JP2017197501A - セマフォリン3a発現亢進剤 - Google Patents

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向井 克之
Katsuyuki Mukai
克之 向井
靖之 五十嵐
Yasuyuki Igarashi
靖之 五十嵐
靖剛 臼杵
Yasutake Usuki
靖剛 臼杵
田村 具博
Tomohiro Tamura
具博 田村
建二 ▲高▼森
建二 ▲高▼森
Kenji Takamori
弥生 鎌田
Yayoi Kamata
弥生 鎌田
光俊 冨永
Mitsutoshi Tominaga
光俊 冨永
浩則 松田
Hironori Matsuda
浩則 松田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、優れたセマフォリン3A(Sema 3A)発現亢進作用を有し、安全性が高く、簡便に使用できるセマフォリン3A発現亢進剤を提供することである。【解決手段】植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドを有効成分とするセマフォリン3A発現亢進剤。【選択図】なし

Description

本発明は、セマフォリン3A発現亢進剤に関する。
セマフォリンは、セマドメインという共通のアミノ酸配列をもち、構造の違いにより、7つのサブファミリーに分類されるタンパク質である。なかでも、セマフォリン3A(Semaphorin3A:Sema3A)は、これまで最もよく研究されており、生体内において、神経軸索ガイダンス、血管新生、免疫応答、骨代謝などの様々な生体機能に幅広く関与していることが知られている。
例えば、セマフォリン3Aが存在すると神経軸索の伸長が阻害されることが知られている。セマフォリン3Aのそのような作用を利用して、例えば、皮膚組織でのそう痒を抑制する方法が提案されている(特許文献1)。また、セマフォリン3Aが、骨吸収の阻害と骨形成の促進とを同時に行うことによって、強い骨保護作用を発揮することが知られている(特許文献2)。
このようにセマフォリン3Aは生体内において、種々の重要な役割を果たしており、生体内でのセマフォリン3Aの発現亢進は、前述のような痒みの抑制や骨代謝の改善・向上をはじめとした種々の効果をもたらすと考えられる。そのため、生体内のセマフォリン3A発現を調整し得る薬剤の開発が期待されている。例えば、特許文献3には、転写因子を利用したセマフォリン3Aの発現を増強又は抑制する剤、及び特定の転写因子の阻害又は促進を指標として、セマフォリン3Aの発現を増強又は抑制する化合物のスクリーニング方法が開示されている。
ところで、セラミドは、細胞間脂質の重要な成分であり、優れた保湿性、皮膚保護作用を有することが知られている。例えば、特許文献4には、セラミド2、植物セラミド、アミノセラミド、トリメチルグリシン、ヒドロキシプロリンを含むことにより、セラミドの溶解性、安定性、組成物の安定性、保湿性、皮膚保護作用などに優れる皮膚外用剤が開示されている。また、例えば、特許文献5には、麹を用いた発酵製品製造の際の副産物である発酵粕から抽出精製されたものであって、遊離セラミドを複数含有し、遊離セラミドの含有量が5%以上である発酵粕由来スフィンゴ脂質が、保湿剤、アトピー性皮膚炎等の治癒に有用であることが開示されている。また、例えば、特許文献6には、皮膚傷、アトピー性皮膚炎、湿疹、乾癬、皮膚萎縮を含む皮膚疾患の治療に有効な非天然セラミド化合物が開示されている。
このようにセラミドが、保湿性、皮膚保護作用に優れることは知られている。しかしながら、セラミドとセマフォリン3Aとの関係については、これまでに知られていない。
特開2008−297243号公報 国際公開第2013/129620号パンフレット 国際公開第2014/178427号パンフレット 特開2010−6786号公報 特開2012−126910号公報 特表2008−518908号公報
