JP2017207437A - センサモジュール - Google Patents

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良一 片岡
Ryoichi Kataoka
良一 片岡
僚志 渡辺
Ryoji Watanabe
僚志 渡辺
征也 深川
Masaya Fukagawa
征也 深川
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Abstract

【課題】位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができるセンサモジュールを提供する。
【解決手段】センサモジュール1は、磁場55の変化を検出する磁気センサ2を樹脂によって覆って形成されると共に底面300の下方に磁気センサ2が位置する凹部35を有するモールド体3と、磁場55を形成すると共に磁気センサ2と対向するように凹部35に配置されるマグネット5と、マグネット5を保持して凹部35に配置され、モールド体3に対して回転するマグネットホルダ7と、マグネットホルダ7の上部75が露出する開口91を有し、マグネット5及びマグネットホルダ7を内包した状態でモールド体3に取り付けられたカバー9と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサモジュールに関する。
従来の技術として、外周面に多数の凹凸部を交互に連続させた指掛け用のセレーションが設けられた操作体と、このセレーションの各凸部の少なくとも先端側に設けられ、N極及びS極が配列された磁性体と、この磁性体に所定ギャップを存して対向配置された磁気センサと、を備えた回転操作型入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この回転操作型入力装置は、さらにベース体を有している。回転操作型入力装置は、操作体がこのベース体に回転可能に支持され、そして磁気センサが搭載された基板がベース体に配置されている。磁気センサは、凸部のN極とS極間に発生する磁場の中間点に配置される。
特開2007−206027号公報
従来の回転操作型入力装置のように、磁性体を有する操作体と磁気センサとをベース体に配置する際、位置ずれが生じて磁気センサが磁場の中間点に配置されず、検出精度が低下する可能性がある。
従って本発明の目的は、位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができるセンサモジュールを提供することにある。
本発明の一態様は、磁場の変化を検出する磁気センサを樹脂によって覆って形成されると共に底面の下方に磁気センサが位置する凹部を有するモールド体と、磁場を形成すると共に磁気センサと対向するように凹部に配置されるマグネットと、マグネットを保持して凹部に配置され、モールド体に対して回転するマグネットホルダと、マグネットホルダの上部が露出する開口を有し、マグネット及びマグネットホルダを内包した状態でモールド体に取り付けられたカバーと、を備えたセンサモジュールを提供する。
本発明によれば、位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができる。
図1は、第1の実施の形態に係るセンサモジュールの一例を示す分解斜視図である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係るセンサモジュールの磁気センサの配置の一例を説明するための概略図であり、図2(b)は、図2(a)に示すII(b)-II(b)線で切断した断面を矢印方向から見た一例を示す断面図である。 図3(a)は、第2の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図3(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。 図4(a)は、第3の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図4(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。 図5(a)は、第4の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図5(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係るセンサモジュールは、磁場の変化を検出する磁気センサを樹脂によって覆って形成されると共に底面の下方に磁気センサが位置する凹部を有するモールド体と、磁場を形成すると共に磁気センサと対向するように凹部に配置されるマグネットと、マグネットを保持して凹部に配置され、モールド体に対して回転するマグネットホルダと、マグネットホルダの上部が露出する開口を有し、マグネット及びマグネットホルダを内包した状態でモールド体に取り付けられたカバーと、を備えて概略構成されている。
