JP2017206790A - ビジネスシャツ用編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】編物でありながら伸びすぎず、ビジネスシャツとして適度な伸度と柔らかさ、通気性、形態安定性を兼ね備えた編地を提供する。
【解決手段】目付が80〜180g/mであり、コース密度が40〜100個/2.54cmであるシングル丸編地からなり、丸編地がヨコボーダー柄を有し、繊度50〜180dtexの糸条を用いたウエルト天竺組織が全体面積の50%以上を構成し、タテ方向の伸長率(EMT)が15〜40%、ヨコ方向の伸長率(EMT)が10〜25%であることを特徴とするビジネスシャツ用編地。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハリ、コシがありながらストレッチ(伸縮)性、通気性、および透け防止に優れたビジネスシャツ用編地に関するものである。
従来のワイシャツ、ドレスシャツ、カジュアルシャツ、ブラウス等のように、主にビジネスシーンで着用されるシャツは、糸を経方向に真っ直ぐに配列させたものに、緯糸を経糸に直交させて織り上げる織物が用いられている。この理由として、織物は、織目が緻密で、ハリがあり、かつ、コシが強いことから、シルエット性に優れていることが挙げられる。しかし、経糸と緯糸が緻密に交差して互いに強く拘束しているために通気性が悪く、柔軟性・伸縮性に劣ることが着用時の快適性を阻害する要因になっている。例えば、夏場の通勤途中や外勤、更にはハードな動きを伴う動作を行ったとき等では、発汗した汗が容易に外部に放散されず蒸れたりべたついたりしやすくなったり、また柔軟性がないため、織物が肌に張り付きやすくなって快適性が劣りやすいという問題がある。
かかる問題を解決するために、本出願人は、ビジネスシャツ用の布帛を編地で作ることを試みて、紡績糸とフィラメントとの交編編地であり、タテ及びヨコ方向の目付当りの曲げ剛性(B/M)が1.7×10−4以上、伸長率(EMT)が10%以上、曲げ戻り性(2HB)が0.060gfcm/cm以下であるビジネスシャツ用編地を提案した(特許文献1参照)。この方法では、適度なハリ、コシがあり、吸水速乾性、肌離れ性に優れたビジネスシャツ用編地を提供することができるが、毛羽の全くないフィラメントと、表面毛羽が多い紡績糸を交編する必要があり、表面の凹凸感のある目面になってしまう問題があった。
また、本出願人は、目付量が155g/m以下90g/m以上で、かつウエール密度が30ウエール/2.54cm以上であるシングルニットの編地からなる布帛により形成され、該布帛が、紡績糸とフィラメント糸からなる30/1番手以下の細番手の複合糸によって編製された編物を提案した(特許文献2参照)。しかしながら、この方法においても短繊維とフィラメントからなる長短複合紡績糸を用いる必要があった。
また、編組織の工夫による試みとして、表糸と裏糸から構成されたシングル丸編地が提案されている(特許文献3参照)。この編地は、シンカーループ面において、ウエルトにより編目間で橋渡し状となる部分の間隔が1編目以上8編目以下である橋渡し部を有することを特徴とする。しかしながら、この方法によると、表糸と裏糸からなる組織のため、編地が分厚くなってしまう問題があった。また、天竺編目が多いため、編地の伸度が大きくなって保形性が低下しやすい問題があった。
特開2001−303403号公報 特開2001−303301号公報 特開2013−104158号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、編物でありながら伸びすぎず、ビジネスシャツとして適度な伸度と柔らかさ、通気性、形態安定性を兼ね備えた編地を提供することにある。また、本発明の目的は、フィラメントと紡績糸を交編したり、フィラメントと短繊維を複合した長短複合紡績糸を用いずとも十分な伸縮性と柔軟性を兼ね備えるビジネスシャツ用編地を提供することにある。さらに、本発明の目的は、薄地編物でありながら透け感が少ないビジネスシャツ用編地を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために、ビジネスシャツに供する目的から薄い編地とするためにシングル丸編地を採用して鋭意検討を進めてきた結果、編地の基本組織をニットとウエルトの連続からなるウエルト天竺とすること、そして、コース密度を十分に高めることによって、編地の持つ柔軟性を保持しながら、適度なハリ、コシを持ち、透け感の少ないビジネスシャツ用編地を提供することができることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は以下の(1)〜(4)の構成を有するものである。
(1)目付が80〜180g/mであり、コース密度が40〜100個/2.54cmであるシングル丸編地からなり、丸編地がヨコボーダー柄を有し、繊度50〜180dtexの糸条を用いたウエルト天竺組織が全体面積の50%以上を構成し、タテ方向の伸長率(EMT)が15〜40%、ヨコ方向の伸長率(EMT)が10〜25%であることを特徴とするビジネスシャツ用編地。
