JP2017209851A - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インク量の消費が多いメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理で消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を実行できるようにする。【解決手段】インクを吐出して印刷するプリンター1であって、インクカートリッジのインク残量を検出するインク残量検出部19と、RTC14と、報知部18と、強力クリーニング動作を実行する第1メンテナンス部20と、通常クリーニング動作を実行する第2メンテナンス部21と、プリンター制御部10と、を備え、強力消費インク量は、通常消費インク量より多く、プリンター制御部10は、インク残量と強力消費インク量を比較し、インク残量が強力消費インク量を上回る場合に第1報知内容を報知し、インク残量が強力消費インク量を下回る場合に第2報知内容を報知し、第2報知内容を報知する際、所定期間が経過する前から報知部18により報知する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法に関する。
従来、インクを吐出するノズルに対してメンテナンスを実行する印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ユーザーがノズルのメンテナンスを実行する時刻を指定する操作を受け付け、ユーザーが指定する時刻になった際、ノズルのメンテナンスを実行する印刷装置を開示する。
特開2013−132860号公報
特許文献1では、ユーザーが指定する時刻になった際にノズルのメンテナンスを実行するが、インク残量によっては、メンテナンスの実行中や実行後に、インクカートリッジのインクが無くなる場合がある。そのため、印刷装置は、メンテナンスで消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を、メンテナンスの実行前に、予めユーザーに行う必要がある。特に、インクの消費量が多いメンテナンスの場合、メンテナンスの実行中や実行後に、インクカートリッジのインクが無くなる蓋然性が高いため、この報知の必要性は高い。
そこで、本発明は、インク量の消費が多いメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理で消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を実行できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ノズルからインクを吐出して印刷を実行する印刷装置であって、インクカートリッジのインク残量を検出する検出部と、時刻を計時する計時部と、情報を報知する報知部と、前記計時部が計時する時刻に基づいて所定周期が経過した場合に、前記ノズルの第1メンテナンス処理を実行する第1メンテナンス部と、前記ノズルの第2メンテナンス処理を実行する第2メンテナンス部と、報知部、第1メンテナンス部、及び、第2メンテナンス部を制御する制御部と、を備え、前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理において消費する第1インク量は、前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理において消費する第2インク量より多く、前記制御部は、前記検出部が検出したインク残量と前記第1インク量を比較し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を上回る場合に、前記報知部により第1報知内容を報知し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を下回る場合に、前記報知部により第2報知内容を報知し、前記第2報知内容を報知する際、前記所定周期が経過する前から前記報知部により報知することを特徴とする。
これにより、インク残量が第1インク量を上回る場合に第1報知内容を報知し、インク残量が第2インク量を下回る場合に所定期間を経過する前に第2報知内容を報知するため、インク量の消費が多いメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理で消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を実行できる。
また、本発明は、前記第2報知内容は、少なくとも前記インクカートリッジの交換を促すことを示すことを特徴とする。
これにより、第2報知内容の報知によりインクカートリッジの交換を促すため、インク量を消費が多いメンテナンス処理を実行する前に、ユーザーが、印刷装置に対してインクカートリッジの交換が必要であることを認識できる。
また、本発明は、前記第1報知内容は、少なくとも前記第1メンテナンス処理の実行を示し、前記制御部は、前記所定周期が経過するタイミングから、前記第2報知内容を報知する場合の期間より短い期間を遡ったタイミングで、前記第1報知内容を前記報知部により報知することを特徴とする。
これにより、所定周期が経過するタイミングから、第2報知内容を報知する期間より短い期間を遡ったタイミングで第1報知内容を報知するため、インクの消費量が多いメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理を実行することの不必要な報知を防止できる。
また、本発明は、操作を受け付ける操作部を備え、前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理は、前記ノズルの開口からインクを吸引する動作を伴う処理であり、前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理は、前記印刷装置に接続される制御装置からのコマンド、又は、前記操作部に対する操作により実行を開始する処理であることを特徴とする。
第2メンテナンス処理は、コマンド、及び、操作を実行のトリガーとした処理である。一方、第1メンテナンス処理は、所定周期が経過したことを実行のトリガーとした処理である。つまり、第1メンテナンス処理は、ユーザーの予期せぬタイミングで実行する蓋然性の高い処理である。したがって、第1メンテナンス処理を実行する前に、第1インク量に対するインク残量に応じた報知を実行するため、ユーザーの予期せぬタイミングで、インクの消費量が多いメンテナンス処理を実行するといった事態の発生を抑制できる。
また、本発明は、前記制御部は、前記検出部が検出したインク残量が前記第1インク量を下回り、且つ、所定量以下である場合、前記報知部により第3報知内容を報知することを特徴とする。
これにより、インク残量が第1インク量を下回り、且つ、所定量以下である場合、第3報知内容を報知するため、インク残量が、インクを多く消費するメンテナンス処理で消費するインク量を下回る場合における、インク残量に応じた報知を実行できる。
また、本発明は、前記第1インク量は、前記インクカートリッジのインク容量の半分以上であることを特徴とする。
これにより、インクカートリッジのインク容量の半分以上のインクを消費するメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理で消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を実行できる。