このセンサモジュールは、マグネットを保持するマグネットホルダをモールド体の凹部に挿入し、モールド体にカバーを取り付けることで、磁気センサとマグネットとの位置決めがなされるので、磁気センサとマグネットの位置決めを行いながら本体に取り付ける場合と比べて、マグネットと磁気センサとの位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができる。
[第1の実施の形態]
(センサモジュール1の概要)
図1は、第1の実施の形態に係るセンサモジュールの一例を示す分解斜視図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係るセンサモジュールの磁気センサの配置の一例を説明するための概略図であり、図2(b)は、図2(a)に示すII(b)-II(b)線で切断した断面を矢印方向から見た一例を示す断面図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
センサモジュール1は、図1〜図2(b)に示すように、磁場55の変化を検出する磁気センサ2を樹脂によって覆って形成されると共に底面300の下方に磁気センサ2が位置する凹部35を有するモールド体3と、磁場55を形成すると共に磁気センサ2と対向するように凹部35に配置されるマグネット5と、マグネット5を保持して凹部35に配置され、モールド体3に対して回転するマグネットホルダ7と、マグネットホルダ7の上部75が露出する開口91を有し、マグネット5及びマグネットホルダ7を内包した状態でモールド体3に取り付けられたカバー9と、を備えて概略構成されている。
このモールド体3は、凹部35の側面36に複数の凸部37を有すると共に底面300の周囲が高くなって段差部301が形成されている。そしてマグネットホルダ7は、その下面700が段差部301の上面302と接触すると共に複数の凸部37にガイドされて回転する。
またマグネットホルダ7は、被操作部材が備えるギアと結合するギア部76が上部75の側面に形成され、また被操作部材が挿入される挿入孔78が上部75の上面77に形成されている。
(磁気センサ2の構成)
磁気センサ2は、例えば、ホールセンサや磁気抵抗センサである。本実施の形態の磁気センサ2は、磁気抵抗センサである。この磁気センサ2は、一例として、図2(b)に示すように、リードフレーム306に配置されている。このリードフレーム306には、他の複数の電子部品20が配置されている。この電子部品20は、例えば、抵抗、コンデンサ及びECU(electronic control unit)などである。なお変形例として磁気センサ2は、プリント配線基板に配置されても良い。
ECUなどの複数の電子部品20は、例えば、磁気センサ2が出力するセンサ信号を増幅し、増幅したセンサ信号をマグネットホルダ7の回転角度に変換し、変換した回転角度の情報を、リード端子305を介して電子機器に出力するように構成されている。
磁気センサ2は、図2(a)に示すように、回転軸10を軸とした回転対称の位置に二つの磁気センサ2が配置されている。これは、冗長性を持たせるためであり、冗長性が必要ない場合、素子中心が回転軸10と一致するように配置される。
(モールド体3の構成)
モールド体3は、モールド成形によって形成されている。このモールド成形に用いられる樹脂材料は、例えば、PPS(Poly Phenylene Sulfide)樹脂やエポキシ樹脂などである。本実施の形態のモールド体3は、エポキシ樹脂によってモールド成形されている。
モールド体3は、複数のリード端子305を有している。この複数のリード端子305は、磁気センサ2及び電子部品20と電気的に接続されている。そして磁気センサ2、複数の電子部品20、及び複数のリード端子305の一方の端部は、上述の樹脂材料によってモールド成形されている。磁気センサ2は、その全体がモールド成形によって樹脂材料に覆われている。
モールド体3は、図1(a)及び図2(a)に示すように、立方体のような形状を有している。モールド体3は、磁気センサ2、電子部品20及び複数のリード端子305を有する底部30と、この底部30の四隅から立ち上がるように設けられた柱部31〜柱部34と、を備えている。
底部30は、カバー9の爪部95と接合する結合部304を、凹部35を介して対向するように備えている。カバー9の爪部95が結合部304に嵌り込んで結合することにより、モールド体3とカバー9が一体となる。
底部30の中央には、凹部35の底の面となる円形状の底面300が形成されている。そしてその底面300の周囲には、一段高くなる段差部301が形成されている。この段差部301と底面300によって形成される円筒形状の円筒孔303には、マグネット5が挿入される。
柱部31〜柱部34は、同じ形状を有しているので、側面36及び凸部37には、同じ符号を付している。柱部31〜柱部34は、凹部35の側面部分を形成している。つまり底部30と柱部31〜柱部34で囲まれた部分が凹部35となる。この柱部31〜柱部34は、同形状を有しているので、以下では、主に柱部31について説明する。
柱部31は、図1に示すように、凹部35側の側面36がマグネットホルダ7の下部70の側面701に応じて曲面となっている。そして側面36の周方向の両端部には、円柱形状の凸部37が設けられている。
