JP2017202749A - サスペンションシステム - Google Patents

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浩太郎 沖村
Kotaro Okimura
浩太郎 沖村
英生 中山
Hideo Nakayama
英生 中山
正基 金谷
Masaki Kanetani
正基 金谷
田畑 雅朗
Masaaki Tabata
雅朗 田畑
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Abstract

【課題】 低ガスばね32の油漏れ故障を検出し、その油漏れ故障による車高への悪影響を低減する。【解決手段】 ECUは、ドアの開閉が検出された後に、1輪のみにおいてオートレベリング制御が2回実施された場合(S32:Yes)、車高制御を中断し(S33)、その車輪(異常輪)の低ガスばねの油圧Pxを測定する(S34)。ECUは、油圧Pxが異常判定閾値Pref以下となる場合には、異常輪の低ガスばねの油漏れ異常であると判定し(S36)、異常輪の油圧シリンダに作動油を供給して車高を目標車高まで上昇させ(S37)、それ以降の車高制御を禁止する(S38)。【選択図】 図4

Description

本発明は、車体と車輪保持部材との間に設けた油圧シリンダの油圧により車高を調整する車高調整機能を備えたサスペンションシステムに関する。
従来から、例えば、特許文献1に提案されているように、車体と4輪の車輪保持部材との間に設けた油圧シリンダ(ショックアブソーバ)の油圧を制御して車高を調整するサスペンションシステムが知られている。各輪の油圧シリンダは、個別制御通路を介して作動油給排装置に接続されている。このサスペンションシステムにおいては、個別制御通路を開閉する個別制御バルブおよび作動油給排装置を制御して、各油圧シリンダに作動油を供給することにより車高を上昇させ、各油圧シリンダから作動油を排出させることにより車高を下降させる。
また、各油圧シリンダには、それぞれ、ばね定数の大きい高圧アキュムレータと、ばね定数の小さい低圧アキュムレータとが連通されている。油圧シリンダと低圧アキュムレータとを連通する通路には、両者の連通を許容する状態と遮断する状態とに切り替え可能なばね切替バルブが設けられている。こうした高圧アキュムレータおよび低圧アキュムレータは、油圧シリンダの油圧に応じて、内部に収納される作動油の量が変化する油圧系のガスばねとして機能する。従って、ばね切替バルブの開閉によってホイールレートを切り替えることができる。尚、ホイールレートとは、ホイール位置におけるばね定数のことであり、車輪の接地荷重の変化とその車輪における車体とホイールセンターとの上下距離の変化(ホイールトラベル)の比、すなわち、単位ホイールトラベルを生じさせるのに必要なその車輪の接地荷重変化量を表す。
特開2008−24123号公報
こうした油圧系のガスばね(アキュムレータなど)を備えたサスペンションシステムにおいては、ガスばねの油漏れ故障に対して適切な処理を行う必要がある。例えば、特許文献1に提案された装置では、ガスばねの作動異常が発生してシステム内の油圧が異常上昇した場合に、ばね切替バルブが閉弁されることを禁止して、システム内の油圧の異常上昇を抑制するが、ガスばねの油漏れ故障については、考察されていない。このため、ガスばねの油漏れ故障が発生した場合、油圧シリンダの作動油の量が低下して車高が低下する。この車高低下に伴って車高自動制御が開始され、作動油給排装置から油圧シリンダに作動油が供給されるが、リザーバタンクの作動油がなくなってしまうと、ついには、車高を目標車高にまで上昇させることができなくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ガスばねの油漏れ故障の発生を検出し、ガスばねの油漏れ故障が検出された場合に、できるだけ、車高への悪影響を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、
車両の左右前後輪のそれぞれにおいて車輪保持部材と車体との間に設けられ、作動油を収容して前記車輪保持部材と前記車体との間の距離変化に合わせて伸縮する油圧シリンダ(20)と、
前記左右前後輪の各油圧シリンダに対応して設けられ、第1ガス室と、前記油圧シリンダに連通する第1油室とを区画して備え、前記油圧シリンダの油圧に応じて前記第1油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する第1ガスばね(31)と、
前記各油圧シリンダに対応して設けられ、第2ガス室と、前記油圧シリンダに連通する第2油室とを区画して備え、前記油圧シリンダの油圧に応じて前記第2油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する第2ガスばね(32)と、
前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記油圧シリンダと前記第2ガスばねとの連通を許容する状態と遮断する状態とに切り替え可能なばね切替バルブ(62)と、
前記各油圧シリンダに対して作動油の供給および排出を行うための作動油給排装置(70)と、
前記作動油給排装置に接続され作動油の流れる流路となる給排元通路、および、前記給排元通路の開閉を行う元バルブを有する給排油圧制御回路(54,64)と、
前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記油圧シリンダのそれぞれと前記給排元通路とを連通させる作動油の流路である車高調整用通路、および、前記車高調整用通路の開閉を行う車高調整用バルブを有する車高調整用油圧制御回路(51,61)と、
前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記ばね切替バルブおよび前記車高調整用バルブをバイパスして、前記第2ガスばねのそれぞれと前記給排元通路とを連通させる作動油の流路であるバイパス通路、および、前記バイパス通路の開閉を行うバイパスバルブを有する第2ガスばね用油圧制御回路(53,63)と、
前記元バルブに対して前記油圧シリンダ側であって、前記バイパスバルブに対して前記元バルブ側であり前記車高調整用バルブに対して前記元バルブ側となる作動油の流路に設けられ、前記流路の油圧を検出する油圧センサ(90)と、
車高が低下して車高上昇要求が発生した場合に、前記元バルブを開弁状態、車高上昇要求の発生した車輪である車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記バイパスバルブを閉弁状態、前記車高調整用バルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記車高調整輪の油圧シリンダへ作動油を供給し、前記車高調整輪の車高を目標車高まで上昇させる車高自動制御を実施する車高自動制御手段(S11〜S13)と、
