JP2017202851A - 包装方法と包装装置 - Google Patents

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公成 奥野
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Kiyoharu Kido
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Abstract

【課題】樹脂フィルムを用いて簡単且つきれいに被包装物を包み、装置も小型で作業効率が高い包装装置を提供する。
【解決手段】2つのフィルムロール16a,16bから引き出された一対の長尺の樹脂フィルム16と、一対の樹脂フィルム16を重ねて溶断するとともに端縁部を溶着するシール装置34を有する。各フィルムロール16a,16bを回動させる一対のフィルム送り装置30,32と、被包装物12をシール装置34に送る搬入側コンベア20と、シール装置34と一対のフィルム送り装置30,32の動作を制御する制御装置102を備える。フィルム送り装置30は、フィルム繰り出しモータ60を有する。制御装置102は、樹脂フィルム16が被包装物12に巻き付けられた状態で、フィルム繰り出しモータ60を逆回転させて、樹脂フィルム16を被包装物12から引き戻す方向に張力をかけて巻き付け、シール装置34により樹脂フィルム16を溶断溶着する。
【選択図】図1

Description

この発明は、被包装物に樹脂フィルムを巻き付けて包装する包装方法と包装装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、被包装物を熱収縮性の樹脂フィルムで覆い、自動的に包装する装置が種々用いられている。熱収縮性フィルムを用いた包装の場合、被包装物を包んだ後、樹脂フィルムを加熱して収縮させることにより、樹脂フィルムが被包装物に密着して包装される。しかし、熱収縮性フィルムを用いた包装は、被包装物を樹脂フィルムで緊密に包装することができるが、加熱装置を必要とし、樹脂フィルムも熱収縮可能な特殊なものを用いるのでコストがかかるものであった。
一方、特許文献2に開示されているように、被包装物を樹脂製の台座上に載置し、台座とともに帯状に樹脂フィルムを巻回して、自動的に被包装物を覆うことにより包装する包装装置が提案されている。ここで用いる帯状の樹脂フィルムは、熱収縮性フィルムではなく、保持体とともに被包装物に巻き付ける際に、樹脂フィルムが緊密に被包装物を包むように張力を掛けて巻回しているものである。
特開平11−227704号公報 特開2014−97837号公報
特許文献2に記載された包装装置は、熱収縮性フィルムを用いずに包装するもので、包装用のフィルム及び加熱装置を用いない分、コストを抑えることができる。しかし、包装装置自体が大がかりで複雑であり、しかも被包装物の自動包装に際して、熱収縮性を有しない樹脂フィルムを緊密に保持体とともに包むことが難しく、樹脂フィルム端部の開口部を閉鎖するシール時等に、包装した樹脂フィルムがたるんだり、皺が生じたりするものであった。しかも、包装作業時間がかかり、作業効率も良くないものであった。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、樹脂フィルムを用いて簡単且つきれいに被包装物を包むことができ、装置も小型で作業効率が高い包装方法と包装装置を提供することを目的とする。
この発明は、被包装物の周面に樹脂フィルムを巻回して前記被包装物を包装する包装方法であって、フィルムロールから引き出した長尺の前記樹脂フィルムを前記被包装物の周囲に巻き付けた後、前記樹脂フィルムを前記フィルムロール側に巻き戻すように引いて、前記樹脂フィルムに張力を加えた状態で前記被包装物に巻き付け、この後、前記樹脂フィルムの開口部を溶断溶着して、前記被包装物の周囲に前記樹脂フィルムを密着させて包装する包装方法である。
