JP2017208684A - 通信装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる通信装置、通信方法及び通信プログラムを提供する。
【解決手段】通信装置は、光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得する要求部と、光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、要求部がリクエスト信号を他通信装置から取得する前に開始する決定部と、決定された割当決定用パラメータと割当要求量とに基づいて割当量を決定する割当部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、通信方法及び通信プログラムに関する。
アクセスサービスの高速化に対するニーズの高まりに応じて、FTTH(Fiber To The Home)の普及が世界的に進んでいる。FTTHサービスでは、1台の収容局側装置が信号を時分割多重(TDM: Time Division Multiplexing)することによって複数台の加入者側装置を収容する場合がある。収容局側装置は、光加入者線終端装置(OLT: Optical Line Terminal)である。光加入者線終端装置は、光加入者ユニット(OSU: Optical Subscriber Unit)を備える。加入者側装置は、光加入者線ネットワーク装置(ONU: Optical Network Unit)である。FTTHサービスは、PON(Passive Optical Network)方式によって提供される。以下、時分割多重のPONを「TDM−PON」という。
TDM−PONの上り通信では、光加入者線ネットワーク装置同士が、上り光信号の帯域を共有する。光加入者線終端装置は、動的帯域割当(DBA: Dynamic Bandwidth Allocation)の結果に基づいて、上り光信号の割当量を光加入者線ネットワーク装置に付与する。光加入者線終端装置は、上り光信号の割当量を他通信装置に付与するための信号(以下「グラント信号」という。)を、各光加入者線ネットワーク装置に送信する。グラント信号は、上り光信号の割当量を表す。上り光信号の割当量は、上り光信号の送信許可時間を用いて表現されてもよい。光加入者線ネットワーク装置は、上り光信号の送信許可時間内に、上り光信号を光加入者線終端装置に送信する。これによって、光加入者線ネットワーク装置は、光加入者線終端装置の光加入者ユニットに向かう上り光信号同士の衝突を防ぐことができる。
図5は、従来の光通信システムの動的帯域割当の動作の例を示す図である。光加入者線ネットワーク装置は、グラント信号が表す割当量に応じた送信許可時間内に、上り光信号を光加入者線終端装置に送信する。上り光信号は、例えば、データ(主信号)を含む。上り光信号は、例えば、上り光信号の割当要求量を表す信号(以下「リクエスト信号」という。)(副信号)を含む。
光加入者線終端装置は、光加入者線ネットワーク装置から取得したリクエスト信号に基づいて、動的帯域割当(DBA)を実行する。光加入者線終端装置は、動的帯域割当の結果に基づいて、上り光信号の割当量を光加入者線ネットワーク装置ごとに決定する。光加入者線終端装置は、グラント信号を各光加入者線ネットワーク装置に送信する。以下、動的帯域割当の周期を「DBA周期」という。DBA周期は、光加入者線ネットワーク装置ごとに定められる。
M. P. Mcgarry, M. Reisslein and M. Maier, "Ethernet passive optical network architectures and dynamic bandwidth allocation algorithms," in IEEE Communications Surveys & Tutorials, vol. 10, no. 3, pp. 46-60, Third Quarter 2008. D. Murayama, N. Oota, K. I. Suzuki and N. Yoshimoto, "Low latency dynamic bandwidth allocation for 100km long reach 10G-EPON," 2012 IEEE International Workshop Technical Committee on Communications Quality and Reliability (CQR), San Diego, CA, 2012, pp. 1-5.