(2)ヨコボーダー柄を構成する糸条が、0.6〜5.0重量%の酸化チタン微粒子を含むフィラメントからなることを特徴とする(1)に記載のビジネスシャツ用編地。
(3)ヨコボーダー柄を形成する組織が天竺組織又はカノコ組織であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のビジネスシャツ用編地。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載のビジネスシャツ用編地のヨコボーダー柄をタテのストライプ柄として使用していることを特徴とするビジネスシャツ。
本発明によれば、例えば透け防止性に優れた酸化チタン微粒子含有のフルダルポリエステル仮撚加工糸を使用して、シングル丸編地で高密度に形成し、更に編組織としてウエルト天竺というニットループとウエルト組織を交互に編む組織で構成することにより、優れた透け防止性を有しながら、織物には無い適度なストレッチ性、高通気性を有するビジネスシャツ用編地を提供することができる。さらに、本発明の編地では、丸編地のヨコボーダー柄をビジネスシャツに良く用いられるタテのストライプ柄として使用しているので、ビジネスシャツとして重要なタテ方向の形態安定性が得られる。ボーダー柄の表現としては、例えばベース組織のウエルト天竺と違う編組織で見え方を変えることや、同じウエルト天竺組織で光沢や透明性の違う糸を使うことによるボーダー柄、染色性または色が違う糸を部分的にボーダー柄として用いることができる。
図1は、ウエルト天竺の編組織図を示す。 図2は、地組織のウエルト天竺に天竺編の極細ボーダー柄とした編組織図を示す。 図3は、地組織のウエルト天竺にカノコ編ボーダー柄とした編組織図を示す。 図4は、実施例1で使用した編組織図を示す。 図5は、実施例2で使用した編組織図を示す。 図6は、実施例3で使用した編組織図を示す。 図7は、実施例4で使用した編組織図を示す。 図8は、実施例5で使用した編組織図を示す。 図9は、実施例6で使用した編組織図を示す。 図10は、実施例7で使用した編組織図を示す。 図11は、実施例8で使用した編組織図を示す。 図12は、比較例3で使用した編組織図を示す。 図13は、比較例5で使用した編組織図を示す。
従来、編地は、通気性が良く柔軟性が高いことが特徴であり、特に丸編地は、横方向の伸縮性が大きいことに特徴がある。本発明者は、この丸編地をヨコボーダー柄に作って、編地のヨコ方向をシャツのタテ方向に用いることで、ヨコボーダーをシャツのタテストライプに用いる仕様にした場合に、優れたビジネスシャツとすることができると考え、その具体的な方法について鋭意検討してきた。その結果、本発明者は、編地のヨコ方向とタテ方向の伸長率が特定の範囲に調整できる特殊な編構造を採用することによってビジネスシャツのシルエットや保形性、着用快適性を満足するビジネスシャツ用に好適な編地を見出した。
ビジネスシャツ用編地では、身体を大きく動かしたときの皮膚の伸縮性や関節の曲げ伸ばしに追随することが着用快適性に大きく影響する。ビジネスシャツでは、特にヨコ方向に伸度が高いと身体の動きに追随しやすく快適になる。しかし、逆にビジネスシャツのタテ方向は伸度が少ないことが、織物に近い保形性、ハリ、コシ感を得るために重要である。本発明の編地は、編地のタテ方向(コース方向)がビジネスシャツのヨコ方向になるように使用されることが前提とされているので、編地のヨコ方向には伸びにくく保形性があり、タテ方向には織物にない高い伸度があることが好ましい。
本発明の編地では、ヨコ方向の伸長率(EMT)が10〜25%であることが必要であり、好ましくは11〜20%、さらに好ましくは12〜19%である。ヨコ方向の伸長率(EMT)が上記範囲を超えると、生地のハリ、コシ感の低下につながるとともに製品の保形性が低下する。ヨコ方向の伸長率(EMT)が上記範囲未満であると、ビジネスシャツの着用感に必要な適度な伸度を得ることができず、本発明の目的を達成することが困難となる。また、ヨコ方向の伸長率(EMT)が上記範囲を超えると、ビジネスシャツでは柔らかくなりすぎる傾向がある。
また、本発明の編地では、タテ方向の伸長率(EMT)が15〜40%であることが必要であり、好ましくは16〜28%、さらに好ましくは17〜25%である。タテ方向(シャツのヨコ方向)の伸長率(EMT)がこの範囲内であると、編地の柔軟性がシャツに活かされて着用快適性が得られる。タテ方向の伸長率(EMT)が上記範囲未満の場合は、着用時の快適性が無くなる。また、タテ方向の伸長率(EMT)が上記範囲を超えると、伸長した後の回復が悪くなりやすくなる。
さらに、本発明の編地では、タテ方向とヨコ方向の伸長率(EMT)の平均値は、丸編としては非常に低い12.5〜25%であることが好ましく、より好ましくは13〜22%、さらに好ましくは14〜20%である。伸長率(EMT)の平均値が上記範囲を超えると、編地が伸び縮みして、肌着のような柔らかな風合いとなり、保形性が低下しやすい。
