JP2017203653A - 色彩測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常運転期間においても簡易にかつ適宜キャリブレーションを行うことができるキャリブレーションチャートを提供すること。
【解決手段】本願の開示するキャリブレーションチャートは、白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な装置を、キャリブレーションにより補正するためのものであり、読取ウィンドウを閉じるための蓋の裏一面に配置された内側カラーチャート24−1と、内側カラーチャート24−1の周囲にリング状に配置された外側カラーチャート24−2、を含むこととした。
【選択図】図24

Description

本発明は、RGB値を測定可能な装置をキャリブレーションにより補正するためのキャリブレーションチャート、およびこのキャリブレーションチャートを備えた色彩測定装置に関するものである。
従来から、圧力,熱,紫外線等(以下、圧力等と呼ぶこともある)を測定するための各機能性フィルムが知られている。各機能性フィルムでは、圧力等が加わることで特定の発色が生じ、その圧力等の強さにより発色濃度が異なるものとなる。この濃度値を測定し、所定の関数等により変換することで、機能性フィルムに加えられた圧力値等を取得することができる。このような機能性フィルムとしては、圧力用としてPrescale(富士フィルム株式会社 登録商標)、熱用としてThermoscale、紫外線用としてUVscale(富士フィルム株式会社 商品名)等が知られている(下記非特許文献1参照)。
また、上記機能性フィルムについては、発色濃度を測定する測定機器が各種提供されており、たとえば、Prescaleの発色濃度を測定する専用の測定機器として、ハンディタイプの濃度計および圧力換算機が富士フィルム株式会社より販売されている(品番FPD-305,FPD-306)。この濃度計は、測定部として固定のウィンドウが設けられ、LED光をウィンドウから測定スポットへ照射し、その反射光をセンサーで検出することにより、Prescaleの濃度値を測定する。そして、測定された濃度値は、専用の圧力換算ソフトにより圧力値に変換される。また、この濃度計は、電源投入で、ケースについている校正用標準パネルにより濃度のキャリブレーションを実施する。
インターネット<http://fujifilm.jp/business/material/prescale/prescalefilm/> 平成28年4月26日 富士フイルムホームページ プレスケール
濃度計等の測定機器は、特性維持の観点から、電源投入時のみならず、電源ONの期間(通常運転期間)においても適宜キャリブレーションを行い機器の補正を行うことが望ましい。また、通常運転期間において、常時キャリブレーションを行うことができれば、より正確な濃度値を得ることが可能となる。しかしながら、上記先行技術文献記載の測定機器は、通常運転期間においては、校正標準パネルを読み取ることができないため、キャリブレーションを行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通常運転期間においても簡易にかつ適宜キャリブレーションを行うためのキャリブレーションチャート、およびこのキャリブレーションチャートを備えた色彩測定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示するキャリブレーションチャートは、白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な装置を、キャリブレーションにより補正するためのキャリブレーションチャートであって、読取ウィンドウを閉じるための蓋の裏一面に配置された内側チャートと、内側チャートの周囲にリング状に配置された外側チャートと、を含み、内側チャートおよび外側チャートは、電源投入によるキャリブレーション実行時および画像撮影中(通常運転期間)のキャリブレーション実行指示によるキャリブレーション実行時に読み取られ、さらに、外側チャートは、通常運転期間において常時読取領域とともに読み取られる、ことを特徴とする。
本願の開示する色彩測定装置の一つの態様によれば、簡易にかつ適宜キャリブレーションを行うことが可能となる、という効果を奏する。
図1は、色彩測定装置の外観の一例を示す図である。 図2は、図1に示す色彩測定装置の六面図である。 図3は、画像読取ユニットの一例を示す模式図である。 図4は、RGBの色配置が均等なカラーフィルタの一例を示す図である。 図5は、画像処理ユニットの一例を示すブロック図である。 図6は、ディスプレイ上の表示領域のイメージを示す図である 図7は、プログラム表示領域の一例を示す図である。 図8は、色彩測定装置におけるRGB値の測定処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、パラメータ表示領域および画像表示領域の一例を示す図である。 図10は、測定位置とRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。 図11は、画像表示領域の一例を示す図である。 図12は、色彩測定装置における位置合わせ処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、パラメータ表示領域および画像表示領域の一例を示す図である。 図14は、左右2分割表示された画像表示領域の一例を示す図である。 図15は、自動位置合わせ調整処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、自動位置合わせ調整を行った後の画像表示領域の一例を示す図である。 図17は、位置合わせ処理後の画像表示領域の一例を示す図である。 図18−1は、色彩測定装置における展開処理の一例を示すフローチャートである。 図18−2は、色彩測定装置における展開処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、基準測定位置とRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。 図20は、装置本体が移動中の場合における展開処理の様子の一例を示す図である。 図21は、装置本体が移動し、その後、停止した場合における展開処理の様子の一例を示す図である。 図22は、基準測定位置がA→B→C→D→Eと遷移した場合の展開処理において作成された画像の一例を示す図である。 図23は、測定位置とRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。 図24は、キャリブレーション用標準カラーチャートの具体例を示す図である。
以下に、本願の開示するキャリブレーションチャートおよび色彩測定装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
<構成>