前記樹脂フィルムを溶断溶着する際に、前記樹脂フィルムの溶断溶着部を挟む所定間隔を空けて前記樹脂フィルムを撓ませた状態で保持し、前記所定間隔に位置した前記樹脂フィルムには張力がかかっていない状態で、前記所定間隔に位置した前記樹脂フィルムを溶断溶着するものである。
前記被包装物は、台座である保持体上に載置して前記樹脂フィルムにより、前記保持体とともに包装するものである。
またこの発明は、被包装物の周面に樹脂フィルムを巻回して前記被包装物を包装する包装装置であって、2つのフィルムロールから引き出された一対の長尺の前記樹脂フィルムと、この一対の樹脂フィルムを重ねて溶断するとともに端縁部を溶着するシール装置と、前記各フィルムロールを回動させる一対のフィルム送り装置と、前記被包装物を前記シール装置に送る搬入側コンベアと、前記シール装置と前記一対のフィルム送り装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記フィルム送り装置はフィルム繰り出しモータを有し、前記制御装置により、前記樹脂フィルムが前記被包装物に巻き付けられた状態で、前記フィルム繰り出しモータを逆回転させて、前記樹脂フィルムを前記被包装物から引き戻す方向に張力をかけて前記被包装物に巻き付け、前記樹脂フィルムに前記張力がかけられた状態で、前記シール装置が前記樹脂フィルムを溶断溶着する包装装置である。
さらに、前記フィルム送り装置は、前記フィルム繰り出しモータの前記逆回転時に、巻き戻しトルクが所定の値以上にならないように調整するトルク調整クラッチを備えるものである。
前記シール装置は、溶断溶着装置とフィルム押さえ受け部とを備え、前記溶断溶着装置は、前記樹脂フィルムを所定間隔を空けて保持する一対のフィルム押圧片と、前記樹脂フィルムに当接して溶断溶着するシール部材とを有し、前記フィルム押さえ受け部は、前記一対のフィルム押圧片が各々前記樹脂フィルムを挟んで当接する一対の押さえ部材を有するとともに、前記一対のフィルム押圧片と前記一対の押さえ部材とにより前記樹脂フィルムを挟持した際に、前記樹脂フィルムを前記一対のフィルム押圧片間で撓ませ、前記溶断用着装置の前記シール部材が前記樹脂フィルムを挟んで当接するシール受け部材を備えるものである。
前記シール装置の下流側に、前記樹脂フィルムを前記被包装物に巻回して、前記フィルム繰り出しモータを逆回転させて前記樹脂フィルムを前記被包装物から引き戻す方向に張力をかけた際に、前記被包装物の位置を設定するストッパ部材が前記溶断溶着装置に近接して突没自在に設けられているものである。さらに、前記シール装置の下流側に、前記樹脂フィルムを巻回した被包装物を搬出側ベルトコンベアの表面側に押圧して位置決めする製品押さえ装置を設けても良い。
この発明の包装方法と包装装置は、樹脂フィルムにより被包装物を保持体とともに緊密にきれいに包装することができ、コストも安価に抑えることができる。特に、樹脂フィルムに熱収縮性フィルムを用いることなく、緊密にきれいな包装が可能となり、包装後の樹脂フィルムのたるみや皺、溶断溶着部の破れもないものである。
この発明の一実施形態の包装装置の概略側面図である。 この実施形態の包装装置の搬入部の下部フィルム送り装置を示す概略平面図である。 この実施形態の包装装置の搬入部の下部フィルム送り装置を示す概略側面図である。 この実施形態の包装装置の搬入部の上部フィルム送り装置を示す概略平面図である。 この実施形態の包装装置の搬入部の上部フィルム送り装置を示す概略側面図である。 この実施形態の包装装置の搬出部の搬出側ベルトコンベア及び製品押さえ装置を示す側面図である。 この実施形態の包装装置の搬出部の搬出側ベルトコンベア及び製品押さえ装置を示す正面図である。 この実施形態のシール装置のフィルム押さえ受け部を示す正面図(a)と右側面図(b)である。 この実施形態のシール装置の溶断溶着装置を示す正面図(a)と右側面図(b)である。 この実施形態のシール装置の一シール工程の各部の位置を示す右側面図である。 この実施形態のシール装置の次のシール工程の各部の位置を示す右側面図である。 この実施形態のシール装置の次のシール工程の各部の位置を示す右側面図である。
