JP2017197397A - GaNウエハの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
GaNウエハは、1個または2個以上のGaN単結晶で構成されたシード上にGaNバルク結晶を成長させ、そのGaNバルク結晶にスライシング、研削、研磨等の加工を施すことにより製造されている(特許文献1)。
非極性または半極性GaN基板をシードに用いてGaNバルク結晶を成長させる場合に、シードの主表面の面積を大きくすることにより、シードの側面上に成長する多結晶の影響が小さくなり、成長するGaNバルク結晶の格子歪が小さくなる傾向が見いだされている(特許文献2)。
(1)(S1)互いに結晶方位が揃うように並置されたN単位(ただし、Nは2以上の整数)のGaNシードを含む複合体であって、該N単位のGaNシードの表面が組み合わさって成る複合体表面を備えるシード複合体を形成するステップと、(S2)該シード複合体の該複合体表面上にGaNを成長させて、該N単位のGaNシードの各々と接するひとつの連続したGaNバルク結晶を形成するステップと、(S3)該GaNバルク結晶を加工して、該N単位のGaNシードにそれぞれ対応する該GaNバルク結晶中のN個の結晶領域の各々から、1枚以上のGaNウエハを得るステップと、を有するGaNウエハ製造方法。
(2)前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、1枚のGaN単結晶基板である、前記(1)に記載の製造方法。
(3)前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、1枚の継ぎ合わせGaN基板である、前記(1)または(2)に記載の製造方法。
(4)前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、密に並置された、複数の、互いに接合されていないGaN単結晶片からなる、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)前記シード複合体が、互いの境界に接触界面が形成されるように配置された2単位の前記GaNシードを含む、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(6)前記シード複合体が、互いの境界に接合界面を有する2単位の前記GaNシードを含み、該2単位のGaNシードの各々は1枚のGaN単結晶基板または1枚の継ぎ合わせGaN基板である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の製造方法。
(7)前記複合体表面が非極性または半極性表面である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(8)前記シード複合体において、前記複合体表面の法線の方向が[0001]方向と45°以上135°以下の角度を成す、前記(7)に記載の製造方法。
(9)前記シード複合体において、前記複合体表面とC面との交線の方向がa軸方向±15°である、前記(7)または(8)に記載の製造方法。
(10)前記シード複合体において、前記複合体表面の法線と平行または最も平行に近い低指数方位が<10−1−1>、<30−3−2>、<20−2−1>、<30−3−1>、<30−31>、<20−21>、<30−32>または<10−11>である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(11)前記シード複合体が、前記複合体表面におけるc軸の正射影の方向に並んだ少なくとも2単位の前記GaNシードを含む、前記(7)〜(10)のいずれかに記載の製造方法。
(12)前記シード複合体がGaN犠牲結晶を含み、該GaN犠牲結晶は前記GaNシードと結晶方位が揃うように配置され、かつ、その表面は前記GaNシードの表面と共に前記複合体表面を構成する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の製造方法。
(13)前記GaNバルク結晶を形成するステップでは、前記シード複合体の前記複合体表面上に気相からGaNを成長させる、前記(1)〜(12)のいずれかに記載の製造方法。
c軸に直交するGaN表面には、(0001)表面(ガリウム極性表面)と(000−1)表面(窒素極性表面)とがある。これらの表面は極性表面とも呼ばれる。
c軸に平行なGaN表面、すなわち{10−10}表面や{11−20}表面のようにミラー指数{hkml}のlが0(ゼロ)であるGaN表面は、非極性表面と呼ばれる。