本発明は、上記現状に鑑みて、優れたセマフォリン3A(Sema 3A)発現亢進作用を有し、安全性が高く、簡便に使用できるセマフォリン3A発現亢進剤を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を行ったところ、植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドがセマフォリン3Aの発現を亢進し得ることを見出した。また、本発明者は、植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドとして、コンニャク(コンニャク芋)由来のものが、より優れたセマフォリン3A発現亢進作用を有することを見出した。また、本発明者は、植物由来のスフィンゴ糖脂質が体内で代謝されて生成されるセラミドが、より一層優れたセマフォリン3A発現亢進作用を有することを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドを有効成分とするセマフォリン3A発現亢進剤。
項2. 植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドが、コンニャク由来である項1に記載のセマフォリン3A発現亢進剤。
項3.項1又は2に記載のセマフォリン3A発現亢進剤を含有するセマフォリン3A発現亢進用の皮膚外用剤。
本発明によれば、優れたセマフォリン3A発現亢進作用を有し、安全性が高く、簡便に使用できるセマフォリン3A発現亢進剤を提供することができる。本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、セマフォリン3Aの発現を亢進することができるので、そう痒抑制や骨代謝改善等の、セマフォリン3Aの発現を亢進することにより改善される疾患の治療又は予防用途に適用することができる。
実験例1の正常ヒト表皮角化細胞(NHEK)におけるセマフォリン3A(Sema3A)発現に対するコンニャク由来セラミド(kCer)の作用を示す。図1Aは、kCer添加48時間後のNHEKのヒトSema3Aの相対mRNA発現量を示す。図1Bは、NHEKにkCer添加48時間後の培養上清中に分泌されたSema3A量を示す。 実験例1のNHEKにおける神経成長因子(NGF)発現に対するkCerの作用を示す。NHEKにkCer添加48時間後のヒトNGFの相対mRNA発現量を示す。 実験例2のNHEKに対するkCerの細胞毒性を示す。図3Aは、NHEKに対するkCer添加2時間後の急性毒性を解析するためにLDHアッセイを行った場合の細胞生存率を示す。図3Bは、NHEKに対するkCer添加48時間後の亜急性毒性を解析するためMTTアッセイを行った場合の細胞生存率を示す。 実験例3のドライスキンモデルマウスの病変にkCerを塗布した場合の経皮水分蒸散量(TEWL値)を示す。図4Aは、TEWL値の経時的変化を示す。図4Bは、アセトン処理4時間後のTEWL値を示す。値はアセトン処理前(0h)のTEWL値を1とした時の相対比である。 実験例3のアセトン処理48時間後の表皮中のSema3A転写レベルを示す。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドを有効成分とすることを特徴とする。以下、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤について詳述する。
有効成分
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドを有効成分とする。
スフィンゴ糖脂質
スフィンゴ糖脂質とは、スフィンゴイドに脂肪酸がアミド結合した構造のセラミドの第1級アルコール性ヒドロキシ基に糖が結合した糖脂質である。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質は、植物由来である。本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質の由来植物としては、具体的には、アーモンド、アオサ、アオノリ、アカザ、アカシア、アカネ、アカブドウ、アカマツ(松ヤニ、琥珀、コーパルを含む。以下マツ類については同じ)、アガリクス、アキノノゲシ、アケビ、アサガオ、アザレア、アジサイ、アシタバ、アズキ、アスパラガス、アセロラ、アセンヤク、アニス、アボガド、アマチャ、アマチャヅル、アマリリス、アルテア、アルニカ、アロエ、アンジェリカ、アンズ、アンソッコウ、イグサ、イザヨイバラ、イチイ、イチジク、イチョウ、イランイラン、ウイキョウ、ウーロン茶、ウコン、ウスベニアオイ、ウツボグサ、ウド、ウメ、ウラジロガシ、温州ミカン、エイジツ、エシャロット、エゾウコギ、エニシダ、エノキタケ、エルダーフラワー、エンドウ、オーキッド、オオバコ、オオヒレアザミ、オオムギ、オケラ、オスマンサス、オトギリソウ、オドリコソウ、オニドコロ、オリーブ、オレガノ、オレンジ(オレンジピールを含む)、カーネーション、カカオ、カキ、カキドオシ、カッコン、カシワ、カタクリ、カボチャ、カミツレ、カムカム、カモミール、カラスウリ、カラマツ、カリン、ガルシニア、カルダモン、キイチゴ、キウイ、キキョウ、キャベツ(ケールを含む)、キャラウェイ、キュウリ、キンカン、ギンナン、グァバ、クコ、クズ、クチナシ、クミン、クランベリー、クルミ、グレープフルーツ、クローブ、クロマツ、クロマメ、クロレラ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、コケモモ、コショウ、コスモス、ゴボウ、コムギ(小麦胚芽を含む)、ゴマ、コマツナ、コメ(米糠を含む)、コリアンダー、コンニャク(コンニャク芋)(こんにゃくトビ粉を含む)、コンブ、サーモンベリー、サイプレス、ザクロ、サツマ芋、サト芋、サトウキビ、サトウダイコン、サフラン、ザボン、サンザシ、サンショウ、シイタケ、シクラメン、シソ、シメジ、ジャガ芋、シャクヤク、ジャスミン、ジュズダマ、シュンギク、ショウガ、ショウブ、シラカシ、ジンチョウゲ、シンナモン、スイカ、スイトピー、スギナ、スターアニス、スターアップル、スダチ、ステビア、スモモ、セージ(サルビア)、ゼニアオイ、セロリ、センキュウ、センブリ、ソバ、ソラマメ、ダイコン、ダイズ(おからを含む)、ダイダイ、タイム、タケノコ、タマネギ、タラゴン、タロイモ、タンジン、タンポポ、チコリ、ツキミソウ、ツクシ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ、ツルクサ、ツルナ、ツワブキ、ディル、テンジクアオイ(ゼラニウム)、トウガ、トウガラシ、トウキ、トウチュウカソウ、トウモロコシ、ドクダミ、トコン、トチュウ、トネリコ、ナガイモ、ナズナ、ナツメグ、ナンテン、ニガウリ、ニガヨモギ、ニラ、ニンジン、ニンニク、ネギ、ノコギリソウ、ノコギリヤシ、ノビル、バーベナ、パーム、パイナップル、ハイビスカス、ハコベ、バジル、パセリ、ハダカムギ、ハッカ、ハトムギ、バナナ、バナバ、バニラ、パプリカ、ハマメリス、ビート、ピーマン、ヒガンバナ、ヒシ、ヒジキ、ピスタチオ、ヒソップ(ヤナギハッカ)、ヒナギク、ヒナゲシ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ビワ、ファレノプシス、フェネグリーク、フキノトウ、ブラックベリー、プラム、ブルーベリー(ビルベリーを含む)、プルーン、ヘチマ、ベニバナ、ベラドンナ、ベルガモット、ホウセンカ、ホウレンソウ、ホオズキ、ボダイジュ、ボタン、ホップ、ホホバ、マイタケ、マオウ、マカ、マカデミアンナッツ、マタタビ、マリーゴールド、マンゴー、ミツバ、ミモザ、ミョウガ、ミルラ、ムラサキ、メース、メリッサ、メリロート、メロン、メン(綿実油粕を含む)、モヤシ、ヤグルマソウ、ヤマ芋、ヤマユリ、ヤマヨモギ、ユーカリ、ユキノシタ、ユズ、ユリ、ヨクイニン、ヨメナ(アスター)、ヨモギ、ライム、ライムギ、ライラック、ラズベリー、ラッカセイ、ラッキョウ、リンゴ(アップルファイバーを含む)、リンドウ、レイシ、レタス、レモン、レンゲソウ、レンコン、ローズヒップ、ローズマリー、ローリエ、ワケギ、ワサビ(セイヨウワサビを含む)等が挙げられる。これらの中でも、好ましくはコンニャク、サツマ芋、ジャガ芋、サト芋、ヤマ芋、ナガ芋等の芋類由来、更に好ましくはコンニャクが挙げられる。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質において、スフィンゴイド部分の構造については、特に限定されないが、具体的には、4−スフィンゲニン(スフィンゴシン)、4−ヒドロキシスフィンガニン(フィトスフィンゴシン)、4−ヒドロキシ−トランス−8−スフィンゲニン、4−ヒドロキシ−シス−8−スフィンゲニン、スフィンガニン、トランス−8−スフィンゲニン、シス−8−スフィンゲニン、トランス−4−スフィンゲニン、トランス−4,トランス−8−スフィンガジエニン、トランス−4,シス−8−スフィンガジエニン等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、コンニャク由来のスフィンゴ糖脂質を構成しているスフィンゴイド、具体的にはトランス−4,シス−8−スフィンガジエニン、4−ヒドロキシ−シス−8−スフィンゲニンが挙げられる。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質において、スフィンゴイド部分に結合している脂肪酸の炭素数については、特に制限されないが、2〜30、好ましくは14〜26、更に好ましくは18〜24が挙げられる。