JP2017197225A - 吐出ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出させた内溶液を両手で受け取れる押下げヘッド式の吐出ポンプを提供する。【解決手段】押下げヘッド3の押下げによってステム2から送り込まれる内溶液を加圧下に収容し、該収容した内溶液を押下げヘッド3の上昇時にノズル10gから吐出させる貯留室11を設け、押下げヘッド3に、シリンダ1の内部断面積よりも大きな内部断面積を有する上部シリンダ9aを設け、ステム2に、上部シリンダ9a内を上下に摺動可能な上部ピストン2cを設け、上部シリンダ9aと上部ピストン2cとによって貯留室11を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、押下げヘッド式の吐出ポンプに関し、特に、吐出させた内溶液を両手で受け取れるようにするものである。
従来、押下げヘッド式の吐出ポンプとして、例えば特許文献1に記載されるように、内容液を収容する容器の口部に固定されるシリンダと、該シリンダ内を上方付勢状態で上下に摺動可能なピストンを有するステムと、該ステムを通じて吸い上げた内溶液をノズルから吐出させる押下げヘッドとを備えるものが知られている。
特開2008−162671号公報
特許文献1に記載されるような従来の吐出ポンプでは、押下げヘッドを片手で押下げたときに吐出される内溶液を反対側の手で受け止めることになる。しかしながら、例えばアルコール消毒液を吐出させる場合などに、一度に両手で内溶液を受け取れるようにできれば便利である。
本発明は、前記の課題を解決するために開発されたもので、吐出させた内溶液を両手で受け取れる押下げヘッド式の吐出ポンプを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.内容液を収容する容器の口部に固定されるシリンダと、該シリンダ内を上方付勢状態で上下に摺動可能なピストンを有するステムと、該ステムを通じて吸い上げた内溶液をノズルから吐出させる押下げヘッドとを備える吐出ポンプにおいて、
前記押下げヘッドの押下げによって前記ステムから送り込まれる内溶液を加圧下に収容し、該収容した内溶液を前記押下げヘッドの上昇時に前記ノズルから吐出させる貯留室を備え、
前記押下げヘッドは、前記シリンダの内部断面積よりも大きな内部断面積を有する上部シリンダを備え、
前記ステムは、前記上部シリンダ内を上下に摺動可能な上部ピストンを備え、
前記上部シリンダと前記上部ピストンとによって前記貯留室が形成されていることを特徴とする吐出ポンプ。
2.前記押下げヘッドは、該押下げヘッドの押下げ時に前記貯留室と前記ノズルとの連通を遮断する一方、前記押下げヘッドの上昇時に前記遮断を開放する開閉部を備える、前記1の吐出ポンプ。
3.前記押下げヘッドは、前記上部シリンダを有する下部ヘッドと、前記ノズルを有し前記下部ヘッドに対して上下に移動可能に取り付けられる上部ヘッドとを備え、
下部ヘッドと前記上部ヘッドとの一方は、前記ノズルに繋がる流路を取り囲む環状の開閉部用弁座を備え、
前記下部ヘッドと前記上部ヘッドとの他方は、前記開閉部用弁座に着座可能な開閉部用弁体を備え、
前記開閉部用弁座と前記開閉部用弁体とによって前記開閉部が形成されている、前記2の吐出ポンプ。
4.前記押下げヘッドが上端位置にあるときに前記貯留室と前記ノズルとの連通を遮断する封止部を備える、前記1〜3のいずれかの吐出ポンプ。
5.前記押下げヘッドと前記ステムとの一方は、前記ノズルに繋がる流路を取り囲む環状の封止部用弁座を備え、
前記押下げヘッドと前記ステムとの他方は、前記封止部用弁座に着座可能な封止部用弁体を備え、
前記封止部用弁座と前記封止部用弁体とによって前記封止部が形成されている、前記4の吐出ポンプ。
6.前記押下げヘッドと係合することで前記シリンダに対して前記押下げヘッドを上下に移動可能に且つ上方への抜け出し不能に保持する保持筒を備える、前記1〜5のいずれかの吐出ポンプ。
7.前記容器の口部に装着されることで該口部に前記シリンダを固定する装着キャップを備え、該装着キャップは前記保持筒を備える、前記6の吐出ポンプ。
本発明では、ステムの上部シリンダが、シリンダの内部断面積よりも大きな内部断面積を有しているので、押下げヘッドの押下げ時に内容液の圧力によりステムを押下げヘッドに対して下方に移動させることができ、その結果、内溶液を貯留室に加圧下に収容することができる。したがって、本発明によれば、押下げヘッドの押下げによってステムから送り込まれる内溶液を貯留室に加圧下に収容し、この収容した内溶液を押下げヘッドの上昇時にノズルから吐出させることができる。