図1は、本実施例の色彩測定装置1の外観の一例を示す図であり、図2は、図1に示す色彩測定装置1の六面図である。本実施例の色彩測定装置1は、画像読取ユニット2と画像処理ユニット3の2つのユニットにより構成され、これらが着脱可能な構成となっている。これにより、たとえば、1つの画像処理ユニット3を、画像読取ユニット2が設置された複数の場所で使用可能となる。画像読取ユニット2と画像処理ユニット3が結合され一体化されている状態のとき、画像読取ユニット2と画像処理ユニット3は電気的に接続状態となり、相互にデジタル信号(制御信号や画像データに相当)の送受信が可能となる。
図3は、画像読取ユニット2の一例を示す模式図である。画像読取ユニット2は、白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射する光源(白色LED)21と、レンズ等を通して撮影対象物からの反射光(光信号)を集光する光学系である光学ユニット22と、光学系を通して得られる光信号を受光面に結像させて電気信号に変換するデバイスである色彩センサー23とを備える。本実施例では、一例として、読取ウィンドウの径を50mmとする。
本実施例の色彩センサー23は、回路構成については一般的なイメージセンサーと同様のものを使用するが、Gの配置が多いベイヤー配列(Gは人の目において光の感度が良い)のカラーフィルタが採用された一般的なイメージセンサーとは異なり、RGBの色配置が均等なカラーフィルタ(図4参照)が採用され、このカラーフィルタ、アレイ状の撮像素子(フォトダイオード)およびA/Dコンバータ等から構成される。そして、色彩センサー23から出力されるデジタル信号に対して所定の画像処理を行うことによって、読取ウィンドウから読み取った画像が表示される(イメージセンサーの機能)。また、本実施例では、色彩センサー23出力のデジタル信号に対して所定の画像処理を行うことにより、表示画像の範囲内の指定位置におけるRGB値をピクセル単位に取り出すことが可能である(RGBセンサーの機能)。すなわち、色彩センサー23は、イメージセンサーの機能とRGBセンサーの機能の両方を併せ持つものである。なお、本実施例の色彩センサーは、一例としてA/Dコンバータを内蔵する構成としたが、これに限るものではなく、A/Dコンバータを分離した構成としてもよい。また、本実施例の色彩センサー23は、上記に限らず、画像処理により、読み取った画像が表示可能でありかつ指定位置のRGB値が測定可能であれば、どのような構成であってもよい。たとえば、イメージセンサーの機能とRGBセンサーの機能とをそれぞれ個別に構成する場合には、ビームスプリッター等の分離手段を設け、光学系により集光された光信号をイメージセンサー用およびRGBセンサー用に分けて各センサーへ入力する。
また、画像読取ユニット2は、キャリブレーション用標準カラーチャート24を内蔵することを特徴とし、このキャリブレーション用標準カラーチャート24として、読取ウィンドウ(読取領域)を閉じるための蓋(ゴミ防止カバー)の裏一面に配置された読取ウィンドウと同じサイズの円形の内側カラーチャート24−1と、内側カラーチャート24−1の周囲にリング状に配置された外側カラーチャート24−2が用意されている。これらのカラーチャートは、たとえば、白,黒,中間色4色の計6ステップのグレースケール等で構成され、内側カラーチャート24−1は、電源投入およびキャリブレーション実行指示により読み取られ、外側カラーチャート24−2は、電源投入およびキャリブレーション実行指示の他、画像撮影中(通常運転期間)は常時読取領域とともに読み取られている。
なお、画像読取ユニット2を駆動するための電源は、たとえば、画像処理ユニット3よりUSB等のインタフェースを介して供給されるものとする。
図5は、画像処理ユニット3の一例を示すブロック図である。画像処理ユニット3は、本実施例の画像処理用プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成される制御部31と、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等の各種メモリを含む記憶部32と、トラックボール等のユーザインタフェースを含む入力部33と、印刷等の出力処理を行う出力部34と、LCD等のディスプレイである表示部35と、画像読取ユニット2と信号の送受信を行う通信部36と、を備える。なお、図5では、トラックボール等のユーザインタフェースを含む入力部33を備えることとしたが、本実施例の色彩測定装置1は、これに限るものではなく、表示部35にタッチパネルの機能を持たせることによって、入力部33を設けない構成、または入力部33と併用する構成としてもよい。トラックボールおよびタッチパネル機能は、ディスプレイ上のカーソル移動や画像位置の微調整等に使用される。また、図示はしていないが、画像処理ユニット3には電源(バッテリー)が搭載され、これにより、画像処理ユニット3が駆動される。また、この電源は、USB等のインタフェースを介して画像読取ユニット2にも供給される。
図5において、制御部31は、本実施例の色彩測定装置1による画像処理を実現するために、所定のプログラム(画像処理プログラム)を実行する。記憶部32は、ROM,RAM等の内部メモリを含み、本実施例の画像処理プログラムおよび各種情報や、処理の過程で得られたデータ等を記憶する。制御部31では、記憶部32に記憶されているプログラムを読み出すことにより本実施例の画像処理(後述するRGB値の測定処理、位置合わせ処理、展開処理等)を実行する。なお、記憶部32は、内部メモリに限るものではなく、たとえば、DVD(Digital Versatile Disc)やSDメモリ等の外部記憶媒体であってもよいし、また、内部メモリおよび外部記憶媒体(DVDやSDメモリ等)の両方で構成されることとしてもよい。また、図5に示す本実施例の画像処理ユニット3のハードウェア構成は、説明の便宜上、本実施例の画像処理にかかわる構成を列挙したものであり、画像処理ユニット3を構成するコンピュータのすべての機能を表現したものではない。
また、図5において、表示部35(LCD等のディスプレイ)は、画面上で、ステータス表示領域,プログラム表示領域,パラメータ表示領域,画像表示領域,メッセージ表示領域等に細分化されている。図6は、ディスプレイ上の表示領域のイメージを示す図である。図6において、ステータス表示領域は、さらに、「前画面へ戻る」の指示を行うための領域,Ready状態であるか否かを示すReady表示領域,現在時刻を表示する時刻表示領域,バッテリー残量表示領域,「操作終了」の指示を行うための領域等、に分けられている。また、プログラム表示領域は、測定処理(測定,位置合わせ,展開等),キャリブレーション処理,元に戻る処理,電源OFF等、本実施例の色彩測定装置1において実行可能な各処理を指示するための領域である。図7は、プログラム表示領域の一例を示す図であり、詳細には、「メニュー」が選択されプルダウンメニュー画面(測定等)が表示された状態が示されている。また、図6において、パラメータ表示領域は、表示画像のパラメータを表示するための領域である。画像表示領域は、撮影した画像,測定したRGB値,後述する画像リスト等を表示するための領域である。メッセージ表示領域は、装置からユーザへの確認事項,各種メッセージ(バッテリー状態,エラー情報等)の情報を表示するための領域である。
