JP2017194870A - 一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、一包化薬剤情報出力方法、及び一包化薬剤情報出力プログラム - Google Patents

一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、一包化薬剤情報出力方法、及び一包化薬剤情報出力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションが取得可能な形式の薬剤情報の出力が可能とされる一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、一包化薬剤情報出力方法、及び一包化薬剤情報出力プログラムを提供する。【解決手段】一包化処理装置(26)を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置(10、20)を用いて取得された一包化薬剤情報(J4)を、携帯端末装置(2)が取得可能な形式の情報として出力する。【選択図】図1

Description

本発明は一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、一包化薬剤情報出力方法、及び一包化薬剤情報出力プログラムに係り、特に一包化された薬剤の情報の出力に関する。
患者ごとの薬の服用履歴など、医療関係者に必要な情報が記載されたお薬手帳が活用されている。近年、お薬手帳の電子化が進められている。例えば、携帯端末装置にインストール可能なお薬手帳アプリケーションが使用可能とされている。
携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションが用いられて、処方箋に印刷された二次元コードに表された薬剤の情報が、お薬手帳アプリケーションに取り込まれることが実現されている。
特許文献1は、処方された薬剤の閲覧システムが記載されている。特許文献1に記載の閲覧システムは携帯端末装置が利用される。また、特許文献1に記載の閲覧システムは、閲覧データベース、及び携帯端末装置との通信が可能なウエブサイトのアプリケーションを有している。
ウエブサイトのアプリケーションは、携帯端末装置から二次元コードに印刷されたデータが送られてくると、携帯端末装置から送られてきたデータに含まれる薬品コードを抽出条件として、閲覧データベースから抽出条件に合致する薬剤情報を抽出する。
ウエブサイトのアプリケーションは、抽出した薬剤情報を、携帯端末装置のブラウザ機能を利用して表示させる。なお、本明細書における携帯端末装置の用語は、特許文献1における携帯電話に相当する。本明細書における薬剤の用語は、特許文献1における薬品の用語に相当する。
特許文献2は、薬剤の一包化、薬剤の粉砕、又は帳票の印刷サイズなど、患者個人の調剤情報が記録された患者コードに基づいて調剤処理、及びお薬手帳ラベル等の印刷制御を行う調剤管理装置が記載されている。
特許文献3は、調剤薬局、又は医療機関において調剤された薬剤の服用に関する情報と、薬剤が撮像されて得られた薬剤の画像とが対応付けされて記憶される薬管理装置が記載されている。
特許文献3に記載の薬管理装置は、患者所有の携帯端末装置へ服用通知を送信する。服用通知を受信した携帯端末装置の表示部には服用通知が表示される。服用通知の表示画面には、服用日、服用時間、又は服用する薬のパック画像等が表示される。
近年、一回の服用分の複数の種類の薬剤が、一つの一包化袋に包装される一包化調剤が行われている。一包化調剤では一包化処理装置が用いられた自動化処理が行われている。一包化調剤では、複数の薬剤が正しく一包化されているか否かを検査する一包化薬剤監査が実施される。
特許文献4は、調剤情報、及び一包化処理装置に投入される薬剤の種類を表す薬種情報に基づき、一包化処理装置に投入される薬剤の薬種の正誤を判定する一包化薬剤監査装置が記載されている。
なお、本明細書における一包化処理装置の用語は、特許文献4における分包機に相当する。本明細書における一包化薬剤監査の用語は、特許文献4における調剤監査に相当する。
特開2007−7286号公報 特開2012−203810号公報 特開2015−118444号公報 特開2015−2917号公報
携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションは、携帯端末装置の機能を利用して薬剤の情報を取得する。例えば、携帯端末装置の読取装置が用いられて、医師が発行した処方箋等に印刷された二次元コードであり、処方箋に記載された薬剤の情報が表された二次元コードが読み取られることで、お薬手帳アプリケーションは処方箋に記載された薬剤の情報を取得可能である。
しかしながら、処方箋等に二次元コードが印刷されていない場合は、お薬手帳アプリケーションは、処方箋に記載された薬剤の情報を取得することができない。
特許文献1には、一回に服用される分の複数の薬剤が一包化袋に包装される一包化調剤に関する記載はない。特許文献1に記載の閲覧システムは、一包化調剤、及び一包化薬剤監査には未対応である。
特許文献2に記載の調剤管理装置は、お薬手帳ラベル、薬袋の印刷が可能であるものの、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションが取得可能な形式の薬剤の情報が出力可能に構成されたものではない。
特許文献3に記載の薬管理装置から通知を受けた携帯端末装置は、ブラウザ機能を用いて服用通知の閲覧が可能となるのであって、特許文献3に記載の薬管理装置は、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションが取得可能な形式の薬剤情報が出力されるものではない。
特許文献4には、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションに関する記載はなく、特許文献4に記載の一包化薬剤監査システムは、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションには未対応である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションが取得可能な形式の薬剤情報の出力が可能とされる一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、一包化薬剤情報出力方法、及び一包化薬剤情報出力プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、次の発明態様を提供する。
第1態様に係る一包化薬剤監査装置は、処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置であって、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力部を備えた一包化薬剤監査装置である。
第1態様によれば、携帯端末装置において、一包化処理装置が用いられて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報が取得可能である。
一包化薬剤情報は、処方箋に記載された薬剤に関する情報が網羅されたものであり、薬剤の種類、名称、又は型式が適用可能である。また、一包化薬剤情報は、一包化処理された薬剤の服用に関する情報が適用可能である。
薬剤の服用に関する情報の例として、服用タイミング、一回に服用される数量、及び服用の際の注意事項などが挙げられる。更に、一包化薬剤情報は、一包化された複数の薬剤のそれぞれの画像、又は一包化袋の中の薬剤の画像が適用されてもよい。
第一出力部は、異なる形式の一包化情報が出力可能に構成されてもよい。例えば、データ通信、印刷、及び表示のそれぞれに対応した構成を備えていてもよい。
第2態様は、第1態様の一包化薬剤監査装置において、第一出力部は、一包化薬剤情報を携帯端末装置において実行されるお薬手帳アプリケーションに適用可能な形式の情報として出力する構成とされてもよい。
第2態様によれば、携帯端末装置において実行されるお薬手帳アプリケーションが用いられて、一包化情報の利用が可能となる。
第3態様は、第1態様又は第2態様の一包化薬剤監査装置において、第一出力部は、一包化薬剤情報をコード化して出力する構成とされてもよい。
第3態様によれば、携帯端末装置の読取装置が用いられて、一包化薬剤情報の読取が可能である。
第3態様において、一包化薬剤情報を一次元コード化して出力してもよいし、二次元コード化して出力してもよい。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査装置において、第一出力部は、監査判定が合格とされた薬剤について、一包化薬剤情報を出力する構成とされてもよい。
第4態様によれば、携帯端末装置において、監査判定が合格とされた一包化薬剤情報の取得が可能である。
監査判定が合格とされた一包化薬剤情報は、実際に処方された薬剤の内容が正しく反映されているので、適切な一包化薬剤情報の利用が可能となる。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査装置において、第一出力部は、一包化薬剤情報として、一包化処理装置において実際に一包化された薬剤の識別情報を出力する構成とされてもよい。
第5態様によれば、一包化処理において処方箋に記載の薬剤が、同一の有効成分を有する薬剤に置き替えられて処方された場合でも、携帯端末装置において、実際に一包化された薬剤の識別情報の取得が可能である。
同一の有効成分を有する薬剤の例として、後発医薬品、又は先発医薬品である同一の有効成分を有する薬剤が挙げられる。
薬剤の識別情報の一例として、薬剤の種類を表す薬種が挙げられる。薬剤の識別情報は一包化処理された複数の薬剤の識別が可能であればよい。
第6態様は、第5態様の一包化薬剤監査装置において、一包化処理装置において実際に一包化処理が施される薬剤の撮像データを取得する撮像データ取得部と、撮像データ取得部を用いて取得された撮像データと、撮像データ取得部を用いて取得された撮像データが表す薬剤の識別情報とを関連付けして出力する第二出力部と、を備えた構成とされてもよい。
第6態様によれば、実際に一包化された薬剤の撮像データが、一包化薬剤情報である薬剤の識別情報と関連付けされて記憶可能である。
薬剤の識別情報をキー情報として、薬剤の識別情報に対応する薬剤の画像の利用が可能である。
第7態様に係る一包化薬剤監査システムは、処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置であって、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力部を備えた一包化薬剤監査装置と、一包化薬剤監査装置から出力された一包化薬剤情報を取得する一包化薬剤情報取得部が具備される携帯端末装置と、を備えた一包化薬剤監査システムである。
第7態様によれば、第1態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
携帯端末装置の例として、携帯電話機、及び携帯用板状コンピュータが挙げられる。一包化薬剤情報取得部の例として、携帯電話機の読取装置、及びデータ通信端子、若しくはデータ通信部が挙げられる。読取装置の例として、カメラ、及びコードリーダが挙げられる。
第8態様は、第7態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、お薬手帳アプリケーションが記憶されるアプリケーション記憶部と、お薬手帳アプリケーションが実行されるアプリケーション実行部と、を備えた構成とされてもよい。
第8態様によれば、第2態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第9態様は、第7態様又は第8態様の一包化薬剤監査システムにおいて、第一出力部は、一包化薬剤情報をコード化して出力する構成とされてもよい。