したがって、本発明によれば、吐出させた内溶液を両手で受け取れる押下げヘッド式の吐出ポンプを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る吐出ポンプの側面視での断面図であり、押下げヘッドの押下げ開始前の状態を示す。 図1の吐出ポンプの開閉部及び封止部を拡大して示す側面視での断面図であり、(a)は封止部によって貯留室とノズルとの連通が遮断された状態を示し、(b)は開閉部によって貯留室とノズルとの連通が遮断された状態を示す。 図1の吐出ポンプの側面視での断面図であり、押下げヘッドの押下げ時の状態を示す。 図1の吐出ポンプの側面視での一部断面図であり、押下げヘッドの押下げ完了時の状態を示す。 図1の吐出ポンプの側面視での一部断面図であり、押下げヘッドの上昇完了時の状態を示す。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る吐出ポンプ100について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において、上下方向とはシリンダ1の中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とはシリンダ1に対して押下げヘッド3が配置される側(例えば図1における上方)であり、下方とはその反対側である。また、シリンダ1の中心軸線Oに対してノズル10gが位置する側を前方とし、その反対側を後方とする。さらに、前方から後方に向かって見たときの左右方向を側方とする。
図1に示すように、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、シリンダ1と、ステム2と、押下げヘッド3とを備えている。シリンダ1は、装着キャップ4によって、内容液を収容する容器Cの口部Caに固定されている。また、シリンダ1の下部内周側には座面1aが形成されており、この座面1aに着座可能な弾性弁5aを有する弁体5が配置されている。
弁体5とステム2との間には、ステム2を上方に付勢する付勢部材(本実施形態ではコイルばね)6が配置されている。ステム2は、シリンダ1内を上下に摺動可能な環状のピストン2aと、ピストン2aの内周側から上方に延びる筒状のステム本体2bとを有している。ステム本体2bの内周面に内溶液が下方に逆流するのを阻止する逆止弁(本実施形態ではボール弁)7が形成されている。
また、ステム2は、押下げヘッド3の筒状の上部シリンダ9a内を上下に摺動可能な上部ピストン2cを有している。上部ピストン2cは環状をなし、その内周側がステム本体2bの上端部に連なっている。また、上部ピストン2cの内周側には周方向に間隔を空けて配置された複数の連結片2dを介して封止部用弁体2eが連結している。複数の連結片2dの相互間にはステム本体2b内の空間と上部シリンダ9a内の空間とを連通させる連通孔が形成されている。封止部用弁体2eは上方に突出する突起形状をなしている。
なお、本実施形態では、ステム2は、下側ステム部材2Aと上側ステム部材2Bとを互いに嵌合、固定することで構成されている。しかしながら、ステム2は、単一の部材で構成してもよいし、3つ以上の部材で構成してもよい。
装着キャップ4は、容器Cの口部Caに装着されることで口部Caにシリンダ1を固定するように構成されている。なお、本実施形態では、装着キャップ4は口部Caに螺合によって装着されるように構成されているが、アンダーカット形状の乗り越えによる嵌合によって装着されるように構成してもよい。
また、装着キャップ4は、押下げヘッド3と係合することでシリンダ1に対して押下げヘッド3を上下に移動可能に且つ上方に抜け出し不能に保持する保持筒8を備えている。なお、保持筒8は、押下げヘッド3と係合することでシリンダ1に対して押下げヘッド3を上下に移動可能に且つ上方に抜け出し不能に保持できれば、必ずしも装着キャップ4に設ける必要はない。例えば、保持筒8を、シリンダ1に一体に形成してもよいし、シリンダ1に嵌合可能に構成してもよい。
保持筒8は、上下方向に延びる筒状をなしており、その内周面の上下方向中間部には、上側部分を縮径させる段部8aが設けられている。押下げヘッド3の筒状の上部シリンダ9aは、段部8aに係合することで押下げヘッド3の上方への抜け出しを阻止する係合突部9bを有している。
ステム2の上部には押下げヘッド3が配置されている。押下げヘッド3は、ステム2の上部ピストン2cを収容する上部シリンダ9aを有する下部ヘッド9と、下部ヘッド9に対して上下に移動可能に取り付けられる上部ヘッド10とを備えている。
