JP2017208618A - 送信装置および信号伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】環境または特性等が変化した場合であっても、適切な強度で高周波成分を強調したデータ信号を出力する。【解決手段】データを表す入力信号に応じた波形のデータ信号を出力するドライバ回路と、ドライバ回路から出力されるデータ信号における高周波成分を強調するエンファシス回路と、高周波成分が強調されたデータ信号のピーク値を検出するピークホールド回路と、ピーク値に基づき、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する強度制御回路と、を備える送信装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置および信号伝送システムに関する。
半導体チップと半導体チップとの間または半導体チップ内のブロックとブロックとの間において、データ信号を伝送する信号伝送システムが知られている。このような信号伝送システムでは、データ信号が高速になると、高周波成分の減衰により、受信回路においてデータ信号を精度良く受信できなくなる。このような問題を解決する処理として、例えば、送信回路から、高周波成分を予め強調したデータ信号を送信する方法が知られている。
特許文献1には、データ信号の高周波成分を予め強調して送信するプリエンファシス技術が開示されている。特許文献1に記載の技術は、高周波成分の強調量を固定している。特許文献2には、信号のピーク値を検出し、検出したピーク値に基づき信号の電圧をシフトさせるピークホールド回路が記載されている。
このように、プリエンファシス技術では、高周波成分の強調量を固定している。従って、従来のプリエンファシス技術では、例えば、信号速度、負荷または温度等の環境または特性等が変化した場合、適切な強調量で損失を補償することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、環境または特性等が変化した場合であっても、適切な強度で高周波成分を強調したデータ信号を出力することができる送信装置および信号伝送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る送信装置は、データを表す入力信号に応じた波形のデータ信号を出力するドライバ回路と、前記ドライバ回路から出力される前記データ信号における高周波成分を強調するエンファシス回路と、高周波成分が強調された前記データ信号のピーク値を検出するピークホールド回路と、前記ピーク値に基づき、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する強度制御回路と、を備える。
本発明によれば、環境または特性等が変化した場合であっても、適切な強度で高周波成分を強調したデータ信号を出力することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 図2は、高周波成分が強調されていないデータ信号の波形の一例を示す図である。 図3は、高周波成分が強調されたデータ信号の波形の一例を示す図である。 図4は、第2実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 図5は、高周波成分が強調されたデータ信号およびローパスフィルタから出力された信号の波形を示す図である。 図6は、第3実施形態に係る信号伝送システムの構成を示す図である。 図7は、ピークホールド回路の構成の第1例を示す図である。 図8は、ピークホールド回路の構成の第2例を示す図である。 図9は、ドライバ回路およびエンファシス回路の構成の一例を示す図である。 図10は、強度制御回路の構成の第1例を示す図である。 図11は、強度制御回路の構成の第2例を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る信号伝送システム10の構成を示す図である。本実施形態に係る信号伝送システム10は、送信装置20と、受信装置30と、伝送路40とを備える。
送信装置20は、2値のデータを表すデータ信号を伝送路40を介して受信装置30へと送信する。受信装置30は、送信装置20から伝送路40を介してデータ信号を受信する。
