JP2017201722A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタを有する半導体装置において、配線に起因した抵抗成分を小さくする。【解決手段】複数のトランジスタユニットTRUの間を、ソース配線SOI及びドレイン配線DRIが交互に設けられている。ボンディングワイヤWIR1のひとつは、ソース配線SOI1に複数個所で接続している。ボンディングワイヤWIR1の他の一つは、ソース配線SOI2に複数個所で接続している。また、ボンディングワイヤWIR2のひとつは、ドレイン配線DRI1に複数個所で接続している。またボンディングワイヤWIR2の他の一つは、ドレイン配線DRI2に複数個所で接続している。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えばトランジスタ及び配線を有する半導体装置に適用可能な技術である。
半導体チップを使用する際には、半導体チップをボンディングワイヤなどでリード端子などの外部の端子に接続する必要がある。
ボンディングワイヤを用いた半導体装置に関する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1において、半導体チップにはバイポーラトランジスタ及びユニポーラトランジスタが形成されている。そして、バイポーラトランジスタのエミッタ電極に接続する配線には、同一のワイヤが複数個所で接続されている。また、ユニポーラトランジスタのドレイン電極に接続する配線には、同一のワイヤが複数個所で接続されている。そして、特許文献1には、ワイヤの接続箇所が増えるにつれて、トランジスタの応答の遅延時間が短くなる、と記載されている。
一方、近年は、化合物半導体層をチャネルとして用いたトランジスタの開発も進められている。このトランジスタは、オン抵抗が低い、という特徴を有している。
なお、特許文献2,3には、IGBT(InsulatedGateBipolarTransistor)を有する半導体装置において、ワイヤを複数個所でIGBTの表面電極に接続することが記載されている。
特開2000−133730号公報 特開2009−206140号公報 特開2011−210771号公報
トランジスタを有する半導体装置において、オン抵抗を低くすることが求められている。このオン抵抗には、トランジスタに起因する成分と、配線に起因する成分がある。本発明者は、この配線に起因した抵抗成分を低くすることを検討した。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、第1トランジスタユニット、第2トランジスタユニット、及び第3トランジスタユニットを備えている。これらトランジスタユニットは、第1の方向にこの順に並んで配置されており、いずれも、ゲート電極が第1の方向に延在している複数のトランジスタを有している。第1トランジスタユニットと第2トランジスタユニットの間には第1配線が延在しており、第1トランジスタユニットを介して第1配線とは逆側には第2配線が延在しており、第2トランジスタユニットと第3トランジスタユニットの間には第3配線が延在おり、第3トランジスタユニットを介して第3配線とは逆側には第4配線が延在している。第1配線は、第1トランジスタユニットの複数のトランジスタのソース電極、及び第2トランジスタユニットの複数のトランジスタのソース電極に接続している。第2配線は、第1トランジスタユニットの複数のトランジスタのドレイン電極に接続している。第3配線は、第2トランジスタユニットの複数のトランジスタのドレイン電極、及び第3トランジスタユニットの複数のトランジスタのドレイン電極に接続している。第4配線は、第2の方向に延在しており、第3トランジスタユニットの複数のトランジスタのソース電極に接続している。そして、半導体装置は、第1ボンディング部材、第2ボンディング部材、第3ボンディング部材、及び第4ボンディング部材を備えている。第1ボンディング部材は第1配線に複数個所で接続し、第2ボンディング部材は第2配線に複数個所で接続し、第2ボンディング部材は記第3配線に複数個所で接続し、第4ボンディング部材は第4配線に複数個所で接続する。
前記一実施の形態によれば、トランジスタを有する半導体装置において、配線に起因した抵抗成分を小さくすることができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 図1のA−A´断面図である。 ボンディングワイヤがドレイン配線に接続している箇所を説明するための図である。 トランジスタユニットの構成を示す平面図である。 図4のB−B´断面の第1例を示す図である。 図4のB−B´断面の第2例を示す図である。 図4のB−B´断面の第3例を示す図である。 図4のB−B´断面の第4例を示す図である。 図4のB−B´断面の第5例を示す図である。 図4のC−C´断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 図12の変形例を示す図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の構成を示す平面図である。 図14に示した半導体装置のD−D´断面図である。 第5の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 第6の実施形態に係る電子機器の構成を示す図である。 図17の変形例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す平面図である。図2は、図1のA−A´断面図である。本図に示す半導体装置SDは、複数のトランジスタユニットTRU(第1トランジスタユニット(TRU1)、第2トランジスタユニット(TRU2)、および第3トランジスタユニット(TRU3))、複数のドレイン配線DRI(第2配線及び第3配線)、及び複数のソース配線SOI(第1配線及び第4配線)を備えている。