前記車高自動制御が実施された後、前記車高調整輪において、前記車高が目標車高に到達したときの前記油圧センサにより検出される油圧を記憶し、前記第2ガスばねの油圧が前記記憶された油圧と等しくなるように、前記元バルブを開弁状態、前記車高調整輪における前記車高調整用バルブおよび前記ばね切替バルブを閉弁状態、前記バイパスバルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記第2ガスばねへ作動油を供給して前記第2ガスばねの油圧を調整し、前記油圧の調整完了後に前記ばね切替バルブを開弁状態にする第2ガスばね油圧調整手段(S14〜S17)と、
前記第2ガスばね油圧調整手段によって前記油圧が調整されて前記ばね切替バルブが開弁状態にされた後に、車両のドアの開閉が行われていないにも関わらず、前記車高調整輪において、再度、前記車高自動制御が実施された場合、前記元バルブを閉弁状態、前記車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記車高調整用バルブを閉弁状態、前記バイパスバルブを開弁状態にして、前記油圧センサにより前記車高調整輪の第2ガスばねの油圧を検出し、前記第2ガスばねの油圧が異常判定閾値以下である場合に、前記第2ガスばねが油漏れ異常であると判定する第2ガスばね異常判定手段(S31〜S36)と、
前記第2ガスばねの油漏れ異常が検出された場合、前記元バルブを開弁状態、前記車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記バイパスバルブを閉弁状態、前記車高調整用バルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記車高調整輪の前記油圧シリンダへ作動油を供給して、前記車高調整輪の車高を目標車高にまで上昇させ、その後の前記第2ガスばね油圧調整手段の動作を禁止する漏れ異常時制御手段(S37,S38)とを備えたことにある。
本発明においては、車両の左右前後輪のそれぞれにおいて車輪保持部材と車体との間に油圧シリンダが設けられている。この油圧シリンダは、作動油を収容して車輪保持部材と車体との間の距離変化に合わせて伸縮する。
各油圧シリンダには、第1ガスばねと第2ガスばねとが設けられる。第1ガスばねは、第1ガス室と、油圧シリンダに連通する第1油室とを区画して備え、油圧シリンダの油圧に応じて第1油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する。第2ガスばねは、第2ガス室と、油圧シリンダに連通する第2油室とを区画して備え、油圧シリンダの油圧に応じて第2油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する。
この第2ガスばねについては、ばね切替バルブによって、油圧シリンダとの連通を許容する状態と遮断する状態とに切り替えられる。従って、ばね切替バルブが開弁されることによって、油圧シリンダは、第1ガスばねと第2ガスばねとの両方に連通した状態、つまり、ホイールレートが小さく設定された状態(ソフト)となる。また、ばね切替バルブが閉弁されることによって、油圧シリンダは、第1ガスばねと第2ガスばねとのうち、第1ガスばねにみに連通した状態、つまり、ホイールレートが高く設定された状態(ハード)となる。
油圧シリンダに収容される作動油の圧力を調整することによって、その油圧シリンダの設けられている車輪位置の車高を調整することができる。各油圧シリンダにおいては、作動油給排装置および給排油圧制御回路によって作動油の供給および排出が行なわれ、これにより車高が調整される。作動油給排装置は、例えば、作動油を油圧シリンダに供給するための高圧源(例えば、ポンプ)、および、作動油を油圧シリンダから排出するための低圧源(例えば、リザーバタンク)を備えている。給排油圧制御回路は、作動油給排装置に接続され作動油の流れる流路となる給排元通路、および、給排元通路の開閉を行う元バルブを有している。
サスペンションシステムは、各油圧シリンダに対応して設けられる、車高調整用油圧制御回路、および、第2ガスばね用油圧制御回路を備えている。車高調整用油圧制御回路は、油圧シリンダのそれぞれと給排元通路とを連通させる作動油の流路である車高調整用通路、および、車高調整用通路の開閉を行う車高調整用バルブを有する。従って、元バルブ、および、車高調整対象輪の車高調整用バルブを開弁状態にすることで、車高調整対象輪の油圧シリンダの油圧を調整して車高を調整することができる。
第2ガスばね用油圧制御回路は、ばね切替バルブおよび車高調整用バルブをバイパスして、第2ガスばねのそれぞれと給排元通路とを連通させる作動油の流路であるバイパス通路、および、バイパス通路の開閉を行うバイパスバルブを有する。従って、元バルブおよび任意のバイパスバルブを開弁状態にすることで、任意の第2ガスばねの油圧を独立して調整することができる。
車高自動制御手段は、車高が低下して車高上昇要求が発生した場合に、元バルブを開弁状態、車高上昇要求の発生した車輪である車高調整輪におけるばね切替バルブおよびバイパスバルブを閉弁状態、車高調整用バルブを開弁状態にして、作動油給排装置から車高調整輪の油圧シリンダへ作動油を供給し、車高調整輪の車高を目標車高まで上昇させる車高自動制御を実施する。従って、第2ガスばねへの作動油の供給を伴わずに油圧シリンダの油圧を調整できるため、車高上昇に必要な作動油の量が少なくて済み、車高上昇時間を短縮することができる。
このように、車高を上昇させるときに第2ガスばねへの作動油の供給を行わないようにする構成においては、ばね切替バルブを開弁してホイールレートを切り替えた場合に、油圧シリンダから第2ガスばねに作動油が流れて車高が急に下がってしまう。そこで、本発明においては、油圧センサ、および、第2ガスばね油圧調整手段が設けられている。
油圧センサは、元バルブに対して油圧シリンダ側であって、バイパスバルブに対して元バルブ側であり車高調整用バルブに対して元バルブ側となる作動油の流路に設けられ、その流路の油圧を検出する。従って、この油圧センサは、車高調整用バルブが開弁されているときには油圧シリンダの油圧を検出することができ、バイパスバルブが開弁されているときには第2ガスばねの油圧を検出することができる。
第2ガスばね油圧調整手段は、車高自動制御が実施された後、車高調整輪において、車高が目標車高に到達したときの油圧センサにより検出される油圧を記憶し、第2ガスばねの油圧が記憶された油圧と等しくなるように、元バルブを開弁状態、車高調整輪における車高調整用バルブおよびばね切替バルブを閉弁状態、バイパスバルブを開弁状態にして、作動油給排装置から第2ガスばねへ作動油を供給して第2ガスばねの油圧を調整し、油圧の調整完了後にばね切替バルブを開弁状態にする。これにより、第2ガスばねの油圧を油圧シリンダの油圧と同圧にすることができ、その後、ばね切替バルブを開弁しても車高が変化しないようにすることができる。