送信装置20および受信装置30は、同一の半導体チップ上に形成されていてもよいし、異なる半導体チップまたは異なる基板に形成されていてもよい。送信装置20と受信装置30とが同一の半導体チップに形成されている場合、伝送路40は、その半導体チップに形成された配線である。また、送信装置20と受信装置30とが異なる半導体チップまたは異なる基板に形成されている場合、例えば、伝送路40は、信号ケーブル等である。
データ信号は、例えば、0(L論理)または1(H論理)を表す。データ信号は、シングルエンド信号であってもよいし、ディファレンシャル信号であってもよい。また、データ信号がディファレンシャル信号である場合、送信装置20および受信装置30は、例えば、CML(Current Mode Logic)方式またはLVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式等でデータ信号を送受信してもよい。
送信装置20は、ドライバ回路52と、エンファシス回路54と、ピークホールド回路56と、強度制御回路58とを有する。
ドライバ回路52は、データを表す入力信号を受け取る。入力信号は、例えば、0(L論理)または1(H論理)の2値を表す。ドライバ回路52は、入力信号に応じた波形のデータ信号を出力して、伝送路40を介して受信装置30へと送信する。ドライバ回路52は、入力信号が表すデータの値に応じて振幅電圧または差電圧が変化する波形のデータ信号を出力する。
エンファシス回路54は、ドライバ回路52から出力されるデータ信号における高周波成分を強調する。例えば、エンファシス回路54は、データ信号に対して、データの変化点(エッジ)部分の振幅電圧または差電圧を他の部分より大きくしたオーバーシュート波形を成形する。
ピークホールド回路56は、高周波成分が強調されたデータ信号のピーク値を検出する。ピークホールド回路56は、データ信号におけるトップ側(プラス側)のピーク値を検出してもよいし、データ信号におけるボトム側(マイナス側)のピーク値を検出してもよい。また、ピークホールド回路56は、データ信号におけるトップ側およびボトム側の両方のピーク値を検出してもよい。
強度制御回路58は、ピークホールド回路56により検出されたピーク値に基づき、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する。具体的には、強度制御回路58は、ピーク値が予め定められた基準値を超えるように、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する。
例えば、強度制御回路58は、データ信号の振幅自体を変更することにより、ピーク値が予め定められた基準値を超えるようにデータ信号の信号強度を制御する。また、強度制御回路58は、データ信号に加える高周波成分の大きさを変更することにより(すなわち、オーバーシュート量を変更することにより)、ピーク値が予め定められた基準値を超えるように高周波成分の強調度を制御する。
例えば、強度制御回路58は、トップ側のピーク値がトップ側基準値を上回るように、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する。また、例えば、強度制御回路58は、ボトム側のピーク値がボトム側基準値を下回るように、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御してもよい。
図2は、高周波成分が強調されておらず、且つ、ピーク値が予め定められた基準値を超えていないデータ信号の波形の一例を示す図である。
送信装置20は、高周波成分を強調していない場合(強調量が0の場合)、振幅または差電圧が図2に示すようなパルス波形のデータ信号を出力する。この場合、ピークホールド回路56は、パルス波形の頂点の電圧を表すピーク値を出力する。
ここで、図2に示す例においては、ピーク値は、予め設定された基準値を超えていない。この場合、本実施形態において、強度制御回路58は、高周波成分の強調度を大きくする。
図3は、高周波成分が強調されており、且つ、ピーク値が予め定められた基準値を超えているデータ信号の波形の一例を示す図である。
エンファシス回路54は、データ信号の高周波成分を強調する。高周波成分を強調した場合、データ信号は、立上りエッジおよび立下りエッジにオーバーシュートを加えたパルス波形に成形される。本実施形態において、強度制御回路58は、このオーバーシュート波形の振幅(オーバーシュート量)を変更することにより、ピーク値が基準値を超えるように制御する。