複数のトランジスタユニットTRUは、第1の方向(図中Y方向)に並んで配置されており、いずれも複数のトランジスタTR(後述)を有している。トランジスタTRは、例えば電力制御用のトランジスタであり、ゲート電極GE(図4を用いて後述)が第1の方向に延在している。複数のトランジスタユニットTRUは、いずれも基板SUBを用いて形成されている。
ドレイン配線DRIとソース配線SOIは、トランジスタユニットTRUの間に交互に位置しており、第1の方向に交わる方向(第2の方向:図中X方向)、例えば第1の方向に直交する方向に延在している。言いかえると、トランジスタユニットTRUの間には一つおきにドレイン配線DRIが形成されており、かつ、トランジスタユニットTRUの間のうちドレイン配線DRIが配置されていない部分にはソース配線SOIが形成されている。さらに言い換えると、第1トランジスタユニットTRU1と第2トランジスタユニットTRU2の間を第1のソース配線SOI1(第1配線)が延在しており、第2トランジスタユニットTRU2と第3トランジスタユニットTRU3の間を第2のドレイン配線DRI2(第3配線)が延在している。そして、第1のソース配線SOI1を介して第1トランジスタユニットTRU1とは逆側には第1のドレイン配線DRI1(第2配線)が延在しており、第2のドレイン配線DRI2を介して第3トランジスタユニットTRU3とは逆側には第2のソース配線SOI2(第4配線)が延在している。
第1のソース配線SOI1には、第1トランジスタユニットTRU1が有するトランジスタTRのソース電極SOEおよび第2トランジスタユニットTRU2が有するトランジスタTRのソース電極SOEのそれぞれが接続している。第1のドレイン配線DRI1には、第1トランジスタユニットTRU1が有するトランジスタTRのドレイン電極DREが接続している。第2のドレイン配線DRI2には、第2トランジスタユニットTRU2が有するトランジスタTRのドレイン電極DREおよび第3のトランジスタユニットTRU2が有するトランジスタTRのドレイン電極DREのそれぞれが接続している。第2のソース配線SOI2には、第3のトランジスタユニットTRU1が有するトランジスタTRのソース電極SOEが接続している。
なお、本図に示す例では、半導体装置SDはトランジスタユニットTRUを3つのみ有しているが、さらに多くのトランジスタユニットTRUを有していても良い。この場合、第1のドレイン配線DRI1には、さらに第1トランジスタユニットTRU1の隣に位置するトランジスタユニットTRU(図示省略)が有するトランジスタTRのドレイン電極が接続している。また、第2のソース配線SOI2には、さらに第3トランジスタユニットTRU3のとなりに位置するトランジスタユニットTRU(図示省略)が有するトランジスタTRのソース電極が接続している。
そして、半導体装置SDはさらに、複数のボンディングワイヤWIR1及び複数のボンディングワイヤWIR2を備えている。ボンディングワイヤWIR1の一端はソース配線SOIに接続されており、ボンディングワイヤWIR2の一端は、ドレイン配線DRIに接続されている。
詳細には、ボンディングワイヤWIR1のひとつ(第1ボンディングワイヤWIR11)は、ソース配線SOI1(第1配線)に複数個所で接続している。ボンディングワイヤWIR1の他の一つ(第4ボンディングワイヤWIR12)は、ソース配線SOI2(第4配線)に複数個所で接続している。また、ボンディングワイヤWIR2のひとつ(第2ボンディングワイヤWIR21)は、ドレイン配線DRI1(第2配線)に複数個所で接続している。またボンディングワイヤWIR2の他の一つ(第3ボンディングワイヤWIR22)は、ドレイン配線DRI2(第3配線)に複数個所で接続している。
なお、ボンディングワイヤWIR1の他端及びボンディングワイヤWIR2の他端は、いずれも外部端子(例えばリードフレームのリード端子)に接続している。
本図に示す例において、基板SUBは矩形である。そして平面視において、ボンディングワイヤWIR1は、いずれも基板SUBの辺SID1(本実施形態では第1辺)から基板SUBの外部に延在しており、また、ボンディングワイヤWIR2は、いずれも基板SUBのうち辺SID1とは逆側の辺SID2(本実施形態では第3辺)から基板SUBの外部に延在している。このため、ボンディングワイヤWIR1とボンディングワイヤWIR2の間で絶縁破壊が生じるリスクを小さくすることができる。なお、辺SID1,SID2は、いずれも、基板SUBの4辺のうちソース配線SOI及びドレイン配線DRIが延在する方向に対して交わる辺である。