この凸部37は、マグネットホルダ7の回転のガイドとなっている。つまり凸部37は、マグネットホルダ7の下部70の側面701と接触している。この凸部37と側面701との接触は、点接触となる。従って柱部31〜柱部34の側面36とマグネットホルダ7の側面701とが面接触する場合と比べて、マグネットホルダ7の回転に伴う摩擦による抵抗が低減されている。
モールド体3は、磁気センサ2が配置されるのではなく、モールド成形によって一体とされる。従ってセンサモジュール1は、モールド体3が形成されてから磁気センサ2を底面300に配置する場合と比べて、凹部35と磁気センサ2との位置精度が高い。
(マグネット5の構成)
マグネット5は、図1に示すように、円板形状を有している。マグネット5は、一例として、図2(b)に示すように、半分がN極、残り半分がS極となるように着磁されている。なおマグネット5は、着磁の方向が上下に分かれていても良く、またN極とS極が交互に周方向に着磁されても良い。
このマグネット5は、例えば、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系などの磁性体材料と、PPS樹脂、エポキシ樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂などの樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。本実施の形態のマグネット5は、ネオジムとPPS樹脂から形成されたプラスチックマグネットである。
マグネット5は、下面50の下方に磁場55を生成する。この磁場55は、モールド体3の底面300の下方に位置する磁気センサ2に作用する。磁気センサ2は、マグネットホルダ7の回転によって回転する磁場55の方向の変化に基づいてセンサ信号を出力する。
マグネット5の上面51には、扇形状を有する複数の扇凹部52が形成されている。この扇凹部52は、マグネットホルダ7に対する取り付けのためのものである。
(マグネットホルダ7の構成)
マグネットホルダ7は、PPS樹脂やABS樹脂などの樹脂材料を用いて形成されている。本実施の形態のマグネットホルダ7は、PPS樹脂によって形成されている。
マグネットホルダ7は、下部70と、上部75と、を有している。下部70は、板形状を有している。上部75は、円筒形状を有している。
この下部70の下面700には、マグネット5が取り付けられている。マグネットホルダ7は、図2(b)に示すように、マグネットホルダ7に取り付けられたマグネット5を囲むように下面700が露出し、この下面700がモールド体3の上面302と接触する。つまりマグネットホルダ7は、下面700と上面302とが接触しながら回転する。
この下部70の上には、図1に示すように、下部70よりも小さい円板形状を有する中部71が設けられている。この中部71は、カバー9の開口91よりも大きい半径を有している。従って中部71の上面710は、図2(b)に示すように、カバー9の裏側に接触し、マグネットホルダ7がカバー9から抜けないように抜け止めとなっている。
マグネットホルダ7の上部75は、図2(a)及び図2(b)に示すように、カバー9の開口91から突出している。この上部75には、ギア部76と、挿入孔78と、が設けられている。
マグネットホルダ7は、例えば、回転操作される被操作部材としてのノブの回転軸に取り付けられたギアや回転操作される被操作部材としての操作レバーに取り付けられたギアとギア部76が噛み合うことにより、ノブや操作レバーの操作に応じて回転する。この回転によって、マグネットホルダ7と共にマグネット5が回転し、磁気センサ2に作用する磁場55が回転する。
マグネットホルダ7は、例えば、回転操作されるノブの回転軸が挿入孔78に挿入されたり、回転操作される操作レバーの回転軸が挿入孔78に挿入されたりすることにより、ノブや操作レバーの操作に応じて回転する。
(カバー9の構成)
カバー9は、例えば、アルミニウムやステンレスなどの金属材料を用いて形成される。本実施の形態のカバー9は、ステンレスによって形成されている。
このカバー9は、例えば、板をプレスして形成される。カバー9は、一例として、図2(a)に示すように、上面視において正方形となっており、一辺の長さがおよそ10mmである。カバー9には、図1に示すように、対向する一対の爪部95が側面に形成されている。この爪部95は、モールド体3の対応する結合部304と結合する。
カバー9の上面90には、円形状を有する開口91が形成されている。カバー9がモールド体3に取り付けられると、この開口91からマグネットホルダ7の上部75が突出する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係るセンサモジュール1は、位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができる。具体的には、センサモジュール1は、マグネット5を保持するマグネットホルダ7をモールド体3の凹部35に挿入し、モールド体3にカバー9を取り付けることで、磁気センサ2とマグネット5との位置決めがなされるので、磁気センサとマグネットの位置決めを行いながら本体に取り付ける場合と比べて、マグネット5と磁気センサ2との位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することができる。