第9態様によれば、第3態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第10態様は、第7態様から第9態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、第一出力部は、監査判定が合格とされた薬剤について、一包化薬剤情報を出力する構成とされてもよい。
第10態様によれば、第4態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第11態様は、第7態様から第10態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、第一出力部は、一包化薬剤情報として、一包化処理装置において実際に一包化された薬剤の識別情報を出力する構成とされてもよい。
第11態様によれば、第5態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第12態様は、第7態様から第11態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、一包化薬剤監査装置から出力される撮像データを記憶する撮像データ記憶装置を備え、一包化薬剤監査装置は、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理がされる薬剤の撮像データを取得する撮像データ取得部、及び撮像データ取得部を用いて取得された撮像データと、撮像データ取得部を用いて取得された撮像データを表す一包化処理装置を用いて実際に一包化処理がされた薬剤の識別情報とを関連付けして出力する第二出力部を具備し、携帯端末装置は、撮像データ記憶装置に記憶されている撮像データを取得する携帯端末撮像データ取得部を具備し、一包化薬剤情報取得部を用いて取得された一包化薬剤情報を用いて、撮像データ記憶装置から一包化薬剤情報と関連付けされた撮像データを、携帯端末撮像データ取得部を用いて取得する構成とされてもよい。
第12態様によれば、第6態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、携帯端末装置において、薬剤の識別情報を参照して、撮像データ記憶装置に記憶された薬剤の撮像データであり、薬剤の識別情報と関連付けされた薬剤の撮像データの利用が可能である。
第13態様は、第12態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、携帯端末撮像データ取得部を用いて取得された撮像データを用いて、一包化処理が施された一包化袋ごとの画像を表示させる表示部を備えた構成とされてもよい。
第13態様によれば、一包化袋ごと薬剤の撮像データが表す画像を表示部に表示させることが可能である。
一包化袋ごとの画像は一包化袋に入れられる前に撮像されたものでもよい。一包化袋ごとの画像は一包化袋に入れられた後に撮像されたものでもよい。
第14態様は、第13態様の一包化薬剤監査システムにおいて、一包化薬剤監査装置は、第一出力部を用いて、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤の服用情報を一包化薬剤情報として出力し、携帯端末装置は、一包化薬剤情報取得部を用いて、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤の服用情報を一包化薬剤情報として取得し、かつ、表示部を用いて、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像を表示させる構成とされてもよい。
第14態様によれば、表示部に表示された薬剤の画像から、次に服用すべき薬剤の把握が可能である。
第14態様において、表示部を用いて次に服用すべき薬剤の服用情報が表示されてもよい。
服用情報の例として、一回に服用される薬剤の種類、及び薬剤ごとの数量が挙げられる。
第15態様は、第14態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、過去に服用された薬剤の撮像データが表す画像、及び今後服用すべき薬剤の撮像データが表す画像の少なくともいずれか一方を、表示部を用いて表示させる構成とされてもよい。
第15態様によれば、表示部に表示された薬剤の画像から、服用済の薬剤、及び今後服用すべき薬剤の少なくともいずれか一方の把握が可能である。
第15態様において、表示部を用いて過去に服用された薬剤の服用情報が表示されてもよい。表示部を用いて今後服用されるべき薬剤の服用情報が表示されてもよい。
第16態様は、第14態様又は第15態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像を、表示部を用いて拡大して表示させる構成とされてもよい。
第16態様によれば、次に服用すべき薬剤の服用タイミングの把握が容易になる。次に服用すべき薬剤は未服用の薬剤のうち最初に服用される薬剤である。
第17態様は、第14態様から第16態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像に対して、次に服用すべき薬剤の服用タイミングに関する情報を強調させて、表示部を用いて表示させる構成とされてもよい。
第17態様によれば、次に服用すべき薬剤の服用タイミングの把握が容易になる。
第18態様は、第14態様から第17態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、服用タイミングからの経過期間に応じて服用を催促する情報を、表示部を用いて表示させる構成とされてもよい。
第18態様によれば、表示部に表示される情報から、服用タイミングを把握することができ、服用忘れの防止が可能となる。
第19態様は、第14態様から第18態様のいずれか一態様の一包化薬剤監査システムにおいて、携帯端末装置は、一包化薬剤情報取得部を用いて取得された一包化薬剤情報と、実際に服用された薬剤を表す服用履歴情報を用いて、補充すべき薬剤の種類を特定する補充薬剤特定部を備え、かつ、補充薬剤特定部を用いて特定された補充すべき薬剤の種類を、表示部を用いて表示させる構成とされてもよい。
第19態様によれば、表示部に表示される情報から、補充すべき薬剤の把握が可能であり、補充忘れの防止が可能となる。
第20態様に係る一包化薬剤情報出力方法は、処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置における一包化薬剤情報出力方法であって、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する出力工程を含む一包化薬剤情報出力方法である。
第20態様によれば、第1態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第20態様において、第2態様から第6態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、一包化薬剤監査装置において特定される構成要素は、これに対応する処理や機能を担う一包化薬剤情報出力方法の構成要素として把握することができる。
第21態様に係る一包化薬剤情報出力プログラムは、処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置における一包化薬剤情報出力プログラムであって、コンピュータを、一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力手段として機能させる一包化薬剤情報出力プログラムである。
第21態様によれば、第1態様と同様の作用効果を得ることが可能である。
第21態様において、第2態様から第6態様で特定した事項と同様の事項を適宜組み合わせることができる。その場合、一包化薬剤監査装置において特定される構成要素は、これに対応する処理や機能を担う一包化薬剤情報出力プログラムの構成要素として把握することができる。
本発明によれば、携帯端末装置において、一包化処理装置が用いられて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報が取得可能である。
図1は一包化薬剤監査システムの構成、及び薬剤処方の手順が示された説明図である。 図2は一包化薬剤監査装置の概略構成が示されたブロック図である。 図3は第一出力部の構成例が示されたブロック図である。 図4は第一出力部の他の構成例が示されたブロック図である。 図5は第二出力部の構成例が示されたブロック図である。 図6は投入薬種正誤判定部が用いられた正誤判定処理の説明図である。 図7は外観別個数正誤判定部が用いられた正誤判定処理の説明図である。 図8は取り違え判定可能性判定部が用いられた判定処理の説明図である。 図9は薬剤の取り違えの説明図である。 図10は外観別個数正誤判定部が誤りと判定した場合の警告表示の一例の説明図である。 図11は取り違え判定可能性判定部が取り違えの有無を判定不能と判定した場合の警告表示の一例の説明図である。 図12は一包化薬剤情報出力方法が含まれる一包化薬剤監査の手順が示されたフローチャートである。 図13は一包化正誤判定工程における判定処理の手順が示されたフローチャートである。 図14はお薬手帳アプリケーションの基本機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である 図15はお薬手帳アプリケーションの基本機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である 図16はお薬手帳アプリケーションの基本機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である 図17はお薬手帳アプリケーションの催促機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。 図18はお薬手帳アプリケーションの催促機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。 図19はお薬手帳アプリケーションの催促機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。 図20はお薬手帳アプリケーションの薬切れ通知が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。 図21はお薬手帳アプリケーションの薬切れ通知が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。 図22はお薬手帳アプリケーションの薬切れ通知が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。本明細書では、先に説明した構成には同一の符号が付され、説明が適宜省略される。
[一包化薬剤監査システムの説明]
<薬剤処方の手順の説明>
図1は一包化薬剤監査システムの構成、及び薬剤処方の手順が示された説明図である。図1に示される薬剤処方の手順は、処方箋入力工程S1、ピッキング工程S2、自動一包化工程S3、一包化調剤監査工程S4、及び処方工程S5が含まれる。
処方箋入力工程S1では、処方箋に記載されている調剤情報が、レセプトコンピュータ18に入力される。調剤情報の例として、患者の氏名、年齢、薬剤の薬種、若しくは薬剤の名称、薬剤の分量、薬剤の用法、又は薬剤の用量などが挙げられる。本明細書における、薬剤の薬種の用語は、薬剤の種別、又は薬剤の種類と同義である。なお、処方箋に記載されている調剤情報は処方箋情報の一態様である。
次いで、レセプトコンピュータ18に接続されているプリンタ19から調剤情報が印刷される。また、レセプトコンピュータ18から一包化薬剤監査装置20に対して調剤情報22が出力される。
ピッキング工程S2では、プリンタ19から出力された印刷物に記載の調剤情報22に基づき、薬剤棚24から調剤情報22に対応する薬剤25がピッキングされる。薬剤25の例として、錠剤、又はカプセル等が挙げられる。なお、ピッキング工程S2には、例えば、レセプトコンピュータ18に入力された調剤情報22に基づき薬剤を自動的にピッキングする自動ピッキング装置が用いられてもよい。