図3は、ボンディングワイヤWIR2がドレイン配線DRIに接続している箇所を説明するための図である。上記したように、ボンディングワイヤWIR2はドレイン配線DRIに複数個所で接続している。そして、接続箇所の数をnとして、ドレイン配線DRIの長さをLとした場合、接続箇所の間隔は、L/nでとなっている。また、最もドレイン配線DRIの端部に近い接続箇所と、ドレイン配線DRIの端部との間隔はL/(2n)である。本図に示す例ではn=3であり、接続箇所の間隔はL/3となっている。そして、最もドレイン配線DRIの端部に近い接続箇所と、ドレイン配線DRIの端部との間隔はL/6である。このようにすると、ドレイン配線DRIの特定の部分に電流が集中することを抑制できる。
なお、ボンディングワイヤWIR1がソース配線SOIに接続している箇所も、図3に示した例と同様になっている。
図4は、トランジスタユニットTRUの構成を示す平面図である。半導体装置SDは基板SUBを用いて形成されている。基板SUBには、素子分離領域EIが形成されている。素子分離領域EIは、複数のトランジスタTRが形成される領域(以下、素子形成領域と記載)を他の領域から分離している。素子分離領域EIは、例えばバリア層BAR(図5を用いて後述)及びチャネル層CNL(図5を用いて後述)に、高濃度のBを導入して高抵抗化した領域である。素子分離領域EIの下端は、バッファ層BUFの表層に位置している。
素子形成領域は、トランジスタユニットTRUそれぞれに設けられている。素子形成領域には、複数のトランジスタTRが形成されている。複数のトランジスタTRは、第2の方向(X方向)に並んでいる。複数のトランジスタTRは、それぞれゲート電極GEを有している。これら複数のゲート電極GEは、互いに平行に第1の方向(Y方向)に延在している。具体的には、素子形成領域は長方形である。ゲート電極GEは、素子形成領域の短辺に平行に延在している。ゲート電極GEは、例えばAu又はAlを含む金属により形成されている。
ゲート電極GEの両端は、素子分離領域EI上に位置している。そしてゲート電極GEの一方の端部は、ゲート配線GEIを介してゲートプレートGEPに接続している。ゲート配線GEIは、素子分離領域EI上に形成されており、第2方向(X方向)に延在している。すなわちゲート電極GEは、櫛歯状になっている。
そして、ゲート電極GEの間には、ソース電極SOE及びドレイン電極DREが交互に設けられている。言い換えると、素子形成領域には、第2の方向(X方向)に沿って、ソース電極SOE、ゲート電極GE、ドレイン電極DRE、及びゲート電極GEが、この順に繰り返し配置されている。そして複数のソース電極SOEは、ソース配線SOIを介して互いに並列に接続されており、複数のドレイン電極DREは、ドレイン配線DRIを介して互いに接続している。
ソース配線SOIはソース電極SOEと一体であるため、ソース電極SOEの一部ともいえる。同様に、ドレイン配線DRIはドレイン電極DREと一体であるため、ドレイン電極DREの一部ともいえる。すなわち本実施形態では、ソース電極SOE及びドレイン電極DREは、いずれも櫛歯形状を有している。なお、ソース電極SOE及びドレイン電極DREは、例えばAlである。
なお、ソース配線SOIが延在する方向(図中X方向)において、互いに隣り合うトランジスタユニットTRUが有するソース配線SOIは互い違いに配置されており、また、互いに隣り合うトランジスタユニットTRUが有するドレイン配線DRIも互い違いに配置されている。
図5は、図4のB−B´断面の第1例を示す図である。基板SUBは、基板SUB2上にバッファ層BUF、チャネル層CNL、及びバリア層BARをこの順にエピタキシャル成長させた構成を有している。基板SUB2は、例えばp型のバルクのシリコン基板である。バッファ層BUFは、チャネル層CNLと基板SUBとのバッファである。バッファ層BUFは、化合物半導体層、例えばAlN/GaNを繰り返し積層した窒化物半導体層である。チャネル層CNLは、バッファ層BUF上にエピタキシャル成長した層である。チャネル層CNLは、例えばGaNであるが、AlGaNなどの他の窒化物半導体層であってもよい。バリア層BARは、チャネル層CNLとは格子定数が異なる材料により形成されている。バリア層BARは、例えばAlGaNである。バリア層BARが形成されることにより、チャネル層CNLには、キャリアとなる2次元電子ガスが生成する。
そして、バリア層BAR上にはドレイン電極DRE及びソース電極SOEが形成されている。さらに、バリア層BARのうちドレイン電極DREとソース電極SOEの間の領域の上には、絶縁膜INS2及びゲート電極GEが形成されている。本図に示す例において、絶縁膜INS2はゲート絶縁膜を兼ねている。本図に示す例において、絶縁膜INS2は、例えば、アモルファス状態のAl又はSiOである。本図に示す例では、ゲート電極GEからドレイン電極DREまでの距離は、ゲート−ドレイン間の耐圧を持たせるために、ゲート電極GEからソース電極SOEまでの距離よりも長くなっている。
図6は、図4のB−B´断面の第2例を示す図である。本図に示す例は、ゲート電極GEとバリア層BARの間には、ゲート絶縁膜GINSではなく化合物半導体層GSLが形成されている点を除いて、図3に示した第1例と同様の構成である。化合物半導体層GSLは、基板SUB2と同一導電型(例えばp型)の窒化物半導体層(例えばAlGaNまたはGaN)である。なお、本図に示す例では、バリア層BAR及びチャネル層CNLは、基板SUB2とは逆導電型(例えばn型)の化合物半導体層である。
