化合物又は単体)を、製造する固体電解質Aが必須として含む元素(Li、P、S及び元素M)を全体として含むように、2種以上組み合わせて使用する。原料の組み合わせとして、例えば、下記の組み合わせが好ましい。
・硫化リチウム、元素Mの硫黄化合物及び硫化リン
・硫化リチウム、元素Mの硫黄化合物、硫化リン及びハロゲン又はハロゲン元素を含む化合物(ハロゲン化リチウムが好ましい。)
本発明の製造方法で製造する固体電解質Aは、CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有する。各原料の使用比率は、該ピークを有する固体電解質が得られるように、各元素の組成比を調製すればよく、特に限定されない。
例えば、原料全体の元素組成が下記式(2)を満たすように原料を配合することが好ましい。
Li…(2)
(式中、Mは、Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。
XはI、Cl、Br及びFからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。a〜eは、それぞれ各元素の組成比を示す。)
式(2)において、aは8≦a≦12であることが好ましく、特に、9≦a≦11が好ましい。
b及びcは、b>0かつc>0であり、2≦b+c≦4であることが好ましく、特に、2.5≦b+c≦3.5が好ましい。
dは10≦d≦14であることが好ましく、特に、11≦d≦13が好ましい。
eは0≦e≦0.5あることが好ましく、特に、0.2≦e≦0.4が好ましい。
式(2)において、MはGe又はSiが好ましい。
MがGeである場合、式(2)において、aは8≦a≦12であることが好ましく、特に、9≦a≦11が好ましい。
b、cはb>0かつc>0であり、2≦b+c≦4であることが好ましく、特に、2.5≦b+c≦3.5が好ましい。
dは10≦d≦14であることが好ましく、特に、11≦d≦13が好ましい。
eは0が好ましい。
MがSiである場合、式(2)において、aは8≦a≦12であることが好ましく、特に、9≦a≦11が好ましい。
b、cはb>0かつc>0であり、2≦b+c≦4であることが好ましく、特に、2.5≦b+c≦3.5が好ましい。
dは10≦d≦14であることが好ましく、特に、11≦d≦13が好ましい。
eは、0<e<0.5が好ましい。
Xは、F、Cl、Br又はIが好ましく、特にClが好ましい。
原料としては、例えば、LiS、P、SiS及びハロゲン化リチウム(LiCl等)を使用することが好ましい。
本発明の製造方法では、上述した2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させる。使用する装置としては、加熱及び粉砕を同時に実施できるものであれば特に限定されない。例えば、遊星ボールミル、振動ミル、転動ミル等のミル、粉砕メディアを使用したロータリーキルン、二軸以上のスクリューを具備した多軸混練機、精密せん断装置等の混練機などが挙げられる。
混練機の具体例としては、栗本鉄工所社製KRCニーダー、奈良機械製作所製エクストルーダー、テクノベル社製Octa screw、浅田鉄工社製ミラクルKCK、東洋精機社製ラボプラストミル等がある。なかでも、多軸混錬機が好ましい。原料の種類、所望の規模に応じて適宜選択できる。
本発明の製造方法で用いられる多軸混練機としては、例えば、ケーシングと、該ケーシングを長手方向に貫通するように配され、軸方向に沿ってパドル(スクリュー羽根)が設けられた2本以上の回転軸と備え、該ケーシングの長手方向の一端に固体原料の供給口、他端に排出口を備えたものであれば、他の構成は特に制限はない。このような多軸混練機のパドルが設けられた2本以上の回転軸を回転させることにより、2以上の回転運動が相互に作用してせん断応力が生じ、このせん断応力が該回転軸に沿って供給口から排出口の方向に向かって移動する原料に加えられることで、該原料を加熱及び粉砕しながら反応させることが可能となる。
本発明で用い得る多軸混練機の好ましい一例について、図1及び2を用いて説明する。図1は、混練機の回転軸の中心で破断した平面図であり、図2は回転軸のパドルが設けられる部分の、該回転軸に対して垂直に破断した平面図である。