本発明では、上記のようなタテまたはヨコ方向の伸長率を実現するために、編地の主たる部分の組織をニットループとウエルトを交互に連続させたウエルト天竺としたことに大きな特徴がある。ウエルト天竺とは、ヨコ方向にもタテ方向にもニットとウエルトが1個毎または2個毎に連なった構造である。このニットとウエルトを交互に構成することで、伸縮性を抑えてビジネスシャツに適度なハリ、コシを発現することが可能である。より好ましくは、ニット・ウエルトが1ループ毎に交互に編まれる構造が採用される。また、本発明では、このウエルト天竺組織は、編地全体に対して50%以上の面積を用いることが必要であり、好ましくは50〜100%である。より好ましくは55〜100%、更に好ましくは60%〜100%である。本発明の編地は、この条件を満たす限り、ウエルト天竺以外の編組織を使用してもよい。ウエルト天竺以外の編組織としては、天竺、カノコ等が用いられる。ウエルト天竺組織を用いなくてもよい部分(即ち、上述の主たる組織でない部分)とは、ストライプや格子柄のような組織として用いられる部分である。このような部分において、シャンブレ−柄、ドビ−柄(ドビスタ−柄)組織、異色染め効果を出すには交編によるジャガ−ド柄、更にはウエルト・タック編を混在させたコ−ド調柄組織等を採用することができる。参考のために、図1にウエルト天竺の編組織図を示し、図2に地組織のウエルト天竺に天竺編の極細ボーダー柄とした編組織図を示し、図3に地組織のウエルト天竺にカノコ編ボーダー柄とした編組織図を示す。
本発明の編地のウエルト天竺組織に使用する糸条は、繊度50〜180dtexを有する、紡績糸、フィラメント糸、及びそれらの複合糸のいずれも用いることができる。特に、紡績糸の場合は33/1番手以上(179dtex以下)の細番手のものが、フィラメント糸の場合は繊度50〜180dtexのものが好適である。使用する糸条の繊維繊度が上述の範囲より細い場合は編地の透け感が大きくなるとともに、ハリ、コシが弱くなり、上述の範囲より太い場合は厚ぼったい編地となり、いずれの場合もビジネスシャツとして望ましくないものになりうる。
本発明の編地に用いられる糸条は、例えばナイロン6、ナイロン66に代表されるポリアミド系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ポリ乳酸繊維等の生分解性繊維を用いることができる。特に好ましくはポリエステル系繊維である。これらの糸条は、60%以上使用することが好ましく、80%以上であればより好ましい。
ヨコボーダー柄等の柄物の輪郭を構成する糸条を用いる場合、フィラメントを用いることが好ましい。フィラメントを用いると輪郭線がハッキリとするためである。また、本発明の編地に用いられるフィラメントは、酸化チタン微粒子を0.6〜5.0重量%含むことが好ましい。特にかかるフィラメントをボーダー柄部及び地部のいずれかに用いた場合、透け感のコントラストができて、感覚的により透け難く見える効果を有する。勿論、編地を構成する糸条全てに酸化チタン微粒子を同様に含有させても構わない。尚、本発明の編地の糸条を構成する単繊維の断面形状は、限定されるものではなく、丸形、三角形、八葉形、扁平形、Y字形などに代表される様々な異形断面糸を使用することができる。
本発明の編地は、主体となる組織にウエルト天竺組織を採用することにより、ウエール方向にニットとウエルトが交互に連なるため、コース密度を十分に高めることができる。高いコース密度を実現することで、ウエルト天竺の編構造とあいまって編地でありながら、適度なハリ・コシを与えることが可能となる。本発明の編地は、コース密度が40〜100個/2.54cmであることが好ましい。より好ましくは45〜90個/2.54cm、さらに好ましくは50〜80個/2.54cmである。コース密度が上記範囲より低いと、柔軟性が高くなりすぎてハリ、コシが得られにくくなり、上記範囲より高いと、生地が硬くなり、また通気性が低くなり蒸れ感が高まる。本発明の編地は、ハイゲージ編機を使用するためウェール密度も高いものとなる。好ましいウエール密度は40〜75個/2.54cmが好ましい。より好ましくは45〜65個/2.54cm、さらに好ましくは50〜60個/2.54cmである。ウエール密度が上記範囲より低いと、柔軟性が高くなりすぎてハリ、コシが得られにくくなり、上記範囲より高いと、使っている糸が細いため生地が薄くなりすぎたり、タテ方向の密度が小さくなりタテ方向のストレッチが小さくなり着用感が悪くなりうる。
ビジネスシャツは、薄地織物を好ましく使用してきたこともあり、本発明の編地もビジネスシャツとして使用するために軽くて薄いものが要求される。そのため、本発明ではシングル丸編地を用いる。本発明のシングル丸編地の目付は、80〜180g/mが好ましく、より好ましくは90〜165g/m、さらに好ましくは90〜150g/mである。目付が上記範囲を超えると、厚み寸法が大きくなりすぎて厚ぼったくなり、ビジネスシャツの要件である薄さおよび軽さを達成することができなくなりうる。また、目付が上記範囲未満であると、ハリ、コシが弱くなり、ビジネスシャツとしての適正なシルエットを生み出すことができなくなりうる。本発明における編地の厚みは、0.3〜0.6mmとするのが好ましい。より好ましくは0.35〜0.55mmである。上記範囲より薄い編地では透け感が強くなりすぎる傾向になる。上記範囲を超えると肉感がつき過ぎてカジュアルシャツの外観や着用感になりやすく、ビジネスシャツに使い難くなる。