例えば、強度制御回路58は、ピーク値と基準値の差に応じて、オーバーシュート量を変更する。この場合において、強度制御回路58は、トップ側のピーク値が予め定められたトップ側基準値を上回るように、オーバーシュート量を変更する。また、例えば、強度制御回路58は、ボトム側のピーク値が予め定められたボトム側基準値を下回るように、オーバーシュート量を変更する。さらに、また、強度制御回路58は、トップ側のピーク値がトップ側基準値を上回り、且つ、ボトム側のピーク値がボトム側基準値を下回るように、トップ側およびボトム側のオーバーシュート量をそれぞれ変更してもよい。
このような本実施形態に係る信号伝送システム10は、伝送路40において高周波信号が減衰する場合であっても受信装置30において精度良くデータ信号を受信することができる。さらに、本実施形態に係る信号伝送システム10は、環境または特性等が変化してドライバ回路52から出力されるデータ信号の信号強度等が変化する場合であっても、データ信号の高周波成分を適切な強度に調整することができる。また、さらに、信号伝送システム10は、データ信号のピーク値を検出するので、送信するデータの内容に関わらず、ドライバ回路52から出力されるデータ信号の信号強度を正確に検出して、データ信号の高周波成分の強調度を適切に調整することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る信号伝送システム10の構成を示す図である。第2実施形態に係る信号伝送システム10は、第1実施形態に係る信号伝送システム10と略同一の機能および構成を有するので、略同一の回路については同一の符号を付けて相違点を除き説明を省略する。第3実施形態以降も同様である。
第2実施形態に係る送信装置20は、ローパスフィルタ60をさらに有する。ローパスフィルタ60は、データ信号を伝送する伝送路40に対応する伝達特性を有する。例えば、ローパスフィルタ60は、伝送路40と略同一の伝達特性を有する。ローパスフィルタ60は、例えば、外部から設定値を受け付け、受け付けた設定値に応じた伝達特性を変更する。
ローパスフィルタ60は、強調波形が加えられたデータ信号を通過させる。これにより、ローパスフィルタ60は、受信装置30における入力端でのデータ信号と略同一の波形を有する信号を出力することができる。ピークホールド回路56は、ローパスフィルタ60を通過した信号のピーク値を検出する。
図5は、高周波成分が強調されたデータ信号およびローパスフィルタ60から出力された信号の波形を示す図である。
エンファシス回路54は、図5のAに示すように、例えば、パルス波形のデータ信号におけるエッジ部分に、データレートよりも十分に短い期間の矩形の追加波形を加えてもよい。これにより、エンファシス回路54は、データ信号の高周波成分を強調することができる。
ローパスフィルタ60は、例えば、図5のAに示すような波形をローパスフィルタリングすることにより、図5のBに示すような波形の信号を出力する。これにより、ローパスフィルタ60は、受信装置30における入力端で受信されるデータ信号を再現することができる。ピークホールド回路56は、図5のBに示す波形のピーク値を表す信号を出力する。
そして、強度制御回路58は、ピーク値が基準値を超えるように、矩形の追加波形の振幅を変更する。これにより、エンファシス回路54は、データ信号の高周波成分を強調することができる。
このような第2実施形態に係る信号伝送システム10は、第1実施形態と同様の効果に加えて、受信装置30において確実にデータ信号が受信ができるように、データ信号の高周波成分を適切な強度に調整することができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る信号伝送システム10の構成を示す図である。第3実施形態に係る送信装置20は、複数の入力信号を受け取り、複数の入力信号が表すデータに応じた複数のデータ信号を複数の伝送路40を介して受信装置30へと送信する。
第3実施形態に係る送信装置20は、複数のドライバ回路52と、複数のエンファシス回路54と、ピークホールド回路56と、強度制御回路58とを有する。
複数のドライバ回路52は、複数の入力信号に一対一に対応して設けられる。複数のドライバ回路52のそれぞれは、対応する入力信号を受け取る。そして、複数のドライバ回路52のそれぞれは、対応する入力信号に応じた波形のデータ信号を出力して、対応する伝送路40を介して受信装置30へと送信する。
