JP2017197301A - エレベータの油回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールに供給された油を効率良く回収することができ、清掃作業の負担の軽減化を図ることができるエレベータの油回収装置を得る。【解決手段】エレベータの油回収装置9は、ガイドレール1の下端部に設けられているレール取付部材11と、レール取付部材11から落ちる油を溜めるオイルパン12とを有している。ガイドレール1は、上下方向に沿って配置されている背板部2と、背板部2の幅方向中間部から水平に突出しているガイド部3とを有している。レール取付部材11は、ガイド部3の側面に取り付けられている側面取付部151を持つ本体部15と、側面取付部151に設けられている突起又は溝である導油部16とを有している。導油部16は、ガイド部3の根元からガイド部3の端面3bに向かって低くなるように傾斜している。【選択図】図2

Description

この発明は、ガイドレールに供給された油を回収するエレベータの油回収装置に関するものである。
従来のエレベータでは、かごに設けられた給油装置からガイドレールに潤滑用の油が供給されることがある。従来、ガイドレールに供給された油を回収するために、油受け皿をガイドレールの下端部に配置し、ガイドレールのガイド部に嵌る凹部が設けられた油受け容器を油受け皿に載せるようにしたエレベータのガイドレール油受け装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−206084号公報
エレベータのガイドレールでは通常、背板部からガイド部が突出していることから、ガイド部の根元に油が集中して流れやすくなり、ガイド部の根元に埃等の異物が堆積しやすくなる。従って、特許文献1に示されている従来のエレベータのガイドレール油受け装置では、ガイド部の根元に異物が堆積することを抑制することができず、ガイドレールに供給された油を効率良く回収することが難しくなってしまう。また、ガイド部の根元に堆積した異物の汚れを取り除く清掃作業の負担も増大してしまう。
さらに、従来のエレベータのガイドレール油受け装置では、ガイド部の根元に堆積した異物によって油の流れる経路が変化し、油受け装置の周囲に油が流れ出てしまうおそれもある。従って、油受け装置の周囲に流れ出た油の汚れに対する清掃作業の負担も増大してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ガイドレールに供給された油を効率良く回収することができ、清掃作業の負担の軽減化を図ることができるエレベータの油回収装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの油回収装置は、ガイドレールの下端部に設けられているレール取付部材、及びレール取付部材から落ちる油を溜める容器を備え、ガイドレールは、上下方向に沿って配置されている背板部と、背板部の幅方向中間部から水平に突出しているガイド部とを有し、レール取付部材は、ガイド部の側面に取り付けられている側面取付部を持つ本体部と、側面取付部に設けられている突起又は溝である導油部とを有し、導油部は、ガイド部の根元からガイド部の端面に向かって低くなるように傾斜している。
この発明に係るエレベータの油回収装置によれば、ガイド部の根元を流れる油を導油部によってガイド部の端面側へ導くことができ、ガイド部の根元に異物が堆積することを抑制することができる。これにより、ガイドレールに供給された油を効率良く回収することができる。また、ガイド部の根元に異物が堆積することが抑制されることから、異物による油の経路の変化も防止することかできる。これにより、清掃作業の負担の軽減化を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータの昇降路のピット部を示す斜視図である。 図1の油回収装置を示す斜視図である。 図2の油回収装置を示す側面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のレール取付部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの油回収装置を示す斜視図である。 