車両積載重量の変化によって車高が目標車高から許容量以上に低下した場合には、車高上昇要求が発生して車高自動制御が実施される。従って、車高自動制御は、その直前に車両のドアが開閉された場合に実施され、一度実施された後は、車両のドアが再度開閉されない限り実施されないのが普通である。しかし、特定の車輪の油圧系統において油漏れが発生している場合には、その車輪のみにおいて、油圧シリンダの油圧が低下して車高が下がり、車高自動制御が再開される。従って、直前回に行われた車両のドアの開閉後、車高自動制御が繰り返し実施された場合には、車高調整輪の油圧系統のどこかにおいて油漏れが発生している可能性がある。
そこで、第2ガスばね異常判定手段は、第2ガスばね油圧調整手段によって油圧が調整されてばね切替バルブが開弁状態にされた後に、車両のドアの開閉が行われていないにも関わらず、車高調整輪において、再度、車高自動制御が実施された場合、元バルブを閉弁状態、車高調整輪におけるばね切替バルブおよび車高調整用バルブを閉弁状態、バイパスバルブを開弁状態にして、油圧センサにより車高調整輪の第2ガスばねの油圧を検出し、第2ガスばねの油圧が異常判定閾値以下である場合に、第2ガスばねが油漏れ異常であると判定する。
漏れ異常時制御手段は、第2ガスばねの油漏れ異常が検出された場合、元バルブを開弁状態、車高調整輪におけるばね切替バルブおよびバイパスバルブを閉弁状態、車高調整用バルブを開弁状態にして、作動油給排装置から車高調整輪の油圧シリンダへ作動油を供給して、車高調整輪の車高を目標車高にまで上昇させ、その後の第2ガスばね油圧調整手段の動作を禁止する。
従って、第2ガスばねが油圧シリンダから遮断された状態で、油圧シリンダに作動油が供給されるため、供給した作動油が漏れないようにして、車高調整輪の車高を上昇させることができる。車高を目標車高にまで上昇させた後には、第2ガスばね油圧調整手段の動作が禁止される。これにより、バイパスバルブ、および、ばね切替バルブの開弁が禁止される。従って、それ以降、作動油の給排路から第2ガスばねを分離することができ、油圧シリンダ内の作動油、および、作動油給排装置内の作動油を外部に漏らさないようにすることができる。この結果、本発明によれば、第2ガスばねの油漏れ異常が発生しても、車高が異常低下してしまうことが無く、適正な車高を維持することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成要件に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るサスペンションシステムの概略を示す全体構成図である。 車高上昇制御ルーチンを表すフローチャートである。 車高下降制御ルーチンを表すフローチャートである。 油漏れ異常対応制御ルーチンを表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のサスペンションシステム1の概略を示す全体構成図である。
サスペンションシステム1は、左右前後輪WFL,WFR,WRL,WRRの各々と車体とを離接可能に連結するサスペンション装置10FL,10FR,10RL,10RRと、車高を調整する際にサスペンション装置10FL,10FR,10RL,10RRに対して作動油の供給および排出を行うための作動油給排装置70と、サスペンション装置10FL,10FR,10RL,10RRと作動油給排装置70との間に設けられる油圧制御回路50と、システム全体の作動を制御する電子制御ユニット100(ECU100呼ぶ)とを備える。
以下、符号末尾に付した記号に関して、FLは左前輪に対応して設けられる部材であること、FRは右前輪に対応して設けられる部材であること、RLは左後輪に対応して設けられる部材であること、RRは右後輪に対応して設けられる部材であることを表すが、明細書中において、対応する車輪を特定する必要がない場合には、末尾の記号を省略する。
サスペンション装置10は、左右前後輪Wのそれぞれを保持する車輪保持部材11(例えば、ロアアーム)、および、各車輪保持部材11と車体との間に設けられる油圧シリンダ20を備えている。尚、図示しないが、各車輪保持部材11と車体との間には、油圧シリンダ20と並列にサスペンションスプリング(コイルスプリング)が設けられている。油圧シリンダ20は、ショックアブソーバとして機能し、車輪保持部材11と車体との間の距離変化に合わせて伸縮する。
各油圧シリンダ20は、互いに構造が同じであって、それぞれ、ハウジング21と、ハウジング21の内部にハウジング21に対して相対移動可能に嵌合されたピストン22と、ピストン22からハウジング21の外部まで延びたピストンロッド23とを備えている。ハウジング21は、車輪保持部材11に連結され、ピストンロッド23は、車体に連結されている。ハウジング21は、ピストン22によって2つの油室24a,24bに仕切られている。ピストン22には、油室24a,24bを連通させる連通路25が形成され、連通路25には絞り(図示略)が形成されている。この絞りによって、ピストン22のハウジング21に対する相対移動速度に応じた減衰力が発生する。
各油圧シリンダ20の油室24aには、それぞれ、作動油の流れる通路である個別給排通路51が接続されている。油圧シリンダ20は、個別給排通路51から供給される作動油の圧力によって車輪保持部材11と車体とを離間させる方向の力を発生させる。従って、油圧シリンダ20は、個別給排通路51から供給される作動油の圧力が高いほど、車輪保持部材11と車体との距離を大きくして車高を上昇させる。
各個別給排通路51には、油圧シリンダ20に近い側から順に、主アキュムレータ31およびレベリングバルブ61が接続されている。主アキュムレータ31は、サスペンションスプリング(コイルスプリング)とは別に設けられた油圧系のガスばねとして機能する。
個別給排通路51は、本発明の車高調整用通路に相当する。主アキュムレータ31は、本発明の第1ガスばねに相当する。レベリングバルブ61は、本発明の車高調整用バルブに相当する。従って、個別給排通路51とレベリングバルブ61とからなる構成が、本発明の車高調整用油圧制御回路に相当する。
主アキュムレータ31は、ハウジング31aと、そのハウジング31a内を2つの容量変化室に仕切る仕切り部材31bとを備え、仕切り部材31bによって仕切られた一方の容量変化室である油室31cに個別給排通路51が連通し、他方の容量変化室であるガス室31dに弾性体であるガス(例えば、窒素ガス)が充填されて構成されている。主アキュムレータ31は、油室31cの容積の増加に起因してガス室31dの容積が減少する。従って、主アキュムレータ31は、油圧シリンダ20の油圧に応じて油室31cに収容される作動油の量が変化して、油圧シリンダ20の伸縮動作に弾性力を発生させる油圧系のガスばねとして機能する。主アキュムレータ31の油室31cは、常時、油圧シリンダ20の油室24aに連通している。