上記目的を達成するために、本発明は、インクカートリッジのインク残量を検出する検出部と、時刻を計時する計時部と、情報を報知する報知部と、前記計時部が計時する時刻に基づいて所定周期が経過した場合に、ノズルの第1メンテナンス処理を実行する第1メンテナンス部と、ノズルの第2メンテナンス処理を実行する第2メンテナンス部と、報知部、第1メンテナンス部、及び、第2メンテナンス部を制御する制御部と、を備え、前記ノズルからインクを吐出して印刷を実行する印刷装置の制御方法であって、前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理において消費する第1インク量は、前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理において消費する第2インク量より多く、前記制御部は、前記検出部が検出したインク残量と前記第1インク量を比較し、インク残量が前記第1インク量を上回る場合に、前記報知部により第1報知内容を報知し、インク残量が前記第1インク量を下回る場合に、前記報知部により第2報知内容を報知し、前記第2報知内容を報知する際、前記所定周期が経過する前から前記報知部により報知することを特徴とする。
これにより、インク残量が第1インク量を上回る場合に第1報知内容を報知し、インク残量が第2インク量を下回る場合に所定期間を経過する前に第2報知内容を報知するため、インク量の消費が多いメンテナンス処理を実行する前に、このメンテナンス処理で消費するインク量に対するインク残量に応じた報知を実行できる。
プリンター、及び、ホストコンピューターの機能的構成を示す図。 プリンターの構成を模式的に示す図。 プリンターの動作を示すフローチャート。 点滅の状態を示すタイミングチャート。
図1は、プリンター1(印刷装置)、及び、プリンター1に接続し、プリンター1を制御するホストコンピューター3(制御装置)の機能的構成を示す図である。
プリンター1は、インクジェットヘッド11a(後述)を備え、印刷媒体たるロール紙(不図示)に、インクジェットヘッド11aに形成された複数のノズルからインクを吐出して、ロール紙に文字や画像等の印刷を実行するインクジェット式のプリンターである。プリンター1は、ロール紙に文字や画像等を印刷した後、所定の位置でロール紙を切断することにより、文字や画像等が印刷された紙片を出力する。
プリンター1、及び、ホストコンピューター3は、例えば、店舗等に設けられるレジカウンターに設置される。レジカウンターは、顧客による会計が行われる場所である。つまり、レジカウンターには、レジを担当するレジ担当者が配置されており、レジ担当者の指示に基づいて、ホストコンピューター3がプリンター1を制御し、クーポンやレシート等を発行させる。例えば、レジカウンターで会計が行われる場合、ホストコンピューター3は、会計に応じて決算処理を行い、レシートの発行を指示する制御データをプリンター1に送信する。そして、プリンター1は、受信した制御データに基づいて、クーポンやレシート等を発行する。発行されたクーポンやレシート等は、顧客に引き渡される。
図1に示すように、プリンター1は、プリンター制御部10(制御部)、印刷部11、搬送部12、切断部13、RTC14(Real―Time Clock:リアルタイムクロック)(計時部)、プリンター通信部15、プリンター記憶部16、プリンター入力部17、報知部18、インク残量検出部19(検出部)、第1メンテナンス部20、及び、第2メンテナンス部21を備える。
プリンター制御部10は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、CPUが制御プログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとによりプリンター1を制御する。
印刷部11は、インクジェットヘッド11aや、インクジェットヘッド11aを駆動する駆動回路、キャリッジ11b、キャリッジ11bを走査させる走査モーター、走査モーターを駆動するモータードライバー、その他のプリンター1が収容する印刷媒体としてのロール紙に対する印刷に係る構成を備える。そして、印刷部11は、プリンター制御部10の制御で、ロール紙に文字や画像等を印刷する。印刷部11が備えるインクジェットヘッド11a、及び、キャリッジ11bについては、後述する。
搬送部12は、ロール紙を搬送するための搬送ローラー(不図示)や、搬送ローラーと従動する従動ローラー(不図示)、搬送ローラーを回転させる搬送モーター、搬送モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙の搬送に関する構成を備える。搬送部12は、プリンター制御部10の制御で、ロール紙を搬送する。
切断部13は、固定刃(不図示)、及び、固定刃に対して交叉するように移動可能な可動刃(不図示)を備えるカッターユニット(不図示)や、可動刃を移動させる移動モーター、移動モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙の切断に関する構成を備える。切断部13は、プリンター制御部10の制御で、ロール紙を切断する。
RTC14は、現在時刻(年月日、時刻)を示す現在時刻情報をプリンター制御部10に出力する。ここで、現在時刻情報は、例えば、「ABCD年E月F日20時00分00秒」のように、年、月、日、及び、時刻を含む情報である。以下の説明において、現在時刻情報が含む年、月、及び、日の情報、例えば、「ABCD年E月F日」を示す情報を、「現在時刻日付情報」と表現する。また、現在時刻情報が含む年、月、日、及び、時刻のうち、時刻の情報、例えば、「20時00分00秒」を示す情報を、「現在時刻時刻情報」と表現する。
図1に示すように、RTC14は、RTC制御部14aと、RTC記憶部14bとを備える。
RTC制御部14aは、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、RTC14を制御する。RTC制御部14aとプリンター制御部10とは、通信可能に接続される。
RTC記憶部14bは、例えばRAM等により構成され、RTC14に対して電力が供給された状態の間、現在時刻情報を記憶する。
RTC制御部14aは、図示しない発振器が生成した基準クロックに基づいて計時動作を実行し、RTC記憶部14bが記憶する現在時刻情報に基づいて、計時した時刻に応じた現在時刻情報を更新する。また、RTC制御部14aは、経過した時刻に応じて、RTC記憶部14bが記憶する現在時刻情報を更新すると共に、現在時刻情報をプリンター制御部10に出力する。
プリンター通信部15は、プリンター制御部10の制御で、所定の通信規格に従って、ホストコンピューター3と通信する。
プリンター記憶部16は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。また、プリンター記憶部16は、メンテナンス設定ファイル16aと、ログファイル16bとを記憶する。
メンテナンス設定ファイル16aは、ノズルのメンテナンスに係る設定項目と、当該設定項目に対応する設定値との組み合わせが記憶される。ノズルのメンテナンスについては、後述する。ノズルのメンテナンスに係る設定項目は、少なくとも、後述する強力クリーニング動作(第1メンテナンス処理)を開始する期間(以下、「強力クリーニング動作開始期間」と表現する)、及び、強力クリーニング動作を開始する時刻(以下、「強力クリーニング動作開始時刻」と表現する)の設定に係る設定項目を含む。
以下の説明において、強力クリーニング動作開始期間の設定に係る設定項目を、「開始期間設定項目」と表現する。また、強力クリーニング動作開始時刻の設定に係る設定項目を、「開始時間設定項目」と表現する。
開始期間設定項目に対応する設定値は、日を示す設定値である。また、開始時刻設定項目に対する設定値は、時刻を示す設定値である。
プリンター1は、開始期間設定項目に対応する設定値、及び、開始時刻設定項目に対応する設定値に基づいて、強力クリーニング動作を実行する。つまり、プリンター1は、強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が経過する毎に、強力クリーニング動作を実行する。したがって、強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が、所定周期に相当する。