以下、この発明の一実施形態の包装装置について、図面を基にして説明する。この実施形態の包装装置10は、図1に示すように、ケース入りの商品等の被包装物12を段ボール等の台座である保持体14に載せて、長尺の樹脂フィルム16で帯状に包んで自動包装する装置である。
包装装置10は、キャスタ15が設けられた略矩形の枠を組み合わせて複数の直方体を組み立てて成る基台18と、基台18の中央部に水平方向に配置された搬入側ベルトコンベア20を有する搬入部22と、搬入側ベルトコンベア20と面一に配置された搬出側ベルトコンベア24を有する搬出部26とを備えている。搬入部22の下方には、基台18内に固定された下部フィルム送り装置30が設けられ、搬入側ベルトコンベア20の上方には、下部フィルム送り装置30とほぼ対称な位置に上部フィルム送り装置32が設けられている。上部フィルム送り装置32は、基台18と一体に設けられた固定枠28に固定されている。搬入側ベルトコンベア20と搬出側ベルトコンベア24の端部同士が対向する部分には、シール装置34の溶断溶着装置36が位置し、溶断溶着装置36の上方の、搬入部22と搬出部26の間には、シール装置34のフィルム押さえ受け部38が設けられている。
搬入部22は、一対のプーリ40,41間に搬入側ベルトコンベア20が設けられている。搬入側ベルトコンベア20は、搬送面が水平方向で一対のプーリ40,41間に、駆動ローラ42を介して設けられ、駆動ローラ42は、駆動モータ44に駆動チェーン46を介して連結されている。
搬入部22の搬入側ベルトコンベア20の下方には、図1〜図3に示すように、下部フィルム送り装置30が位置している。下部フィルム送り装置30は、フィルムロール支持部48を有し、下方側の樹脂フィルム16が巻回されたフィルムロール16aが、一対のローラ48a,48b上で回転自在に支持される。ローラ48aは、フィルム巻出しモータ50に、駆動チェーン51を介して連結され、所定送り速度で樹脂フィルム16を巻出し可能に設けられている。搬入側ベルトコンベア20のプーリ40の下方には、フィルムロール16aから巻出された樹脂フィルム16を一定の速度で繰り出すフィルム繰り出しローラ52が位置している。フィルム繰り出しローラ52は、駆動チェーン54を介して、駆動トルクを一定の値以下にするトルク調整クラッチ56に接続され、さらに駆動チェーン58を介して、フィルム繰り出しモータ60が連結されている。フィルム繰り出しローラ52には、圧着ローラ62が樹脂フィルム16を介して圧接可能に設けられ、樹脂フィルム16を安定に繰り出し可能に設けられている。
フィルムロール16aから巻出された長尺の樹脂フィルム16は、所定位置に設けられた複数の転向ローラ53及び揺動ローラ55を経て、フィルム繰り出しローラ52に送られている。揺動ローラ55は、基端側の揺動軸57を中心に揺動する揺動レバー59の先端部に設けられ、フィルム巻出しモータ50とフィルム繰り出しモータ60による樹脂フィルム16の送り量の差を吸収する。
搬入部22の搬入側ベルトコンベア20の上方には、図1、図4、図5に示すように、上部フィルム送り装置32が位置している。上部フィルム送り装置32は、フィルムロール支持部64を有し、上方側の樹脂フィルム16が巻回されたフィルムロール16bが、一対のローラ64a,64b上で回転自在に支持される。ローラ64aは、フィルム巻出しモータ66に、駆動チェーン65を介して連結され、所定送り速度で樹脂フィルム16を巻出し可能に設けられている。搬入側ベルトコンベア20のプーリ40の上方には、フィルムロール16bから巻出された樹脂フィルム16を一定の速度で繰り出すフィルム繰り出しローラ68が位置している。フィルム繰り出しローラ68には、駆動チェーン70を介して、フィルム繰り出しモータ72が連結されている。フィルム繰り出しローラ68には、圧着ローラ75が樹脂フィルム16を介して圧接可能に設けられ、樹脂フィルム16を安定に繰り出し可能に設けられている。
