JP6140097B2 - 局側光回線終端装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光回線通信を制御する技術に関する。
アクセス網形態の1つとして、PON(Passive Optical Network)が知られている。PONは、通信事業者側に設置されるOLT(Optical Line Terminal:局側光回線終端装置)と、加入者側に設置されるONU(Optical Network Unit:加入者側光回線終端装置)との間での通信において、光−電気変換を行わずに受動素子であるスプリッタを用いて光信号を複数に分岐するようにされたアクセス網形態である。このようなPONでは、一心の光ファイバーを複数ユーザで共有することができるため、経済的なネットワークを構築できる。
PONのうち、OLTとONUとがイーサネット(登録商標)フレームにより通信を行うものについては、EPON(Ethernet(登録商標) PON)と呼ばれる。一般に、PONにおいては、OLTからONUへの通信の方向を下り方向と呼び、ONUからOLTへの通信の方向を上り方向と呼ぶ。EPONをはじめとする多くのPONでは、上り方向の通信は時分割多元接続によって行われる。PONでは、OLTは、複数のONUと時分割通信できるように、ONUのフレームの送信タイミングを制御する。そのため、上り方向の通信では、ONUは自装置の送信タイミングが到来するまでの間フレームを蓄積しておき、送信タイミングが到来すると蓄積したフレームをバースト状に送信する。以下の説明では、このバースト状に送信されるフレームの塊をバースト信号と呼ぶ。各ONUは、OLTによって制御される送信タイミングでバースト信号を送信する。
ところで、EPONには、MPCP(Multi Point-Control Protocol)と呼ばれる、1つのOLTが複数のONUの通信を制御するためのプロトコルが標準で定められている(非特許文献1参照)。MPCPでは、未登録のONUを検出するためのDiscovery Processingと、ONUが送信する上り方向の信号の送信タイミングを制御するためのREPORT Processing・GATE Processingとが規定されている。EPONでは、ONUがPONに接続されると、OLTはそのONUを発見し、ONUにLLID(Logical Link ID)を付与して通信リンクを自動的に確立する。この機能をP2MPディスカバリ(Point to multi-point Discovery)と呼ぶ。MPCPのDiscovery Processingは、P2MPディスカバリを実現するためのプロトコルである。
図5は、P2MPディスカバリ処理におけるDiscovery Processingを示すシーケンス図である。
まず、OLTは、Discovery GATEフレームを各ONUに送信する(ステップS101)。GATEフレームとは、ONUに送信タイミングなどの送信に関する制御情報を通知するフレームである。Discovery GATEフレームは、GATEフレームにDiscovery Processingに関する制御情報であるDiscovery Informationがさらに格納されたフレームである。OLTは、Discovery GATEフレームを送信することによって、各ONUに送信タイミングを通知する。GATEフレームは、Messages sent on broadcast channelを用いて送信される。
次に、OLTに未登録のONUは、Discovery GATEフレームを受信すると、OLTへの登録を要求するためのREGISTER_REQフレームを送信する(ステップS102)。このときONUは、Discovery GATEフレームによって通知された送信タイミングに基づいてREGISTER_REQフレームを送信する。ONUは、他のONUのREGISTER_REQフレームと自装置のREGISTER_REQフレームとの衝突を回避するために、通知された送信タイミングからランダム遅延時間(Random delay)を待機した後、REGISTER_REQフレームを送信する。REGISTER_REQフレームは、Messages sent on broadcast channelを用いて送信される。
OLTは、ONUからのREGISTER_REQフレームを受信する可能性のある時間だけDiscovery Windowを設定する。OLTは、設定したDiscovery Windowの期間において未登録の各ONUからのREGISTER_REQフレームを受信する。
次に、OLTはREGISTER_REQフレームの受信に応じて、REGISTER_REQフレームの送信元であるONU(またはUNIポート)の識別子であるLLIDを新規に登録する。そのうえで、REGISTERフレームにより、登録したLLIDを通知する(ステップS103)。REGISTERフレームは、Messages sent on broadcast channelを用いて送信される。このようにOLTからONUに対してLLIDが通知されることにより、OLTとONUとがLLIDを利用して通信を実行可能になる。つまり、OLTとONUとの間でのリンクが確立される。