自動一包化工程S3では、ピッキング工程S2においてピッキングされた薬剤25が一包化処理装置26のトレイに一包化袋27に包装される分ごとにセットされ、その後、一包化処理装置26が用いられて、トレイにセットされた薬剤25が自動的に複数の一包化袋27に一包化される。なお、一包化処理装置26は公知であるので、その構成についての具体的な説明は省略される。
一包化調剤監査工程S4では、一包化薬剤監査装置20が用いられて、一包化袋27に一包化された薬剤25の薬種、及び個数が正しいか否かが確認される。すなわち、一包化調剤監査工程S4では、一包化袋27に一包化された薬剤が、調剤情報22に従ったものであるか否かが確認される一包化調剤監査が行われる。
処方工程S5では、一包化された薬剤25の処方が行われる。また、処方工程S5では、調剤監査後に、患者に対する服薬指導が行われる。
<一包化薬剤監査システムの説明>
図1に示された一包化薬剤監査装置20、及び携帯端末装置2は、一包化薬剤情報監査システム10を構成する。一包化薬剤情報監査システム10は撮像データ記憶装置1が具備されていてもよい。
図1に示された一包化薬剤監査装置20は、第一カメラ31、第二カメラ32、第三カメラ32A、本体部33、プリンタ33A、及び表示部34が具備される。第一カメラ31は、ピッキングされた薬剤25の包装36に記録されている薬種情報37を撮像する。
包装36の例として、PTPシート、ボトル、又はビンなどが挙げられる。なお、PTPはPress Through Packageの省略語である。
薬種情報37は、一次元コード、文字、又はRFタグ等に記録されている電子的な識別情報などの薬種を示す情報である。なお、薬種情報37が一次元コードである場合には、第一カメラ31として一次元コードリーダが用いられてもよい。なお、一次元コードは、バーコードと呼ばれることがある。
薬種情報37がRFタグに記憶されている電子的な識別情報である場合には、第一カメラ31の代わりにRFタグリーダが用いられてもよい。なお、RFはRadio Frequencyの省略語である。
第二カメラ32は、一包化袋27に包装される前の、各一包化袋27に包装される分の薬剤25を撮像する。例えば、第二カメラ32が用いられて、一包化処理装置26のトレイの上にセットされた一包化袋27に包装される分の薬剤25が撮像される。図1では、第二カメラ32が一包化処理装置26と別体に配置されているが、例えば、一包化処理装置26の内部に第二カメラ32が配置されてもよい。
第三カメラ32Aは、一包化袋27に包装された後に、各一包化袋27に包装された薬剤25を撮像する。第三カメラ32Aが用いられた撮像では、一包化袋27の透明な面側からその内部の薬剤25が撮像される。
第一カメラ31が用いられて撮像された第一撮像データ31A、第二カメラ32が用いられて撮像された第二撮像データ32B、及び第三カメラ32Aが用いられて撮像された第三撮像データ32Cは、本体部33へ送られる。
本体部33はパーソナルコンピュータが適用可能である。本体部33はレセプトコンピュータ18、第一カメラ31、第二カメラ32、及び第三カメラ32Aと通信可能に接続されている。
本体部33は、レセプトコンピュータ18から入力された調剤情報22、第一撮像データ31A、及び第二撮像データ32Bに基づき、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しいか否かを判定する。第二撮像データ32Bに代わり第三撮像データ32Cが用いられてもよい。第二カメラ32は撮像データ取得部の一態様である。第三カメラ32Aは撮像データ取得部の一態様である。撮像データ取得部として、第二カメラ32、及び第三カメラ32Aの少なくともいずれか一方が適用可能である。
本体部33は、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しいと判定されなかった場合に、その旨を示す判定結果を表示部34へ出力する。なお、図1では、本体部33が一包化処理装置26と別体に設けられているが、一包化処理装置26のコンピュータを本体部33として用いてもよい。一包化処理装置26のコンピュータとは、一包化処理装置26の制御部が含まれる。
プリンタ33Aは、一包化薬剤監査装置20における一包化薬剤情報の出力装置である。プリンタ33Aは、一包化薬剤監査装置20が用いられて取得された一包化薬剤情報が表された二次元コード3を紙媒体4へ印刷する。
一包化薬剤情報とは、一包化処理装置26が用いられて実際に一包化された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置20が用いられて取得された一包化情薬剤報である。一包化薬剤情報は、処方箋に記載された薬剤の処方に関する情報である処方箋情報に対応しており、処方箋情報に含まれる薬剤の処方に関する情報が網羅されている。
例えば、一包化薬剤情報として、薬剤の種類、名称、又は型式が適用可能である。また、一包化薬剤情報として、一包化処理された薬剤の服用に関する情報である服用情報が適用可能である。服用情報は、一回に服用される薬剤の識別情報、及び薬剤ごとの数量が含まれている。
表示部34は、本体部33から出力された判定結果が表示される。なお、表示部34として、一包化処理装置26のモニタが適用されてもよい。表示部34は、一包化薬剤監査装置20における一包化薬剤情報の出力装置として機能させることが可能である。例えば、図1に示された二次元コード3を表示させてもよい。
図1に示された撮像データ記憶装置1は、第二カメラ32が用いられて撮像された第二撮像データ32B、及び第三カメラ32Aが用いられて撮像された第三撮像データ32Cの少なくともいずれか一方が、一包化薬剤情報と関連付けされて記憶される。
第二撮像データ32Bは一包化処理が施された薬剤の撮像データの一態様である。第三撮像データ32Cは一包化処理が施された薬剤の撮像データの一態様である。
すなわち、撮像データ記憶装置1に記憶される一包化薬剤の撮像データは、一包化袋27に包装された後の、各一包化袋27に包装された薬剤の撮像データでもよいし、一包化袋27に包装される前の、一包化袋27に包装される分の薬剤の撮像データでもよい。
図1に示された携帯端末装置2は、お薬手帳アプリケーションがインストール可能である。お薬手帳アプリケーションとは、携帯端末装置2において実行可能なアプリケーションであり、携帯端末装置2を用いて電子化されたお薬手帳の機能を実現させるアプリケーションである。
携帯端末装置2が用いられて二次元コード3が読み取られると、携帯端末装置2にインストールされたお薬手帳アプリケーションにおいて、二次元コード3に表された一包化薬剤情報の利用が可能とされる。
携帯端末装置2が用いられる二次元コード3の読み取りには、携帯端末装置2に具備されるカメラが適用可能である。なお、携帯端末装置2に具備されるカメラは、図14から図22に符号2Bが付されて図示される。
携帯端末装置2は、お薬手帳アプリケーションにおいて利用可能とされた一包化薬剤情報をキー情報として、撮像データ記憶装置1に記憶された一包化薬剤の撮像データの取得が可能である。
すなわち、携帯端末装置2と撮像データ記憶装置1とはデータ通信が可能に構成されている。データ通信は、無線形式でもよいし、有線形式でもよい。携帯端末装置2と撮像データ記憶装置1とは、ネットワークを介してデータ通信が行われてもよい。
携帯端末装置2が用いられて読み出された一包化薬剤の撮像データは、お薬手帳アプリケーションの機能が用いられて、携帯端末装置のタッチパネル2Aへ表示可能である。お薬手帳アプリケーションの詳細は後述される。
[一包化薬剤監査装置の構成]
図2は一包化薬剤監査装置の概略構成が示されたブロック図である。なお、以下の説明における薬剤25、及び一包化袋27は図1に示されている。
図2に示された一包化薬剤監査装置20の本体部33は、投入薬種情報取得部40、薬剤情報データベース41、投入薬種正誤判定部42、薬剤外観データベース43、外観別個数情報取得部44、外観別計数部45、外観別個数正誤判定部46、取り違え判定可能性判定部47、一包化正誤判定部48、通信インタフェース49、第一出力部100、及び第二出力部102が備えられている。図2では、薬剤情報データベースは薬剤情報DBと記載されている。薬剤外観データベースは薬剤外観DBと記載されている。
投入薬種情報取得部40では、第一カメラ31が用いられて撮像されて得られた第一撮像データ31Aから薬種情報37が抽出される。例えば、投入薬種情報取得部40では、包装36に記録された一次元コード、及び文字の少なくともいずれか一方が抽出される。
投入薬種情報取得部40では、薬種情報37が投入薬種正誤判定部42へ出力される。投入薬種情報取得部40は、第一カメラ31の内部に設けられてもよい。第一撮像データ31Aは一次元コードの読取情報の場合がありうる。
薬剤情報データベース41には、薬剤25の薬種と、薬種情報37との対応関係が記憶される。薬剤情報データベース41には、先発医薬品と後発医薬品との対応関係が記憶されている。薬剤情報データベース41に記憶される情報の詳細は後述される。
投入薬種正誤判定部42では、レセプトコンピュータ18から通信インタフェース49を介して入力される調剤情報22、及び投入薬種情報取得部40から入力される薬種情報37に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種の正誤が判定される。
投入薬種正誤判定部42において、図1に示された一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っていると判定された場合に、該当する薬種の情報を含む判定結果J1が表示部34へ出力される。
これにより、表示部34には、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っている旨、及びその薬種が表示可能となる。
投入薬種正誤判定部42は、一包化袋薬剤情報取得部50が備えられている。一包化袋薬剤情報取得部50では、調剤情報22、及びピッキングされた薬剤25の薬種情報37に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて、一包化処理装置26にて一包化袋27に一包化される分の薬剤25の薬種、及び薬種ごとの個数を示す一包化袋薬剤情報51が取得される。
一包化袋薬剤情報取得部50は、一包化袋薬剤情報51を外観別個数情報取得部44、及び取り違え判定可能性判定部47へ出力させる。
薬剤外観データベース43には、薬剤25の薬種と、薬剤の外観を示す薬剤外観情報とが対応付けられて記憶されている。薬剤外観情報には、薬剤25の大きさ、薬剤25の形状、又は薬剤25の色などが示された情報が含まれている。薬剤外観データベース43に記憶される情報の詳細は後述される。
薬剤25の大きさの例として、面積、直径、半径、長軸の長さ、又は短軸の長さなどが挙げられる。薬剤25の形状の例として、円形、三角形、楕円形、又はカプセル形状などが挙げられる。薬剤25の色の例として、RGB値が挙げられる。RGBのRは赤を表す。RGBのGは緑を表す。RGBのBは青を表す。
外観別個数情報取得部44では、一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、一包化袋27に一包化される薬剤25の外観別の個数である外観別個数を示す外観別個数情報が取得される。外観別個数情報は、図7に符号53が付されて図示される。外観別個数情報の詳細は後述される。
外観別計数部45では、第二撮像データ32Bに表された一包化前の一包化袋27に包装される分の薬剤25の画像データが解析され、一包化袋27ごとに一包化される薬剤25の外観別個数が計数される。
または、外観別計数部45では、第三撮像データ32Cに表された一包化袋27に一包化された薬剤25の画像データが解析され、一包化袋27ごとに一包化された薬剤25の外観別個数が計数される。