以下の説明において、メンテナンス設定ファイル16aに設定すると表現する場合、メンテナンス設定ファイル16aに記憶された所定の設定項目に、設定値をセットすることを示す。例えば、強力クリーニング動作開始期間をメンテナンス設定ファイル16aに設定すると表現する場合、開始期間設定項目に対応する設定値をセットすることを示す。
ログファイル16bは、プリンター1の所定の動作、及び、プリンター1に発生した所定の事象を、時系列でテキストデータとして記述したファイルである。ログファイル16bには、少なくとも、以下の情報が記述される。すなわち、ログファイル16bには、強力クリーニング動作を実行したことをトリガーとして、そのことを示す情報と、実行した日時(年、月、日、及び、時刻)を示す情報とが対応づけて記述される。
プリンター入力部17は、プリンター1に設けられた操作スイッチや、タッチパネル等のユーザーの操作を受け付ける操作部17aを備える。プリンター入力部17は、操作部17aに対する操作を検出し、プリンター制御部10に出力する。プリンター制御部10は、プリンター入力部17からの入力に基づいて、操作部17aに対する操作に対応する処理を実行する。
報知部18は、LED部18aと、プリンター表示部18bとを備える。
LED部18aは、複数のLEDを備える。LED部18aは、プリンター制御部10の制御により、1又は複数のLEDを所定の態様で点灯、及び、消灯することにより、動作モードや、エラーの発生の有無等の情報を報知する。本実施形態では、LED部18aは、プリンター1に装着されるインクカートリッジのインク残量に応じて点滅のパターンを異ならせて、LEDの点滅により、後述する内容を報知する。
プリンター表示部18bは、液晶表示パネルを備える。プリンター表示部18bは、プリンター制御部10の制御で、各種情報を表示する。
インク残量検出部19は、プリンター1装着されたインクカートリッジのインク残量を検出する。例えば、プリンター制御部10は、インクジェットヘッド11aからのインクの吐出量を監視しており、インクカートリッジに搭載されたICチップにインクの吐出量の累積値を記録する。インク残量検出部19は、ICチップから読み出したインクの吐出量の累積値をプリンター制御部10から取得して、インク残量を算出する。インク残量検出部19は、検出結果をプリンター制御部10に出力する。インク残量検出部19は、インクの色毎に、インク残量を検出する。例えば、カートリッジがシアン(C)、ブラック(K)、イエロー(Y)、及び、マゼンタ(M)のインクを貯留する場合、インク残量検出部19は、シアン(C)、ブラック(K)、イエロー(Y)、及び、マゼンタ(M)のそれぞれのインク残量を検出する。
第1メンテナンス部20は、プリンター制御部10の制御により、強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が経過する毎に、強力クリーニング動作を実行する。
第2メンテナンス部21は、プリンター制御部10の制御により、通常クリーニング動作(第2メンテナンス処理)を実行する。後述するが、第2メンテナンス部21は、ホストコンピューター3から通常クリーニング動作の実行を指示するコマンドをプリンター1が受信した場合、又は、通常クリーニング動作の実行を指示する操作を操作部17aが受け付けた場合に、通常クリーニング動作を実行する。
次に、ホストコンピューター3について、説明する。
ホストコンピューター3は、ホスト制御部30と、ホスト入力部31と、ホスト表示部32と、ホスト記憶部33と、ホスト通信部34とを、備える。
ホスト制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、CPUが制御プログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとによりホストコンピューター3を制御する。
ホスト入力部31は、各種入力デバイスや、操作スイッチ等の入力手段に接続され、入力手段に対する操作を検出し、ホスト制御部30に出力する。
ホスト表示部32は、表示パネル等の表示装置を備え、ホスト制御部30の制御で、表示装置に各種情報を表示する。
ホスト記憶部33は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
ホスト通信部34は、ホスト制御部30の制御で、所定の通信規格に従って、プリンター1と通信する。
前述した通り、プリンター1の第1メンテナンス部20は、プリンター制御部10の制御で、強力クリーニング動作を実行する。また、プリンター1の第2メンテナンス部21は、プリンター制御部10の制御で、通常クリーニング動作を実行する。ここで、インクジェットヘッド11a、及び、キャリッジ11bの説明を通して、強力クリーニング動作と通常クリーニング動作とについて説明する。
図2は、プリンター1の構成を模式的に示す図である。
図2を用いて、強力クリーニング動作、及び、通常クリーニング動作を説明する。
プリンター1は、図2に示すように、主走査方向Y1に往復走査可能なキャリッジ11bを備える。キャリッジ11bには、シアン(C)のインクを貯留したシアンインクタンク51、ブラック(K)のインクを貯留したブラックインクタンク52、イエロー(Y)のインクを貯留したイエローインクタンク53、及び、マゼンタ(M)のインクを貯留したマゼンタインクタンク54のインクタンクを一体的に設けられた一体型のインクカートリッジ500が搭載される。
キャリッジ11bには、ロール紙に向かってインクを吐出するインクジェットヘッド11aが搭載される。インクジェットヘッド11aの先端面には、インクを微細なインク粒として吐出するノズル孔が多数開口している。インクジェットヘッド11aは、ピエゾ素子を用いて構成されるアクチュエーターによって、各インクタンクから供給されるインクをロール紙に向かって押し出して、ノズル孔から微細なインク粒を選択的に吐出する。
ノズル孔は、インクジェットヘッド11aの下面を構成するノズル形成面55に、4列のノズル列をなして配置される。これら4つのノズル列は、それぞれ異なるインクタンクからインクが供給され、それぞれ異なる色のインクを吐出する。図2の例では、シアンノズル列51aは、シアンインクタンク51から供給されたインクが吐出する。また、ブラックノズル列52aは、ブラックインクタンク52から供給されたインクが吐出する。また、イエローノズル列53aは、イエローインクタンク53から供給されたインクが吐出する。また、マゼンタノズル列54aは、マゼンタインクタンク54から供給されたインクが吐出する。
プリンター1は、図示せぬ搬送機構によってロール紙を搬送方向に搬送する送り動作と、インクジェットヘッド11aからロール紙にインクを吐出しつつ、キャリッジ11bに搭載されたインクジェットヘッド11aを搬送方向と直交する主走査方向Y1に走査させて、ロール紙に文字や画像等を印刷する印刷動作とを交互に繰り返すことにより、ロール紙に文字や画像等を印刷する。印刷動作中、プリンター1は、インクジェットヘッド11aを主走査方向Y1に走査させつつ、インクジェットヘッド11aの各色のノズル孔からそれぞれ所定量のインクを吐出して、ロール紙に印刷すべき文字や画像等を構成するドットを形成する。このように、インクジェットヘッド11aは、ロール紙へ画像を印刷する印刷動作中、主走査方向Y1を移動するが、待機状態においては、ホームポジションHPに位置する。なお、待機状態とは、印刷動作の実行を待機している状態である。このホームポジションHPにおけるインクジェットヘッド11aの直下には、キャッピング装置61が設けられる。
キャッピング装置61は、上面が開口した箱状のキャップ本体62を備える。キャップ本体62は、ゴム等の弾性部材を用いて構成された枠体63を備える。枠体63に囲まれた空間には、インクジェットヘッド11aを収納するインクジェットヘッド収納部64が形成される。キャップ本体62は、プリンター制御部10の制御によって駆動する専用のモーターの動作に応じて、上昇及び下降可能に構成される。キャップ本体62は、上昇した際に、ホームポジションHPに位置するインクジェットヘッド11aのノズル形成面55をインクジェットヘッド収納部64に収納する。より詳細には、キャップ本体62の枠体63の内周は、インクジェットヘッド11aの外周と略同一形状とされる。キャップ本体62が所定の位置まで上昇すると、枠体63に内周にインクジェットヘッド11aの外周が接触した状態で、ノズル形成面55がインクジェットヘッド収納部64に収納される。