続いて、OLTは、GATEフレームにより上り方向の送信タイミングを通知し(ステップS104)、ONUは通知されたタイミングに従ってREGISTER_ACKを返す(ステップS105)。上記ステップS101〜S105の各処理により、P2MPディスカバリ処理が実現されている。このGATEフレームと、REGISTER_ACKは、Messages sent on unicast channelsを用いて送信される。このようにOLTとONUの間でDiscovery Processingの通信が実行される。
図6は、P2MPディスカバリ処理におけるDiscovery GateフレームとREGISTER_REQフレームの送受信タイミング例を示すタイミングチャートである。
なお、図5との対応では、図6に示されるDiscovery GATEフレームの送受信はステップS101に対応し、REGISTER_REQフレームの送受信はステップS102に対応する。また、同図に示されるONU200−k、ONU200−nは、それぞれ、複数のONUのうちの1つを示している。図6の説明にあたり、ONU200−k、ONU200−nを含む複数のONUについて特に区別しない場合には、ONU200と記載する。
図6において、先ず、OLT100は、時刻t0においてDiscovery GATEフレームをブロードキャストにより、各ONU200に対して送信する。上記のように送信されるDiscovery Gateフレームは、送信許可時間Tと、送信許可時間Tの開始時刻t1とを指定する情報を制御情報として含む。
未登録のONU200はDiscovery GATEフレームの受信に応答して、Discovery GATEフレームにより指定された開始時刻t1−kから開始される送信許可時間Tにおいて、ランダムなタイミング(Random Delay)でREGISTER_REQフレームを送信する。ONU200−nの通信距離を、許容範囲における最長の通信距離とすると、同図に示す時間長TDWによる期間がDiscovery Windowとなる。Discovery Windowの期間の開始タイミングは、OLT100における開始時刻t1であり、終了タイミングは、ONU200−nにおける送信許可時間Tの終了時刻からOLT100までの伝搬時間に応じて遅延した時刻である。即ち、Discovery Windowは、未登録のONU200からのREGISTER_REQフレームを優先して受け付ける期間である。
Discovery Windowの期間の時間長TDWは、OLT100がDiscovery GATEフレームを送信するタイミングに基づいて設定する。Discovery Windowの期間においては、登録済みのONU200がOLT100に対して上り方向の送信を行わないように、OLT100が制御を実行する。
EPONの上り方向の通信については、OLT100が各ONU200の上り方向の送信データ量を算出し、算出した送信データ量を通知することにより、ONU200ごとに送信時間を確保させるように帯域制御を実行する。Discovery Windowの期間は、未登録のONU200からのREGISTER_REQフレームが受信される期間である。そこで、Discovery Windowの期間において、OLT100は、登録済みのONU200による上り方向の送信が行われないように帯域制御を実行する。これにより、登録済のONU200から送信される信号と、未登録のONU200から送信されるREGISTER_REQフレームとの衝突を回避することができる。
OLT100は上述のP2MPディスカバリ処理を定期的に実行する。この定期的なP2MPディスカバリ処理の実行によって、未登録のONU200はOLT100に登録され、OLT100の上位ネットワークに接続することが可能となる。
IEEE Std 802.3-2012 SECTION FIVE "64.3 MultiPoint Control Protocol(MPCP)"
しかしながら、P2MPディスカバリ処理では、ONUがREGISTER_REQフレームをOLTに送信するタイミングはランダムに決定される。そのため、ONUが送信するREGISTER_REQフレームは互いに衝突する可能性があり、OLTは、自装置に登録を要求するONUの数を正確に把握することが困難であった。
上記事情に鑑み、本発明は、加入者側光回線終端装置(ONU)が自装置の登録を局側光回線終端装置(OLT)に要求するための登録要求フレーム(REGISTER_REQフレーム)が衝突した場合にも、加入者側光回線終端装置から送信された登録要求フレームの数を精度良く推定することができる局側光回線終端装置及び制御方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、光通信路経由で接続された加入者側光回線終端装置と通信する局側光回線終端装置であって、前記加入者側光回線終端装置からバースト状に送信される光信号を受信する受信部と、前記光信号が継続して受信される時間を計測する計測部と、前記受信部による前記光信号の受信において、衝突が発生した前記光信号の数を表す衝突数を、前記時間に基づいて推定する推定部と、を備える局側光回線終端装置である。
本発明の一態様は、上記の局側光回線終端装置であって、前記局側光回線終端装置が、自装置に登録されていない前記加入者側光回線終端装置を自装置に登録する所定の期間において、前記加入者側光回線終端装置が送信する自装置への登録を要求するための光信号のみを受信するとき、前記推定部が推定した前記衝突数に基づいて前記要求の数を算出する算出部、をさらに備える局側光回線終端装置である。
