JP2017198652A - エンコーダーおよびロボット - Google Patents

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紘斗 冨岡
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哲朗 西田
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Abstract

【課題】検出精度を向上させることができるエンコーダーを提供すること、また、かかるエンコーダーを備えるロボットを提供すること。【解決手段】回動軸まわりに回動可能に設けられ、偏光特性を有する偏光部を備える光学スケールと、直線偏光を前記偏光部に向けて出射する光出射部と、前記光学スケールからの前記直線偏光を検出する光検出部と、を有することを特徴とするエンコーダー。前記光出射部が面発光レーザーを有し、前記面発光レーザーから出射される光の広がり角度が5°以上20°以下の範囲内にある。【選択図】図2

Description

本発明は、エンコーダーおよびロボットに関するものである。
エンコーダーの一種として光学式のロータリーエンコーダーが一般に知られている(例えば特許文献1参照)。ロータリーエンコーダーは、例えば、回動可能な関節部を有するロボットアームを備えるロボットに用いられ、関節部の回転角度、回転位置、回転数、回転速度等の回動状態を検出する。
例えば、特許文献1に係るエンコーダーユニットは、光学スケールと、光学センサーパッケージと、を有する。そして、光学スケールは、中心を基準として回転する偏光子を有する。また、光学センサーパッケージは、偏光子の中心を介して180°対称の位置で偏光子に対向する2つの光学センサーを有する。また、各光学センサーと偏光子との間には、光学センサーに入射光を所定の偏光方向に分離する偏光層が設けられている。
国際公開第2013/065737号
特許文献1に係るエンコーダーユニットは、光学センサーと光学スケールの偏光子との間に偏光層が設けられているため、光学センサーが受ける光の量が少なくなり、その結果、検出精度の低下を招くという問題がある。
本発明の目的は、検出精度を向上させることができるエンコーダーを提供すること、また、かかるエンコーダーを備えるロボットを提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のエンコーダーは、回動軸まわりに回動可能に設けられ、偏光特性を有する偏光部を備える光学スケールと、
直線偏光を前記偏光部に向けて出射する光出射部と、
前記光学スケールからの前記直線偏光を検出する光検出部と、を有することを特徴とする。
このようなエンコーダーによれば、光出射部が直線偏光を偏光部に向けて出射(照射)することにより、偏光部を透過または反射した光の強度が光学スケールの回動に伴って変化する。したがって、光出射部または光検出部と光学スケールとの間に、別途偏光素子を設ける必要がない。そのため、光出射部から光検出部に到達する光の量を多くすることができ、その結果、検出精度を向上させることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部が面発光レーザーを有することが好ましい。
これにより、光出射部の小型化を図りつつ、直線偏光した光を出射する光出射部を実現することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記面発光レーザーから出射される光の広がり角度が5°以上20°以下の範囲内にあることが好ましい。
これにより、光検出部の配置の自由度を高めつつ、直線偏光した光を効率的に出射可能な面発光レーザーを実現することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記面発光レーザーは、
基板と、
前記基板上に設けられている積層体と、
前記積層体の少なくとも側面に設けられている樹脂層と、を含み、
前記積層体は、第1ミラー層と、前記第1ミラー層に対して前記基板とは反対側に設けられている第2ミラー層と、前記第1ミラー層と前記第2ミラー層との間に設けられている活性層と、含み、
前記基板の厚さ方向から見た平面視において、第1方向における前記積層体の長さは、前記第1方向と直交する第2方向における前記積層体の長さよりも大きく、
前記平面視において、前記第1方向における前記樹脂層の長さは、前記第2方向における前記樹脂層の長さよりも大きいことが好ましい。
これにより、面発光レーザーから出射される直線偏光の偏光方向を1つの方向に安定化させることができ、その結果、面発光レーザーの長寿命化を図ることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記面発光レーザーは、前記回動軸に沿った方向から見たとき、前記光学スケールに重なっていることが好ましい。
これにより、エンコーダーの小型化を図ることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光検出部は、前記偏光部に向かい合っている受光素子を有することが好ましい。
これにより、偏光部からの光を効率的に受光素子で受けることができる。
本発明のエンコーダーでは、前記偏光部は、複数の金属線を有することが好ましい。
これにより、特定方向の偏光光を高効率で反射可能な偏光部を実現することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部は、直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第1発光素子と、前記第1発光素子からの光の偏光方向に対して45°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第2発光素子と、を有することが好ましい。
これにより、第1、第2発光素子を光学スケールの回動軸まわりの周方向における同一位置に配置した場合において、光検出部で互いに位相が45°ずれたA相信号およびB相信号を生成することができる。そのため、光検出部の検出結果を用いて、比較的簡単な処理または演算で、光学スケールの回動状態を検出することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部は、前記第1発光素子からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第3発光素子と、前記第2発光素子からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第4発光素子と、を有することが好ましい。
これにより、第1〜第4発光素子を光学スケールの回動軸まわりの周方向における同一位置に配置した場合において、光検出部で、A相信号に対して位相が90°ずれたAバー相信号、および、B相信号に対して位相が90°ずれたBバー相信号を生成することができる。そして、A相信号とAバー相信号との差動出力を得るとともに、B相信号とBバー相信号との差動出力を得ることで、偏光部の傾き、温度変化による偏光部の熱膨張、光出射部の出力変化によるノイズ等の影響を低減することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部は、直線偏光した第1光を前記偏光部に向けて出射する第1発光素子と、直線偏光した第2光を前記偏光部に向けて出射する第2発光素子と、を有し、