レベリングバルブ61は、車高調整時に作動して、個別給排通路51を開閉する常閉式の電磁開閉弁である。
各個別給排通路51には、レベリングバルブ61と油圧シリンダ20との間となる位置において、個別レート切替通路52が分岐して接続される。個別レート切替通路52には、個別給排通路51との接続位置に近い側から順に、ばね切替バルブ62および副アキュムレータ32が接続されている。
副アキュムレータ32は、本発明の第2ガスばねに相当する。
副アキュムレータ32は、ハウジング32aと、そのハウジング32a内を2つの容量変化室に仕切る仕切り部材32bとを備え、仕切り部材32bによって仕切られた一方の容量変化室である油室32cに個別レート切替通路52が連通し、他方の容量変化室であるガス室32dに弾性体であるガス(例えば、窒素ガス)が充填されて構成されている。副アキュムレータ32は、油室32cの容積の増加に起因してガス室32dの容積が減少する。従って、副アキュムレータ32は、油圧シリンダ20の油圧に応じて油室32cに収容される作動油の量が変化して、油圧シリンダ20の伸縮動作に弾性力を発生させる油圧系のガスばねとして機能する。
副アキュムレータ32は、主アキュムレータ31よりもばね定数が小さい。主アキュムレータ31および副アキュムレータ32は、ベローズ式、ブラダ式、および、ピストン式など任意の形式のものを採用することができる。本実施形態では、主アキュムレータ31には、高圧縮圧力時の耐ガス透過性に優れた金属ベローズ式アキュムレータが採用される。また、副アキュムレータ32には、比較的大きな容量を確保でき耐ガス透過性に優れた樹脂膜入りブラダ式アキュムレータが採用される。
ばね切替バルブ62は、ホイールレートの切り替え時に作動する常開式の電磁開閉弁である。ばね切替バルブ62が開弁している状態においては、油圧シリンダ20に対して主アキュムレータ31と副アキュムレータ32とが並列に接続され、ばね切替バルブ62が閉弁している状態においては、油圧シリンダ20と副アキュムレータ32との連通が遮断される(主アキュムレータ31と副アキュムレータ32との連通が遮断されると表現することもできる)。以下、主アキュムレータ31を高ガスばね31と呼び、副アキュムレータ32を低ガスばね32と呼ぶ。
このように、サスペンション装置10は、車輪保持部材11と、油圧シリンダ20と、油圧シリンダ20に並列に接続される高ガスばね61および低ガスばね62から構成されている。
各個別給排通路51は、それぞれ、共通給排通路54に接続される。共通給排通路54は、作動油給排装置70に接続されており、作動油給排装置70から作動油を各個別給排通路51に供給する通路でもあり、各個別給排通路51から作動油を作動油給排装置70に戻す通路でもある。
共通給排通路54には、常閉式の電磁開閉弁である元バルブ64が設けられている。従って、元バルブ64が開弁されている状態においてのみ、各個別給排通路51と作動油給排装置70とが連通し、元バルブ64が閉弁されている状態においては、各個別給排通路51と作動油給排装置70との連通が遮断される。
尚、図1においては、共通給排通路54は、元バルブ64の下流側で、左右前輪の個別給排通路51FL,51FRに連通される通路と、左右後輪の個別給排通路51RL,51RRに連通される通路とに分岐しているが、必ずしもこのように分岐させる必要はない。例えば、各個別給排通路51FL,51FR,51RL,51RRが直接、4輪共通の共通給排通路54に連通されているなど、作動油給排装置70から各個別給排通路51までの作動油の通路(つまり共通給排通路54)は任意に構成できるものである。
共通給排通路54は、本発明の給排元通路に相当する。この共通給排通路54および元バルブ64からなる構成が、本発明の給排油圧制御回路に相当する。
油圧制御回路50には、レベリングバルブ61、および、ばね切替バルブ62をバイパスして、低ガスばね32を共通給排通路54に連通させる個別バイパス通路53が設けられている。各個別バイパス通路53には、それぞれ、バイパスバルブ63が設けられている。このバイパスバルブ63は、常閉式の電磁開閉弁である。従って、バイパスバルブ63が開弁されている状態においては、レベリングバルブ61、および、ばね切替バルブ62の状態に関係なく、低ガスばね32が共通給排通路54に連通する。この個別バイパス通路53およびバイパスバルブ63からなる構成が、本発明の第2ガスばね用油圧制御回路に相当する。
作動油給排装置70は、高圧源としてのポンプ装置71と、低圧源としてのリザーバタンク72とを備えている。ポンプ装置71は、ポンプ71a、および、ポンプ71aを駆動するポンプモータ71bを備えている。ポンプ装置71は、リザーバタンク72の作動油をくみ上げて共通給排通路54に供給する。作動油給排装置70は、ポンプ装置71の下流側となる共通給排通路54であって、元バルブ64よりも上流側となる位置にチェックバルブ73(逆止弁)とリターンバルブ74とを並列に備えている。
リターンバルブ74は、ポンプ装置71から元バルブ64への作動油の供給と、元バルブ64からリザーバタンク72への作動油の排出とを切り替えるバルブである。リターンバルブ74は、通常、スプリングの力により元バルブ64とリザーバタンク72との間の通路が開いた状態となっており、ポンプ装置71が駆動されると、その吐出圧と共通給排通路54の油圧との差圧によって弁体が押されて元バルブ64とリザーバタンク72との間の通路を閉じる。これにより、チェックバルブ73が開弁してポンプ装置71から吐出された作動油が、開弁された元バルブ64に流れる。
また、共通給排通路54には、元バルブ64の下流側の油圧を検出するための圧力センサ90が設けられている。
このように、油圧制御回路50は、共通給排通路54と、元バルブ64と、個別給排通路51と、レベリングバルブ61と、個別レート切替通路52と、ばね切替バルブ62と、個別バイパス通路53と、バイパスバルブ63とから構成されている。
ECU100は、マイクロコンピュータおよび駆動回路(モータ駆動回路、および、電磁弁駆動回路)を主要部として備えている。本明細書において、マイクロコンピュータは、CPUとROM及びRAM等の記憶装置を含み、CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム)を実行することにより各種機能を実現するようになっている。
ECU100には、油圧制御回路50に設けられた各種の電磁弁(レベリングバルブ61、ばね切替バルブ62、バイパスバルブ63、および、元バルブ64)と、作動油給排装置70に設けられたポンプモータ71bと、圧力センサ90とが接続されている。更に、ECU100には、車両運動状態を検出する運動検出センサ110と、ドライバーの操作を検出する操作検出センサ120と、車両の各ドアの開閉を検出するドアスイッチ125と、報知器130とが接続されている。