外観別個数正誤判定部46では、外観別個数情報取得部44から入力された外観別個数情報と、外観別計数部45から入力された実測情報とが照合される。実測情報は、図7に符号55が付されて図示される。
外観別個数正誤判定部46では、実測情報が外観別個数情報に一致するか否かに基づき、一包化袋27に一包化される薬剤25の外観別個数が正しいか否かが判定される。判定結果J2が一包化正誤判定部48へ出力される。
外観別個数正誤判定部46では、一包化袋27に投入される薬剤25の外観別個数が誤っている場合には、該当する一包化袋27を示す情報を含む判定結果J2が一包化正誤判定部48へ出力される。
取り違え判定可能性判定部47では、一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能であるか否かが判定される。判定結果J3は一包化正誤判定部48へ出力される。
一包化正誤判定部48では、外観別個数正誤判定部46の判定結果J2、及び取り違え判定可能性判定部47の判定結果J3に基づき、一包化袋27に一包化された薬剤25の正誤が判定される。
一包化正誤判定部48では、一包化袋27に投入される薬剤25の外観別個数が正しく、且つ、薬剤25の取り違えの有無が判定可能である場合に、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しいと判定される。
一方、一包化正誤判定部48では、一包化袋27に一包化される薬剤25の外観別個数が誤っている場合に、該当する一包化袋27に一包化された薬剤25に誤りがあると判定される。
一包化正誤判定部48では、外観別個数が誤っている一包化袋27を示す判定結果J2を表示部34へ出力させる。表示部34には、外観別個数が誤っている一包化袋27を示す警告情報が表示可能である。外観別個数が誤っている一包化袋27を示す警告情報の表示例が図10に示される。
一包化正誤判定部48では、別種類の薬剤25の取り違えの有無の判定が不能である場合に、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しくない可能性があると判定される。一包化正誤判定部48は、取り違えの有無の判定が不能な薬剤25の薬種を示す判定結果J3を表示部34へ出力させる。
これにより、表示部34には、取り違えの有無を判定不能な薬剤25の薬種を示す警告情報が表示される。取り違えの有無を判定不能な薬剤25の薬種を示す警告情報の表示例が図11に示される。
一包化袋27に一包化される薬剤25の外観別個数が誤っており、且つ、別種類の薬剤25の取り違えの有無の判定が不能である場合には、図10、及び図11に示された警告情報の両方が表示部34に表示される。
第一出力部100では、図1に示された一包化処理装置26が用いられて実際に一包化処理がされた薬剤25に関する一包化薬剤情報J4であり、一包化薬剤監査装置20が用いられて取得された一包化薬剤情報J4が出力される。第一出力部100は、第一出力手段に相当する。
第二出力部102では、第二カメラ32が用いられて撮像され取得された一包化薬剤の撮像データである第二撮像データ32B、又は第三カメラ32Aが用いられて撮像され取得された一包化薬剤の撮像データである第三撮像データ32Cが一包化薬剤情報と関連付けされて出力される。第二出力部102から出力される一包化薬剤情報と関連付けされた撮像データは、図2において符号J5が付されて図示される。
画像記憶部104は、第二カメラ32が用いられて撮像され取得された一包化薬剤の撮像データである第二撮像データ32B、及び第三カメラ32Aが用いられて撮像され取得された一包化薬剤の撮像データである第三撮像データ32Cの少なくともいずれか一方が記憶される。
[第一出力部の構成例の説明]
図3は第一出力部の構成例が示されたブロック図である。図3に示された第一出力部100Aは、コード化処理部110、及び印刷装置112が具備される。図3に示された第一出力部100Aでは、一包化薬剤情報がコード化され、コード化された一包化薬剤情報が紙媒体へ印刷される。
一包化薬剤情報のコード化の例として、一次元コード化、又は二次元コード化が挙げられる。図1には、一包化薬剤情報が二次元コード3にコード化され、紙媒体4に印刷される態様が示されている。なお、図1のプリンタ33Aは図2の印刷装置112に相当する。
図3に示された印刷装置112が用いられて、図1に示された紙媒体4に印刷された一包化薬剤情報が表された二次元コード3は、図1に示された携帯端末装置2に具備されるカメラが用いられて読取可能である。図14等に符号2Bが付された図示されたカメラは一包化薬剤情報取得部の一態様である。
図1のプリンタ33Aが用いられて、一包化処理された薬剤の画像を印刷させてもよい。例えば、第二カメラ32が用いられた撮像によって得られた第二撮像データ32B、又は第三カメラ32Aが用いられた撮像によって得られた第三撮像データ32Cが印刷されてもよい。
図1のプリンタ33Aが用いられて印刷された薬剤の画像は、携帯端末装置2のカメラが用いられる撮像によって、携帯端末装置2が取得可能である。
図4は第一出力部の他の構成例が示されたブロック図である。図4に示された第一出力部100Bは、データ変換処理部120、及びデータ出力部122が具備される。図4にしめされた第一出力部100Bでは、一包化薬剤情報が通信可能なデータに変換され、データ出力部122から出力される。
データ出力部122から出力された一包化薬剤情報が表されたデータは、図1に示された携帯端末装置2に具備されるデータ通信機能が用いられて取得可能である。
図3に示されたデータ出力部122の一例として、データ通信端子、又はデータ通信装置が挙げられる。図2に示された第一出力部100における一包化薬剤情報の出力態様は、図1に示された携帯端末装置2が取得可能な形式であれば、図3、及び図4に示された態様に限定されない。
図示は省略されるが、図2に示された第一出力部100の他の例として表示部34が挙げられる。第一出力部100として表示部34が適用される場合は先に説明したとおりである。
[第二出力部の構成例の説明]
図5は第二出力部の構成例が示されたブロック図である。図5に示された第二出力部102は、撮像データ変換処理部114、及び撮像データ出力部116が具備される。撮像データ変換処理部114では、撮像データ記憶装置1における撮像データの記憶形式に対応するデータ形式に、図2に示された第二撮像データ32B、又は第三撮像データ32Cが変換される。
また、撮像データ変換処理部114では、図2に示された第二撮像データ32B、又は第三撮像データ32Cに対して、一包化薬剤情報との関連付け処理が施される。
図5に示された撮像データ出力部116では、撮像データ変換処理部114が用いられて変換された撮像データであり、一包化薬剤情報を関連付けされた撮像データが出力される。撮像データ出力部116の一例として、データ通信端子、又はデータ通信装置が挙げられる。
図2に示された第二出力部102における一包化薬剤情報の出力態様は、図1に示された画像データ記憶装置1に記憶可能なデータであれば、図5に示された態様に限定されない。
[一包化薬剤監査の詳細な説明]
次に、一包化薬剤監査について詳細に説明する。
<正誤判定処理の説明>
図6は投入薬種正誤判定部が用いられた正誤判定処理の説明図である。図6に示される薬剤情報データベース41には、薬剤25の薬種、薬剤識別情報、及び先発医薬品と後発医薬品との対応関係を示す後発医薬情報が予め対応づけて記憶されている。後発医薬品はジェネリック医薬品と呼ばれることがある。
図6に示された薬剤情報データベース41の薬種欄に記載されているA、A1、A2、B、B1、B2、C、C1、及びC2は、薬剤25の薬種を示している。また、薬剤A1、A2は薬剤Aの後発医薬品である。薬剤B1、B2は薬剤Bの後発医薬品である。薬剤C1、C2は薬剤Cの後発医薬品である。
以下、薬剤25と記載された場合には全ての薬種が含まれる。薬剤A、B等と記載された場合にはその薬種が示される。
図6に示された薬剤情報データベース41の薬剤識別情報欄には、包装36の薬種情報37が記憶されている。薬剤25が後発医薬品である場合には、後発医薬品情報欄に後発医薬品に対応する先発医薬品の薬種、又は薬種情報37が記憶されている。図6には、後発医薬品情報欄に薬種情報37が記憶されている例が図示されている。
薬剤情報データベース41が参照されることで、薬種情報37から薬剤25の薬種が明らかになり、さらに、薬剤25が先発医薬品であるか、又は後発医薬品であるかの判別が可能となる。
投入薬種正誤判定部42では、調剤情報22に基づき一包化処理装置26に投入されるべき薬剤25の薬種が判別される。すなわち、投入薬種正誤判定部42では、薬種情報37に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて、図1に示されたピッキング工程S2においてピッキングされ、且つ、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が判別される。なお、図6では、一包化処理装置26に投入される薬剤25は投入薬剤と記載される。
そして、投入薬種正誤判定部42では、調剤情報22で指定されている薬剤25の薬種と、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種とが照合されることで、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種の正誤が判定される。
投入薬種正誤判定部42では、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種の中で、調剤情報22で指定されている薬剤25の薬種と一致するものは正しいと判定される。一方、一致しないものは誤っていると判定される。
投入薬種正誤判定部42では、判定の際に薬種情報37に対応する薬剤25が、調剤情報22で指定されている薬剤25と同一の有効成分を有する場合には、両者の薬種が一致しない場合であっても薬種は正しいと判定される。
同一の有効成分を有する場合の例として、後発医薬品の場合、又は同一の有効成分を有する同種同効薬剤の場合が挙げられる。図示は省略されるが、薬剤情報データベース41には、同種同効薬剤の対応関係を示す情報が予め格納されている。
一包化薬剤情報として、薬剤情報データベース41に記憶されている薬種欄の情報である薬種情報37、及び薬剤識別情報欄の情報が適用可能である。一包化薬剤情報は、処方箋に記載された先発医薬品が後発医薬品に置き換えられた場合に、先発医薬品を表す情報が後発医薬品を表す情報に置き換えられる。
投入薬種正誤判定部42では、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っていると判定された場合に、該当する薬種の情報を含む判定結果J1を表示部34へ出力させる。表示部34には、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っている旨、及びその薬種が表示される。
例えば、調剤情報22で指定されてない薬剤Eの包装36の薬種情報37を第一カメラ31が用いられて撮像された場合には、投入薬種正誤判定部42から表示部34へ、薬剤Eが誤っている旨の判定結果J1が出力される。
そして、表示部34には、薬剤Eが誤ってピッキングされていますという警告情報が表示される。なお、この警告表示の表示態様は適宜変更されてもよい。
<正誤判定処理の説明>
図7は外観別個数正誤判定部が用いられた正誤判定処理の説明図である。図7に示され薬剤外観データベース43には、薬剤25の薬種と、薬剤の外観を示す薬剤外観情報とが対応づけて記憶されている。
薬剤外観情報には、薬剤25の大きさ、形、又は色を示す情報が含まれている。薬剤25の大きさの例として、面積、直径、半径、長軸の長さ、又は短軸の長さなどが挙げられる。
薬剤25の形の例として、円形、三角形、楕円形、又はカプセル形状などが挙げられる。薬剤25の色の例として、RGB値が挙げられる。図7に示された薬剤A、薬剤B、薬剤C、並びに薬剤Dのそれぞれの大きさを示すL1、L2、L3、並びにL4、それぞれの形を示すS1、S2、S3、並びにS4、及びそれぞれの色を示すC1、C2、C3、並びにC4、は、既知の値である。