また、キャップ本体62の下面65には、下面65を貫通する排出孔66が形成される。排出孔66には、チューブ67が接続される。チューブ67には、廃インクを貯留するための廃インクタンク68が接続する。チューブ67には、排出孔66を介してインクを吸引して吐出するポンプ69が設けられる。
プリンター1は、キャッピング装置61を利用して、強力クリーニング動作、及び、通常クリーニング動作を実行する。ここで、強力クリーニング動作、及び、通常クリーニング動作を明確に説明するために、まず、フラッシング動作について説明する。
フラッシング動作は、ノズル形成面55がインクジェットヘッド収納部64に位置しているが収納されてない状態で、ノズル形成面55に形成されたノズル孔からインクを吐出する動作である。インクジェットヘッド収納部64に溜まったインクは、排出孔66を介してインクポンプから吸引される。
ノズル形成面55に形成された多数のノズル孔のうち、印刷動作において使用されないノズル孔や使用頻度の低いノズル孔においては、インクが乾燥等により増粘して吐出不良を起こす事態が生じることがある。フラッシング動作は、この吐出不良を防止するために実行される動作であり、ノズル形成面55に形成された各ノズル列の各ノズル孔から所定量のインクを吐出し、各ノズルに溜まるインクが新たなインクに置き換える動作である。
通常クリーニング動作は、インクジェットヘッド11aのノズル(不図示)内部に溜まっているインクについて、時間の経過と共にインクの粘度が増加し、これに起因して吐出不良が起きることを防止するために、ノズルに溜まっているインクを強制的に吸引する動作である。
通常クリーニング動作時、インクジェットヘッド11aは、ホームポジションHPに移動され、且つ、キャッピング装置61のキャップ本体62が所定の位置まで上昇することよりインクジェットヘッド11aのノズル形成面55がキャップ本体62のインクジェットヘッド収納部64に収納される。次いで、ポンプ69が駆動され、当該駆動に伴って排出孔66から空気が吸い出され、ノズル形成面55に負圧が加わり、当該負圧によってノズルに溜まるインクがノズルから強制的に吸引される。
本実施形態では、プリンター1の第2メンテナンス部21は、ホストコンピューター3から通常クリーニング動作の実行を指示するコマンドを受信した場合、又は、ユーザーの操作部17aに対する操作を検出した場合に、通常クリーニング動作を実行する。つまり、第2メンテナンス部21は、ノズルに吐出不良や吐出不良に結びつくような何らかの事象等が発生しており、これらを解消するために、ユーザーが通常クリーニング動作の実行を指示した場合に、通常クリーニング動作を実行する。
強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作と比較して、長い期間(例えば、4分間)、高い負圧によってノズルに溜まるインクがノズルから強制的に吸引される動作である。つまり、強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作で吸引されるインク量(第2インク量)より、吸引されるインク量が多い動作である。すなわち、強力クリーニング動作は、少なくとも通常クリーニング動作と比較して、インクカートリッジ500のインクの消費量が多い動作である。より具体的には、強力クリーニング動作は、少なくとも通常クリーニング動作と比較して、各インクタンクが貯留するインクの消費量が多い動作である。
この強力クリーニング動作を実行すれば、インクが大量にノズルを通過するため、または高い圧力により、高い確率をもってノズルにおけるインクの詰まりを解消できる。
前述した通り、第1メンテナンス部20は、強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が経過する毎に、強力クリーニング動作を実行する。つまり、強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作と比較して、ユーザーの実行の指示を伴わず、定期的に実行される動作である。このように定期的に強力クリーニング動作を実行することで、ユーザーが通常クリーニング動作の実行を指示しなくても、ノズルの吐出不良を解消する動作を実行しない期間が続くことが無い。
本実施形態では、強力クリーニング動作で消費するインク量(第1インク量)は、インクカートリッジ500が貯留可能なインク容量の半分以上のインク量である。より具体的には、強力クリーニング動作を実行することにより、各インクタンクが消費するインク量は、インクタンクが貯留可能なインク容量の半分以上のインク量である。
なお、以下の説明において、強力クリーニング動作で消費するインク量を、強力消費インク量(第1インク量)と表現する。また、通常クリーニング動作で消費するインク量を、通常消費インク量(第2インク量)と表現する。
前述した通り、強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作と比較して、消費するインク量が多い動作である。そのため、例えば、インクカートリッジ500が収容するインクタンクのうち、貯留可能なインク容量の半分より少ないインク量を貯留するインクタンクがある場合、このインクタンクは、強力クリーニング動作の実行中や実行後に、貯留するインク量がゼロになる。インクカートリッジ500が一体型のインクカートリッジであると、インクタンクが貯留するインク量がゼロになることで、インクカートリッジ500の交換が必要となる。したがって、強力クリーニング動作の実行は、インク残量によっては、インクカートリッジの交換が要するといった事態の発生につながる。
また、強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作と比較して、ユーザーの実行の指示がなくても、定期的に実行される動作である。つまり、強力クリーニング動作は、ユーザーの予期せぬタイミングで実行される蓋然性の高い動作である。また、強力クリーニング動作は、通常クリーニング動作より、長い期間動作する。したがって、強力クリーニング動作は、ユーザーの予期せぬタイミングで実行する場合があり、また、ユーザーの予期せぬタイミングで、通常クリーニング動作より長い期間、印刷等の処理が停止する場合がある。また、強力クリーニング動作の実行により、インク残量によってはインクタンクの貯留するインク量が無くなるため、ユーザーの予期せぬタイミングで、インクカートリッジ500の交換が要するといった事態が発生する場合がある。
そこで、本実施形態のプリンター1は、以下に示す動作を実行する。
図3は、本実施形態に係るプリンター1の動作を示すフローチャートである。
図3の説明において、プリンター1は、メンテナンス設定ファイル16aの開始期間設定項目に対応する設定値として100日がセットされ、開始時刻設定項目に対応する設定値として20時00分00秒がセットされているとする。すなわち、プリンター1は、例えば、店舗の導入日や、前回強力クリーニング動作を実行した日等を起算日とした日から100日が経過した日の20時00分00秒に強力クリーニング動作を実行するとする。
また、図3の説明において、強力クリーニング動作で消費するインク量は、インクカートリッジ500のインク容量の半分の量であるとする。より具体的には、強力クリーニング動作を実行することにより、インクタンクのインク容量の半分の量が、各インクタンクから消費されることとする。
プリンター1のプリンター制御部10は、本処理を開始するトリガーが発生したか否かを判別する(ステップS1)。トリガーは、例えば、電源の投入や、ユーザーからのインク残量の検出の指示、予め設定された時刻の経過等が挙げられる。次いで、プリンター制御部10は、インク残量検出部19により、インクカートリッジ500のインク残量を取得する(ステップS2)。前述した通り、インク残量検出部19は、インクの色毎に、インク残量を検出する。つまり、インク残量検出部19は、インクカートリッジ500が収容するインクタンク毎にインク残量を検出する。したがって、プリンター制御部10は、ステップS2において、インクカートリッジ500が収容するインクタンク毎にインク残量を取得する。