以下、本実施例の色彩測定装置1における画像処理、すなわち、制御部31によるRGB値の測定処理、位置合わせ処理、および展開処理を、図面に基づいて詳細に説明する。
<前提>
なお、本実施例においては、電源投入により画像読取ユニット2(白色LED21照射開始および色彩センサー23動作開始)および画像処理ユニット3が駆動し、制御部31の制御により、キャリブレーション完了後、読取ウィンドウに設けられた蓋が開かれ、撮影された画像が正常にディスプレイの画像表示領域に表示されていることを前提とする。電源投入時のキャリブレーションでは、制御部31が、光学ユニット22および色彩センサー23を介して内側カラーチャート24−1および外側カラーチャート24−2における6ステップのグレースケール等を確認し、RGB値にずれがないかどうかを確認する。ずれが検出された場合には、補正範囲内か範囲外かをチェックし、範囲内であれば補正テーブルを更新する。一方で、補正範囲外の場合には、メッセージ表示領域にエラーメッセージを表示してユーザに修理が必要である旨を伝える。
また、電源投入後に色彩測定装置1を動かすと、制御部31は、その動きに応じて連続的に撮影された画像を画像表示領域に表示するための制御を行い、ユーザにより電源がOFFされ、読取ウィンドウの蓋が閉まるまで、撮影画像を画像表示領域に表示する表示制御を継続して実行する。たとえば、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「電源OFF」が選択された場合、色彩測定装置1の電源がOFFとなり、画像表示領域に表示された画像が消える。
また、電源投入時の初期画面として、ステータス表示領域には、「前画面」,「Ready」,「現在時刻」,「バッテリー残量(%)」,「終了」が表示されているものとする。また、プログラム表示領域には、「初期」,「メニュー」が表示されている。パラメータ表示領域およびメッセージ表示領域には、なにも表示されていないものとする。
本実施例の色彩測定装置1は、たとえば、紙,フィルム,布等へ印刷された画像や、プリンタおよびコピー機等によりプリントされた画像等、様々な画像のRGB値を測定可能である。
<RGB値の測定処理>
図8は、本実施例の色彩測定装置1におけるRGB値の測定処理の一例を示すフローチャートである。本実施例の色彩測定装置1は、測定対象が細線や太線、および鋭角なエッジ等を含む種々のパターンが存在する場合において、測定対象のサイズに適した読取径に変更してRGB値を測定することで、測定対象毎に正確なRGB値を取得可能とする。本実施例では、一例として、コピー用紙に印刷された画像のRGB値を測定するものとする。
たとえば、ユーザが色彩測定装置1をコピー用紙上の測定対象が見える位置まで移動し、測定対象の画像がディスプレイの画像表示領域に表示されている状態において、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「測定」→「パラメータ」が選択された場合、制御部31は、画像名称,No.(ナンバー)等の情報の入力、およびRGB値の読取径の選択(たとえば、0.5mmφ,1mmφ,3mmφ,5mmφ,10mmφのなかから選択)等、各種パラメータの入力待ち状態に移行する(ステップS1,No)。
入力待ち状態において、ユーザ操作により上記パラメータを受け取った制御部31は(ステップS1,Yes)、これらのパラメータをディスプレイに表示されている画像の画像データと関連付けて記憶部32に記憶するとともに、受け取ったパラメータをパラメータ表示領域に表示するための表示制御を行う(ステップS2)。図9は、パラメータ表示領域および画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、一例として、「画像名称:ABCD」、「No.101」、および読取径として「0.5mmφ」、というパラメータがパラメータ表示領域に表示され、さらに、画像表示領域には、50mmφの読取ウィンドウを介して撮影された画像が表示されている。
この状態において(ステップS3,No)、トラックボール操作でディスプレイ上のカーソルを移動させることにより測定位置が特定され、かつ、ユーザによりプログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「測定」が選択された場合(ステップS3,Yes)、制御部31は、ユーザにより特定された測定位置の座標(x1,y1)を計算する(ステップS4)とともに、記憶部32から、上記で選択された読取径(0.5mmφ)および画像データを読み出す。そして、制御部31は、読み出した画像データから、測定位置を中心とする読取径:0.5mmφの領域のRGB値を抽出する(ステップS5)。具体的には、測定位置を中心とする読取径:0.5mmφの領域内のR値,G値,B値をすべて抽出し、R値の平均,G値の平均,B値の平均を計算し、それぞれを座標(x1,y1)とともにRGB値の測定結果(測定#1)とする。さらに、制御部31は、測定#1として得られた測定位置とRGB値を画像表示領域に表示する制御を行う(ステップS6)。図10は、測定位置(×印)とRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、測定#1の一例として、R:25,G:40,B:10が得られた場合を示す。
その後、制御部31は、測定結果がOKかどうかの確認メッセージをメッセージ表示領域に表示する表示制御を行い(ステップS7)、ユーザからOKが得られた場合(ステップS7,Yes)、測定#1を上記パラメータおよび画像データに関連付けて記憶部32に記憶する(ステップS8)。一方で、ユーザからOKが得られなかった場合(ステップS7,No)、制御部31は、測定#1および上記処理の過程で記憶部32に記憶された情報をすべて削除する(ステップS9)。
そして、制御部31は、RGB値の測定処理を終了するかどうかを確認するためのメッセージ(終了確認)をメッセージ表示領域に表示する表示制御を行う(ステップS10)。たとえば、ユーザ操作により測定処理終了が指示された場合(ステップS10,Yes)、制御部31は、RGB値の測定処理を終了する。
一方、測定処理継続が指示された場合(ステップS10,No)、制御部31は、RGB値の読取径の入力待ち(選択待ち)状態に移行する(ステップS11,No)。この入力待ち状態において、ユーザ操作により次の測定時のRGB値の読取径を受け取った場合(ステップS11,Yes)、制御部31は、この値を上記パラメータに含めて記憶部32に記憶するとともに、受け取った読取径をパラメータ表示領域に表示するための表示制御を行い(ステップS2)、さらに、ステップS3以降の処理を実行する。