図7は、図4のB−B´断面の第3例を示す図である。本図に示す例において、トランジスタTRはMIS−HJ−FET(Metal-Insulator-SemiconductorHetero-JunctionField-EffectTransistor)である。具体的には、ゲート電極GEの一部は絶縁膜INS2に埋め込まれており、絶縁膜INS1を介してバリア層BARに接続している。絶縁膜INS1は、絶縁膜INS2上、および絶縁膜INS2とゲート電極GEの間にも形成されている。本図に示す例において、絶縁膜INS1はゲート絶縁膜を兼ねている。本図に示す例において、絶縁膜INS2は、例えばSiN膜である。そして絶縁膜INS1は、例えば、アモルファス状態のAl又はSiOである。このような構造において、チャネル層CNLに形成された2次元電子ガスは、ゲート電極GEの下に位置する部分で途切れる。このため、ゲート電極GEに閾値よりも小さい電圧が印加されている状態では、チャネル層CNLには電流が流れない。そしてゲート電極GEに電圧が印加されると、チャネル層CNLに電流が流れる。
図8は、図4のB−B´断面の第4例を示す図である。本図に示す例において、トランジスタTRはMIS−FET(Metal-Insulator-SemiconductorField-EffectTransistor)であり、ノーマリーオフ型のトランジスタである。具体的には、ゲート電極GEの一部は、絶縁膜INS2、及びバリア層BARを貫通して、チャネル層CNLに達している。絶縁膜INS2、バリア層BAR、及びチャネル層CNLと、ゲート電極GEとの間には、絶縁膜INS1が形成されている。絶縁膜INS1,INS2の構成は、図6に示した第2例と同様である。そして、絶縁膜INS1はゲート絶縁膜を兼ねている。チャネル層CNLに形成された2次元電子ガスは、ゲート電極GEによって分断される。このため、ゲート電極GEに電圧が印加されていない状態では、チャネル層CNLには電流が流れない。ゲート電極GEに閾値以上の電圧が印加されると、チャネル層CNLに電流が流れる。
図9は、図4のB−B´断面の第5例を示す図である。本図に示す例において、トランジスタTRは、J−FET(JunctionField-EffectTransistor)であり、ノーマリーオフ型のトランジスタである。具体的には、バリア層BARとゲート電極GEの間には、第1導電型層SEMが形成されている。第1導電型層SEMは、例えばAlGaNである。
図10は、図4のC−C´断面図である。絶縁膜INS2は、素子分離領域EIの上にも形成されている。そしてゲート配線GEIは、絶縁膜INS2の上に位置している。絶縁膜INS2上及びゲート配線GEI上には、層間絶縁膜INSL1が形成されている。層間絶縁膜INSL1は、例えばSiN膜により形成されている。層間絶縁膜INSL1は、素子形成領域の上には形成されていない。そして、ソース配線SOI及びドレイン配線DRIは、層間絶縁膜INSL1上に形成されている。
次に、半導体装置SDの製造方法の一例を説明する。まず、基板SUB2上に、バッファ層BUF、チャネル層CNL、及びバリア層BARをこの順にエピタキシャル成長させる。なお、基板SUB2にバッファ層BUF及びチャネル層CNLを形成した基板を準備してもよい。次いで、バリア層BAR及びチャネル層CNLに、素子分離領域EIを形成する。
次いで、バリア層BAR及び素子分離領域EI上に、絶縁膜INS2を、例えばCVD法を用いて形成する。次いで、絶縁膜INS2上にゲート電極GE、ゲート配線GEI、及びゲートプレートGEPとなる膜をスパッタリング法により形成する。次いで、この膜を選択的に除去する。これにより、ゲート電極GE、ゲート配線GEI、及びゲートプレートGEPが形成される。次いで、ゲート電極GE上および絶縁膜INS2上に、層間絶縁膜INSL1をCVD法により形成する。
次いで、層間絶縁膜INSL1上にマスクパターンを形成し、マスクパターンをマスクとして層間絶縁膜INSL1をエッチングする。これにより、層間絶縁膜INSL1のうち素子形成領域に位置する部分が除去される。その後、マスクパターンを除去する。
次いで、層間絶縁膜INSL1上、及び素子形成領域内に位置するバリア層BAR上に、ソース電極SOE、ソース配線SOI、ドレイン電極DRE、及びドレイン配線DRIとなる金属膜を、例えばスパッタリング法により形成する。ついで、この金属膜を選択的に除去する。これにより、ソース電極SOE、ソース配線SOI、ドレイン電極DRE、及びドレイン配線DRIが形成される。
その後、ボンディングワイヤWIR1をソース配線SOIに複数個所で接続し、またボンディングワイヤWIR2をドレイン配線DRIに複数個所で接続する。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、第1のソース配線SOIは、第1トランジスタユニットTRU1が有するソース電極SOE及び第2トランジスタユニットTRU2が有するソース電極SOEに接続している。また、第1のドレイン配線DRIは、第2トランジスタユニットTRU2が有するドレイン電極DRE及び第3トランジスタユニットTRU3が有するドレイン電極DREに接続している。このため、隣り合うトランジスタユニットTRUの間には、ドレイン配線DRI及びソース配線SOIのいずれか一方のみを設ければよい。従って、隣り合うトランジスタユニットTRUの間にドレイン配線DRI及びソース配線SOIの双方を配置した場合と比較して、隣り合うドレイン配線DRIとソース配線SOIの間隔を空けなくて良い分、配線の幅を広くすることができる。従って、半導体装置SDが有する寄生抵抗のうち、配線に起因した抵抗成分を低くすることができる。