本発明の一態様は、光通信路経由で接続された加入者側光回線終端装置と通信する局側光回線終端装置が、前記加入者側光回線終端装置からバースト状に送信される光信号を受信する受信ステップと、前記光信号が継続して受信される時間を計測する計測ステップと、前記受信部による前記光信号の受信において、衝突が発生した前記光信号の数を表す衝突数を、前記時間に基づいて推定する推定ステップと、を有する制御方法である。
本発明の一態様は、上記の制御方法であって、前記局側光回線終端装置が、自装置に登録されていない前記加入者側光回線終端装置を自装置に登録する所定の期間において、前記加入者側光回線終端装置が送信する自装置への登録を要求するための光信号のみを受信するとき、前記推定ステップにおいて推定された前記衝突数に基づいて前記要求の数を算出する算出ステップ、をさらに有する制御方法である。
本発明により、加入者側光回線終端装置から送信された登録要求フレームの数を精度良く推定することが可能となる。
実施形態における光通信システムのシステム構成を示すシステム構成図。 OLT100の機能構成を示す機能ブロック図。 Discovery Windowの間に、2つのバースト信号が衝突した場合の具体例を示す図。 OLT100が、自装置に登録を要求する未登録ONU200の数を推定する処理の流れを示すフローチャート。 P2MPディスカバリ処理におけるDiscovery Processingを示すシーケンス図。 P2MPディスカバリ処理におけるDiscovery GateフレームとREGISTER_REQフレームの送受信タイミング例を示すタイミングチャート。
図1は、実施形態における光通信システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図1に示す光通信システムは、例えばEPONによって実現される光通信システムである。図1に示す光通信システムでは、1つのOLT(Optical Line Terminal:局側光回線終端装置)100と複数のONU(Optical Network Unit:加入者側光回線終端装置)200−1〜200−nとが光通信路500を介して接続される。光通信路500は光スプリッタや光ファイバーなどを備えて形成される。以下の説明では、特に区別しない限り、ONU200−1〜200−nをONU200と記載する。
OLT100は、通信事業者側に設置される光回線終端装置である。OLT100の上流には上位ネットワーク300が接続される。上位ネットワーク300は、例えばインターネット上などに存在する各種のサーバなどを含む。OLT100は、例えば上位ネットワーク300と光通信路500との間の通信において、電気信号と光信号との間での信号の変換や、信号の多重化などを行う。
ONU200は、加入者側に設置される光回線終端装置である。ONU200−1〜200−nの下流側には、それぞれ下位ネットワーク400−1〜400−nが接続される。下位ネットワーク400−1〜400−nには、例えば加入者の自宅などで使用されるパーソナルコンピュータなどのネットワーク機器が含まれる。以下の説明では、特に区別しない限り、下位ネットワーク400−1〜400−nを下位ネットワーク400と記載する。
上記のように構成される光通信システムにおいて、OLT100に登録されていないONU200(以下、「未登録ONU200」という。)は、OLT100とのリンクが確立されないためにOLT100と通信を行うことができない。そこで、未登録ONU200については、OLT100とのリンクを確立して通信が可能な状態とする必要がある。このために、OLT100と未登録ONU200との間では、図5に示した手順によるP2MPディスカバリ処理を実行する。
図2は、OLT100の機能構成を示す機能ブロック図である。
OLT100は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、OLT制御プログラムを実行する。OLT100は、OLT制御プログラムの実行によって波長合分波器110、光受信部120、光送信部130及び制御部140を備える装置として機能する。
なお、OLT100の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。OLT制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。OLT制御プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
波長合分波器110は、上り方向と下り方向の各光信号の波長に対応する波長フィルタを備えて構成される。波長合分波器110は、光ファイバーにより伝送される光信号から上り方向の光信号に対応する波長を分離することによって、ONU200から送信された光信号を抽出して光受信部120に出力する。また、波長合分波器110は、光送信部130から出力された下り方向に対応する波長を有する光信号を光ファイバーにより伝送される光信号に合成し、ONU200に送信する。
光受信部120は、波長合分波器110から出力された光信号を入力し、光信号をデータ信号に復調して制御部140に出力する。
光送信部130は、制御部140から出力された送信信号を入力し、下り方向に対応する波長を有する光信号に変換する。そして、光送信部130は、変換した光信号を波長合分波器110に出力する。