複数のエンファシス回路54は、複数のドライバ回路52に一対一に対応して設けられている。複数のエンファシス回路54のそれぞれは、対応するドライバ回路52から出力されるデータ信号における高周波成分を強調する。
ピークホールド回路56は、複数のドライバ回路52のうちの1つのドライバ回路52から出力されるデータ信号のピーク値を検出する。強度制御回路58は、複数のドライバ回路52から出力される複数のデータ信号のそれぞれについて、ピークホールド回路56により検出されたピーク値に基づき、データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する。
このような第3実施形態に係る信号伝送システム10は、1つのピークホールド回路56および1つの強度制御回路58により、複数のドライバ回路52から出力される複数のデータ信号の信号強度および高周波成分の強調度を制御することができる。これにより、第3実施形態に係る信号伝送システム10によれば、簡易な構成で、複数のデータ信号のそれぞれの高周波成分を適切な強度に制御することができる。
なお、第3実施形態に係る送信装置20は、第2実施形態に示したローパスフィルタ60をさらに有する構成であってもよい。この場合、ローパスフィルタ60は、複数のドライバ回路52のうちの1つのドライバ回路52から出力されるデータ信号を通過させる。そして、この場合、ピークホールド回路56は、ローパスフィルタ60から出力された信号のピーク値を検出する。
(各要素の具体的な構成例)
図7は、ピークホールド回路56の構成の第1例を示す図である。第1例に係るピークホールド回路56は、演算増幅器71と、PチャネルMOSFET72と、キャパシタ73と、抵抗74とを含む。
演算増幅器71は、反転端子がピークホールド回路56の信号入力端に接続され、非反転端子がPチャネルMOSFET72のソースに接続され、出力端子がPチャネルMOSFET72のゲートに接続される。PチャネルMOSFET72は、ゲートが演算増幅器71の出力端子に接続され、ドレインがプラス側電源電圧に接続され、ソースがピークホールド回路56の信号出力端に接続される。
キャパシタ73は、一方の端子がPチャネルMOSFET72のソース(ピークホールド回路56の信号出力端)に接続され、他方の端子がマイナス側電源電圧に接続される。抵抗74は、一方の端子がPチャネルMOSFET72のソース(ピークホールド回路56の信号出力端)に接続され、他方の端子がマイナス側電源電圧に接続される。抵抗74は、キャパシタ73にチャージされた電圧を、データ信号のデータレートよりも十分長い期間で放電させる。
第1例に係るピークホールド回路56は、信号入力端に印加された入力電圧(VIN)がキャパシタ73のチャージ電圧(VOUT)より大きい場合(VIN>VOUT)、PチャネルMOSFET72がオンとなる。PチャネルMOSFET72がオンとなると、キャパシタ73に電荷が充電され、チャージ電圧VOUTが上昇する。そして、VOUT=VINとなると、PチャネルMOSFET72がオフとなる。
また、信号入力端の電圧VINがキャパシタ73のチャージ電圧VOUTより小さい場合(VIN<VOUT)、PチャネルMOSFET72がオフとなる。従って、キャパシタ73のチャージ電圧VOUTは維持される。これにより、ピークホールド回路56は、入力電圧VINのピーク値をキャパシタ73にチャージし、電圧VOUTとして出力することができる。
図8は、ピークホールド回路56の構成の第2例を示す図である。第2例に係るピークホールド回路56は、演算増幅器71と、NチャネルMOSFET75と、キャパシタ73と、抵抗74とを含む。
演算増幅器71は、反転端子がピークホールド回路56の信号入力端に接続され、非反転端子がNチャネルMOSFET75のドレインに接続され、出力端子がNチャネルMOSFET75のゲートに接続される。NチャネルMOSFET75は、ゲートが演算増幅器71の出力端子に接続され、ドレインがピークホールド回路56の信号出力端に接続され、ソースがマイナス側電源電圧に接続される。
キャパシタ73は、一方の端子がプラス側電源電圧に接続され、他方の端子がNチャネルMOSFET75のドレイン(ピークホールド回路56の信号出力端)に接続される。抵抗74は、一方の端子がプラス側電源電圧に接続され、他方の端子がNチャネルMOSFET75のドレイン(ピークホールド回路56の信号出力端)に接続される。抵抗74は、キャパシタ73にチャージされた電圧を、データ信号のデータレートよりも十分長い期間で放電させる。