図6は、従来の通信装置の動作の例を示すタイムチャートである。従来の通信装置(光加入者線終端装置)は、要求部と、割当部と、決定部と、付与部とを備える。以下、nは、光加入者線ネットワーク装置の番号を示す。mは、DBA周期の番号を示す。
要求部は、リクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置から取得する。要求部は、上り光信号の割当要求量r(n,m)を表す情報を、リクエスト信号から抽出する。割当要求量r(n,m)を表す情報は、番号nの光加入者線ネットワーク装置について、番号mのDBA周期における割当要求量rを表す情報である。要求部は、割当要求量r(n,m)を表す情報を、割当部に送信する。
割当部は、割当要求量r(n,m)を表す情報を取得した場合、方針決定用パラメータを決定する。すなわち、割当部は、要求部がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置から取得した場合、方針決定用パラメータを決定する。方針決定用パラメータとは、上り光信号の割当量に関する割り当ての方針を決定するためのパラメータである。
割当部は、割当要求量r(n,m)を表す情報を取得した場合、方針決定用パラメータを決定部に送信する。すなわち、割当部は、要求部がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置から取得した場合、方針決定用パラメータを決定部に送信する。
決定部は、方針決定用パラメータを取得した場合、方針決定用パラメータに基づいて、上り光信号の割当量に関する割り当ての方針を決定する。すなわち、決定部は、要求部がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置から取得した場合、上り光信号の割当量に関する割り当ての方針を決定する。決定部は、上り光信号の割当量に関する割り当ての方針に基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を割当部に送信する。割当決定用パラメータとは、上り光信号の割当量を決定するためのパラメータである。割当決定用パラメータp(n,m)は、番号nの光加入者線ネットワーク装置について、番号mのDBA周期における上り光信号の割当量を決定するためのパラメータである。
割当部は、割当要求量r(n,m)を表す情報を要求部から取得した場合、割当決定用パラメータp(n,m)を決定部から取得する。すなわち、割当部は、要求部がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置から取得した場合、割当決定用パラメータp(n,m)を決定部から取得する。
割当部は、割当要求量r(n,m)を表す情報と割当決定用パラメータp(n,m)とに基づいて、上り光信号の割当量(送信許可量)をDBA周期で決定する。割当部は、上り光信号の割当量g(n,m)を表す情報を、DBA周期で付与部に送信する。割当量g(n,m)を表す情報は、番号nの光加入者線ネットワーク装置について、番号mのDBA周期における割当量を表す情報である。
付与部は、割当量g(n,m)を表す情報を表すグラント信号を生成する。付与部は、リクエスト信号を送信した光加入者線ネットワーク装置に、グラント信号をDBA周期で送信する。
動的帯域割当を実行することができる最長時間は、DBA周期からラウンドトリップ時間(RTT: Round Trip Time)を除いた残りの時間である。上り光信号の送信遅延は、DBA周期が長いほど長くなる。しかしながら、従来の通信装置は、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる通信装置、通信方法及び通信プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得する要求部と、光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、前記要求部がリクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始する決定部と、決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定する割当部とを備える通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記決定部は、前記光信号のトラヒック量に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記決定部は、前記割当量の履歴に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記決定部は、前記割当要求量の履歴に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する。
本発明の一態様は、通信装置が実行する通信方法であって、光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得するステップと、光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、前記通信装置がリクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始するステップと、決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定するステップと、を含む通信方法である。
本発明の一態様は、コンピュータに、光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得する手順と、光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、リクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始する手順と、決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定する手順と、を実行させるための通信プログラムである。
本発明により、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる。
