JP2017209927A - 積層物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹凸部材に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現するための新たな製造方法を提供する。
【解決手段】積層物100の製造方法は、第1部材作成工程と、第2部材作成工程と、を含む。第1部材作成工程では、少なくとも一部に凹凸が形成された型を用いて第1材料の成型加工を行うことで、第1凹凸面12aが形成された第1部材を作成する。第2部材作成工程では、第1部材作成工程で作成された第1部材の第1凹凸面12aを含む箇所に第2材料を隣接させて成型加工を行うことで、第1凹凸面12aに対応する形状の第2凹凸面22bが形成された第2部材を作成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として、2つの部材を積層させた積層物の製造方法に関する。
CFRP(カーボン繊維強化プラスチック)調の質感を表現する表示板が特許文献1に開示されている。特許文献1では、カーボン繊維を表現する印刷層をインクで形成することで、CFRP調の質感を表現している。
特開2010−216941号公報
しかし、特許文献1では、印刷層を形成する工程及び装置が必要であるので、製造にあたり制約となることがある。このような課題は、積層物にCFRP調以外の外観を表現しようとした場合でも同様に生じる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、積層物の外観を表現するための新たな製造方法を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、透光性を有する第1部材と、当該第1部材に隣接して配置された第2部材と、が積層された積層物の製造方法において、以下の工程を含む方法が提供される。即ち、この積層物の製造方法は、第1部材作成工程と、第2部材作成工程と、を含む。前記第1部材作成工程では、少なくとも一部に凹凸が形成された型を用いて第1材料の成型加工を行うことで、第1凹凸面が形成された前記第1部材を作成する。前記第2部材作成工程では、前記第1部材作成工程で作成された前記第1部材の前記第1凹凸面を含む箇所に第2材料を接触させて成型加工を行うことで、前記第1凹凸面に対応する形状の第2凹凸面が形成された前記第2部材を作成する。
これにより、第2部材よりも第1部材が手前に位置するように積層物を見た場合に、第1部材で形成される透光層と、透光層の奥側で当該透光層に隣接して、第2部材で形成される凹凸層と、を視認可能な外観が実現できる。第2部材作成工程において、第1部材の第1凹凸面に第2材料を接触させて成型加工を行うことで、凹凸形状に形成される凹凸部材に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現できる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の積層物が提供される。即ち、この積層物は、第1部材と、第2部材と、を備える。前記第1部材は、透光性を有しており、厚み方向の一方の面の少なくとも一部に第1凹凸面が形成されている。前記第2部材は、光の反射特性が前記第1部材とは異なる成形材料からなり、前記第1凹凸面に密着して当該第1凹凸面に対応する形状の第2凹凸面が形成された密着部分を有する。
これにより、第1部材が第2部材よりも手前に位置するように積層物を見た場合に、第1部材で形成される透光層と、透光層の奥側で当該透光層に隣接して第2部材で形成される凹凸層と、を視認可能な外観が実現できる。このように、成形材料によって第1凹凸面に第2凹凸面が密着することで、印刷層を介在させることなく、凹凸層を設定するだけで積層物の外観を表現することができる。例えば、凹凸形状に形成される凹凸部材に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現できる。
本発明によれば、積層物の外観を実現するための新たな製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る乗物用計器の正面図。 乗物用計器のA−A断面図。 透光カバー(第1部材)を作成する工程を説明する図。 ハウジングのカバー保持部材(第2部材)を作成する工程を説明する図。 綾織状に形成した第2凹凸面の斜視図及びA−A断面図。 平織状に形成した第2凹凸面の斜視図及びA−A断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る乗物用計器10の正面図である。図2は、乗物用計器10のA−A断面図である。
