JP2017200308A - 誘導性負荷用電源装置 - Google Patents

誘導性負荷用電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017200308A
JP2017200308A JP2016088900A JP2016088900A JP2017200308A JP 2017200308 A JP2017200308 A JP 2017200308A JP 2016088900 A JP2016088900 A JP 2016088900A JP 2016088900 A JP2016088900 A JP 2016088900A JP 2017200308 A JP2017200308 A JP 2017200308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power
power supply
unit
inductive load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016088900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6773450B2 (ja
Inventor
智之 溝尻
Tomoyuki Mizojiri
智之 溝尻
達也 吉野
Tatsuya Yoshino
達也 吉野
敦志 川▲崎▼
Atsushi Kawasaki
敦志 川▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichicon Corp
Original Assignee
Nichicon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichicon Corp filed Critical Nichicon Corp
Priority to JP2016088900A priority Critical patent/JP6773450B2/ja
Publication of JP2017200308A publication Critical patent/JP2017200308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6773450B2 publication Critical patent/JP6773450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)

Abstract

【課題】商用交流電源に異常が発生したときであっても、誘導性負荷に残留する電力を安全に消費させることができる誘導性負荷用電源装置を提供する。【解決手段】誘導性負荷用電源装置1は、電力変換部2の出力側に設けられた電力貯蔵部4と、電力変換部2の出力側に設けられた、スイッチ素子SW1〜SW4および還流ダイオードD1〜D4を含む負荷駆動部3と、少なくともスイッチ素子SW1〜SW4の開閉を制御する制御部10と、電力貯蔵部4に接続された補助電源部5と、商用交流電源Gの電圧を検出する第1電圧検出部6とを備える。制御部10は、(1)第1電圧検出部6によって検出された電圧が正常である場合は、商用交流電源Gの電圧を電源電圧とし、(2)第1電圧検出部6によって検出された電圧が異常である場合は、補助電源部5が電力貯蔵部4に蓄えられている電力に基づいて生成した補助電圧を電源電圧とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁石等の誘導性負荷を駆動する誘導性負荷用電源装置に関する。
物理学実験や医療等の分野で使用される加速器には、パルス状の大電流を印加することにより電磁石等の誘導性負荷を駆動する誘導性負荷用電源装置が備えられている。このような装置としては、例えば、図4に示す誘導性負荷用電源装置100が知られている(特許文献1参照)。
誘導性負荷用電源装置100は、フェイズIIにおいて、スイッチ素子102,105,109がオン状態(閉状態)とされるとともに、スイッチ素子106がオフ状態(開状態)とされる。これにより、誘導性負荷Lに充電電源101の出力電圧が印加され、負荷電流Iが立ち上がる(図5参照)。一方、誘導性負荷用電源装置100は、フェイズIVにおいて、スイッチ素子102,105,109がオフ状態とされるとともに、スイッチ素子106がオン状態とされる。これにより、“ダイオード108→スイッチ素子106→ダイオード104”の経路で誘導性負荷Lに残留する電力が充電電源101に回生され、負荷電流Iが立ち下がる(図5参照)。
また、誘導性負荷用電源装置100は、スイッチ素子102,105,106,109の開閉を制御する制御部110を備えている。制御部110は、図示しない商用交流電源の電圧を電源電圧とするのが一般的である。
特許第5614813号公報