第1実施形態における、光通信システムの構成の例を示す図である。 第1実施形態における、通信装置の構成の例を示す図である。 第1実施形態における、通信装置の動作の例を示すタイムチャートである。 第2実施形態における、通信装置の構成の例を示す図である。 従来の光通信システムの動的帯域割当の動作の例を示す図である。 従来の通信装置の動作の例を示すタイムチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、光通信システム1の構成の例を示す図である。光通信システム1は、TDM−PON方式によって光信号を通信するシステムである。光通信システム1は、N台(Nは1以上の整数)の端末10−n(nは、1以上N以下の整数)と、N台の光加入者線ネットワーク装置20−nと、光合波・分波器30と、伝送路40と、通信装置50aとを備える。図1に示す「t」は時間を表す。
以下、端末10−1〜10−Nに共通する事項については、符号の一部を省略して、「端末10」と表記する。以下、光加入者線ネットワーク装置20−1〜20−Nに共通する事項については、符号の一部を省略して、「光加入者線ネットワーク装置20」と表記する。
端末10は、スマートフォン端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ装置などの通信端末である。端末10−nは、光加入者線ネットワーク装置20−nを介して、通信装置50aと通信する。
光加入者線ネットワーク装置20(子ノード)は、グラント信号によって上り光信号の割当量が通信装置50aから割り当てられる対象である。光加入者線ネットワーク装置20−n(ONU)は、上り光信号の割当量に応じた送信許可時間内に、光合波・分波器30及び伝送路40を介して、通信装置50aに上り光信号を送信する。
上り光信号は、例えば、リクエスト信号を表す。上り光信号は、例えば、データを表す。光加入者線ネットワーク装置20−nは、伝送路40及び光合波・分波器30を介して、通信装置50aから下り光信号を取得する。下り光信号は、例えば、グラント信号を表す。下り光信号は、例えば、データを表す。
光合波・分波器30は、光加入者線ネットワーク装置20−1〜20−Nから取得した上り光信号を合波する。光合波・分波器30は、合波した結果を表す光信号を、伝送路40を介して通信装置50aに送信する。光合波・分波器30は、通信装置50aから取得した光信号を分波する。光合波・分波器30は、分波した光信号を光加入者線ネットワーク装置20−1〜20−Nに送信する。伝送路40は、光ファイバである。
通信装置50a(親ノード)は、光加入者線終端装置(OLT)である。通信装置50aは、方針決定用パラメータを決定するための処理を、通信装置50aがリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前に開始する。通信装置50aは、方針決定用パラメータを決定するための処理を、通信装置50aがリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前に完了してもよい。これによって、通信装置50aは、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる。通信装置50aは、光加入者線ネットワーク装置20から取得した上り光信号に基づいて、通信装置50aの上位装置に信号を送信してもよい。
図2は、通信装置50aの構成の例を示す図である。通信装置50aは、決定部51と、要求部52と、割当部53と、付与部54とを備える。決定部51と割当部53と要求部52と付与部54とのうち一部又は全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
通信装置50aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置を用いて構成される。通信装置50aは、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。
決定部51は、最新のリクエスト信号を必要としないDBAアルゴリズム処理を実行する。例えば、決定部51は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、方針決定用パラメータを割当部53から取得する。例えば、決定部51は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、割当決定用パラメータを決定するための処理を方針決定用パラメータに基づいて開始する。
決定部51は、割当決定用パラメータp(n,m)を割当部53に送信する。例えば、決定部51は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、割当決定用パラメータp(n,m)を割当部53に送信してもよい。
要求部52は、リクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する。要求部52は、上り光信号の割当要求量r(n,m)を表す情報を、リクエスト信号から抽出する。要求部52は、抽出された割当要求量r(n,m)を表す情報を、割当部53に送信する。
割当部53は、割当要求量r(n,m)を表す情報を取得する前における任意のタイミングで、方針決定用パラメータを決定する。すなわち、割当部53は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、方針決定用パラメータを決定する。方針決定用パラメータは、例えば、上り光信号のスロットサイズである。方針決定用パラメータは、例えば、光加入者線ネットワーク装置20(割当対象)の数である。
割当部53は、割当要求量r(n,m)を表す情報を割当部53が要求部52から取得する前における任意のタイミングで、方針決定用パラメータを決定部51に送信する。すなわち、割当部53は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、方針決定用パラメータを決定部51に送信する。
割当部53は、割当決定用パラメータp(n,m)を決定部51から取得する。例えば、割当部53は、割当要求量r(n,m)を表す情報を割当部53が要求部52から取得する前における任意のタイミングで、割当決定用パラメータp(n,m)を決定部51から取得してもよい。すなわち、割当部53は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、割当決定用パラメータp(n,m)を決定部51から取得してもよい。
割当部53は、割当要求量r(n,m)を表す情報と割当決定用パラメータp(n,m)とに基づいて、上り光信号の割当量をDBA周期で決定する。割当部53は、上り光信号の割当量g(n,m)を表す情報を、DBA周期で付与部54に送信する。