また、当該脂肪酸は、飽和脂肪酸、炭素−炭素二重結合及び/又は炭素−炭素三重結合を含む不飽和脂肪酸、並びにα−ヒドロキシ脂肪酸のいずれであってもよい。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質において、スフィンゴイド部分に結合している脂肪酸として、具体的には、ヘキサデカン酸(C16:0)、オクタデカン酸(C18:0)、イコサン酸(C20:0)、ヘネイコサン酸(C21:0)、ドコサン酸(C22:0)、トリコサン酸(C23:0)、テトラドコサン酸(C24:0)、ペンタコサン酸(C25:0)、ヘキサドコサン酸(C26:0)、ヘプタコサン酸(C27:0)、オクタドコサン酸(28:0)、シス−9−オクタデセン酸(C18:1)等が挙げられる。なお、前記脂肪酸の括弧内に示す表記「CX:Y」において、CXは1分子当たりの炭素数を示し、Yは1分子当たりの不飽和結合の数を示し、例えば「C16:0」とは炭素数16且つ不飽和結合数が0の脂肪酸を表す。これらの脂肪酸の中でも、好ましくは、コンニャク由来のスフィンゴ糖脂質を構成している脂肪酸、具体的にはオクタデカン酸、ドコサン酸、イコサン酸が挙げられる。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質に結合している糖部分の構造については、特に制限されず、単糖又は糖鎖であればよい。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質において糖部分が単糖である場合、その構成糖の種類については、特に制限されないが、具体的には、グルコース、ガラクトースが挙げられる。これらの単糖の中でも、好ましくはグルコースが挙げられる。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質において糖部分が糖鎖である場合、その構成糖鎖の種類については、特に制限されず、例えば、当該糖鎖のセラミド側末端がグルコース残基で構成されている糖鎖であればよく、具体的には、ラクトース、糖鎖−セラミド間が結合によって結合している、Galα1-4Gal単位を有するグロボ系、Galα1-3Gal単位を有するイソグロボ系、Galβ1-3GlcNAc単位を有するラクト系、Galβ1-4GlcNAc単位を有するネオラクト系、シアル酸残基又はGalNAcβ1-4Gal単位を有するガングリオ系等が挙げられる。
本発明で使用されるスフィンゴ糖脂質について糖部分の構造に応じて分類すると、具体的には、Glcβ1-1Cer(グルコシルセラミド)、Galβ1-1Cer(ガラクトシルセラミド)等のセレブロシド;Galβ1-4Glcβ1-1Cer(ラクトシルセラミド);Galα1-4Galβ1-1Cer、Galβ1-6Galβ1-6Galβ1-1Cer、HSO3-Galβ1-1Cer(スルファチド)等のガラ系スフィンゴ糖脂質;Galα-1-4Galβ1-4Glcβ1-1Cer、GalNAcβ1-3Galα-1-4Galβ1-4Glcβ1-1Cer、GalNAcα-1-3GalNAcβ1-3Galα-1-4Galβ1-4Glcβ1-1Cer等のグロボ系スフィンゴ糖脂質;GalNAcβ1-3Galα-1-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer等のイソグロボ系スフィンゴ糖脂質;GlcNAcβ1-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer、Galβ1-3GlcNAcβ1-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer等のラクト系スフィンゴ糖脂質;Galβ1-4GlcNAcβ1-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer等のネオラクト系スフィンゴ糖脂質;NeuAcα-2-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer、GalNAcβ1-4(NeuAcα-2-3)Galβ1-4Glcβ1-1Cer、Galβ1-3GalNAcβ1-4(NeuAcα2-3)Galbe-ta1-4Glcbe-ta1-1Cer、NeuAcα2-3Galβ1-3GalNAcβ1-4(NeuAcα2-3)Galβ1-4Glcβ1-1Cer、GalNAcβ1-4(NeuAcα-2-8NeuAcα-2-3)Galβ1-4Glcβ1-1Cer、NeuAcα-2-8NeuAcα-2-3Galβ1-4Glcβ1-1Cer、Galβ1-3GalNAcβ1-4Galβ1-4Glcβ1-1Cer、GalNAcβ1-4Galβ1-4Glcβ1-1Cer等のガングリオ系スフィンゴ糖脂質等が挙げられる。