JP6085244B2 - 光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 - Google Patents
光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6085244B2 JP6085244B2 JP2013220558A JP2013220558A JP6085244B2 JP 6085244 B2 JP6085244 B2 JP 6085244B2 JP 2013220558 A JP2013220558 A JP 2013220558A JP 2013220558 A JP2013220558 A JP 2013220558A JP 6085244 B2 JP6085244 B2 JP 6085244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- output power
- transmission
- unit
- signal output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
一般に、PONにおいては、OLTからONUへの通信の方向を下り方向と呼び、ONUからOLTへの通信の方向を上り方向と呼ぶ。
ここで、PONにおけるONUごとの帯域は、例えばOLTが各ONUに対して送信許可量を算出し、その送信時間帯を排他的に確保することにより、割り当てることができる。ONUはOLTによって割り当てられた時間帯にのみ上り方向の信号を送信する。このため、割り当てられた時間帯を待つための待ち時間は伝送遅延時間に加算される。
Discovery Processingにおいて、先ず、OLTは、Discovery Informationを格納したGATEフレームであるDiscovery GATEフレームを各ONUに対して送信して、送信タイミングを通知する(ステップS1)。
GATEフレームは、ONUに送信タイミングなどの送信に関する制御情報を通知するフレームであり、Discovery GATEフレームは、REGISTER_REQフレームの送信タイミングなどを示す制御情報を未登録のONUに対して通知するフレームである。GATEフレームは、Messages sent on broadcast cannelを用いて送信される。
このようにOLTからONUに対してLLIDが通知されることにより、OLTとONUとがLLIDを利用して通信を実行可能になる。つまり、OLTとONUとの間でのリンクが確立される。
上記ステップS1〜S5の各処理により、P2MPディスカバリ処理が実現されている。このGATEフレームと、REGISTER_ACKは、Messages sent on unicast channelsを用いて送信される。
このようにOLTとONUの間でDiscovery Processingとしての通信が実行される(例えば、非特許文献1参照)。
また、同図に示されるONU200−k、ONU200−nは、それぞれ、複数のONUのうちの1つを示している。図6の説明にあたり、ONU200−k、ONU200−nを含む複数のONUについて特に区別しない場合には、ONU200と記載する。
EPONの上り方向の通信については、OLTが各ONUの上り方向の送信データ量を算出し、算出した送信データ量を通知することにより、ONUごとに送信時間を確保させるように帯域制御を実行する。Discovery Windowの期間は、未登録のONUからのREGISTER_REQフレームが受信される期間である。そこで、Discovery Windowの期間において、OLTは、登録済みのONUによる上り方向の送信が行われないように帯域制御を実行する。これにより、登録済のONUから送信される信号と、未登録のONUから送信されるREGISTER_REQフレームとの衝突を回避することができる。
この場合、衝突したREGISTER_REQフレームの送信元のONUは、次回のP2MPディスカバリ処理により再度登録処理を行う必要がある。
特に、送信許可時間TGが短い場合や、リンクを確立すべき未登録のONU数が多い場合には衝突が発生する頻度が高くなり、P2MPディスカバリ処理が完了してONUが通信を開始できるまでに長い時間を要する場合がある。
EPONにおいてP2MPディスカバリ処理が実行される間隔は、0.1〜1.5secほどと長い。このために、P2MPディスカバリ処理について1度のリトライが生じるだけでも遅延への影響は大きい。さらに、システム起動時などのように多数のONUと同時にP2MPディスカバリ処理を実行する場合には、REGISTER_REQフレームの信号が衝突する頻度が増大する。このような状態では、2回以上のリトライとなる場合もあり遅延がさらに拡大する。
同図に示す光通信システムは、1つのOLT(Optical Line Terminal:局側光回線終端装置)100と複数のONU(Optical Network Unit:加入者側光回線終端装置)200−1〜200−nとが光通信路500を介して接続される。光通信路500は光スプリッタや光ファイバーなどを備えて形成される。
なお、以降の説明において、ONU200−1〜200−nについて特に区別しない場合には、ONU200と記載する。
OLT100は、例えば上位ネットワーク300と光通信路500との間の通信において、電気信号と光信号との間での信号変換を行ったり、信号の多重化などを行ったりする。
このために、OLT100と未登録のONU200との間では、図5に示した手順によるP2MPディスカバリ処理を実行する。
図5のステップS2においてREGISTER_REQフレームが正常に送受信された場合、OLT100とONU200は、図5のステップS3以降の処理を実行する。
図6では、ONU200−kが送信したREGISTER_REQフレームRkとONU200−nが送信したREGISTER_REQフレームRnとが衝突している例が示されている。
本実施形態において、正常受信とは、例えば、受信後の復調、エラー訂正などの処理によって正常にREGISTER_REQフレームが復元されることをいう。
OLT100は、時刻t0においてDiscovery GATEフレームをブロードキャストにより、各ONU200に対して送信する。Discovery GATEフレームは、送信許可時間TGと、送信許可時間TGの開始時刻t1とを指定する情報を含む。 OLT100によるDiscovery GATEフレームの送信は、図5との対応ではステップS1に対応する。