前記光検出部は、前記偏光部からの前記第1光を受ける第1受光素子と、前記偏光部からの前記第2光を受ける第2受光素子と、を有し、
前記第1受光素子および前記第2受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに45°位相がずれた信号を出力することが好ましい。
これにより、第1受光素子および第2受光素子のうちの一方の信号をA相信号、他方をB相信号として用いて、比較的簡単な処理または演算で、光学スケールの回動状態を検出することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部は、直線偏光した第3光を前記偏光部に向けて出射する第3発光素子と、直線偏光した第4光を前記偏光部に向けて出射する第4発光素子と、を有し、
前記光検出部は、前記偏光部からの前記第3光を受ける第3受光素子と、前記偏光部からの前記第4光を受ける第4受光素子と、を有し、
前記第1受光素子および前記第3受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに90°位相がずれた信号を出力し、
前記第2受光素子および前記第4受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに90°位相がずれた信号を出力することが好ましい。
これにより、第3受光素子および第4受光素子のうちの一方の信号をA相信号に対して位相が90°ずれたAバー相信号、他方の信号をB相信号に対して位相が90°ずれたBバー相信号として用いることができる。そして、A相信号とAバー相信号との差動出力を得るとともに、B相信号とBバー相信号との差動出力を得ることで、偏光部の傾き、温度変化による偏光部の熱膨張、光出射部の出力変化によるノイズ等の影響を低減することができる。
本発明のエンコーダーでは、前記光出射部および前記光検出部は、前記光学スケールに対して同じ側に配置されていることが好ましい。
これにより、反射型のエンコーダーを実現することができる。
本発明のロボットは、本発明のエンコーダーを備えることを特徴とする。
このようなロボットによれば、優れた検出精度を有するエンコーダーを備えるため、例えば、このエンコーダーの検出結果を用いて、高精度な動作制御を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るエンコーダーを説明する模式図である。 図1に示すエンコーダーが備える光学スケールを説明する平面図である。 図1に示すエンコーダーが備える光出射部の構成例を示す平面図である。 図3中のA−A線断面図である。 図1に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。 図1に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する模式的断面図である。 図1に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。 図8に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。 図8に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。 図12に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。 図12に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。 図12に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。 本発明のロボットの一例を示す側面図である。
以下、本発明のエンコーダーおよびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.エンコーダー
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るエンコーダーを説明する模式図である。
図1に示すエンコーダー1は、反射型の光学式のロータリーエンコーダーである。このエンコーダー1は、回動軸J1まわりに回動する光学スケール2と、光学スケール2に対向して固定設置されるセンサーユニット3と、センサーユニット3に電気的に接続されている演算部6と、を備えている。
光学スケール2は、基板21と、基板21の一方の面上に設けられている偏光部22および180°判別用トラック23と、を有する。また、センサーユニット3は、基板31と、基板31の光学スケール2側に設けられている発光素子32、33および受光素子34、35と、を有する。ここで、発光素子32は、光出射部11(第1光出射部)を構成し、受光素子34は、光検出部12(第1光検出部)を構成している。また、発光素子33は、光出射部13(第2光出射部)を構成し、受光素子35は、光検出部14(第2光検出部)を構成している。
このエンコーダー1では、発光素子32(光出射部11)が光学スケール2の偏光部22に光を照射し、発光素子33(光出射部13)が180°判別用トラック23に光を照射する。そして、受光素子34(光検出部12)が偏光部22からの反射光を受光し、受光素子35(光検出部14)が180°判別用トラック23からの反射光を受光する。演算部6は、受光素子34、35からの信号(電流値)に基づいて、光学スケール2の回動状態を判断する。
ここで、受光素子34からの信号は、A相信号である。受光素子35からの信号は、受光素子34からの信号を180°回動した状態と判別(区別)するための180°回動判別用信号である。
以下、エンコーダー1の各部について詳述する。
(光学スケール)
図2は、図1に示すエンコーダーが備える光学スケールを説明する平面図である。なお、図2では、センサーユニット3が光学スケール2に対して図2の紙面奥側に配置されており、光学スケール2を介してセンサーユニット3を透視して二点鎖線で図示している。
図2に示すように、光学スケール2は、円板状をなし、その中央部には、厚さ方向に貫通している孔211が設けられている。この光学スケール2は、回動軸J1まわりに回動する部材(図示せず)に取り付けられる。前述したように、光学スケール2は、基板21と、基板21の一方の面上に設けられている偏光部22および180°判別用トラック23と、を有する。
[基板]
基板21は、発光素子32、33からの光に対する透過性を有する。基板21の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ガラス材料、樹脂材料等が挙げられる。なお、偏光部22および180°判別用トラック23を一体で構成する場合、基板21は、省略することが可能である。