また、ボンディングワイヤWIR1はソース配線SOIに複数個所で接続しており、ボンディングワイヤWIR2はドレイン配線DRIに複数個所で接続している。従って、ボンディングワイヤWIR1とソース配線SOIの接続抵抗、及びボンディングワイヤWIR2とドレイン配線DRIの接続抵抗は、いずれも小さくなる。さらに、ボンディングワイヤWIR1,WIR2の単位長さあたりの抵抗は、半導体チップ内のソース配線やドレイン配線の抵抗よりもはるかに低いため、全体の配線抵抗成分も小さくなる。
特に本実施形態では、トランジスタTRのチャネルはチャネル層CNLに形成される。チャネル層CNLは化合物半導体層であり、シリコンと比較して低抵抗である。この場合、トランジスタTRの寄生抵抗を小さくしても、配線抵抗や接続抵抗が大きいままでは、化合物半導体層を用いた意味が小さくなってしまう。本実施形態では、配線に起因した抵抗成分を低くすることができるため、トランジスタTRのチャネル層に化合物半導体層を用いることの効果が大きくなる。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す平面図である。本実施形態に係る半導体装置SDは、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る半導体装置SDと同様の構成である。
まず、半導体装置SDは、ボンディングワイヤWIR1の代わりにボンディングリボンLB1(第1ボンディングリボンLB11及び第4ボンディングリボンLB12)を有しており、ボンディングワイヤWIR2の代わりにボンディングリボンLB2(第2ボンディングリボンLB21及び第3ボンディングリボンLB22)を有している。ボンディングリボンLB1,LB2は、いずれもボンディングワイヤWIR1,WIR2よりも幅広であり、単位長さあたりの抵抗が小さくなっている。ボンディングリボンLB1,LB2の幅は、例えばボンディングリボンLB1,LB2の厚さの10倍以上である。
そして、ソース配線SOIのうちボンディングリボンLB1が接続する部分の幅は、ソース配線SOIの他の部分の幅よりも広くなっている。同様に、ドレイン配線DRIのうちボンディングリボンLB2が接続する部分の幅は、ドレイン配線DRIの他の部分の幅よりも広くなっている。なお、本図に示す例では、ソース配線SOI及びドレイン配線DRIは、第1トランジスタユニットTRU1(又は第3トランジスタユニットTRU3)に向けて幅が広くなっているが、第2トランジスタユニットTRU2に向かう方向には広くなっていない。このため、第2トランジスタユニットTRU2の実効面積は狭くならない。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、ボンディングワイヤWIR1,WIR2の代わりにボンディングリボンLB1,LB2を用いているため、ドレイン配線DRI及びソース配線SOIと外部端子の間の抵抗を小さくすることができる。また、各接続点の面積も広くなるため、ドレイン配線DRIとボンディングリボンLB2の接続抵抗も小さくなり、かつソース配線SOIとボンディングリボンLB1の接続抵抗も小さくなる。従って、トランジスタTRのチャネル層に化合物半導体層を用いることの効果がさらに大きくなる。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す平面図である。本実施形態に係る半導体装置SDは、以下の点を除いて第1の実施形態に係る半導体装置SDと同様の構成である。
まず、ボンディングワイヤWIR1及びボンディングワイヤWIR2は、いずれもソース配線SOI及びドレイン配線DRIと交わる方向(例えば直交する方向)に延在している。そして、ボンディングワイヤWIR1は、いずれもすべてのソース配線SOI(例えばソース配線SOI1(第1配線)及びソース配線SOI2(第4配線))に接続している。またボンディングワイヤWIR2は、いずれもすべてのドレイン配線DRI(例えばドレイン配線DRI1(第2配線)及びドレイン配線DRI2(第3配線))に接続している。
そして、平面視において、ボンディングワイヤWIR1のうちソース配線SOIに接続していない側の端部は、辺SID1,SID2とは異なる辺SID3(本実施形態における第1辺)、すなわちソース配線SOI及びドレイン配線DRIと平行な方向の辺から基板SUBの外部に延在している。また、ボンディングワイヤWIR2のうちドレイン配線DRIに接続していない側の端部は、辺SID3とは逆側の辺SID4(本実施形態における第2辺)から基板SUBの外部に延在している。
本実施形態によれば、一本のソース配線SOIに対して複数のボンディングワイヤWIR1が接続しており、また、一本のドレイン配線DRIに対して複数のボンディングワイヤWIR2が接続している。このため、ボンディングワイヤWIR1とソース配線SOIの接続抵抗、及びボンディングワイヤWIR2とドレイン配線DRIの接続抵抗は、いずれも小さくなる。従って、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態において、図13に示すように、ボンディングワイヤWIR1,WIR2の代わりにボンディングリボンLB1,LB2を用いてもよい。この場合、第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、ソース配線SOI及びドレイン配線DRIのうちボンディングリボンに接続する部分を幅広にする必要がない。従って、第2の実施形態と比較して、トランジスタユニットTRUの実効面積を広くすることができる。
