JP2017196951A - 燃料タンクキャップのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック手段により操作手段の操作が規制された状態で当該操作手段が操作されても、過負荷が生じて破損してしまうのを防止することができる燃料タンクキャップのロック装置を提供する。【解決手段】給油口Taを開閉可能なキャップ1と、操作者が操作可能な操作ノブ2と、キャップ1が給油口Taを塞いだ状態を保持する係止位置と、当該係止を解除してキャップ1の開動作を許容する許容位置との間で動作する係止手段3と、係止手段3の係止位置から許容位置への動作をロックし、又は当該ロックを解除して係止手段3の係止位置から許容位置への動作を許容し得るロック手段4とを具備した燃料タンクキャップのロック装置であって、ロック手段4が係止手段3をロックした状態のとき、操作ノブ2の操作力を係止手段3に伝達させずに吸収し得るダンパスプリング9を備えたことを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、燃料タンクに通じた給油口を塞ぐためのキャップの開閉をロック又はロック解除を行うための燃料タンクキャップのロック装置に関するものである。
通常、大型の二輪車における燃料タンクの上部には、給油口が設けられるとともに、その給油口を塞いだ閉塞位置と開放した開放位置との間で移動して当該給油口を開閉可能なキャップと、キャップの開閉をロック又はロック解除を行うためのロック装置とを有したものが提案されている。例えば、従来の燃料タンクキャップのロック装置として、特許文献1にて開示されているように、操作者による操作によってキャップの開閉を可能とする操作ノブと、操作ノブの操作を規制してキャップの開動作を禁止するロック手段とを具備したものが挙げられる。
特開2005−75308号公報
しかしながら、上記従来技術においては、ロック手段により操作ノブの操作が規制された状態のとき、誤って当該操作ノブを強く操作してしまうと、過負荷が生じて操作ノブ又はロック手段が破損してしまう虞があった。しかして、操作ノブが破損してしまうと、給油口を開放状態とすることが困難となってしまい、給油ができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ロック手段により操作手段の操作が規制された状態で当該操作手段が操作されても、過負荷が生じて破損してしまうのを防止することができる燃料タンクキャップのロック装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両の燃料タンクに通じた給油口を塞いだ閉塞位置と開放した開放位置との間で移動して当該給油口を開閉可能なキャップと、操作者が操作可能な操作手段と、前記操作手段の操作と連動可能とされるとともに、前記キャップが給油口を塞いだ状態を保持する係止位置と、当該係止を解除して当該キャップの開動作を許容する許容位置との間で動作する係止手段と、前記係止手段の係止位置から許容位置への動作をロックし、又は当該ロックを解除して前記係止手段の係止位置から許容位置への動作を許容し得るロック手段とを具備した燃料タンクキャップのロック装置であって、前記ロック手段が前記係止手段をロックした状態のとき、前記操作手段の操作力を前記係止手段に伝達させずに吸収し得るダンパ手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の燃料タンクキャップのロック装置において、前記ダンパ手段は、前記操作手段と前記係止手段との間に介装されたダンパスプリングから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の燃料タンクキャップのロック装置において、前記係止手段を前記許容位置から係止位置に付勢するリターンスプリングを有するとともに、当該リターンスプリングは、前記ダンパスプリングのバネ定数より小さいバネ定数に設定されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の燃料タンクキャップのロック装置において、前記リターンスプリング及びダンパスプリングは、同一軸方向に延設して配設されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の燃料タンクキャップのロック装置において、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信する発信手段と、車両側に配設されて前記発信手段からのIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが当該車両における正規のものであるか否かを判定する判定手段とを備えるとともに、前記判定手段が正規のIDコードを受信したと判定している場合に限り、前記ロック手段によるロック解除を行わせ得ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ロック手段が係止手段をロックした状態のとき、操作手段の操作力を係止手段に伝達させずに吸収し得るダンパ手段を備えたので、ロック手段により操作手段の操作が規制された状態で当該操作手段が操作されても、過負荷が生じて破損してしまうのを防止することができる。