運動検出センサ110としては、例えば、車速を検出する車速センサ、前後左右輪位置ごとに車高を検出する車高センサ、車体の上下方向の加速度を検出する上下加速度センサ、車体のヨーレートを検出するヨーレートセンサ、および、車体の前後左右方向の加速度を検出する水平加速度センサなどである。車高センサは、例えば、各車輪Wを保持する車輪保持部材11と、その車輪位置における車体との間の距離を車高として検出する。
操作検出センサ120としては、ブレーキペダルの踏み込みストロークを検出するストロークセンサ、ステアリングの操舵角を検出する操舵角センサなどである。尚、ECU100は、運動検出センサ110および操作検出センサ120を直接的に接続している必要はなく、それらのセンサを接続している他の車載ECU(例えば、エンジンECU、ブレーキECU、および、ステアリングECUなど)から検出信号を入力してもよい。また、ECU100は、操作検出センサ120として車高選択スイッチと、車高調整オフスイッチとを接続している。
車高選択スイッチは、ドライバーの操作によって、目標車高を、例えば、ノーマル車高、ロー車高、ハイ車高などの複数通りに選択するスイッチである。車高調整オフスイッチは、ドライバーの操作によって、車高制御を禁止するスイッチである。
報知器130は、例えば、運転席正面に配置されたメータディスプレイに設けられ、異常が検出されたときに、その異常の種類に応じたアイコンを表示する。本実施形態のサスペンションシステムにおいては、第2ガスばね32の油漏れ異常が検出された場合に、ECU100からの指令によって報知器130が作動して、ドライバーに対して異常を報知する。
ECU100は、運動検出センサ110、および、操作検出センサ120によって検出された検出信号に基づいて、ホイールレート切替制御、および、車高制御を実施する。
まず、ホイールレート切替制御について説明する。本実施形態のサスペンションシステム1においては、各車輪Wごとに、当該車輪位置における低ガスばね32と油圧シリンダ20との連通および遮断を切り替えることにより、当該車輪Wのホイールレートを切り替えることができる。つまり、ばね切替バルブ62の開閉制御によって、油圧シリンダ20と低ガスばね32との連通状態/遮断状態(高ガスばね31と低ガスばね32との連通状態/遮断状態と表現することもできる)を切り替えることにより、ホイールレートを小(ソフト)/大(ハード)に切り替えることができる。
例えば、ECU100は、基本的には、4輪Wのばね切替バルブ62を開弁状態に維持することにより、ホイールレートを小(ソフト)に設定して乗り心地を確保する。また、ECU100は、運動検出センサ110および操作検出センサ120によって、車両旋回時のロール運動、あるいは、車両制動時のピッチ運動などの車体の姿勢変化が検出(あるいは予測)されたときに、姿勢変化状況に応じた車輪W(例えば、左右前輪)のばね切替バルブ62を閉弁することにより、当該車輪Wの油圧シリンダ20から低ガスばね32を切り離してホイールレートを増加させる(ハード)。これにより、車体のロール運動およびピッチ運動(車体の姿勢変化)を抑制することができる。
次に、車高制御について説明する。ECU100は、車高選択スイッチによって選択された車高と、運動検出センサ110および操作検出センサ120によって検出された信号に基づいて、作動油給排装置70および各種電磁弁61,62,63,64を制御することにより、前後左右輪Wそれぞれの油圧シリンダ20の作動油の供給・排出・保持を切り替えて車高を調整する。
例えば、ECU100は、乗員数および積載量などの荷重条件に関わらず、常にドライバーの選択した車高を維持する車高自動制御であるオートレベリング制御を実施する。
ECU100は、車高センサによって検出された車高(実車高)が目標車高と一致するように作動油給排装置70および各種電磁弁61,62,63,64を制御する。
ECU100は、車高を変更する必要が生じた場合、以下のようにして車高を調整する。まず、車高を上昇させるときの制御について説明する。ここでは、1輪についての車高制御について説明する。図2は、ECU100の実施する車高上昇制御ルーチンを表す。ECU100は、車高上昇要求が発生すると、車高上昇制御ルーチンを開始する。車高上昇要求は、例えば、車高センサによって検出される車高Lx(以下、実車高Lxと呼ぶ)と目標車高L0との偏差(L0−Lx)が許容値を超えた場合に発生する。
車高上昇制御ルーチンが開始されると、ECU100は、ステップS11において、バイパスバルブ63を閉弁状態に維持したまま、元バルブ64およびレベリングバルブ61を閉弁状態から開弁状態に切り替えるとともに、ばね切替バルブ62を開弁状態から閉弁状態に切り替える。
続いて、ECU100は、ステップS12において、ポンプ装置71を起動させる。これにより、リザーバタンク72に溜まっている作動油が油圧制御回路50を介して、油圧シリンダ20および高ガスばね31に供給される。これにより、当該車輪Wの車高が上昇する。この場合、低ガスばね32には作動油が供給されないため、少ない油量で早く車高を上昇させることができる。
ECU100は、ステップS13において、車高センサによって検出された実車高Lxが目標車高L0に達するまで待機し、実車高Lxが目標車高L0に達すると(S13:Yes)、ステップS14において、その時点における圧力センサ90の検出値を車高調整完了圧力P0として記憶する。この車高調整完了圧力P0は、車高調整対象輪の油圧シリンダ20および高ガスばね31の油圧と等しい。
続いて、ECU100は、ステップS15において、元バルブ64、および、ばね切替バルブ62の開閉状態を維持したまま、レベリングバルブ61を開弁状態から閉弁状態に切り替えるとともに、バイパスバルブ63を閉弁状態から開弁状態に切り替える。これにより、油圧シリンダ20および高ガスばね31の油圧が保持された状態で、リザーバタンク72に溜まっている作動油が、元バルブ64およびバイパスバルブ63を介して、低ガスばね32に供給される。
続いて、ECU100は、ステップS16において、圧力センサ90の検出値Px(実油圧Pxと呼ぶ)が車高調整完了圧力P0に達するまで待機する。つまり、低ガスばね32の油圧が、当該車輪Wの油圧シリンダ20および高ガスばね31の油圧と等しくなるまで待機する。
ECU100は、実油圧Pxが車高調整完了圧力P0に達すると(S16:Yes)、ステップS17において、元バルブ64、および、レベリングバルブ61の開閉状態を維持したまま、バイパスバルブ63を開弁状態から閉弁状態に切り替えるとともに、ばね切替バルブ62を閉弁状態から開弁状態に切り替える。これにより、油圧シリンダ20、高ガスばね31、および、低ガスばね32は、互いに連通状態になる。
続いて、ECU100は、ステップS18において、ポンプ装置71の作動を停止させる。これにより、共通給排通路54は、ほぼ大気圧にまで低下する。続いて、ECU100は、ステップS19において、元バルブ64を開弁状態から閉弁状態に切り替えて本ルーチンを終了する。