フィルムロール16bから巻出された樹脂フィルム16は、所定位置に設けられた複数の転向ローラ67及び揺動ローラ69を経て、フィルム繰り出しローラ68に送られている。揺動ローラ69は、基端側の揺動軸71を中心に揺動する揺動レバー73の先端部に設けられ、フィルム巻出しモータ66とフィルム繰り出しモータ72による樹脂フィルム16の送り量の差を吸収する。
搬出部26には、図1、図6、図7に示すように、一対のプーリ78,79間に搬出側ベルトコンベア24が設けられている。搬出側ベルトコンベア24は、搬送面が水平方向で対のプーリ78,79間に、駆動ローラ80を介して設けられ、駆動ローラ80は、駆動モータ82に駆動チェーン77を介して連結されている。
搬出部26の搬出側ベルトコンベア24の上方には、図1、図6、図7に示すように、包装した被包装物12を押さえる製品押さえ装置74が位置している。製品押さえ装置74は、2本の押さえレバー76と、押さえレバー76を保持し基台18に対して垂直方向に上下動可能に設けられた保持部材78を備えている。また、搬出側ベルトコンベア24のプーリ79の上下方向には、被包装物12を検知する一対の発光素子と受光素子等からなるセンサ81,83が設けられている。
シール装置34のフィルム押さえ受け部38は、図1、図8に示すように、下端部中央にゴム等の材料で形成されたシール受け部材84が、樹脂フィルム16bの送り方向の直交するシール方向に沿って、樹脂フィルム16を横断するように設けられている。シール受け部材84の長手方向に沿った両側に、シール線方向に樹脂フィルム16を横断するようにゴム等の押さえ部材85,86が設けられている。シール受け部材84は、押さえ部材85,86よりも図8において下方に突出して位置し、コイルバネ89により上方に退避可能に設けられている。フィルム押さえ受け部38は、駆動用のエアーシリンダ87及びガイドポスト88により、上下動可能に設けられている。
フィルム押さえ受け部38は、上方側のフィルムロール16bから繰り出された樹脂フィルム16を、被包装物12側に覆い被せ、下方のフィルムロール16aから繰り出されたフィルム16と溶着させる位置にセットするフィルムセット部材90を備えている。フィルムセット部材90は、フィルム押さえ受け部38とは独立してエアーシリンダ91により上下動可能に設けられている。フィルムセット部材90の下部には、押さえ部材86に近接して、フィルムガイドローラ92,93が回転自在に取り付けられ、上方のフィルム繰り出しローラ68から繰り出された樹脂フィルム16をシール受け部材84の下方に導く。
シール装置34の溶断溶着装置36は、図1、図9に示すように、上端部中央に、樹脂フィルム16を直線状に横断するようにシール部材94が設けられ、その下方にシール部材94を加熱するヒータ95が位置している。溶断溶着装置36のシール部材94の、樹脂フィルム16の送り方向の前後には、フィルム押圧片97,98が樹脂フィルム16を横断するように設けられている。フィルム押圧片97,98は、上方のフィルム押さえ受け部38の押さえ部材85,86に各々対向するように設けられ、上端部は、搬出側ベルトコンベア24の搬送面と面一の高さに位置している。シール部材94は、フィルム押圧片97,98とは独立にエアーシリンダ96により昇降可能に設けられ、シール時以外の通常時は、フィルム押圧片97,98の先端縁よりも下方に退避している。さらに、フィルム押圧片98は、コイルスプリング105により退避可能に設けられている。