請求項2の発明によれば、ダンパ手段は、操作手段と係止手段との間に介装されたダンパスプリングから成るので、ロック手段により操作手段の操作が規制された状態においても操作手段の操作力をダンパスプリングにて確実に吸収させることができる。
請求項3の発明によれば、係止手段を許容位置から係止位置に付勢するリターンスプリングを有するとともに、当該リターンスプリングは、ダンパスプリングのバネ定数より小さいバネ定数に設定されたので、操作手段による操作性を向上させつつロック手段により操作手段の操作が規制された状態においても操作手段の操作力を確実に吸収させることができる。すなわち、ロック手段による操作手段の操作の規制がない状態においては、リターンスプリングを作動させて操作性を向上することができるとともに、ロック手段による操作手段の操作の規制がある状態においては、ダンパスプリングを作動させて操作手段の操作力を確実に吸収して過負荷を防止することができるのである。
請求項4の発明によれば、リターンスプリング及びダンパスプリングは、同一軸方向に延設して配設されたので、ロック手段による操作手段の操作の規制がない状態においてはリターンスプリングにて操作手段の操作力を確実に受けさせて作動させることができ、ロック手段による操作手段の操作の規制がある場合においてはダンパスプリングにて操作手段の操作力を確実に受けさせて作動させることができる。
請求項5の発明によれば、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信する発信手段と、車両側に配設されて発信手段からのIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが当該車両における正規のものであるか否かを判定する判定手段とを備えるとともに、判定手段が正規のIDコードを受信したと判定している場合に限り、ロック手段によるロック解除を行わせ得るので、第三者が不正にロック手段によるロック解除を行ってしまうのを防止することができ、防犯性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る燃料タンクキャップのロック装置を示す平面図及び側面図 同燃料タンクキャップのロック装置(操作手段の非操作状態)を示す斜視図 同燃料タンクキャップのロック装置(操作手段の操作状態)を示す斜視図 同燃料タンクキャップのロック装置の内部構成(操作手段の操作状態)を示す斜視図 同燃料タンクキャップのロック装置におけるロック手段の取付構造を示す斜視図 同燃料タンクキャップのロック装置におけるロック手段を示す断面図 同ロック手段におけるロックバー及び保持部材を示す斜視図 同燃料タンクキャップのロック装置を示す断面図(図1におけるVIII−VIII線断面図であって、ロック手段がロック、操作手段が非操作状態、キャップが閉塞位置) 同燃料タンクキャップのロック装置を示す断面図(ロック手段がアンロック、操作手段が操作状態、キャップが閉塞位置) 同燃料タンクキャップのロック装置を示す断面図(ロック手段がアンロック、操作手段が操作状態、キャップが開放位置) 同燃料タンクキャップのロック装置を示す断面図(ロック手段がロック、操作手段が操作状態、キャップが閉塞位置) 同燃料タンクキャップのロック装置の配線状態を示すブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る燃料タンクキャップのロック装置は、大型二輪車における燃料タンクに通じた給油口を塞ぐためのキャップの開閉をロック又はロック解除するものであり、図1〜図8に示すように、キャップ1と、操作ノブ2(操作手段)と、係止手段3と、ロック手段4と、リターンスプリング8と、ダンパスプリング9(ダンパ手段)とを有して構成されている。なお、上記構成部品は、本体部Rに配設されるとともに、給油口Taが形成された収容部材Tにて収容されている。また、本体部Rの上部には、図1、2に示すように、円環状のカバー部Hが複数のボルトBにて固定されている。
キャップ1は、車両の燃料タンクに通じた給油口Taを塞いだ閉塞位置(図8参照)と開放した開放位置(図10参照)との間で移動して当該給油口Taを開閉可能なもので、上側キャップ部1a及び下側キャップ部1bから構成されている。本実施形態においては、運転者等の操作者が操作ノブ2を手で摘まんで上方に引き上げることにより、キャップ1が揺動軸Laを中心に揺動し、閉塞位置から開放位置に移動して給油口Taを外部に臨ませ得るようになっている。