この車高上昇制御ルーチンによれば、車高を上昇させるときには、低ガスばね32に作動油が供給されず、車高が目標車高にまで上昇した後に低ガスばね32に作動油が供給されるため、車高を上昇させるために必要な油量を最小にすることができる。また、車高を早く目標車高にまで上昇させることができる。また、車高が目標車高にまで上昇した後に、低ガスばね32と高ガスばね31とが同圧となるように低ガスばね32に作動油が供給されるため、ばね切替バルブ62の開弁動作による車高変動を防止することができる。
尚、4輪同時に車高を上昇させる場合には、ECU100は、4輪同時にステップS11の処理を開始し(元バルブ64の開弁動作については共通)、その後、各輪Wごとに、実車高Lxが目標車高L0に到達したときに、車高調整完了圧力P0を記憶して、レベリングバルブ61を閉弁する。そして、4輪全てについて実車高Lxが目標車高L0に到達した後に、1輪ずつ、バイパスバルブ63を開弁して、実油圧Pxが車高調整完了圧力P0に到達するまで、低ガスばね32に作動油を供給すればよい。
この車高上昇制御ルーチンにおいて、車高を目標車高にまで上昇させる処理(S11〜S13)が、本発明の車高自動制御手段に相当し、低ガスばね32の油圧を当該車輪Wの油圧シリンダ20の油圧と等しくする処理(S14〜S17)が、本発明の第2ガスばね油圧調整手段に相当する。
次に、車高を下降させるときの制御について説明する。ここでは、1輪についての車高制御について説明する。図3は、ECU100の実施する車高下降制御ルーチンを表す。ECU100は、車高下降要求が発生すると、車高下降制御ルーチンを開始する。車高下降要求は、例えば、車高センサによって検出される実車高Lxと目標車高L0との偏差(Lx−L0)が許容値を超えた場合に発生する。
車高下降制御ルーチンが開始されると、ECU100は、ステップS21において、ポンプ装置71の作動を停止した状態で、バイパスバルブ63を閉弁状態に維持したまま、元バルブ64およびレベリングバルブ61を閉弁状態から開弁状態に切り替えるとともに、ばね切替バルブ62を開弁状態から閉弁状態に切り替える。
これにより、油圧シリンダ20および高ガスばね31の作動油が、油圧制御回路50を介してリザーバタンク72に排出される。従って、油圧シリンダ20が収縮して、当該車輪Wの車高が低下する。続いて、ECU100は、ステップS22において、車高センサによって検出された実車高Lxが目標車高L0に低下するまで待機し、実車高Lxが目標車高L0にまで低下すると(S22:Yes)、ステップS23において、その時点における圧力センサ90の検出値を車高調整完了圧力P0として記憶する。この車高調整完了圧力P0は、車高調整対象輪の油圧シリンダ20および高ガスばね31の油圧と等しい。
続いて、ECU100は、ステップS24において、元バルブ64を開弁状態、ばね切替バルブ62を閉弁状態に維持したまま、レベリングバルブ61を開弁状態から閉弁状態に切り替えるとともに、バイパスバルブ63を閉弁状態から開弁状態に切り替える。これにより低ガスばね32の油圧が低下していく。ECU100は、ステップS25において、圧力センサ90によって検出される実油圧PxがステップS23で記憶した車高調整完了圧力P0に低下するまで待機する。つまり、低ガスばね32の油圧が、当該車輪Wの油圧シリンダ20および高ガスばね31の油圧と等しくなるまで待機する。
ECU100は、実油圧Pxが車高調整完了圧力P0にまで低下すると(S25:Yes)、ステップS26において、レベリングバルブ61を閉弁状態に維持したまま、バイパスバルブ63および元バルブ64を開弁状態から閉弁状態に切り替えるとともに、ばね切替バルブ62を閉弁状態から開弁状態に切り替えて本ルーチンを終了する。これにより、油圧シリンダ20、高ガスばね31、および、低ガスばね32は、互いに連通状態になる。
この車高下降制御ルーチンによれば、低ガスばね32との連通を遮断した状態で、油圧シリンダ20および高ガスばね31から作動油を排出して車高を目標車高にまで低下させるため、車高を早く目標車高にまで低下させることができる。また、車高が目標車高にまで低下した後に、低ガスばね32と高ガスばね31とが同圧となるように低ガスばね32の油圧を調整するため、ばね切替バルブ62の開弁動作による車高変動を防止することができる。
尚、4輪同時に車高を低下させる場合には、ECU100は、4輪同時にステップS21の処理を開始し、その後、各輪Wごとに、実車高Lxが目標車高L0に到達したときに、車高調整完了圧力P0を記憶して、レベリングバルブ61を閉弁する。そして、4輪全てについて実車高Lxが目標車高L0に到達した後に、1輪ずつ、バイパスバルブ63を開弁して、実油圧Pxが車高調整完了圧力P0に到達するまで、低ガスばね32の油圧を低下させればよい。
このように、ECU100は、油圧によって車高を調整した場合には、常に、低ガスばね32の油圧を、車高調整時の油圧シリンダ20の油圧(=高ガスばね31の油圧)と等しくなるように調整することによって、ばね切替バルブ62の開弁動作による車高変動を防止する。
次に、ECU100の実施する油漏れ異常対応処理について説明する。本実施形態のサスペンションシステム1においては、ばね切替バルブ62によって、油圧シリンダ20と低ガスばね32との連通状態/遮断状態を切り替えることができる。従って、低ガスばね32については、油漏れ異常が発生した場合でも、油圧シリンダ20から低ガスばね32を切り離すことにより、油圧シリンダ20の油圧が低下しないようにすることができる。また、バイパスバルブ63を閉弁状態に維持することで、作動油給排装置70から汲み上げられた作動油が、油漏れ異常の発生している低ガスばね32を経由して外部に漏れ続けないようにすることができる。
図4は、ECU100の実施する油漏れ異常対応制御ルーチンを表す。油漏れ異常対応制御ルーチンは、所定の演算周期にて繰り返し実施される。油漏れ異常対応制御ルーチンが起動すると、ECU100は、ステップS31において、オートレベリング制御の回数をカウントするカウンタ値Nを読み込む。このカウンタ値Nは、各輪Wごとにオートレベリング制御(ドライバーの指令操作を伴わずに自動で行われる車高制御)を実施した回数を表し、車両のドアの開閉が検出されるたびにゼロクリアされる。従って、カウンタ値Nは、ドアが開閉された後のオートレベリング制御の実施された回数を表す。本実施形態においては、カウンタ値Nは、オートレベリング制御が完了したときにカウントアップするのではなく、オートレベリング制御が開始された後の所定のタイミングでカウントアップされる。