このような基板21の一方の面上には、基板21の中心側から外周側に向けて、偏光部22および180°判別用トラック23がこの順に並んで配置されている。
[偏光部]
偏光部22は、選択的にP偏光の光を透過し、S偏光の光を反射する偏光特性を有する。この偏光部22は、基板21の一方の面に沿って設けられ、例えば、発光素子32からの光に対する反射性を有する複数のワイヤーを互いに間隔を隔てて平行に並べて構成されている偏光パターンを有する。
この偏光パターンの構成材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、金(Au)、鉄(Fe)、白金(Pt)またはこれらの合金等の金属材料が挙げられる。すなわち、偏光部22が直線状に延びている複数の金属線(金属製のワイヤー)を有する。このような偏光部22は、例えば、公知の成膜方法を用いて形成してもよいし、シート状または板状の部材をエッチング等により加工して形成してもよい。
なお、偏光部22は、光学スケール2の回動軸J1まわりの回動に伴って回動することができれば、基板21に対して離間していてもよく、また、偏光部22と基板21との間に他の層(例えば、反射防止層、接着層等)が介在していてもよい。
[180°判別用トラック]
180°判別用トラック23は、回動軸J1を中心とする円に沿って設けられ、回動軸J1に沿った方向から見たとき(以下、「平面視」とも言う)、回動軸J1を通る線分L1により二分される2つの領域231、232で構成されている。すなわち、180°判別用トラック23の周方向における360°の全範囲のうち、180°の範囲に領域231が設けられ、残りの180°の範囲に領域232が設けられている。
この2つの領域231、232は、互いに反射率が異なる。具体的には、2つの領域231、232のうち、一方の領域231は、発光素子33からの光に対する反射性を有し、他方の領域232は、発光素子33からの光に対する透過性を有する。したがって、発光素子33からの光に対する領域231の反射率は、発光素子33からの光に対する領域232の反射率よりも高い。
ここで、領域231には、発光素子33からの光に対する反射性を有する薄膜が設けられ、一方、領域232には、当該薄膜が設けられていない。領域231に設けられる薄膜の構成材料としては、例えば、前述した偏光部22の偏光パターンと同様の金属材料が挙げられる。
このような領域231の薄膜は、例えば、公知の成膜方法を用いて形成することができ、また、前述した偏光部22の偏光パターンと一括して形成することもできる。なお、領域232には、領域231に設けられている薄膜よりも発光素子33からの光に対する反射率が低い薄膜を設けてもよい。また、図示では、領域232に偏光部22の偏光パターンが形成されているが、領域232にある偏光パターンは、省略してもよい。
(センサーユニット)
図3は、図1に示すエンコーダーが備える光出射部の構成例を示す平面図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5は、図1に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。図6は、図1に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する模式的断面図である。
センサーユニット3は、回動軸J1まわりに回動しない部材(図示せず)に取り付けられる。前述したように、センサーユニット3は、基板31と、基板31の光学スケール2側に設けられている発光素子32、33および受光素子34、35と、を有する。ここで、受光素子34、35は基板31上に設けられ、そして、発光素子32は受光素子34上に、発光素子33は受光素子35上に設けられている。
[基板]
基板31は、回動軸J1まわりに回動しない部材(図示せず)に取り付けられる。基板31は、例えば、配線基板であり、発光素子32、33および受光素子34、35を支持するとともに、これらと電気的に接続されている。そして、基板31は、演算部6に図示しない配線を介して電気的に接続されている。
[発光素子]
発光素子32は、例えば、面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)である。この発光素子32は、所望方向に直線偏光した光を安定して出力する構成を有するものが好ましい。以下、好ましい発光素子32の一例を説明する。なお、「直線偏光」とは、電磁波(光)の振動面が一平面内にある光であり、言い換えれば、電場(または磁場)の振動方向が一定な光である。また、発光素子32(光出射部11)が出射する光は、直線偏光成分以外の成分が含まれていたり、偏光方向が変動したりしてもよいが、その場合、直線偏光成分以外の成分および偏光方向の変動のそれぞれができるだけ少ないこと(所望の直線偏光成分に対する他の成分量および偏光方向の変動角度のそれぞれが5%以下とすること)が好ましい。
図3および図4に示す発光素子32は、基板41と、第1ミラー層42と、活性層43と、第2ミラー層44と、電流狭窄層49と、コンタクト層45と、第1領域46と、第2領域50と、樹脂層47と、第1電極48と、第2電極51と、パッド52と、引き出し配線53と、を有する。ここで、第1ミラー層42、活性層43、第2ミラー層44、電流狭窄層49、コンタクト層45、第1領域46および第2領域50は、積層体40を構成している。そして、積層体40は、樹脂層47によって囲まれている。
基板41は、例えば、n型(第1導電型)のGaAs基板である。
第1ミラー層42は、基板41上に設けられている。第1ミラー層42は、例えば、シリコンがドープされたn型のAl0.12Ga0.88As層である高屈折率層と、シリコンがドープされたn型のAl0.9Ga0.1As層である低屈折率層とを交互に積層して構成されている。
活性層43は、第1ミラー層42上に設けられている。活性層43は、例えば、i型のIn0.06Ga0.94As層とi型のAl0.3Ga0.7As層とから構成される量子井戸構造を3層重ねた多重量子井戸(MQW)構造を有している。
第2ミラー層44は、活性層43上に設けられている。第2ミラー層44は、例えば、炭素がドープされたp型のAl0.12Ga0.88As層である高屈折率層と、炭素がドープされたp型のAl0.9Ga0.1As層である低屈折率層とを交互に積層して構成されている。
第2ミラー層44、活性層43および第1ミラー層42は、垂直共振器型のpinダイオードを構成している。第1電極48と第2電極51との間にpinダイオードの順方向の電圧を印加すると、活性層43において電子と正孔との再結合が起こり、発光が生じる。活性層43で発生した光は、第1ミラー層42と第2ミラー層44との間を往復し(多重反射し)、その際に誘導放出が起こって、強度が増幅される。そして、光利得が光損失を上回ると、レーザー発振が起こり、コンタクト層45を介して外部へレーザー光が出射する。
電流狭窄層49は、活性層43と第2ミラー層44との間に設けられている。なお、電流狭窄層49は、第1ミラー層42または第2ミラー層44の内部に設けてもよい。電流狭窄層49は、開口部491が形成された絶縁層である。この電流狭窄層49は、第1電極48と第2電極51との間を流れる電流が活性層43の面に沿った方向に広がることを防ぐ機能を有する。