以降、本実施例では、色彩測定装置1を固定した状態で、測定対象の形状や大きさに応じて、RGB値の読取径、測定位置、またはRGB値の読取径と測定位置の両方、を変更して、上記ステップS2〜S11の処理を繰り返し実行することにより、測定結果として、さらに測定#2,測定#3…を得ることが可能である。すなわち、1つの画像に対し、測定位置毎に読取径を変更しながら、複数個所のRGB値を測定することができる。図11は、たとえば、同一画像上の3か所の測定位置で読取径を変更しながら測定対象のRGB値を測定した場合の、画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、測定#1(0.5mmφ)として、R:25,G:40,B:10および測定位置の座標(x1,y1)が得られ、測定#2(1.0mmφ)として、R:35,G:50,B:10および測定位置の座標(x2,y2)が得られ、測定#3(3.0mmφ)として、R:35,G:40,B:10および測定位置の座標(x3,y3)が得られた場合を示す。

また、RGB値の測定処理をやり直したい場合や、パラメータ等を修正したい場合等には、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「測定」→「戻る」を選択することにより、1つ前の処理に戻ることが可能である。なお、ここでは、1つ前の処理に戻ることを可能としたが、これに限るものではなく、たとえば、ステップS1に戻るようにしてもよい。
また、RGB値の測定処理を中止したい場合には、上記ステップS1〜S10の処理の途中であっても、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「測定」→「終了」を選択することにより、強制終了することが可能である。
このように、本実施例の色彩測定装置1は、画像読取ユニット2と画像処理ユニット3の2つのユニットにより構成され、画像読取ユニット2は、白色光を読取ウィンドウに向けて照射する光源21と、撮影対象からの反射光を集光する光学系である光学ユニット22と、光学ユニット22より得られる光信号を受光面に結像させてデジタルの画像データを出力する色彩センサー23とを備える構成とした。また、画像処理ユニット3は、制御部31が、画像読取ユニット2から受け取った画像データに基づいて撮影対象の画像をディスプレイに表示する表示制御を行い、さらに、測定対象のサイズに適した読取径の領域で、表示画像の範囲内における指定位置のRGB値を測定し、RGB値の測定結果を、指定位置に関する情報、測定時の読取径および表示画像の画像データとともに記憶部32に記憶することとした。これにより、たとえば、測定対象が細線、太線、および鋭角なエッジ等、種々の形状や大きさを含む場合であっても、それぞれの測定対象に適したサイズに読取径を変更しながら測定対象のRGB値を測定することができるため、測定対象単位に正確なRGB値を取得することができる。
<位置合わせ機能>
つづいて、記憶部32に記憶された画像データ等を利用した位置合わせ機能について説明する。図12は、本実施例の色彩測定装置1における位置合わせ処理の一例を示すフローチャートである。本実施例の色彩測定装置1は、ディスプレイに表示されている画像を過去に撮影された画像の位置に位置合わせする機能(位置合わせ機能)を有する。具体的には、上述したRGB値の測定処理の過程で記憶された画像データに基づいて、現在表示されている画像を移動(縦移動,横移動,回転移動)させることにより、過去に撮影された画像との位置合わせを行う。これにより、位置合わせ後の画像の画像データに基づいて、過去に測定したRGB値と同一位置かつ同一読取径でRGB値を測定することが可能となる。この位置合わせ機能は、たとえば、同一用紙における同一測定対象の過去と現在の表示画像の位置合わせ、同一プリンタで複数枚印刷された同一測定対象の表示画像の位置合わせ、異なるプリンタでそれぞれ印刷された同一測定対象の表示画像の位置合わせ等、様々なパターンの位置合わせに対応可能である。
制御部31は、上記ステップS1の操作待ち状態において(ステップS1,No)、ユーザ操作により所定のパラメータを受け取った場合に(ステップS1,Yes)、これらのパラメータをディスプレイに表示されている画像の画像データと関連付けて記憶部32に記憶するとともに、受け取ったパラメータをパラメータ表示領域に表示するための表示制御を行い(ステップS2)、操作待ち状態に移行する(ステップS21,No)。図13は、パラメータ表示領域および画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、一例として、「画像名称:BCDF」、「No.102」、および読取径として「0.5mmφ」、というパラメータがパラメータ表示領域に表示され、さらに、画像表示領域には、ユーザが色彩測定装置1を測定対象が見える位置までマニュアルで移動しその位置で50mmφの読取ウィンドウを介して撮影された画像、が表示されている。
この状態で、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「画像リスト」→「検索」が選択された場合(ステップS21,Yes)、制御部31は、記憶部32から、RGB値の測定結果に関連付けられた画像データのリスト(以降、画像リストと呼ぶ)を読み出し、その画像リストを画像表示領域に表示する表示制御を行い(ステップS22)、操作待ち状態に移行する(ステップS23,No)。なお、図示はしないが、「画像リスト」のプルダウンメニューとして、「検索」,「表示」,「分割」,「重ね合わせ」,「終了」が用意されているものとする。
ユーザ操作により、画像表示領域上で画像リストから位置合わせ対象の画像データが選択され、さらに、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「画像リスト」→「表示」が選択された場合(ステップS23,Yes)、制御部31は、選択された画像データを用いて画像表示領域に画像を表示する表示制御を行い(ステップS24)、操作待ち状態に移行する(ステップS25,No)。ここでは、選択画像リストの一例として、図11に示す「名称:ABCD」の画像データが選択され、その画像が表示されているものとする。
その後、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「画像リスト」→「分割」→「左右2分割」が選択された場合(ステップS25,Yes)、制御部31は、画像表示領域内の左側に、現在読取ウィンドウを介して撮影されている画像(図13に示す画像の左半分)を、画像表示領域内の右側に、画像リストから選択された画像データに基づく画像(図11に示す画像の右半分)を、それぞれ表示する表示制御を行い(ステップS26)、操作待ち状態に移行する(ステップS27,No)。なお、図示はしないが、「分割」のプルダウンメニューとして、「左右2分割」,「上下2分割」,「3分割」等が用意されているものとする。図14は、左右2分割表示された画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、左右の画像がずれている様子が示され、さらに、パラメータ表示領域には、それぞれの画像に関連付けられたパラメータが表示されている。なお、画像表示領域の左右には、それぞれ半円の画像が表示されているが、これは両画像の位置的なずれを視認できるように形式的にこのように画像処理を行い、表示しているだけであり、図11および図13に示す各画像の表示されていない部分に対応する画像データが削除されているわけではない。