また、平面視において、ボンディングリボンLB1とボンディングリボンLB2は、互いに逆方向に延在している。従って、ボンディングリボンLB1とボンディングリボンLB2の間で絶縁破壊が生じるリスクを小さくすることができる。
(第4の実施形態)
図14は、第4の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す平面図であり、図15は図14に示した半導体装置SDのD−D´断面図である。図14は第1の実施形態における図1に対応しており、図15は第1の実施形態における図10に対応している。本実施形態に係る半導体装置SDは、以下の点を除いて、第1または第2の実施形態に係る半導体装置SDと同様の構成である。本図は、第1の実施形態と同様の場合を示している。
まず、半導体装置SDは、複数のドレインパッド電極DRP(第2上層導電パターン及び第3上層導体パターン)、複数のドレインコンタクトDRC(第2接続部材及び第3接続部材)、複数のソースパッド電極SOP(第1上層導電パターン及び第4上層導体パターン)、及び複数のソースコンタクトSOC(第1接続部材及び第4接続部材)を備えている。
ソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPは、いずれもドレイン配線DRI及びソース配線SOIよりも上層に設けられており、ドレイン配線DRI及びソース配線SOIよりも幅広である。そしてソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPは、第2の方向(図中X方向)に延在している。
図14に示すように、ソースパッド電極SOPの少なくとも一部はソース配線SOIと重なっており、ドレインパッド電極DRPの少なくとも一部はドレイン配線DRIと重なっている。そして、ソースパッド電極SOPとソース配線SOIとが重なっている領域には、複数のソースコンタクトSOCが位置している。また、ドレインパッド電極DRPとドレイン配線DRIとが重なっている領域には、複数のドレインコンタクトDRCが位置している。ソースコンタクトSOCはソース配線SOIをソースパッド電極SOPに接続しており、ドレインコンタクトDRCはドレイン配線DRIをドレインパッド電極DRPに接続している。ソースパッド電極SOPは、ソース配線SOIの見かけ上の抵抗を低くするために設けられており、ドレインパッド電極DRPはドレイン配線DRIの見かけ上の抵抗を低くするために設けられている。
図15に示すように、ソース配線SOI、ドレイン配線DRI、及び層間絶縁膜INSL1の上には、層間絶縁膜INSL2が形成されている。層間絶縁膜INSL2は、例えば酸化シリコン膜である。そして、ソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPは、層間絶縁膜INSL2の上に形成されており、ソースコンタクトSOC及びドレインコンタクトDRCは、層間絶縁膜INSL2の中に埋め込まれている。ソースコンタクトSOCはソースパッド電極SOPと一体に形成されていても良い。同様に、ドレインコンタクトDRCはドレインパッド電極DRPと一体に形成されていても良い。ソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPは、例えばAlなどの金属によって形成されている。
また、図14に示すように、平面視において、第1のドレイン配線DRI1に接続しているドレインパッド電極DRP(第1のドレインパッド電極DRP1)の一部は、第1トランジスタユニットTRU1と重なっている。また、第1のソース配線SOI1に接続しているソースパッド電極SOP(第1のソースパッド電極SOP1)の一部は、第1トランジスタユニットTRU1及び第2トランジスタユニットTRU2の少なくとも一方に重なっている。また、第2のドレイン配線DRI2に接続している第2のドレインパッド電極DRP2の一部は、第2トランジスタユニットTRU2及び第3トランジスタユニットTRU3の少なくとも一方に重なっている。さらに、第2のソース配線SOI2に接続している第2のソースパッド電極SOP2の一部は、第3のトランジスタユニットTRU1と重なっている。このようにすると、半導体装置SDの平面形状を大きくしなくても、ドレインパッド電極DRP及びソースパッド電極SOPの平面形状を大きくして、ソース電極SOEの見かけ上の抵抗およびドレイン電極DREの見かけ上の抵抗をさらに小さくすることができる。
本図に示す例では、第1のソースパッド電極SOPの一部は第1トランジスタユニットTRU1に重なっており、第1のソースパッド電極SOPの他の一部は第2トランジスタユニットTRU2に重なっている。そして、第1のソースパッド電極SOP1のうち第1トランジスタユニットTRU1に重なっている部分の幅と、第1のソースパッド電極SOP1のうち第2トランジスタユニットTRU2に重なっている部分の幅はほぼ等しい。また、第2のドレインパッド電極DRP2の一部は第2トランジスタユニットTRU2に重なっており、第2のドレインパッド電極DRP2の他の一部は第3トランジスタユニットTRU3の少なくとも一方に重なっている。そして、第2のドレインパッド電極DRP2のうち第2トランジスタユニットTRU2に重なっている部分の幅と、第2のドレインパッド電極DRP2のうち第3トランジスタユニットTRU3に重なっている部分の幅はほぼ等しい。