なお、本明細書において、「Cer」はセラミド、「Glc」はグルコース、「Gal」はガラクトース、「GlcNAc」はN−アセチルグルコサミン、「GalNAc」はN−アセチルガラクトサミン、「NeuAc」はシアル酸の略記である。
これらの中でも、セマフォリン3A発現亢進作用により一層優れるという観点から、好ましくはグルコシルセラミド、ラクトシルセラミド、更に好ましくはグルコシルセラミドが挙げられる。グルコシドセラミドは、コンニャク由来のスフィンゴ糖脂質に多く含まれているセレブロシドである。
スフィンゴ糖脂質は、前述する由来植物から公知の抽出方法によって得ることができる。また、スフィンゴ糖脂質は、商業的に入手可能であり、市販品を使用してもよい。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤において、スフィンゴ糖脂質は、1種の構造又は由来のものを単独で使用してもよく、2種以上の構造又は由来のものを組み合わせて使用してもよい。
セラミド
セラミドは、スフィンゴイドに脂肪酸がアミド結合した構造を有する。本発明において使用されるセラミドとしては、前述した植物由来のセラミドであることを限度として特に限定されず、スフィンゴイドの構造、結合している脂肪酸の構造等については、前記スフィンゴ糖脂質の欄で例示したものと同様である。
セラミドは、前述する由来植物から公知の抽出方法によって得ることができる。また、セラミドは、前記スフィンゴ糖脂質の酵素処理物として得られたものであってもよい。また、セラミドは商業的に入手可能であり、市販品を使用してもよい。
前記スフィンゴ糖脂質の酵素処理物としては、前述の由来植物の抽出液、その濃縮液、又は前記濃縮液を精製処理した精製物の酵素処理物などが挙げられる。酵素処理に使用する酵素としては、スフィンゴ糖脂質の糖鎖−セラミド間の結合を加水分解する酵素であれば特に限定されず、例えば、エンドグリコセラミダーゼ(EGCase)が挙げられる。
EGCaseは、等電点及び分子量が異なる3つの分子種(EGCase I、EGCase II、及びEGCase III)が知られており、分子種に応じて基質特異性が異なることが知られている。使用するEGCaseの分子種は、基質となるスフィンゴ糖脂質の構造に応じて適宜設定すればよい。例えば、スフィンゴ糖脂質として、セレブロシド、特にコンニャク由来のスフィンゴ糖脂質の場合であれば、EGCase Iが好適に使用される。酵素処理の条件は、所望の酵素反応が行われるよう適宜選択するとよい。
前記抽出液の濃縮方法としては、エバポレーターのような減圧濃縮装置を用いた公知の濃縮方法が挙げられる。また精製方法としては、アルカリ処理、溶媒分画、シリカゲルクトマトグラフィーなどの公知の精製方法が挙げられる。
酵素処理後、酵素処理物そのままを用いてもよいし、酵素処理物を固液分離した残渣、固液分離した残渣を乾燥させたもの、反応物そのままを乾燥させたもの等を用いてもよい。また、酵素処理物を固液分離し、更に水を添加した後、再度固液分離することにより酵素処理物を洗浄して不純物を除去したものでもよい。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤において、セラミドは、1種の構造又は由来のものを単独して使用してもよく、2種以上の構造又は由来のものを組み合わせて使用してもよい。
添加成分
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、前述した植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミド以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、剤型に応じて、他の添加成分を含有していてもよい。本発明のセマフォリン3A発現亢進剤に含有され得る添加成分としては、例えば、水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、植物抽出エキス類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、アルコール、多価アルコール、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤などが挙げられる。これらの添加成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの添加成分の含有量については、使用する添加成分の種類や本発明のセマフォリン3A発現亢進剤の剤型などに応じて適宜設定される。