上述の通り、誘導性負荷用電源装置100は、スイッチ素子102,105,106,109の開閉を制御することにより誘導性負荷Lに残留する電力を回生により消費することができる。しかしながら、誘導性負荷用電源装置100は、特にフェイズII,IIIの最中に商用交流電源の電圧が停電等により低下すると、制御部110がスイッチ素子102,105,106,109の開閉を制御できなくなり、誘導性負荷Lに残留する電力を消費させられなくなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、商用交流電源に異常が発生したときであっても、誘導性負荷に残留する電力を安全に消費させることができる誘導性負荷用電源装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る誘導性負荷用電源装置は、誘導性負荷を駆動するための誘導性負荷用電源装置であって、商用交流電源から供給される電力を直流化して出力する電力変換部と、電力変換部の出力側に設けられた該電力変換部から出力される電力の少なくとも一部を蓄える電力貯蔵部と、電力変換部の出力側に設けられた、複数のスイッチ素子および該スイッチ素子のそれぞれに設けられた還流ダイオードを含む負荷駆動部と、少なくともスイッチ素子の開閉を制御する制御部と、電力貯蔵部に接続された補助電源部と、商用交流電源の電圧を検出する第1電圧検出部とを備え、制御部は、(1)第1電圧検出部によって検出された電圧が正常である場合は、商用交流電源の電圧を電源電圧とし、(2)第1電圧検出部によって検出された電圧が異常である場合は、補助電源部が電力貯蔵部に蓄えられている電力に基づいて生成した補助電圧を電源電圧とすることを特徴とする。
この構成では、商用交流電源に停電等の異常が発生すると、商用交流電源の電圧に代えて補助電源部によって生成される電圧が制御部の電源電圧として利用される。したがって、この構成によれば、商用交流電源に停電等の異常が発生したとしても、制御部がスイッチ素子の開閉を適当に制御することにより、誘導性負荷に残留する電力を安全に消費させることができる。
上記誘導性負荷用電源装置は、電力貯蔵部の電圧を検出する第2電圧検出部をさらに備えていてもよい。この場合、制御部は、第1電圧検出部によって検出された電圧が異常である場合に、第2電圧検出部によって検出された電圧に基づいてスイッチ素子の開閉の状態を変化させることが好ましい。具体的には、制御部は、(1)第1電圧検出部によって検出された電圧が異常であり、かつ第2電圧検出部によって検出された電圧が予め定められた閾値よりも小さい場合は、スイッチ素子の開閉を制御することにより負荷駆動部を回生状態とし、誘導性負荷に残留する電力を電力貯蔵部に回生させ、(2)第1電圧検出部によって検出された電圧が異常であり、かつ第2電圧検出部によって検出された電圧が閾値よりも大きい場合は、スイッチ素子の開閉を制御することにより負荷駆動部を還流状態とし、誘導性負荷に残留する電力を負荷駆動部内で消費させることが好ましい。
この構成では、第2電圧検出部によって検出された電力貯蔵部の電圧が予め設定された閾値よりも小さい場合に、負荷駆動部が回生状態とされ、誘導性負荷に残留する電力(以下、「残留電力」という)が電力貯蔵部に回生される。したがって、この構成によれば、上記の場合に、残留電力を有効に活用しながら該電力を安全に消費させることができる。
上記誘導性負荷用電源装置の制御部は、第1電圧検出部によって検出された電圧が正常から異常に変化すると、補助電源部に指令信号を送出して動作を開始させることが好ましい。
この構成によれば、第1電圧検出部によって検出された電圧が正常であるときに、電力貯蔵部に蓄えられている電力が補助電源部によって消費されるのを防ぐことができる。
上記誘導性負荷用電源装置の負荷駆動部の具体的な構成としては、例えば、2つのスイッチ素子を第1接続点において直列接続してなる第1アームと、2つのスイッチ素子を第2接続点において接続してなる第2アームとを含み、第1および第2接続点において誘導性負荷に接続される構成が考えられる。
本発明によれば、商用交流電源に異常が発生したときであっても、誘導性負荷に残留する電力を安全に消費させることができる誘導性負荷用電源装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る誘導性負荷用電源装置の回路図である。 図1に示す誘導性負荷用電源装置に備えられた制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示す誘導性負荷用電源装置に備えられた負荷駆動部の3つの動作状態(力行状態、回生状態および還流状態)を示す図である。 従来の誘導性負荷用電源装置の回路図である。 図4に示す誘導性負荷用電源装置の動作波形図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施例に係る誘導性負荷用電源装置について説明する。
図1に、実施例に係る誘導性負荷用電源装置1を示す。誘導性負荷用電源装置1は、パルス状の大電流(負荷電流I)を印加することにより誘導性負荷L(本実施例では電磁石)を駆動し、誘導性負荷Lの周りに強力な磁界を発生させるための装置である。
同図に示すように、誘導性負荷用電源装置1は、商用交流電源Gから供給される電力を直流化してライン9H,9Lから出力する電力変換部2と、ライン9H,9Lに接続された負荷駆動部3および電力貯蔵部4と、電力貯蔵部4に接続された補助電源部5と、少なくとも負荷駆動部3を制御する制御部10とを備えている。また、誘導性負荷用電源装置1は、第1電圧検出部6、第2電圧検出部7および電流検出部8も備えている。
電力変換部2は、商用交流電源Gから供給される電力を直流化するAC/DC変換回路からなる。直流化後の電力は、ライン9H,9Lから出力される。ライン9Lを基準としたときのライン9Hの定常時の電位は、例えば400[V]である。ライン9Lは、接地されていてもよい。
負荷駆動部3は、4つのスイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4およびこれらに各1つ設けられた還流ダイオードD1,D2,D3,D4を含んでいる。スイッチ素子SW1,SW2および還流ダイオードD1,D2は第1アーム3aを構成し、スイッチ素子SW3,SW4および還流ダイオードD3,D4は第2アーム3bを構成する。各アーム3a,3bは、ライン9H,9Lの間に設けられている。第1アーム3aを構成する2つのスイッチ素子SW1,SW2は、第1接続点Paにおいて直列接続されている。同様に、第2アーム3bを構成する2つのスイッチ素子SW3,SW4は、第2接続点Pbにおいて直列接続されている。