なお、上側キャップ部1aと下側キャップ部1bとの間には、係止手段3、作動片10、リターンスプリング8及びダンパスプリング9を収容する収容空間が形成されているとともに、係止手段3は収容空間内において係止位置と許容位置との間で摺動し得るようになっている。また、上側キャップ部1aにおける操作ノブ2と対応する位置には、クッション部材11が取り付けられており、上側キャップ部1aに対する操作ノブ2との干渉を緩和し得るようになっている。
操作ノブ2(操作手段)は、キャップ1(上側キャップ部1a)の上面に形成されたもので、操作者が操作することによって揺動軸Lbを中心に揺動可能とされている。すなわち、本実施形態に係る操作ノブ2は、非操作状態において閉状態(図2参照)となっており、操作者が手で上方に引き上げることにより、揺動軸Lbを中心に揺動し、開状態(図3参照)となってキャップ1を閉塞位置から開放位置に移動させ得るよう構成されている。
特に、本実施形態においては、操作ノブ2の操作によって作動する作動片10を有しており、作動片10と係止手段3との間には、後で詳述するダンパスプリング9が取り付けられている。また、係止手段3と下側キャップ部1bとの間には、係止手段3を許容位置から係止位置に付勢するためのコイルスプリングから成るリターンスプリング8が取り付けられており、係止手段3が係止位置から許容位置に移動する際、リターンスプリング8の付勢力に抗するよう構成されている。これらリターンスプリング8及びダンパスプリング9は、図4に示すように、同一軸方向Aに延設して配設されており、操作ノブ2が操作されると、その操作力をダンパスプリング9が受けて係止手段3に伝達するとともに、係止手段3が摺動すると、その移動力をリターンスプリング8が受け得るようになっている。
さらに、リターンスプリング8は、ダンパスプリング9のバネ定数より小さいバネ定数に設定されており、リターンスプリング8の方がダンパスプリング9より柔らかいバネとされている。これにより、ロック手段4により係止手段3のロックがなされていないアンロック状態において、操作ノブ2を操作すると、その操作力が作動片10及びダンパスプリング9を介して係止手段3に伝達されるので、係止手段3がリターンスプリング8の付勢力に抗して移動して係止位置から許容位置に移動するようになっている。
係止手段3は、操作ノブ2の操作と連動可能とされるとともに、キャップ1が給油口Taを塞いだ状態を保持する係止位置(図8、11参照)と、当該係止を解除して当該キャップ1の開動作を許容する許容位置(図9、10参照)との間で動作するものである。より具体的には、本実施形態に係る係止手段3は、上側キャップ部1aと下側キャップ部1bとの間に形成された作動空間において略直線状にスライド可能とされており、係止位置にあるとき、先端の係止部3aがカバー部Hに形成された被係止部Haに係止してキャップ1の閉塞位置から開放位置への移動を規制するとともに、操作ノブ2が操作されて許容位置にあるとき、係止部3aが被係止部Haから離間して係止が解かれ、キャップ1の閉塞位置から開放位置への移動を許容するよう構成されている。
ロック手段4は、係止手段3の係止位置から許容位置への動作をロックし、又は当該ロックを解除して係止手段3の係止位置から許容位置への動作を許容し得るもので、本実施形態においては、図6、7に示すように、ソレノイド5と、ロックバー6と、保持部材7とを有して構成されている。ソレノイド5は、通電により変位可能なプランジャ5aと、プランジャ5aを突出方向に付勢するバネ5bとを有したもので、本実施形態においては、車両に取り付けられたスイッチ等から成るロック解除手段17(図12参照)と電気的に接続され、当該ロック解除手段17のオン操作によって通電可能とされている。
ロックバー6は、図7、8〜11に示すように、係止手段3に形成された凸状の連結部3bを嵌合可能な嵌合凹部6aと、嵌合凹部6aの略中央位置から下方に貫通して形成された挿通孔6bと、下部において軸方向に延びた凹状の溝部6cとを有して構成されている。なお、本体部Rには、図示しないバネ等により上方に付勢された支持ピン12が取り付けられており、操作ノブ2の操作によって係止手段3が許容位置にあるとき、図9に示すように、支持ピン12にて連結部3bを支持して係止手段3が下方に移動するのを防止するようになっている。
保持部材7は、図7に示すように、ロックバー6を嵌合させて保持した部品から成り、当該ロックバー6の軸方向に対して摺動可能とされるとともに、所定位置には、ソレノイド5のプランジャ5aを挿通可能な挿通穴7aが形成されている。しかして、ソレノイド5が非作動の状態(通電されていない状態)のとき、図6(a)に示すように、バネ5bで付勢されたプランジャ5aの突端部が挿通穴7aに挿通して嵌合されており、図8に示すように、保持部材7及びロックバー6の移動を規制して係止手段3を係止位置にてロックするようになっている。
そして、ロック解除手段17をオン操作することによりソレノイド5に通電すると、プランジャ5aがバネ5bの付勢力に抗して移動し、その突端部が挿通穴7aから離間して嵌合が解かれるので、図6(b)に示すように、係止手段3のロックが解除されて保持部材7及びロックバー6の移動を許容した状態とされる。この状態(アンロック状態)で操作ノブ2を操作すると、図9に示すように、係止手段3が連動し、リターンスプリング8の付勢力に抗して係止位置から許容位置まで摺動するので、図10に示すように、キャップ1を閉塞位置から開放位置に揺動させて給油することができる。