剤型・用途・製剤形態
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤の剤型については、特に限定されず、固体状、半固体状、又は液体状のいずれであってもよく、当該セマフォリン3A発現亢進剤の種類や用途に応じて適宜設定すればよい。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、セマフォリン3Aの発現を亢進し得るので、セマフォリン3Aの発現亢進により症状が改善され得る疾患の治療又は予防目的で使用することができる。セマフォリン3Aの発現亢進により症状が改善され得る疾患としては、特に限定されず、例えば、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、汗疱などのそう痒性皮膚疾患、骨粗鬆症、原発性副甲状腺機能亢進症、骨軟化症、くる病、骨形成不全症、軟骨無形成症、大理石骨病などの骨代謝低下による骨関連疾患などが挙げられる。従って、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、そう痒抑用途、骨代謝改善用途などの目的で使用することができる。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、経口、経腸、経皮、皮下、注射等、任意の投与形態で使用できるが、投与が容易であり、かつ効果が高い点で、経皮投与が好ましい。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤の製剤形態については、特に限定されず、投与形態に応じて適宜選択すればよい。例えば、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤の投与形態が経皮投与である場合は、経皮投与が可能であることを限度として特に制限されないが、具体的には、化粧料、外用医薬品などの皮膚外用剤が挙げられる。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤を化粧料に使用する場合、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤を香粧学的に許容される基材や添加成分と組み合わせて所望の形態に調製すればよい。このような化粧料の形態としては、特に限定されないが、具体的には、クリーム剤、乳液、化粧水(ローション)、パック、洗浄剤、メーキャップ化粧料、頭皮・毛髪用品、オイル、リップ、口紅、ファンデーション、アイライナー、頬紅、マスカラ、アイシャドー、マニキュア・ペディキュア(及び除去剤)、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、パーマネント剤、染毛料、ひげ剃り剤、石けん(ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料)などが挙げられる。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤を外用医薬品に使用する場合、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤を単独で、又は他の薬理活性成分、薬学的に許容される基剤や添加成分等と組み合わせて所望の形態に調製すればよい。このような外用医薬品の形態としては、特に制限されないが、具体的には、液剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、噴霧剤、貼付剤、パップ剤、リニメント剤などの経皮投与製剤などが挙げられる。
本発明のセマフォリン3A発現亢進剤の使用量については、特に限定されず、製剤形態、用途などに応じて適宜設定されるが、例えば、皮膚外用剤である場合、使用量としては、植物由来セラミド換算で、表皮単位面積(1cm2)あたり、好ましくは0.001〜16.7μg/(cm2・day)である。