第2例に係るピークホールド回路56は、キャパシタ73のチャージ電圧VOUTが信号入力端に印加された入力電圧VINより大きい場合(VOUT>VIN)、NチャネルMOSFET75がオンとなる。NチャネルMOSFET75がオンとなると、キャパシタ73の電荷が放電され、チャージ電圧VOUTが下降する。そして、VOUT=VINとなると、NチャネルMOSFET75がオフとなる。
また、キャパシタ73のチャージ電圧VOUTが信号入力端の電圧VINより小さい場合(VOUT<VIN)、NチャネルMOSFET75がオフとなる。従って、キャパシタ73のチャージ電圧VOUTは維持される。これにより、ピークホールド回路56は、入力電圧VINのピーク値をキャパシタ73にチャージし、電圧VOUTとして出力することができる。
図9は、ドライバ回路52およびエンファシス回路54の構成の一例を示す図である。送信装置20がCML方式のディファレンシャル信号を送信する場合、ドライバ回路52およびエンファシス回路54は、例えば、図9に示すような構成であってよい。
ドライバ回路52は、一例として、第1出力抵抗80と、第2出力抵抗82と、第1出力スイッチ84と、第2出力スイッチ86と、ドライバ内電流源88とを含む。
第1出力抵抗80は、一端がプラス側電源電圧に接続され、他端が、送信装置20におけるポジティブ側データ信号の出力端子に接続される。第2出力抵抗82は、一端がプラス側電源電圧に接続され、他端が、送信装置20におけるネガティブ側データ信号の出力端子に接続される。
第1出力スイッチ84は、オン/オフ動作する2接点のスイッチである。第1出力スイッチ84は、一端が、第1出力抵抗80におけるプラス側電源電圧に接続されていない側の端子に接続される。第1出力スイッチ84は、他端が、ドライバ内電流源88における電流流入端に接続される。
第2出力スイッチ86は、オン/オフ動作する2接点のスイッチである。第2出力スイッチ86は、一端が、第2出力抵抗82におけるプラス側電源電圧に接続されていない端子に接続される。第2出力スイッチ86は、他端が、ドライバ内電流源88における電流流入端に接続される。
ドライバ内電流源88は、電流流入端から電流流出端へと定電流を流す。ドライバ内電流源88は、電流流入端が、第1出力スイッチ84における、第1出力抵抗80が接続されていない側の端子に接続される。さらに、ドライバ内電流源88は、電流流入端が、第2出力スイッチ86における、第2出力抵抗82が接続されていない側の端子に接続される。また、ドライバ内電流源88は、電流流出端が、マイナス側電源電圧に接続される。
このような構成のドライバ回路52は、ポジティブ側入力信号およびネガティブ側入力信号を受け取る。ポジティブ側入力信号とネガティブ側入力信号とは、論理が反転した信号である。
第1出力スイッチ84は、ポジティブ側入力信号がH論理(例えば1)の場合にオンと、ポジティブ側入力信号がL論理(例えば0)の場合にオフとなる。また、第2出力スイッチ86は、ネガティブ側入力信号がH論理(例えば1)の場合にオンとなり、ネガティブ側入力信号がL論理(例えば0)の場合にオフとなる。従って、第1出力スイッチ84と第2出力スイッチ86とは、相補的にオン/オフする。
ここで、プラス側電源電圧がVDD、第1出力抵抗80および第2出力抵抗82の抵抗値がR、ドライバ内電流源88が流す定電流がIであるとする。第1出力スイッチ84がオン、第2出力スイッチ86がオフの場合、第1出力抵抗80に電流Iが流れ、第2出力抵抗82には電流が流れない。従って、第1出力スイッチ84がオン、第2出力スイッチ86がオフの場合、ポジティブ側データ信号の電圧振幅が(VDD−I×R)となり、ネガティブ側データ信号の電圧振幅がVDDとなる。
一方、第1出力スイッチ84がオフ、第2出力スイッチ86がオンの場合、第1出力抵抗80に電流が流れず、第2出力抵抗82に電流Iが流れる。従って、第1出力スイッチ84がオフ、第2出力スイッチ86がオンの場合、ポジティブ側データ信号の電圧振幅がVDDとなり、ネガティブ側データ信号の電圧振幅が(VDD−I×R)となる。
以上のように、ドライバ回路52は、入力信号(ポジティブ側入力信号およびネガティブ側入力信号)のデータに応じた波形のディファレンシャル信号(ポジティブ側データ信号およびネガティブ側データ信号)を出力することができる。
エンファシス回路54は、一例として、エッジ検出回路90と、波形発生回路92と、付加回路94とを有する。