コンタクト層45は、第2ミラー層44上に設けられている。コンタクト層45は、例えば、炭素がドープされたp型のGaAs層である。
第1領域46は、第1ミラー層42が有する凸部の側方に設けられている。第1領域46は、例えば、第1ミラー層42が有する低屈折率層(例えばAl0.9Ga0.1As層)と連続する層が酸化された酸化層と、第1ミラー層42が有する高屈折率層(例えばAl0.12Ga0.88As層)と連続する層と、が交互に積層されて構成されている。
第2領域50は、第2ミラー層44の側方に設けられている。第2領域50は、例えば、第2ミラー層44が有する低屈折率層(例えばAl0.9Ga0.1As層)と連続する層が酸化された酸化層と、第2ミラー層44が有する高屈折率層(例えばAl0.12Ga0.88As層)と連続する層と、が交互に積層されて構成されている。
以上のような第1ミラー層42、活性層43、第2ミラー層44、電流狭窄層49、コンタクト層45、第1領域46および第2領域50で構成されている積層体40は、平面視において、Y軸方向における積層体40の長さが、X軸方向における積層体40の長さよりも長い。図示では、積層体40は、平面視において、Y軸方向およびX軸方向の双方に対して対称な形状をなしている。
積層体40は、図3に示すように、平面視において、第1歪付与部40aと、第2歪付与部40bと、共振部40cと、を有する。
第1歪付与部40aおよび第2歪付与部40bは、平面視において、共振部40cを挟んでY軸方向に対向している。そして、第1歪付与部40aおよび第2歪付与部40bは、共振部40cと一体的に構成されている。
第1歪付与部40aおよび第2歪付与部40bは、活性層43に歪みを付与して、活性層43にて発生する光を偏光させる。ここで、「光を偏光させる」とは、光の電場の振動方向を一定にすることを言う。
共振部40cは、第1歪付与部40aと第2歪付与部40bとの間に設けられている。X軸方向における共振部40cの長さは、X軸方向における第1歪付与部40aの長さまたはX軸方向における第2歪付与部40bの長さよりも大きい。共振部40cの平面形状は、例えば、円である。共振部40cは、活性層43で発生した光を共振させる。
樹脂層47は、積層体40の少なくとも側面に設けられている。樹脂層47は、第1歪付与部40aおよび第2歪付与部40bを完全に覆っていてもよいし、第1歪付与部40aおよび第2歪付与部40bの一部を覆っていてもよい。樹脂層47の材質は、例えば、ポリイミドである。
第1電極48は、第1ミラー層42上に設けられている。第1電極48は、第1ミラー層42とオーミックコンタクトしている。第1電極48は、第1ミラー層42と電気的に接続されている。第1電極48は、例えば、第1ミラー層42側から、Cr層、AuGe層、Ni層、Au層をこの順で積層して構成されている。第1電極48は、活性層43に電流を注入するための一方の電極である。なお、第1電極48は、基板41の下面に設けられていてもよい。
第2電極51は、コンタクト層45上および樹脂層47上に設けられている。第2電極51は、コンタクト層45とオーミックコンタクトしている。第2電極51は、コンタクト層45を介して、第2ミラー層44と電気的に接続されている。第2電極51は、例えば、コンタクト層45側から、Cr層、Pt層、Ti層、Pt層、Au層をこの順で積層して構成されている。第2電極51は、活性層43に電流を注入するための他方の電極である。
第2電極51は、パッド52と電気的に接続されている。第2電極51は、引き出し配線53を介して、パッド52と電気的に接続されている。パッド52は、樹脂層47上に設けられている。パッド52および引き出し配線53の材質は、例えば、第2電極51の材質と同じである。
以上説明したような発光素子32によれば、平面視において、Y軸方向における積層体40の長さが、X軸方向における積層体40の長さよりも大きく、かつ、平面視において、Y軸方向における樹脂層47の長さが、X軸方向における樹脂層47の長さよりも長い。そのため、第1、第2歪付与部40a、40bおよび樹脂層47の双方によって活性層43に応力を付与して、出射されるレーザー光の偏光方向を安定させることができる。したがって、例えば、樹脂層47(または第1、第2歪付与部40a、40b)のみで活性層43に応力を付与した場合と比べて、レーザー光の偏光方向を、より安定させることができる。
なお、発光素子32は、AlGaAs系の半導体材料を用いた場合に限定されず、例えば、発振波長に応じて、例えば、GaInP系、ZnSSe系、InGaN系、AlGaN系、InGaAs系、GaInNAs系、GaAsSb系の半導体材料を用いてもよい。
このような発光素子32(光出射部11)は、図5中の矢印E1で示す方向に直線偏光された光を出射する機能を有する。そして、発光素子32は、図6に示すように、光学スケール2の偏光部22に光を照射する。この光は、発光素子32の光軸a1を中心として広がり角度θをもって拡がりながら発光素子32から出射される。
一方、発光素子33(光出射部13)は、例えば、面発光レーザーまたは発光ダイオードであり、出射する光は偏光されていてもいなくてもよい。また、発光素子33は、光軸a2を中心として拡がりながら180°判別用トラック23に向けて光を出射する。
(受光素子)
図5に示すように、受光素子34は、平面視において、環状の受光面を有し、その内側に発光素子32が配置されている。同様に、受光素子35は、平面視において、環状の受光面を有し、その内側に発光素子33が配置されている。受光素子34は、受光素子35に対して回動軸J1側に配置されている。
受光素子34、35は、それぞれ、例えば、フォトダイオードである。そして、受光素子34は、偏光部22で反射した光の強度に応じた電流を検出信号として出力する機能を有する。受光素子35は、180°判別用トラック23で反射した光の強度に応じた電流を検出信号として出力する機能を有する。
(演算部)
図1に示す演算部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含んで構成され、受光素子34、35からの信号を用いて、光学スケール2の回動状態を判断する機能を有する。この回動状態としては、例えば、回動位置、回動角度、回動速度、回動方向等が挙げられる。
以上、エンコーダー1の構成を説明した。以下、エンコーダー1の作用を説明する。
図7は、図1に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。
前述したように、発光素子32が出射する光は、一方向に直線偏光されている。そして、発光素子32からの光が照射される偏光部22は、選択的にP偏光の光を透過し、S偏光の光を反射する偏光特性を有する。
このような偏光部22により、偏光部22に照射された光は、光学スケール2の回動角度に応じて、偏光部22での反射率が変化する。そして、受光素子34からの信号(A相アブソリュート信号)の電流値(PD電流値)は、光学スケール2の回動角度(回転角度)に応じて、図7に示すように、正弦波に沿って変化する。ここで、光学スケール2の回動角度の範囲が0〜2πであり、受光素子34からの信号の電流値は、0〜πの範囲とπ〜2πの範囲とが互いに同じ波形となる。そのため、受光素子34からの信号のみでは、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときの区別ができない。