下部ヘッド9が備える筒状の上部シリンダ9aは、シリンダ1の内部断面積よりも大きな内部断面積を有している。ここで、「内部断面積」とは、上部シリンダ9aないしシリンダ1の中心軸線Oに直交する断面での断面積を意味する。上部シリンダ9aの上端には、円板状の上部壁9cが連なっている。上部壁9cの中央には、貫通孔9dが形成されている。上部壁9cの外周縁には、上方に延びる筒壁9eが設けられている。
上部ヘッド10は、下部ヘッド9の筒壁9eに対して上方への抜け出し不能に係合する周壁10aと、周壁10aの上端部に連なる円板状の天壁10bとを備えている。天壁10bには、周壁10aに沿って複数の貫通孔10cが間欠状に周設されており、筒壁9eの上端縁には、これら貫通孔10cに挿入可能な延長部9fが間欠状に周設されている。各延長部9fには外周側に突起9gが形成されており、周壁10aの内周面には、これら突起9gに係合可能な突起10dが形成されている。
上部ヘッド10の天壁10bには、周壁10aの内周側で垂下する筒状のガイド壁10eが設けられている。ガイド壁10eは、下部ヘッド9の筒壁9eの内周面に摺接するようになっている。
ガイド壁10eの内周側では、天壁10bから垂下筒10fが垂下している。垂下筒10fの内周面には、下部ヘッド9の上部壁9cに立設された起立筒9hが液密に且つ上下に摺動可能に配置されている。なお、垂下筒10fと起立筒9hとの配置を逆転し、垂下筒10fの外周面に、起立筒9hを液密に且つ上下に摺動可能に配置するように構成してもよい。いずれの場合においても、垂下筒10fと起立筒9hとによって、ノズル10gに繋がる内溶液の流路が形成される。
垂下筒10fの内周側では、上下方向に延びるピン形状をなす開閉部用弁体10hが天壁10bから垂下している。開閉部用弁体10hは、図1に示すように上部ヘッド10が下部ヘッド9に対して上方に移動した位置にあるときは、図2(a)に示すように上部壁9cの貫通孔9dの内周面との間に内容液の流路となる隙間を形成するように構成されている。また、開閉部用弁体10hは、図3に示すように上部ヘッド10が下部ヘッド9に対して下方に移動した位置にあるときは、図2(b)に示すように貫通孔9dの内周面で構成される開閉部用弁座9d1に着座し、流路を遮断するように構成されている。なお、開閉部用弁座9d1は、環状をなすと共に、ノズル10gに繋がる流路を取り囲んでいる。
吐出ポンプ100は、図3、4に示すように押下げヘッド3の押下げによってステム2から送り込まれる内溶液を加圧下に収容し、図5に示すように、該収容した内溶液を押下げヘッド3の上昇時にノズル10gから吐出させる貯留室11を備えている。この貯留室11は、前述した上部シリンダ9a、上部ピストン2c及び上部壁9cによって形成されている。
また、吐出ポンプ100は、押下げヘッド3が、該押下げヘッド3の押下げ時に貯留室11とノズル10gとの連通を遮断する一方、押下げヘッド3の上昇時に前記遮断を開放する開閉部12(図2参照)を備えている。本実施形態では、開閉部12は、開閉部用弁座9d1と開閉部用弁体10hとによって形成されている。なお、開閉部12はこのような構成に限られず、例えば、上部ヘッド10にノズル10gに繋がる流路を取り囲む環状の開閉部用弁座を設けると共に、下部ヘッド9に開閉部用弁座に着座可能な開閉部用弁体を設け、これらの開閉部用弁座及び開閉部用弁体によって開閉部を構成してもよい。
さらに、吐出ポンプ100は、図1及び図2(a)に示すように、押下げヘッド3が上端位置にあるときに貯留室11とノズル10gとの連通を遮断する封止部13を備えている。本実施形態では、押下げヘッド3の上部壁9cに形成された貫通孔9dの下端縁で構成され、ノズル10gに繋がる流路を取り囲む環状の封止部用弁座9d2と、ステム2に設けられ、封止部用弁座9d2に着座可能な封止部用弁体2eとによって封止部13が形成されている。なお、封止部13はこのような構成に限られず、例えば、ステム2にノズル10gに繋がる流路を取り囲む環状の封止部用弁座を設けると共に、押下げヘッド3(下部ヘッド9)に封止部用弁座に着座可能な封止部用弁体を設け、これらの封止部用弁座及び封止部用弁体によって封止部を構成してもよい。
かかる構成によれば、以下の要領で内溶液を吐出させることができる。まず、図1に示したように押下げヘッド3が上端位置にあるときに押下げヘッド3を押下げると、直接押される上部ヘッド10が下部ヘッド9に対して下方に移動し、図2(b)に示すように開閉部用弁体10hが開閉部用弁座9d1に着座し、貯留室11とノズル10gとの連通が遮断される。
