JP2017197030A - ホイールアライメントの調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックナットの締め付けに起因するホイールアライメントのズレの発生を抑制すること。【解決手段】車体のブラケット3に挿通されたカムボルトを回動させることによりホイールアライメントを調整した後、カムボルトに螺合されたロックナットを締め付け、ブラケット3にカムボルトを固定するホイールアライメントの調整装置であって、カムボルトと係合して回動させる調整ソケット22aと、ロックナット33と係合し、ロックナット33を回動させての締め付けを行う締付ソケット23aと、調整ソケット22a及び締付ソケット23aの回動を制御する制御手段12と、を備え、制御手段12は、カムボルトを回動させてホイールアライメントの調整を行う際の調整の最後に、調整ソケット22aを、カムボルト31とロックナット33とを締め付ける方向に回動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いられる車輪のホイールアライメントの調整装置に関する。
従来、このような分野の技術として、実開平01−104867号公報がある。この公報には、同軸をなすように互いに対向するように、隔離して回動可能に配置された1対のソケットを用いて、カムボルトにロックナットを螺合させるホイールアライメント調整装置が記載されている。
具体的には、ホイールアライメント調整装置は、車体に設けられているブラケットにカムボルトが挿通され、このカムボルトを回動させることによりホイールアライメントを調整する。このとき、カムボルトを回動させることによりホイールアライメントを調整した後に、カムボルトに螺合されたロックナットを締め付けることで、ブラケットにカムボルトを固定する。
実開平01−104867号公報
しかしながら、前述した従来のホイールアライメントの調整装置では、調整した後に、調整用ソケットとカムボルトの間の隙間により、ロックナットを締め付ける際にカムボルトが供回りすることがあり、ホイールアライメントの再調整が必要となって、生産性が悪化する場合がある。本発明は、ロックナットの締め付けに起因するホイールアライメントのズレの発生を抑制したホイールアライメントの調整装置を提供するものである。
本発明にかかるホイールアライメントの調整装置は、車体のブラケットに挿通されたカムボルトを回動させることによりホイールアライメントを調整した後、前記カムボルトに螺合されたロックナットを締め付け、前記ブラケットに前記カムボルトを固定するホイールアライメントの調整装置であって、前記カムボルトと係合して回動させる調整ソケットと、前記ロックナットと係合し、前記ロックナットを回動させて締め付けを行う締付ソケットと、前記調整ソケット及び前記締付ソケットの回動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記カムボルトを回動させてホイールアライメントの調整を行う際の調整の最後に、前記カムボルトと前記ロックナットとを締め付ける方向に前記調整ソケットを回動させる。
これにより、カムボルトにロックナットを羅合させて締め付けを行う前において、カムボルトとロックナットの隙間の発生を低減させることができる。
これにより、ロックナットの締め付けに起因するホイールアライメントのズレの発生を抑制することができる。
実施の形態1にかかるホイールアライメント調整装置の概略を示す図である。 実施の形態1にかかる車体の平面図である。 実施の形態1にかかるブラケットとアームの連結部におけるカムボルトの頭部側を示す図である。 実施の形態1にかかるブラケットとアームの連結部におけるカムボルトのネジ先側を示す図である。 実施の形態1にかかるブラケットとアームの連結部における下部側からの視点を示す図である。 実施の形態1にかかるカムボルトを側面側と頭部側とネジ先側からの視点で示す図である。 実施の形態1にかかる調整締付機を示す図である。 実施の形態1にかかる調整ソケットの正面図である。 実施の形態1にかかる調整ソケットにカムボルトの頭部を挿入した状態を示す図である。 実施の形態1にかかる調整装置の動作フローを示す図である。 実施の形態1にかかる調整ソケットを左回転させる状態を示す図である。 実施の形態2にかかる調整装置の動作フローを示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、ホイールアライメントの調整装置1は、車体2のホイールの位置や姿勢を計測するホイールアライメント計測器11と、ホイールアライメント計測器11の計測結果に応じて、動作指令を発生させる制御手段12と、制御手段12の動作指令に基づいてホイールアライメントの調整を行う調整締付機13と、を備える。