エッジ検出回路90は、出力するデータ信号のエッジ(例えば、立上りエッジおよび立下りエッジ)のタイミングを検出する。例えば、エッジ検出回路90は、入力信号の論理の変化点を検出することにより、出力するデータ信号のエッジのタイミングを検出する。本例においては、エッジ検出回路90は、ポジティブ側入力信号およびネガティブ側入力信号が、H論理(1)からL論理(0)に変化するタイミングおよびL論理(0)からH論理(1)に変化するタイミングを検出する。
波形発生回路92は、エッジ検出回路90が検出したエッジのタイミングにおいて、データ信号に付加する追加波形を表す信号を発生する。例えば、波形発生回路92は、データ信号の立上りエッジに、データレートよりも十分に短い期間、プラス側に変化する矩形の追加波形を表す信号を発生する。また、例えば、波形発生回路92は、データ信号の立下りエッジに、データレートよりも十分に短い期間、マイナス側に変化する矩形の追加波形を表す信号を発生する。本例においては、波形発生回路92は、このような追加波形を表すディファレンシャル信号を発生する。
付加回路94は、ドライバ回路52から出力されたデータ信号に、波形発生回路92から出力された追加波形を表す信号を付加する。例えば、付加回路94は、第1エンファシススイッチ96と、第2エンファシススイッチ98と、可変電流源100とを含む。
第1エンファシススイッチ96は、オン/オフ動作する2接点のスイッチである。第1エンファシススイッチ96は、一端が、送信装置20におけるポジティブ側データ信号の出力端子に接続される。すなわち、第1エンファシススイッチ96は、一端が、ドライバ回路52内の第1出力抵抗80におけるプラス側電源電圧に接続されていない側の端子に接続される。第1エンファシススイッチ96は、他端が、可変電流源100における電流流入端に接続される。
第2エンファシススイッチ98は、オン/オフ動作する2接点のスイッチである。第2エンファシススイッチ98は、一端が、送信装置20におけるネガティブ側データ信号の出力端子に接続される。すなわち、第2エンファシススイッチ98は、一端が、ドライバ回路52内の第2出力抵抗82におけるプラス側電源電圧に接続されていない端子に接続される。第2エンファシススイッチ98は、他端が、可変電流源100における電流流入端に接続される。
可変電流源100は、電流流入端から電流流出端へと、設定された電流量の電流を流す。可変電流源100は、電流流入端が、第1エンファシススイッチ96における、第1出力抵抗80が接続されていない側の端子に接続される。さらに、可変電流源100は、電流流入端が、第2エンファシススイッチ98における、第2出力抵抗82が接続されていない側の端子に接続される。また、可変電流源100は、電流流出端が、マイナス側電源電圧に接続される。
このような構成の付加回路94は、波形発生回路92により第1エンファシススイッチ96および第2エンファシススイッチ98のオン/オフが制御される。このような付加回路94は、データ信号におけるエッジタイミングにおいて、データ信号に所定の追加波形を付加することができる。これにより、エンファシス回路54は、データ信号の高周波成分を強調することができる。
さらに、可変電流源100は、流される電流量が強度制御回路58により変更される。強度制御回路58は、可変電流源100に流す電流量を変更することにより、エンファシス回路54によるデータ信号の高周波成分の強調度を変更する。これにより、強度制御回路58は、データ信号のピーク値が基準値を超えるように、可変電流源100に流す電流量を変更することができる。
なお、以上のように説明したドライバ回路52およびエンファシス回路54は、送信装置20がCML方式のディファレンシャル信号を送信する場合の回路構成例を示した。しかし、ドライバ回路52およびエンファシス回路54は、このような構成に限られず他の構成であってもよい。また、ドライバ回路52およびエンファシス回路54は、シングルエンド信号を送信する回路であっても、LVDS方式のディファレンシャル信号を送信する回路であってもよい。
図10は、強度制御回路58の構成の第1例を示す図である。強度制御回路58は、図10に示すように、AD変換回路112と、切替回路114とを含んでもよい。