図6の油回収装置を示す側面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの昇降路のピット部を示す斜視図である。図において、昇降路内には、一対のガイドレール1が配置されている。各ガイドレール1は、昇降路内に固定された図示しない複数のレールブラケットにより支持されている。また、各ガイドレール1は、上下方向に沿って配置された背板部2と、背板部2の幅方向中間部から水平に突出し背板部2の長手方向に沿って配置されたガイド部3とを有している。従って、各ガイドレール1の水平断面形状は、背板部2及びガイド部3によってT字状になっている。一対のガイドレール1は、各ガイド部3を水平方向について互いに対向させた状態で配置されている。
一対のガイドレール1間には、図示しないかご又は釣合おもりが昇降体として配置されている。昇降体は、各ガイド部3に案内されながら上下方向へ移動する。昇降体には、潤滑用の油を各ガイドレール1に供給する図示しない給油装置が設けられている。
昇降路のピット部、即ち昇降路の底部には、緩衝器4と、緩衝器4を支持する緩衝器台5とが設けられている。緩衝器台5は、一対のガイドレール1のそれぞれのガイド部3が互いに対向する方向に沿って水平に配置されている。また、緩衝器台5内は、空間になっている。緩衝器4は、緩衝器台5の長手方向中央部に設けられている。また、緩衝器4は、昇降体が緩衝器4に衝突したときに、昇降体から受ける衝突力を吸収して昇降体に対する衝撃を和らげる。
緩衝器台5の長手方向両端部には、ガイドレール1の下端部を支持するレール支持板6がそれぞれ固定されている。各レール支持板6は、鉛直に立てて配置されている。各ガイドレール1の下端部は、背板部2の背面をレール支持板6に当てた状態で、一対のクリップ装置7により各レール支持板6にそれぞれ固定されている。各ガイドレール1は、ガイドレール1の下方に空間が生じている状態で、複数のレールブラケット及びレール支持板6で支持されている。この例では、各ガイドレール1の下端面の位置が緩衝器台5の上面の位置よりも高い位置になっている。
緩衝器台5の長手方向両端部の上面には、一対のレール位置開口部8が設けられている。一対のレール位置開口部8は、一対のガイドレール1のそれぞれの下方に位置している。各ガイドレール1は、上から見たとき、各レール位置開口部8の領域内にそれぞれ収まっている。
各ガイドレール1のそれぞれの下端部には、ガイドレール1に供給された油を回収する油回収装置9が設けられている。
図2は、図1の油回収装置9を示す斜視図である。また、図3は、図2の油回収装置9を示す側面図である。さらに、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。油回収装置9は、ガイドレール1の下端部に取り付けられているレール取付部材11と、レール取付部材11から落ちる油を受ける容器であるオイルパン12と、ガイドレール1の下端部の幅方向両側に配置され、ガイドレール1及びレール取付部材11から飛散した油を受ける一対の油飛散防止板13と、一対の油飛散防止板13のそれぞれの下端部に設けられ、油をオイルパン12へ導く一対の傾斜板14とを有している。
ここで、図5は、図2のレール取付部材11を示す斜視図である。レール取付部材11は、ガイド部3に取り付けられている本体部15と、本体部15に設けられている突起である複数の導油部16とを有している。この例では、レール取付部材11はプラスチックで構成されている。
本体部15は、図2及び図5に示すように、ガイド部3の一対の側面3aにそれぞれ取り付けられている一対の側面取付部151と、一対の側面取付部151間に連結され、ガイド部3の端面3bに取り付けられている端面取付部152とを有している。
本体部15の断面形状は、一対の側面取付部151及び端面取付部152によってU字状になっている。各側面取付部151は、端面取付部152から背板部2に達している。即ち、各側面取付部151は、上から見たとき、ガイド部3の側面3aの全体に重なっている。また、本体部15には、図5に示すように、一対の側面取付部151及び端面取付部152によって嵌合溝17が形成されている。本体部15は、嵌合溝17にガイド部3が挿入されている状態でガイド部3に取り付けられている。この例では、嵌合溝17にガイド部3を嵌めたり外したりすることにより、レール取付部材11がガイドレール1に対して着脱可能になっている。