次いで、プリンター制御部10は、取得したインク残量が、インクカートリッジ500のインク容量の50パーセントを上回る量であるか否かを判別する(ステップS3)。より具体的には、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500が収容するインクタンク毎に、インク残量がインクタンクのインク容量の50パーセントを上回る量であるか否かを判別する。前述した通り、強力消費インク量は、インクカートリッジ500のインク容量の半分の量である。したがって、ステップS3の処理は、インク残量と強力消費インク量とを比較し、インク残量が強力消費インク量を上回る否かの判別する処理に相当する。
プリンター制御部10は、インクカートリッジが収容するインクタンクのうち1つでも、インク残量が、インクタンクのインク容量の50パーセントを上回る量でないと判別した場合(ステップS3:NO)、処理をステップS6に移行させる。例えば、シアンインクタンク51、ブラックインクタンク52、イエローインクタンク53、及び、マゼンタインクタンク54のうち、シアンインクタンク51のインク残量がシアンインクタンク51のインク容量の50パーセントを下回る量である場合、プリンター制御部10は、処理をステップS6に移行させる。
次いで、プリンター制御部10は、ステップS6において、各インクタンクについて、インク残量がインクタンクのインク容量の20パーセント(所定量)を上回る量であるか否かを判別する(ステップS6)。
次いで、プリンター制御部10は、インク残量が、インクタンクのインク容量の20パーセント以下の量であると判別した場合(ステップS6:NO)、報知部18により、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであること(第3報知内容)を報知する。具体的には、プリンター制御部10は、報知部18のLED部18aにより、パターン1の点滅を実行することで、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであることを報知する(ステップS11)。パターン1の点滅については、後述する。プリンター制御部10は、ステップS6において、インクカートリッジ500が収容するインクタンクのうち、1つでもインク残量がインク容量の20パーセント以下の量であるインクタンクがある場合、処理をステップS11に移行させる。
ここで、インクニアエンドとは、インク残量がインクタンクのインク容量の20パーセント以下であるインクタンクを、少なくとも1つ収容するインクカートリッジ500の状態を示す。
図4は、点滅の状態を示すタイミングチャートである。図4において、タイミングチャートAは、点滅パターンがパターン1である場合における点滅の状態を示す。また、タイミングチャートBは、点滅パターンがパターン2である場合における点滅の状態を示す。また、タイミングチャートCは、点滅パターンがパターン3である場合における点滅の状態を示す。
図4のタイミングチャートAに示すように、パターン1の点滅は、点灯期間、及び、消灯期間が100msであり、200msの間に点灯と消灯とを一回ずつ行う。図4のタイミングチャートAに示すように、1600msを1周期とした場合、パターン1の点滅は、1周期の間に、点灯、及び、消灯を交互に8回ずつ行う。
図4のタイミングチャートBに示すように、パターン2の点滅は、点灯期間、及び、消灯期間が200msであり、400msの間に点灯と消灯とを一回ずつ行う。図4のタイミングチャートBに示すように、1600msを1周期とした場合、パターン1の点滅は、1周期の間に、点灯、及び、消灯を交互に4回ずつ行う。
図4のタイミングチャートCに示すように、パターン3の点滅は、点灯期間、及び、消灯期間が400msであり、800msの間に点灯と消灯とを一回ずつ行う。図4のタイミングチャートCに示すように、1600msを1周期とした場合、パターン1の点滅は、1周期の間に、点灯、及び、消灯を交互に2回ずつ行う。
図3のフローチャートの説明に戻り、プリンター制御部10は、ステップS11において、報知部18のLED部18aにより、パターン1の点滅を実行ことで、インクカートリッジ500がインクニアエンドであることを報知する。これにより、プリンター制御部10は、LEDのパターン1の点滅により、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであることを、ユーザーに対して報知することができる。ここで、ユーザーがマニュアル等により、パターン1の点滅が、インクカートリッジ500がインクニアエンドであることを示す点滅であると認識可能である場合、ユーザーは、この報知によって、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであることを認識できる。
図3のフローチャートの説明に戻り、プリンター制御部10は、パターン1の点滅を実行すると、インクカートリッジ500の交換が行われた否かの判別する(ステップS12)。インクカートリッジ500の交換の有無の検出は、所定の方法により検出される。プリンター制御部10は、インクカートリッジ500の交換が行われたと判別した場合(ステップS12:YES)、処理をステップS1に戻す。
一方、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500の交換が行われないと判別した場合(ステップS12:NO)、RTC14の出力に基づいて、起算日から100日が経過したか否かを判別する(ステップS13)。プリンター制御部10は、起算日から100日が経過してないと判別した場合(ステップS13:NO)、処理をステップS11に戻す。一方、プリンター制御部10は、起算日から100日が経過したと判別した場合、より具体的には、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から100日目を示す日付であると判別した場合(ステップS13:YES)、報知部18により、強力クリーニング動作を実行すること(第3報知内容)を、100日が経過した日に報知する。具体的には、プリンター制御部10は、報知部18のLED部18aにより、パターン3の点滅を実行することで、100日を経過した日に、強力クリーニング動作を実行することを報知する(ステップS5)。
これにより、プリンター制御部10は、起算日から100日が経過した日に、強力クリーニング動作を実行することを、ユーザーに対して報知できる。ユーザーがマニュアル等により、パターン3の点滅が、強力クリーニング動作を実行することを示す点滅であると認識可能である場合、ユーザーは、この報知によって、パターン3の点滅を確認した日に、強力クリーニング動作が実行されることを認識できる。
ここで、プリンター制御部10は、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から100日目を示す日付であれば、現在時刻時刻情報が示す時刻が20時00分00秒でなくても、パターン3の点滅を実行する。つまり、起算日から100日目であれば、現在時刻が20時00分00秒となる前から、プリンター制御部10は、パターン3の点滅を実行する。これにより、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する日において、強力クリーニング動作を実行する前に、強力クリーニング動作を実行することを報知できる。そのため、プリンター制御部10は、ユーザーの予期せぬタイミングで、強力クリーニング動作を実行するといった事態の発生を抑制できる。そのため、プリンター制御部10は、ユーザーの予期せぬタイミングで、通常クリーニング動作より長い期間、印刷等の処理が停止するといった事態の発生を抑制できる。また、プリンター制御部10は、ユーザーの予期せぬタイミングで、インクタンクの貯留するインク量が無くなり、インクカートリッジ500の交換を要するといった事態の発生を抑制できる。