このように本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、セマフォリン3Aの発現亢進効果に優れる。本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、セマフォリン3Aの発現が亢進されることによって症状が改善される疾患の予防又は治療用途に使用することができる。具体的には、本発明のセマフォリン3A発現亢進剤は、そう痒抑制、骨代謝改善に好適に適用することができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
1.コンニャク由来セラミドの調製
コンニャク由来グルコシルセラミド(kGluCer)(NS170302 Glucosylceramide, from Konjac,純度≧99% (TLC) (株)長良サイエンス)に、Rhodococcus equi M−750株由来のEGCase Iを用いて加水分解を行って、グルコースを遊離させ、コンニャク由来セラミド(kCer)を得た。
実験例1
正常ヒト表皮角化細胞(NHEK)における軸索ガイダンス分子の発現に対するコンニャク由来セラミド(kCer)の作用
正常ヒト表皮角化細胞(NHEK)を、Lonza社のプロトコルに従い、6ウェル組織培養プレート内で培養した。その後、前記1.で得られたコンニャク由来セラミド(kCer)を最終濃度0、25、50、又は100μMとなるよう添加し、添加して48時間後にtotal RNA及び培養上清を回収し、ヒトSema3AのmRNA発現量と、培養上清中に分泌されたSema3A量の測定を行った。
Total RNAは、製造業者の取扱説明書に従って、RNeasy Mini Kit (QIAGEN)を用いて培養細胞から抽出し、PrimeScript RT reagent kit(Takara,Shiga,Japan)を用いて、cDNAに逆転写し、定量リアルタイムPCRによりヒトSema3AのmRNAの発現量を測定した。定量リアルタイムPCRは製造業者の取扱説明書に従い、SYBR Premix EX Taq(Takara)を使用して、Applied Biosystems 7900HT Fast Real−time PCR system(Applied Biosystems)により実施した。使用したプライマーに関する情報を表1に示す。リボソームタンパク質S18(RPS18)を基準遺伝子として使用した。mRNA量は、RPS18のmRNA量に対して標準化し、そして最終的に未処理対照(kCerの添加量が0μMのもの)のmRNAに対する比として示した。
ELISAは製造業者の取扱説明書に従って、ELISA kit for human semaphorin3A(Uscn, Wuhan, China)を用いて行った。
また、kCer添加48時間後のNHEKにおける神経成長因子(NGF)のmRNA発現量の測定を行った。Total RNAの抽出、及び定量リアルタイムPCRは、表2に示すプライマーを用いたこと以外は、前述のSema3Aと同様の方法で行い、mRNA量を未処理対照のmRNAに対する比として示した。
得られたデータについて、統計ソフトGraphPad Prism(GraphPad Software Inc.,CA,USA)を用いてBonferroni法による有意差検定による解析を行った。P<0.05を統計学的に有意差有りとした。
NHEKにkCerを作用させて48時間後のSema3A転写レベルを図1Aに、培養上清中へのSema3A分泌量を図1Bに示す。kCer無添加群(0μM)と比較してkCer添加群(25,50,100μM)でSema3A転写レベルは有意に(***P < 0.001)増加した。同様に、培養上清中へのSema3Aの分泌量もkCer添加群(25,50,100μM)で有意に(**P<0.01,*P<0.05)増加した。これらの結果はkCerがSema3A発現亢進剤として応用できる可能性を示唆した。図2に、kCer添加48時間後の神経成長因子(NGF)転写レベルを示す。kCer無添加群と比較して、NGF転写レベルは有意に(***P<0.001)抑制された。
実験例2
NHEKに対するkCerの細胞毒性試験