本体部15の上端面、即ち一対の側面取付部151及び端面取付部152のそれぞれの上端面は、本体部15の内側から外側に向かって連続的に低くなるように傾斜する傾斜面15aになっている。本体部15の上方から流れてきた油は、傾斜面15aによって本体部15の外面に導かれる。
複数の導油部16は、一対の側面取付部151のそれぞれの外面に設けられている。また、複数の導油部16のそれぞれは、ガイド部3の根元からガイド部3の端面3bに向かって連続的に低くなるように傾斜している。この例では、複数の導油部16が互いに平行で等間隔に配置されている。複数の導油部16の少なくともいずれかは、クリップ装置7の位置よりも高い位置に配置されている。側面取付部151の外面を上から下へ流れる油は、各導油部16によって背板部2側からガイド部3の端面3b側へ導かれる。
オイルパン12は、ガイドレール1の下方に配置されている。また、オイルパン12は、緩衝器台5内の空間に配置されている。緩衝器台5の側面には、オイルパン12が通過可能な容器用開口部18が設けられている。オイルパン12は、容器用開口部18を通して水平方向へスライド可能になっている。これにより、緩衝器台5では、緩衝器台5内の空間に対するオイルパン12の出し入れが容器用開口部18を通して可能になっている。オイルパン12が緩衝器台5内の空間に配置されている状態では、ガイドレール1を上から見たとき、ガイド部3及びレール取付部材11がオイルパン12の領域内に収まっている。
この例では、オイルパン12の一部の壁が、容器用開口部18を塞ぐ蓋として機能する蓋兼用壁になっている。これにより、この例では、オイルパン12が緩衝器台5内の空間に配置されると、容器用開口部18がオイルパン12の蓋兼用壁で塞がれる。また、この例では、オイルパン12の蓋兼用壁には、取っ手19が設けられている。
一対の油飛散防止板13は、ガイドレール1の幅方向について互いに対向している。また、一対の油飛散防止板13は、ガイドレール1の長手方向に沿って互いに平行に配置されている。さらに、背板部2の厚さ方向、即ちガイド部3の突出方向に沿ってガイドレール1を見たとき、一対の油飛散防止板13の間には、図4に示すように、ガイドレール1の下端部、レール取付部材11及びクリップ装置7が配置されている。また、ガイドレール1の下端部及びレール取付部材11は、ガイドレール1の幅方向に沿って見たとき、図3に示すように、各油飛散防止板13の領域内に収まっている。
各油飛散防止板13には、複数の板状突起部13aがそれぞれ固定されている。各油飛散防止板13は、各板状突起部13aのそれぞれに設けられているねじ通し穴に通された複数のねじ20によってレール支持板6に取り付けられている。
一対の傾斜板14は、図4に示すように、油飛散防止板13の下端部からガイドレール1の下方に向かって低くなるように傾斜している。各傾斜板14のそれぞれの下端部は、レール位置開口部8を通って緩衝器台5内の空間に挿入されている。また、各傾斜板14のそれぞれの下端部は、オイルパン12の上方に位置している。
この例では、背板部2の背面を含む平面に対して各傾斜板14が直交しており、背板部2の厚さ方向については傾斜板14の寸法と油飛散防止板13の寸法とが同じになっている。また、この例では、一対の傾斜板14のそれぞれの下端部が互いに離れている。さらに、この例では、油飛散防止板13及び傾斜板14がいずれもプラスチックで構成されている。さらにまた、この例では、油飛散防止板13及び傾斜板14が一体成形品になっている。油飛散防止板13から下方へ流れる油は、傾斜板14によってガイドレール1の下方へ導かれた後、傾斜板14からオイルパン12へ落ちる。
次に、動作について説明する。ガイドレール1のガイド部3の根元を下方へ流れる油がレール取付部材11に達すると、油は傾斜面15aによって側面取付部151の外面に導かれる。この後、油は、側面取付部151の外面を下方へ流れて導油部16に達し、導油部16によって端面取付部152へ導かれる。この後、油は、端面取付部152を下方へ流れ、レール取付部材11の下端部からオイルパン12に落ちる。