極性表面でも非極性表面でもないGaN結晶表面は、半極性表面と呼ばれる。
本明細書において、結晶軸、結晶表面、結晶方位等に言及する場合には、特に断らない限り、GaNの結晶軸、結晶表面、結晶方位等を意味するものとする。
実施形態に係るGaNウエハ製造方法は、図1にフローチャートを示すように次の3つのステップ(S1)〜(S3)を含むが、これらに加えて更に他のステップを含んでもよい。
(S1)互いに結晶方位が揃うように並置されたN単位(ただし、Nは2以上の整数)のGaNシードを含む複合体であって、該N単位のGaNシードの表面が組み合わさって成る複合体表面を備えるシード複合体を形成するステップ。
(S2)該シード複合体の該複合体表面上にGaNを成長させて、該N単位のGaNシードの各々と接するひとつの連続したGaNバルク結晶を形成するステップ。
(S3)該GaNバルク結晶を加工して、該N単位のGaNシードにそれぞれ対応する該GaNバルク結晶中のN個の結晶領域の各々から、1枚以上のGaNウエハを得るステップ。
1.1.シード複合体を形成するステップ(S1)
このステップでは、N単位(ただし、Nは2以上の整数)のGaNシードを結晶方位が揃うように並置して、該N単位のGaNシードの表面が組み合わさって成る複合体表面を備えるシード複合体を形成する。
一例として、4単位のGaNシードを並置して成るシード複合体を図2に示す。図2を参照すると、ベース板Bが有する平坦な表面の上に、4単位のGaNシード201、202、203、204が2×2配置で密に並置されて、シード複合体300を構成している。
ベース板Bは、後のステップでシード複合体300上にGaNバルク結晶を成長させる際に用いる気相成長装置が備えるサセプターであり得るが、限定されるものではなく、無機材料からなる単結晶または多結晶基板、金属基板、セラミック基板等であってもよい。
GaNシード201のシード表面211の面積は通常1cm2以上であり、上限は特にないが、例えば、1cm2以上2cm2未満、2cm2以上4cm2未満、4cm2以上6cm2未満、6cm2以上20cm2未満、20cm2以上40cm2未満、40cm2以上80cm2未満、80cm2以上等であり得る。シード表面211のアスペクト比L1:L2は、通常1:10〜10:1の範囲内であり、好ましくは1:4〜4:1の範囲内である。
GaNシード201は、好ましくは、単一のGaN単結晶基板である。様々な面方位を有するGaN単結晶基板を、HPVE法、フラックス法、昇華法、アモノサーマル法等、様々な方法で成長させたGaNバルク結晶から製造することができる。非極性または半極性のGaN単結晶基板の製造方法については、前述の特許文献1および特許文献2を参照することができる。
他の一例において、GaNシード201は、互いに接合されていない複数のGaN単結晶片を密に並置して成るものであり得る。図4はその一例を示すもので、GaNシード201は、ベース板(図示せず)の平坦な表面上に密に並置された3枚のGaN単結晶片101、102、103から構成されている。
シード複合体300を構成する他の3単位のGaNシード202、203、204が有し得る構成および充たすことが好ましい仕様は、GaNシード201と同じである。
各々が1枚のGaN単結晶基板または1枚の継ぎ合わせGaN基板である2単位のGaNシードが隣接する場合、該2単位のGaNシードを側面同士の間で接合させることができる。
4単位のGaNシード201、202、203、204がそれぞれ1枚のGaN単結晶基板または1枚の継ぎ合わせGaN基板である場合、該4単位の全てを互いに接合させることができる。そうした場合、複合シード300はベース板Bなしで形状を保持することが可能となる。
GaNシード同士を接合させる技術については、先に引用した2010−13298号公報を参照することができる。
一例では、4単位のGaNシード201、202、203、204の一部または全部を、ベース板Bに接合させることができる。
4単位のGaNシード201、202、203、204間におけるシード表面211、212、213、214の法線方向のバラツキは、通常±5°未満、好ましくは±3°未満、より好ましくは±1°未満である。
4単位のGaNシード201、202、203、204間では、a軸、c軸およびm軸のいずれについても、方位のバラツキが通常±5°未満、好ましくは±3°未満、より好ましくは±1°未満である。
図5は、シード複合体300を、その複合体表面310とC面との交線に平行な方向から見たところである(従って、図5において、該交線は紙面に垂直である)。図5では、シード複合体を構成するGaNシード間の境界の図示を省略している。
シード複合体300において、複合体表面310の法線の方向Dnと[0001]方向とが成す角度θは0〜180°の範囲内の任意の値であり得る。
角度θが0〜10°または170〜180°の範囲内のとき、複合体表面310は極性表面であるといってよい。角度θが85〜95°の範囲内のとき、複合体表面310は非極性表面であるといってよい。角度θがこれらのいずれの角度範囲内にも入らないとき、複合体表面310は半極性表面であるといってよい。
複合体表面310が非極性面または半極性面である場合、複合体表面310とC面との交線の方向は、限定するものではないが、a軸方向±15°、a軸方向±5°、a軸方向±3°、a軸方向±2°、a軸方向±1°等の範囲内であり得る。
ここでは、ミラー指数<hkml>における整数h、k、mおよびlの絶対値がいずれも3以下である結晶方位を、低指数方位というものとする。
複合体表面310の法線の方向Dnが<10−10>に平行なとき、該方向Dnと[0001]方向とが成す角度は90°であり、複合体表面310とC面との交線はa軸に平行である。
複合体表面310の法線の方向Dnが<10−11>に平行なとき、該方向Dnと[0001]方向とが成す角度は62°であり、複合体表面310とC面との交線はa軸に平行である。
複合体表面310の法線の方向Dnが<10−1−1>に平行なとき、該方向Dnと[0001]方向とが成す角度は118°であり、複合体表面310とC面との交線はa軸に平行である。
このステップでは、シード複合体を形成するステップ(S1)で形成したシード複合体の複合体表面上に、GaNを成長させて、該シード複合体を構成する複数のGaNシードの各々と接するひとつの連続したGaNバルク結晶を形成する。
GaN結晶は、アンドープのとき弱いn型導電性を示す。O(酸素)、Si(ケイ素)、Ge(ゲルマニウム)等は、n型ドーパントとして作用し、GaN結晶中にn型キャリアを発生させる。Mg(マグネシウム)、Zn(亜鉛)等は、p型ドーパントとして作用し、GaN結晶中にp型キャリアを発生させる。
C(炭素)やFe(鉄)の添加はGaN結晶の導電性を低下させる。特に、FeでドープしたGaN結晶は107Ω・cmを超える高い抵抗率を有し得る。
図6に示すGaN結晶400は、成長方向側から見ると、図7に示すように4個の結晶領域401、402、403、404を有している(図中の一点鎖線は該領域間の境界を示している)。この4個の結晶領域は、シード複合体300を構成する4単位のGaNシード201、202、203、204にそれぞれ対応している。すなわち、結晶領域401はGaNシード201上に形成された領域であり、結晶領域402はGaNシード202上に形成された領域であり、結晶領域403はGaNシード203上に形成された領域であり、結晶領域404はGaNシード204上に形成された領域である。
このような結晶領域間の境界においては、転位や積層欠陥のような結晶欠陥の密度が局所的に高くなっており、それによって、方位が異なるGaN結晶同士がつながることにより生じる歪が緩和されている。
図8(a)は、GaNシード201、202、203、204がシード複合体を構成することなく、互いに離間した状態でベース板B上に配置されたところを示す。どのGaNシードも、全ての側面を露出させている。
図8(b)では、図8(a)に示すGaNシード201、202、203、204の上に、それぞれ、GaNバルク結晶501、502、503、504が成長している。
GaNシードの側面上で成長する多結晶GaNは、シード表面上におけるGaNの成長に干渉し、形成されるGaNバルク結晶の格子を歪ませる。シード複合体を形成することの利点のひとつは、GaNシードの側面の露出を減らせるところ、すなわち、多結晶GaNが発生し成長する場所を減らせるところにある。
図9に示すシード複合体300上にGaNバルク結晶を成長させるとき、GaN犠牲結晶205の露出した側面上で多結晶GaNが発生し得るが、GaNシード201、202、203、204のシード表面から離れた場所であるため、発生した多結晶GaNがシード表面上に成長するGaNバルク結晶に及ぼす影響は比較的小さい。
更に、GaN犠牲結晶を加えることにより、多結晶GaNの発生場所(GaN犠牲結晶の側面)の面積に対する、GaNバルク結晶の成長場所(シード複合体の複合体表面)の面積の比率が大きくなるという効果もある。同様の効果は、シード複合体を構成するGaNシードの単位数を増やしたときにも得られる。