シール装置34の溶断溶着装置36の、樹脂フィルム16の送り方向の下流側に近接して、被包装物12や保持体14を上流側に対する位置決めを行うストッパ部材99が設けられている。ストッパ部材99は、後述する包装工程での樹脂フィルム16の巻締め時に動作するもので、繰り出される樹脂フィルム16の幅より広く被包装物12または保持体14より狭い間隔を空けて、2本の爪99aが突出している。ストッパ部材99は、エアーシリンダ100により、搬出側ベルトコンベア24の搬送面より突出し被包装物12や保持体14に当接可能な位置と、搬出側ベルトコンベア24の搬送面より下方に退避した位置に上下動可能に設けられている。
搬出部26側の基台18の上方には、直方体状の制御装置102が一体に固定されている。制御装置102には、操作ボタン104や表示部106が設けられ、包装装置10の各種動作を制御する。
次に、この包装装置10の包装工程について説明する。まず、フィルム巻出しモータ50,66を作動させて、下部フィルム送り装置30と上部フィルム送り装置32のフィルムロール16a,16bから、各々樹脂フィルム16を引き出し、各々転向ローラ53,67を経て、フィルム繰り出しローラ52,68と圧着ローラ62,75の各々の間に各樹脂フィルム16を通す。さらに樹脂フィルム16を引き出して、シール装置34の溶断溶着装置36とフィルム押さえ受け部38の間に、各樹脂フィルム16の端部同士を重ねて位置させ、搬出側ベルトコンベア24側に引き出す。このとき、上側のフィルムロール16bから繰り出された樹脂フィルム16は、フィルム押さえ受け部38のフィルムガイドローラ92,93を介して、シール受け部材84の下方に引き出す。この後、シール装置34を作動させて、一対のフィルムロール16a,16bから引き出された各樹脂フィルム16の端部を重ねた状態で溶断溶着し、一対の樹脂フィルム16の送り側端部を閉じて、被包装物12と保持体14の周囲に巻き付け可能な状態にする。
この状態で、駆動モータ44,82により搬入側ベルトコンベア20及び搬出側ベルトコンベア24を作動させ、保持体14上に被包装物12を載せて、搬入部22の搬入側ベルトコンベア20に載せる。保持体14は、被包装物12を載せた状態で搬入側ベルトコンベア20の送り側先端部まで搬送される。搬入側ベルトコンベア20の先端部を通過した保持体14は、一対の樹脂フィルム16の溶断溶着部の近傍を押しながら、一対の樹脂フィルム16の間に入った状態で搬出側ベルトコンベア24に送られ、これとともに樹脂フィルム16を引き出す。そして、保持体14が搬出側ベルトコンベア24側に移動したことをセンサ81,83により検出すると、搬出側ベルトコンベア24が停止する。なお、被包装物12及び保持体14の移動により引き出される樹脂フィルム16は、揺動レバー59,73の揺動により引き出され、フィルムロール16a,16bは回動しない。
搬出側ベルトコンベア24が停止すると、フィルムセット部材90のエアーシリンダ91が作動して、図10に示すように、フィルムロール16bに巻かれた樹脂フィルム16を下方に引き出す。このとき、樹脂フィルム16の先端部は、被包装物12及び保持体14とともに停止しいているので、フィルムセット部材90のフィルムガイドローラ92,93の降下とともに樹脂フィルム16が下方へ引き出される。同時にフィルム巻出しモータ66及びフィルム繰り出しモータ72も作動して、所定速度で上側のフィルムロール16bから樹脂フィルム16を送り出す。このとき、フィルム押さえ受け部38は降下しない。
フィルムセット部材90が降下して、被包装物12及び保持体14の表裏を樹脂フィルム16が覆った状態で、エアーシリンダ100が作動して、ストッパ部材99が搬出側ベルトコンベア24の搬送面よりも上方に突出する。続いて、下側のフィルム繰り出しモータ60が逆回転し、被包装物12及び保持体14は、樹脂フィルム16とともにストッパ部材99側に引き寄せられ、保持体14の側縁がストッパ部材99の爪99aに当接して停止する。このとき、上側のフィルム繰り出しモータ72は停止しているので、上側の樹脂フィルム16は引き出されない。フィルム繰り出しモータ60が逆回転して、樹脂フィルム16を被包装物12及び保持体14の周囲に緊密に巻き付けた状態で、フィルム繰り出しモータ60がさらに逆回転するが、トルク調整クラッチ56によりスリップして、巻き戻しトルクが所定の値以上にならないように調整される。これにより、樹脂フィルム16は、一定の張力で被包装物12及び保持体14の表面に巻き付けられ締められる。また、このとき同時に、製品押さえ装置74が降下して、被包装物12及び保持体14が浮き上がらないように、押さえレバー76により搬出側ベルトコンベア24側に押圧する。