何らかの原因で油がガイドレール1から飛散し、油飛散防止板13に油が達した場合には、油飛散防止板13に達した油は、油飛散防止板13を下方へ流れた後、傾斜板14でガイドレール1の下方へ導かれ、傾斜板14の下端部からオイルパン12に落ちる。このようにして、ガイドレール1に供給された油がオイルパン12に溜まる。
オイルパン12に溜まった油をオイルパン12から回収するときには、取っ手19を持ってオイルパン12を水平方向へスライドさせながら、緩衝器台5内の空間からオイルパン12を引き出す。この後、オイルパン12から油を回収した後、空になったオイルパン12を容器用開口部18から差し込んで緩衝器台5内の空間にオイルパン12を戻す。このようにして、油の回収作業を行う。
このようなエレベータの油回収装置9では、ガイド部3の側面3aに取り付けられている側面取付部151に突起である導油部16が設けられており、導油部16が、ガイド部3の根元からガイド部3の端面3bに向かって低くなるように傾斜しているので、ガイド部3の根元を流れる油を導油部16によってガイド部3の端面3b側へ導くことができる。これにより、ガイド部3の根元に油が集中することを抑制することができ、ガイド部3の根元に異物が堆積することを抑制することができる。従って、油の流れが堆積物で阻害されることを防止することができ、ガイドレール1に供給された油を効率良く回収することができる。また、ガイド部3の根元に異物が堆積することが抑制されることから、異物による油の経路の変化も防止することかでき、油回収装置9から油を流出しにくくすることができる。これにより、ガイドレール1及び昇降路の床に対する清掃作業の負担の軽減化を図ることができる。
また、レール取付部材11は、ガイドレール1に対して着脱可能になっているので、レール取付部材11が汚れた場合であっても、レール取付部材11をガイドレール1から取り外して、洗浄しやすい場所でレール取付部材11を洗浄することができる。これにより、レール取付部材11に対する洗浄作業を容易にすることができる。また、例えばレール取付部材11が破損した場合であっても、レール取付部材11の交換を容易にすることができる。
また、ガイドレール1の幅方向両側には、一対の油飛散防止板13が配置されているので、何らかの原因でガイドレール1から油が飛散した場合であっても、各油飛散防止板13で油を受け止めることができる。これにより、油回収装置9の周囲へ油が飛散することを防止することができ、油回収装置9の周囲が油で汚れにくくなるようにすることができる。
また、一対の油飛散防止板13のそれぞれの下端部には、油をオイルパン12へ導く傾斜板14が設けられているので、油飛散防止板13で受けた油をより確実にオイルパン12に導くことができる。
また、オイルパン12は緩衝器台5内の空間に配置されており、緩衝器台5にはオイルパン12が通過可能な容器用開口部18が設けられているので、例えば昇降路内での作業中に作業者がオイルパン12に誤って引っ掛かってオイルパン12から油がこぼれてしまうことを防止することができる。また、オイルパン12内への埃等の異物の侵入を抑制することができる。
また、容器用開口部18は緩衝器台5の側面に設けられており、オイルパン12は容器用開口部18を通して水平方向へスライド可能になっているので、緩衝器台5内の空間に対するオイルパン12の出し入れを容易にすることができる。また、例えば緩衝器台5内の空間からオイルパン12を出すときにオイルパン12が傾きにくくなるので、オイルパン12から油がこぼれにくくなる。これにより、オイルパン12に溜まった油の回収作業を容易にすることができる。
なお、上記の例では、オイルパン12の一部の壁が、容器用開口部18を開閉する蓋として機能する蓋兼用壁となっているが、容器用開口部18を開閉する蓋をオイルパン12とは別に設けてもよい。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるエレベータの油回収装置を示す斜視図である。また、図7は、図6の油回収装置を示す側面図である。さらに、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。各油飛散防止板13のそれぞれの下端部は、図7に示すように、背板部2側からガイド部3の端面3b側に向かって低くなるように傾斜している。また、油飛散防止板13の下端部からガイドレール1の下方に向かって低くなるように傾斜している各傾斜板14のそれぞれも、各油飛散防止板13の下端部に沿って背板部2側からガイド部3の端面3b側に向かって低くなるように傾斜している。