そこで、受光素子35からの信号を用いて、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときとの判断を行う。前述したように、180°判別用トラック23の周方向における360°の範囲のうち、180°の範囲に領域231が設けられ、残りの180°の範囲に領域232が設けられており、発光素子33からの光に対する領域231の反射率が領域232よりも高い。
このような領域231、232により、180°判別用トラック23に照射された光は、光学スケール2の回動角度に応じて、180°判別用トラック23の反射率が二値的に変化する。そして、受光素子35からの信号(180°回転判別信号)の電流値(PD電流値)は、光学スケール2の回動角度(回転角度)に応じて、図7に示すように、二値的に変化する。ここで、受光素子35からの信号の電流値は、0〜πの範囲とπ〜2πの範囲とで互いに異なる値となる。したがって、受光素子35からの信号を用いることで、光学スケール2の回動角度が0〜πであるときとπ〜2πであるときとの判別を行うことができる。
以上のようなエンコーダー1は、偏光特性を有する偏光部22を有する光学スケール2と、偏光部22に向けて直線偏光を出射する光出射部11と、光学スケール2からの光を検出する光検出部12と、を備える。
このようなエンコーダー1によれば、光出射部11(発光素子32)が直線偏光を偏光部22に向けて出射(照射)することにより、偏光部22を透過または反射した光の強度が光学スケール2の回動に伴って変化する。したがって、光出射部11または光検出部12と光学スケール2との間に、別途偏光素子を設ける必要がない。そのため、光出射部11から光検出部12に到達する光の量を多くすることができ、その結果、検出精度を向上させることができる。
ここで、光検出部12が有する受光素子34は、偏光部22との間に、偏光素子が設けられていない。このように、光検出部12が、偏光部22に向かい合っている受光素子34を有することにより、偏光部22からの光を効率的に受光素子34で受けることができる。
また、光出射部11が面発光レーザーである発光素子32を有することにより、光出射部11の小型化を図りつつ、直線偏光した光を出射する光出射部11を実現することができる。
ここで、面発光レーザーである発光素子32から出射される光の広がり角度θ(全角)は、5°以上20°以下の範囲内にあることが好ましく、10°以上20°以下の範囲内にあることがより好ましい。これにより、光検出部12の配置の自由度を高めつつ、直線偏光した光を効率的に出射可能な発光素子32を実現することができる。
また、前述した図3および図4に示す「面発光レーザー」を発光素子32として用いた場合、発光素子32(面発光レーザー)は、基板41と、基板41上に設けられている積層体40と、積層体40の少なくとも側面に設けられている樹脂層47と、を含む。そして、積層体40は、第1ミラー層42と、第1ミラー層42に対して基板41とは反対側に設けられている第2ミラー層44と、第1ミラー層42と第2ミラー層44との間に設けられている活性層43と、含む。特に、基板41の厚さ方向(図3および図4中のZ軸方向)から見た平面視において、第1方向(図3および図4中のY軸方向)における積層体40の長さは、第1方向と直交する第2方向(図3および図4中のX軸方向)における積層体40の長さよりも大きい。また、当該平面視において、第1方向(図3および図4中のY軸方向)における樹脂層47の長さは、第2方向(図3および図4中のX軸方向)における樹脂層47の長さよりも大きい。このような構成の面発光レーザーを発光素子32として用いることで、発光素子32から出射される直線偏光の偏光方向を1つの方向に安定化させることができ、その結果、発光素子32の長寿命化を図ること(例えば発光素子32の寿命を10万時間以上とすること)ができる。
また、「面発光レーザー」である発光素子32は、光学スケール2の回動軸J1に沿った方向から見たとき、光学スケール2に重なっている。これにより、エンコーダー1の小型化を図ることができる。
また、偏光部22が複数の金属線を有することにより、特定方向の偏光光を高効率で反射可能な偏光部22を実現することができる。
本実施形態では、光出射部11および光検出部12は、光学スケール2に対して同じ側に配置されている。これにより、反射型のエンコーダー1を実現することができる。なお、光学スケール2は光検出部12を光学スケール2に対して光出射部11とは反対側に配置することで、透過型のエンコーダーを実現することができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。図9は、図8に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。図10は、図8に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図8および図9において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態は、光出射部および光検出部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図8に示すエンコーダー1Aが備えるセンサーユニット3Aは、光学スケール2に対して図8の紙面奥側に配置されており、発光素子32、33、36および受光素子34、35、37を有する。ここで、発光素子32、36は、光出射部11Aを構成し、受光素子34、37は、光検出部12Aを構成している。また、回動軸J1まわりの周方向における発光素子32、33、36および受光素子34、35、37の位置が互いに同じである。また、受光素子37は受光素子34と受光素子35との間で基板(図示せず)上に設けられ、そして、発光素子36は受光素子37上に設けられている。
発光素子36および受光素子37は、発光素子32および受光素子34と同様の構成を有するが、発光素子32、36は、出射する光の偏光方向が異なる。具体的には、発光素子36は、図9中の矢印E2で示すように発光素子32の光の偏光方向に対して45°傾斜した方向に直線偏光された光を出射する機能を有する。そして、発光素子36は、光学スケール2の偏光部22に光を照射する。受光素子37は、偏光部22で反射した光を受ける。
このように、光出射部11Aは、偏光部22に向けて直線偏光した第1光を出射する第1発光素子である発光素子32と、偏光部22に向けて直線偏光した第2光を出射する第2発光素子である発光素子36と、を有する。また、光検出部12Aは、偏光部22からの第1光を受ける第1受光素子である受光素子34と、偏光部22からの第2光を受ける第2受光素子である受光素子37と、を有する。そして、受光素子34および受光素子37は、光学スケール2の回動に伴って、図10に示すように、互いに45°位相がずれた信号を出力する。これにより、受光素子34および受光素子37のうちの一方の信号をA相信号、他方をB相信号として用いて、比較的簡単な処理または演算で、光学スケール2の回動状態を検出することができる。なお、本実施形態では、受光素子34がA相信号、受光素子37がB相信号を出力する。