外観別個数情報取得部44では、一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、一包化袋27に一包化される薬剤25の外観別の個数である外観別個数を示す外観別個数情報53が取得される。
例えば、外観別個数情報取得部44では、一包化袋αに対応する一包化袋薬剤情報51が、薬剤Aが1個、薬剤Bが1個、薬剤Cが1個の場合には、薬剤外観データベース43の薬剤A、薬剤B、薬剤Cに対応する薬剤外観情報が参照されて、一包化袋αの外観別個数情報53が決定される。
この場合に、一包化袋αの外観別個数情報53は、大きさがL1であり、形がS1であり、色がC1の薬剤が一個、大きさがL2であり、形がS2であり、色がC2の薬剤が一個、及び大きさがL3であり、形がS3であり、色がC3の薬剤が一個となる。
同様に、外観別個数情報取得部44では、一包化袋β、及び一包化袋γに対応する外観別個数情報53を決定する。そして、外観別個数情報取得部44では、一包化袋β、及び一包化袋γの外観別個数情報53が外観別個数正誤判定部46へ出力される。
本実施形態では、外観別個数情報取得部44が一包化袋薬剤情報取得部50から取得した一包化袋薬剤情報51に基づき外観別個数情報53を取得しているが、一包化袋薬剤情報取得部50の機能を外観別個数情報取得部44に持たせてもよい。
すなわち、一包化袋薬剤情報取得部50を設けることなく、外観別個数情報取得部44が、投入薬種正誤判定部42などから取得した調剤情報22、及び薬種情報37に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて一包化袋薬剤情報51が取得されてもよい。これにより、外観別個数情報取得部44では、少なくとも調剤情報22、及び薬種情報37に基づき、外観別個数情報53が取得可能となる。なお、調剤情報22、及び薬種情報37は図6に示されている。
図7に示された外観別計数部45では、第二カメラ32から入力される第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三カメラ32Aから入力される第三撮像データ32Cが解析され、一包化袋27のそれぞれに一包化される薬剤25の外観別個数が計数される。図7には、第二カメラ32から入力される第二撮像データ32Bが解析される例が示されている。
すなわち、外観別計数部45では、薬剤の大きさ、薬剤の形、及び薬剤の色などの薬剤外観情報に対応する項目別に薬剤25の個数を計数する。なお、外観別計数部45は、第二カメラ32、又は図7に示されない第三カメラ32Aと一体に設けられてもよい。
具体的には、外観別計数部45では、第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三撮像データ32Cに対して、公知のエッジ抽出処理、又はセグメンテーション処理が施される。エッジ抽出処理、又はセグメンテーション処理の結果、第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三撮像データ32Cの薬剤25の輪郭が抽出される。薬剤25の輪郭が用いられて、薬剤25の大きさ、及び薬剤25の形を判別可能である。
また、外観別計数部45は、第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三撮像データ32Cがカラー画像データである場合には、第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三撮像データ32Cに基づき薬剤25の色の判別が可能である。
なお、第二撮像データ32B、又は図7に示されない第三撮像データ32Cに基づく薬剤25の外観別個数の計数方法は、本実施形態に示された例に限定されるものではなく、公知の各種方法が用いられてもよい。
外観別計数部45では、外観別個数の計数結果を示す外観別個数実測情報55が外観別個数正誤判定部46へ出力される。以下、外観別個数実測情報55は実測情報55と記載されることがある。
実測情報55は、外観別個数情報53と同じ形式の情報である。実測情報55には、一包化袋27ごとの計数結果が記録されている。
外観別個数正誤判定部46では、外観別個数情報取得部44から出力された外観別個数情報53と、外観別計数部45から出力された実測情報55とが照合される。判定結果J2は一包化正誤判定部48へ出力される。
一包化袋薬剤情報51、及び実測情報55は一包化薬剤情報の構成要素である。実測情報55に代わり、外観別個数情報53を一包化薬剤情報の構成要素としてもよい。
<取り違え判定の説明>
図8は取り違え判定可能性判定部が用いられた判定処理の説明図である。図9は薬剤の取り違えの説明図である。
薬剤25の取り違えとは、個々の一包化袋27に入るべき薬剤25の代わりに別種類の薬剤25が入ることである。ここでいう別の種類の薬剤は、後発医薬品などの同種同効の薬剤は除かれる。
図9示されるように、一包化袋27Aに入るべき薬剤Dが一包化袋27Bに入り、逆に一包化袋27Bに入るべき薬剤Cが一包化袋27Aに入る一包化袋27の間の取り違えが例として挙げられる。
また、取り違えは一包化袋間のみで発生するものではなく、例えば、一包化袋27Aに本来入るべき薬剤Dの代わりに薬剤Cが入り、薬剤Dは他の一包化袋27のいずれにも入らない同一の一包化袋内の取り違えも例として挙げられる。図9には、一包化袋27Cに薬剤Cが一個余分に入った例も示されている。
取り違えは、図1に示された一包化処理装置26のトレイへの薬剤25のセットミス、又は一包化処理装置26エラーなどによって発生する。
取り違えの有無の判定が可能であるか否かとは、取り違えの有無を薬剤25の外観から判定可能か否かということである。例えば、図9に示された一包化袋27A、及び一包化袋27Bにおける薬剤Cと薬剤Dとの取り違えが発生した場合に、薬剤C、及び薬剤Dの外観が異なれば、外観別個数正誤判定部46にて一包化袋27A、及び一包化袋27Bに一包化される薬剤25の外観別個数が誤っていると判定可能である。
一方、薬剤C、及び薬剤Dの外観が同一、又は類似である場合には、外観別計数部45が、薬剤Cと薬剤Dとを区別して計数することができない可能性がある。このような場合には、薬剤Cと薬剤Dとの取り違えが発生していても、この取り違えが実測情報55に反映されないため、外観別個数正誤判定部46にて薬剤25の外観別個数の正誤を正確に判定することができない。
この場合には取り違えの有無を判定することができないので、外観別個数正誤判定部46が正しいと判定した場合でも、別種類の薬剤25の取り違えの可能性があることになる。このように、取り違えの有無を判定可能か否かは、一包化処理装置26に投入される薬剤25の中に外観が同一、又は類似のものが二種以上含まれているか否かによって決まる。
取り違え判定可能性判定部47では、一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能である否かを示す取り違え可能性情報58が取得される。
具体的には、取り違え判定可能性判定部47は、一包化袋薬剤情報51に基づき薬剤外観データベース43が参照されて、取り違え可能性情報58として一包化袋薬剤情報51が表す薬剤25に対応する薬剤外観情報が取得される。
取り違え可能性情報58における一包化袋欄には、薬剤25がどの一包化袋27に投入されるかを示す情報が記憶されている。
次いで、取り違え判定可能性判定部47では、取り違え可能性情報58に基づき、一包化袋27に一包化される薬剤25の取り違えの有無の判定が可能であるか否かが判定される。
具体的には、取り違え判定可能性判定部47では、薬剤25の外観が以下の第一条件から第三の条件を満たす否かが判定される。なお、条件数は、外観別個数のパラメータの数に応じて増減する。
第一条件は、別種類の薬剤25の形の差が小さいことである。例えば、取り違え判定可能性判定部47では、別種類の薬剤25の形を外接円の直径と内接円の直径との差で表した場合の薬剤間差が0.1ミリメートル未満の場合、又は別種類の薬剤25の形を外接円と外縁との最大距離で表した場合の薬剤間差が0.1ミリメートル未満の場合に、別種類の薬剤25の形の差が小さいと判定される。
第二の条件は、別種類の薬剤25の大きさの差が小さいことである。例えば、取り違え判定可能性判定部47では、別種類の薬剤25の直径の薬剤間差が0.1ミリメートル未満の場合、又は別種類の薬剤25の中心から外縁までの最短距離の薬剤間差が0.05ミリメートル未満の場合に、別種類の薬剤25の大きさの差が小さいと判定される。薬剤25の中心とは、外縁の全周からの距離の合計が最も短くなる点である。
第三の条件は、別種類の薬剤25の色と明るさとの差が小さいことである。例えば、取り違え判定可能性判定部47では、標準光源の下における薬剤間色差が2.0未満の場合、又はRGB値の薬剤間差が全色10パーセント未満の場合に、別種類の薬剤25の色と明るさとの差が小さいと判定される。なお、色差の算出方法は、国際照明委員会などが定める公知技術を用いてよい。
取り違え判定可能性判定部47では、取り違え可能性情報58に基づき、異なる一包化袋27にそれぞれ投入される別種類の薬剤25の外観が、第一条件から第三条件を満たす場合には、薬剤25の取り違えの有無の判定が不能と判定される。
そして、取り違え判定可能性判定部47では、別種類の薬剤25の取り違えの有無が判定不能である場合に、これら別種類の薬剤25の薬種を含む判定結果J3が生成される。
一方、取り違え判定可能性判定部47では、異なる一包化袋27にそれぞれ投入される別種類の薬剤25の外観が第一条件から第三条件のいずれかを満たさない場合には、取り違えの有無の判定が可能と判定され、判定結果J3が生成される。
また、取り違え判定可能性判定部47では、同一の一包化袋27に投入される別種類の薬剤25が第一条件から第三条件を満たすか否かについても同様の判定が行われ、判定結果J3が生成される。
なお、取り違え判定可能性判定部47が別種類の薬剤25の取り違えの有無を判定不能と判定した場合に、これら別種類の薬剤25の薬種が判定結果J3に含まれる。
取り違え判定可能性判定部47では、判定結果J3が一包化正誤判定部48へ出力される。本実施形態では、取り違え判定可能性判定部47が一包化袋薬剤情報取得部50から取得された一包化袋薬剤情報51に基づき取り違え可能性情報58が取得されて、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能であるか否かが判定されているが、一包化袋薬剤情報取得部50の機能を取り違え判定可能性判定部47に持たせてもよい。
すなわち、一包化袋薬剤情報取得部50を設けることなく、取り違え判定可能性判定部47において、投入薬種正誤判定部42などから取得した調剤情報22、及び薬種情報37に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、取り違え可能性情報58が取得されてもよい。
これにより、取り違え判定可能性判定部47では、少なくとも調剤情報22、及び薬種情報37に基づき、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能であるか否かの判定が可能となる。
[警告表示の説明]
図10は外観別個数正誤判定部が誤りと判定した場合の警告表示の一例の説明図である。先に説明した外観別個数正誤判定において、外観別個数が誤っていると判定された場合には、図10に示された警告情報が表示部34に表示される。
図11は取り違え判定可能性判定部が取り違えの有無を判定不能と判定した場合の警告表示の一例の説明図である。先に説明した取り違え判定において、取り違えの有無を判定不能と判定した場合には、図11に示された警告情報が表示部34に表示される。
[一包化薬剤監査の手順の流れの説明]
次に、一包化薬剤監査の手順の流れについて説明する。図12は一包化薬剤情報出力方法が含まれる一包化薬剤監査の手順が示されたフローチャートである。