負荷駆動部3は、第1接続点Paおよび第2接続点Pbにおいて、駆動すべき誘導性負荷Lに接続される。負荷駆動部3は、各アーム3a,3bの出力側に設けられたノイズフィルタをさらに含んでいてもよい。
各スイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4は、同一の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT,Insulated-Gate Bipolar Transistor)からなる。各スイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4のゲートは、制御部10に接続されている。
電力貯蔵部4は、mFオーダーの静電容量を有するキャパシタからなる。このようなキャパシタとして、電解コンデンサまたはフィルムコンデンサを用いることができる。電力貯蔵部4は、電力変換部2から出力される電力の少なくとも一部を蓄える。ライン9H,9Lの電位差は、電力貯蔵部4に蓄えられている電力の量に対応している。
補助電源部5は、電力貯蔵部4に蓄えられている電力に基づいて予め定められた直流電圧(以下、「補助電圧」という)を生成するDC/DC変換回路からなる。補助電圧は、例えば5[V]である。補助電圧は、制御部10の電源電圧として利用される。
第1電圧検出部6は、電力変換部2に入力される電圧、すなわち商用交流電源Gの電圧を検出するとともに、検出した電圧に対応する検出信号S1を制御部10に向けて送出する。
第2電圧検出部7は、電力貯蔵部4が出力する電圧、すなわちライン9H,9Lの電位差を検出するとともに、検出した電圧(電位差)に対応する検出信号S2を制御部10に向けて送出する。
電流検出部8は、第2アーム3bの第2接続点Pbおよび誘導性負荷Lの間において負荷電流Iを検出するとともに、検出した負荷電流Iに対応する検出信号S3を制御部10に向けて送出する。電流検出部8は、第1アーム3aの第1接続点Paおよび誘導性負荷Lの間において負荷電流Iを検出してもよい。
制御部10は、図2に示すように、AC/DC変換部11と、その後段に設けられた降圧DC/DC変換部12と、その後段に設けられたもう1つの降圧DC/DC変換部14と、その後段に設けられた演算処理部15と、降圧DC/DC変換部12,14の間に設けられたコンデンサ13とを含んでいる。
AC/DC変換部11は、商用交流電源Gの電圧(AC200[V])をAC/DC変換する。降圧DC/DC変換部12は、AC/DC変換部11の出力電圧(282[V])を5[V]に降圧する。降圧DC/DC変換部14は、降圧DC/DC変換部12の出力電圧または補助電圧によって充電されたコンデンサ13の端子電圧(最大5[V])を演算処理部15が必要とする3.3[V]と1.2[V]に降圧する。演算処理部15は、降圧DC/DC変換部14が出力する3.3[V]および1.2[V]の各電圧を電源電圧とする。演算処理部15は、外部からの指令信号S6と、検出信号S1,S2,S3とに基づいて生成した制御信号S4,S5を送出する。
演算処理部15は、検出信号S1に基づいて商用交流電源Gの電圧が正常であるか否かを判定し、正常であれば、指令信号S6と検出信号S2,S3とに基づいて負荷駆動部3に送出する制御信号S4を変化させ、負荷駆動部3の動作状態を、力行状態、回生状態、還流状態および停止状態のいずれかに切り替える。
力行状態においては、図3(A)に示すように、スイッチ素子SW1,SW4がオン状態(閉状態)とされ、他のスイッチ素子SW2,SW3がオフ状態(開状態)とされる。これにより、“電力変換部2(電力貯蔵部4)→スイッチ素子SW1→誘導性負荷L→スイッチ素子SW4→電力変換部2(電力貯蔵部4)”の電流経路が構築され、誘導性負荷Lに負荷電流Iが流れる。なお、図3の各図においては、電流経路を構築しない素子等の図示が省略されている点に注意されたい。
回生状態においては、図3(B)に示すように、全てのスイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4がオフ状態とされる。これにより、“誘導性負荷L→ダイオードD3→電力貯蔵部4→ダイオードD2→誘導性負荷L”の電流経路が構築され、誘導性負荷Lの残留電力が電力貯蔵部4に回生される。
還流状態においては、図3(C)に示すように、スイッチ素子SW1がオン状態とされ、他のスイッチ素子SW2,SW3,SW4がオフ状態とされる。これにより、“誘導性負荷L→還流ダイオードD3→スイッチ素子SW1→誘導性負荷L”の電流経路が構築され、誘導性負荷Lの残留電力が還流ダイオードD3において熱として消費される。
停止状態においては、全てのスイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4がオフ状態とされる。
演算処理部15は、商用交流電源Gの電圧が正常であるときに誘導性負荷Lを駆動させるための指令信号S6を受け付けると、負荷駆動部3の動作状態を停止状態から力行状態に変化させることにより負荷電流Iを立ち上げ、その後、負荷駆動部3の動作状態を回生状態に変化させることにより負荷電流Iを立ち下げる。なお、演算処理部15は、検出信号S2が予め定められた閾値よりも大きい電圧を示している場合は、回生を行うと過電圧により電力貯蔵部4が破損するおそれがあるため、負荷駆動部3の動作状態を回生状態ではなく還流状態に変化させることにより負荷電流Iを立ち下げる。検出信号S2が予め定められた閾値よりも小さい電圧を示している場合、演算処理部15は、上記の通り、負荷駆動部3の動作状態を回生状態に変化させることにより負荷電流Iを立ち下げる。