そして、図3に示すように、さらに押下げヘッド3を押下げると、押下げヘッド3と共にステム2が押し下げられることで逆止弁7の下方の内容液の圧力が高まり、逆止弁7が開いて内容液が貯留室11に流入する。このとき、上部シリンダ9aがシリンダ1の内部断面積よりも大きな内部断面積を有していることにより、内容液の圧力はステム2を押下げヘッド3に対して下方に移動させるように作用する。したがって、押下げヘッド3の押下げに伴い、内容液がステム2から貯留室11に送り込まれ、貯留室11に加圧下に収容される。
図4に示すように押下げヘッド3が下端位置に達し、或いは下端位置に達する前に押下げヘッド3の押下げを止めると、貯留室11内の圧力により上部ヘッド10が下部ヘッド9に対して上方に移動し、貯留室11とノズル10gとの連通の遮断が開放される。したがって、図5に示すように、押下げヘッド3が上昇しながらノズル10gから内溶液が吐出される。
このように、本実施形態に係る吐出ポンプ100では、押下げヘッド3の押下げ時には内溶液の吐出を阻止する一方、押下げヘッド3の上昇時に内溶液を吐出させることができるため、押下げヘッド3を押下げた手を、ノズル側に移動させて内溶液を受け取ることができる。そのため、内溶液を両手で受け取ることも可能となる。好ましい内溶液としては、特にアルコール消毒液が挙げられるが、これに限らず、例えば化粧料、液体石鹸など、種々の液体を内溶液とすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、内容液を収容する容器Cの口部Caに固定されるシリンダ1と、該シリンダ1内を上方付勢状態で上下に摺動可能なピストン2aを有するステム2と、該ステム2を通じて吸い上げた内溶液をノズル10gから吐出させる押下げヘッド3とを備え、押下げヘッド3の押下げによってステム2から送り込まれる内溶液を加圧下に収容し、該収容した内溶液を押下げヘッド3の上昇時にノズル10gから吐出させる貯留室11を備え、押下げヘッド3は、シリンダ1の内部断面積よりも大きな内部断面積を有する上部シリンダ9aを備え、ステム2は、上部シリンダ9a内を上下に摺動可能な上部ピストン2cを備え、上部シリンダ9aと上部ピストン2cとによって貯留室11が形成されているという構成になっている。
また、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、押下げヘッド3は、該押下げヘッド3の押下げ時に貯留室11とノズル10gとの連通を遮断する一方、押下げヘッド3の上昇時に前記遮断を開放する開閉部12を備えるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によって、内溶液を押下げヘッド3の押下げ時に貯留室11に収容し、押下げヘッド3の上昇時に吐出させることが可能になる。
また、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、押下げヘッド3は、上部シリンダ9aを有する下部ヘッド9と、ノズル10gを有し下部ヘッド9に対して上下に移動可能に取り付けられる上部ヘッド10とを備え、下部ヘッド9と上部ヘッド10との一方は、ノズル10gに繋がる流路を取り囲む環状の開閉部用弁座9d1を備え、上部ヘッド10と下部ヘッド9との他方は、開閉部用弁座9d1に着座可能な開閉部用弁体10hを備え、開閉部用弁座9d1と開閉部用弁体10hとによって開閉部12が形成されているという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によって、開閉部12を形成することができる。
また、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、押下げヘッド3が上端位置にあるときに貯留室11とノズル10gとの連通を遮断する封止部13を備えるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によって、容器Cの転倒時などに内容液がノズル10gから漏出することを防止することができる。
また、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、押下げヘッド3とステム2との一方は、ノズル10gに繋がる流路を取り囲む環状の封止部用弁座9d2を備え、押下げヘッド3とステム2との他方は、封止部用弁座9d2に着座可能な封止部用弁体2eを備え、封止部用弁座9d2と封止部用弁体2eとによって封止部13が形成されているという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によって、封止部13を形成することができる。