その他、多結晶GaNの発生を抑制することは、原料の利用効率の改善にもつながる。
このステップでは、先のステップ(S2)で成長させたGaNバルク結晶を加工してGaNウエハを作製する。このとき、シード複合体が含むN単位のGaNシードにそれぞれ対応する該GaNバルク結晶中のN個の結晶領域の各々から、1枚以上のGaNウエハを得る。
具体例として、図6および7に示すGaNバルク結晶からGaNウエハを作製する場合について、図10を参照して説明する。
図10(a)は加工前のGaNバルク結晶400(図6および7に示すバルクGaN結晶である)であり、シード複合体300を構成する4単位のGaNシード201、202、203、204上にそれぞれ形成された4個の結晶領域401、402、403、404を有している。
最後に、図10(d)に示すように、マルチワイヤーソー等を用いて円筒形インゴット421からGaNウエハ431をスライスする。他の円筒形インゴット422、423、424からも、同様に、GaNウエハ432、433、434をスライスする。
いかなる工程を経るにせよ、GaN結晶400の4個の結晶領域401、402、403、404から、それぞれ、GaNウエハ431、432、433、434が作製される。
2.1.実施例1
(111)A面を主表面とする直径50mmで厚さ0.8mmのGaAs基板を準備し、該主表面上にスパッタ法により厚さ100nmのSiO2層を形成する。次いで、フォトリソグラフィ技法を用いて該SiO2層をパターニングして、直径2μmの開口が4μmピッチで六方稠密に配置されたパターンマスク層とする。各開口にはGaAs基板の表面を露出させる。
次いで、図13(a)に示すように、形成したシード複合体の複合体表面上にGaNバルク結晶を、HVPE法により5mmの厚さに成長させる。図13(a)において、一点鎖線は、2単位のGaNシードに対応する該GaNバルク結晶中の2個の結晶領域間の境界を示している。
次いで、図13(b)に示すように、成長させたGaNバルク結晶を、シード複合体もろとも、上記結晶領域間の境界の位置で切断する。
実施例1で作製される(20−21)GaN基板の2枚を、図14(a)に示すように、HVPE装置のサセプター(図示せず)上に密に並べて、シード複合体を形成する。並べる方向は、複合体表面におけるc軸の正射影の方向とし、2枚とも(20−21)表面が上を向くように、かつ、2枚の[0001]方向が一致するようにする。
(20−21)面上でGaNが成長するとき、その成長フロント表面の[000−1]側に、安定面であるM面に平行なファセットが出現する。そのため、図14(b)に示すように、シード複合体を構成する2枚の(20−21)GaN基板のうち、[000−1]側の基板上におけるGaNバルク結晶の厚さは、[0001]側の基板上よりも小さくなる。
次いで、切断により得た2つのGaN結晶塊をそれぞれ(20−21)面に平行にスライスして、該2つのGaN結晶塊の各々から、一方の主表面が(20−21)表面、他方の主表面が(20−2−1)表面であるウエハブランクを1枚以上得る。このウエハブランクの外形を整えるとともに、表面エッチングによる加工ダメージの除去、(20−21)表面の研磨による平坦化を行って、幅10mmで長さ20mmの矩形の主表面を有する厚さ0.3mmの(20−21)GaNウエハを得る。該主表面の幅方向はa軸に垂直、長さ方向はa軸に平行である。
実施例1で作製される(20−21)GaN基板を、単独でシード基板として用い、その(20−21)表面上にHVPE法でGaNを成長させる。すると、図15に示すように、成長するGaNバルク結晶の成長フロント表面にはM面に平行なファセットが出現する。このGaNバルク結晶を実施例1と同様にして加工し、(20−21)面ウエハを作製するとき、使用するシード基板1枚あたりから得られるGaNウエハの枚数は実施例2よりも少ない。
実施例1で作製される(20−21)GaN基板の2枚に加え、犠牲基板を用いて、図16(a)に示すように、HVPE装置のサセプター(図示せず)上にシード複合体を形成する。犠牲基板も(20−21)GaN基板であり、その仕様は、主表面の幅(a軸に垂直な方向の寸法)が半分であることを除き、シード基板として用いる(20−21)GaN基板と同じである。
2枚のシード基板と1枚の犠牲基板は、複合体表面におけるc軸の正射影の方向に、3枚とも(20−21)表面が上を向くように、かつ、3枚の[0001]方向が一致するように並べる。犠牲基板は、[000−1]側の端に配置する。