ここで図2に示すように、車体2は、サスペンションメンバー側のブラケット3と、ブラケット3に端部が連結されているアーム4と、を備える。図3乃至図5に示すように、アーム4の端部は、カムボルト31を介してブラケット3に連結されている。ここでカムボルト31は、頭部32と、ネジ先側に螺合されたロックナット33の間にブラケット3を挟むように、ブラケット3に挿通されている。なお、カムボルト31が挿通されているブラケット3の穴部は、長穴状に形成されている。
カムボルト31がブラケット3に挿通された状態において、ブラケット3とカムボルトの頭部32の間に略円盤状の調整側カムプレート34が挟まれるように配置されている。カムボルト31は、調整側カムプレート34を貫通している。また、ネジ先側に螺合されたロックナット33とブラケット3の間には、略円盤状の締付側カムプレート35が挟まれるように配置されている。
図6(a)乃至図6(c)に示すように、カムボルトの頭部32は6角形状である。調整のステップにおいて、カムボルト31が、調整締付機13の後述する調整締付機13の調整側ソケット部22によって保持されて回動することで、アーム4の位置調整を行う。なお、カムボルト31と、カムプレート34、35は、それぞれ突部やキー溝を設けて係合させることで、一体化されている。ここで図6(a)及び図6(b)に示すようにA視とは、カムボルト31のネジ先側、すなわちカムボルト31に螺合されたロックナット33側からの視点であり、図6(a)及び図6(c)に示すように、B視とは、カムボルトの頭部32側、からの視点であるものとして説明する。
なお以下の説明において、カムボルト31やロックナット33を回転させる際の右回転及び左回転とは、ただし書きが無い場合は、A視での回転方向である。また、螺合したカムボルト31とロックナット33について、ロックナット33を右回転させた場合に締め付けられるとともに、カムボルト31の左回転(B視で右回転)が締め付け方向となる。
図1に示すように、ホイールアライメント計測器11は、トー角、キャンバー角、キャスター角などのホイールアライメントを計測する。例えば、ホイールアライメント計測器11は、ホイールに取り付けられたセンサである。なお、ホイールアライメント計測器11では、ホイールの近傍に設けられたCCDカメラによる画像の取得や、ホイールに取り付けられた反射板にレーザー光を当てて反射光を取得することにより、ホイールアライメントを計測しても良く、計測方法はこれらに限られない。ホイールアライメント計測器11は、計測結果を制御手段12に出力する。
制御手段12は、ホイールアライメント計測器11による計測で取得された情報に基づき、調整締付機13に動作指示を出力する。例えば、制御手段12には、ホイールアライメントの目標値が予め入力されており、ホイールアライメント計測器11により計測された実際のホイールアライメントの差を比較して、調整締付機13を動作させる量を算出する。制御手段12は、調整締付機13を動作させる量に応じた動作指令を、調整締付機13に出力する。
なお、制御手段12には、ホイールアライメントの目標値と実際の値の差を算出する演算部と、ホイールアライメントの目標値や、演算部による算出結果を記憶する記憶部と、入力されたホイールアライメントの計測値や目標値を表示する表示部と、目標値を入力するキーボード等の入力部と、を備えたコンピュータを用いることができる。なお、制御手段12の構成は、これらに限られない。
図7に示すように、調整締付機13は、基部21と、基部21上に立設された調整用ソケット部22と、基部21上に立設された締付用ソケット部23と、を備える。
基部21には、制御手段12からの動作指示に基づいて動作を行う動作部(図示せず)を有する。例えば、動作部には複数のモータが設けられており、それぞれ、後述の調整用ソケット部22に設けられた調整ソケット22aや、締付用ソケット部23の締付ソケット23aを回動させるための動力を発生させる。なお、基部21には、調整用ソケット部22と締付用ソケット部23の相対的な位置を調整するために、動力を発生させる動力部や、ガイドレール等を有していても良い。