本発明の編地では、編機の針床における編針の密度(ゲージ)が、1インチ(2.54cm)あたり28以上でかつ針床が1列の、いわゆるハイゲージシングルニット編機が採用される。ハイゲージ編機で編まれた編地は、ハリ、コシをより高めることができる。好ましい編機ゲージは28〜46本/2.54cmである。編機ゲージが46ゲージを超えると、より細い糸を用いる必要があり、透け感が出やすくなり、28ゲージより少なくても透け感が出やすくなり、風合いも柔らかくなりすぎる傾向を持つ。
本発明の編地には、所定の吸水加工やストレッチ加工等の特化加工を施してもよい。このような特化加工を施された編地を使用すると、通気性や運動性が一層改善されたビジネスシャツを得ることができる。また、仕上げ加工でアクリル樹脂等の樹脂加工を行うことでハリ、コシを高めることもできる。
本発明の編地の力学特性は、KES(Kawabata’s Evaluation System for Fabrics)に従ったものである。本発明の編地の伸長率(EMT)は、KES−FB1で測定される。伸長率(EMT)の測定は、20cm×20cmの試料を間隔5cmのチャックに把持し、4.00×10−3/secの歪み速度で最大荷重250gf/cmまで引っ張って行なう。
本発明の編地は、透け感を抑えながらも60cc/cm・sec以上の通気性を達成することができる。この数値は、従来のビジネスシャツに使用されている一般的にいうブロード織物の通気性が20cc/cm・sec程度であることを考えると、高い値である。
本発明の編地は、透け難いので、ビジネスシャツに好適に用いることができる。本発明の編地は、丸編地でありながら、透け防止度は74以上である。更に、透過性の違う地とボーダー柄を交互に配することで、感覚的には更に透け難く見せる効果がある。
本発明の編地に使用されるビジネスシャツは、ビジネスシーンで使用できる衿付のシャツである。例えば、カッターシャツ、ドレスシャツ、ドレスブラウス、ボタンダウンシャツ、ダンガリーシャツ等が挙げられる。前立ては必ずしもある必要はないが、前立てがある仕様である方がよりフォーマルとなりビジネスシーンに使用しやすい。また、ビジネスシーン用途のみに限定するものではない。
ビジネスシャツは、タテボーダーの柄組織を一般的に用いるが、本発明は、シングル丸編地を用いるため、タテ方向のボーダー柄を表現することが難しい。そのため、本発明の編地を用いてビジネスシャツを作成する場合、ヨコボーダーの編地として作ったのち、ヨコボーダーをシャツのタテ方向に用いて作る。ウエルト天竺は、特にヨコ方向の伸縮性が抑えられているため、タテヨコを置き換えると、ビジネスシャツでは特に重要なタテ方向の伸度を抑えて形態安定性を得ることができる。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例における各性能評価は、以下の方法により行った。
(編地密度)
JIS−L1096 8.6.2 編物の密度に準拠して編地のコース密度(個/2.54cm)、ウェール密度(個/2.54cm)を測定した。
(編地の目付)
JIS−L1096 8.3.2A法の標準状態における単位面積当たりの質量に準拠して編地の目付を測定した。
(編地の厚み)
JIS−L1096 8.4A法の厚さに準拠して編地の厚みを測定した。
(通気度)
JIS−L−1096 8.26.1に規定されている通気度(フラジール形法 A法)に準拠して編地の通気度を測定した。
(力学特性)
編地の力学特性は、KES(Kawabata’s Evaluation System for Fabrics)に従った。編地の伸長率(EMT)は、KES−FB1で測定された。伸長率(EMT)の測定は、20cm×20cmの試料を間隔5cmのチャックに把持し、4.00×10−3/secの歪み速度で最大荷重250gf/cmまで引っ張って行った。曲げ特性は、カトーテック株式会社製KES−FB2を用いて、各サンプルの所定領域の1cm幅を試料として1cm間隔のチャック間に固定し、最大曲率+2.5cm−1まで表側に曲げ、次に、最大曲率−2.5cm−1まで裏側に曲げた後に元に戻すことによって測定した。曲げ剛性(B)[・cm/cm]は、表側に曲げはじめて曲率に対する曲げモーメントの傾きがほぼ一定になったときの傾きから算出した。また、曲げ回復性(2HB)[・cm/cm]は、そのヒステリシス幅から求めた。
(ハリ及びコシの官能評価)
手で生地を触ったときのハリ・コシの風合い評価として、綿ブロードを「ハリ・コシ」の最高ランク5とし、最低ランクを1として、5段階評価を行った。判定は、風合の熟練者1名にて行った。
(透け感)
ボーケン規格BQE A038透け防止性試験を用いて評価した。試験片の肌側に白色板を重ね、外側面の可視光線(380nm〜780nm)の反射率(RS−white)を測定する。同様に黒色板を重ね、反射率(Rs−black)を測定し、透け防止度を算出する。透け防止度が74以上であればドレスシャツとして透け感を気にせず使用できる。 透け防止度=Rs−black/Rs−white×100