標準の規格に準拠した場合、ONUの各々は、予め定められた一定の光信号出力パワーによってREGISTER_REQフレームを送信する。また、1つのONUは、Discovery GATEフレームを受信する都度、予め定められた一定の光信号出力パワーによってREGISTER_REQフレームを送信する。
しかし、例えば次回以降においてP2MPディスカバリのシーケンスが繰り返されることで、いずれは、ONU200−nが送信するREGISTER_REQフレームも正常受信され、登録が行われるものである。
これにより、全ての未登録のONU200が登録要求処理を完了するまでの時間が短縮され、通信品質の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態におけるREGISTER_REQフレームも、送信時の光信号出力パワーが変更されるだけであって、REGISTER_REQフレームとしての構造などについては特に標準規格からの変更はない。つまり、本実施形態においては、REGISTER_REQフレームについても標準規格に準拠した形式を用いることができる。
また、波長合分波器201は、光信号送信部205から出力された上り方向に対応する波長を有する光信号を光ファイバーにより伝送される光信号に合成し、OLT100に送信する。
ユーザデータ伝送部204は、下位ネットワーク400からONU200に対して送信されたユーザデータを受信し、制御部203に受け渡す。また、ユーザデータ伝送部204は、制御部203から受け渡されたユーザデータを下位ネットワーク400に伝送する。
そのうえで、本実施形態の光信号送信部205は、REGISTER_REQフレームをOLT100に送信する際には、制御部203における光信号出力パワー決定部233が決定した光信号出力パワーにより送信する。
OLTから送信される信号には各ONUに送信すべき信号が多重化されている。信号弁別部231は、受信した信号(フレーム)が自分宛であるか否かについて判断する。ここで、自分宛の信号とは、OLT100からブロードキャストにより送信された信号、もしくはフレームに格納されるLLID(Logical Link ID)が自分のLLIDと一致する信号である。ブロードキャストにより送信される信号の場合、宛先アドレス(DA)には、ブロードキャストに対応した所定のアドレスが格納される。信号弁別部231は、宛先アドレス(DA)を参照することにより、ブロードキャストにより送信された信号であるか否かを判定できる。
例えば、ブロードキャストにより送信された信号のフレームにおけるデータ(フレーム)種別を示す情報がDiscovery GATEフレームであることを示す場合、信号弁別部231は、受信した信号の種別がDiscovery GATEフレームであると判定する。
信号弁別部231は、Discovery GATEフレームを受信したと判定した場合、受信したDiscovery GATEフレームを送信制御部235に出力する。また、信号弁別部231は、Discovery GATEフレームを受信したと判定した場合、受信した信号がDiscovery GATEフレームであったことの通知を、登録要求信号生成部232と光信号出力パワー決定部233とに対して行う。
この場合、信号弁別部231は、受信したGATEフレームを送信制御部235に出力する。
上記のように生成されたREGISTER_REQフレームは、送信信号蓄積部234にて蓄積される。
光信号出力パワー決定部233は、光信号出力パワーをランダムに決定する。具体例として、光信号出力パワー決定部233は、例えば光信号出力パワーの最小値から最大値までの数値範囲において乱数を発生させることにより、光信号出力パワーをランダムに決定すればよい。
光信号出力パワー決定部233は、決定した光信号出力パワーを光信号送信部205の光信号出力パワー変更部252に出力する。
REPORTフレーム生成部236は、送信信号蓄積部234に蓄積されている送信待ちの送信信号のデータ量を示すデータ量情報を格納したREPORTフレームを生成する。
生成されたREPORTフレームは、送信信号蓄積部234に一旦蓄積されたうえで、送信制御部235の制御によってOLT100に送信される。
OLT100は、算出したデータ送信量と送信タイミングの情報を格納したGATEフレームを生成し、REPORTフレームの送信元のONU200に送信する。このように、GATEフレームによっては、データ送信量と送信タイミングがONU200に通知される。
光送信部251は、制御部203の送信信号蓄積部234から出力された送信信号(ユーザデータ、REPORTフレーム、REGISTER_REQフレームなど)を入力し、上り方向に対応する波長を有する光信号に変換する。光送信部251は、変換により得られた光信号を、OLT100への送信のために所定の光信号出力パワーにより出力する。
あるいは、光送信部251にてDiscovery GATEフレームのデータを光信号に変換する際の電圧制御によって光送信部251から出力される光信号の出力パワーを変更するように構成してもよい。この場合、光信号出力パワー変更部252としての機能は、例えば光送信部251に含めることができる。
光信号出力パワー決定部233は、ステップS103により決定した光信号出力パワーを光信号出力パワー変更部252に設定する(ステップS104)。
このような処理が実行されることにより、ONU200は、Discovery GATEフレームの受信ごとに応じて、ランダムな光信号出力パワーによりREGISTER_REQフレームをOLT100に対して送信することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
Claims (3)
- 局側光回線終端装置と、前記局側光回線終端装置と光通信路経由で接続される加入者側光回線終端装置とを備え、
前記加入者側光回線終端装置は、
前記局側光回線終端装置から送信された登録要求送信制御信号の受信に応じて、自装置の登録を前記局側光回線終端装置に要求する登録要求信号を送信する際の光信号出力パワーをランダムに決定する光信号出力パワー決定部と、
前記光信号出力パワー決定部が決定した光信号出力パワーにより前記登録要求信号を前記局側光回線終端装置に送信する光信号送信部とを備える
光通信システム。 - 局側光回線終端装置と、前記局側光回線終端装置と光通信路経由で接続される加入者側光回線終端装置とを備える光通信システムにおける信号送信制御方法であって、
前記加入者側光回線終端装置は、
光信号出力パワー決定部が、前記局側光回線終端装置から送信された登録要求送信制御信号の受信に応じて、自装置の登録を前記局側光回線終端装置に要求する登録要求信号を送信する際の光信号出力パワーをランダムに決定するステップと、