図12に示された処方箋入力工程S1において、調剤情報22がレセプトコンピュータ18に入力され、図1に示されたプリンタ19が用いられて調剤情報22が出力される。図12に示された処方箋入力工程S1では、図1に示された調剤情報22がレセプトコンピュータ18から一包化薬剤監査装置20へ出力される。これにより、一包化薬剤監査装置20では調剤情報22が取得可能とされる。
図12に示されたピッキング工程S2では、図1に示されたプリンタ19から出力された調剤情報22に対応する薬剤25が、薬剤棚24からピッキングされる。図12に示されたピッキング工程S2の後に、自動一包化工程S3へ進む。また、自動一包化工程S3と平行して、図1に示された一包化調剤監査工程S4が実行される。
図12に示された自動一包化工程S3では、図1に示された一包化処理装置26が用いられて、一包化処理が行われる。図1に示された一包化調剤監査工程S4は、以下の手順が適用される。
図12に示された投入薬種情報取得工程S40では、ピッキング工程S2の後、ピッキングされた薬剤25の包装36が、図1に示された第一カメラ31の前にセットされる。包装36は図1に示されている。
そして、第一カメラ31が用いられて、薬剤25の薬種情報37が撮像される。薬種情報37の撮像データである第一撮像データ31Aが、第一カメラ31から投入薬種情報取得部40へ出力される。図2に示された投入薬種情報取得部40が用いられて、第一撮像データ31Aから薬種情報37が抽出される。
図12に示された投入薬種正誤判定工程S42では、図2に示された投入薬種正誤判定部42が用いられて、投入薬種情報取得部40から出力された薬種情報37が取得される。そして、図12に示された投入薬種正誤判定工程S42では、薬種情報37、及び調剤情報22に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて、図1に示された一包化処理装置26に投入された薬剤25の薬種の正誤が判定される。
図12に示された投入薬種正誤判定工程S42では、図1に示された一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が、調剤情報22で指定されている薬剤25の薬種と同一、又は同一の有効成分を有する先発医薬品、或いは後発医薬品等である場合に、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が正しいと判定される。この場合、図12に示されたステップS44の判定はNO判定とされる。
一方、図12に示された投入薬種正誤判定工程S42において、図1に示された一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が調剤情報22で指定されている薬剤25の薬種と一致せず、又はその先発医薬品、或いは後発医薬品でもない場合に、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っていると判定される。この場合、図12に示されたステップS44の判定はYES判定とされる。
ステップS44の判定はYES判定の場合、判定結果表示工程S46へ進む。図12に示された判定結果表示工程S46において、図1に示された表示部34には、一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が誤っている旨、及びその薬種が表示される。これにより、図12に示されたピッキング工程S2の誤りが警告され、且つ、ピッキング工程S2のやり直しを促すことが可能となる。
以下、図1に示された一包化処理装置26に投入される薬剤25の薬種が正しいと、図2に示された投入薬種正誤判定部42において判定されるまで、図12に示されたピッキング工程S2から判定結果表示工程S46までの処理が繰り返される。
なお、図2に示された投入薬種正誤判定部42において全ての薬剤25の薬種が正しいと判定された場合にも、その旨を表示部34に表示させてもよい。この薬種の確認後、ピッキングされた薬剤25が、図1に示された包装36から取り出されて、一包化処理装置26のトレイに一包分ずつセットされる。
図12に示されたステップS44の判定がNO判定の場合、一包化包袋薬剤情報取得工程S48へ進む。一包化包袋薬剤情報取得工程S48では、一包化袋薬剤情報取得部50において、調剤情報22、及び薬剤25の薬種情報37に基づき、薬剤情報データベース41が参照されて、一包分の薬剤25の一包化袋薬剤情報51が取得される。
そして、一包化包袋薬剤情報取得工程S48では、図2に示された一包化袋薬剤情報取得部50において、外観別個数情報取得部44、及び取り違え判定可能性判定部47に対して一包化袋薬剤情報51を出力させる。
外観個別判定工程は、図12に示される外観別個数情報取得工程S50、撮像工程S52、外観別計数工程S54、及び外観別個数正誤判定工程S56が含まれる。
外観別個数情報取得工程S50では、図7に示された外観別個数情報取得部44において、一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、外観別個数情報53が取得される。図12に示された外観別個数情報取得工程S50では、図7に示された外観別個数情報53を外観別個数正誤判定部46へ出力する。
図12に示された撮像工程S52では、図1に示された第二カメラ32が用いられて、一包化処理装置26のトレイの上にセットされた一包化袋27に包装される分の薬剤25が撮像される。一包化袋27に包装される分の薬剤25の画像データである第二撮像データ32Bが、外観別計数部45へ出力される。
図12に示された外観別計数工程S54では、図7に示された外観別計数部45において、第二撮像データ32Bが解析され、一包化袋27に包装される分の薬剤25の外観別個数が計数される。計数結果を示す実測情報55が外観別個数正誤判定部46へ出力される。
図12に示された外観別個数正誤判定工程S56では、図7に示された外観別個数正誤判定部46において、外観別個数情報取得部44から入力された外観別個数情報53と、外観別計数部45から入力された実測情報55とが照合され、一包化袋27に一包化される分の薬剤25の外観別個数が正しいか否かが判定される。
そして、外観別個数正誤判定部46では、一包化袋27に一包化される分の薬剤25の外観別個数が正しい場合には、その旨を示す判定結果J2が一包化正誤判定部48へ出力される。一方、一包化袋27に一包化される分の薬剤25の外観別個数が誤っている場合には、その旨、及びに該当する一包化袋27を示す判定結果J2が一包化正誤判定部48へ出力される。
取り違え可能性有無判定可否判定工程は、図12に示された取り違え可能性情報取得工程S58、及び条件毎判定工程S60を含んで構成される。
図12に示された取り違え可能性情報取得工程S58では、図8に示された一包化袋薬剤情報取得部50から入力された一包化袋薬剤情報51に基づき、薬剤外観データベース43が参照されて、取り違え可能性情報58が取得される。図12に示された取り違え可能性情報取得工程S58の後に一包化正誤判定工程S62へ進む。
条件毎判定工程S60では、図8に示された取り違え判定可能性判定部47において、取り違え可能性情報58に基づき、異なる一包化袋27、又は同一の一包化袋27に投入される別種類の薬剤25の外観が、先に説明した第一条件から第三条件を満たす否かが判定される。
そして、図12に示された条件毎判定工程S60では、別種類の薬剤25の取り違えの有無の判定が可能である場合には、その旨を示す判定結果J3が生成される。なお、判定結果J3は図8に示される。別種類の薬剤25の取り違えの有無の判定が不能である場合には、該当する別種類の薬剤25の薬種を含む判定結果J3が生成される。
そして、図12に示された条件毎判定工程S60では、図8に示された一包化正誤判定部48へ判定結果J3が出力される。図12に示された条件毎判定工程S60の後に一包化正誤判定工程S62へ進む。
一包化正誤判定工程S62では、図8に示された一包化正誤判定部48において、図12に示された外観別個数正誤判定工程S56の判定結果J2、及び条件毎判定工程S60の判定結果J3が取得される。なお、判定結果J2は図8に示される。
そして、判定結果J2、及び判定結果J3に基づき、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しいかどうかが判定される。
図13は一包化正誤判定工程における判定処理の手順が示されたフローチャートである。図12、及び図13に示された一包化正誤判定工程S62は、外観別個数正誤判定工程S56、外観別個数正誤判定結果表示工程S102、取り違え可能性有無判定可否判定工程S104、取り違え有無判定可否判定結果表示工程S106、及び一包化薬剤判定工程S108を含んで構成される。
図13に示された外観別個数正誤判定工程S56におけるYES判定の場合、外観別個数正誤判定結果表示工程S102へ進む。外観別個数正誤判定結果表示工程S102では、図8に示された判定結果J2が、図2に示された表示部34へ表示される。
図13に示された外観別個数正誤判定工程S56におけるNO判定の場合、取り違え可能性有無判定可否判定工程S104へ進む。取り違え可能性有無判定可否判定工程S104におけるNO判定の場合、取り違え有無判定可否判定結果表示工程S106へ進む。
取り違え有無判定可否判定結果表示工程S106では、図8に示された判定結果J3が、図2に示された表示部34へ表示される。図13に示された取り違え有無判定可否判定結果表示工程S106の後に一包化薬剤判定工程S108へ進む。
取り違え可能性有無判定可否判定工程S104におけるYES判定の場合、一包化薬剤判定工程S108へ進む。図13に示された取り違え可能性有無判定可否判定工程S1040は、図12に示された条件毎判定工程S60の処理が適用されてもよい。
一包化薬剤判定工程S108では、図8に示された一包化正誤判定部48において、一包化袋27に投入される薬剤25の外観別個数が正しい場合、且つ、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能である場合には、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しいと判定される。
なお、この場合にも、一包化袋27に一包化された薬剤25が正しい旨を示す情報を、図2に示された表示部34に表示させてもよい。
図12に戻り、一包化正誤判定工程S62において、一包化袋27に投入される薬剤25の外観別個数が正しいと判定され、且つ、薬剤25の取り違えの有無の判定が可能であると判定された場合には、一包化薬剤情報出力工程S64へ進む。
一包化薬剤情報出力工程S64では、一包化袋27に一包化された薬剤25に関する一包化薬剤情報であり、図1に示された一包化薬剤監査装置20において取得された一包化薬剤情報が、図2に示された第一出力部100から出力される。
すなわち、一包化薬剤情報出力工程S64において、監査判定が合格とされた一包化薬剤情報が出力される。一包化薬剤情報出力工程S64の後に、撮像データ出力工程S66へ進む。
撮像データ出力工程S66では、図1に示された一包化処理装置26において一包化された薬剤25が、第二カメラ32が用いられて撮像された第二撮像データ32B、及び図1に示された一包化処理装置26において一包化された薬剤25が、第三カメラ32Aが用いられて撮像された第三撮像データ32Cの少なくともいずれか一方が、第二出力部102を介して撮像データ記憶装置1へ出力される。
第一出力部100から出力された一包化薬剤情報は、携帯端末装置2が用いられて取得可能となる。また、第二出力部102を介して撮像データ記憶装置1へ出力された第二撮像データ32B、及び第三撮像データ32Cの少なくともいずれか一方は、携帯端末装置2にインストールされたお薬手帳アプリケーションが用いられて利用可能となる。
以上説明した工程を経て、図1に示された一包化薬剤監査装置20による一包化薬剤監査が完了する。なお、図13に示された一包化薬剤情報出力工程S64、及び撮像データ出力工程S66は、一包化薬剤監査とは別に実行されてもよい。