また、演算処理部15は、商用交流電源Gの電圧が正常である間は、補助電源部5を停止させるための制御信号S5を送出し続ける。これにより、補助電源部5は、停止状態(5[V]の出力を行わない状態)に維持される。このとき、補助電源部5は、電力貯蔵部4に蓄えられている電力を消費しない。また、このとき、コンデンサ13は、降圧DC/DC変換部12の出力電圧によって充電される。
一方、演算処理部15は、検出信号S1に基づいて商用交流電源Gの電圧に停電等の異常が発生したことを検出すると、負荷駆動部3の動作状態をこれまでの状態から回生状態に変化させることにより、誘導性負荷Lの残留電力を電力貯蔵部4に回生させ、負荷電流Iを立ち下げる。そして、その後、検出信号S3に基づいて負荷電流Iの立ち下げが完了したことを検出すると、演算処理部15は、負荷駆動部3の動作状態を停止状態に変化させる。
商用交流電源Gの電圧が正常である場合と同様、演算処理部15は、検出信号S2が予め定められた閾値よりも大きい電圧を示している場合(過電圧のおそれがある場合)に限り、回生状態ではなく還流状態により誘導性負荷Lの残留電力を熱として消費させる。この場合も、演算処理部15は、検出信号S3に基づいて負荷電流Iの立ち下げが完了したことを検出すると、負荷駆動部3の動作状態を停止状態に変化させる。
演算処理部15は、商用交流電源Gの電圧に停電等の異常が発生した時点で過電圧のおそれがある場合は、還流状態により誘導性負荷Lの残留電力を消費させる。また、演算処理部15は、誘導性負荷Lの残留電力を回生させている最中に過電圧のおそれが生じた場合は、負荷駆動部3の動作状態を回生状態から還流状態に切り替えて残留電力を引き続き消費させる。
さらに、演算処理部15は、検出信号S1に基づいて商用交流電源Gの電圧に停電等の異常が発生したことを検出すると、補助電源部5を動作させるための制御信号S5を送出する。これを受けて、補助電源部5は、5[V]の補助電圧を出力し始める。
商用交流電源Gの電圧に異常が発生すると、降圧DC/DC変換部12は出力を停止する。また、演算処理部15から補助電源部5に制御信号S5が送出されてから補助電圧の出力が始まるまでには、ある程度の時間を要する。これらを考慮して、本実施例では、降圧DC/DC変換部12,14の間にコンデンサ13が設けられている。これにより、補助電圧の出力が始まるまでの間、降圧DC/DC変換部14の入力電圧が5[V]近傍に維持され、降圧DC/DC変換部14から演算処理部15に電源電圧が供給され続ける。
このように、誘導性負荷用電源装置1では、商用交流電源Gに停電等の異常が発生すると、商用交流電源Gの電圧に代えて補助電源部5が生成する補助電圧が制御部10の電源電圧となる。したがって、誘導性負荷用電源装置1によれば、異常が発生した後も、負荷駆動部3の動作状態を回生状態または還流状態に切り替えることにより、誘導性負荷Lの残留電力を安全に消費させることができる。
以上、本発明の実施例に係る誘導性負荷用電源装置1について説明してきたが、本発明の構成は実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、電力貯蔵部4は、リチウムイオン電池等の二次電池であってもよい。
また、スイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等の他の半導体スイッチであってもよい。
また、大電流を駆動するために、負荷駆動部3の各アーム3a,3bは、それぞれ複数のアームを並列に接続したものであってもよい。
1 誘導性負荷用電源装置
2 電力変換部
3 負荷駆動部
3a 第1アーム
3b 第2アーム
4 電力貯蔵部
5 補助電源部
6 第1電圧検出部
7 第2電圧検出部
8 電流検出部
10 制御部
11 AC/DC変換部
12 降圧DC/DC変換部
13 コンデンサ
14 降圧DC/DC変換部
15 演算処理部
G 商用交流電源
L 誘導性負荷
SW1,SW2,SW3,SW4 スイッチ素子
D1,D2,D3,D4 還流ダイオード

Claims (5)

  1. 誘導性負荷を駆動する誘導性負荷用電源装置であって、
    商用交流電源から供給される電力を直流化して出力する電力変換部と、
    前記電力変換部の出力側に設けられた、前記電力変換部から出力される電力の少なくとも一部を蓄える電力貯蔵部と、
    前記電力変換部の出力側に設けられた、複数のスイッチ素子および該スイッチ素子のそれぞれに設けられた還流ダイオードを含む負荷駆動部と、
    少なくとも前記スイッチ素子の開閉を制御する制御部と、
    前記電力貯蔵部に接続された補助電源部と、
    前記商用交流電源の電圧を検出する第1電圧検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、(1)前記第1電圧検出部によって検出された電圧が正常である場合は、前記商用交流電源の電圧を電源電圧とし、(2)前記第1電圧検出部によって検出された電圧が異常である場合は、前記補助電源部が前記電力貯蔵部に蓄えられている電力に基づいて生成した補助電圧を電源電圧とする
    ことを特徴とする誘導性負荷用電源装置。
  2. 前記電力貯蔵部の電圧を検出する第2電圧検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1電圧検出部によって検出された電圧が異常である場合に、前記第2電圧検出部によって検出された電圧に基づいて前記スイッチ素子の開閉の状態を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導性負荷用電源装置。
