JP2017204690A - アンテナ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複雑な形状のレドームに対して、レドーム内部に収容されるアンテナの開口面をより大きく確保するとともに、アンテナ覆域をより大きくし、アンテナがレドームと母機との接合部分で遮蔽される部分を避けるアンテナ駆動装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 レドーム内部に収容されるアンテナを、6個のボールジョイントを介して各々支持するとともに、他の6個のボールジョイントを介して各々基部に支持される、スチュワートプラットホーム機構を構成する6個の直動アクチュエータを備え、上記直動アクチュエータの伸縮により、上記レドーム内面と接触しないように上記アンテナを6自由度で可動する。
【選択図】 図1
【解決手段】 レドーム内部に収容されるアンテナを、6個のボールジョイントを介して各々支持するとともに、他の6個のボールジョイントを介して各々基部に支持される、スチュワートプラットホーム機構を構成する6個の直動アクチュエータを備え、上記直動アクチュエータの伸縮により、上記レドーム内面と接触しないように上記アンテナを6自由度で可動する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、航空機、飛翔体等のレドーム内部に搭載されるレーダ装置用アンテナにおいて、アンテナの電波軸を所望方向に向けるアンテナ駆動装置に関する。
従来の航空機に搭載されているアンテナ駆動装置は、2軸の回転軸で構成されるジンバル機構によってアンテナを支持し、各軸のモータをそれぞれ回転駆動することで、アンテナの電波軸を所望方向に向けていた。この種のジンバル機構として、例えばPitch軸とYaw軸の2軸周りにアンテナを回転するものがある(例えば特許文献1参照)。アンテナ、ジンバル機構、およびアンテナ駆動装置は、レドーム内部に収容されて航空機、飛翔体等に搭載される。
近年の航空機は、外部の他のレーダ装置によって検知され難いように、レドームの外形を複雑な形状としている。複雑な形状のレドームの内部において、アンテナの開口面を大きく確保するとともに、アンテナ覆域の拡大も求められる。
しかしながら、従来の航空機のレーダ装置用アンテナでは、アンテナの回転中心が一定となるジンバル機構を用いており、レドーム内面との干渉を考慮すると、アンテナ開口面を大きく確保できないという課題があった。
また、アンテナの回転中心が一定であるため、アンテナから送受信する電波がレドームと母機の接合部分に干渉しないように、アンテナの可動角を制限することによって、アンテナ覆域を大きく取れないという課題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであって、レドーム内部に収容されるアンテナの開口面をより大きく確保するとともに、アンテナ覆域をより大きくすることを目的とする。
この発明によるアンテナ駆動装置は、レドーム内部に収容されるアンテナを、6個のボールジョイントを介して各々支持するとともに、他の6個のボールジョイントを介して各々基部に支持される、スチュワートプラットホーム機構を構成する6個の直動アクチュエータを備え、上記直動アクチュエータの伸縮により、上記レドーム内面と接触しないように上記アンテナを6自由度で可動するものである。
この発明によれば、複雑な形状のレドーム内部においても、アンテナの開口面を6自由度のリンク機構で支持し、直動アクチュエータによってリンク長を可変することによって、レドーム内部の空間を有効利用してアンテナ開口面を移動することができるため、アンテナ開口面を大きく確保することが可能となる。また、アンテナの回転中心を自由に変えられるため、アンテナ覆域を拡大することが可能となる。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1におけるアンテナ駆動装置の構成例を示す図である。図1において、レーダ装置10は、航空機、飛翔体等の母機1に搭載される。レーダ装置10を構成するアンテナ4とアンテナ駆動装置20は、母機1に搭載されて、レドーム30の内部に収容される。
図1は、この発明に係る実施の形態1におけるアンテナ駆動装置の構成例を示す図である。図1において、レーダ装置10は、航空機、飛翔体等の母機1に搭載される。レーダ装置10を構成するアンテナ4とアンテナ駆動装置20は、母機1に搭載されて、レドーム30の内部に収容される。
レドーム30は、レドーム電波透過部3とレドーム接合部2によって構成される。レドーム接合部2は、レドーム電波透過部3を母機1に固定する。レドーム接合部2は樹脂リングや金属リング等によって成形され、母機1に固定するためのねじ穴が形成され、電波を透過しない。レドーム電波透過部3は、アンテナ4から送受信される電波を透過し、内部にアンテナ4を収納する空間を形成している。レドーム電波透過部3は、電波を乱反射する流線形状をしており、左右対称でありつつ上部と下部が非対称となるように円錐を複雑に変形させた曲面形状をなしている。
アンテナ駆動装置20は、6個のボールジョイント6と6個の直動アクチュエータ7によって構成される。アンテナ4は、アンテナ4側の6個のボールジョイント6を介在して、6個の直動アクチュエータ7の各々に3軸方向の周りを回転自在に支持される。6個の直動アクチュエータ7は、基部5側の他の6個のボールジョイント6のそれぞれを介在して、基部5に対して3軸方向の周りを回転自在に支持される。直動アクチュエータ7は、ボールねじ、油圧駆動または空気圧駆動等の内蔵アクチュエータ(図示せず)によって軸に対し直線方向に伸縮する。これによって、アンテナ4は、6個の直動アクチュエータ7をリンクとして、6軸のリンクによって支持された6自由度のリンク機構を構成する。
基部5は母機1に固定される。基部5の母機1への固定面は傾斜しており、上側の傾斜面とレドーム接合部2との接合部は、下側の傾斜面とレドーム接合部2との接合部よりも母機1の後方に下がるように配置される。これによって、レドーム接合部2における母機1の下部との接合部は、アンテナ4の下側に接近しており、アンテナ4の下側の覆域の範囲を制約する。基部5は、直動アクチュエータ7に接続した制御装置(図示せず)が設けられている。
このように構成された実施の形態1によるアンテナ駆動装置20は、6個の直動アクチュエータ7を伸縮駆動し、6自由度のリンク機構により自由に回転および並進駆動する。このような機構は、一般的に、スチュワートプラットホーム機構と呼ばれている。実施の形態1によるアンテナ駆動装置20は、このスチュワートプラットホーム機構により母機1に搭載されるアンテナ4の姿勢制御を行う。