一包化薬剤監査の後に、処方工程S5が実行される。以下、受付工程S7において、新たな処方箋が受け付けられるごとに、S1からS5の工程が実行される。
[作用効果]
上記の如く構成された一包化薬剤監査装置、一包化薬剤監査システム、及び一包化薬剤情報出力方法によれば、一包化薬剤監査装置において取得された一包化薬剤に関する情報が、携帯端末装置が用いられて読取可能な情報として出力されるので、処方箋、又は薬袋に二次元コード等が印刷されていない場合でも、携帯端末装置が用いられて一包化薬剤情報が取得可能である。
また、一包化薬剤監査装置が用いられて取得された一包化薬剤情報が出力されるので、例えば、先発医薬品が後発医薬品に置き替えられた場合、又は同種同効薬剤に置き替えられた場合などにおいても、実際に処方された薬剤の情報が反映された一包化薬剤情報の取得が可能となる。
コード化された一包化薬剤情報が出力されるので、携帯端末装置が用いられて容易に読取が可能である。
監査判定が合格とされた一包化薬剤情報が出力されるので、監査判定が合格とされた一包化薬剤情報の取得が可能となる。
実際に一包化処理がされた薬剤の撮像データが一包化薬剤情報と関連付けされて出力され、撮像データ記憶装置に記憶されるので、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションは、一包化薬剤情報をキー情報として、撮像データ記憶装置に記憶されている撮像データの利用が可能である。
実際に一包化処理がされた薬剤の撮像データは、一包化袋に包装される前の撮像データでもよいし、一包化袋に包装された後の撮像データでもよい。
[お薬手帳アプリケーションの機能の説明]
次に、図14から図22が用いられて、携帯端末装置にインストールされるお薬手帳アプリケーションの機能について説明がされる。携帯端末装置として、携帯電話機、又は携帯用板状コンピュータなどが適用可能である。
<課題の説明>
特許文献1に記載の閲覧システムは、携帯端末装置が用いられて閲覧データベースにアクセスさせて、閲覧データベースの薬剤に情報が閲覧可能であるものの、薬剤の服用忘れ、薬剤の取り違え、又は薬剤の補充忘れの防止がされるものではない。また、簡単に利用可能なアプリケーションではない。
電子化されたお薬手帳アプリケーションは、比較的高齢者に向けて、簡単に利用できるアプリケーションであることが望まれている。そこで、以下に説明がされるお薬手帳アプリケーションでは、一包化薬剤監査の際に撮像された一包化された薬剤の撮像データが表示される視覚的なグラフィカルユーザインターフェースが用いられることで、薬剤の服用の忘れ、薬剤の取り違え、又は薬剤の補充忘れが防止可能である。
また、以下に説明がされるお薬手帳アプリケーションは、携帯端末装置の操作が用いられることで、簡単に利用できるアプリケーションであるといえる。
<携帯端末装置の説明>
携帯端末装置の構成の詳細な図示は省略されるが、携帯端末装置は、読取部、データ通信部、表示部、及びプログラム実行部を備えている。読取部は、カメラ、又はコードリーダなど一包化薬剤情報の出力形式に対応した読取装置が適用可能である。図14から図22では、符号2Bが付されてカメラが図示されている。
データ通信部は、データ入力端子、又はデータ入力ポートなど、一包化薬剤情報の通信形式、及び撮像データの通信形式に対応したデータ入力部、入力されたデータが記憶される記憶部、及びデータの変換がされるデータ変換部から構成される。図14から図22では、符号2Eが付されてデータ入力端子が図示されている。
表示部は、画面が表示されるタッチパネル2A、及び図示されないディスプレイドライバーから構成される。データ通信部は携帯端末撮像データ取得部の一態様である。
プログラム実行部は、携帯端末装置にインストールされたお薬手帳アプリケーションを実行させる。携帯端末装置には、お薬手帳アプリケーションが記憶されるプログラム記憶部が備えられていてもよい。プログラム実行部はアプリケーション実行部の一態様である。プログラム記憶部はアプリケーション記憶部の一態様である。
<お薬手帳アプリケーションの基本機能の説明>
図14から図16はお薬手帳アプリケーションの基本機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。図14に示された携帯端末装置2は、タッチパネル2Aにお薬手帳アプリケーションが実行されている際の基本機能画面200が表示されている。
なお、図14に示された符号2Cはスピーカーである。図14に示された符号2Dは本体フレームである。
図14に示された基本機能画面200、図15に示された基本機能画面200A、及び図16に示された基本機能画面200Bでは、一日に服用すべき薬剤の情報が表示されている。基本機能画面は、薬剤の服用タイミングごとに薬剤の種類、薬剤の種類ごとの服用数、一包化袋27ごとの薬剤の画像が表示される。すなわち、基本機能画面は、一包化処理が施された一包化袋ごとの情報が表示される。
図14に示された基本機能画面200、図15に示された基本機能画面200A、及び図16に示された基本機能画面200Bに表示される薬剤の服用タイミングごとに薬剤の種類、薬剤の種類ごとの服用数、及び一包化された薬剤の画像のそれぞれは、一包化処理された薬剤の服用情報の構成要素である。
図14には、昼食後のタイミングにおいて、昼食後に服用される薬剤が、朝食後、夕食後、及び就寝後に服用される薬剤と比較して拡大して表示されている。そして、一包化された薬剤の画像と重複させて、昼食後に服用されるべき薬剤であることが示された強調表示202が付与されている。強調表示202は、一包化袋には非付与の情報である。
昼食後のタイミングは、携帯端末装置2の時計機能が用いられて自動的に認識される。昼食後のタイミングが予め設定可能とされてもよい。
図14に示された朝食後に服用された薬剤の画像は、過去に服用された薬剤の撮像データが表す画像の一態様である。夕食後、及び就寝後に服用される薬剤の画像は、今後服用すべき薬剤の撮像データが表す画像の一態様である。昼食後に服用される薬剤の画像は、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像の一態様である。
すなわち、薬剤が服用される際の重要な情報がお薬手帳アプリケーションにおいて自動的に認識され、一包化された薬剤の画像に薬剤が服用される際の重要な情報が表された強調表示202が追加される。
図15は昼食後に服用されるべき薬剤が服用されたことを表示させる基本機能画面200Aが図示されている。昼食後に服用されるべき薬剤の表示に対して大振り操作等の操作がされると、図15に示された昼食後に服用されるべき薬剤が服用されたことを表す服用済情報204が表示される。
図16には、夕食後のタイミングにおいて、夕食後に服用される薬剤が、朝食後、昼食後、及び就寝後に服用される薬剤と比較して拡大して表示されている。また、強調表示202Bが付与されている。
このようにして、お薬手帳アプリケーションは、時刻の経過に従い、携帯端末装置2のタッチパネル2Aに表示させる表示画面が自動的に変更させることが可能である。
本実施形態では、携帯端末装置2にインストールされたお薬手帳アプリケーションの機能が用いられて、一包化された薬剤の画像に薬剤が服用される際の重要な情報が表された強調表示が追加される態様が示されているが、強調表示は、図1に示された一包化薬剤監査装置20から出力される一包化薬剤情報に、強調表示に対応するデータが付与されてもよい。
図14から図16には、一日の単位で服用されるべき薬剤を表示させる態様が例示されているが、一週間の単位、又は一月の単位で服用されるべき薬剤を表示させてもよい。図14から図16には、服用されるべき薬剤を表示させる単位が切り替えられる際に操作される第一タブ220、第二タブ222、及び第三タブ224が図示されている。
図14から図16には、現在服用されるべき薬剤を表示させ、且つ、過去に服用された薬剤、及び今後服用されるべき薬剤を表示させる態様が例示されているが、過去に服用された薬剤、及び今後服用されるべき薬剤は、少なくともいずれか一方が表示されればよい。
<お薬手帳アプリケーションの催促機能の説明>
図17から図19はお薬手帳アプリケーションの催促機能が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。図17に示された携帯端末装置2は、タッチパネル2Aにお薬手帳アプリケーションが実行されている際の催促機能画面240が表示されている。
図17に示された催促機能画面240には、図14に示された基本機能画面200に催促表示242が追加されている、図18に示された催促機能画面240Aでは、図17に示された催促機能画面240における催促表示242の背景244の色が変更されている。
図19に示された催促機能画面240Bでは、待機画面246の上部に催促表示242Bが表示されている。図19に示された催促機能画面240Bにおいて、催促表示242Bがタップされると、催促機能画面240Bから図14に示された基本機能画面200へ変更されてもよい。
催促機能が実行されるタイミングは予め設定されている。複数の催促機能が実行されるタイミングが設定されてもよいし、一つの催促タイミングの設定について、複数回の催促が実行されてもよい。
複数回の催促が実行される際に、時刻の経過に従い催促レベルを上げてもよい。例えば、図17に示された催促機能画面240が一回目の催促の際に表示され、図18に示された催促機能画面240Aが二回目の催促の際に表示されてもよい。時刻の経過に従い催促レベルを上げる処理は、服用タイミングからの経過期間に応じて服用を催促する処理の一態様である。
<薬切れ通知機能>
図20から図22はお薬手帳アプリケーションの薬切れ通知が実行される際の表示画面の一例が示された説明図である。図20に示された薬切れ通知表示画面260は、一週間の単位で服用されるべき薬剤が表示されている。また、薬切れ通知262が表示されている。更に、1月9日の夕食後以降に服用される薬剤が不足している旨が表されている。
図20に示された薬切れ通知表示画面260では、服用されるべき薬剤が不足する服用タイミングにおける画像が非表示とされる。また、画像が非表示とされた服用タイミングの枠の色が赤に変更されて強調されている。一方、1月4日の朝食後から1月9日の朝食後までの、服用済みの服用タイミングにおける画像は、網かけ表情等の目立たせない表示に変更されている。
図21は薬切れ通知表示画面の他の例の説明図である。図21に示された薬切れ通知表示画面260Aは、図20に示された薬切れ通知表示画面260における服用当日が表されたバーがタップされた後に表示させることが可能である。
図21に示された薬切れ通知表示画面260Aは、図14に示された基本機能画面200に薬切れ通知262が追加されている。携帯端末装置2における薬切れ通知262を通知させる手段は、実際に服用された薬剤を表す服用履歴情報を用いて、補充すべき薬剤の種類を特定する補充薬剤特定部の一態様である。
携帯端末装置2における薬切れ通知262を通知させる手段は、お薬手帳アプリケーションを実行させるプログラム実行部、お薬手帳アプリケーションが参照するメモリ、及びタイマーが含まれる。
図22は薬切れ通知表示画面の他の例の説明図である。図22に示された薬切れ通知表示画面260Bは、図21に示された薬切れ通知表示画面260Aの薬切れ通知262がタップされた後に表示させることが可能である。
図22に示された薬切れ通知表示画面260Bは、かかりつけ医院に電話をかけるボタン264、かかりつけ医院における薬剤の在庫状況が示された在庫表示266が表示される。図22に示された薬切れ通知表示画面260Aには、かかりつけ医院の名称、及びかかりつけ医院の外観の画像が示された、かかりつけ医院表示263が表示されている。
図22に示された薬切れ通知表示画面260Bにおけるボタン264がタップされると、携帯端末装置2の通話機能が用いられて、かかりつけ医院に電話をかけることが可能である。
図14から図22が用いられて説明がされたお薬手帳アプリケーションの機能は、適宜追加、変更、又は削除が可能である。
[作用効果の説明]