センサモジュール1は、磁気センサ2がモールド体3と一体に成形され、モールド体3にカバー9を取り付けることにより、モールド体3、マグネット5及びマグネットホルダ7を一体にすることができるので、この構成を採用しない場合と比べて、小型化することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、マグネット5の下面50に突起53が設けられている点で他の実施の形態と異なっている。
図3(a)は、第2の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図3(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。図3(b)は、第1の実施の形態の図2(b)と同じ位置の断面の一例を示している。また以下の実施の形態では、マグネットホルダ7は、第1の実施の形態と同様に柱部31〜柱部34の凸部37によってガイドされていることを前提としている。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態のマグネット5は、図3(a)及び図3(b)に示すように、凹部35の底面300と対向する面(下面50)に突起53を有している。この突起53は、例えば、半球形状を有している。そしてこの突起53は、底面300と接触している。なお変形例として、突起53は、下面50に複数設けられても良い。
第1の実施の形態では、マグネットホルダ7は、マグネットホルダ7の下面700とモールド体3の上面302とが接触しながら回転していた。この場合、下面700と上面302とが面接触しているので接触面積が大きく、回転に伴う抵抗が大きい。
しかし本実施の形態では、図3(b)に示すように、突起53が底面300に接触し、この突起53を中心にマグネット5及びマグネットホルダ7が回転する。この突起53と底面300との接触は、点接触であるので面接触と比べて接触面積が小さい。また突起53によって、マグネット5と底面300との距離が大きくなるので、下面700と上面302が接触しない。
従って本実施の形態のセンサモジュール1は、回転時の抵抗となる部分が面接触から点接触となって接触面積が小さいので、面接触である場合と比べて、マグネットホルダ7がスムーズに回転して操作感が良い。またセンサモジュール1は、マグネットホルダ7が、抵抗が少ない状態で回転するので、異音が抑制される。
なお変形例としてセンサモジュール1は、突起53が挿入される凹みが底面300に形成されても良い。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、マグネットホルダ7の下面700に突起702が設けられている点で他の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第3の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図4(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。図4(b)は、第1の実施の形態の図2(b)と同じ位置の断面の一例を示している。
本実施の形態のマグネットホルダ7は、図4(a)及び図4(b)に示すように、段差部301の上面302と対向する下面700に複数の突起702を有し、複数の突起702が段差部301の上面302と接触している。この突起702は、例えば、半球形状を有している。この突起702は、マグネット5を介して対向するように一対で設けられている。この一対の突起702は、例えば、同じ間隔となるように複数設けられる。
第1の実施の形態では、下面700と上面302とが面接触しているので接触面積が大きく、回転に伴う抵抗が大きい。
しかし本実施の形態では、図4(b)に示すように、複数の突起702が上面302に接触しているので、点接触となって接触面積が小さい。
従って本実施の形態のセンサモジュール1は、回転時の抵抗となる部分が面接触から点接触となって接触面積が小さいので、面接触である場合と比べて、マグネットホルダ7がスムーズに回転して操作感が良い。またセンサモジュール1は、マグネットホルダ7が、抵抗が少ない状態で回転するので、異音が抑制される。またセンサモジュール1は、複数の突起702を有しているので、突起が1つの場合と比べて、マグネットホルダ7の回転が安定する。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、マグネット5の下面50に軸部54を有している点で他の実施の形態と異なっている。
図5(a)は、第4の実施の形態に係るセンサモジュールのマグネットの下面の一例を示す概略図であり、図5(b)は、センサモジュールの一例を示す要部断面図である。図5(b)は、第1の実施の形態の図2(b)と同じ位置の断面の一例を示している。