直動アクチュエータ7は、ソレノイドや回転計等の内蔵センサ(図示せず)を用いて、伸縮により可変長を計測する。各直動アクチュエータ7は、アンテナ4の可動角度に対応した可変長が予め上記制御装置(図示せず)に設定されている。外部からアンテナ4の電波軸を向けたい方向が入力されると、上記制御装置(図示せず)の制御動作によって直動アクチュエータ7が駆動し、アンテナ4の可動角度に対応した所望の可変長まで、アクチュエータ7が自己の長さを可変する。
これによって、複雑な形状のレドーム30の内部空間を有効に活用して、アンテナ4のアンテナ開口面を大きく確保することが可能となる。また、アンテナ4の回転中心を自由に変更することが可能なため、レドーム接合部2によって電波が遮蔽される部分を避けるようにアンテナ4を可動することができる。これによってアンテナ4の回転角が拡がり、アンテナ覆域を拡大することも可能となる。
例えば、図1の点線50に示す位置までアンテナ4を可動する場合、上側に配置された直動アクチュエータ7と下側に配置された直動アクチュエータ7の長さを調整することで、アンテナ4の回転中心を可動途中で段階的に変化させることができるので、可動途中でアンテナ4がレドーム電波透過部3の内面に接触しないようにアンテナ4を移動することができる。かくして、アンテナ4から送受信する電波の電波軸を、レドーム電波透過部3の内面形状に沿う範囲で最大限下方向に向けることができる。
なお、従来のアンテナ駆動装置は、アンテナの回転中心が可動途中で段階的に変化せずに一定であった。このため図1の点線50に示すような位置までアンテナ4を可動する場合、可動途中でアンテナがレドームと接触する、もしくはアンテナから送受信される電波がレドーム接合部と干渉する等の支障を生じるため、アンテナの覆域が制限される。
かくして、複数のリンクで並列に連結したチュワートプラットホーム機構をアンテナ駆動装置に用いることで、アンテナ4の回転中心を自由に変更することにより、複雑な形状のレドーム30の内部において、アンテナ4を6自由度のリンク機構で自由に移動させることが可能なため、レドーム30内部の空間を有効活用し易く、アンテナ開口面を大きく確保することが可能となる。また、アンテナの回転中心を自由に変えられるため、レドーム接合部2において電波が遮蔽される部分を避けるように、アンテナ4を可動することやアンテナ覆域を拡大することが可能となる。これにより、2軸のジンバル機構を用いてアンテナを駆動する従来のアンテナ駆動装置に比して、アンテナ4の開口面や覆域をより拡大することができる。
以上説明した通り、実施の形態1によるアンテナ駆動装置は、レドーム30の内部に収容されるアンテナ4を、6個のボールジョイント6を介して各々支持するとともに、他の6個のボールジョイント6を介して各々基部5に支持される、スチュワートプラットホーム機構のリンク機構を構成する6個の直動アクチュエータ7を備え、上記直動アクチュエータ7の伸縮により、上記アンテナ4の開口面がレドーム30内面と接触しないように、上記アンテナ4を6自由度で可動することを特徴とする。
これによって、複雑な形状のレドーム30内部においても、アンテナ4の開口面を6自由度のスチュワートプラットホーム機構をなすリンク機構で支持し、直動アクチュエータ7によってリンク長を可変することによって、レドーム30内部の空間を有効利用してアンテナ4の開口面を移動することができるため、アンテナ4の開口面を大きく確保することが可能となる。また、アンテナ4の回転中心を自由に変えられるため、アンテナ覆域を拡大することが可能となる。
1 母機、2 レドーム接合部、3 レドーム電波透過部、4 アンテナ、5 基部、6 ボールジョイント、7 直動アクチュエータ、10 レーダ装置、20 アンテナ駆動装置、30 レドーム。
Claims (1)
- レドーム内部に収容されるアンテナを、6個のボールジョイントを介して各々支持するとともに、他の6個のボールジョイントを介して各々基部に支持される、スチュワートプラットホーム機構を構成する6個の直動アクチュエータを備え、上記直動アクチュエータの伸縮により、上記レドーム内面と接触しないように上記アンテナを6自由度で可動するアンテナ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016094421A JP2017204690A (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | アンテナ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016094421A JP2017204690A (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | アンテナ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017204690A true JP2017204690A (ja) | 2017-11-16 |
Family
ID=60322975
Family Applications (1)
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JP2016094421A Pending JP2017204690A (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | アンテナ駆動装置 |
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JP (1) | JP2017204690A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109099109A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-28 | 深圳华人众志文化传媒有限公司 | 一种多自由度动态平台 |
CN113562157A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-10-29 | 大连海天防务科技有限公司 | 一种飞行器机载龙伯球安装挂架 |
US20220165246A1 (en) * | 2020-11-20 | 2022-05-26 | Hyundai Motor Company | Force generating device |
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2016
- 2016-05-10 JP JP2016094421A patent/JP2017204690A/ja active Pending
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