図3のフローチャートのステップS6の説明に戻り、インク残量が、インクタンクのインク容量の20パーセントを上回る量であると判別した場合(ステップS6:YES)、プリンター制御部10は、RTC14の出力に基づいて、起算日から90日が経過したか否かを判別する(ステップS7)。プリンター制御部10は、インクカートリッジ500が収容するインクタンクの全てについて、インク残量が、インクタンクのインク容量の20パーセント上回る量であると判別した場合、処理をステップS7に移行させる。
次いで、プリンター制御部10は、起算日から90日が経過してないと判別した場合(ステップS7:NO)、処理をステップS1に戻す。一方、プリンター制御部10は、起算日から90日が経過したと判別した場合、より具体的には、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から90日目を示す日付であると判別した場合(ステップS7:YES)、報知部18により、インクカートリッジ500の交換を促す内容(第2報知内容)を報知する。具体的には、プリンター制御部10は、報知部18のLED部18aにより、パターン2の点滅を実行することで、インクカートリッジ500の交換を促す内容を報知する(ステップS8)。
これにより、プリンター制御部10は、起算日から90日が経過した日に、ユーザーに対して、インクカートリッジ500の交換を促すことができる。上述したように、プリンター制御部10は、起算日から90日が経過した日に、パターン2の点滅を実行する。つまり、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する10日前から、パターン2の点滅を実行する。ここで、ユーザーがマニュアル等により、パターン2の点滅がインクカートリッジ500の交換を促すことを示す点滅であると認識可能である場合、ユーザーは、この報知によって、強力クリーニング動作を実行する10日前から、インクカートリッジ500の交換が必要であることを認識できる。そのため、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作の実行により、ユーザーの予期せぬタイミングで、インクタンクの貯留するインク量が無くなり、インクカートリッジ500の交換が必要となるといった事態の発生を抑制できる。また、強力クリーニング動作を実行する10日前から、インクカートリッジ500の交換を促すため、ユーザーは、強力クリーニング動作を実行する日の10日前から、インクカートリッジ500の交換や、新たなインクカートリッジ500の準備等の対策を行うことができる。
プリンター制御部10は、パターン2の点滅を実行すると、インクカートリッジ500の交換が行われた否かを判別する(ステップS9)。プリンター制御部10は、インクカートリッジ500の交換が行われたと判別した場合(ステップS9:YES)、処理をステップS1に戻す。
一方、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500の交換が行われないと判別した場合(ステップS9:NO)、RTC14の出力に基づいて、起算日から100日が経過したか否かを判別する(ステップS10)。プリンター制御部10は、起算日から100日が経過してないと判別した場合(ステップS10:NO)、処理をステップS8に戻す。一方、プリンター制御部10は、起算日から100日が経過したと判別した場合、より具体的には、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から100日目を示す日付であると判別した場合(ステップS10:YES)、報知部18のLED部18aにより、パターン3で点滅を実行する(ステップS5)。
これにより、上述したパターン3の点滅に対する効果と、同様の効果を奏する。
図3のフローチャートのステップS3の説明に戻り、プリンター制御部10は、全てのインクタンクについて、インク残量が、インクタンクのインク容量の50パーセントを上回る量であると判別した場合(ステップS3:YES)、RTC14からの出力に基づき、起算日から100日が経過したか否かを判別する(ステップS4)。プリンター制御部10は、起算日から100日が経過してないと判別した場合(ステップS4:NO)、処理をステップS1に戻す。一方、プリンター制御部10は、起算日から100日が経過したと判別した場合、より具体的には、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から100日目を示す日付であると判別した場合(ステップS4:YES)、報知部18のLED部18aにより、パターン3で点滅を実行する(ステップS5)。
これにより、プリンター制御部10は、起算日から100日が経過した日に、強力クリーニング動作を実行することを、ユーザーに対して報知できる。ユーザーがマニュアル等により、パターン3の点滅が強力クリーニング動作を実行することを示す点滅であると認識可能な場合、ユーザーは、この報知によって、パターン3の点滅を確認した日に、プリンター1が強力クリーニング動作を実行することを認識できる。
前述した通り、プリンター制御部10は、インク残量が、インクタンクのインク容量の50パーセントを下回り、且つ、20パーセントを上回る量であるインクタンクが一つでもある場合、起算日から90日が経過した日から、起算日から100日が経過する日まで、パターン2の点滅を実行する。一方、プリンター制御部10は、全てのインクタンクについて、インク残量が、インクタンクのインク容量の50パーセントを上回る量である場合に、起算日から100日経過した日に、パターン3の点滅を実行する。つまり、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行するタイミングから、パターン2の点滅を実行する期間より短い期間を遡ったタイミングで、パターン3の点滅を実行する。つまり、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する日を迎えたタイミングで、パターン3の点滅を実行する。ここで、強力消費インク量が、インクカートリッジ500のインク容量の半分の量であることから、全てのインクタンクのインク残量が50パーセント上回る場合、パターン3の点滅は、強力クリーニング動作を実行する日より前から、実行されることの必要性が低い点滅である。したがって、プリンター制御部10は、パターン2の点滅を実行するタイミング(90日が経過した日を迎えたタイミング)より、遅いタイミング(強力クリーニング動作を実行する日を迎えたタイミング)でパターン3の点滅を実行するため、強力クリーニング動作を実行することの不必要な報知を防止できる。
また、プリンター制御部10は、現在時刻日付情報が示す日付が、起算日から100日目を示す日付であれば、現在時刻時刻情報が示す時刻が20時00分00秒でなくても、パターン3の点滅を実行する。つまり、20時00分00秒になる前から、プリンター制御部10は、パターン3の点滅を実行する。これにより、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する前に、強力クリーニング動作を実行することを報知できる。そのため、プリンター制御部10は、不必要な報知を防止でき、且つ、ユーザーの予期せぬタイミングで、強力クリーニング動作を実行するといった事態の発生を抑制することができる。