図1に示す乗物用計器10は、自動二輪車に取り付けられ、自動二輪車のエンジン回転速度及び走行速度等の乗物の状態を示す情報を表示する装置である。自動二輪車は、エンジンと、フレームと、フレーム上に設けられた燃料タンクと、燃料タンクの後ろに設けられた運転者が乗車するシートと、前後のタイヤと、前タイヤと路面の凹凸からフレームを緩衝しつつハンドル操作に応じて回転自在に取り付けられているフロントフォークと、を備える。乗物用計器10は、フロントフォークを自動二輪車の車体と結合しているアッパーブラケットに設けられたメータブラケット、又は、フロントフォークに固定されるブラケットを介して取り付けられている。
運転者は、乗物用計器10を視認することによって自動二輪車の走行状態等を把握する。なお、乗物用計器10は、アッパーブラケットを介したメータブラケットに取り付けられている構成に限られず、フレームから直接メータブラケットが取り付けられており、ハンドル操作に応じて乗物用計器10とフレームの位置が変わらない構成であっても良いし、燃料タンク上に乗物用計器10が配置されていても良い。運転者が自動二輪車に乗車した状態で乗物用計器10の表示部11を視認できるように、表示部11は自動二輪車の略上方、略後方の何れか一方若しくは両方に向けられている。なお、乗物用計器10が表示する表示対象は任意であり、予め法規等の規準で定められているものでも良いし、規準として定められていないものでも良い。例えば、冷却水温度、走行距離、燃料の残量であっても良いし、乗物の複数種類の状態を同時に表示しても良い。乗物用計器10は、表示部11と、透光カバー12と、ハウジング13と、を備える。透光カバー12は、表示部11の表示面11aに対して鉛直方向一方側に配置され、表示面11aを覆う。
ここで、図2に示すように、乗物用計器10のうち表示部11に対して透光カバー12が位置する側を装置正面側と称し、その反対側を装置背面側と称する。また、装置正面側と装置背面側を結ぶ方向(透光カバー12と後述のカバー保持部材22とが積層される方向)を積層方向と称する。また、図2において積層方向に直交する方向を積層直交方向と称する。
表示部11は、乗物の状態を表示する装置である。乗物の状態は、車体又は車体外に設けられる各種センサによって測定された測定値に基づいて求められる。具体的には、表示部11は、各種センサから与えられる測定値を示す情報を基に表示信号を出力する表示信号生成部分と、表示信号生成分によって出力された出力信号が入力されることで表示面11aに情報を表示する情報出力部分と、を有する。本実施形態では、複数の情報出力部分が設けられ、当該情報出力部分は、積層直交方向に間隔をあけて、積層直交方向に並んで配置される。本実施形態では、表示部11は、文字盤上にエンジン回転数に応じて角度が変化する指針11bを画像として表示させることでエンジン回転数を示している指針表示面を有する。なお、表示部11は、機械的に針を動かす方式であっても良いし、電子表示により針を動かす方式であっても良いし、また、表示部11は、指針11bと文字盤でエンジン回転数を表示する指針式に限られず、エンジン回転数を数値で表示する数値表示式であっても良い。また表示部11には、点灯状態と消灯状態とを切り換えることで乗り物の状態を表示する点灯式の表示面11aが設けられる。本実施形態では、ウィンカー動作時、ヘッドランプのハイビーム動作時、変速段表示、ABS動作時、エラー判定時等を示す情報を表示する。
透光カバー12は、表示部11の装置正面側の表示面11aを少なくとも覆う部材である。透光カバー12は、型を用いて第1材料の成型加工を行うことで作成される(詳細は後述)。第1材料は、透光性を有する樹脂であり、具体的には、ポリメタクリル酸メチル樹脂等のアクリル樹脂で構成されている。本実施形態では、第1材料は無色透明であるが、色付き(即ち半透明)であっても良い。また、第1材料は、透光性を有し、型で作成可能であれば樹脂に限られず、例えばガラスであっても良い。
透光カバー12は、図2に示すように、装置正面側に突出するようになだらかに湾曲した板状の部材である。透光カバー12は、厚み方向と積層方向とが略一致するように配置されている。透光カバー12は、一枚の板状の部材である。なお、透光カバー12の形状は任意であり、湾曲がない平板状であっても良い。この場合、透光カバー12の厚み方向と積層方向が一致することが好ましい。また、透光カバー12は、例えば縁部(端部)が装置背面側に屈曲していても良い。本実施形態では、透光カバー12は、表示部11の表示面11aのほか、表示部11の表示面11aに隣接する部分を覆う。具体的には、隣接する2つの情報出力部分の積層直交方向の間となる境界領域を覆う。言い換えると、透光カバー12は、複数の情報出力部分を共通して覆う形状に形成される。本実施形態では、表示部11に形成される全ての情報出力部分を覆う1枚形状に形成される。従って、透光カバー12は、境界領域を含む分、全ての情報出力部分の表示面11aを積算した面積よりも、大きい面積を有する。