この後、エアーシリンダ87が作動して、図11に示すように、フィルム押さえ受け部38の及び押さえ部材85,86が降下する。この状態で、2枚重ねの樹脂フィルム16は、シール受け部材84により、溶断溶着装置36のフィルム押圧片97,98の内側下方に挿入され、フィルム押圧片97,98の先端縁間よりも垂直方向の下方に樹脂フィルム16が撓んで位置する。同時に、2枚重ねの樹脂フィルム16は、押さえ部材85,86とフィルム押圧片97,98により挟持される。続いて、溶断溶着装置36のエアーシリンダ96が作動して、シール部材94が上昇する。シール部材94は、2枚重ねの樹脂フィルム16を挟んで、シール受け部材84に当接して上昇し、図12に示すように、シール受け部材84をコイルバネ89に抗して押し上げる。同時に、シール部材94は、ヒータ95により先端部が加熱されており、2枚重ねの樹脂フィルム16をシール部材94に沿って溶断溶着する。
溶断溶着時に、樹脂フィルム16は、フィルム押圧片97,98の先端縁と同じ高さに押し上げられ、下方に撓んでいた分のゆとりを持って溶断され溶着される。従って、樹脂フィルム16の溶断溶着時には、フィルム押圧片97,98間で樹脂フィルム16には張力が働いておらず、溶断時に2枚重ねの樹脂フィルム16が互いに溶着せずに、重ねられた樹脂フィルム16同士が離れてしまうことはない。このとき、樹脂フィルム16は、ストッパ部材99からシール部材94までの距離だけ余分に長い状態で被包装物12及び保持体14の周囲に巻かれるが、この部分の距離は短く、フィルム繰り出しモータ60の逆転により樹脂フィルム16の締め付けによる樹脂フィルム16の弾性的な延びにより、樹脂フィルム16の保持が解除されても、樹脂フィルム16の弾性的な延びが戻り、たるみのない包装となる。そして、フィルム押さえ受け部38及びフィルムセット部材90が上昇し、溶断溶着装置36及びストッパ部材99が後退し、搬出側ベルトコンベア24が作動して、被包装物12及び保持体14が樹脂フィルム16により緊密に巻回された状態で搬出される。この状態で、被包装物12は、樹脂フィルム16により保持体14とともに帯状に巻かれた状態となる。搬出される被包装物12及び保持体14は、樹脂フィルム16により一体的に包装されているので、後の梱包作業等を容易にする。
以上説明したように、この実施形態の包装装置10は、熱収縮性フィルムを用いなくても、被包装物12にきれいに樹脂フィルム16を巻き付けることができる。しかも、溶断溶着時にも、樹脂フィルム16の溶断溶着部が離れてしまうことがなく、確実な溶断溶着が可能である。コストも安価に抑えることができ、包装後の樹脂フィルム16のたるみや皺、溶断溶着部の破れもないものである。
なお、この発明の包装装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、保持体14を用いずに、被包装物12のみを樹脂フィルム16で包装しても良く、被包装物12の数も問わない。
10 包装装置
12 被包装物
14 保持体
16 樹脂フィルム
16a,16b フィルムロール
18 基台18
20 搬入側ベルトコンベア
22 搬入部
24 搬出側ベルトコンベア
26 搬出部
30 下部フィルム送り装置
32 上部フィルム送り装置
34 シール装置
36 溶断溶着装置
38 フィルム押さえ受け部
40,41,78,79 プーリ
42、80 駆動ローラ
44,82 駆動モータ