ここで、光出射部11Aは、偏光部22に向けて直線偏光した光を出射する第1発光素子である発光素子32と、偏光部22に向けて発光素子32からの光の偏光方向に対して45°傾斜した方向で直線偏光した光を出射する第2発光素子である発光素子36と、を有する。これにより、発光素子32、36を回動軸J1まわりの周方向における同一位置に配置した場合において、光検出部12Aで互いに位相が45°ずれたA相信号およびB相信号を生成することができる。そのため、光検出部12Aの検出結果を用いて、比較的簡単な処理または演算で、光学スケール2の回動状態を検出することができる。
以上説明したような第2実施形態によっても、検出精度を向上させることができる。
<第3実施形態>
図11は、本発明の第3実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態は、光出射部および光検出部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。特に、本実施形態は、第2発光素子および第2受光素子の配置が異なる以外は、前述した第2実施形態と同様である。
図11に示すエンコーダー1Bが備えるセンサーユニット3Bは、光学スケール2に対して図11の紙面奥側に配置されており、発光素子32、33、36および受光素子34、35、37を有する。ここで、発光素子32、36は、光出射部11Bを構成し、受光素子34、37は、光検出部12Bを構成している。ここで、発光素子36から出射される光(直線偏光)の偏光方向は、前述した第2実施形態で述べた通り、発光素子32からの光の偏光方向に対して45°傾斜した方向(前述した図9中の矢印E2で示す方向)である。また、回動軸J1まわりの周方向における発光素子36および受光素子37の位置は、発光素子32、33および受光素子34、35とは180°異なる。すなわち、本実施形態では、発光素子36および受光素子37は、回動軸J1に対して、発光素子32、33および受光素子34、35とは反対側に配置されている。このような配置によっても、前述した第2実施形態と同様に、A相信号およびB相信号を得ることができる。
以上説明したような第3実施形態によっても、検出精度を向上させることができる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の第4実施形態に係るエンコーダーを示す平面図である。図13は、図12に示すエンコーダーが備える光出射部および光検出部を説明する平面図である。図14は、図12に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。図15は、図12に示すエンコーダーの光学スケールの回転角度と光検出部の出力(電流値)との関係を示すグラフである。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図12および図13において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態は、光出射部および光検出部の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図12に示すエンコーダー1Cが備えるセンサーユニット3Cは、光学スケール2に対して図12の紙面奥側に配置されており、発光素子32、32C、33、36、36Cおよび受光素子34、34C、35、37、37Cを有する。ここで、発光素子32、32C、36、36Cは、光出射部11Cを構成し、受光素子34、34C、37、37Cは、光検出部12Cを構成している。また、回動軸J1まわりの周方向における発光素子32、32C、33、36、36Cおよび受光素子34、34C、35、37、37Cの位置が互いにほぼ同じである。
図示では、受光素子34Cと受光素子37とが光学スケール2の半径方向に沿って並び、そして、受光素子34Cおよび受光素子37を挟み込むようにして、受光素子34と受光素子37Cとが光学スケール2の周方向に沿って並んでいる。
発光素子32、32C、36、36Cは、出射する光の偏光方向が異なる。具体的には、発光素子32Cは、図13中の矢印E3で示すように発光素子32の光の偏光方向に対して90°傾斜した方向に直線偏光された光を出射する機能を有する。発光素子36Cは、図13中の矢印E4で示すように発光素子36の光の偏光方向に対して90°傾斜した方向に直線偏光された光を出射する機能を有する。
そして、発光素子32C、36Cは、光学スケール2の偏光部22に光を照射する。受光素子34C、37Cは、偏光部22で反射した光を受ける。
このように、光出射部11Cは、第1、第2発光素子である発光素子32、36に加えて、偏光部22に向けて直線偏光した第3光を出射する第3発光素子である発光素子32Cと、偏光部22に向けて直線偏光した第4光を出射する第4発光素子である発光素子36Cと、を有する。また、光検出部12Cは、第1、第2受光素子である受光素子34、37に加えて、偏光部22からの第3光を受ける第3受光素子である受光素子34Cと、偏光部22からの第4光を受ける第4受光素子である受光素子37Cと、を有する。そして、受光素子34および受光素子34Cは、光学スケール2の回動に伴って、図14に示すように、互いに90°位相がずれた信号を出力する。また、受光素子37および受光素子37Cは、光学スケール2の回動に伴って、図15に示すように、互いに90°位相がずれた信号を出力する。
これにより、受光素子34Cの信号をA相信号に対して位相が90°ずれたAバー相信号として用い、受光素子37Cの信号をB相信号に対して位相が90°ずれたBバー相信号として用いることができる。そして、図14に示すように、A相信号とAバー相信号との差動出力(差動信号)を得るとともに、図15に示すように、B相信号とBバー相信号との差動出力(差動信号)を得ることで、偏光部22の傾き、温度変化による偏光部22の熱膨張、光出射部11Cの出力変化によるノイズ等の影響を低減することができる。
ここで、光出射部11Cは、偏光部22に向けて第1発光素子である発光素子32からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を出射する第3発光素子である発光素子32Cと、偏光部22に向けて第2発光素子である発光素子36からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を出射する第4発光素子である発光素子36Cと、を有する。
これにより、発光素子32、32C、36、36Cを光学スケール2の回動軸J1まわりの周方向におけるほぼ同一位置に配置した場合において、光検出部12Cで、A相信号に対して位相が90°ずれたAバー相信号、および、B相信号に対して位相が90°ずれたBバー相信号を生成することができる。そして、A相信号とAバー相信号との差動出力を得るとともに、B相信号とBバー相信号との差動出力を得ることで、偏光部22の傾き、温度変化による偏光部22の熱膨張、光出射部11Cの出力変化によるノイズ等の影響を低減することができる。