ECU100は、油漏れ異常対応制御ルーチンと並行して、カウンタ値Nをインクリメントするカウントルーチンを実施しており、ステップS31においては、そのカウントルーチンによって検出されているカウンタ値Nを読み込む。尚、カウントルーチンにおいては、ドアスイッチ125の検出信号に基づいて各ドアの開閉の有無が判断される。また、2回目以降のオートレベリング制御については、目標車高の変更に伴うものである場合には、カウンタ値Nはカウントアップされない。
続いて、ECU100は、ステップS32において、1輪のみにおいてカウンタ値Nが2になっている(他の3輪についてはカウンタ値が2では無い)か否かについて判断する。つまり、直前回のドアの開閉検出の後、1輪のみにおいて2回のオートレベリング制御が実施されたか否かについて判断する。
車両積載重量の変化によって車高が目標車高から許容量以上に低下した場合には、車高上昇要求が発生してオートレベリング制御が実施される。従って、オートレベリング制御は、その直前に車両のドアが開閉された場合に実施され、一度実施された後は、車両のドアが再度開閉されない限り実施されないのが普通である。しかし、特定の車輪の油圧系統において油漏れが発生している場合には、その車輪においてのみ、油圧シリンダ20の油圧が低下して車高が下がり、オートレベリング制御が再開される。従って、直前回に行われた車両のドアの開閉後、オートレベリング制御が2回実施された場合には、その車輪の油圧系統のどこかにおいて油漏れが発生している可能性がある。
尚、ECU100は、1輪のみにおいて2回のオートレベリング制御が実施されたか否かについて判断するために、オートレベリング制御が開始された後、他の車輪Wのオートレベリング制御が開始されないことを確認できる程度の時間だけ待って、カウンタ値Nのカウントアップを行う。
ECU100は、ステップS32において「No」と判断した場合、本ルーチンを一旦終了する。ECU100は、こうした処理を繰り返して、ステップS32において「Yes」と判断した場合、ステップS33において、2回目のオートレベリング制御が実施された車輪(異常輪と呼ぶ)について、車高制御(この場合、オートレベリング制御)を中断する。このとき、ECU100は、元バルブ64を開弁状態から閉弁状態に切り替え、ポンプ装置71を停止させる。
続いて、ECU100は、ステップS34において、異常輪について、レベリングバルブ61を開弁状態から閉弁状態に切り替え、バイパスバルブ63を閉弁状態から開弁状態に切り替える。このとき、ばね切替バルブ62については、閉弁状態に維持される。ECU100は、この状態において、圧力センサ90によって検出される実油圧Pxを読み込む。この実油圧Pxは、異常輪における低ガスばね32の油圧に相当する。
続いて、ECU100は、ステップS35において、圧力センサ90によって検出された実油圧Pxが異常判定閾値Pref以下であるか否かについて判断する。この異常判定閾値Prefは、大気圧相当の値に設定されている。ECU100は、実油圧Pxが異常判定閾値Prefより大きければ(S35:No)、ステップS39において、異常輪のバイパスバルブ63を開弁状態から閉弁状態に切り替えて、本ルーチンを一旦終了する。
一方、実油圧Pxが異常判定閾値Pref以下である場合(S35:Yes)、ECU100は、ステップS36において、低ガスばね32の油漏れ異常が発生していることを確定する。この場合、ECU100は、不揮発性メモリに、低ガスばね32の油漏れ異常が発生していることを表す異常データを、その異常が発生した車輪Wの位置と対応付けて記憶する。また、ECU100は、報知器130を作動させて、サスペンションシステム1の異常をドライバーに知らせる。
続いて、ECU100は、ステップS37において、異常輪について、油圧シリンダ20から低ガスばね32を遮断した状態で、油圧シリンダ20に作動油を供給して異常輪の車高を目標車高まで上昇させる。具体的には、ECU100は、異常輪について、ばね切替バルブ62を閉弁状態に維持したまま、バイパスバルブ63を開弁状態から閉弁状態に切り替え、レベリングバルブ61を閉弁状態から開弁状態に切り替え、元バルブ64を閉弁状態から開弁状態に切り替え、その後、ポンプ装置71を起動させる。これにより、異常輪の油圧シリンダ20に作動油が供給され車高が上昇する。ECU100は、異常輪の車高が目標車高に到達すると、異常輪のレベリングバルブ61を開弁状態から閉弁状態に切り替えるとともに、ポンプ装置71を停止させ、その後、元バルブ64を開弁状態から閉弁状態に切り替える。これにより、異常輪においては、ばね切替バルブ62、バイパスバルブ63、および、レベリングバルブ61が閉弁状態に維持される。
続いて、ECU100は、ステップS38において、それ以降の、4輪の車高制御(図2、図3)の実施を禁止する禁止フラグを設定して本ルーチンを終了する(繰り返さない)。ECU100は、上述した車高制御(図2、図3)を実施するに際して、この禁止フラグを読み込み、禁止フラグが、車高制御の実施が禁止されていることを表している場合には、車高制御を実施しない。
この禁止される車高制御には、低ガスばね32の油圧調整処理が含まれている。これにより、作動油給排装置70から低ガスばね32への作動油の供給、および、低ガスばね32と油圧シリンダ20との連通が禁止される。尚、禁止フラグが設定された場合、少なくとも異常輪については、ホイールレート切替制御の実施についても禁止され、ばね切替バルブ62が閉弁状態に維持される。この結果、油圧シリンダ20内の作動油およびリザーバタンク72内の作動油が低ガスばね32を介して外部に漏れ続けてしまうことを防止することができる。
この油漏れ異常対応制御ルーチンのステップS31〜ステップS36の処理が本発明の第2ガスばね異常判定手段に相当し、ステップS37,S38の処理が本発明の漏れ異常時制御手段に相当する。
以上説明した本実施形態のサスペンションシステム1によれば、個別バイパス通路53とバイパスバルブ63とを備えているため、油圧シリンダ20および高ガスばね31に対する作動油の供給/排出と、低ガスばね32に対する作動油の供給/排出とを互いに独立して行うことができる。これにより、低ガスばね32を除いた油圧系統を使って車高調整を行うことができるため、少ない油量で早く車高調整を完了させることができる。
これに伴って、作動油給排装置70における作動油の必要供給流量を少なくすることができるため、その構成を簡易にすることができる。例えば、ポンプ71aの吐出流量を少なくすることができる。また、従来装置のようにポンプの吐出流量を補うための蓄圧用アキュムレータ等を設ける必要がなくなる。これらの結果、作動油給排装置70の軽量化を図ることができる。
また、車高調整後に、低ガスばね32の油圧が油圧シリンダ20の油圧と等しくなるように調整されるため、ばね切替バルブ62を開弁してホイールレートを切り替えても車高変動を発生しないようにすることができる。