本実施の形態のマグネット5は、図5(a)及び図5(b)に示すように、凹部35の底面300に対向する面(下面50)に回転軸となる軸部54を有している。そして凹部35の底面300には、軸部54が挿入される挿入開口310が形成されている。
また本実施の形態の磁気センサ2は、図5(b)に示すように、基体としてのリードフレーム306に配置される。そして軸部54が挿入される挿入開口310は、リードフレーム306に形成されている。なお2つの磁気センサ2は、挿入開口310を挟んで対向するように配置されている。また基体は、プリント配線基板であっても良い。
軸部54は、図5(a)に示すように、回転軸となるように下面50の中央に形成されている。軸部54は、円柱形状を有している。
モールド体3の底面300には、図5(b)に示すように、リードフレーム306の一部が露出し、このリードフレーム306に挿入開口310が形成されている。なお挿入開口320は、リードフレーム306の下方の底部30に設けられた開口と一体となっている。
マグネットホルダ7は、挿入開口320に挿入された軸部54を回転軸として回転する。このマグネットホルダ7は、マグネットホルダ7の下面700とモールド体3の上面302とが接触しながら回転する。
本実施の形態のセンサモジュール1は、磁気センサ2とリードフレーム306とがモールド成形により形成されるので、磁気センサ2をモールド体3に配置する場合と比べて、位置ずれが小さい。さらにセンサモジュール1は、リードフレーム306に挿入開口310が形成され、マグネット5の軸部54が挿入されるので、磁気センサ2に対するマグネット5の位置がモールド成形による寸法ばらつきの影響を受けない。従ってセンサモジュール1は、磁気センサ2とマグネット5との位置決めの精度が高く、検出精度の低下を抑制することができる。
以上述べた少なくとも1つの実施の形態のセンサモジュール1によれば、位置決め精度を向上させて検出精度の低下を抑制することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…センサモジュール、2…磁気センサ、3…モールド体、5…マグネット、7…マグネットホルダ、9…カバー、10…回転軸、20…電子部品、30…底部、31〜34…柱部、35…凹部、36…側面、37…凸部、50…下面、51…上面、52…扇凹部、53…突起、54…軸部、55…磁場、70…下部、71…中部、75…上部、76…ギア部、77…上面、78…挿入孔、90…上面、91…開口、95…爪部、300…底面、301…段差部、302…上面、303…円筒孔、304…結合部、305…リード端子、306…リードフレーム、310…挿入開口、320…挿入開口、700…下面、701…側面、702…突起、710…上面

Claims (7)

  1. 磁場の変化を検出する磁気センサを樹脂によって覆って形成されると共に底面の下方に前記磁気センサが位置する凹部を有するモールド体と、
    前記磁場を形成すると共に前記磁気センサと対向するように前記凹部に配置されるマグネットと、
    前記マグネットを保持して前記凹部に配置され、前記モールド体に対して回転するマグネットホルダと、
    前記マグネットホルダの上部が露出する開口を有し、前記マグネット及び前記マグネットホルダを内包した状態で前記モールド体に取り付けられたカバーと、
    を備えたセンサモジュール。
  2. 前記モールド体は、前記凹部の側面に複数の凸部を有すると共に前記底面の周囲が高くなって段差部が形成され、
    前記マグネットホルダは、下面が前記段差部の上面と接触すると共に前記複数の凸部にガイドされて回転する、
    請求項1に記載のセンサモジュール。
  3. 前記マグネットは、前記凹部の前記底面と対向する面に少なくとも1つの突起を有し、
    前記突起は、前記底面に接触する、
    請求項1又は2に記載のセンサモジュール。
  4. 前記モールド体は、前記凹部の側面に複数の凸部を有すると共に前記底面の周囲が高くなって段差部が形成され、
    前記マグネットホルダは、前記段差部の上面と対向する下面に複数の突起を有し、前記複数の突起が前記段差部の前記上面と接触する、
    請求項1に記載のセンサモジュール。
  5. 前記マグネットは、前記凹部の前記底面に対向する面に回転軸となる軸部を有し、
    前記凹部の前記底面には、前記軸部が挿入される挿入開口が形成される、
    請求項1又は2に記載のセンサモジュール。
  6. 前記磁気センサは、基体に配置され、
    前記軸部が挿入される前記挿入開口は、前記基体に形成される、
    請求項5に記載のセンサモジュール。
  7. 前記マグネットホルダは、被操作部材が備えるギアと結合するギア部が前記上部の側面に形成され、また被操作部材が挿入される挿入孔が前記上部の上面に形成される、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセンサモジュール。
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