  3. 前記制御部は、(1)前記第1電圧検出部によって検出された電圧が異常であり、かつ前記第2電圧検出部によって検出された電圧が予め定められた閾値よりも小さい場合は、前記スイッチ素子の開閉を制御することにより前記負荷駆動部を回生状態とし、前記誘導性負荷に残留する電力を前記電力貯蔵部に回生させ、(2)前記第1電圧検出部によって検出された電圧が異常であり、かつ前記第2電圧検出部によって検出された電圧が前記閾値よりも大きい場合は、前記スイッチ素子の開閉を制御することにより前記負荷駆動部を還流状態とし、前記誘導性負荷に残留する電力を前記負荷駆動部内で消費させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の誘導性負荷用電源装置。
  4. 前記制御部は、前記第1電圧検出部によって検出された電圧が正常から異常に変化すると、前記補助電源部に指令信号を送出して動作を開始させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導性負荷用電源装置。
  5. 前記負荷駆動部は、2つの前記スイッチ素子を第1接続点において直列接続してなる第1アームと、2つの前記スイッチ素子を第2接続点において直列接続してなる第2アームとを含み、前記第1および第2接続点において前記誘導性負荷に接続される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導性負荷用電源装置。
JP2016088900A 2016-04-27 2016-04-27 誘導性負荷用電源装置 Active JP6773450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088900A JP6773450B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 誘導性負荷用電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088900A JP6773450B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 誘導性負荷用電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017200308A true JP2017200308A (ja) 2017-11-02
JP6773450B2 JP6773450B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=60239659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016088900A Active JP6773450B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 誘導性負荷用電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6773450B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019121723A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 ニチコン株式会社 電磁石用電源装置
WO2021117566A1 (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社Gsユアサ 保護回路及び蓄電装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327238A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Komatsu Ltd Dc−dcコンバータ回路およびこのdc−dcコンバータ回路を用いた誘導負荷駆動装置
JP2006115630A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toshiba Corp 電力変換回路
JP2007218433A (ja) * 2007-04-02 2007-08-30 Hitachi Valve Ltd 緊急遮断弁用アクチュエータ
JP2008006182A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp 洗濯機
US20120068531A1 (en) * 2010-09-16 2012-03-22 Goodrich Actuation Systems Sas Power Supply System
JP2013516156A (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 フライバック エネルギー,インク. 無効電力を管理する制御可能な汎用電源
US20140306634A1 (en) * 2013-04-10 2014-10-16 Fanuc Corporation Motor control device provided with power failure management
JP5614813B2 (ja) * 2011-05-18 2014-10-29 ニチコン株式会社 電磁石用電源装置
WO2014199691A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 株式会社Ihi 給電装置、および非接触給電システム
JP2015006045A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 三菱電機株式会社 補助電源装置及び配電制御装置
WO2015008506A1 (ja) * 2013-07-19 2015-01-22 株式会社Ihi 給電装置及び非接触給電システム