(編地のW&W性)
アパレル製品等品質性能対策協議会法に従ってドレスシャツの形態安定性(W&W性)を評価した。判定は、AATCC 124−1984に規定する判定標準立体レプリカを用いて行った。判定は、5級(良好)〜1級(不良)で表示した。
(製品の保形性)
JIS−L1060:2012の編物のプリーツ性試験方法を用いて、洗濯後のプリーツの形状の立体感にて保形性の代用評価とした。洗濯前のプリーツ形状、及び洗濯操作、乾燥操作を5回繰り返した後のプリーツ形状を判定基準によって等級を判定した。プリーツ判定用標準は、AATCC TestMethod 88Cに規定する5段階の判定標準立体レプリカを用いた。判定は、5級(良好)〜1級(不良)で表示した。
(ドレスシャツを着用したときの上半身の動きやすさ)
生地をドレスシャツに縫製した後、中肉中背の30才男性が着用して、両手を横に拡げて、背骨を軸に両手/両肩を水平に回旋したときの動きやすさ(動きに対する生地の抵抗)を感覚値として、動きやすい:○>△>×:動きにくいの順で三段階評価を行った。
(実施例1)
30インチ,36ゲージのシングル丸編機(福原精機製作所製 VXC−3FA)を用いて図4に示す完全組織F1からF38の38給糸からなるウエルト天竺100%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F20〜26,F28,29,F31〜37に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F1〜18にボーダー部となる酸化チタン微粒子を0.3重量%含有したセミダル丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、同じくF19,27,30及びF38にはカチオン染料可染性の丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用いた。
出来上がった生機に対してヒラノテクシード製ピンテンターを用いて160℃×2分のプリセットを行い、その後、下記の処方で精練、染色、仕上げ加工を行なった。
精練処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプを用いて里田加工 ノニゾールN 1g/l、日華化学 ネオクリスタル CG1000 0.5g/l、ソーダ灰0.5g/l、浴比1:15、95℃×30分。
染色処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプ、浴比1:15 130℃×45分で酢酸0.2g/l pH=4、明成化学 ディスパーN 700 0.5g/l、日華化学 ネオクリスタル GC1000 0.5g/l、高松油脂 SR1800 1.5%owf、分散型カチオン染料Kayacryl Ligt Blue4GSL−ED 1.0%omf染色後、遠心脱水、乾燥(120℃×3分)を行ない、以下の条件で仕上げ剤を付与した。仕上げ剤のピックアップは70%であった。
サンスタット ES−11(三洋化成工業製 帯電防止剤)1% ows(on the weight of solution)
その後、最終セットをピンテンター160℃×2分の条件で行ない、性量調整し、最終生地を得た。その際にもテンター幅は編地の皺を取る程度の幅として、仕上げた編地を縦横に極力引っ張らないように注意した。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様の編機を用いて図5に示す完全組織F1からF30の30給糸からなるウエルト天竺72%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F21〜24,F27〜30に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F1〜20にボーダー部となる酸化チタン微粒子を0.03重量%含有したブライト丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、カノコ組織とし、同じくF25,26にはカチオン染料可染性の丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、ウエルト天竺組織とした。ウエルト天竺組織は、地部67%とボーダー部に5%含まれて合計72%であった。