図2に示すように、透光カバー12の装置背面側の面(即ち厚み方向の一方の面)には、平坦面12bと、第1凹凸面12aと、が形成されている。更に詳細に説明すると、平坦面12bは、表示部11の表示面11aに重なる位置に配置されている。第1凹凸面12aは、積層直交方向に関して、表示面11aに隣接する領域に形成される。本実施形態では、第1凹凸面12aは、上述する境界領域の少なくとも1つを覆う。このように第1凹凸面12aは、表示部11が表示する情報に重ならない位置に配置されている。透光カバー12の装置背面側の面のうち、平坦面12bは、平坦であるか、第1凹凸面12aよりも高低差が小さい凹凸が形成されている。これにより、表示部11の視認性を確保しつつ、透光カバー12の外観を変化させることができる。なお、第1凹凸面12aの詳細な形状は後述するが、本実施形態では、所定のパターンの凹凸が繰り返し形成されることで、統一感のある印象を与える意匠を実現している。
また、第1凹凸面12aの凹凸は、部材の組付け等に用いるための凹凸ではなく、透光カバー12の意匠性を発揮させるための表面形状としての微小な凹凸である。具体的には、この凹凸の積層方向の高低差(詳細には、隣接する凹部の最低部と凸部の最高部の差)は、0.1mm以上であることが好ましい。また、第1凹凸面12aの凹凸の積層方向の高低差は、1mm以下、透光カバー12(詳細には平坦面12b)の厚さ以下、又は当該厚さの1/2以下であることが好ましい。なお、透光カバー12の装置正面側の面は平坦であっても良く、第1凹凸面12aよりも高低差が小さい凹凸が形成されていても良い。
ハウジング13は、装置正面側が開口した容器状の部材であり、当該開口部に透光カバー12が配置されている。ハウジング13は、自動二輪車の車体に取付可能に構成されている。ハウジング13は、第2材料(成形材料)から構成されている。第2材料は、第1材料(透光カバー12の材料)と光の反射特性が異なる材料である。別の観点から説明すると、第2材料は、第1材料と重ねた場合に、第2材料の凹凸形状を確認可能に形成されていれば良い。第1材料と第2材料とは、例えば、色(色相、彩度、明度、色調、色彩)、透明度(屈折率、透過率)、模様のうち少なくとも何れかが異なる。また、本実施形態では、第2材料は、基材となる所定の樹脂に光輝粒子を配合した構成である。光輝粒子とは、光を反射する性質を有する粒子であり、具体的には、金属(例えばアルミニウム)、ガラス、又はカーボン製である。光輝粒子は、基材料に対して光の反射率が高い。図2に示すように、ハウジング13は、ベース部材21と、カバー保持部材22と、を備える。なお、カバー保持部材22は第2材料から構成されているが、ベース部材21は、第2材料から構成されていても良いし、第2材料以外の材料から構成されていても良い。
ベース部材21は、表示部11の側面及び装置背面側を覆う部材である。ベース部材21の装置正面側には、図略の取付機構により、表示部11が取り付けられている。また、ベース部材21には、カバー保持部材22と係合するための係合部21aが形成されている。
カバー保持部材22は、表示部11の側面を覆うとともに透光カバー12を保持する部材である。カバー保持部材22は、透光カバー12の厚み方向両側にそれぞれ対向配置される対向部分と、それらの対向部分を透光カバー12の積層直交方向外側で連結する連結部分と、連結部分からベース部材21に向けて装置背面側に延びる延長部分とを有する。カバー保持部材22は、対向部分によって透光カバー12を両側から挟むことで、透光カバー12を保持する。また、カバー保持部材22は、透光カバー12の少なくとも一部において当該透光カバー12と隣接するように積層されている。具体的には、透光カバー12の縁部、第1凹凸面12aが形成されている部分、縁部と第1凹凸面12aとの間の領域には、カバー保持部材22が積層されており、透光カバー12のそれ以外の部分には、カバー保持部材22が積層されていない。なお、以後の説明では、透光カバー12とカバー保持部材22を合わせて積層物100と称する。また、カバー保持部材22には、図2に示すように、枠部22aと、第2凹凸面22bと、が形成されている。
枠部22aは、図1に示すように、積層方向で見たときに透光カバー12の縁部と縁部の外側となる周囲に位置する部分である。枠部22aは、図2に示すように、透光カバー12の縁部において、装置正面側と装置背面側を1周にわたって挟むように位置している。また、詳細は後述するが、積層物100はインサート成形により作成されているため、透光カバー12とカバー保持部材22は密着している。以上の構成により、枠部22aは透光カバー12を保持している。従って、積層方向で見たときに、透光カバー12(詳細にはカバー保持部材22が積層されていない部分の透光カバー12)が透光領域を構成し、その周囲の枠部22aが枠領域を構成する。