AD変換回路112は、ピークホールド回路56から出力されたピーク値を表す電圧をアナログ/デジタル変換して、ピーク値を表すデジタル信号を出力する。切替回路114は、ピーク値を表すデジタル信号に基づきデータ信号の高周波成分の強調度を切り替える。例えば、切替回路114は、外部から与えられる基準値と、ピーク値を表すデジタル信号とを比較して、ピーク値を表すデジタル信号が基準値に一致するように、可変電流源100が流す電流量を変更する。
また、強度制御回路58がこのような構成の場合、可変電流源100は、デジタル制御により電流量が切り替えられる構成となっている。例えば、可変電流源100は、M個(Mは2以上の整数)のNチャネルMOSFET122と、(M−1)個のスイッチ124とを含む。
M個のNチャネルMOSFET122のそれぞれは、ゲートに所定の電圧Vaが印加される。また、M個のNチャネルMOSFET122のそれぞれは、ソースがマイナス側電源電圧に接続される。
(M−1)個のスイッチ124のそれぞれは、M個のNチャネルMOSFET122のうちの1つを除く(M−1)個のNチャネルMOSFET122に対応して設けられる。(M−1)個のスイッチ124のそれぞれは、可変電流源100の電流流入端126と、対応するNチャネルMOSFET122のドレインとの間をオンまたはオフする。また、M個のNチャネルMOSFET122のうちの、スイッチ124に対応していない1つのNチャネルMOSFET122は、ドレインが、可変電流源100の電流流入端126に直接接続される。
切替回路114は、(M−1)個のスイッチ124のオン/オフを制御する。切替回路114は、オン状態のスイッチ124の数を制御することにより、可変電流源100が流す電流量を制御する。具体的には、切替回路114は、可変電流源100が流す電流量を大きくする場合には、オン状態のスイッチ124の数を増やし、可変電流源100が流す電流量を小さくする場合には、オン状態のスイッチ124の数を少なくする。
図11は、強度制御回路58の構成の第2例を示す図である。強度制御回路58は、図11に示すように、基準電圧源132と、差動増幅器134と、変更回路136とを含んでもよい。
基準電圧源132は、基準値を表す電圧を発生する。差動増幅器134は、ピークホールド回路56から出力されたピーク値を表す電圧と、基準値を表す電圧との差を増幅した差信号を生成する。
変更回路136は、差動増幅器134により生成された差信号が0となるように、データ信号の高周波成分の強調度を変更する。具体的には、変更回路136は、差動増幅器134により生成された差信号が0となるように、可変電流源100が流す電流量を変更する。
また、強度制御回路58がこのような構成の場合、可変電流源100は、アナログ制御により電流量が切り替えられる構成となっている。例えば、可変電流源100は、第1NチャネルMOSFET142と、第2NチャネルMOSFET144とを含む。
第1NチャネルMOSFET142は、ゲートに所定の電圧Vbが印加される。また、第1NチャネルMOSFET142は、ソースがマイナス側電源電圧に接続され、ドレインが可変電流源100の電流流入端126に接続される。
第2NチャネルMOSFET144は、ゲートに、変更回路136から出力された電圧が印加される。また、第2NチャネルMOSFET144は、ソースがマイナス側電源電圧に接続され、ドレインが可変電流源100の電流流入端126に接続される。
変更回路136は、第2NチャネルMOSFET144のゲート電圧を制御する。変更回路136は、第2NチャネルMOSFET144に流れる電流量を制御することにより、可変電流源100が流す電流量を制御する。具体的には、変更回路136は、可変電流源100が流す電流量を大きくする場合には、第2NチャネルMOSFET144に流れる電流量を大きくするようにゲート電圧を制御する。また変更回路136は、可変電流源100が流す電流量を小さくする場合には、第2NチャネルMOSFET144に流れる電流量を小さくするようにゲート電圧を制御する。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。
10 信号伝送システム
20 送信装置
30 受信装置
40 伝送路
52 ドライバ回路
54 エンファシス回路
56 ピークホールド回路
58 強度制御回路
60 ローパスフィルタ
71 演算増幅器
72 PチャネルMOSFET
73 キャパシタ
74 抵抗
75 NチャネルMOSFET
80 第1出力抵抗
82 第2出力抵抗
84 第1出力スイッチ
86 第2出力スイッチ
88 ドライバ内電流源
90 エッジ検出回路
92 波形発生回路