50,66 フィルム巻出しモータ
52,68 フィルム繰り出しローラ
55,69 揺動ローラ
56 トルク調整クラッチ
59,73 揺動レバー
60,72 フィルム繰り出しモータ
74 製品押さえ装置
76 押さえレバー
84 シール受け部材
85,86 押さえ部材
90 フィルムセット部材
92,93 フィルムガイドローラ
94 シール部材
97,98 フィルム押圧片
99 ストッパ部材
102 制御装置

Claims (8)

  1. 被包装物の周面に樹脂フィルムを巻回して前記被包装物を包装する包装方法において、
    フィルムロールから引き出した長尺の前記樹脂フィルムを前記被包装物の周囲に巻き付けた後、前記樹脂フィルムを前記フィルムロール側に巻き戻すように引いて、前記樹脂フィルムに張力を加えた状態で前記被包装物に巻き付け、この後、前記樹脂フィルムの開口部を溶断溶着して、前記被包装物の周囲に前記樹脂フィルムを密着させて包装することを特徴とする包装方法。
  2. 前記樹脂フィルムを溶断溶着する際に、前記樹脂フィルムの溶断溶着部を挟む所定間隔を空けて前記樹脂フィルムを撓ませた状態で保持し、前記所定間隔に位置した前記樹脂フィルムには張力がかかっていない状態で、前記所定間隔に位置した前記樹脂フィルムを溶断溶着する請求項1記載の包装方法。
  3. 前記被包装物は、台座である保持体上に載置して前記樹脂フィルムにより、前記保持体とともに包装する請求項1記載の包装方法。
  4. 被包装物の周面に樹脂フィルムを巻回して前記被包装物を包装する包装装置において、
    2つのフィルムロールから引き出された一対の長尺の前記樹脂フィルムと、この一対の樹脂フィルムを重ねて溶断するとともに端縁部を溶着するシール装置と、前記各フィルムロールを回動させる一対のフィルム送り装置と、前記被包装物を前記シール装置に送る搬入側コンベアと、前記シール装置と前記一対のフィルム送り装置の動作を制御する制御装置とを備え、
    前記フィルム送り装置はフィルム繰り出しモータを有し、前記制御装置により、前記樹脂フィルムが前記被包装物に巻き付けられた状態で、前記フィルム繰り出しモータを逆回転させて、前記樹脂フィルムを前記被包装物から引き戻す方向に張力をかけて前記被包装物に巻き付け、前記樹脂フィルムに前記張力がかけられた状態で、前記シール装置が前記樹脂フィルムを溶断溶着することを特徴とする包装装置。
  5. 前記フィルム送り装置は、前記フィルム繰り出しモータの前記逆回転時に、巻き戻しトルクが所定の値以上にならないように調整するトルク調整クラッチを備える請求項4記載の包装装置。
  6. 前記シール装置は、溶断溶着装置とフィルム押さえ受け部とを備え、前記溶断溶着装置は、前記樹脂フィルムを所定間隔を空けて保持する一対のフィルム押圧片と、前記樹脂フィルムに当接して溶断溶着するシール部材とを有し、前記フィルム押さえ受け部は、前記一対のフィルム押圧片が各々前記樹脂フィルムを挟んで当接する一対の押さえ部材を有するとともに、前記一対のフィルム押圧片と前記一対の押さえ部材とにより前記樹脂フィルムを挟持した際に、前記樹脂フィルムを前記一対のフィルム押圧片間で撓ませ、前記溶断用着装置の前記シール部材が前記樹脂フィルムを挟んで当接するシール受け部材を備える請求項4記載の包装装置。
  7. 前記シール装置の下流側に、前記樹脂フィルムを前記被包装物に巻回して、前記フィルム繰り出しモータを逆回転させて前記樹脂フィルムを前記被包装物から引き戻す方向に張力をかけた際に、前記被包装物の位置を設定するストッパ部材が前記溶断溶着装置に近接して突没自在に設けられている請求項5記載の包装装置。
  8. 前記シール装置の下流側に、前記樹脂フィルムを巻回した被包装物を搬出側ベルトコンベアの表面側に押圧して位置決めする製品押さえ装置を有する請求項7記載の包装装置。
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