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1と同様の編機を用いて図6に示す完全組織F1からF29の29給糸からなるウエルト天竺66%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F1〜20に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を0.03重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,36filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F21〜24,F26〜29にボーダー部となる酸化チタン微粒子を1.5重量%含有したフルダル丸断面糸である84dtex48filamentの仮撚加工糸を用い、カノコ組織とし、F25にはカチオン染料可染性の丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、天竺組織とした。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1と同様の編機を用いて図7に示す完全組織F1からF29の29給糸からなるウエルト天竺56%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F13〜20,F22〜29に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F1〜12にボーダー部となる酸化チタン微粒子を0.03重量%含有したブライト丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、カノコ組織とし、F21にはカチオン染料可染性の丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、天竺組織とした。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例5)
30インチ,46ゲージのシングル丸編機(福原精機製作所製 3SD)を用いて図8に示す完全組織F1からF45の45給糸からなるウエルト天竺98%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F1〜44に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F45にボーダー部となるカチオン染料可染性の丸断面糸である56dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、天竺組織とした。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例6)
実施例1と同様の編機を用いて図9に示す完全組織F1からF45の45給糸からなるウエルト天竺97%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F1〜44に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸と酸化チタン微粒子を0.3重量%含有したセミダル丸断面糸である167dtex48filamentの仮撚加工糸を交互にウエルト天竺組織で編成し、同じくF45にはカチオン染料可染性の丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を用い、天竺組織で編成した。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例7)
実施例1と同様の編機を用いて図10に示す完全組織F1からF30の給糸からなるウエルト天竺75%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F2〜13,F15〜20,F22,23,25〜30に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いてウエルト天竺で編成した。また、給糸口F1,14,21,24にボーダー部となる綿糸を天竺組織で編成した。
出来上がった生機に対し、綿糸を過酸化晒し処理を施した以外は実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(実施例8)
実施例1と同様の編機を用いて図11に示す完全組織F1からF30の給糸からなるウエルト天竺80%のヨコボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F1,3,5,7,9,11,13,15,18〜21,26〜29に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用い、給糸口F2,4,6,8,10,12,14,16,23,24に綿糸50/1を配してウエルト天竺で編成した。また、給糸口F17,22,25,30にボーダー部となる酸化チタン微粒子を1.5重量%練りこんだ丸断面糸である110dtex,96filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用い、天竺組織で編成した。