なお、上述した例では、報知の態様として、報知部18のLED部18aによる報知を例示した。しかしながら、報知の態様は、報知部18のプリンター表示部18bで報知する態様でもよい。この場合、例えば、パターン1の点滅の代わりに、プリンター制御部10は、プリンター表示部18bにより、「インクカートリッジの状態がインクニアエンド」の旨を表示する。また、例えば、パターン2の点滅の代わりに、プリンター制御部10が、プリンター表示部18bにより、「インクカートリッジの交換が必要」の旨を表示する。また、例えば、パターン3の点滅の代わりに、プリンター制御部10は、プリンター表示部18bにより、「本日、強力クリーニング動作を実行」の旨を表示する。これにより、ユーザーが予めマニュアル等から報知の内容について知識を取得しなくても、報知の内容を認識できる。
以上、説明したように、プリンター1(印刷装置)は、インク残量検出部19(検出部)と、RTC14(計時部)と、報知部18と、計時部が計時する時刻に基づいて強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が経過した場合に、ノズルの強力クリーニング動作(第1メンテナンス処理)を実行する第1メンテナンス部20と、ノズルの通常クリーニング動作(第2メンテナンス処理)を実行する第2メンテナンス部21と、報知部18、第1メンテナンス部20、及び、第2メンテナンス部21を制御するプリンター制御部10(制御部)と、を備える。強力消費インク量(第1インク量)は、通常消費インク量(第2インク量)より多い。プリンター制御部10は、インク残量検出部19が検出したインク残量と強力消費インク量とを比較する。そして、プリンター制御部10は、インク残量が、強力消費インク量を上回る場合に、報知部18により強力クリーニング動作を実行すること(第1報知内容)を報知する。また、プリンター制御部10は、インク残量が、強力消費インク量を下回る場合に、報知部18によりインクカートリッジ500の交換を促す内容(第2報知内容)を報知する。そして、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500の交換を促す内容を報知する際、強力クリーニング動作開始期間が経過した日の強力クリーニング動作開始時刻が経過する前から報知部18により報知する。
このように、プリンター制御部10は、報知部18により、インク残量が、強力消費インク量を上回る場合に、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであることを報知し、インク残量が、強力消費インク量を下回る場合に、強力クリーニング動作開始期間が経過する前に、インクカートリッジ500の交換を促す内容を報知する。そのため、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する前に、強力消費インク量に対するインク残量に応じた報知を実行できる。また、強力クリーニング動作を実行する前に、インクカートリッジ500の交換を促すため、ユーザーが、プリンター1に対してインクカートリッジ500の交換が必要であることを認識できる。特に、強力消費インク量は、通常消費インク量と比較して、インクの消費が多い。そのため、強力クリーニング動作を実行中または実行後には、インクカートリッジ500の交換が必要となる蓋然性が高い。そこで、強力クリーニング動作を実行する前に、インク残量に応じた報知を実行することで、ユーザーの予期せぬタイミングで、インクカートリッジ500の交換が必要となるといった事態の発生を抑制できる。
また、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行するタイミングから、インクカートリッジ500の交換を促すことを示す内容を報知する期間より短い期間を遡ったタイミングで、強力クリーニング動作を実行することを報知する。
つまり、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行する日を迎えたタイミングで、強力クリーニング動作を実行することを報知する。ここで、強力消費インク量が、インクカートリッジ500のインク容量の半分の量であることから、各インクタンクのインク残量がインク容量の半分を上回る量である場合、この報知は、強力クリーニング動作を実行する日より前から、実行されることの必要性が低い報知である。したがって、プリンター制御部10は、強力クリーニング動作を実行することの不必要な報知を防止できる。
また、プリンター1は、操作を受け付ける操作部17aを備える。第1メンテナンス部20による強力クリーニング動作は、ノズルの開口からインクを吸引する動作を伴う処理である。第2メンテナンス部21による通常クリーニング動作は、プリンター1に接続されホストコンピューター3(制御装置)からのコマンド、又は、操作部17aに対する操作により実行を開始する処理である。
通常クリーニング動作は、ホストコンピューター3からコマンドを受信した場合、又は、ユーザーの操作部17aに対する操作をトリガーとして実行される。一方、強力クリーニング動作は、強力クリーニング動作開始期間を経過した日の強力クリーニング動作開始時刻を経過したタイミングで実行される。つまり、強力クリーニング動作は、ユーザーの予期せぬタイミングで実行する蓋然性の高い動作である。したがって、強力クリーニング動作を実行する前に、強力消費インク量に対するインク残量に応じた報知するため、ユーザーの予期せぬタイミングで強力クリーニング動作が実行するといった事態の発生を抑制できる。
また、プリンター制御部10は、インク残量検出部19が検出したインク残量が、強力消費インク量を下回り、且つ、インク残量がインクタンクのインク容量の20パーセントを示す量(所定量)以下である場合、報知部18により、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであること(第3報知内容)を報知する。
これにより、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであることを報知するため、インク残量が強力消費インク量を下回る場合における、インク残量に応じた報知を実行できる。また、ユーザーは、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであると認識できる。
また、強力消費インク量は、インクカートリッジ500のインク容量の半分以上である。
これにより、インクカートリッジ500のインク容量の半分以上のインクを消費する強力クリーニング動作を実行する前に、強力消費インク量に対するインク残量に応じた報知を実行できる。特に、強力消費インク量がインク容量の半分以上である場合、一度の強力クリーニング動作でインクカートリッジ500の交換が必要になる蓋然性が高い。このような、一度の動作でインクカートリッジ500の交換が必要になる蓋然性の高い強力クリーニング動作を実行する前に、インク残量に応じた報知を実行することで、確実に、強力クリーニング動作の実行中又は実行後にインクカートリッジ500の交換が必要になるといった事態の発生を抑制できる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、LED部18aによるLEDの点滅、又は、プリンター表示部18bの表示により、インクカートリッジ500の状態がインクニアエンドであること、インクカートリッジ500の交換を促す内容、及び、強力クリーニング動作を実行することを報知する態様を例示した。しかしながら、この報知の態様に限定されず、例えば、ブザー音等により、報知する構成としてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、強力クリーニング動作開始期間を100日として例示したが、100日に限定されない。また、上述した実施形態では、強力クリーニング動作開始時刻を20時00分00秒として例示したが、この時刻に限定されない。また、上述した実施形態では、強力クリーニング動作を実行する日の10日前から、インクカートリッジ500の交換を促す内容を報知する構成を例示したが、10日に限定されない。
また、例えば、上述した実施形態では、インクニアエンドについて、インク残量がインクタンクのインク容量の20パーセント以下であるインクタンクを、少なくとも1つ収容するインクカートリッジ500の状態を示す場合を例示した。しかしながら、20パーセント以下に限定されず、10パーセント以下でも5パーセント以下でもよい。