ただし、第1のソースパッド電極SOP1のうち第1トランジスタユニットTRU1に重なっている部分の幅と、第1のソースパッド電極SOP1のうち第2トランジスタユニットTRU2に重なっている部分の幅は、互いに異なっていても良い。また、第2のドレインパッド電極DRP2のうち第2トランジスタユニットTRU2に重なっている部分の幅と、第2のドレインパッド電極DRP2のうち第3トランジスタユニットTRU3に重なっている部分の幅も、互いに異なっていても良い。
また、第1のドレインパッド電極DRP1は第2トランジスタユニットTRU2のみに重なっていても良いし、第2のソースパッド電極SOP2は第3トランジスタユニットTRU3のみに重なっていても良い。
また、図15に示すように、ソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPと同層には、ゲートパッド電極GEPが形成されている。ゲートパッド電極GEP2は、層間絶縁膜INSL2に埋め込まれたゲートコンタクトGECを介してゲートプレートGEPに接続している。
そして、ボンディングリボンLB1(またはボンディングワイヤWIR1)はソースパッド電極SOPに接続しており、ボンディングリボンLB2(またはボンディングワイヤWIR2)はドレインパッド電極DRPに接続している。ソースパッド電極SOPに対するボンディングリボンLB1(またはボンディングワイヤWIR1)の接続構造は、第1または第2の実施形態におけるソース配線SOIに対するボンディングワイヤWIR1の接続構造と同様である。また、ドレインパッド電極DRPに対するボンディングリボンLB2(またはボンディングワイヤWIR2)の接続構造は、第1または第2の実施形態におけるドレイン配線DRIに対するボンディングワイヤWIR2の接続構造と同様である。
本実施形態によっても、第1または第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、ソースパッド電極SOP及びドレインパッド電極DRPが設けられているため、ソース電極SOEの見かけ上の抵抗及びドレイン電極DREの見かけ上の抵抗を低くすることができる。
(第5の実施形態)
図16は、第5の実施形態に係る半導体装置SDの構成を示す図である。本実施形態に係る半導体装置SDは、以下の点を除いて、第3の実施形態に係る半導体装置SDと同様の構成である。
まず、半導体装置SDは、第4の実施形態に示したドレインパッド電極DRP及びソースパッド電極SOPを有している。そして、ボンディングリボンLB1(またはボンディングワイヤWIR1)はソースパッド電極SOPに接続しており、ボンディングリボンLB2(またはボンディングワイヤWIR2)はドレインパッド電極DRPに接続している。ソースパッド電極SOPに対するボンディングリボンLB1(またはボンディングワイヤWIR1)の接続構造は、第3の実施形態におけるソース配線SOIに対するボンディングワイヤWIR1の接続構造と同様である。また、ドレインパッド電極DRPに対するボンディングリボンLB2(またはボンディングワイヤWIR2)の接続構造は、第3の実施形態におけるドレイン配線DRIに対するボンディングワイヤWIR2の接続構造と同様である。
本実施形態によっても、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
(第6の実施形態)
図17は、第6の実施形態に係る電子機器EDの構成を示す図である。電子機器EDは、半導体装置SDを有している。半導体装置SDの構成は、第1〜第5の実施形態のいずれかに示した通りである。
そして、半導体装置SDは、保持部材HLDの上に実装されている。保持部材HLDは、例えば半導体パッケージのリードフレームであり、ゲート端子GET、ソース端子SOT、及びドレイン端子DRTを有している。ゲート端子GETは、ボンディングワイヤWIR3(またはボンディングリボン)を介してゲートパッド電極GEP2に接続している。そして、ソース端子SOTは、ボンディングワイヤWIR1(またはボンディングリボンLB1)を介してソースパッド電極SOPに接続しており、ドレイン端子DRTは、ボンディングワイヤWIR2(またはボンディングリボンLB2)を介してドレインパッド電極DRPに接続している。本図に示す例において、ソース端子SOT、ドレイン端子DRT、及びゲート端子GETは、半導体装置SDを基準にしたときに同一の方向に位置している。なお、半導体装置SDはダイパッドDPの上に搭載されている。
ただし、図18に示すように、ソース端子SOT及びドレイン端子DRTは、半導体装置SDを基準に互いに逆側に位置していてもよい。この場合、ゲート端子GETは、相対的に電位が低いソース端子SOTと同じ側に位置するのが好ましい。このようにすると、ゲート端子GETと他の端子の間で絶縁破壊が生じることを抑制できる。
本実施形態によっても、第1〜第5の実施形態のいずれかと同様の効果が得られる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
BAR バリア層
LB1 ボンディングリボン
LB2 ボンディングリボン
BUF バッファ層
CNL チャネル層
DP ダイパッド
DRC ドレインコンタクト
DRE ドレイン電極
DRI ドレイン配線
DRP ドレインパッド電極
DRT ドレイン端子
ED 電子機器