図1に示される多軸混練機は、一端に供給口2、他端に排出口3を備えるケーシング1、該ケーシング1の長手方向に貫通するように2つの回転軸4a、及び4bを備える2軸混練機である。該回転軸4a及び4bには、各々パドル5a及び5bが設けられている。ケーシング1の周囲にはジャケットヒーター(図示せず)が設置されており、ケーシング内部を加熱する。原料は、供給口2からケーシング1内に入り、パドル5a及び5bにおいてせん断応力が加えられて加熱及び粉砕されながら反応する。反応物、すなわち固体電解質は排出口3から排出される。
回転軸4は、2本以上あれば特に制限はなく、汎用性を考慮すると、2〜4本であることが好ましく、2本であることがより好ましい。
回転軸4は互いに平行である平行軸であってもよいし、斜交型であってもよく、また回転軸の回転方向は同方向であってもよいし、異方向であってもよい。回転方向は、より混練の効果を得ようとする場合は異方向を選択すればよく、またケーシング内の原料、及び反応物を掃き取り、これらのケーシング内における滞留を抑える自己清掃効果を重視する場合は同方向を選択すればよい。
パドル5は原料を混練させるために回転軸に備えられるものであり、スクリュー羽根とも称されるものである。その断面形状は特に制限なく、図2に示されるような、正三角形の各辺が一様に凸円弧状となった略三角形の他、円形、楕円形、略四角形等が挙げられ、これらの形状をベースとして、一部に切欠け部を有した形状であってもよい。
パドルを複数備える場合、図2に示されるように、各々のパドルは異なる角度で回転軸に備えられていてもよい。また、パドルはかみ合い型でもよいし、非かみ合い型でもよく、より混練の効果を得ようとする場合はかみ合い型を選択すればよい。
多軸混練機は、原料を滞りなく混練機内に供給させるため、図1に示されるように供給口2側にスクリュー6を備えていてもよく、またパドル5を経て得られた反応物がケーシング内に滞留しないようにするため、図1に示されるように排出口3側にリバーススクリュー7を備えていてもよい。
本発明において、原料の反応時の温度は、原料の反応により得られる固体電解質が有する結晶構造の結晶化温度以上であることが好ましい。このような温度で反応させることにより、原料は反応しつつ結晶化して、結晶性の固体電解質となるため、優れた生産性で目的とする固体電解質が得られる。
加熱の温度は、例えば、100℃以上500℃以下が好ましく、さらに好ましくは120℃以上350℃以下であり、特に好ましくは150℃以上300℃以下である。
多軸混練機の回転軸の回転数としては、得られる結晶性の固体電解質を構成する元素の種類、組成比、構造の違い等によって異なるため一概にはいえないが、40〜300rpmが好ましく、40〜250rpmがより好ましく、40〜200rpmがさらに好ましい。
原料の反応は、得られる固体電解質が水、酸素に接触すると変性する場合があるため、原料の供給、反応、及び反応物の排出は不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。この場合、不活性ガスとしては、窒素、アルゴン等が挙げられる。
原料の反応時間は、得ようとする固体電解質を構成する元素の種類、組成比、構造の違い、反応時の温度によって異なるため、適宜調整すればよく、好ましくは5分〜50時間、より好ましくは10分〜15時間、さらに好ましくは1〜12時間である。
また、多軸混練機を用いる場合、排出口から出てきた反応物を、その反応の進行の度合いに応じて、再び供給口から供給し、さらに反応を進行させてもよい。反応の進行の度合いは、固体電解質原料由来のピークの増減により把握することができ、該ピークが検出されにくくなった時点で反応は十分に進行したと考えることができる。
本発明において、上記のようにして得られた固体電解質の結晶性をさらに向上させる観点から、熱処理を施してもよい。すなわち、本発明の製造方法は、さらに結晶性の固体電解質を熱処理することを含んでいてもよい。
熱処理時間は、所望の結晶性が得られる時間であれば特に限定されるものではないが、例えば、1分間以上24時間以下の範囲内が好ましく、1分間以上10時間以下の範囲内がより好ましい。
また、熱処理は、不活性ガス雰囲気(例えば、窒素雰囲気、アルゴン雰囲気)、または減圧雰囲気(特に真空中)で行なうことが好ましい。結晶性の固体電解質の劣化(例えば、酸化)を防止できるからである。熱処理の方法は、特に限定されるものではないが、例えば、真空加熱装置、アルゴンガス雰囲気炉、焼成炉を用いる方法等を挙げることができる。