出来上がった生機に対し、綿糸を過酸化晒し処理を施した以外は実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1と同様の編機を用いて天竺100%の編地になる生機を製編した。使用した糸は、酸化チタン微粒子を0.3重量%練りこんだ丸断面糸である33dtex,12filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を引き揃えた糸を用いた。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1と同様の編機を用いて裏カノコ編地になる生機を製編した。使用した糸は、酸化チタン微粒子を2.0重量%練りこんだ丸断面糸である84dtex,72filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸をS仮撚とZ仮撚の糸を交互に編成した。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例3)
30インチ,36ゲージのダブル丸編機(福原精機製作所製 4AL)を用いて図12に示す完全組織F1からF10の10給糸からなるスムースボーダー編地になる生機を製編した。その際、給糸口F1〜6に地部となる糸として、酸化チタン微粒子を0.3重量%練りこんだ丸断面糸である56dtex,72filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を用いた。また、給糸口F7〜10にボーダー部となる酸化チタン微粒子を0.3重量%含有したカチオン染料可染の丸断面糸である56dtex48filamentの仮撚加工糸を用いた。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例4)
オーストラリア綿(マイクロネアー4.0〜4.6、平均繊維長:1.12〜1.21インチ、強度:30〜34g/tex)と、ポリエステル短繊維(繊度1.5dtex、繊維長38mm)を各50重量%の割合で混綿して、一般的な紡績の前紡工程(混綿−梳綿−錬篠−粗紡)を経て120ゲレン/15ydロービングを作成、豊田紡織株式会社製リング紡績装置RX−240(リンクコーナー)により、撚係数k=3.7でトータルドラフト38.4、ブレーキドラフト1.40で40Ne(英式綿番手)の紡績糸を製造した。経糸及び緯糸にこの紡績糸を用い、経密度127本/2.54cm、緯密度70本/2.54cmの平織物を製織し、通常の方法により、毛焼、糊抜き、連続精練・漂白、シルケットを行い、更に分散染料と反応染料にて連続精練染色してサックス色に染めたのち、テンターにて柔軟剤を付与して仕上げた。仕上密度は経129本/2.54cm、緯72本/2.54cmであった。出来上がった仕上織物の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
(比較例5)
30インチ,32ゲージのシングル丸編機(福原精機製作所製 3FA)を用いて図13に示す完全組織F1からF2の90給糸からなるシンカーループ面においてウエルトにより編目間で橋渡し状となる部分の間隔が1編目の橋渡し状を有するプレーティング天竺編地になる生機を製編した。表糸に酸化チタン微粒子を0.3重量%練りこんだ丸断面糸である110dtex,48filament(f)のポリエチレンテレフタレート仮撚糸を、裏糸に酸化チタン微粒子を0.3重量%含有したセミダル丸断面糸である84dtex36filamentの仮撚加工糸を編成した。この編組織では、表糸は給糸F1,F3,F5、裏糸は給糸F2,F4,F6となる。これにより部分的に表編目が2重編目となり、裏糸のウエルト部分が橋渡し部が形成される。
出来上がった生機に対し、実施例1と同様の染色加工を行い、最終編地を得た。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。
Figure 2017206790
本発明によれば、通常の織地布帛からなるビジネスシャツに匹敵するハリ、コシなどの風合いを確保しつつ、透け難く、通気性に優れたビジネスシャツ用編地を提供することが可能であり、当業界における寄与が大である。

Claims (4)

  1. 目付が80〜180g/mであり、コース密度が40〜100個/2.54cmであるシングル丸編地からなり、丸編地がヨコボーダー柄を有し、繊度50〜180dtexの糸条を用いたウエルト天竺組織が全体面積の50%以上を構成し、タテ方向の伸長率(EMT)が15〜40%、ヨコ方向の伸長率(EMT)が10〜25%であることを特徴とするビジネスシャツ用編地。
  2. ヨコボーダー柄を構成する糸条が、0.6〜5.0重量%の酸化チタン微粒子を含むフィラメントからなることを特徴とする請求項1に記載のビジネスシャツ用編地。
  3. ヨコボーダー柄を形成する組織が天竺組織又はカノコ組織であることを特徴とする請求項1又は2に記載のビジネスシャツ用編地。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のビジネスシャツ用編地のヨコボーダー柄をタテのストライプ柄として使用していることを特徴とするビジネスシャツ。
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