調整用ソケット部22は、内部に複数のギア(図示せず)と、ギアが連結された調整ソケット22aと、を有する。複数のギアは、基部21に設けられた動作部で発生した動力を、調整ソケット22aに伝達する。調整ソケット22aは、調整用ソケット部22の先端に形成され、締付ソケット23aが形成されている方向に開口している。図8に示すように、正面視した場合に、調整ソケット22aの開口側には、外周側から内周側に向けて複数の山状に突出するように、滑らかな山部22bと谷部22cが形成されている。これにより調整ソケット22aは、滑らかな6角形状に切り欠かれている。図9(a)及び図9(b)に示すように、ホイールアライメントの調整を行う際には、調整ソケット22aにカムボルトの頭部32が挿入された状態で係合している。この状態で、調整ソケット22aが回動することによって、カムボルト31を回動させる。このとき、調整ソケット22aの回動方向に応じて、6角の調整ソケット22aと頭部32の間に、約30°の隙間(ガタ)が生じる。なお、図9(a)は、調整の際に、調整ソケット22aを右回転(B視で左回転)させてカムボルト31の調整を行った状態であり、図9(b)は、調整ソケット22aを左回転(B視で右回転)させてカムボルト31の調整を行った状態である。
ここで、図8及び図9(a)、図9(b)に示すように、カムボルト31が右回転(B視で左回転)方向に回動するように調整ソケット22aを動作させた際に、調整ソケット22aがカムボルトの頭部32に当接する部分を第1の当接部22d、カムボルト31が左回転(B視で右回転)方向に回動するように調整ソケット22aを動作させた際に、調整ソケット22aがカムボルトの頭部32に当接する部分を第2の当接部22eとする。すなわち、調整ソケット22aにおいて、山部22bから左回転方向の谷部22cの間に第1の当接部22dとし、山部22bから右回転側の谷部22cの間に第2の当接部22eとする。
締付用ソケット部23は、複数のギア(図示せず)と、締付ソケット23aと、を有する。複数のギアは、基部21に設けられた動作部の動力を、締付ソケット23aに伝達し、回動させる。締付ソケット23aは、締付用ソケット部23の先端に形成されている。締付ソケット23aは、調整ソケット22a側に開口して6角形状に切り欠かれており、ロックナット33が挿入される。締付ソケット23aが回動することにより、カムボルト31に螺合されたロックナット33の締め付けを行う。なお、締付ソケット23aの開口と、調整ソケット22aの開口の箇所は、同軸上において互いに対向するように配置されている。
次に、図10を参照して、ホイールアライメントの調整装置1の動作について説明する。
最初に、調整装置1を起動する(S11)。具体的には、ホイールに設置されたホイールアライメント計測器11は、ホイールアライメントを計測し、制御手段12に計測結果を出力する。制御手段12は、ホイールアライメント計測器11から入力された計測結果と、ホイールアライメントの目標値との比較に基づき、調整締付機13に対して動作量に関する動作指示を出力する。調整締付機13は、入力された動作指示に従い、調整ソケット22aを回動させることでカムボルト31を回動させ、ホイールアライメントの調整を実行する。
次に、制御手段12は、カムボルト31によるホイールアライメント調整状態の監視を行う。そして、制御手段12は、カムボルト31の回動によるホイールアライメントの最後の調整が、左回転(B視で右回転)での調整が必要な範囲か否かを判定する(S12)。最後の調整において、左回転での調整が必要であれば(S12でYes)、S13に進む。最後の調整において、右回転(B視で左回転)での調整が必要であれば(S12でNo)、S21に進む。
制御手段12は、カムボルト31を左回転(B視で右回転)させるように、調整ソケット22aを動作させる。これにより、カムボルト31は左回転を行い、ホイールアライメントの調整が実行される(S13)。
制御手段12は、カムボルト31の左回転(B視で右回転)による調整が完了したか否かを判定する(S14)。調整が完了していなければ(S14でNo)、S13に戻り、カムボルト31を左回転させてホイールアライメントの調整を繰り返す。調整が完了していれば(S14でYes)、S15に進む。
制御手段12は、カムボルト31に螺合したロックナット33の締付けを行うように、締付ソケット23aを動作させる(S15)。ここで、締付ソケット23aは、ロックナット33を、右回転方向に回動するように動作することで締付を行う。このとき、調整ソケット22aは、カムボルトの頭部32に係合したままの状態である。
ここで、締付ソケット23aによってロックナット33を右回転させて締め付けていき、ロックナット33と締付側カムプレート35が接触した状態となった後に、さらにロックナット33に右回転の力が加わると、ロックナット33と締付側カムプレート35の摩擦により、締付側カムプレート35に右回転の力が発生する。ここで、締付側カムプレート35はカムボルト31と一体化されているため、締付側カムプレート35を右回転させようとする力により、カムボルト31を右回転(B視で左回転)方向に供回りさせる力が発生する。