本実施形態では、枠部22aは透光カバー12の周囲を全て保持しているが、一部のみを保持していても良い。また、透光カバー12の縁部が装置背面側に折り曲げられている場合(即ち断面U字状である場合)、枠部22aは、透光カバー12の折り曲げられた縁部を(図2の上側と下側から挟むように)保持しても良い。
第2凹凸面22bは、カバー保持部材22の装置正面側の面に形成されている。詳細には、第2凹凸面22bが枠部22aよりも内側に形成されることで、カバー保持部材22と、別体物によって第2凹凸面22bが形成されるように視認し易くなる。これにより、より一層、複合材に類似した外観を実現できる。第2凹凸面22bは、積層方向で見たときに、第1凹凸面12a寄りの領域に形成されている。積層物100は第1凹凸面12aに第2材料が接触した状態で成形により作成されているため、第1凹凸面12aと第2凹凸面22bは互いに対応する形状(転写した形状)となっている。具体的には、第1凹凸面12aにおいて凹部が形成されている部分には、第2凹凸面22bにおいて当該凹部に嵌まり込む形状の凸部が形成されている。
このように、カバー保持部材22の第2凹凸面22bが、表示部11の2つの情報出力部分の積層直交方向の間となる境界領域に形成されている。この境界領域に第2凹凸面22bが形成されることで、表示部11の2つの情報出力部分を際立たせることができる。また情報出力部分の間に配置される配線などをカバー保持部材22で隠すことができ、凹凸による外観を変化させる領域を増やしつつ、配線を隠すことによる美観向上を図ることができる。また、積層物100の肉厚も部分的に増加することで、剛性向上に寄与させることもできる。第2材料として、第1材料に比べて透光性の低いものを用いることで、情報出力部分ごとに光源が配置される場合に、一方の情報出力部分の光源の光が、他方の情報出力部分に漏れることを防ぐことができる。
このように、積層物100は、密着するように積層された第1凹凸面12aと第2凹凸面22bを含んでいるため、装置正面側から見ることで、透光カバー12(第1凹凸面12a)で形成される透光層と、透光層の奥側で当該透光層に隣接する凹凸層(第2凹凸面22b)と、を視認可能な外観が実現されている。例えば、カーボン繊維の表面の凹凸を模したものの凹凸を反転させた形状の第1凹凸面12aを形成することで、カーボン繊維に透光層をコーティングした積層物と類似する外観が実現されている。また、第2凹凸面22bを立体的に視認し易くするため、第2材料は、第1材料に比べて光を反射し易い、例えば、第1材料に比べて比較的明るい色(黒色以外の色)であることが好ましい。第2材料が黒色の場合は、本実施形態のように光輝粒子が配合されていることが好ましい。
また、第1凹凸面12aと第2凹凸面22bは密着しているため、第2凹凸面22bも微小な凹凸であり、積層方向の高低差も第1凹凸面12aと同様、0.1mm以上であることが好ましい。また、第2凹凸面22bの凹凸の積層方向の高低差は、1mm以下、透光カバー12(詳細には平坦面12b)の厚さ以下、又は当該厚さの1/2以下であることが好ましい。
次に、図3及び図4を参照して、積層物100の製造方法について説明する。図3は、透光カバー12(第1部材)を作成する工程を説明する図である。図4は、ハウジング13のカバー保持部材22(第2部材)を作成する工程を説明する図である。
図3に示すように、透光カバー12は、第1キャビティ31と第1コア32を用いた成型加工により作成される(第1部材作成工程)。ここで、第1コア32には、透光カバー12に第1凹凸面12aを形成するための凹凸面32aが形成されている。初めに、第1キャビティ31と第1コア32を隣接させた状態で、溶融された第1材料が、図略の樹脂流入通路(ランナー及びゲート等)を介して、第1キャビティ31と第1コア32の間に供給される。
溶融された第1材料は、第1キャビティ31と第1コア32の間に充填され、その後冷却される。そして、図3に示す型抜き方向に第1コア32を移動させ、透光カバー12が取り外される。このようにして、透光カバー12が作成される。なお、型を用いて成型加工を行うのであれば、溶融された第1材料を流し込む方法に限られず、金型に沿うように第1材料を押圧する方法(プレス加工)により透光カバー12を作成しても良い。
図4に示すように、カバー保持部材22は、第2キャビティ33と、透光カバー12をインサートした第2コア34と、を用いた成型加工(インサート成形)により作成される(第2部材作成工程)。初めに、第2キャビティ33と第2コア34の間に透光カバー12を配置した後に、第2キャビティ33と第2コア34を隣接させる。このとき、第2キャビティ33と第2コア34の間に第1凹凸面12aが露出するように透光カバー12が配置される。その後、溶融された第2材料が、図略の樹脂流入通路(ランナー及びゲート等)を介して、第2材料が透光領域に侵入することを防ぎつつ、第2キャビティ33と第2コア34の間に供給される。