94 付加回路
96 第1エンファシススイッチ
98 第2エンファシススイッチ
100 可変電流源
112 AD変換回路
114 切替回路
122 NチャネルMOSFET
124 スイッチ
126 電流流入端
132 基準電圧源
134 差動増幅器
136 変更回路
142 第1NチャネルMOSFET
144 第2NチャネルMOSFET
特開2007−81608号公報 特開2006−211072号公報

Claims (9)

  1. データを表す入力信号に応じた波形のデータ信号を出力するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から出力される前記データ信号における高周波成分を強調するエンファシス回路と、
    高周波成分が強調された前記データ信号のピーク値を検出するピークホールド回路と、
    前記ピーク値に基づき、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する強度制御回路と、
    を備える送信装置。
  2. 前記データ信号を伝送する伝送路に対応する伝達特性を有し、強調された前記データ信号を通過させるローパスフィルタをさらに備え、
    前記ピークホールド回路は、前記ローパスフィルタを通過した信号の前記ピーク値を検出する
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 複数の前記ドライバ回路と、
    複数の前記ドライバ回路のそれぞれに対応する複数の前記エンファシス回路と、
    を備え、
    前記ピークホールド回路は、複数の前記ドライバ回路のうちの1つの前記ドライバ回路から出力される前記データ信号の前記ピーク値を検出し、
    前記強度制御回路は、複数の前記ドライバ回路から出力される複数の前記データ信号のそれぞれについて、前記ピーク値に基づき、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する
    請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記強度制御回路は、前記ピーク値が予め定められた基準値を超えるように、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する
    請求項1から3の何れか1項に記載の送信装置。
  5. 前記強度制御回路は、トップ側の前記ピーク値がトップ側基準値を上回るように、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する
    請求項4に記載の送信装置。
  6. 前記強度制御回路は、ボトム側の前記ピーク値がボトム側基準値を下回るように、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する
    請求項4または5に記載の送信装置。
  7. 前記強度制御回路は、
    前記ピーク値をデジタル信号に変換するAD変換回路と、
    前記デジタル信号に基づき前記データ信号の高周波成分の強調度を切り替える切替回路と、
    を有する請求項1から3の何れか1項に記載の送信装置。
  8. 前記強度制御回路は、
    前記ピーク値と予め定められた基準値との差を増幅した差信号を生成する差動増幅器と、
    前記差信号が0となるように前記データ信号の高周波成分の強調度を変更回路と、
    を有する請求項1から3の何れか1項に記載の送信装置。
  9. データ信号を送信する送信装置と、
    前記データ信号を伝送路を介して受信する受信装置と、
    を備える信号伝送システムであって、
    前記送信装置は、
    データを表す入力信号に応じた波形の前記データ信号を出力するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から出力される前記データ信号における高周波成分を強調するエンファシス回路と、
    高周波成分が強調された前記データ信号のピーク値を検出するピークホールド回路と、
    前記ピーク値に基づき、前記データ信号の信号強度および高周波成分の強調度の少なくとも一方を制御する強度制御回路と、
    を有する信号伝送システム。
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