この状態で、ユーザによりプログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「位置合わせ」が選択された場合(ステップS27,Yes)、制御部31は、左右の画像のずれがなくなるように、すなわち、両画像が一致するように、左側の画像を移動させる制御(自動位置合わせ調整)を行う(ステップS28)。図15は、自動位置合わせ調整処理(ステップS28)の一例を示すフローチャートである。
具体的には、制御部31は、まず、記憶部32から、図11に示す画像の画像データを読み出し、そのヒストグラムを作成する(ステップS101)。ここでいうヒストグラムは、横軸にRGB値(R値,G値,B値)の濃淡レベルをとり、縦軸にそれぞれの濃淡レベルの画素数をとり、RGB値におけるそれぞれの濃淡レベルの画素数をグラフで表したものである。同様に、制御部31は、図13に示す画像の画像データについてもヒストグラムを作成する(ステップS101)。そして、2つの画像データのヒストグラムが許容範囲内で一致しているかどうかを判断する(ステップS102)。たとえば、許容範囲内で一致していると判断した場合(ステップS102,Yes)、制御部31は、位置合わせが可能であると判断する。一方、一致していないと判断した場合には(ステップS102,No)、位置合わせが不可であると判断し、処理を終了する。なお、ここでの判断は、2つの画像が同一傾向であるかどうかを調べるためのものであり、完全一致を要求するものではない。そのため、上記許容範囲は、同一傾向であるかどうかを判断することができる程度を基準に定義されたものとする。
たとえば、位置合わせが可能であると判断した場合、制御部31は、図11に示す画像(2次元画像)における所定の画素単位のRGB値(0〜255)を等高線状にプロットして3次元データを作成し、同様に、図13に示す画像(2次元画像)における所定の画素単位のRGB値(0〜255)を等高線状にプロットして3次元データを作成する(ステップS103)。そして、それらの3次元データの特徴位置(たとえば、頂点位置や特徴的な形状パターン等)を一致させるように、図13に示す画像に対応する3次元データを移動(縦移動,横移動,回転移動等)させ、さらに、この移動に応じて図13に示す画像を移動させる表示制御を行う(ステップS104)。図16は、自動位置合わせ調整を行った後の画像表示領域の一例を示す図である。図16により、右と左の画像が一致している様子が確認できる。
その後、制御部31は、メッセージ表示領域に位置合わせの状態を確認するためのメッセージを表示する表示制御を行い(ステップS29)、たとえば、ユーザにより位置合わせOKの入力操作が行われた場合(ステップS29,Yes)、制御部31は、画像表示領域の右半分に表示されている図11の画像(過去の画像)を現在撮影されている画像の右半分に置き換える表示制御、および、図11に示す過去の測定位置を現在の画像上に表示する表示制御、を行う(ステップS30)。図17は、位置合わせ処理後の画像表示領域の一例を示す図である。ここで、制御部31は、記憶部32に記憶されている図13に示す画像の画像データを位置合わせ処理後の画像(図17参照)の画像データに更新し、さらに、更新後の画像データに関連付けて、上記過去の測定位置の座標を記憶する。一方で、ステップS29において、ユーザにより位置合わせNGの入力操作があった場合には(ステップS29,No)、位置合わせ処理を終了する。
なお、自動位置合わせ調整(ステップS28)を行い、図17に示す画像を表示している状態において、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「画像リスト」→「重ね合わせ」が選択された場合、制御部31は、図11に示す画像に対応する3次元データと、図17に示す画像に対応する3次元データ(自動位置合わせ調整後の図13に示す画像に対応する3次元データ)とを重ね合わせて、所定の画素単位にRGB値の差をとり、その差分を色の濃淡で画像表示領域に表示する表示制御を行うこととしてもよい。この際、一致部(差が0)は無色となり、差分が大きいほど濃い色が表示されることになる。ユーザは、図16による目視確認の他、上記画像表示領域に表示された色の濃淡を、位置合わせ確認(ステップS29:OKかNG)の判断材料としてもよい。
以降、位置合わせ処理後の画像(図17参照)が画像表示領域に表示されている状態において、たとえば、図8に示すステップS3以降の処理を実行して、図17に示す測定位置のRGB値を測定することにより、過去の測定位置と同一の位置のRGB値を測定することが可能となる。
なお、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「画像リスト」→「終了」が選択された場合には、制御部31は、「画像リスト」に関係する処理を強制的に終了する。
このように、本実施例の色彩測定装置1において、制御部31は、さらに、ディスプレイに表示されている画像を過去に撮影された画像の位置に位置合わせする機能(位置合わせ機能)を有することとした。具体的には、RGB値の測定処理の過程で記憶された画像データに基づいて、現在表示されている画像を移動(縦移動,横移動,回転移動)させることにより、過去に撮影された画像との位置合わせを行うこととした。これにより、位置合わせ後の画像の画像データに基づいて、過去に測定したRGB値と同一位置かつ同一読取径でRGB値を測定することが可能となる。
<展開処理>
つづいて、本実施例の展開処理について説明する。RGB値を測定する場合、従来は、ポイント測定、すなわち、画像の読取領域(読取ウィンドウ)内での測定が通常であり、読取領域を超えた広い面に対して測定することはできない。そこで、本実施例の色彩測定装置1は、装置本体の移動を検出する手段を設け、読取領域を超えた広い面に対して、移動しながらRGB値の測定を可能とする。本実施例では、装置本体の移動を検出する手段として、マウス等にも使用されている一般的な光学式移動量検知手段(図示せず)を使用することとし、たとえば、画像処理読取ユニット2の底面に設けられる。この光学式移動量検知手段は、制御部31と協働して動作することで、たとえば、基準点(後述する基準測定位置に相当)からの直線移動距離およびその方向が検出可能であり、電源ONとともに動作を開始し、電源OFFまで動作を継続する。なお、本実施例では、一例として光学式の移動量検知手段を用いることとしたが、これに限るものではなく、たとえば、レーザー式や青色LEDを利用した移動量検知手段を使用することとしてもよい。
図18−1および図18−2は、本実施例の色彩測定装置1における展開処理の一例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに基づいて本実施例の展開処理を説明する。
たとえば、ユーザが色彩測定装置1をコピー用紙上の測定対象が見える位置まで移動し、測定対象の画像がディスプレイの画像表示領域に表示されている状態において、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「測定」→「パラメータ」が選択された場合、制御部31は、画像名称,No.(ナンバー)等の情報の入力、およびRGB値の読取径の選択(たとえば、0.5mmφ,1mmφ,3mmφ,5mmφ,10mmφのなかから選択)等、各種パラメータの入力待ち状態に移行する(ステップS1,No)。