このとき、溶融された第2材料は、第1凹凸面12aに沿うように流すため、当該第1凹凸面12aに対応する形状が転写されて第2凹凸面22bが形成される。更に、溶融された第2材料が透光カバー12に触れることで、透光カバー12の一部(特に第1凹凸面12aの一部)が溶融する。これにより、第1凹凸面12aと第2凹凸面22bの密着性を向上させることができるとともに、第1凹凸面12aの凹凸の高さ変化(即ち第2凹凸面22bの凹凸の変化)をなだらかにしたりすることができる。また、第1凹凸面12aの一部が溶融することで、溶融前に比べて第1凹凸面12aの傾きの急変化が抑えられたり、滑らかな湾曲形状と形成されたりする場合がある。この場合には、凹凸が湾曲形成に近づくことで、視認位置の変化に応じて反射位置を変化させ易くでき、立体感を更に出し易くすることができる。
溶融された第2材料は、以上のようにして第2キャビティ33と第2コア34の間に充填され、その後冷却される。そして、図4に示す型抜き方向に第2コア34を移動させ、カバー保持部材22が取り外される。このようにして、カバー保持部材22が作成される。
また、カバー保持部材22は、透光カバー12と隣接かつ密着した状態であるため、積層物100も製造されることになる。なお、型を用いて成型加工を行うのであれば、溶融された第2材料を流し込む方法に限られず、金型に沿うように第2材料を押圧する方法(プレス加工)によりカバー保持部材22を作成しても良い。
ここで、上述したように、カバー保持部材22には、透光カバー12の周囲に位置する(透光カバー12を保持する)枠部22aと、意匠性を発揮させる第2凹凸面22bと、が形成されている。従って、1つの工程により、2つの機能を有する部材を作成することができるので、生産性を向上させることができる。
また、第2凹凸面22bは、型によって形成されるため、第1凹凸面12aの高さ方向は、型抜き方向に設定されることが好ましい。また、第1凹凸面12aは、第2材料の成形時における型抜き方向に略垂直な面であることが好ましい。また、透光カバー12を第1コア32から外すことができるように、第1凹凸面12aの凸部は、透光カバー12から離れるにつれて積層直交方向大きさ、例えば径が小さくなる形状であることが好ましい。具体的には、第1凹凸面12aの傾きは、成形時の型抜きのために抜き勾配として設定される最大傾きよりも小さく設定される。
また、ベース部材21は、別の型により作成される。その後、ベース部材21に、表示部11が取り付けられる。そして、ベース部材21とカバー保持部材22を係合することで、乗物用計器10が製造される。
次に、図5及び図6を参照して、第2凹凸面22bの具体的な形状について説明する。
カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材(繊維部分+コーティング部分)は独特の外観を有している。複合材のうち繊維状材料は、例えば綾織又は平織で織ることで構成されている。従って、綾織又は平織と類似する凹凸形状に第2凹凸面22bを形成する、言い換えると、綾織又は平織の凹凸を反転した第1凹凸面12aを形成する。これにより、複合材調の外観を実現することができる。
図5は、綾織状に形成した第2凹凸面22bの斜視図及びA−A断面図である。ここで、綾織とは、互いに直交する繊維を用いた織り方(織組織)の一種である。具体的には、一方向に延びる繊維が、他方向に延びる複数本(図5では2本)の繊維の下を通過した後に、当該他方向に延びる1本の繊維の上を通過するように進む織り方である。図5に示す第2凹凸面22bは、複数の第1アーチ部41と、複数の第2アーチ部42と、を組み合わせることで、図5(a)に示すように綾織状の凹凸を実現している。
具体的には、第1アーチ部41及び第2アーチ部42は、輪郭がアーチ状(円弧状)の物体を軸方向に延伸した形状(即ち、円柱を軸方向に平行な面で切った形状)である。第1アーチ部41と第2アーチ部42は、軸方向が互いに直交するように配置されている。第1アーチ部41及び第2アーチ部42の表面には、CFRP調をより一層実現するために、円弧に沿うような細かい溝が形成されているが、この溝は省略することもできる。
図5(b)は、図5(a)のA−A断面図である。言い換えれば、図5(b)は、第1アーチ部41を一方向に延びる繊維としたときに、当該繊維が延びる方向に平行な面で切った断面である。図5(b)の断面図では、1つの第1アーチ部41と、2つの第2アーチ部42と、が順番に現れる。即ち、図5(b)の第1アーチ部41は、2つの第2アーチ部42の下を通過した後に、1つの第2アーチ部42の上を通過するように見える。従って、図5の第2凹凸面22bは、綾織状の凹凸を実現している。なお、図5に示す第2凹凸面22bは、疑似的に綾織状の凹凸を実現しているだけであり、第1アーチ部41が第2アーチ部42の下を実際に通過している訳ではない。