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327238A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Komatsu Ltd Dc−dcコンバータ回路およびこのdc−dcコンバータ回路を用いた誘導負荷駆動装置
JP2006115630A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Toshiba Corp 電力変換回路
JP2008006182A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp 洗濯機
JP2007218433A (ja) * 2007-04-02 2007-08-30 Hitachi Valve Ltd 緊急遮断弁用アクチュエータ
JP2013516156A (ja) * 2009-12-28 2013-05-09 フライバック エネルギー,インク. 無効電力を管理する制御可能な汎用電源
US20120068531A1 (en) * 2010-09-16 2012-03-22 Goodrich Actuation Systems Sas Power Supply System
JP5614813B2 (ja) * 2011-05-18 2014-10-29 ニチコン株式会社 電磁石用電源装置
US20140306634A1 (en) * 2013-04-10 2014-10-16 Fanuc Corporation Motor control device provided with power failure management
JP2014207735A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 ファナック株式会社 停電対策を講じることができるモータ制御装置
WO2014199691A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 株式会社Ihi 給電装置、および非接触給電システム
JP2015006045A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 三菱電機株式会社 補助電源装置及び配電制御装置
WO2015008506A1 (ja) * 2013-07-19 2015-01-22 株式会社Ihi 給電装置及び非接触給電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019121723A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 ニチコン株式会社 電磁石用電源装置
WO2021117566A1 (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社Gsユアサ 保護回路及び蓄電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6773450B2 (ja) 2020-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9118270B2 (en) Motor control device including electric storage device and resistance discharge device
KR100541724B1 (ko) 모터전원공급장치 및 모터전원공급방법
JP6200457B2 (ja) 初期充電回路の異常発熱を検出する手段を有するモータ駆動装置
US9322852B2 (en) Gate drive under-voltage detection
JP2020527321A5 (ja)
JP5660997B2 (ja) 電動機制御装置
WO2010022765A1 (en) A drive unit
CN111095762A (zh) 控制单元、逆变器、组件、车辆以及用于控制逆变器的方法
JP6944546B2 (ja) 電力変換装置
JP6973739B2 (ja) Dc−dc電圧コンバータをブースト動作モードから安全動作モードに切り換える制御システム
JP6773450B2 (ja) 誘導性負荷用電源装置
JP2010288318A (ja) インバータ回路システム
JP2013240238A (ja) 電力変換装置
JP6824342B1 (ja) 電力変換装置の制御装置
CN112600412A (zh) 电力控制装置
JP5660996B2 (ja) 電動機制御装置
KR101867845B1 (ko) 자기부상 열차의 전력 이중화 시스템
JP5115064B2 (ja) ロボットコントローラ
JP6558805B2 (ja) 誘導性負荷用電源装置
JPWO2019155522A1 (ja) 電力変換装置
JP5900136B2 (ja) エレベータ駆動用電源装置
EP3496250B1 (en) Inverter, assembly and vehicle comprising such inverter, and method for operating an inverter
JP2005112599A (ja) 電動機の制御装置
JP2007228660A (ja) チョッパ装置
WO2019186762A1 (ja) 駆動装置、電動車両および駆動装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6773450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250