さらに、キャップ1を開放位置から閉塞位置に揺動させて操作ノブ2から手を離すと、リターンスプリング8の付勢力によって係止手段3が許容位置から係止位置に摺動し、係止部3aが被係止部Haに係止してキャップ1の閉塞位置から開放位置への揺動が規制される。このとき、ソレノイド5に対する通電は停止されているため、ロックバー6と共に保持部材7がロック位置に戻った際、バネ5bの付勢力にてプランジャ5aの突端部が挿通穴7aに挿通して保持部材7の移動が規制される。これにより、保持部材7と共にロックバー6の移動が規制されるので、ロック手段4によって係止手段3がロックされることとなる。
ここで、本実施形態においては、ロック手段4が係止手段3をロックした状態のとき、操作ノブ2の操作力を係止手段3に伝達させずに吸収し得るダンパスプリング9(ダンパ手段)が配設されている。かかるダンパスプリング9は、操作ノブ2(作動片10)と係止手段3との間に介装されたコイルスプリングから成り、操作ノブ2が操作されると、その操作力が作動片10及びダンパスプリング9を介して係止手段3に伝達されるようになっている。
そして、既述のように、リターンスプリング8は、ダンパスプリング9のバネ定数より小さいバネ定数に設定されているので、ロック手段4がアンロック状態のとき操作ノブ2を操作すると、係止手段3が係止位置から許容位置に移動するとともに、リターンスプリング8が作動して圧縮されることにより、操作ノブ2から手を離した際に係止手段3を係止位置まで自然に戻すようになっている。
さらに、ロック手段4がロック状態のとき操作ノブ2を操作すると、係止手段3の係止位置から許容位置への動作が規制されているので、図11に示すように、ダンパスプリング9が圧縮され、操作力に伴う作動片10の移動を当該ダンパスプリング9が吸収し得るようになっている。すなわち、ロック手段4がロック状態のとき操作ノブ2を操作すると、係止手段3を係止位置に保持させつつダンパスプリング9が作動して圧縮されるので、操作ノブ2の操作力をダンパスプリング9にて吸収させることができる。
加えて、本実施形態に適用される車両は、図12に示すように、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを電波に乗せて発信する発信手段13と、車両側に配設されて発信手段13からのIDコードを受信し得る受信手段14と、該受信手段14で受信したIDコードが当該車両における正規のものであるか否かを判定する判定手段15とを有しており、判定手段15が正規のIDコードを受信したと判定したことを条件として、ECU16に制御信号を送信してエンジン始動を許可するようになっている。
本実施形態に係る判定手段15は、ロック解除手段17と電気的に接続されており、判定手段15が正規のIDコードを受信したと判定している場合に限り、ロック手段4によるロック解除を行わせ得るよう構成されている。すなわち、判定手段15が正規のIDコードを受信したと判定している場合、ロック解除手段17をオン操作することにより、ロック手段4のロックを解除して係止手段3の係止位置から許容位置への移動を許容するとともに、判定手段15が正規のIDコードを受信していると判定されない場合、ロック解除手段17をオン操作しても、ロック手段4によるロック解除動作が行われないようになっている。
上記実施形態によれば、ロック手段4が係止手段3をロックした状態のとき、操作ノブ2の操作力を係止手段3に伝達させずに吸収し得るダンパスプリング9(ダンパ手段)を備えたので、ロック手段4により操作ノブ2の操作が規制された状態(具体的には、ロック手段4により係止手段3の係止位置から許容位置への移動が規制されることによって操作ノブ2の操作が規制された状態)で当該操作ノブ2が操作されても、過負荷が生じて破損してしまうのを防止することができる。特に、本実施形態に係るダンパ手段は、操作ノブ2と係止手段3との間に介装されたダンパスプリング9から成るので、ロック手段4により操作ノブ2の操作が規制された状態においても操作ノブ2の操作力をダンパスプリング9にて確実に吸収させることができる。
また、本実施形態によれば、係止手段3を許容位置から係止位置に付勢するリターンスプリング8を有するとともに、当該リターンスプリング8は、ダンパスプリング9のバネ定数より小さいバネ定数に設定されたので、操作ノブ2による操作性を向上させつつロック手段4により操作ノブ2の操作が規制された状態においても操作ノブ2の操作力を確実に吸収させることができる。すなわち、ロック手段4による操作ノブ2の操作の規制がない状態(ロック手段4が非ロック状態)においては、リターンスプリング8を作動させて操作性を向上することができるとともに、ロック手段4による操作ノブ2の操作の規制がある状態(ロック手段4がロック状態)においては、ダンパスプリング9を作動させて操作ノブ2の操作力を確実に吸収して過負荷を防止することができるのである。