一対の傾斜板14のそれぞれは、図8に示すように、一方の傾斜板14の下端部を他方の傾斜板14の下端部の上面に接触させた状態で配置されている。これにより、一対の傾斜板14のそれぞれの下端部間から油が漏れることが防止される。
緩衝器台5の上面には、オイルパン12が通過可能な容器用開口部18が設けられている。容器用開口部18の位置は、ガイドレール1の幅方向に沿って緩衝器台5を見たとき、ガイドレール1及び油飛散防止板13のそれぞれの領域から外れている。即ち、容器用開口部18は、緩衝器台5の長手方向について、レール位置開口部8よりもガイドレール1及び油飛散防止板13から離れた位置に存在している。この例では、容器用開口部18がレール位置開口部8と繋がっている。また、この例では、緩衝器台5の側面に容器用開口部18は設けられていない。
緩衝器台5内の空間には、オイルパン12が配置されている。オイルパン12は、図7に示すように、緩衝器台5の長手方向についてレール位置開口部8と容器用開口部18との境界の位置を跨って配置されている。これにより、オイルパン12は、油飛散防止板13のレール支持板6から遠い側の端部の下方に配置されている。この例では、オイルパン12を上から見たとき、ガイド部3については端面3bを含む一部のみがオイルパン12の領域に重なっている。
緩衝器台5には、容器用開口部18を開閉する板状の蓋31が設けられている。蓋31は、ヒンジ32を介して緩衝器台5に取り付けられている。蓋31は、ヒンジ32の軸を中心として回動されることにより容器用開口部18を開閉する。蓋31には、取っ手33が設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に動作について説明する。ガイドレール1のガイド部3の根元を下方へ流れる油がレール取付部材11に達すると、実施の形態1と同様にして油が端面取付部152へ導かれ、油がレール取付部材11の下端部から傾斜板14に落ちる。この後、油は、一対の傾斜板14の間の境界に沿って流れ、傾斜板14からオイルパン12に落ちる。
また、ガイドレール1から油飛散防止板13へ飛散した油は、油飛散防止板13及び傾斜板14を順次流れた後、一対の傾斜板14の間の境界に沿って流れ、傾斜板14からオイルパン12に落ちる。このようにして、ガイドレール1に供給された油がオイルパン12に溜まる。
オイルパン12に溜まった油をオイルパン12から回収するときには、取っ手33を持って蓋31を回動させることにより容器用開口部18を開ける。この後、オイルパン12を緩衝器台5内の空間から容器用開口部18を通して取り出し、オイルパン12から油を回収する。この後、空になったオイルパン12を容器用開口部18から緩衝器台5内の空間に戻し、取っ手33を持ちながら蓋31を回動させて容器用開口部18を閉じる。このようにして、油の回収作業を行う。
このようなエレベータの油回収装置9では、各傾斜板14が、背板部2側よりもガイド部3の端面3b側で低くなるように傾斜しているので、ガイドレール1の背面側に油が流れ出てしまうことをより確実に抑制することができる。これにより、昇降路の床が油で汚れにくくなり、昇降路の床に対する清掃作業の負担の軽減化をさらに図ることができる。
また、容器用開口部18が緩衝器台5の上面に設けられており、容器用開口部18を開閉する蓋31が緩衝器台5に設けられているので、オイルパン12を緩衝器台5の側方へスライドさせることなく、緩衝器台5内の空間に対するオイルパン12の出し入れをすることができる。これにより、緩衝器台5の側方に機器が存在する場合であっても、オイルパン12が機器に干渉することなく、オイルパン12に溜まった油を回収することができる。また、オイルパン12内に異物が入ることを蓋31によって防止することができる。
なお、上記の例では、容器用開口部18がレール位置開口部8と繋がっているが、容器用開口部18をレール位置開口部8から離して緩衝器台5の上面に設けてもよい。