入力待ち状態において、ユーザ操作により上記パラメータを受け取った制御部31は(ステップS1,Yes)、これらのパラメータをディスプレイに表示されている画像の画像データと関連付けて記憶部32に記憶するとともに、受け取ったパラメータをパラメータ表示領域に表示するための表示制御を行う(ステップS2)。ここでは、一例として、「画像名称:ABCD」、「No.101」、および読取径として「0.5mmφ」というパラメータがパラメータ表示領域に表示され、さらに、画像表示領域には、50mmφの読取ウィンドウを介して撮影された画像が表示されているものとする(図9参照)。
この状態において(ステップS41,No)、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「展開処理」が選択された場合(ステップS41,Yes)、制御部31は、読取ウィンドウを介して撮影された画像の中心座標を基準測定位置(xA,yA)として特定する(ステップS42)とともに、記憶部32から上記で選択された読取径(0.5mmφ)および画像データを読み出す。そして、制御部31は、読み出した画像データから、基準測定位置を中心とする読取径:0.5mmφの領域のRGB値を抽出する(ステップS43)。具体的には、基準測定位置を中心とする読取径:0.5mmφの領域内のR値,G値,B値をすべて抽出し、R値の平均,G値の平均,B値の平均を計算し、それぞれをRGB値の測定結果(測定#A)とする。さらに、制御部31は、基準測定位置と測定#Aとして得られたRGB値を画像表示領域に表示する制御を行う(ステップS44)。図19は、基準測定位置(×印)と、測定#Aとして得られたRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、測定#Aの一例として、R:25,G:40,B:10が得られた場合を示す。なお、図示はしないが、「展開処理」のプルダウンメニューとして、「距離指定」,「測定」,「終了」が用意されているものとする。
ステップS44による表示制御の後、制御部31は、測定結果がOKかどうかの確認メッセージをメッセージ表示領域に表示する表示制御を行い(ステップS45)、たとえば、ユーザからOKが得られた場合(ステップS45,Yes)、測定#Aおよび基準測定位置を上記パラメータおよび画像データに関連付けて記憶部32に記憶し(ステップS46)、操作待ち状態に移行する。一方で、ユーザからOKが得られなかった場合(ステップS45,No)、制御部31は、測定#Aおよび上記処理の過程で記憶部32に記憶された情報をすべて削除し(ステップS47)、次の指示を待つ(ステップS1)。
ステップS46の処理で測定#A等が記憶され、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「展開処理」→「距離指定」が選択され、さらに、移動しながら自動的にRGB値の測定が行われる距離である測定距離が指定された場合(ステップS48,Yes)、制御部31は、この測定距離を上記パラメータに含めて記憶部32に記憶し(S49)、操作待ち状態に移行する。本実施例では、一例として、測定距離を5mm〜45mmの範囲で指定可能とする。この測定距離は、読取ウィンドウの径を50mmとした場合の一例である。なお、測定距離の指定範囲は、読取ウィンドウの径に応じて適宜設定されるものであり、測定距離は、読取領域(読取ウィンドウ)を超えた連続する画像を構成するために、たとえば、0よりも長くかつ読取ウィンドウの径よりも短い距離であることが望ましい。また、たとえば、予め数mm間隔で測定距離を用意しておき(たとえば、5mm,10mm,15mm,…,45mm)、ユーザにより選択可能な表示画面を構成することとしてもよい。一方、上記ステップS46の処理で測定#Aが記憶された後、「距離指定」が行われない場合には(ステップS48,No)、制御部31により、測定距離のデフォルト値(たとえば、3.5mm)が測定距離として記憶部32に記憶される(ステップS50)。以下、測定距離を3.5mmとして説明する。
この状態で、たとえば、ユーザが装置本体の移動を開始し、制御部31が装置本体の移動を検知しかつ基準測定位置からの直線移動距離が測定距離(3.5mm)に達したことを検出した場合(ステップS51,Yes→ステップS52,Yes)、制御部31は、測定距離検出時点において撮影された画像の画像データから、撮影画像の中心点である測定位置Bにおける読取径:0.5mmφの領域のRGB値を抽出する(ステップS53)。具体的には、制御部31は、まず、記憶部32に記憶されている基準測定位置を読み出し、その基準測定位置からの直線移動距離(3.5mm)および方向に基づいて、読取領域(読取ウィンドウ)から読み取った画像の中心点である測定位置Bの座標(xB,yB)を計算する。そして、その測定位置Bを中心とする読取径:0.5mmφの領域内のR値,G値,B値を画像データからすべて抽出し、R値の平均,G値の平均,B値の平均を計算し、それぞれをRGB値の測定結果(測定#B)とする。
ステップS53による測定の後、制御部31は、測定#Bを上記パラメータおよび上記測定距離検出時点において撮影された画像の画像データに関連付けて記憶部32に記憶し(ステップS54)、さらに、記憶部32に記憶されている基準測定位置を、最新の測定位置である測定位置Bの座標に更新し(ステップS55)、ステップS52の処理に移行する。その後、制御部31は、装置本体の移動が継続している期間において、基準測定位置を更新しながらステップS52,Yes、S53〜S55の処理を繰り返し実行する。図20は、装置本体が移動中の場合における展開処理の様子の一例を示す図である。ここでは、装置本体の移動により、基準測定位置がA→B→C→Dと遷移する場合の展開処理が示されている。
また、ステップS49またはステップS50において測定距離が設定されている状態において、ユーザが装置本体の移動を開始し、その後、移動をやめた場合、すなわち、基準測定位置からの直線移動距離が測定距離(3.5mm)に達する前に制御部31が装置本体の移動停止を検出した場合(ステップS51,Yes→ステップS52,No→ステップS56,Yes、または、ステップS55→ステップS52,No→ステップS56,Yes)、制御部31は、移動停止検出時点において撮影された画像の画像データから、撮影画像の中心点である測定位置における読取径:0.5mmφの領域のRGB値を抽出する(ステップS53a)。ここでは、一例として、移動により基準測定位置がA→B→C→Dと遷移し、次の測定位置に達する前に制御部31が移動停止を検出した場合(ステップS55→ステップS52,No→ステップS56,Yesのケース)について説明する。具体的には、制御部31は、まず、記憶部32に記憶されている基準測定位置(ここでは図20に示すDの座標)を読み出し、その基準測定位置からの直線移動距離(3.5mm)および方向に基づいて、読取領域(読取ウィンドウ)から読み取った画像の中心点である測定位置Eの座標(xE,yE)を計算する。そして、その測定位置Eを中心とする読取径:0.5mmφの領域内のR値,G値,B値を画像データからすべて抽出し、R値の平均,G値の平均,B値の平均を計算し、それぞれをRGB値の測定結果(測定#E)とする。