実験例1と同条件でNHEKを96ウェル組織培養プレート内で培養し、最終濃度0、25、50、100μMのkCerを添加後、一定時間経過後(LDHアッセイは2時間後、MTTアッセイは48時間後)に、急性毒性の評価として乳酸脱水素酵素(LDH)アッセイ、亜急性毒性の評価としてMTTアッセイを行った。
LDHアッセイは製造業者の取扱説明書に従って、Cytotoxicity Detection Kit PLUS (LDH)(Roche, Basel, Switzerland)を用いて行った。kCer添加2時間後に培養上清を回収し、それらを反応溶液と30分間反応後、停止溶液を添加し、波長490nmの吸光度を測定した。細胞障害率(%)を「(kCer添加群の平均値/溶媒対照群の吸光度の平均値)×100」の式から求め、細胞生存率(%)を「100−細胞障害率」の式によって求めた。
MTTアッセイは製造業者の取扱説明書に従って、Cell−counting kit 8(Dojindo,Kumamoto,Japan)を用いて行った。kCer添加48時間後にCell−Counting Kit−8溶液を細胞に添加し、一定時間経過後に波長450nmの吸光度を測定した。生細胞率(%)は「各ウェルの吸光度/溶媒対照群の吸光度の平均値×100」の式により求めた。
得られたデータについて、実験例1と同様に、統計ソフトGraphPad Prism(GraphPad Software Inc.,CA,USA)を用いてBonferroni法による有意差検定による解析を行った。P<0.05を統計学的に有意差有りとした。
NHEKにkCerを作用させて2時間後の細胞生存率を図3Aに、48時間後の細胞生存率を図3Bに示す。kCer添加2時間後の細胞生存率は、25及び50μM添加群で90%以上だったが、100μM添加群では有意に(***P<0.001)細胞生存率が減少した(図3A)。kCer添加48時間後の細胞生存率はkCerの濃度依存的に有意に(***P<0.001)減少した(図3B)。
実験例3
ドライスキンモデルマウスの病変部に対するkCerの作用
ドライスキンモデルマウスの病変部にkCer溶液を外用する実験を行った。ICRマウス(10週齢)の除毛した腰背部にアセトン溶液を浸した脱脂綿を5分間静置することで、急性ドライスキンモデルを作成した。マウスは(i)未処置、(ii)アセトン処理後すぐに溶媒のエタノールのみ塗布、(iii)アセトン処理後すぐに0.1%kCer塗布の3群(各群6匹)に分類した。各試料の塗布はアセトン処理後1回のみとした。ドライスキン誘発前後で経時的に経表皮水分蒸散量(TEWL)の測定を行った。アセトン処理の48時間後に皮膚を摘出し、0.02%トリプシン/EDTA溶液に一晩浸漬後、表皮を剥離して、RNAを抽出した。その後、定量リアルタイムPCRで表皮におけるSema3A mRNAの発現量を解析した。使用したプライマーを表3に示す。
得られたデータについて、実験例1と同様に、統計ソフトGraphPad Prism(GraphPad Software Inc.,CA,USA)を用いてBonferroni法による有意差検定による解析を行った。P<0.05を統計学的に有意差有りとした。
図4Aに、アセトン処理後の相対TEWL値の経時的変化を示す。図4Bに、各群のアセトン処理4時間後における相対TEWL値を示す。いずれもアセトン処理前のTEWL値を1とした相対値で示す。アセトン処理の4時間後(図4B)には、未処理群と比較して0.1%kCer溶液を外用した群で有意に(*P<0.05)TEWLが抑制された。この結果は、kCer塗布が皮膚バリア機能の改善に効果的であることを示唆する。
また、図5に、アセトン処理48時間後の表皮中のSema3A転写レベルを示す。0.1%kCer塗布群は、未処理群及びエタノール塗布群と比較して、表皮のSema3A転写レベルは有意に(*P<0.05,***P<0.001)促進された。この結果は、kCerがSema3Aの発現を亢進し得ることを示唆する。

Claims (3)

  1. 植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドを有効成分とするセマフォリン3A発現亢進剤。
  2. 植物由来スフィンゴ糖脂質及び/又はセラミドが、コンニャク由来である請求項1に記載のセマフォリン3A発現亢進剤。
  3. 請求項1又は2に記載のセマフォリン3A発現亢進剤を含有するセマフォリン3A発現亢進用の皮膚外用剤。
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