さらに、本実施形態に係るリターンスプリング8及びダンパスプリング9は、同一軸方向Aに延設して配設されたので、ロック手段4による操作ノブ2の操作の規制がない状態においてはリターンスプリング8にて操作ノブ2の操作力を確実に受けさせて作動させることができ、ロック手段4による操作ノブ2の操作の規制がある場合においてはダンパスプリング9にて操作ノブ2の操作力を確実に受けさせて作動させることができる。
またさらに、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信する発信手段13と、車両側に配設されて発信手段13からのIDコードを受信し得る受信手段14と、該受信手段14で受信したIDコードが当該車両における正規のものであるか否かを判定する判定手段15とを備えるとともに、判定手段15が正規のIDコードを受信したと判定している場合に限り、ロック手段4によるロック解除を行わせ得るので、第三者が不正にロック手段4によるロック解除を行ってしまうのを防止することができ、防犯性を向上させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば操作ノブ2に代えて、運転者等が操作して係止手段3を係止位置と許容位置との間で動作させ得る他の形態の操作手段(例えば、揺動型のものの他、摺動型又は回転型等)としてもよい。また、ダンパスプリング9に代えて、ロック手段4が係止手段3をロックした状態のとき、操作ノブ2等の操作手段の操作力を係止手段3に伝達させずに吸収し得る他の形態のダンパ手段としてもよい。なお、適用される車両は、自動車や二輪車の他、バギー又は雪上車等であってもよい。
ロック手段が係止手段をロックした状態のとき、操作手段の操作力を係止手段に伝達させずに吸収し得るダンパ手段を備えた燃料タンクキャップのロック装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 キャップ
1a 上側キャップ部
1b 下側キャップ部
2 操作ノブ(操作手段)
3 係止手段
3a 係止部
3b 連結部
4 ロック手段
5 ソレノイド
5a プランジャ
5b バネ
6 ロックバー
6a 嵌合凹部
6b 挿通孔
6c 溝部
7 保持部材
7a 挿通穴
8 リターンスプリング
9 ダンパスプリング(ダンパ手段)
10 作動片
11 クッション部材
12 支持ピン
13 発信手段
14 受信手段
15 判定手段
16 ECU
17 ロック解除手段
T 収容部材
Ta 給油口
H カバー部
Ha 被係止部
R 本体部

Claims (5)

  1. 車両の燃料タンクに通じた給油口を塞いだ閉塞位置と開放した開放位置との間で移動して当該給油口を開閉可能なキャップと、
    操作者が操作可能な操作手段と、
    前記操作手段の操作と連動可能とされるとともに、前記キャップが給油口を塞いだ状態を保持する係止位置と、当該係止を解除して当該キャップの開動作を許容する許容位置との間で動作する係止手段と、
    前記係止手段の係止位置から許容位置への動作をロックし、又は当該ロックを解除して前記係止手段の係止位置から許容位置への動作を許容し得るロック手段と、
    を具備した燃料タンクキャップのロック装置であって、
    前記ロック手段が前記係止手段をロックした状態のとき、前記操作手段の操作力を前記係止手段に伝達させずに吸収し得るダンパ手段を備えたことを特徴とする燃料タンクキャップのロック装置。
  2. 前記ダンパ手段は、前記操作手段と前記係止手段との間に介装されたダンパスプリングから成ることを特徴とする請求項1記載の燃料タンクキャップのロック装置。
  3. 前記係止手段を前記許容位置から係止位置に付勢するリターンスプリングを有するとともに、当該リターンスプリングは、前記ダンパスプリングのバネ定数より小さいバネ定数に設定されたことを特徴とする請求項2記載の燃料タンクキャップのロック装置。
  4. 前記リターンスプリング及びダンパスプリングは、同一軸方向に延設して配設されたことを特徴とする請求項3記載の燃料タンクキャップのロック装置。
  5. 運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信する発信手段と、
    車両側に配設されて前記発信手段からのIDコードを受信し得る受信手段と、
    該受信手段で受信したIDコードが当該車両における正規のものであるか否かを判定する判定手段と、
    を備えるとともに、前記判定手段が正規のIDコードを受信したと判定している場合に限り、前記ロック手段によるロック解除を行わせ得ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の燃料タンクキャップのロック装置。
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