ステップS53aによる測定の後、制御部31は、測定#Eを上記パラメータおよび上記移動停止検出時点において撮影された画像の画像データに関連付けて記憶部32に記憶し(ステップS54a)、さらに、記憶部32に記憶されている基準測定位置を、最新の測定位置である測定位置Eの座標に更新し(ステップS55a)、展開処理終了の指示がなければ(ステップS57,No)、ステップS51の処理(移動検知処理)に移行する。その後、制御部31は、ユーザによる装置本体の移動および停止の状態に応じて、基準測定位置を更新しながら、展開処理の終了を検出するまで(ステップS55a→ステップS57,Yes)、ステップS51〜S57の処理を繰り返し実行する。図21は、装置本体が移動し、その後、停止した場合における展開処理の様子の一例を示す図である。ここでは、装置本体の移動により、基準測定位置がA→B→C→D→Eと遷移する場合の展開処理が示されている。また、図22は、基準測定位置がA→B→C→D→Eと遷移した場合の展開処理において作成された画像の一例を示す図である。なお、展開処理の過程で記憶部32に記憶された各画像データの重複部分については、一方の画像データの重複部分を削除し、その後結合する画像処理が行われる。これにより、読取領域(読取ウィンドウ)を超えた広い範囲の画像の表示、およびこの表示画像を利用して読取領域(読取ウィンドウ)を超えた広い範囲のRGB値の測定、が実現可能となる。
また、本体停止状態かつ撮影中の画像がディスプレイの画像表示領域に表示されている状態において(ステップS49もしくはステップS50→ステップS51,No、または、ステップS57,No→ステップS51,No)、ユーザによるトラックボール操作でディスプレイ上のカーソルを移動させることにより測定位置が特定され、かつ、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「展開処理」→「測定」が選択された場合(ステップS58,Yes)、制御部31は、たとえば、ユーザにより特定された測定位置Fの座標(xF,yF)を計算する(ステップS59)とともに、記憶部32から読取径(0.5mmφ)を読み出す。そして、制御部31は、撮影中の画像の画像データから、測定位置Fを中心とする読取径:0.5mmφの領域のRGB値を抽出する(ステップS60)。具体的には、測定位置Fを中心とする読取径:0.5mmφの領域内のR値,G値,B値をすべて抽出し、R値の平均,G値の平均,B値の平均を計算し、それぞれをRGB値の測定結果(測定#F)とする。その後、制御部31は、測定位置Fおよび測定#Fとして得られたRGB値を画像表示領域に表示する制御を行う(ステップS61)。図23は、測定位置Fの座標(×印)と測定#Fとして得られたRGB値が表示された画像表示領域の一例を示す図である。ここでは、測定#Fの一例として、R:25,G:40,B:25が得られた場合を示す。
この状態において、制御部31は、測定結果がOKかどうかの確認メッセージをメッセージ表示領域に表示する表示制御を行い(ステップS62)、ユーザからOKが得られた場合(ステップS62,Yes)、測定#Fを上記パラメータおよび撮影中の画像の画像データに関連付けて記憶部32に記憶する(ステップS63)。一方で、ユーザからOKが得られなかった場合(ステップS62,No)、制御部31は、測定#Fを削除する(ステップS64)。そして、ステップS63またはステップS64の処理実行後、展開処理終了の指示がなければ(ステップS57,No)、再びステップS51の処理(移動検知処理)に移行する。
なお、上記ステップS57の処理において、ユーザから展開処理終了の指示があった場合、すなわち、プログラム表示領域上で「メニュー」→「測定」→「展開処理」→「終了」が選択された場合(ステップS57,Yes)、制御部31は、展開処理を終了する。
このように、本実施例の色彩測定装置1においては、図18−1および図18−2に示す展開処理を実行することにより、測定距離を検出する毎に記憶部32に記憶された画像データ、および移動停止の検出により記憶部32に記憶された画像データに基づいて、読取領域を超えた広い画像の画像データを作成することとした。これにより、色の変化がない画像や色の変化が緩やかな画像等、読取領域の範囲内の画像ではその画像の特徴が把握できないような場合であっても、読取領域を超えた広い表示画像を利用して広い範囲においてRGB値の測定が可能となる。
<キャリブレーション>
つづいて、本実施例のキャリブレーションについて説明する。図24は、キャリブレーション用標準カラーチャート24、図3に示す内側カラーチャート24−1および外側カラーチャート24−2の具体例を示す図である。内側カラーチャート24−1は、読取ウィンドウと同じサイズで、読取ウィンドウを閉じるための蓋(ゴミ防止カバー)の裏一面に配置され、ここでは、一例として、白,黒,中間色4色の計6ステップの同心円状のグレースケールで構成された標準チャート101と、内側カラーチャート24−1の端部の4カ所に設けられたそれぞれ円形のカラーチャート102と、標準チャート101の中間色のいずれか1色で埋められた中間色部分103を有する。また、外側カラーチャート24−2は、内側カラーチャート24−1の周囲にリング状に配置され、一例として、白,黒,中間色4色の計6ステップの同心円状のグレースケールで構成された標準チャート104を有する。
本実施例では、内側カラーチャート24−1と外側カラーチャート24−2がともに6ステップのグレースケールを有する構成としているが、ステップ数についてはこれに限るものではなく、装置に対する要求に応じて、適宜変更することとしてもよい。たとえば、ステップ数を増やすことにより、RGB値(0〜255)をよりきめ細かく補正することが可能となる。
また、図24に示すように読取領域をグレースケールパターンとすることにより、撮影画像全体のRGB値を補正することが可能となり、さらに、RGB値の変化が撮影画像全体に及ぶため精密なシェーディング補正カーブを得ることができる。
また、本実施例の内側カラーチャート24−1および外側カラーチャート24−2によれば、同心円の形状を認識することができるため、たとえば、撮影画像において光学系または機械系を原因とする歪が存在する場合には、制御部31がその歪を検出し、補正することが可能となる。また、白色LEDの波長から自然光の波長へ、RGB値の補正を行うことも可能である。
なお、本実施例の内側カラーチャート24−1および外側カラーチャート24−2は、装置内部、すなわち、読取ウィンドウの蓋の裏一面およびその周辺に設けられていればよく、チャート自体のデザインについてはこれ(図24参照)に限るものではない。たとえば、RGB補正,シェーディング補正,歪補正,白色LEDの波長分布補正,LED光量分布補正等、一般的なキャリブレーション項目の補正が可能なデザインであれば、どのようなデザインであってもよい。