図6は、平織状に形成した第2凹凸面22bの斜視図及びA−A断面図である。平織とは、一方向に延びる繊維が、他方向に延びる1本の繊維の下を通過した後に、当該他方向に延びる1本の繊維の上を通過するように(即ち交互に浮き沈みするように)進む織り方である。図6に示す第2凹凸面22bは、図5と同様の形状の、第1アーチ部51及び第2アーチ部52を組み合わせることで、図6(a)に示すように平織状の凹凸を実現している。
図6(b)は、第1アーチ部51を一方向に延びる繊維としたときに、当該繊維が延びる方向に平行な面で切った断面である。図6(b)の断面図では、第1アーチ部51と、第2アーチ部52と、が交互に現れる。即ち、図6(b)の第1アーチ部51は、1つの第2アーチ部52の下を通過した後に、1つの第2アーチ部52の上を通過するように見える。従って、図6の第2凹凸面22bは、平織状の凹凸を実現している。なお、図6に示す第2凹凸面22bは、疑似的に平織状の凹凸を実現しているだけであり、第1アーチ部51が第2アーチ部52の下を実際に通過している訳ではない。
一般的に、CFRPでは、外観を重視する場合は綾織を選択し、強度を重視する場合は平織を選択することが多い。ここで、本発明では、織物構造を疑似的に実現しただけであるため、どちらを選択しても強度は殆ど変わらない。従って、綾織状の第2凹凸面22bを実現する方が一層好ましい。また、織物構造は、綾織及び平織に限られず、朱子織りであっても良いし、縦織であっても良い。
ここで、凹凸の傾きが一様であれば、視認位置が異なると光が視認者とは異なる方向に反射することで、凹凸が目立ちにくくなることがある。これに対して、凹凸の傾きが徐々に変化する形状に形成されることで、視認位置が異なっても、凹凸の何れかの部分によって、視認者に向けて光が反射することになる。従って、凹凸が目立ち易いので、立体感が出易い。凹凸の傾きは、積層直交方向のうち第1方向と、積層直交方向のうち第1方向に直交する第2方向の両方について、傾きが徐々に変化する形状に形成されることが好ましい。これによって更に立体感を出し易い。
この点、図5及び図6に示す例では、第2凹凸面22bの凹凸の傾きが滑らかに(徐々に)変化する場合、即ち、第2凹凸面22bの表面が曲面状である場合、視線の位置変化に応じて光の反射する位置が変化することで、光が様々な方向に反射するため、第2凹凸面22bの立体感を視認し易くなる。
また、第2凹凸面22bの凹凸形状は任意であり、疑似的な織物構造に限られない。例えば、第1アーチ部41を軸方向に更に延長した形状の物を、軸方向が平行になるように並べることで縞模様を実現することもできる。また、第2凹凸面22bは、アーチ状に限られず、断面が、矩形状、三角状、台形状、階段状であっても良い。特に、三角状及び台形状の場合、積層直交方向に進むにつれて積層方向の高さが徐々に変化するため(即ち矩形状の場合と傾きがことなるため)、矩形状の場合と異なる外観を実現できる。更に、第2凹凸面22bの積層方向の高さが徐々に変化する形状に形成することによって、積層方向の高さが急激に変化する場合に比べて、第2材料の第1凹凸面への充填をスムーズに行うことができる。なお、第2凹凸面22bは、シボ構造(梨地構造)とは異なることが好ましい。
以上に説明したように、第1部材作成工程と、第2部材作成工程と、を含む、積層物100の製造方法が実現できる。第1部材作成工程では、少なくとも一部に凹凸が形成された型を用いて第1材料の成型加工を行うことで、第1凹凸面12aが形成された第1部材(透光カバー12)を作成する。第2部材作成工程では、第1部材作成工程で作成された第1部材の第1凹凸面12aを含む箇所に第2材料を隣接させて成型加工を行うことで、第1凹凸面12aに対応する形状の第2凹凸面22bが形成された第2部材(カバー保持部材22)を作成する。
これにより、第2部材よりも第1部材が手前に位置するように積層物100を見た場合に、第1部材で形成される透光層と、透光層の奥側で当該透光層に隣接する凹凸層と、を視認可能な外観が実現できる。このように、第1部材の第1凹凸面12aを含む箇所に第2材料を隣接させて成型加工を行うことで、凹凸形状に形成した凹凸部材に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現できる。従って、製造方法の選択肢を増やすことができる。特に、第1コア32に第1凹凸面12aを形成するための凹凸面を形成する型を準備するだけで、透光カバー12に第1凹凸面12aを形成しない場合に比べて、積層物100の製造工程及び製造コストが増加することが防がれる。これによって、透光カバー12に第1凹凸面12aを形成しない場合に比べて、新たな外観を実現しつつ、製造コストの増加を防ぐことができる。
また、この積層物100の製造方法においては、第2凹凸面22bは、第1部材と第2部材の積層方向に直交する方向に進むにつれて、当該積層方向の凹凸の傾きが徐々に変化する部分を含む。