制御部140は、ONU200との通信及び上位ネットワーク300との通信に関する制御を行う。制御部140は、受信時間計測部141、衝突バースト数推定部142及び受信バースト数算出部143を備える。
受信時間計測部141は、バースト信号の受信継続時間T’を計測する。バースト信号の受信継続時間T’は、バースト信号の受信が開始されてから終了するまでの時間であり、バースト信号が継続して受信される時間を表す。受信時間計測部141は、計測した受信継続時間T’を衝突バースト数推定部142に出力する。
衝突バースト数推定部142は、受信時間計測部141が出力した受信継続時間T’を取得する。衝突バースト数推定部142は、受信継続時間T’に基づいて衝突バースト数を推定する。衝突バースト数は、受信継続時間T’の間に衝突が発生したバースト信号の数である。当該バースト信号の受信において衝突が発生したバースト信号の数である。衝突バースト数を推定する方法は次のとおりである。
図3は、Discovery Windowの間に、2つのバースト信号が衝突した場合の具体例を示す図である。
図3において横軸は時間を表す。R及びRは、OLT100が受信した異なるバースト信号を表す。T10は、バースト信号Rの受信が開始された時刻である。T11は、バースト信号Rの受信が終了した時刻である。同様に、T20は、バースト信号Rの受信が開始された時刻である。T21は、バースト信号Rの受信が終了した時刻である。
Discovery Windowにおいては、OLT100は、未登録ONU200が送信するREGISTER_REQフレームのみを受信する。そのため、未登録ONU200が送信するバースト信号には1つのREGISTER_REQフレームのみが含まれ、ONU200が送信するバースト信号長は既知のものとなる。そのため、Discovery Windowにおいてバースト信号の衝突が発生しない場合、OLT100が1つのバースト信号を受信するのに要する時間は、既知の値Tとすることができる。
図3のように、2つのバースト信号が衝突した場合、OLT100のバースト信号の受信における受信継続時間T’には次の式1が成り立つ。
Figure 0006140097
この式1をa個のバースト信号が衝突した場合に成り立つ式に拡張した場合、受信継続時間T’には次の式2が成り立つ。
Figure 0006140097
式2における左不等式は、a個のバースト信号の全ての信号が完全に衝突した場合を表している。しかしながら、実際は各ONU200がバースト信号を送信するタイミングは、OLT100によって衝突が発生しないようにある程度コントロールされる。そのため、a個のバースト信号が衝突した場合、受信継続時間T’には次の式3が成り立つ可能性が高い。
Figure 0006140097
逆に、計測された受信継続時間T’について、式3が成り立つaが得られる場合、当該バースト信号の受信においてa個のバースト信号が衝突した可能性が高いと考えられる。Discovery Windowにおいては、未登録ONU200が送信するバースト信号には1つのREGISTER_REQフレームのみが含まれるため、受信継続時間T’に式3が成り立つ場合、当該バースト信号にはa個のREGISTER_REQフレームが含まれる可能性が高いと考えられる。
受信バースト数算出部143は、自装置において計測された受信継続時間T’ごとに衝突バースト数推定部142によって推定される衝突バースト数aの総和を算出する。この総和の算出によって、OLT100は自装置への登録を要求する未登録ONU200の数を取得する。
図4は、OLT100が、自装置に登録を要求する未登録ONU200の数を推定する処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す処理は、Discovery Windowの期間が開始され、OLT100がDiscovery GateフレームをブロードキャストによってONU200に送信するところから開始される。
まず、OLT100は、図5のステップS101においてDiscovery Gateフレームを、光通信路500経由で接続される全てのONU200に対してブロードキャストにより送信する(ステップS201)。Discovery GATEフレームには、送信許可時間Tと、送信許可時間Tの開始時刻t1が格納される。送信許可時間Tは、未登録ONU200に対してREGISTER_REQフレームを送信することが許可される期間の時間長である。
未登録ONU200は、OLT100から送信されたDiscovery Gateフレームを受信する。未登録ONU200は、Discovery Gateフレームを受信すると、OLT100にREGISTER_REQフレームを含むバースト信号を送信し自装置の登録を要求する。
OLT100は、ステップS201においてDiscovery Gateフレームをブロードキャストにより送信すると、受信バースト数Nと受信継続時間T’とを“0”に初期化する(ステップS202)。OLT100は、REGISTER_REQフレームを含むバースト信号が未登録ONU200から送信されるのを待機する。
受信時間計測部141は、バースト信号の受信が開始されたか否かを判定する(ステップS203)。バースト信号の受信が開始されない場合(ステップS203−NO)、受信時間計測部141は、ステップS203の判定を繰り返し、バースト信号の受信開始を待機する。一方、バースト信号の受信が開始された場合(ステップS203−YES)、受信時間計測部141は、受信継続時間T’の計時を開始する(ステップS204)。