また、ドアの開閉が検出された後に、1輪のみにおいて2回のオートレベリング制御が実施された場合、その車輪(異常輪)の低ガスばね32の実油圧Pxが測定され、実油圧Pxが大気圧程度にまで低下している場合には、異常輪の低ガスばね32において油漏れ異常が発生していると判定される。そして、異常輪について、油圧シリンダ20と低ガスばね32との連通を遮断した状態で、油圧シリンダ20に作動油が供給される。従って、ポンプ装置71から油圧シリンダ20に供給される作動油を外部に漏らさないようにして、異常輪の車高を目標車高まで上昇させることができる。異常輪の車高が目標車高に到達すると、その後、車高制御が禁止される。
従って、低ガスばね32において油漏れ異常が発生しても、異常輪の車高が異常低下してしまうことが無く、適正な車高を維持することができる。
以上、本実施形態に係るサスペンションシステムについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、低ガスばね32の油漏れ異常が検出された場合、車高を目標車高にまで上昇させ、それ以降の車高制御の実施を禁止しているが、少なくとも、車高制御に含まれる低ガスばねの油圧調整の実施が禁止されるものであればよい。
また、例えば、本実施形態においては、各輪Wの油圧シリンダ20に対応して設けられるガスばねの数は2つ(高ガスばね31、低ガスばね)であるが、更に、別のガスばねが設けられていてもよい。例えば、油圧回路の圧力が異常上昇した場合に圧力を逃がすためのリリーフ用ガスばねが油圧シリンダ20に常時連通されている構成であってもよい。
1…サスペンションシステム、10…サスペンション装置、11…車輪保持部材、20…油圧シリンダ、21…ハウジング、22…ピストン、31…主アキュムレータ(高ガスばね)、32…副アキュムレータ(低ガスばね)、50…油圧制御回路、51…個別給排通路、52…個別レート切替通路、53…個別バイパス通路、54…共通給排通路、61…レベリングバルブ、62…切替バルブ、63…バイパスバルブ、64…元バルブ、70…作動油給排装置、71…ポンプ装置、71a…ポンプ、71b…ポンプモータ、72…リザーバタンク、73…チェックバルブ、74…リターンバルブ、90…圧力センサ、100…電子制御ユニット(ECU)、110…運動検出センサ、120…操作検出センサ、125…ドアスイッチ、W…車輪。

Claims (1)

  1. 車両の左右前後輪のそれぞれにおいて車輪保持部材と車体との間に設けられ、作動油を収容して前記車輪保持部材と前記車体との間の距離変化に合わせて伸縮する油圧シリンダと、
    前記左右前後輪の各油圧シリンダに対応して設けられ、第1ガス室と、前記油圧シリンダに連通する第1油室とを区画して備え、前記油圧シリンダの油圧に応じて前記第1油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する第1ガスばねと、
    前記各油圧シリンダに対応して設けられ、第2ガス室と、前記油圧シリンダに連通する第2油室とを区画して備え、前記油圧シリンダの油圧に応じて前記第2油室に収容される作動油の量が変化して油圧系のばねとして機能する第2ガスばねと、
    前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記油圧シリンダと前記第2ガスばねとの連通を許容する状態と遮断する状態とに切り替え可能なばね切替バルブと、
    前記各油圧シリンダに対して作動油の供給および排出を行うための作動油給排装置と、
    前記作動油給排装置に接続され作動油の流れる流路となる給排元通路、および、前記給排元通路の開閉を行う元バルブを有する給排油圧制御回路と、
    前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記油圧シリンダのそれぞれと前記給排元通路とを連通させる作動油の流路である車高調整用通路、および、前記車高調整用通路の開閉を行う車高調整用バルブを有する車高調整用油圧制御回路と、
    前記各油圧シリンダに対応して設けられ、前記ばね切替バルブおよび前記車高調整用バルブをバイパスして、前記第2ガスばねのそれぞれと前記給排元通路とを連通させる作動油の流路であるバイパス通路、および、前記バイパス通路の開閉を行うバイパスバルブを有する第2ガスばね用油圧制御回路と、
    前記元バルブに対して前記油圧シリンダ側であって、前記バイパスバルブに対して前記元バルブ側であり前記車高調整用バルブに対して前記元バルブ側となる作動油の流路に設けられ、前記流路の油圧を検出する油圧センサと、
    車高が低下して車高上昇要求が発生した場合に、前記元バルブを開弁状態、車高上昇要求の発生した車輪である車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記バイパスバルブを閉弁状態、前記車高調整用バルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記車高調整輪の油圧シリンダへ作動油を供給し、前記車高調整輪の車高を目標車高まで上昇させる車高自動制御を実施する車高自動制御手段と、
    前記車高自動制御が実施された後、前記車高調整輪において、前記車高が目標車高に到達したときの前記油圧センサにより検出される油圧を記憶し、前記第2ガスばねの油圧が前記記憶された油圧と等しくなるように、前記元バルブを開弁状態、前記車高調整輪における前記車高調整用バルブおよび前記ばね切替バルブを閉弁状態、前記バイパスバルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記第2ガスばねへ作動油を供給して前記第2ガスばねの油圧を調整し、前記油圧の調整完了後に前記ばね切替バルブを開弁状態にする第2ガスばね油圧調整手段と、
    前記第2ガスばね油圧調整手段によって前記油圧が調整されて前記ばね切替バルブが開弁状態にされた後に、車両のドアの開閉が行われていないにも関わらず、前記車高調整輪において、再度、前記車高自動制御が実施された場合、前記元バルブを閉弁状態、前記車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記車高調整用バルブを閉弁状態、前記バイパスバルブを開弁状態にして、前記油圧センサにより前記車高調整輪の第2ガスばねの油圧を検出し、前記第2ガスばねの油圧が異常判定閾値以下である場合に、前記第2ガスばねが油漏れ異常であると判定する第2ガスばね異常判定手段と、
    前記第2ガスばねの油漏れ異常が検出された場合、前記元バルブを開弁状態、前記車高調整輪における前記ばね切替バルブおよび前記バイパスバルブを閉弁状態、前記車高調整用バルブを開弁状態にして、前記作動油給排装置から前記車高調整輪の前記油圧シリンダへ作動油を供給して、前記車高調整輪の車高を目標車高にまで上昇させ、その後の前記第2ガスばね油圧調整手段の動作を禁止する漏れ異常時制御手段と
    を備えたサスペンションシステム。
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