上記の如く構成されたお薬手帳アプリケーションによれば、一包化薬剤監査の際に撮像された一包化された薬剤の撮像データが表示される視覚的なグラフィカルユーザインターフェースが用いられることで、薬剤の服用の忘れ、薬剤の取り違え、又は薬剤の補充忘れが防止可能である。
また、お薬手帳アプリケーションは、携帯端末装置の操作が用いられるので、簡単に利用することが可能である。
[コンピュータを薬剤検査装置として機能させるプログラムについて]
上述の実施形態で説明した一包化薬剤監査装置の一包化薬剤情報出力機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをCD−ROM、又は磁気ディスクその他のコンピュータ可読媒体である、有体物たる非一時的な情報記憶媒体に記憶させ、情報記憶媒体を通じてプログラムを提供することが可能である。
例えば、コンピュータを、図1に示された一包化処理装置26を用いて実際に一包化処理された薬剤25に関する一包化薬剤情報であり、一包化薬剤監査装置20を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置2が取得可能な形式の情報として出力する第一出力手段として機能させる一包化薬剤情報出力プログラムを構成することが可能である。
このような情報記憶媒体にプログラムを記憶させて提供する態様に代えて、インターネットなどの通信ネットワークを利用してプログラム信号をダウンロードサービスとして提供することも可能である。
また、上述の実施形態で説明した一包化薬剤監査装置の一部、又は全部がアプリケーションサーバ、又はクラウドコンピューティングによって実現され、ネットワークを通じて処理機能が提供されるサービスを行うことも可能である。なお、CD−ROMは、Compact Disc Read-only Memoryの省略語である。
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜構成要件を変更、追加、削除することが可能である。本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有するものにより、多くの変形が可能である。
1 撮像データ記憶装置
2 携帯端末装置
2B カメラ
2C スピーカー
2D 本体フレーム
2E データ入力端子
3 二次元コード
4 紙媒体
10 一包化薬剤情報監査システム
18 レセプトコンピュータ
20 一包化薬剤監査装置
19、33A プリンタ
22 調剤情報
24 薬剤棚
25、A、A1、A2、B、B1、B2、C、C1、C2、E 薬剤
26 一包化処理装置
27、27A、27B、27C、α、β、γ 一包化袋
31 第一カメラ
31A 撮像データ
32 第二カメラ
32A 第三カメラ
32B 第二撮像データ
32C 第三撮像データ
33 本体部
34 表示部
36 包装
37 薬種情報
40 投入薬種情報取得部
41 薬剤情報データベース
42 投入薬種正誤判定部
43 薬剤外観データベース
44 外観別個数情報取得部
45 外観別計数部
46 外観別個数正誤判定部
47 違え判定可能性判定部
48 一包化正誤判定部
49 通信インタフェース
50 一包化袋薬剤情報取得部
51 一包化袋薬剤情報
53 外観別個数情報
55 実測情報
58 違え可能性情報
100、100A、100B 第一出力部
102 第二出力部
104 画像記憶部
110 コード化処理部
112 印刷装置
114 撮像データ変換処理部
116 撮像データ出力部
120 データ処理部
122 データ出力部
200、200A、200B 基本機能画面
202、202B 強調表示
204 服用済情報
220 第一タブ
222 第二タブ
224 第三タブ
240、240A、240B 催促機能画面
242、242B 催促表示
244 背景
246 待機画面
260A、260B 通知表示画面
262 薬切れ通知
263 かかりつけ医院表示
264 ボタン
266 在庫表示
J1、J2、J3 判定結果
J4 一包化薬剤情報
J5 撮像データ
S1からS5、S40からS108 一包化薬剤監査方法の各工程

Claims (21)

  1. 処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置であって、
    前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、前記一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力部を備えた一包化薬剤監査装置。
  2. 前記第一出力部は、前記一包化薬剤情報を携帯端末装置において実行されるお薬手帳アプリケーションに適用可能な形式の情報として出力する請求項1に記載の一包化薬剤監査装置。
  3. 前記第一出力部は、前記一包化薬剤情報をコード化して出力する請求項1又は2に記載の一包化薬剤監査装置。
  4. 前記第一出力部は、監査判定が合格とされた薬剤について、前記一包化薬剤情報を出力する請求項1から3のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査装置。
  5. 前記第一出力部は、前記一包化薬剤情報として、前記一包化処理装置において実際に一包化された薬剤の識別情報を出力する請求項1から4のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査装置。
  6. 前記一包化処理装置において実際に一包化処理が施される薬剤の撮像データを取得する撮像データ取得部と、
    前記撮像データ取得部を用いて取得された撮像データと、前記撮像データ取得部を用いて取得された撮像データが表す前記薬剤の識別情報とを関連付けして前記出力する第二出力部と、
    を備えた請求項5に記載の一包化薬剤監査装置。
  7. 処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置であって、前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、前記一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力部を備えた一包化薬剤監査装置と、
    前記一包化薬剤監査装置から出力された前記一包化薬剤情報を取得する一包化薬剤情報取得部が具備される携帯端末装置と、
    を備えた一包化薬剤監査システム。
  8. 前記携帯端末装置は、お薬手帳アプリケーションが記憶されるアプリケーション記憶部と、
    前記お薬手帳アプリケーションが実行されるアプリケーション実行部と、
    を備えた請求項7に記載の一包化薬剤監査システム。
  9. 前記第一出力部は、前記一包化薬剤情報をコード化して出力する請求項7又は8に記載の一包化薬剤監査システム。
  10. 前記第一出力部は、監査判定が合格とされた薬剤について、前記一包化薬剤情報を出力する請求項7から9のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  11. 前記第一出力部は、前記一包化薬剤情報として、前記一包化処理装置において実際に一包化された薬剤の識別情報を出力する請求項7から10のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  12. 前記一包化薬剤監査装置から出力される撮像データを記憶する撮像データ記憶装置を備え、
    前記一包化薬剤監査装置は、前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理がされる薬剤の撮像データを取得する撮像データ取得部、及び前記撮像データ取得部を用いて取得された撮像データと、前記撮像データ取得部を用いて取得された撮像データを表す前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理がされた薬剤の識別情報とを関連付けして前記出力する第二出力部を具備し、
    前記携帯端末装置は、前記撮像データ記憶装置に記憶されている撮像データを取得する携帯端末撮像データ取得部を具備し、前記一包化薬剤情報取得部を用いて取得された前記一包化薬剤情報を用いて、前記撮像データ記憶装置から前記一包化薬剤情報と関連付けされた撮像データを、前記携帯端末撮像データ取得部を用いて取得する請求項7から11のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  13. 前記携帯端末装置は、前記携帯端末撮像データ取得部を用いて取得された前記撮像データを用いて、一包化処理が施された一包化袋ごとの画像を表示させる表示部を備えた請求項12に記載の一包化薬剤監査システム。
  14. 前記一包化薬剤監査装置は、前記第一出力部を用いて、前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤の服用情報を前記一包化薬剤情報として出力し、
    前記携帯端末装置は、前記一包化薬剤情報取得部を用いて、前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤の服用情報を前記一包化薬剤情報として取得し、かつ、前記表示部を用いて、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像を表示させる請求項13に記載の一包化薬剤監査システム。
  15. 前記携帯端末装置は、過去に服用された薬剤の撮像データが表す画像、及び今後服用すべき薬剤の撮像データが表す画像の少なくともいずれか一方を、前記表示部を用いて表示させる請求項14に記載の一包化薬剤監査システム。
  16. 前記携帯端末装置は、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像を、前記表示部を用いて拡大して表示させる請求項14又は15に記載の一包化薬剤監査システム。
  17. 前記携帯端末装置は、次に服用すべき薬剤の撮像データが表す画像に対して、前記次に服用すべき薬剤の服用タイミングに関する情報を強調させて、前記表示部を用いて表示させる請求項14から16のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  18. 前記携帯端末装置は、服用タイミングからの経過期間に応じて服用を催促する情報を、前記表示部を用いて表示させる請求項14から17のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  19. 前記携帯端末装置は、前記一包化薬剤情報取得部を用いて取得された前記一包化薬剤情報と、実際に服用された薬剤を表す服用履歴情報を用いて、補充すべき薬剤の種類を特定する補充薬剤特定部を備え、かつ、前記補充薬剤特定部を用いて特定された補充すべき薬剤の種類を、前記表示部を用いて表示させる請求項14から18のいずれか一項に記載の一包化薬剤監査システム。
  20. 処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置における一包化薬剤情報出力方法であって、
    前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、前記一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する出力工程を含む一包化薬剤情報出力方法。
  21. 処方箋情報に基づいて薬剤を一包化する一包化処理装置を用いて、実際に一包化処理が施された薬剤を検査する一包化薬剤監査装置における一包化薬剤情報出力プログラムであって、
    コンピュータを、前記一包化処理装置を用いて実際に一包化処理された薬剤に関する一包化薬剤情報であり、前記一包化薬剤監査装置を用いて取得された一包化薬剤情報を、携帯端末装置が取得可能な形式の情報として出力する第一出力手段として機能させる一包化薬剤情報出力プログラム。
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