以上説明したような第4実施形態によっても、検出精度を向上させることができる。
2.ロボット
図16は、本発明のロボットの一例を示す側面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図16中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図16中の基台側を「基端」、その反対側(エンドエフェクター側)を「先端」と言う。また、図16の上下方向を「鉛直方向」とし、左右方向を「水平方向」とする。
図16に示すロボット100は、いわゆる水平多関節ロボット(スカラロボット)であり、例えば、精密機器等を製造する製造工程等で用いられ、精密機器や部品等の把持や搬送等を行うことができる。
図16に示すように、ロボット100は、基台110と、第1アーム120と、第2アーム130と、作業ヘッド140と、エンドエフェクター150と、配線引き回し部160と、を有している。以下、ロボット100の各部を順次簡単に説明する。
基台110は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台110の上端部には、第1アーム120が連結している。第1アーム120は、基台110に対して鉛直方向に沿う第1軸である回動軸J1まわりに回動可能となっている。
基台110内には、第1アーム120を回動させる駆動力を発生させる第1モーター111と、第1モーター111の駆動力を減速する第1減速機112とが設置されている。第1減速機112の入力軸は、第1モーター111の回転軸に連結され、第1減速機112の出力軸は、第1アーム120に連結されている。そのため、第1モーター111が駆動し、その駆動力が第1減速機112を介して第1アーム120に伝達されると、第1アーム120が基台110に対して回動軸J1まわりに水平面内で回動する。
また、基台110および第1アーム120には、基台110に対する第1アーム120の回動状態を検出する第1エンコーダーであるエンコーダー1が設けられている。具体的には、例えば、前述した光学スケール2が第1減速機112の出力軸または第1アーム120に取り付けられ、センサーユニット3が基台110またはこれに固定された部材に取り付けられている。
第1アーム120の先端部には、第2アーム130が連結している。第2アーム130は、第1アーム120に対して鉛直方向に沿う第2軸J2まわりに回動可能となっている。図示しないが、第2アーム130内には、第2アーム130を回動させる駆動力を発生させる第2モーターと、第2モーターの駆動力を減速する第2減速機とが設置されている。そして、第2モーターの駆動力が第2減速機を介して第2アーム130に伝達されることにより、第2アーム130が第1アーム120に対して第2軸J2まわりに水平面内で回動する。また、図示しないが、第2モーターには、第1アーム120に対する第2アーム130の回動状態を検出する第2エンコーダーが設けられている。
第2アーム130の先端部には、作業ヘッド140が配置されている。作業ヘッド140は、第2アーム130の先端部に同軸的に配置されたスプラインナットおよびボールネジナット(ともに図示せず)に挿通されたスプラインシャフト141を有している。スプラインシャフト141は、第2アーム130に対して、その軸まわりに回転可能であり、かつ、上下方向に移動(昇降)可能となっている。
図示しないが、第2アーム130内には、回転モーターおよび昇降モーターが配置されている。回転モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってスプラインナットに伝達され、スプラインナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が鉛直方向に沿う軸J3まわりに正逆回転する。また、図示しないが、回転モーターには、第2アーム130に対するスプラインシャフト141の回動状態を検出する第3エンコーダーが設けられている。
一方、昇降モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってボールネジナットに伝達され、ボールネジナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が上下に移動する。昇降モーターには、第2アーム130に対するスプラインシャフト141の移動量を検出する第4エンコーダーが設けられている。
スプラインシャフト141の先端部(下端部)には、エンドエフェクター150が連結されている。エンドエフェクター150としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持するもの、被加工物を加工するもの等が挙げられる。
第2アーム130内に配置された各電子部品(例えば、第2モーター、回転モーター、昇降モーター、第2〜第4エンコーダー等)に接続される複数の配線は、第2アーム130と基台110とを連結する管状の配線引き回し部160内を通って基台110内まで引き回されている。さらに、かかる複数の配線は、基台110内でまとめられることによって、第1モーター111およびエンコーダー1に接続される配線とともに、基台110の外部に設置され、ロボット100を統括制御する図示しない制御装置まで引き回される。
以上説明したようなロボット100は、優れた検出精度を有するエンコーダー1を備えるため、例えば、このエンコーダー1の検出結果を用いて、高精度な動作制御を行うことができる。
以上、本発明のエンコーダーおよびロボットを図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、エンコーダーの設置箇所は、基台と第1アームとの関節部に限定されず、相対的に回動する任意の2つのアームの関節部であってもよい。また、エンコーダーの設置箇所は、ロボットが有する関節部に限定されない。
また、前述した実施形態では、ロボットアームの数は、1つであったが、ロボットアームの数は、これに限定されず、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、本発明のロボットは、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、前述した実施形態では、ロボットアームが有するアームの数は、2つであったが、アームの数は、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上でもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットの設置箇所は、床面に限定されず、例えば、天井面や側壁面等でもよい。また、本発明のロボットは、建物等の構造物に固定設置されるものに限定されず、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボットであってもよい。