ここで、S13の調整の際の最後に、調整ソケット22aを左回転(B視で右回転)で調整したことによって、図9(b)に示すように、第2の当接部22eがカムボルトの頭部32に当接している状態である。したがって、ロックナット33の締め付けによりカムボルト31が右回転する力が加えられたときに、調整ソケット22aがカムボルト31の右回転(B視で左回転)を止める抵抗となる。これにより、カムボルト31を右回転させずに留めることができる。
ここで、調整ソケット22aでは、調整ソケット22aを動作させるモータの静止摩擦力と、モータから調整ソケット22aまでの動力を伝えるギアにかかる静止摩擦力と、調整ソケット22a自身の静止摩擦力により、カムボルト31の右回転(B視で左回転)を止める抵抗力を発生させる。なお、基部21の動力部に設けられるモータとして、ブレーキ付きモータを用いることで、カムボルト31の右回転を止める抵抗力を発生させても良い。
これにより、ロックナット33により締付が実行され、カムボルト31がブラケット3に対して固定される際に、ロックナット33とカムボルト31の供回りを抑制することができる。
カムボルト31の回動によるホイールアライメントの最後の調整が、右回転(B視で左回転)での調整が必要な場合(S12でNo)、制御手段12は、カムボルト31を右回転させるように、調整ソケット22aを動作させる。これにより、カムボルト31は右回転を行い、ホイールアライメントの調整が実行される(S21)。
制御手段12は、カムボルト31の右回転(B視で左回転)による調整が完了したか否かを判定する(S22)。調整が完了していなければ(S22でNo)、S13に戻り、カムボルト31を右回転させてホイールアライメントの調整を繰り返す。調整が完了していれば(S22でYes)、S23に進む。
制御手段12は、調整ソケット22aを左回転(B視で右回転)方向に回転させ、調整ソケット22aとカムボルトの頭部32の間のガタ詰めを行う(S23)。言い換えると、S21において、カムボルト31を右回転させることによって最後に調整した場合に、調整ソケット22aの第1の当接部22dがカムボルトの頭部32と当接した状態となっており、第2の当接部22eとカムボルトの頭部32は離間した状態である。したがって、図11に示すように、カムボルト31を右回転させて調整が終了した後に、調整ソケット22aを左回転させる。これにより、第2の当接部22eとカムボルトの頭部32が当接した状態にする。
制御手段12は、カムボルト31に螺合されているロックナット33の締付けを行うように、締付ソケット23aを動作させる(S24)。ここで、締付ソケット23aは、ロックナット33を、右回転させるように動作することにより、締付を行う。
このとき、S23において、調整ソケット22aを左回転(B視で右回転)で調整したことによって、第2の当接部22eがカムボルトの頭部32に当接している。したがって、ロックナット33の締め付けを行うための右回転によって、カムボルト31に対してロックナット33と供回りするような右回転の力が加えられたときに、調整ソケット22aがカムボルト31の右回転(B視で左回転)を止める抵抗となる。これにより、カムボルト31を右回転させずに留めることができる。
ここで、調整ソケット22aを動作させるモータの静止摩擦力と、モータから調整ソケット22aまでの動力を伝えるギアにかかる静止摩擦力と、調整ソケット22a自身の静止摩擦力により、ロックナット33との供回りによるカムボルト31の右回転(B視で左回転)を止める抵抗力を発生させる。動力部に設けられるモータに、ブレーキ付きモータを用いることで、カムボルト31の右回転を止める抵抗力を発生させても良い。
これにより、ロックナット33による締め付けが実行されて、カムボルト31がブラケット3に対して固定される際に、ロックナット33とカムボルト31の供回りを抑制することができる。
これにより、ロックナット33の締付を行うことでカムボルト31をブラケット3に固定する際に、ロックナット33とカムボルト31が供回りによるカムボルト31の回動を抑制することができる。
ここで、調整ソケット22aによって、カムボルト31を最後に左回転(B視で右回転)で調整した場合には、調整ソケット22aの第2の当接部22eがカムボルトの頭部32に当接しており、カムボルト31を右回転(B視で左回転)で調整した場合には、S23において、調整ソケット22aを左回転(B視で右回転)させるガタ詰めによって、第2の当接部22eとカムボルトの頭部32を当接させている。すなわち、調整ソケット22aによる調整が右回転か左回転かによらず、ホイールアライメントの調整時において、調整の最後は、第2の当接部22eがカムボルトの頭部32に当接するように、調整ソケット22aを動作させた状態である。これにより、ロックナット33の締付の際に、ロックナット33とカムボルト31の供回りを最小限に抑えることができる。
実施の形態2