ここで、色彩測定装置1においてキャリブレーションを行う場合の制御部31の動作について説明する。色彩測定装置1においては、電源投入時や、画像撮影中にキャリブレーション実行を指示された場合に、制御部31の制御により内側カラーチャート24−1および外側カラーチャート24−2が読み取られ、制御部31が、画像読取ユニット2を介して得られる画像データに基づいてキャリブレーションを実施する。たとえば、電源投入時に行われるキャリブレーションは、読取ウィンドウに設けられた蓋がオープンする前に実行される。そして、キャリブレーション項目毎に補正テーブルが生成(または更新)された後、制御部31の制御により読取ウィンドウの蓋がオープンする。また、画像撮影中(通常運転期間:読取ウィンドウの蓋がオープン状態)にキャリブレーション実行を指示されたときのキャリブレーションについては、たとえば、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「キャリブレーション」→「実行」が選択され、オープン状態の蓋がクローズされてから、実行される。そして、電源投入時と同様の処理で補正テーブルが生成(または更新)された後、制御部31の制御により読取ウィンドウの蓋がオープンする。なお、キャリブレーション実行を指示されたときのキャリブレーションについては、キャリブレーションの完了をディスプレイに表示し、ユーザに手動で読取ウィンドウの蓋をオープンするよう促すこととしてもよい。
また、色彩測定装置1においては、電源ON状態(撮影画像がディスプレイに表示されている状態)から電源OFFとなるまでの間、読取ウィンドウを介して常時読み取られている画像とともに、常時外側カラーチャート24−2が読み取られ、制御部31が、画像読取ユニット2を介して得られる外側カラーチャート24−2の画像データに基づいてキャリブレーションを実施する。このキャリブレーションでは、制御部31が常時補正データの変動をチェックし、必要に応じて補正テーブルを更新する。
なお、補正テーブルには、生成日時,全画素分の座標と補正データ(RGB補正データ,シェーディング補正データ…)等が記録されており、たとえば、RGB値の測定時には、補正テーブルの内容がフィードバックされ、反映される。
また、キャリブレーション実行を指示されたときのキャリブレーションについては、たとえば、トラックボール操作によるプログラム表示領域へのカーソル移動で「メニュー」→「キャリブレーション」→「実行」→「RGB補正」のように、プルダウンメニューを選択する等の方法で、補正項目毎のキャリブレーションを実行可能とする。プルダウンメニューには前述した「RGB補正」の他、たとえば、「シェーディング補正」,「歪補正」,…が用意されているものとする。
このように、本実施例のキャリブレーション用標準カラーチャート24は、白色光を読取ウィンドウに向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な色彩測定装置1を、キャリブレーションにより補正するためのものであり、読取ウィンドウを閉じるための蓋の裏一面に配置された内側カラーチャート24−1と、内側カラーチャート24−1の周囲にリング状に配置された外側カラーチャート24−2、を含むこととした。このキャリブレーション用標準カラーチャート24の使用により、色彩測定装置1は、光学系の電子部品の経年劣化、電源変動等による変化を、簡易にかつ適宜、補正することができる。
1 色彩測定装置
2 画像読取ユニット
3 画像処理ユニット
21 光源
22 光学ユニット
23 色彩センサー
24 キャリブレーション用標準カラーチャート
24−1 内側カラーチャート
24−2 外側カラーチャート
31 制御部
32 記憶部
33 入力部
34 出力部
35 表示部
36 通信部
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する色彩測定装置は、白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な色彩測定装置であって、前記読取ウィンドウを閉じるための蓋の裏一面に配置された内側チャートと、前記内側チャートの周囲にリング状に配置された外側チャートと、を含むキャリブレーションチャートを内蔵することとし、制御部が、電源投入時には、画像の撮影を開始するために前記蓋を開く前に、前記内側チャートおよび前記外側チャートを読み取ることで得られる画像データに基づいてキャリブレーションを実施し、画像撮影中(前記蓋が開いた状態)にユーザ操作によりキャリブレーション実行を指示された場合には、前記蓋を閉めた後に、前記内側チャートおよび前記外側チャートを読み取ることで得られる画像データに基づいてキャリブレーションを実施し、画像撮影中(前記蓋が開いた状態)においては、前記読取領域とともに常時前記外側チャートを読み取り、得られる前記外側チャートの画像データに基づいてキャリブレーションを実施する、ことを特徴とする。

Claims (4)

  1. 白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な装置を、キャリブレーションにより補正するためのキャリブレーションチャートであって、
    前記読取ウィンドウを閉じるための蓋の裏一面に配置された内側チャートと、
    前記内側チャートの周囲にリング状に配置された外側チャートと、
    を含み、
    前記内側チャートおよび前記外側チャートは、電源投入によるキャリブレーション実行時および画像撮影中(通常運転期間)のキャリブレーション実行指示によるキャリブレーション実行時に読み取られ、
    さらに、前記外側チャートは、通常運転期間において常時読取領域とともに読み取られる、
    ことを特徴とするキャリブレーションチャート。
  2. 前記内側チャートおよび前記外側チャートは、それぞれ複数ステップのグレースケールを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーションチャート。
  3. 前記複数ステップのグレースケールを同心円状に形成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャリブレーションチャート。
  4. 白色光を読取ウィンドウ(読取領域)に向けて均一に照射しその反射光から得られるデジタル画像データに基づき対象画像のRGB値を測定可能な色彩測定装置であって、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載のキャリブレーションチャートを内蔵し、
    電源投入時、またはユーザ操作によりキャリブレーション実行を指示された場合に、前記キャリブレーションチャートを読み取ることで得られる画像データに基づいてキャリブレーションを実施し、
    画像撮影中(通常運転期間)においては、前記読取領域とともに読み取ることで得られる外側チャートの画像データに基づいてキャリブレーションを実施する、
    ことを特徴とする色彩測定装置。
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