本発明では、ミルや多軸混練機のような汎用機械を用いて原料を加熱及び粉砕しながら反応させることにより、従来の製造方法に比べて優れた生産性が得られる。従来、固体電解質の製造方法としては、メカニカルミリング法、スラリー法、溶融急冷法等により非晶質の固体電解質を得た後、さらに熱処理を施すことが一般的に行われてきた。これらの方法では、特殊な設備が必要であったり、炭化水素系有機溶媒を使用する必要があるため、生産性に優れているとはいえない。
以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
なお、評価方法は以下のとおりである。
(1)X線回折(XRD)測定
各例で製造した固体電解質の粉末から、直径10mm、高さ0.1〜0.3cmの円形ペレットを成形して試料とした。この試料を、XRD用気密ホルダーを用いて空気に触れさせずに測定した。回折ピークの2θ位置は、XRD解析プログラムJADEを用いて重心法にて決定した。
株式会社リガクの粉末X線回折測定装置SmartLabを用いて以下の条件にて実施した。
管電圧:45kV
管電流:200mA
X線波長:Cu−Kα線(1.5418Å)
光学系:平行ビーム法
スリット構成:ソーラースリット5°、入射スリット1mm、受光スリット1mm
検出器:シンチレーションカウンター
測定範囲:2θ=10−60°
ステップ幅、スキャンスピード:0.02°、1°/分
測定結果より2θ=15.2±0.5deg及び17.6±0.5degに存在するアルジロダイト構造の2本のピーク面積を解析し、強度比を計算した。ピーク面積の解析では、XRD解析プログラムJADEを用い、3次式近似によりベースラインを引いて、ガウス関数対称ピークとしてピークフィッティングを行い各ピークの面積を算出した。
(2)イオン伝導度測定
固体電解質を、錠剤成形機に充填し、22MPaの圧力を加え成形体とした。電極としてカーボンを成形体の両面に乗せ、再度錠剤成形機にて圧力を加えることで、測定用の成形体(直径約10mm、厚み0.1〜0.2cm)を作製した。この成形体について交流インピーダンス測定によりイオン伝導度を測定した。伝導度の値は25℃における数値を採用した。
製造例1
[LiSの合成]
撹拌機付きの500mLセパラブルフラスコに、不活性ガス下で乾燥したLiOH無水物(本荘ケミカル社製)を200g仕込んだ。窒素気流下にて昇温し、内部温度を200℃に保持した。窒素ガスを硫化水素ガス(住友精化)に切り替え、500mL/minの流量にし、LiOH無水物と硫化水素を反応させた。
反応により発生する水分はコンデンサーにより凝縮して回収した。反応を6時間行った時点で水が144mL回収された。さらに3時間反応を継続したが、水の発生は見られなかった。
生成物粉末を回収して、純度及びXRDを測定した。その結果、純度は98.5%であり、XRDではLiSのピークパターンが確認できた。
実施例1
窒素を充填したグローブボックスにて、原料であるLiS(0.3891g、8.47×10−3mol)P(0.2934g、1.32×10−3mol)SiS(0.2942g、3.19×10−3mol)、及びLiCl(0.0233g、0.55×10−3mol)と、粉砕メディアである直径10mmのZrOボール15ケをステンレス製45mLポットに仕込み、密閉した。原料全体の元素組成はLi10Si1.81.512.3Cl0.3である。
ポットをグローブボックスから取り出し、加熱式遊星ボールミル(伊藤製作所製:回転半径0.075m、自公転の回転方向逆で比は1)に装着した。回転数を350rpmにてミリングを行いながら250℃昇温し、昇温後30時間処理した。
得られた粉末のXRDチャートから2θ=20.1±0.5°、及び23.9±0.5°にピークを有していることを確認した。また、イオン伝導度σは1.3×10−3S/cmであった。
実施例2
グローブボックスに、アイシンナノテクノロジーズ社製のフィーダー及び二軸混練押出機(栗本鉄工所社製KRCジュニア、バドル径φ8mm)を設置した。LiS(3.891g、8.47×10−2mol)、P(2.934g、1.32×10−2mol)、SiS(2.942g、3.19×10−2mol)及びLiCl(0.233g、0.55×10−2mol)の混合物をフィーダーにより供給部より一定速度で供給し、回転数150rpm、250℃にて混練した。約30分で粉末がニーダー出口より排出された。排出された粉末を再び供給部に戻し混練する操作を20回繰り返した。
最終的に得られた固体電解質のXRDを測定した結果、2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有していた。イオン伝導度は1.7×10−3S/cmであった。