これにより、第2凹凸面22bが矩形状に突出する構成とは異なる外観を実現できる。更に、視線の位置変化に応じて光の反射する位置が変化することで、光が様々な方向に反射するため、第2凹凸面22bの立体感を視認し易くなる。
また、この積層物100の製造方法においては、第2凹凸面22bは、第1部材と第2部材の積層方向の高低差が0.1mm以上の部分を含む。
このように、第2凹凸面22bの高低差を0.1mm以上とすることで、凹凸層のうち高い部分と低い部分とで反射光の濃淡を生じさせ易くなるので、視認者が、凹凸層の立体感を視認し易くなる。
また、この積層物100の製造方法においては、第2材料は、樹脂に光輝粒子を配合した構成である。
これにより、光輝粒子によって凹凸層の反射率を高めることができ、凹凸層のうち高い部分と低い部分とで反射光の濃淡を生じさせ易くなるので、視認者が、凹凸層の立体感を視認し易くなる。また、第2部材に光沢が出るため、第2凹凸面22bが視認し易くなる。
また、この積層物100の製造方法においては、第2凹凸面22bは、織物の凹凸形状に対応している。
これにより、CFRP等の織物に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現できる。
また、この積層物100の製造方法において、積層物100は、透光性を有する透光領域と、当該透光領域の周囲の少なくとも一部に位置する枠領域と、を有する。第1部材が透光領域を構成する。第2部材が枠領域を構成する。第2部材作成工程では、成型加工によって、枠領域の形成とともに第2凹凸面22bの形成を行う。
これにより、枠領域と第2凹凸面22bとを同時に形成することができるので、別々に形成する場合に比べて、生産性を向上することができる。
また、積層物100は、第1部材と、第2部材と、を備える。第1部材は、透光性を有しており、厚み方向の一方の面の少なくとも一部に第1凹凸面12aが形成されている。第2部材は、色及び透明度のうち少なくとも一方が第1部材とは異なる成形材料からなり、第1凹凸面12aに密着して当該第1凹凸面12aに対応する形状の第2凹凸面22bが形成された密着部分を有する。
これにより、第1部材が第2部材よりも手前に位置するように積層物100を見た場合に、第1部材で形成される透光層と、透光層の奥側で当該透光層に隣接する凹凸層と、を視認可能な外観が実現できる。このように、成形材料によって第1凹凸面12aに第2凹凸面22bが密着することで、凹凸形状に形成した凹凸部材に透光層をコーティングした積層物と類似する外観を実現できる。従って、製造方法の選択肢を増やすことができる。
また、この乗物用計器10は、積層物100と、測定値を表示し、前記第1部材の内側に配置される表示部11と、を備える。第1部材が透光領域を構成し、第2部材(特に枠部22a)が枠領域を構成する。
これにより、意匠性を変化させる部材と、第1部材の枠として機能する部材と、を共通化することができるので、部品点数を減らすことができる。また、乗物用計器は、乗物のうちで他の機器及び部品と比べて、運転者が頻繁に視認するため、意匠性を変化させる効果が高い。
以上に本発明の実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
乗物用計器10には、スイッチが設けられていても良い。この場合、スイッチの周囲に第2凹凸面22bが形成されることが好ましい。これによってスイッチ操作によって透光カバー12のスイッチ周囲が傷ついたとしても、前記第2凹凸面22bによって傷が目立つことを防ぐことができる。
何れかの透光カバー成形工程において、成形型に凹凸面32aが形成されていれば良く、第1キャビティ31側に凹凸面32aが形成される場合も本発明に含まれる。またカバー保持部材22の成形工程においても、第2凹凸面22bが形成されれば良く、第2キャビティ33側に第2凹凸面22bが形成される場合も本発明に含まれる。
透光カバー12の形成は、第1凹凸面12aが形成されればよく、成形加工以外の加工法によって形成しても良い。例えば、エッチングのような化学的な加工法や、露光処理のような光学的な加工法によって第1凹凸面12aを形成しても良い。当然に切削加工によって形成しても良い。
本実施形態では、複合材としてCFRP調の外観を表現しているが、CFRP以外の複合材、例えばGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)調の外観を表現しても良い。また、本実施形態では、複合材における繊維部分の織物を模した凹凸に第2凹凸面22bを形成したが、繊維部分が編物状に形成される場合には、編物を模した形状に形成しても良い。また本発明における第2凹凸面22bの形状はこれに限らない。例えば、繊維状部分とは異なる凹凸形状に形成してもよい。例えば第2凹凸面22bとして、木材など他の材料の表面凹凸を模した形状に形成しても良い。また他の材料の表面を模す以外に、水玉などの模様パターンやロゴパターンを示す凹凸に第2凹凸面22bを形成しても良い。凹凸形状は、上記の例に限定されず、要求される意匠に応じて適宜選択可能である。