受信時間計測部141は、受信継続時間T’の計時を開始すると、バースト信号の受信が終了したか否かを判定する(ステップS205)。バースト信号の受信が終了していない場合(ステップS205−NO)、受信時間計測部141は、ステップ205の判定を繰り返し、バースト信号の受信終了を待機する。一方、バースト信号の受信が終了した場合(ステップS205−YES)、受信時間計測部141は、受信継続時間T’の計時を終了する(ステップS206)。受信時間計測部141は、計測した受信継続時間T’を衝突バースト数推定部142に出力する。
衝突バースト数推定部142は、受信時間計測部141によって計測された受信継続時間T’を取得する。衝突バースト数推定部142は、受信継続時間T’について式3を満たす衝突バースト数aを決定する(ステップS207)。衝突バースト数推定部142は、決定した衝突バースト数aを受信バースト数算出部143に出力する。
受信バースト数算出部143は、衝突バースト数推定部142から出力された衝突バースト数aを取得する。受信バースト数算出部143は、現在の受信バースト数Nに取得した衝突バースト数aを加算し、受信バースト数Nを更新する(ステップS208)。
受信バースト数Nを更新すると、受信バースト数算出部143は、Discovery Windowの期間が終了したか否かを判定する(ステップS209)。Discovery Windowの期間が終了していない場合(ステップS209−NO)、受信バースト数算出部143は、受信継続時間T’を“0”に初期化する(ステップS210)。そして、ステップS203に戻り、受信時間計測部141は、後続するバースト信号の受信開始を待機する。一方、Discovery Windowの期間が終了した場合(ステップS209−YES)、受信バースト数算出部143は、処理を終了して受信バースト数Nを出力する。
このように構成された実施形態のOLT100は、未登録ONU200から送信されるバースト信号の受信継続時間を計測する。OLT100は、計測した受信継続時間に基づいて、バースト信号の受信において衝突が発生したフレームの数を推定することによって、未登録ONU200から送信されたREGISTER_REQフレームの数を精度よく推定することが可能となる。このように、未登録ONU200から送信されたREGISTER_REQフレームの数が精度よく推定されることによって、OLT100は、Discovery Windowの期間におけるP2MPディスカバリ処理において、より柔軟な制御を行うことが可能となる。例えば、OLT100は、推定したREGISTER_REQフレームの数に基づいて、Discovery Windowの期間の長さを制御してもよい。
上述した実施形態におけるOLT100をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100…OLT(Optical Line Terminal:局側光回線終端装置), 110…波長合分波器, 120…光受信部, 130…光送信部, 140…制御部, 141…受信時間計測部, 142…衝突バースト数推定部, 143…受信バースト数算出部, 200、200−1〜200−n…ONU(Optical Network Unit:加入者側光回線終端装置), 300…上位ネットワーク, 400、400−1〜400−n…下位ネットワーク, 500…光通信路

Claims (4)

  1. 光通信路経由で接続された加入者側光回線終端装置と通信する局側光回線終端装置であって、
    前記加入者側光回線終端装置からバースト状に送信される光信号を受信する受信部と、
    前記光信号が継続して受信される時間を計測する計測部と、
    前記受信部による前記光信号の受信において、衝突が発生した前記光信号の数を表す衝突数を、前記時間に基づいて推定する推定部と、
    を備える局側光回線終端装置。
  2. 前記局側光回線終端装置が、自装置に登録されていない前記加入者側光回線終端装置を自装置に登録する所定の期間において、前記加入者側光回線終端装置が送信する自装置への登録を要求するための光信号のみを受信するとき、
    前記推定部が推定した前記衝突数に基づいて前記要求の数を算出する算出部、
    をさらに備える請求項1に記載の局側光回線終端装置。
  3. 光通信路経由で接続された加入者側光回線終端装置と通信する局側光回線終端装置が、
    前記加入者側光回線終端装置からバースト状に送信される光信号を受信する受信ステップと、
    前記光信号が継続して受信される時間を計測する計測ステップと、
    前記受信部による前記光信号の受信において、衝突が発生した前記光信号の数を表す衝突数を、前記時間に基づいて推定する推定ステップと、
    を有する制御方法。
  4. 前記局側光回線終端装置が、自装置に登録されていない前記加入者側光回線終端装置を自装置に登録する所定の期間において、前記加入者側光回線終端装置が送信する自装置への登録を要求するための光信号のみを受信するとき、
    前記推定ステップにおいて推定された前記衝突数に基づいて前記要求の数を算出する算出ステップ、
    をさらに有する請求項3に記載の制御方法。
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