なお、割当量g(n,m)を表す情報は、上り光信号の送信許可時間を表す情報でもよい。すなわち、割当部53は、割当要求量r(n,m)を表す情報と割当決定用パラメータp(n,m)とに基づいて、上り光信号の送信許可時間をDBA周期で決定してもよい。割当部53は、割当量g(n,m)に応じた送信許可時間を表す情報を、DBA周期で付与部54に送信してもよい。
付与部54は、割当量g(n,m)に応じた送信許可時間を表すグラント信号を生成する。付与部54は、リクエスト信号を送信した光加入者線ネットワーク装置20に、グラント信号をDBA周期で送信する。
次に、DBAアルゴリズムを決定部51及び割当部53が実行する処理の第1例を説明する。
決定部51及び割当部53は、パラメータ計算を含むどのようなDBAアルゴリズムを実行してもよい。例えば、決定部51及び割当部53は、非特許文献1に示す「Limited DBA」のアルゴリズムを実行する。「Limited DBA」では、最大の割当量gmax(n,m)は、予め定められる。最大の割当量gmax(n,m)は、例えば、上り光信号のスロットサイズGを全ての光加入者線ネットワーク装置20の台数Nで除算した結果である。
割当部53は、最大の割当量gmax(n,m)と割当要求量r(n,m)とのうち小さい方を、光加入者線ネットワーク装置20−nに割り当てる。すなわち、割当部53は、最大の割当量gmax(n,m)を上限として、割当要求量r(n,m)に応じた割当量を、光加入者線ネットワーク装置20−nに割り当てる。
決定部51は、割当要求量r(n,m)を用いることなく、割当決定用パラメータp(n,m)を式(1)のように決定する。
Figure 2017208684
ここで、Gは、上り光信号のスロットサイズを示す。Nは、光加入者線ネットワーク装置20(割当対象)の数を示す。割当部53は、割当量g(n,m)を、式(2)のように決定する。
Figure 2017208684
次に、DBAアルゴリズムを決定部51及び割当部53が実行する処理の第2例を説明する。
決定部51及び割当部53は、非特許文献2に示す「長距離向けDBA」のアルゴリズムを実行してもよい。決定部51及び割当部53は、割当要求量の推移に応じて、割当量g(n,m)を更新する。グラント信号は、割当量g(n,m)が更新された場合には、更新された割当量を表す。
決定部51は、割当要求量r(n,m)を用いることなく、割当決定用パラメータp(n,m)を式(3)のように決定する。
Figure 2017208684
ここで、Δgは、予め定められた第1の値である。αは、予め定められた第2の値である。βは、αよりも小さい値に予め定められた第3の値である。(r(n,m−1)−r(n,m−2)>α)が成立する場合、割当決定用パラメータp(n,m)は、Δgである。(r(n,m−1)−r(n,m−2)<β)が成立する場合、割当決定用パラメータp(n,m)は、−Δgである。(β<r(n,m−1)−r(n,m−2)<α)が成立する場合、割当決定用パラメータp(n,m)は、0である。割当部53は、割当量g(n,m)を式(4)のように決定する。
Figure 2017208684
図3は、通信装置50aの動作の例を示すタイムチャートである。決定部51は、割当決定用パラメータp(n,m)を決定するための処理を、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで開始する。(ステップS101)。要求部52は、リクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得した場合、割当要求量r(n,m)を表す情報を割当部53に送信する(ステップS102)。
割当部53は、割当決定用パラメータp(n,m)と割当要求量r(n,m)とに基づいて、割当量g(n,m)を表す情報を付与部54に送信する(ステップS103)。付与部54は、リクエスト信号を送信した光加入者線ネットワーク装置20に、グラント信号を送信する(ステップS104)。
以上のように、第1実施形態の通信装置50aは、決定部51と、要求部52と、割当部53とを備える。要求部52は、割当要求量r(n,m)を表す情報を含むリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20(他通信装置)から取得する。決定部51は、割当決定用パラメータp(n,m)を決定するための処理を、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前に開始する。割当部53は、決定された割当決定用パラメータp(n,m)と割当要求量r(n,m)とに基づいて、割当量g(n,m)を決定する。
これによって、第1実施形態の通信装置50aは、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる。
第1実施形態の通信装置は、動的帯域割当の時間(=方針を決定するための時間+割り当てを決定するための時間)を短縮することなく、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる。第1実施形態の通信装置は、DBAアルゴリズムを実行するための演算能力の高い演算装置がなくても、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を短くすることが可能となる。第1実施形態の通信装置は、通信装置のコスト増大を防ぐことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、通信装置が監視部を備える点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図4は、通信装置50bの構成の例を示す図である。通信装置50bは、決定部51と、要求部52と、割当部53と、付与部54と、監視部55とを備える。監視部55(トラヒックモニタ部)は、特定のフローのトラヒック量を監視する。特定のフローは、任意に定められる。監視部55は、トラヒック量の監視結果に基づいて、トラヒック量の履歴情報を記憶する。トラヒック量の履歴情報は、例えば、直近のM周期(Mは、m以上の整数)における上り光信号のトラヒック量を表す情報である。