次に、図12を参照して、カムボルト31の調整を必ず左回転(B視で右回転)で終了させてから、ロックナット33の締め付けを行うホイールアライメントの調整装置1の動作方法について説明する。
最初に、調整装置1を起動する(S31)。ホイールに設置されたホイールアライメント計測器11は、ホイールアライメントの計測結果を制御手段12に出力する。制御手段12は、入力された計測結果とホイールアライメントの目標値との比較に基づき、調整締付機13に動作指示を出力する。調整締付機13は、入力された動作指示に従い、調整ソケット22aを回動させることでカムボルト31を回動させ、ホイールアライメントの調整を実行する。
次に、制御手段12は、カムボルト31によるホイールアライメント調整状態の監視を行う。そして、制御手段12は、カムボルト31の回動によるホイールアライメントの最後の調整が、左回転(B視で右回転)での調整が必要な範囲か否かを判定する(S32)。最後の調整において、右回転(B視で左回転)での調整が必要であれば(S32でNo)、S33に進む。最後の調整において、左回転での調整が必要であれば(S32でYes)、S34に進む。
制御手段12は、カムボルト31を右回転(B視で左回転)させるように、調整ソケット22aを動作させる。これにより、カムボルト31は右回転を行い、ホイールアライメントの調整が実行される(S33)。その後、S32に戻り、左回転での調整が必要な範囲か否かの判定を再度行う。
制御手段12は、カムボルト31を左回転(B視で右回転)させるように、調整ソケット22aを動作させる。これにより、カムボルト31は左回転を行い、ホイールアライメントの調整が実行される(S34)。
制御手段12は、カムボルト31の左回転(B視で右回転)による調整が完了したか否かを判定する(S35)。調整が完了していなければ(S35でNo)、S34に戻り、カムボルト31を左回転させてホイールアライメントの調整を繰り返す。調整が完了していれば(S35でYes)、S36に進む。
制御手段12は、カムボルト31に螺合したロックナット33の締付けを行うように、締付ソケット23aを動作させる(S36)。ここで、締付ソケット23aは、ロックナット33を、右回転方向に回動するように動作することで締付を行う。このとき、調整ソケット22aは、カムボルトの頭部32に係合したままの状態である。
これにより、ホイールアライメントの調整において、最後にカムボルト31を必ず左回転(B視で右回転)で調整し、その後、ロックナット33の締め付け動作を行うことができる。このとき、カムボルト31を最後に左回りで調整したことで、ロックナット33を締め付ける際に、調整ソケット22aとカムボルトの頭部32に隙間を生じておらず、カムボルト31とロックナット33の供回りを抑制できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、カムボルトの頭部32は六角であるものとして説明したが、6角に限られず、例えば12角であっても良い。また、調整ソケット22aは六角であるものとして説明したが、6角に限られず、例えば12角であっても良い。調整締付機13において、モータ等を備える動作部は、基部21に設けられているものとして記載したが、調整用ソケット部22や締付用ソケット部23に設けられていてもよい。
1 調整装置
2 車体
3 ブラケット
4 アーム
11 ホイールアライメント計測器
12 制御手段
13 調整締付機
21 基部
22 調整用ソケット部
22a 調整ソケット
22b 山部
22c 谷部
22d 第1の当接部
22e 第2の当接部
23 締付用ソケット部
23a 締付ソケット
31 カムボルト
32 頭部
33 ロックナット
34 調整側カムプレート
35 締付側カムプレート

Claims (1)

  1. 車体のブラケットに挿通されたカムボルトを回動させることによりホイールアライメントを調整した後、前記カムボルトに螺合されたロックナットを締め付け、前記ブラケットに前記カムボルトを固定するホイールアライメントの調整装置であって、
    前記カムボルトと係合して回動させる調整ソケットと、
    前記ロックナットと係合し、前記ロックナットを回動させて締め付けを行う締付ソケットと、
    前記調整ソケット及び前記締付ソケットの回動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記カムボルトを回動させてホイールアライメントの調整を行う際の調整の最後に、前記カムボルトと前記ロックナットとを締め付ける方向に前記調整ソケットを回動させる、
    ホイールアライメントの調整装置。
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