EI 素子分離領域
GE ゲート電極
GEC ゲートコンタクト
GEI ゲート配線
GEP ゲートプレート
GEP2 ゲートパッド電極
GET ゲート端子
GINS ゲート絶縁膜
GSL 化合物半導体層
HLD 保持部材
INSL1 層間絶縁膜
INSL2 層間絶縁膜
SD 半導体装置
SEM 第1導電型層
SOC ソースコンタクト
SOE ソース電極
SOI ソース配線
SOP ソースパッド電極
SOT ソース端子
SUB 基板
SUB2 基板
TR トランジスタ
TRU トランジスタユニット
WIR1 ボンディングワイヤ
WIR2 ボンディングワイヤ

Claims (6)

  1. 複数の半導体層を含む基板と、
    前記基板の外側に配置された第1リードおよび第2リードと、
    前記基板に形成され、第1の方向にこの順に並んで配置されている第1トランジスタユニット、第2トランジスタユニット、及び第3トランジスタユニットを備え、
    前記第1トランジスタユニット、前記第2トランジスタユニット、及び前記第3トランジスタユニットは、いずれも、ゲート電極が第1の方向に延在している複数のトランジスタを有しており、
    さらに、
    前記第1トランジスタユニットと前記第2トランジスタユニットの間を前記第1の方向と交わる第2の方向に延在しており、前記第1トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのソース電極、及び前記第2トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのソース電極に接続している第1配線と、
    前記第1トランジスタユニットを介して前記第1配線とは逆側に位置しており、前記第2の方向に延在しており、前記第1トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのドレイン電極に接続している第2配線と、
    前記第2トランジスタユニットと前記第3トランジスタユニットの間を前記第2の方向に延在しており、前記第2トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのドレイン電極、及び前記第3トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのドレイン電極に接続している第3配線と、
    前記第3トランジスタユニットを介して前記第3配線とは逆側に位置しており、前記第2の方向に延在しており、前記第3トランジスタユニットの前記複数のトランジスタのソース電極に接続している第4配線と、
    前記第1配線に、前記第2の方向に並ぶ複数個所で接続する第1ボンディング部材と、
    前記第2配線に、前記第2の方向に並ぶ複数個所で接続する第2ボンディング部材と、
    前記第3配線に、前記第2の方向に並ぶ複数個所で接続する第3ボンディング部材と、
    前記第4配線に、前記第2の方向に並ぶ複数個所で接続する第4ボンディング部材と、
    を備え、
    平面視において、
    前記第1ボンディング部材は前記基板の第1辺から前記基板の外部に延在しており、かつ、前記第1リードに接続され、
    前記第2ボンディング部材は前記基板の前記第1辺に対向する第2辺から前記基板の外部に延在しており、かつ、前記第2リードに接続され、
    前記第3ボンディング部材は前記基板の前記第1辺から前記基板の外部に延在しており、かつ、前記第2リードに接続され、
    前記第4ボンディング部材は前記基板の前記第2辺から前記基板の外部に延在しており、かつ、前記第1リードに接続されている、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1リードと、前記第2リードは、平面視で、前記第2の方向において、反対側に配置されている、半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1配線と前記第2配線は、同一層で形成されている、半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1ボンディング部材、前記第2ボンディング部材、前記第3ボンディング部材、及び前記第4ボンディング部材はボンディングワイヤである半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記基板は矩形であり、
    平面視において、
    前記第1ボンディング部材及び前記第4ボンディング部材は、前記基板の第1辺から前記基板の外部に延在しており、
    前記第2ボンディング部材及び前記第3ボンディング部材は、前記基板の前記第1辺に対向する第2辺から前記基板の外部に延在している半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1ボンディング部材、前記第2ボンディング部材、前記第3ボンディング部材、及び前記第4ボンディング部材のそれぞれは、接続箇所の数をnとして、当該ボンディング部材が接続している配線の長さをLとした場合、
    前記接続箇所の間隔は、L/nであり、
    最も前記配線の端部に近い接続箇所と、前記配線の前記端部との間隔はL/(2n)である半導体装置。
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