決定部51は、最新のリクエスト信号を必要としないDBAアルゴリズム処理を実行する。例えば、決定部51は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、特定のフローのトラヒック量を表す情報を方針決定用パラメータとして監視部55から取得する。例えば、決定部51は、要求部52がリクエスト信号を光加入者線ネットワーク装置20から取得する前における任意のタイミングで、割当決定用パラメータを決定するための処理を方針決定用パラメータに基づいて開始する。例えば、決定部51は、直近のM周期における上り光信号のトラヒック量の平均値に基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を更新する。
決定部51は、割当要求量r(n,m)を用いることなく、割当決定用パラメータp(n,m)を式(5)のように決定する。
Figure 2017208684
αは、予め定められた値である。t(n,m)は、番号nの光加入者線ネットワーク装置について、番号mのDBA周期における上り光信号のトラヒック量tを表す。割当部53は、割当量g(n,m)を式(6)のように決定する。
Figure 2017208684
以上のように、第2実施形態の決定部51は、上り光信号のトラヒック量に基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を更新する。これによって、第2実施形態の通信装置は、上り光信号のトラヒック量に応じて、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を効率的に短くすることが可能となる。例えば、第2実施形態の通信装置は、上り光信号のトラヒック量が増えるに従い、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を効率的に短くしてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、決定部51が方針決定用パラメータを割当部53及び監視部55から取得する点が、第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
通信装置50bは、決定部51と、要求部52と、割当部53と、付与部54と、監視部55とを備える。決定部51は、第1の方針決定用パラメータを割当部53から取得する。第1の方針決定用パラメータは、例えば、割当量g(n,m)の履歴情報である。決定部51は、第2の方針決定用パラメータを割当部53から取得する。第2の方針決定用パラメータは、例えば、割当要求量r(n,m)の履歴情報でもよい。決定部51は、特定のフローのトラヒック量を表す情報を、監視部55から取得する。特定のフローは、任意に定められる。
決定部51は、第1の方針決定用パラメータと第2の方針決定用パラメータと特定のフローのトラヒック量とのうち少なくとも一つに基づいて、上り光信号の割当量に関する割り当ての方針を決定する。すなわち、決定部51は、第1の方針決定用パラメータと第2の方針決定用パラメータと特定のフローのトラヒック量とのうち少なくとも一つに基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を決定する。
以上のように、第3実施形態の決定部51は、割当量g(n,m)の履歴に基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を更新してもよい。第3実施形態の決定部51は、割当要求量r(n,m)の履歴に基づいて、割当決定用パラメータp(n,m)を更新してもよい。これによって、第3実施形態の通信装置50bは、割当要求量の履歴と割当量の履歴とトラヒック量とのうち少なくとも一つに応じて、リクエスト信号を取得してからグラント信号を送信するまでの時間を効率的に短くすることが可能となる。
上述した実施形態における通信装置の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、光通信システムの通信装置に適用可能である。
1…光通信システム、10…端末、20…光加入者線ネットワーク装置、30…光合波・分波器、40…伝送路、50a…通信装置、51…決定部、52…要求部、53…割当部、54…付与部、55…監視部

Claims (6)

  1. 光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得する要求部と、
    光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、前記要求部がリクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始する決定部と、
    決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定する割当部と
    を備える通信装置。
  2. 前記決定部は、前記光信号のトラヒック量に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記決定部は、前記割当量の履歴に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する、請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記決定部は、前記割当要求量の履歴に基づいて、前記割当決定用パラメータを更新する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 通信装置が実行する通信方法であって、
    光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得するステップと、
    光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、前記通信装置がリクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始するステップと、
    決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定するステップと、
    を含む通信方法。
  6. コンピュータに、
    光信号の割当要求量を表す情報を含むリクエスト信号を他通信装置から取得する手順と、
    光信号の割当量を決定するための割当決定用パラメータを決定するための処理を、リクエスト信号を前記他通信装置から取得する前に開始する手順と、
    決定された前記割当決定用パラメータと前記割当要求量とに基づいて前記割当量を決定する手順と、
    を実行させるための通信プログラム。
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