GaN結晶の成長フロント表面では、[000−1]側に、安定面であるM面に平行なファセットが出現する。しかし、シード複合体の[000−1]側の端に犠牲基板を配置しているため、中央の(20−21)GaN基板上におけるGaN結晶の成長厚の減少は抑制されている。
次いで、切断により得た3つのGaN結晶塊のうち、犠牲基板上に形成された結晶領域に対応するGaN結晶塊を除く2つを、実施例2と同様に加工して(20−21)GaNウエハを得る。
犠牲基板を用いる実施例3では、シード基板上におけるGaN結晶の成長厚の減少が抑制されるので、シード基板1枚あたりから得られる(20−21)GaNウエハの枚数は実施例2よりも多い。
205 GaN犠牲結晶
211、212、213、214 シード表面
300 シード複合体
310 複合体表面
400 GaNバルク結晶
411、412、413、414 GaN結晶塊
421、422、423、424 円筒形インゴット
431、432、433、434 GaNウエハ
Claims (13)
- (S1)互いに結晶方位が揃うように並置されたN単位(ただし、Nは2以上の整数)のGaNシードを含む複合体であって、該N単位のGaNシードの表面が組み合わさって成る複合体表面を備えるシード複合体を形成するステップと、
(S2)該シード複合体の該複合体表面上にGaNを成長させて、該N単位のGaNシードの各々と接するひとつの連続したGaNバルク結晶を形成するステップと、
(S3)該GaNバルク結晶を加工して、該N単位のGaNシードにそれぞれ対応する該GaNバルク結晶中のN個の結晶領域の各々から、1枚以上のGaNウエハを得るステップと、
を有するGaNウエハ製造方法。 - 前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、1枚のGaN単結晶基板である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、1枚の継ぎ合わせGaN基板である、請求1または2に記載の製造方法。
- 前記N単位のGaNシードの少なくともひとつが、密に並置された、複数の、互いに接合されていないGaN単結晶片からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記シード複合体が、互いの境界に接触界面が形成されるように配置された2単位の前記GaNシードを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記シード複合体が、互いの境界に接合界面を有する2単位の前記GaNシードを含み、該2単位のGaNシードの各々は1枚のGaN単結晶基板または1枚の継ぎ合わせGaN基板である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記複合体表面が非極性または半極性表面である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記シード複合体において、前記複合体表面の法線の方向が[0001]方向と45°以上135°以下の角度を成す、請求項7に記載の製造方法。
- 前記シード複合体において、前記複合体表面とC面との交線の方向がa軸方向±15°である、請求項7または8に記載の製造方法。
- 前記シード複合体において、前記複合体表面の法線と平行または最も平行に近い低指数方位が<10−1−1>、<30−3−2>、<20−2−1>、<30−3−1>、<30−31>、<20−21>、<30−32>または<10−11>である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記シード複合体が、前記複合体表面におけるc軸の正射影の方向に並んだ少なくとも2単位の前記GaNシードを含む、請求項7〜10のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記シード複合体がGaN犠牲結晶を含み、該GaN犠牲結晶は前記GaNシードと結晶方位が揃うように配置され、かつ、その表面は前記GaNシードの表面と共に前記複合体表面を構成する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記GaNバルク結晶を形成するステップでは、前記シード複合体の前記複合体表面上に気相からGaNを成長させる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の製造方法。
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