また、例えば、図3のフローチャートのステップS3の処理において、1つでも、インクタンクのインク容量の50パーセントを下回るインク残量を貯留するインクタンクがある場合に、パターン2の点滅を実行する場合を例示した。しかしながら、このようなインクタンクが2つ以上ある場合にパターン2の点滅を実行する構成でもよく、3つ以上ある場合にパターン2の点滅を実行する構成でもよい。またステップS6の処理においても同様であり、インクタンクのインク容量の20パーセントを下回るインク残量を貯留するインクタンクが2つ以上ある場合に、パターン1の点滅を実行する構成でもよく、3つ以上ある場合にパターン1の点滅を実行する構成でもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、各インクタンクについて、インク残量とインクタンクのインク容量とを比較する構成を例示した。しかしながら、インクカートリッジのインク残量と、インクカートリッジ500のインク容量とを比較する構成でもよい。つまり、各インクタンクのインク残量の総量と、各インクタンクのインク容量の総量とを比較する構成でもよい。この場合、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500のインク残量が、インクカートリッジ500のインク容量の50パーセントを上回る場合に、パターン3の点滅を実行する。また、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500のインク残量が、インクカートリッジ500のインク容量の50パーセントを下回る場合に、パターン2の点滅を実行する。また、プリンター制御部10は、インクカートリッジ500のインク残量が、インクカートリッジ500のインク容量の20パーセントを下回る場合に、パターン1の点滅を実行する。
また、例えば、図3の処理単位は、プリンター1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。プリンター1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
また、図1に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プリンター1、及び、ホストコンピューター3の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…プリンター(印刷装置)、3…ホストコンピューター(制御部)、10…プリンター制御部(制御部)、11…印刷部、11a…インクジェットヘッド、11b…キャリッジ、12…搬送部、13…切断部、14…RTC(計時部)、14a…RTC制御部、14b…RTC記憶部、15…プリンター通信部、16…プリンター記憶部、16a…メンテナンス設定ファイル、16b…ログファイル、17…プリンター入力部、17a…操作部、18…報知部、18a…LED部、18b…プリンター表示部、19…インク残量検出部(検出部)、20…第1メンテナンス部、21…第2メンテナンス部、30…ホスト制御部、31…ホスト入力部、32…ホスト表示部、33…ホスト記憶部、34…ホスト通信部、500…インクカートリッジ。

Claims (7)

  1. ノズルからインクを吐出して印刷を実行する印刷装置であって、
    インクカートリッジのインク残量を検出する検出部と、
    時刻を計時する計時部と、
    情報を報知する報知部と、
    前記計時部が計時する時刻に基づいて所定周期が経過した場合に、前記ノズルの第1メンテナンス処理を実行する第1メンテナンス部と、
    前記ノズルの第2メンテナンス処理を実行する第2メンテナンス部と、
    報知部、第1メンテナンス部、及び、第2メンテナンス部を制御する制御部と、を備え、
    前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理において消費する第1インク量は、前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理において消費する第2インク量より多く、
    前記制御部は、
    前記検出部が検出したインク残量と前記第1インク量を比較し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を上回る場合に、前記報知部により第1報知内容を報知し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を下回る場合に、前記報知部により第2報知内容を報知し、
    前記第2報知内容を報知する際、前記所定周期が経過する前から前記報知部により報知する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第2報知内容は、少なくとも前記インクカートリッジの交換を促すことを示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1報知内容は、少なくとも前記第1メンテナンス処理の実行を示し、
    前記制御部は、前記所定周期が経過するタイミングから、前記第2報知内容を報知する場合の期間より短い期間を遡ったタイミングで、前記第1報知内容を前記報知部により報知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 操作を受け付ける操作部を備え、
    前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理は、前記ノズルの開口からインクを吸引する動作を伴う処理であり、
    前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理は、前記印刷装置に接続される制御装置からのコマンド、又は、前記操作部に対する操作により実行を開始する処理である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記検出部が検出したインク残量が前記第1インク量を下回り、且つ、所定量以下である場合、前記報知部により第3報知内容を報知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記第1インク量は、前記インクカートリッジのインク容量の半分以上である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. インクカートリッジのインク残量を検出する検出部と、時刻を計時する計時部と、情報を報知する報知部と、前記計時部が計時する時刻に基づいて所定周期が経過した場合に、ノズルの第1メンテナンス処理を実行する第1メンテナンス部と、ノズルの第2メンテナンス処理を実行する第2メンテナンス部と、報知部、第1メンテナンス部、及び、第2メンテナンス部を制御する制御部と、を備え、前記ノズルからインクを吐出して印刷を実行する印刷装置の制御方法であって、
    前記第1メンテナンス部による前記第1メンテナンス処理において消費する第1インク量は、前記第2メンテナンス部による前記第2メンテナンス処理において消費する第2インク量より多く、
    前記制御部は、
    前記検出部が検出したインク残量と前記第1インク量を比較し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を上回る場合に、前記報知部により第1報知内容を報知し、検出した前記インク残量が前記第1インク量を下回る場合に、前記報知部により第2報知内容を報知し、
    前記第2報知内容を報知する際、前記所定周期が経過する前から前記報知部により報知する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
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