実施例3
実施例2において、温度250℃を300℃に変更した他は、実施例2と同様にして固体電解質を得た。得られた固体電解質のXRDを測定した結果、2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有していた。イオン伝導度は3.9×10−3S/cmであった。
比較例1
加熱なしで実施した他は、実施例1と同様にした。
得られた粉末のXRDチャートには、原料由来のピークが残っていた。また、2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有していないことを確認した。
本発明によれば、優れた生産性で固体電解質を製造することができる。この固体電解質は、イオン伝導度が高く、優れた電池性能を有しており、リチウムイオン電池に好適に用いられる。
1 ケーシング
2 供給口
3 排出口
4、4a、4b 回転軸
5、5a、5b パドル
6、6a、6b スクリュー
7、7a、7b リバーススクリュー

Claims (15)

  1. 2種以上の原料を、加熱及び粉砕しながら反応させることにより、
    リチウム元素、リン元素及び硫黄元素と、
    Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素Mと、を含み、
    CuKα線を用いた粉末X線回折測定において、少なくとも2θ=20.1±0.5°及び23.9±0.5°にピークを有する固体電解質を製造する、
    固体電解質の製造方法。
  2. 混練機を用いて前記原料を加熱及び粉砕する、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  3. 前記混錬機が多軸混練機である、請求項2に記載の固体電解質の製造方法。
  4. 前記混錬機が二軸混練機である、請求項2に記載の固体電解質の製造方法。
  5. ミルを用いて前記原料を加熱及び粉砕する、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  6. 少なくとも前記原料として、硫化リチウム、前記元素Mの硫黄化合物及び硫化リンを用いる、請求項1〜5のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
  7. 前記原料として、さらに、ハロゲン又はハロゲン元素を含む化合物を用いる、請求項6に記載の固体電解質の製造方法。
  8. 前記原料として、硫化リチウム、前記元素Mの硫黄化合物、硫化リン及びハロゲン化リチウムを用いる、請求項1〜7のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
  9. 前記加熱の温度が100℃以上500℃以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
  10. 前記原料全体の元素組成が下記式(2)を満たすように原料を配合する、請求項1〜9のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
    Li…(2)
    (式中、Mは、Ge、Si、Sn、Pb、Sb、B、Al、Ga、In、Ti、Zr、V、及びNbからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。
    XはI、Cl、Br及びFからなる群より選択される少なくとも1つの元素である。a〜eは、それぞれ各元素の組成比を示し、8≦a≦12、b>0、c>0、2≦b+c≦4、10≦d≦14及び0≦e≦0.5を満たす。)
  11. 前記式(2)のMがGe又はSiである、請求項10に記載の固体電解質の製造方法。
  12. 前記式(2)のMがSiである、請求項10に記載の固体電解質の製造方法。
  13. 前記式(2)のMがSiであり、9≦a≦11、b>0、c>0、2.5≦b+c≦3.5、11≦d≦13及び0<e<0.5を満たす、請求項10に記載の固体電解質の製造方法。
  14. 前記式(2)のXがClである、請求項13に記載の固体電解質の製造方法。
  15. 前記原料として、硫化リチウム、硫化ケイ素、硫化リン及び塩化リチウムを用いる、請求項1〜14のいずれかに記載の固体電解質の製造方法。
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