透光カバー12は、一部に第1凹凸面12aが形成されているが、透光カバー12の全体に第1凹凸面12aが形成されていても良い。
カバー保持部材22には、透光カバー12を保持する枠部22aと、所定の外観を実現するための第2凹凸面22bと、が形成されているが、カバー保持部材22とは別の部材に第2凹凸面22bが形成されていても良い。
表示部11が表示内容を変更する構成は任意であり、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、セグメントディスプレイ等が挙げられる。
上記実施形態では、自動二輪車の計器に本発明を適用する例を説明したが、計器以外の装置に本発明を適用することができる。特に、透光性を有する部材の周囲に、別の部材を配置する装置(灯火器等)であることが好ましい。
本発明は、自動二輪車の計器に限られず、他の乗物(例えば自動車)の計器に適用することができる。また、計器以外(例えば灯火器等)の装置に適用することもできる。灯火器の場合も、光源を覆う透光カバーと、透光カバーを保持するハウジングとが形成され、上述と同様にして第2凹凸面を形成することができる。このように、本発明は、特に透明部分の周囲に樹脂成形される枠体を備える物に好適に用いることができる。
10 乗物用計器
11 表示部
12 透光カバー(第1部材)
12a 第1凹凸面
13 ハウジング
21 ベース部材
22 カバー保持部材(第2部材)
22a 枠部
22b 第2凹凸面
100 積層物

Claims (8)

  1. 透光性を有する第1部材と、当該第1部材に隣接して配置された第2部材と、が積層された積層物の製造方法において、
    少なくとも一部に凹凸が形成された型を用いて第1材料の成型加工を行うことで、第1凹凸面が形成された前記第1部材を作成する第1部材作成工程と、
    前記第1部材作成工程で作成された前記第1部材の前記第1凹凸面を含む箇所に第2材料を接触させて成型加工を行うことで、前記第1凹凸面に対応する形状の第2凹凸面が形成された前記第2部材を作成する第2部材作成工程と、
    を含むことを特徴とする積層物の製造方法。
  2. 請求項1に記載の積層物の製造方法であって、
    前記第2凹凸面は、前記第1部材と前記第2部材との積層方向に直交する方向に進むにつれて、当該積層方向の凹凸の傾きが徐々に変化する部分を含むことを特徴とする積層物の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の積層物の製造方法であって、
    前記第2凹凸面は、前記第1部材と前記第2部材の積層方向の高低差が0.1mm以上の部分を含むことを特徴とする積層物の製造方法。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の積層物の製造方法であって、
    前記第2材料は、基材と光輝粒子とを含むことを特徴とする積層物の製造方法。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の積層物の製造方法であって、
    前記第2凹凸面は、織物の凹凸形状に対応していることを特徴とする積層物の製造方法。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の積層物の製造方法であって、
    前記積層物は、透光性を有する透光領域と、当該透光領域の周囲の少なくとも一部に位置する枠領域と、を有し、
    前記第1部材が前記透光領域の少なくとも一部を構成し、
    前記第2部材が前記枠領域を構成し、
    前記第2部材作成工程では、成型加工によって、枠領域の形成とともに前記第2凹凸面の形成を行うことを特徴とする積層物の製造方法。
  7. 透光性を有しており、厚み方向の一方の面の少なくとも一部に第1凹凸面が形成された第1部材と、
    光の反射特性が前記第1部材とは異なる成形材料からなり、前記第1凹凸面に密着して当該第1凹凸面に対応する形状の第2凹凸面が形成された密着部分を有する第2部材と、
    を備えることを特徴とする積層物。
  8. 請求項7に記載の積層物と、
    乗物の状態を表示し、前記第1部材の内側に配置される表示部と、
    を備え、
    前記積層物は、透光性を有し前記表示部を覆う透光領域と、当該透光領域の周囲の少なくとも一部に位置する枠領域と、を有し、
    前記第1部材が前記透光領域の少なくとも一部を構成し、
    前記第2部材が前記枠領域を構成することを特徴とする乗物用計器。
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