また、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、押下げヘッド3と係合することでシリンダ1に対して押下げヘッド3を上下に移動可能に且つ上方への抜け出し不能に保持する保持筒8を備えるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によって、押下げヘッド3とシリンダ1との連結状態を維持することができる。
さらに、本実施形態に係る吐出ポンプ100は、容器Cの口部Caに装着されることで該口部Caにシリンダ1を固定する装着キャップ4を備え、該装着キャップ4は保持筒8を備えるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、さらなる構成の簡素化が可能になる。
前述したところは本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えてもよいことは言うまでもない。
1 シリンダ
1a 座面
2 ステム
2a ピストン
2b ステム本体
2c 上部ピストン
2d 連結片
2e 封止部用弁体
2A 下側ステム部材
2B 上側ステム部材
3 押下げヘッド
4 装着キャップ
5 弁体
5a 弾性弁
6 付勢部材
7 逆止弁
8 保持筒
8a 段部
9 下部ヘッド
9a 上部シリンダ
9b 係合突部
9c 上部壁
9d 貫通孔
9d1 開閉部用弁座
9d2 封止部用弁座
9e 筒壁
9f 延長部
9g 突起
9h 起立筒
10 上部ヘッド
10a 周壁
10b 天壁
10c 貫通孔
10d 突起
10e ガイド壁
10f 垂下筒
10g ノズル
10h 開閉部用弁体
11 貯留室
12 開閉部
13 封止部
100 吐出ポンプ
O 軸線
C 容器
Ca 口部

Claims (7)

  1. 内容液を収容する容器の口部に固定されるシリンダと、該シリンダ内を上方付勢状態で上下に摺動可能なピストンを有するステムと、該ステムを通じて吸い上げた内溶液をノズルから吐出させる押下げヘッドとを備える吐出ポンプにおいて、
    前記押下げヘッドの押下げによって前記ステムから送り込まれる内溶液を加圧下に収容し、該収容した内溶液を前記押下げヘッドの上昇時に前記ノズルから吐出させる貯留室を備え、
    前記押下げヘッドは、前記シリンダの内部断面積よりも大きな内部断面積を有する上部シリンダを備え、
    前記ステムは、前記上部シリンダ内を上下に摺動可能な上部ピストンを備え、
    前記上部シリンダと前記上部ピストンとによって前記貯留室が形成されていることを特徴とする吐出ポンプ。
  2. 前記押下げヘッドは、該押下げヘッドの押下げ時に前記貯留室と前記ノズルとの連通を遮断する一方、前記押下げヘッドの上昇時に前記遮断を開放する開閉部を備える、請求項1に記載の吐出ポンプ。
  3. 前記押下げヘッドは、前記上部シリンダを有する下部ヘッドと、前記ノズルを有し前記下部ヘッドに対して上下に移動可能に取り付けられる上部ヘッドとを備え、
    下部ヘッドと前記上部ヘッドとの一方は、前記ノズルに繋がる流路を取り囲む環状の開閉部用弁座を備え、
    前記下部ヘッドと前記上部ヘッドとの他方は、前記開閉部用弁座に着座可能な開閉部用弁体を備え、
    前記開閉部用弁座と前記開閉部用弁体とによって前記開閉部が形成されている、請求項2に記載の吐出ポンプ。
  4. 前記押下げヘッドが上端位置にあるときに前記貯留室と前記ノズルとの連通を遮断する封止部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吐出ポンプ。
  5. 前記押下げヘッドと前記ステムとの一方は、前記ノズルに繋がる流路を取り囲む環状の封止部用弁座を備え、
    前記押下げヘッドと前記ステムとの他方は、前記封止部用弁座に着座可能な封止部用弁体を備え、
    前記封止部用弁座と前記封止部用弁体とによって前記封止部が形成されている、請求項4に記載の吐出ポンプ。
  6. 前記押下げヘッドと係合することで前記シリンダに対して前記押下げヘッドを上下に移動可能に且つ上方への抜け出し不能に保持する保持筒を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吐出ポンプ。
  7. 前記容器の口部に装着されることで該口部に前記シリンダを固定する装着キャップを備え、該装着キャップは前記保持筒を備える、請求項6に記載の吐出ポンプ。
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