また、前述した実施形態では、本発明のロボットの一例として、水平多関節ロボットを例に説明したが、本発明のロボットは、相対的に回動する2つの部材を有すれば、垂直多関節ロボット等の他の形式のロボットであってもよい。
また、本発明のエンコーダーは、回転部を有する産業用プリンター、民生用プリンターにも用いることができる。
また、前述した実施形態では、光出射部および光検出部が光学スケールの半径方向に沿って並んで配置されている場合を例に説明したが、これに限定されず、光出射部および光検出部が光学スケールの周方向にずれて配置されていてもよい。
また、前述した実施形態では、光学スケールに設けた180°判別トラックを用いて光学スケールの互いに180°異なる回動状態を判別したが、この判別は、他の手段、例えば、当該光学スケールと同軸に設けられた他のエンコーダーの出力を用いて行ってもよい。また、光学スケールの互いに180°異なる回動状態の判別が不要である場合には、このような判別のための構成(前述した実施形態の場合、180°判別トラック、第2光出射部および第2光検出部)を省略することができる。
1…エンコーダー、1A…エンコーダー、1B…エンコーダー、1C…エンコーダー、2…光学スケール、3…センサーユニット、3A…センサーユニット、3B…センサーユニット、3C…センサーユニット、6…演算部、11…光出射部、11A…光出射部、11B…光出射部、11C…光出射部、12…光検出部、13…光出射部、14…光検出部、12A…光検出部、12B…光検出部、12C…光検出部、21…基板、22…偏光部、23…180°判別用トラック、31…基板、32…発光素子、32C…発光素子、33…発光素子、34…受光素子、34C…受光素子、35…受光素子、36…発光素子、36C…発光素子、37…受光素子、37C…受光素子、40…積層体、40a…第1歪付与部、40b…第2歪付与部、40c…共振部、41…基板、42…第1ミラー層、43…活性層、44…第2ミラー層、45…コンタクト層、46…第1領域、47…樹脂層、48…第1電極、49…電流狭窄層、50…第2領域、51…第2電極、52…パッド、53…引き出し配線、100…ロボット、110…基台、111…第1モーター、112…第1減速機、120…第1アーム、130…第2アーム、140…作業ヘッド、141…スプラインシャフト、150…エンドエフェクター、160…配線引き回し部、211…孔、231…領域、232…領域、491…開口部、E1…矢印、E2…矢印、E3…矢印、E4…矢印、J1…回動軸、J2…第2軸、J3…軸、L1…線分、a1…光軸、a2…光軸、θ…広がり角度

Claims (13)

  1. 回動軸まわりに回動可能に設けられ、偏光特性を有する偏光部を備える光学スケールと、
    直線偏光を前記偏光部に向けて出射する光出射部と、
    前記光学スケールからの前記直線偏光を検出する光検出部と、を有することを特徴とするエンコーダー。
  2. 前記光出射部が面発光レーザーを有する請求項1に記載のエンコーダー。
  3. 前記面発光レーザーから出射される光の広がり角度が5°以上20°以下の範囲内にある請求項2に記載のエンコーダー。
  4. 前記面発光レーザーは、
    基板と、
    前記基板上に設けられている積層体と、
    前記積層体の少なくとも側面に設けられている樹脂層と、を含み、
    前記積層体は、第1ミラー層と、前記第1ミラー層に対して前記基板とは反対側に設けられている第2ミラー層と、前記第1ミラー層と前記第2ミラー層との間に設けられている活性層と、含み、
    前記基板の厚さ方向から見た平面視において、第1方向における前記積層体の長さは、前記第1方向と直交する第2方向における前記積層体の長さよりも大きく、
    前記平面視において、前記第1方向における前記樹脂層の長さは、前記第2方向における前記樹脂層の長さよりも大きい請求項2または3に記載のエンコーダー。
  5. 前記面発光レーザーは、前記回動軸に沿った方向から見たとき、前記光学スケールに重なっている請求項2ないし4のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  6. 前記光検出部は、前記偏光部に向かい合っている受光素子を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  7. 前記偏光部は、複数の金属線を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  8. 前記光出射部は、直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第1発光素子と、前記第1発光素子からの光の偏光方向に対して45°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第2発光素子と、を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  9. 前記光出射部は、前記第1発光素子からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第3発光素子と、前記第2発光素子からの光の偏光方向に対して90°傾斜した方向で直線偏光した光を前記偏光部に向けて出射する第4発光素子と、を有する請求項8に記載のエンコーダー。
  10. 前記光出射部は、直線偏光した第1光を前記偏光部に向けて出射する第1発光素子と、直線偏光した第2光を前記偏光部に向けて出射する第2発光素子と、を有し、
    前記光検出部は、前記偏光部からの前記第1光を受ける第1受光素子と、前記偏光部からの前記第2光を受ける第2受光素子と、を有し、
    前記第1受光素子および前記第2受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに45°位相がずれた信号を出力する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  11. 前記光出射部は、直線偏光した第3光を前記偏光部に向けて出射する第3発光素子と、直線偏光した第4光を前記偏光部に向けて出射する第4発光素子と、を有し、
    前記光検出部は、前記偏光部からの前記第3光を受ける第3受光素子と、前記偏光部からの前記第4光を受ける第4受光素子と、を有し、
    前記第1受光素子および前記第3受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに90°位相がずれた信号を出力し、
    前記第2受光素子および前記第4受光素子は、前記光学スケールの回動に伴って、互いに90°位相がずれた信号を出力する請求項10に記載のエンコーダー。
  12. 前記光出射部および前記光検出部は、前記光学スケールに対して同じ側に配置されている請求項1ないし11のいずれか1項に記載のエンコーダー。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載のエンコーダーを備えることを特徴とするロボット。
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