また、各上記実施の形態では、レール取付部材11がプラスチックで構成されているが、これに限らず、レール取付部材11を例えば金属で構成してもよい。
また、各上記実施の形態では、油飛散防止板13及び傾斜板14がプラスチックで構成されているが、これに限らず、油飛散防止板13及び傾斜板14を例えば金属で構成してもよい。さらに、油飛散防止板13及び傾斜板14は一体成形品である必要はなく、別個に作製した油飛散防止板13及び傾斜板14を組み合わせてもよい。
また、各上記実施の形態では、レール取付部材11がガイドレール1に対して着脱可能になっているが、これに限定されず、ガイドレール1から取り外せないようにレール取付部材11がガイドレール1に取り付けられていてもよい。例えば金属で構成されたレール取付部材11がガイドレール1に溶接部によって取り付けられていてもよい。
また、各上記実施の形態では、側面取付部151の外面に設けられた突起が導油部16になっているが、側面取付部151の外面に設けた複数の溝を複数の導油部16としてもよい。この場合、溝である複数の導油部16は、ガイド部3の根元からガイド部3の端面3bに向かって連続的に低くなるように傾斜する。このようにしても、側面取付部151の外面を下方へ流れる油をガイド部3の端面3b側へ導くことができる。
また、各上記実施の形態では、レール取付部材11の本体部15の上端面が傾斜面15aになっているが、レール取付部材11の本体部15の上端面を水平面にしてもよい。
また、各上記実施の形態では、一対の油飛散防止板13及び一対の傾斜板14が設けられているが、一対の油飛散防止板13及び一対の傾斜板14はなくてもよい。
1 ガイドレール、2 背板部、3 ガイド部、3b 端面、4 緩衝器、5 緩衝器台、9 油回収装置、11 レール取付部材、12 オイルパン(容器)、13 油飛散防止板、14 傾斜板、15 本体部、16 導油部、18 容器用開口部、31 蓋、151 側面取付部。

Claims (8)

  1. ガイドレールの下端部に設けられているレール取付部材、及び
    前記レール取付部材から落ちる油を溜める容器
    を備え、
    前記ガイドレールは、上下方向に沿って配置されている背板部と、前記背板部の幅方向中間部から水平に突出しているガイド部とを有し、
    前記レール取付部材は、前記ガイド部の側面に取り付けられている側面取付部を持つ本体部と、前記側面取付部に設けられている突起又は溝である導油部とを有し、
    前記導油部は、前記ガイド部の根元から前記ガイド部の端面に向かって低くなるように傾斜しているエレベータの油回収装置。
  2. 前記レール取付部材は、前記ガイドレールに対して着脱可能になっている請求項1に記載のエレベータの油回収装置。
  3. 前記ガイドレールの幅方向両側に配置されている一対の油飛散防止板
    を備えている請求項1又は請求項2に記載のエレベータの油回収装置。
  4. 前記一対の油飛散防止板のそれぞれの下端部には、油を前記容器へ導く傾斜板が設けられており、
    各前記傾斜板は、前記油飛散防止板から前記ガイドレールの下方に向かって低くなるように傾斜している請求項3に記載のエレベータの油回収装置。
  5. 各前記傾斜板は、前記背板部側よりも前記ガイド部の端面側で低くなるように傾斜している請求項4に記載のエレベータの油回収装置。
  6. 前記容器は、緩衝器を支持する緩衝器台内の空間に配置されており、
    前記緩衝器台には、前記容器が通過可能な容器用開口部が設けられている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のエレベータの油回収装置。
  7. 前記容器用開口部は、前記緩衝器台の側面に設けられており、
    前記容器は、前記容器用開口部を通して水平方向へスライド可能になっている請求項6に記載のエレベータの油回収装置。
  8. 前記容器用開口部は、前記緩衝器台の上面に設けられており、
    前記緩衝器台には、前記容器用開口部を開閉する蓋が設けられている請求項6に記載のエレベータの油回収装置。
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