光信号送信部が、前記光信号出力パワー決定部が決定した光信号出力パワーにより前記登録要求信号を前記局側光回線終端装置に送信するステップとを備える
信号送信制御方法。 - 局側光回線終端装置と光通信路経由で接続される加入者側光回線終端装置であって、
前記局側光回線終端装置から送信された登録要求送信制御信号の受信に応じて、自装置の登録を前記局側光回線終端装置に要求する登録要求信号を送信する際の光信号出力パワーをランダムに決定する光信号出力パワー決定部と、
前記光信号出力パワー決定部が決定した光信号出力パワーにより前記登録要求信号を前記局側光回線終端装置に送信する光信号送信部とを備える
加入者側光回線終端装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013220558A JP6085244B2 (ja) | 2013-10-23 | 2013-10-23 | 光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013220558A JP6085244B2 (ja) | 2013-10-23 | 2013-10-23 | 光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015082772A JP2015082772A (ja) | 2015-04-27 |
JP6085244B2 true JP6085244B2 (ja) | 2017-02-22 |
Family
ID=53013161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013220558A Active JP6085244B2 (ja) | 2013-10-23 | 2013-10-23 | 光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6085244B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7733886B2 (en) * | 2005-12-08 | 2010-06-08 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Burst data reception method and apparatus in EPON |
JP4911382B2 (ja) * | 2007-10-03 | 2012-04-04 | Necアクセステクニカ株式会社 | Ponシステム、ponシステムにおける子局および子局登録方法 |
-
2013
- 2013-10-23 JP JP2013220558A patent/JP6085244B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015082772A (ja) | 2015-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7444925B2 (ja) | Olt、onu、ponシステム、及びponシステムにおける情報伝送方法 | |
US8005362B2 (en) | Passive optical network system and optical line terminal | |
US9793993B2 (en) | Method and apparatus of delivering upstream data in ethernet passive optical network over coaxial network | |
KR102402781B1 (ko) | 데이터 전송 방법, 관련 장치 및 시스템 | |
JP2010219978A (ja) | 光伝送路終端装置、受動光網システムおよび帯域割当方法 | |
WO2015172294A1 (zh) | 一种光网络单元onu注册的方法、装置及系统 | |
EP2389738B1 (en) | Methods and systems for dynamic equalization delay passive optical networks | |
WO2015172279A1 (zh) | 一种波长切换的方法、装置及系统 | |
KR102231695B1 (ko) | 다중 채널 수동 광 네트워크(PONs) 내의 디스커버리 및 등록 | |
US20190387293A1 (en) | Apparatus and methods for synchronization pattern configuration in an optical network | |
JP6542715B2 (ja) | 送信制御方法及び通信システム | |
JP6134247B2 (ja) | 光通信システム、信号送信制御方法及び局側光回線終端装置 | |
JP5938011B2 (ja) | 光通信システム及び衝突検出方法 | |
JP6085244B2 (ja) | 光通信システム、信号送信制御方法及び加入者側光回線終端装置 | |
JP6093282B2 (ja) | 光通信システム、通信制御方法及び局側光回線終端装置 | |
JP6093281B2 (ja) | 光通信システム、信号送信制御方法及び局側光回線終端装置 | |
JP2015082770A (ja) | 光通信システム、登録制御方法及び加入者側光回線終端装置 | |
JP2011223407A (ja) | 光通信システム及び光通信方法 | |
JP2011166328A (ja) | 光伝送システム、局側光終端装置及び上り送信制御方法 | |
JP6600293B2 (ja) | 光通信システム、子ノード及び光通信方法 | |
JP6077477B2 (ja) | 光通信システム、通信制御方法及び局側光回線終端装置 | |
JP5591681B2 (ja) | 親局通信装置、光通信ネットワークシステム、及び通信方法 | |
JP6140097B2 (ja) | 局側光回線終端装置及び制御方法 | |
KR20100034509A (ko) | 수동 광 통신망의 사이클 타임 결정 방법 및 장치 | |
JP2015201800A (ja) | 光通信システム、制御方法及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6085244 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |